JPH11230698A - 防護板 - Google Patents
防護板Info
- Publication number
- JPH11230698A JPH11230698A JP3635698A JP3635698A JPH11230698A JP H11230698 A JPH11230698 A JP H11230698A JP 3635698 A JP3635698 A JP 3635698A JP 3635698 A JP3635698 A JP 3635698A JP H11230698 A JPH11230698 A JP H11230698A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- plate
- protective plate
- sheet
- aramid fibers
- Prior art date
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- Pending
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- Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量でかつ弾丸等による衝撃を効率よく吸収
して人体等の保護の機能を発揮し、かつ耐久性に優れ、
経済的に製造できる防護板を提供する。 【解決手段】 引張り強度が１５ｇ／ｄ以上、引張り弾
性率が４００ｇ／ｄ以上のアラミド繊維からなる織布に
樹脂を含浸したシート、またはアラミド繊維を０度と９
０度とに直交配列させて積層し樹脂を含浸させたシート
の積層物と、該積層物の少なくとも片面に合成樹脂板と
が、熱可塑性樹脂フィルムを介在させて、積層成形され
てなる防護板。
して人体等の保護の機能を発揮し、かつ耐久性に優れ、
経済的に製造できる防護板を提供する。 【解決手段】 引張り強度が１５ｇ／ｄ以上、引張り弾
性率が４００ｇ／ｄ以上のアラミド繊維からなる織布に
樹脂を含浸したシート、またはアラミド繊維を０度と９
０度とに直交配列させて積層し樹脂を含浸させたシート
の積層物と、該積層物の少なくとも片面に合成樹脂板と
が、熱可塑性樹脂フィルムを介在させて、積層成形され
てなる防護板。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、アラミド繊維から
なる織布に樹脂を含浸せしめたシート、あるいはアラミ
ド繊維を０度と９０度とに直交配列させて積層し樹脂を
含浸させたシート（以下、アラミド繊維を基材とするＵ
Ｄシート、という）の積層物と合成樹脂板とが、熱可塑
性樹脂のフィルムを介在させて、積層成形された、軽量
かつ耐衝撃性に優れた防護板に関するものである。
なる織布に樹脂を含浸せしめたシート、あるいはアラミ
ド繊維を０度と９０度とに直交配列させて積層し樹脂を
含浸させたシート（以下、アラミド繊維を基材とするＵ
Ｄシート、という）の積層物と合成樹脂板とが、熱可塑
性樹脂のフィルムを介在させて、積層成形された、軽量
かつ耐衝撃性に優れた防護板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、防護板に使用されるチタン合金な
どの金属は、耐久性や剛性に優れるが重すぎるという欠
点がある。また、アラミド繊維強化複合樹脂板（特開昭
６１−１０１７９９号公報）や、高強度ポリエチレン繊
維強化複合樹脂板（特開昭６０−１７８２９６号公報）
では、軽量化は達成できるが耐久性の点で問題である。
高強度ポリエチレン繊維強化複合樹脂板の少なくとも片
面に金属板を接合した防護盾（特開平７−１９８２９９
号公報）は、前記の欠点を解決するものであるが、金属
板の取り付け工程を必要とし経済的ではない。
どの金属は、耐久性や剛性に優れるが重すぎるという欠
点がある。また、アラミド繊維強化複合樹脂板（特開昭
６１−１０１７９９号公報）や、高強度ポリエチレン繊
維強化複合樹脂板（特開昭６０−１７８２９６号公報）
では、軽量化は達成できるが耐久性の点で問題である。
高強度ポリエチレン繊維強化複合樹脂板の少なくとも片
面に金属板を接合した防護盾（特開平７−１９８２９９
号公報）は、前記の欠点を解決するものであるが、金属
板の取り付け工程を必要とし経済的ではない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の防護
板の種々の問題点に鑑みて、軽量でかつ弾丸等による衝
撃を効率よく吸収して人体等の保護機能を効果的に発揮
させるとともに、耐久性に優れた防護板を経済的に製造
することを目的とするものである。
板の種々の問題点に鑑みて、軽量でかつ弾丸等による衝
撃を効率よく吸収して人体等の保護機能を効果的に発揮
させるとともに、耐久性に優れた防護板を経済的に製造
することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、引張り強度が
１５ｇ／ｄ以上、引張り弾性率が４００ｇ／ｄ以上のア
ラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸させたシート、ま
たはアラミド繊維を基材とするＵＤシートの積層物と、
該積層物の少なくとも片面に積層される合成樹脂板と
が、熱可塑性樹脂フィルムを介在して、積層成形されて
なることを特徴とする防護板、に関するものである。
１５ｇ／ｄ以上、引張り弾性率が４００ｇ／ｄ以上のア
ラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸させたシート、ま
たはアラミド繊維を基材とするＵＤシートの積層物と、
該積層物の少なくとも片面に積層される合成樹脂板と
が、熱可塑性樹脂フィルムを介在して、積層成形されて
なることを特徴とする防護板、に関するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるアラミド繊維
は、引張り強度が１５ｇ／ｄ以上、好ましくは１８ｇ／
ｄ以上で、引張り弾性率が４００ｇ／ｄ以上、好ましく
は６００ｇ／ｄ以上のアラミド繊維である。アラミド繊
維の引張り強度が１５ｇ／ｄ未満、引張り弾性率が４０
０ｇ／ｄ未満では、アラミド繊維からなる織布に樹脂を
含浸させたシート、またはアラミド繊維を基材とするＵ
Ｄシートの十分な強度と引張り弾性率が得られないた
め、必要とする耐衝撃性能を得るためにはシートの積層
枚数を大幅に増加させる必要がある。その結果防護板の
重量が増し、本発明の目的の一つである軽量化を達成で
きない。
は、引張り強度が１５ｇ／ｄ以上、好ましくは１８ｇ／
ｄ以上で、引張り弾性率が４００ｇ／ｄ以上、好ましく
は６００ｇ／ｄ以上のアラミド繊維である。アラミド繊
維の引張り強度が１５ｇ／ｄ未満、引張り弾性率が４０
０ｇ／ｄ未満では、アラミド繊維からなる織布に樹脂を
含浸させたシート、またはアラミド繊維を基材とするＵ
Ｄシートの十分な強度と引張り弾性率が得られないた
め、必要とする耐衝撃性能を得るためにはシートの積層
枚数を大幅に増加させる必要がある。その結果防護板の
重量が増し、本発明の目的の一つである軽量化を達成で
きない。
【０００６】アラミド繊維からなる織布に含浸させる樹
脂、あるいはアラミド繊維を基材とするＵＤシートに含
浸されている樹脂としては、熱硬化性樹脂では、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ビニルエステル樹脂及びポリイミド樹
脂等であり、熱可塑性樹脂としては、アラミド、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリビニルアセテート、ポリエーテルサルファイ
ド、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテルケトン
等、さらには熱可塑性ポリウレタン、ブタジエンゴム、
ニトリルゴム、アクリルニトリルスチレンゴム、ネオプ
レン等の合成ゴム又はエラストマー等である。本発明に
おいて、アラミド繊維を基材とするＵＤシートとして
は、例えばアライドシグナル社のゴールドシールドがあ
る。
脂、あるいはアラミド繊維を基材とするＵＤシートに含
浸されている樹脂としては、熱硬化性樹脂では、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ビニルエステル樹脂及びポリイミド樹
脂等であり、熱可塑性樹脂としては、アラミド、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリビニルアセテート、ポリエーテルサルファイ
ド、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテルケトン
等、さらには熱可塑性ポリウレタン、ブタジエンゴム、
ニトリルゴム、アクリルニトリルスチレンゴム、ネオプ
レン等の合成ゴム又はエラストマー等である。本発明に
おいて、アラミド繊維を基材とするＵＤシートとして
は、例えばアライドシグナル社のゴールドシールドがあ
る。
【０００７】本発明において、合成樹脂板に使用される
合成樹脂は、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂のどち
らでもよい。熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリアセタール樹脂それぞれのホモポリマ
ー、コポリマーやブロックコポリマー、またポリアミ
ド、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレート等が
ある。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂等やそれぞれの変性物がある。好ましい合成樹脂と
しては、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレート
である。特に、ポリカーボネイト板は耐衝撃性能が優れ
ているので、アラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸さ
せたシート、またはアラミド繊維を基材とするＵＤシー
トの積層枚数を少なくしても、弾丸等に対して十分な耐
衝撃性を有する防護板が得られる。これらの合成樹脂板
として、染料や顔料を添加して着色した合成樹脂を使用
することも可能である。
合成樹脂は、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂のどち
らでもよい。熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリアセタール樹脂それぞれのホモポリマ
ー、コポリマーやブロックコポリマー、またポリアミ
ド、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレート等が
