JPH11229608A - 荷取りステージ仮設装置 - Google Patents
荷取りステージ仮設装置Info
- Publication number
- JPH11229608A JPH11229608A JP4429398A JP4429398A JPH11229608A JP H11229608 A JPH11229608 A JP H11229608A JP 4429398 A JP4429398 A JP 4429398A JP 4429398 A JP4429398 A JP 4429398A JP H11229608 A JPH11229608 A JP H11229608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temporary
- floor
- building frame
- loading stage
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Movable Scaffolding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 盛替へ作業の容易化、安全化を図った荷取り
ステ−ジ仮設装置を提供する。 【解決手段】 昇降手段で吊下げ支持される荷取りステ
ージ16の昇降ガイド用の仮設柱13を、多層階の建物
躯体4に沿って複数本平行に立設すると共に固定手段を
用いて前記建物躯体4に仮固定し、前記荷取りステージ
16に取付けたスライダー25を前記仮設柱13に上下
方向に伸長して設けたガイド溝に沿って昇降自在に嵌合
し、前記スライダー25に開設のピン挿入孔と前記仮設
柱に建物躯体の各階の高さに対応して設けた係合孔に着
脱自在に固定ピン31を挿入することで、前記荷取りス
テージ16を建物躯体4の各階に仮固定できる構成を特
徴とする。
ステ−ジ仮設装置を提供する。 【解決手段】 昇降手段で吊下げ支持される荷取りステ
ージ16の昇降ガイド用の仮設柱13を、多層階の建物
躯体4に沿って複数本平行に立設すると共に固定手段を
用いて前記建物躯体4に仮固定し、前記荷取りステージ
16に取付けたスライダー25を前記仮設柱13に上下
方向に伸長して設けたガイド溝に沿って昇降自在に嵌合
し、前記スライダー25に開設のピン挿入孔と前記仮設
柱に建物躯体の各階の高さに対応して設けた係合孔に着
脱自在に固定ピン31を挿入することで、前記荷取りス
テージ16を建物躯体4の各階に仮固定できる構成を特
徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の建
築、特に外面が廊下やバルコニーで囲まれた建物の構築
に適した荷取りステージ仮設装置に関するものである。
築、特に外面が廊下やバルコニーで囲まれた建物の構築
に適した荷取りステージ仮設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の構築に際しては、各階のコンクリ
ート床版や壁など建物躯体が出来上がった後、各階に荷
取りステージを着脱自在に仮固定しながら、上方階又は
下方階に移動変えを行ない、各階において、この荷取り
ステージにタワークレーンで吊上げた仕上げ工事材を吊
り下し、その後、荷取りステージ上の仕上げ工事材を途
中の各階へ運び込んで仕上げ作業を行っており、特に外
面が廊下やバルコニー部で囲まれた建物の場合は、図
7,図8に示す方法で行なわれている。
ート床版や壁など建物躯体が出来上がった後、各階に荷
取りステージを着脱自在に仮固定しながら、上方階又は
下方階に移動変えを行ない、各階において、この荷取り
ステージにタワークレーンで吊上げた仕上げ工事材を吊
り下し、その後、荷取りステージ上の仕上げ工事材を途
中の各階へ運び込んで仕上げ作業を行っており、特に外
面が廊下やバルコニー部で囲まれた建物の場合は、図
7,図8に示す方法で行なわれている。
【0003】図7の例では、柱1で支えられた各階床版
2の端部からバルコニー部3が突き出ている建物躯体4
に荷取りステージ5を設ける場合、その荷取りステージ
5の内端が各階床版2の端部にアンカーボルト6で着脱
自在に仮固定され、荷取りステージ5の中間部がバルコ
ニー部3の先端7で支持される。この荷取りステージ5
に仕上げ工事材を載置したときバルコニー部3が耐力不
足であるため、荷取りステージ5と建物躯体4の梁部分
8の間に吊りワイヤー10を張設して補強している。
2の端部からバルコニー部3が突き出ている建物躯体4
に荷取りステージ5を設ける場合、その荷取りステージ