ある。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン
樹脂等やそれぞれの変性物がある。好ましい合成樹脂と
しては、ポリカーボネイト、ポリメチルメタクリレート
である。特に、ポリカーボネイト板は耐衝撃性能が優れ
ているので、アラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸さ
せたシート、またはアラミド繊維を基材とするＵＤシー
トの積層枚数を少なくしても、弾丸等に対して十分な耐
衝撃性を有する防護板が得られる。これらの合成樹脂板
として、染料や顔料を添加して着色した合成樹脂を使用
することも可能である。
【０００８】本発明において、熱可塑性樹脂フィルムと
は、アラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸させたシー
ト、またはアラミド繊維を基材とするＵＤシートと上記
合成樹脂板とを接着する機能を有する樹脂フィルムであ
る。かかる熱可塑性樹脂としてはエチレンと極性基を有
するモノマーとの共重合体が好ましく、例えばエチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−グリシ
ジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリシジルメ
タクリレート共重合体、エチレン−無水マレイン酸−エ
チルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体の金属塩
等がある。
は、アラミド繊維からなる織布に樹脂を含浸させたシー
ト、またはアラミド繊維を基材とするＵＤシートと上記
合成樹脂板とを接着する機能を有する樹脂フィルムであ
る。かかる熱可塑性樹脂としてはエチレンと極性基を有
するモノマーとの共重合体が好ましく、例えばエチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−グリシ
ジルメタクリレート共重合体、エチレン−グリシジルメ
タクリレート共重合体、エチレン−無水マレイン酸−エ
チルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体の金属塩
等がある。
【０００９】かかる熱可塑性樹脂フィルムの使用にあた
っては、合成樹脂板の合成樹脂の種類によって接着性能
が異なるため、十分な接着性能を有する熱可塑性樹脂フ
ィルムを選択する必要がある。樹脂フィルムの厚みは特
に限定されないが、５０−３００μｍが作業性の点で好
ましい。
っては、合成樹脂板の合成樹脂の種類によって接着性能
が異なるため、十分な接着性能を有する熱可塑性樹脂フ
ィルムを選択する必要がある。樹脂フィルムの厚みは特
に限定されないが、５０−３００μｍが作業性の点で好
ましい。
【００１０】本発明の防護板は、アラミド繊維織布に樹
脂を含浸させたシート、またはアラミド繊維を基材とす
るＵＤシートの積層物の表面に前記合成樹脂板が強固に
接着されているので、弾丸以外の外部からの衝撃等によ
る当該積層物の破損が防止できる結果、耐久性が改善さ
れる。本発明の防護板を得るための成形条件は、加熱温
度１００−２００℃、圧力２０−１００ｋｇ／ｃｍ2 、
加熱時間５−６０分間の範囲が最適である。
脂を含浸させたシート、またはアラミド繊維を基材とす
るＵＤシートの積層物の表面に前記合成樹脂板が強固に
接着されているので、弾丸以外の外部からの衝撃等によ
る当該積層物の破損が防止できる結果、耐久性が改善さ
れる。本発明の防護板を得るための成形条件は、加熱温
度１００−２００℃、圧力２０−１００ｋｇ／ｃｍ2 、
加熱時間５−６０分間の範囲が最適である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、加熱加圧成形された防護板用成形板の耐貫通
衝撃試験は、ＭＩＬ−ＳＴＤ−６６２に従い、模擬破片
弾１.１ｇを用いて実施した。
る。なお、加熱加圧成形された防護板用成形板の耐貫通
衝撃試験は、ＭＩＬ−ＳＴＤ−６６２に従い、模擬破片
弾１.１ｇを用いて実施した。
【００１２】実施例１ アライドシグナル社のアラミド繊維を基材とするＵＤシ
ートであるゴールドシールド（アラミド繊維の引張り強
度：２２ｇ／ｄ、引張り弾性率：５５０ｇ／ｄ、目付
量：２５０ｇ／ｍ2 ）を３２枚積層し、その両面に住友
化学工業（株）のエチレン−酢酸ビニル−グリシジルメ
タクリレート共重合体であるボンファースト７Ｂのフィ
ルム（厚み：１００μｍ）を介して、厚み１ｍｍのポリ
カーボネイト板を重ね、１５０℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で
２０分間加熱加圧して、ＵＤシートとポリカーボネイト
板とが強固に接着一体化した成形板を得た。この成形板
の耐貫通衝撃試験は、弾速５６０ｍで不貫通であった。
ートであるゴールドシールド（アラミド繊維の引張り強
度：２２ｇ／ｄ、引張り弾性率：５５０ｇ／ｄ、目付
量：２５０ｇ／ｍ2 ）を３２枚積層し、その両面に住友
化学工業（株）のエチレン−酢酸ビニル−グリシジルメ
タクリレート共重合体であるボンファースト７Ｂのフィ
ルム（厚み：１００μｍ）を介して、厚み１ｍｍのポリ
カーボネイト板を重ね、１５０℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で
２０分間加熱加圧して、ＵＤシートとポリカーボネイト
板とが強固に接着一体化した成形板を得た。この成形板
の耐貫通衝撃試験は、弾速５６０ｍで不貫通であった。
【００１３】比較例１ ボンドファースト７Ｂのフィルムを使用しないで、上記
実施例１と同様に１５０℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分
間加熱加圧したところ、ＵＤシートとポリカーボネイト
板とが強固に接着せず容易に剥離し、良好な成形板を得
ることができなかった。
実施例１と同様に１５０℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分
間加熱加圧したところ、ＵＤシートとポリカーボネイト
板とが強固に接着せず容易に剥離し、良好な成形板を得
ることができなかった。
【００１４】実施例２ アクゾノーベル社のアラミド繊維の織布トワロンＣＴ７
０９（アラミド繊維の引張り強度：２２ｇ／ｄ、引張り
弾性率：５５０ｇ／ｄ、目付量：２００ｇ／ｍ2 ）にレ
ゾール型フェノール樹脂を塗布し、乾燥して樹脂分約１
５％のシートを得た。この得られたシートを３２枚積層
し、その両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マ
レイン酸−エチルアクリレート共重合体であるボンダイ
ンＴＸ８０３０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介し
て、厚み１ｍｍのポリカーボネイト板を重ね、１２０
℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分間加熱加圧して、樹脂含
浸織布とポリカーボネイト板とが強固に接着一体化した
成形板を得た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速５
３０ｍで不貫通であった。
０９（アラミド繊維の引張り強度：２２ｇ／ｄ、引張り
弾性率：５５０ｇ／ｄ、目付量：２００ｇ／ｍ2 ）にレ
ゾール型フェノール樹脂を塗布し、乾燥して樹脂分約１
５％のシートを得た。この得られたシートを３２枚積層
し、その両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マ
レイン酸−エチルアクリレート共重合体であるボンダイ
ンＴＸ８０３０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介し
て、厚み１ｍｍのポリカーボネイト板を重ね、１２０
℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分間加熱加圧して、樹脂含
浸織布とポリカーボネイト板とが強固に接着一体化した
成形板を得た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速５
３０ｍで不貫通であった。
【００１５】実施例３ 実施例１で使用したアラミド製ＵＤシートであるアライ
ドシグナル社のゴールドシールドを４２枚積層し、その
両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マレイン酸
−エチルアクリレート共重合体であるボンダインＬＸ４
１１０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介して、厚み
１ｍｍのポリカーボネイト板を重ね、１２０℃、５０ｋ
ｇ／ｃｍ２で２０分間加熱加圧して、ＵＤシートとポリ
カーボネイト板とが強固に接着一体化した成形板を得
た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速６００ｍで不
貫通であった。
ドシグナル社のゴールドシールドを４２枚積層し、その
両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マレイン酸
−エチルアクリレート共重合体であるボンダインＬＸ４
１１０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介して、厚み
１ｍｍのポリカーボネイト板を重ね、１２０℃、５０ｋ
ｇ／ｃｍ２で２０分間加熱加圧して、ＵＤシートとポリ
カーボネイト板とが強固に接着一体化した成形板を得
た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速６００ｍで不
貫通であった。
【００１６】実施例４ 実施例１で使用したアラミド製ＵＤシートであるアライ
ドシグナル社のゴールドシールドを４２枚積層し、その
両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マレイン酸
−エチルアクリレート共重合体であるボンダインＬＸ４
１１０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介して、厚み
１ｍｍのポリメチルメタクリレート板を重ね、１２０
℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分間加熱加圧して、ＵＤシ
ートとポリカーボネイト板とが強固に接着一体化した成
形板を得た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速５８
０ｍで不貫通であった。