5の内端が各階床版2の端部にアンカーボルト6で着脱
自在に仮固定され、荷取りステージ5の中間部がバルコ
ニー部3の先端7で支持される。この荷取りステージ5
に仕上げ工事材を載置したときバルコニー部3が耐力不
足であるため、荷取りステージ5と建物躯体4の梁部分
8の間に吊りワイヤー10を張設して補強している。
【0004】図8の例では、図7における吊りワイヤー
10に代えて、荷取りステージ5の設置階より下の階に
おける上下各階のバルコニー部3の間にパイプサポート
11を立設することで、バルコニー部3を補強したうえ
荷取りステージ5をバルコニー部3に設けている。
10に代えて、荷取りステージ5の設置階より下の階に
おける上下各階のバルコニー部3の間にパイプサポート
11を立設することで、バルコニー部3を補強したうえ
荷取りステージ5をバルコニー部3に設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来方法により建物躯
体の廊下やバルコニー部に荷取りステージを取付ける場
合、廊下やバルコニー部の耐力不足のため、その補強と
して前記吊りワイヤー10やパイプサポート11を設け
なければならず、その設置作業に多大の手間と時間がか
かるという不具合があり、さらに荷取りステージを上下
階に設置位置変えを行う都度、既設の前記吊りワイヤー
とパイプサポートの取外し作業と、新設の吊りワイヤー
とサポートの設置作業が必要となり、これらの段取り作
業に時間と人手がかかるという問題がある。
体の廊下やバルコニー部に荷取りステージを取付ける場
合、廊下やバルコニー部の耐力不足のため、その補強と
して前記吊りワイヤー10やパイプサポート11を設け
なければならず、その設置作業に多大の手間と時間がか
かるという不具合があり、さらに荷取りステージを上下
階に設置位置変えを行う都度、既設の前記吊りワイヤー
とパイプサポートの取外し作業と、新設の吊りワイヤー
とサポートの設置作業が必要となり、これらの段取り作
業に時間と人手がかかるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本発明の荷取りステージ仮設装置は、昇降手段で吊
下げ支持される荷取りステージの昇降ガイド用の仮設柱
を、多層階の建物躯体に沿って平行に立設すると共に固
定手段を用いて前記建物躯体に仮固定し、前記荷取りス
テージにスライダーを取付け、このスライダーを前記仮
設柱に上下方向に伸長して設けたガイド溝に沿って昇降
自在に嵌合し、前記スライダーに開設のピン挿入孔と、
前記仮設柱に建物躯体の各階の高さに対応して設けたピ
ン係合孔に着脱自在に固定ピンを挿入することで前記荷
取りステージを建物躯体の各階に仮固定する構成を特徴
とする。本発明において、前記建物躯体は廊下やバルコ
ニー部などの張出し床部を有する建物躯体であり、その
張出し床部に沿って配設する仮設柱と前記建物躯体の本
体部とを仮固定する前記固定手段を壁つなぎで構成する
ことを特徴とする。また本発明において、前記仮設柱は
所定長のH型鋼を複数本継ぎ足して構成され、このH型
鋼の上端に、前記仮設ステージの昇降手段としてウイン
チが設けられている構成を特徴とする。
めの本発明の荷取りステージ仮設装置は、昇降手段で吊
下げ支持される荷取りステージの昇降ガイド用の仮設柱
を、多層階の建物躯体に沿って平行に立設すると共に固
定手段を用いて前記建物躯体に仮固定し、前記荷取りス
テージにスライダーを取付け、このスライダーを前記仮
設柱に上下方向に伸長して設けたガイド溝に沿って昇降
自在に嵌合し、前記スライダーに開設のピン挿入孔と、
前記仮設柱に建物躯体の各階の高さに対応して設けたピ
ン係合孔に着脱自在に固定ピンを挿入することで前記荷
取りステージを建物躯体の各階に仮固定する構成を特徴
とする。本発明において、前記建物躯体は廊下やバルコ
ニー部などの張出し床部を有する建物躯体であり、その
張出し床部に沿って配設する仮設柱と前記建物躯体の本
体部とを仮固定する前記固定手段を壁つなぎで構成する
ことを特徴とする。また本発明において、前記仮設柱は
所定長のH型鋼を複数本継ぎ足して構成され、このH型
鋼の上端に、前記仮設ステージの昇降手段としてウイン
チが設けられている構成を特徴とする。
【0007】本発明によると、仮設柱は張出し床部のあ
る建物躯体及びその他の建物躯体のいずれにも着脱容易
に仮設したうえ、荷取りステージを昇降手段で吊下げ支
持し、かつ仮設柱に沿って昇降させることができ、しか
も簡潔な固定手段を用いて各階に固定でき、これらの操
作は少数の作業者により、短時間でしかも安全迅速に行
なわれる。
る建物躯体及びその他の建物躯体のいずれにも着脱容易
に仮設したうえ、荷取りステージを昇降手段で吊下げ支
持し、かつ仮設柱に沿って昇降させることができ、しか
も簡潔な固定手段を用いて各階に固定でき、これらの操
作は少数の作業者により、短時間でしかも安全迅速に行
なわれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図を参照
して説明する。図1は荷取りステージ仮設装置の実施概
要を示す平面図、図2は正面図、図3は側面断面図、図
4〜図6は荷取りステージと仮設柱との係合関係を示す
図である。
して説明する。図1は荷取りステージ仮設装置の実施概
要を示す平面図、図2は正面図、図3は側面断面図、図
4〜図6は荷取りステージと仮設柱との係合関係を示す
図である。
【0009】各図に示されるように荷取りステージ仮設
装置が実施される建物躯体4は、柱1で支えられた各階
床版2の端部12からバルコニー部3が突き出ており、
仮設柱13がこのバルコニー部3の先端7に沿って立設
されている。仮設柱13の上部にはウインチ14が配設
されていて、このウインチ14から垂下するワイヤー1
5によって吊下げ支持される荷取りステージ16が仮設
柱13に沿って昇降し、かつ建物躯体4の各階の高さ位
置で仮止め固定されるように設けられている。
装置が実施される建物躯体4は、柱1で支えられた各階
床版2の端部12からバルコニー部3が突き出ており、
仮設柱13がこのバルコニー部3の先端7に沿って立設
されている。仮設柱13の上部にはウインチ14が配設
されていて、このウインチ14から垂下するワイヤー1
5によって吊下げ支持される荷取りステージ16が仮設
柱13に沿って昇降し、かつ建物躯体4の各階の高さ位
置で仮止め固定されるように設けられている。
【0010】仮設柱13は所定長のH型鋼を上下方向に
複数本継ぎ足して構成されると共に、この仮設柱13は
所定間隔あけて2本平行に立設されており、その下端は
仮基礎17で地面18に固定されている。また両仮設柱
13の中間部は補強よこ枠9で結合されると共に、上端
はよこ枠19で結合されていて、前記のウインチ14は
このよこ枠19上に設置されている。
複数本継ぎ足して構成されると共に、この仮設柱13は
所定間隔あけて2本平行に立設されており、その下端は
仮基礎17で地面18に固定されている。また両仮設柱
13の中間部は補強よこ枠9で結合されると共に、上端
はよこ枠19で結合されていて、前記のウインチ14は
このよこ枠19上に設置されている。
【0011】仮設柱13の高さ方向の中間部を建物躯体
4にセット(固定)する手段として、図示例の建物躯体
4ではバルコニー部3があるので建物躯体4の本体部に
直接固定できず、かといってバルコニー部3は強度不足
でこのバルコニー部3に固定できない。このため、バル
コニー部3の張出し長さとほぼ同長の壁つなぎ20を使
用し、壁つなぎ20の一端を建物躯体4の梁部分8にボ
ルトで仮固定し、他端をH型鋼を使った仮設柱13の一
方のフランジ21の外側面に固定している。この壁つな
ぎ20を用いることにより、バルコニー部3があるにも
拘らず、仮設柱13を建物躯体4の本体部に確実にセッ
トできる。
4にセット(固定)する手段として、図示例の建物躯体
4ではバルコニー部3があるので建物躯体4の本体部に
直接固定できず、かといってバルコニー部3は強度不足
でこのバルコニー部3に固定できない。このため、バル
コニー部3の張出し長さとほぼ同長の壁つなぎ20を使
用し、壁つなぎ20の一端を建物躯体4の梁部分8にボ
ルトで仮固定し、他端をH型鋼を使った仮設柱13の一
方のフランジ21の外側面に固定している。この壁つな
ぎ20を用いることにより、バルコニー部3があるにも
拘らず、仮設柱13を建物躯体4の本体部に確実にセッ
トできる。
【0012】荷取りステージ16は所定面積でかつ所定
厚の矩形の支持板で構成され、この荷取りステージ16
の仮設柱13側の側縁を除く他の側縁には手摺り枠22
が設けてあり、さらに仮設柱13側の側縁両端から所定
長の垂直補強枠23を垂下させ、この垂直補強枠23の
下端と荷取りステージ16における仮設柱13側と反対
の側縁両端との間に傾斜補強枠24が設けられている。
厚の矩形の支持板で構成され、この荷取りステージ16
の仮設柱13側の側縁を除く他の側縁には手摺り枠22
が設けてあり、さらに仮設柱13側の側縁両端から所定
長の垂直補強枠23を垂下させ、この垂直補強枠23の
下端と荷取りステージ16における仮設柱13側と反対
の側縁両端との間に傾斜補強枠24が設けられている。