ドシグナル社のゴールドシールドを４２枚積層し、その
両面に住友化学工業（株）のエチレン−無水マレイン酸
−エチルアクリレート共重合体であるボンダインＬＸ４
１１０のフィルム（厚み：１５０μｍ）を介して、厚み
１ｍｍのポリメチルメタクリレート板を重ね、１２０
℃、５０ｋｇ／ｃｍ2 で２０分間加熱加圧して、ＵＤシ
ートとポリカーボネイト板とが強固に接着一体化した成
形板を得た。この成形板の耐貫通衝撃試験は、弾速５８
０ｍで不貫通であった。
【００１７】
【発明の効果】本発明の防護板は、軽量でかつ弾丸等に
よる衝撃を効率よく吸収して人体等の保護機能を効果的
に発揮するとともに、耐久性に優れている。また、金属
板の取り付け工程を要しないため、経済的に製造するこ
とができる。
よる衝撃を効率よく吸収して人体等の保護機能を効果的
に発揮するとともに、耐久性に優れている。また、金属
板の取り付け工程を要しないため、経済的に製造するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ４１Ｈ 5/08 Ｆ４１Ｈ 5/08
Claims (2)
- 【請求項１】 引張り強度が１５ｇ／ｄ以上、引張り弾
性率が４００ｇ／ｄ以上のアラミド繊維からなる織布に
樹脂を含浸したシート、またはアラミド繊維を０度と９
０度とに直交配列させて積層し樹脂を含浸させたシート
の積層物と、該積層物の少なくとも片面に合成樹脂板と
が、熱可塑性樹脂フィルムを介在させて、積層成形され
てなることを特徴とする防護板。 - 【請求項２】 合成樹脂板がポリカーボネイト板である
請求項１記載の防護板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3635698A JPH11230698A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 防護板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3635698A JPH11230698A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 防護板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11230698A true JPH11230698A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12467562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3635698A Pending JPH11230698A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 防護板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11230698A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009524005A (ja) * | 2005-12-29 | 2009-06-25 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 拘束胸当て、車両防弾プレート、および防弾ヘルメット |
| JP2017511268A (ja) * | 2014-03-28 | 2017-04-20 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーＥ．Ｉ．Ｄｕ Ｐｏｎｔ Ｄｅ Ｎｅｍｏｕｒｓ Ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ | 繊維強化複合材料積層体、及びこれから作製された物品 |
| JP2018021718A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | スターライト工業株式会社 | 防刃防突刺し用保護材及びそれを用いた防護用具 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP3635698A patent/JPH11230698A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009524005A (ja) * | 2005-12-29 | 2009-06-25 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 拘束胸当て、車両防弾プレート、および防弾ヘルメット |
| JP2017511268A (ja) * | 2014-03-28 | 2017-04-20 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニーＥ．Ｉ．Ｄｕ Ｐｏｎｔ Ｄｅ Ｎｅｍｏｕｒｓ Ａｎｄ Ｃｏｍｐａｎｙ | 繊維強化複合材料積層体、及びこれから作製された物品 |
| JP2018021718A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | スターライト工業株式会社 | 防刃防突刺し用保護材及びそれを用いた防護用具 |
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