【0013】図4以下に示すように、荷取りステージ1
6の仮設柱13側の側縁両端部には、平行配置の各仮設
柱13に対応する位置にスライダー25が溶接されてい
る。スライダー25はH型鋼を用いることで仮設柱13
に形成されたガイド溝26に上下摺動自在に嵌合するも
ので、上下方向に所定の長さ寸法を有し、かつその上端
部と下端部の両側には先細状のテーパガイド面27が形
成されており、それによりスライダー25が上下移動す
る際に仮設柱13のガイド溝26の壁面及び、後述のジ
ョイント部38とぶつからず円滑に昇降できるように構
成されている。
6の仮設柱13側の側縁両端部には、平行配置の各仮設
柱13に対応する位置にスライダー25が溶接されてい
る。スライダー25はH型鋼を用いることで仮設柱13
に形成されたガイド溝26に上下摺動自在に嵌合するも
ので、上下方向に所定の長さ寸法を有し、かつその上端
部と下端部の両側には先細状のテーパガイド面27が形
成されており、それによりスライダー25が上下移動す
る際に仮設柱13のガイド溝26の壁面及び、後述のジ
ョイント部38とぶつからず円滑に昇降できるように構
成されている。
【0014】また、スライダー25の上部、つまり荷取
りステージ16から上に突出している部位にピン挿入孔
28が開設されている。一方、H型鋼を用いた仮設柱1
3のウエブ29には、建物躯体4の各階の高さ位置に対
応してピン係合孔30が開設してあり、前記のピン挿入
孔28とピン係合孔30に固定ピン31を着脱自在に挿
入することにより、荷取りステージ16を建物躯体4の
各階で仮固定することができる。固定ピン31の各挿入
孔28と係合孔30への挿入作業は、荷取りステージ1
6上で手作業で行ってもよいし、荷取りステージ16に
簡易ジャッキを仮設置し、このジャッキに固定ピン31
を連結して行ってもよい(但し図示省略する)。なお、
仮設柱13のウエブ29におけるピン係合孔30の側面
には補強板32が溶接されている。
りステージ16から上に突出している部位にピン挿入孔
28が開設されている。一方、H型鋼を用いた仮設柱1
3のウエブ29には、建物躯体4の各階の高さ位置に対
応してピン係合孔30が開設してあり、前記のピン挿入
孔28とピン係合孔30に固定ピン31を着脱自在に挿
入することにより、荷取りステージ16を建物躯体4の
各階で仮固定することができる。固定ピン31の各挿入
孔28と係合孔30への挿入作業は、荷取りステージ1
6上で手作業で行ってもよいし、荷取りステージ16に
簡易ジャッキを仮設置し、このジャッキに固定ピン31
を連結して行ってもよい(但し図示省略する)。なお、
仮設柱13のウエブ29におけるピン係合孔30の側面
には補強板32が溶接されている。
【0015】仮設柱13は、H型鋼を複数本のボルトを
用いて上下に継ぎ足して所定の長さに構成するものであ
るが、そのジョイント38において荷取りステージ16
のスライダー25が昇降時ぶつからないように構成す
る。このためジョイント部38において、ガイド溝26
の溝壁をなすウエブ29と両フランジ21の3つの内側
面には、図6に示すように、それぞれ上下部に面取り加
工部33が施され、かつボルト頭部配置部に座ぐり加工
部34を施された内面継手板35が配設され、この内面
継手板35とウエブ29とフランジ21と外面継手板3
6の各ボルト挿入孔に連結ボルト37を挿入し、外側か
らナットを締め付けることにより上下のH型鋼13aが
連結される。
用いて上下に継ぎ足して所定の長さに構成するものであ
るが、そのジョイント38において荷取りステージ16
のスライダー25が昇降時ぶつからないように構成す
る。このためジョイント部38において、ガイド溝26
の溝壁をなすウエブ29と両フランジ21の3つの内側
面には、図6に示すように、それぞれ上下部に面取り加
工部33が施され、かつボルト頭部配置部に座ぐり加工
部34を施された内面継手板35が配設され、この内面
継手板35とウエブ29とフランジ21と外面継手板3
6の各ボルト挿入孔に連結ボルト37を挿入し、外側か
らナットを締め付けることにより上下のH型鋼13aが
連結される。
【0016】前記の構成により荷取りステージ16と一
体にスライダー25がガイド溝26のジョイント部を昇
降するとき、その上下端のテーパガイド面27と内面継
手板35の上下の面取り加工部33を介して円滑にこの
ジョイント部を通過でき、かつ連結ボルト37の頭部も
座ぐり加工部34に納っているのでスライダー25の昇
降はより円滑である。
体にスライダー25がガイド溝26のジョイント部を昇
降するとき、その上下端のテーパガイド面27と内面継
手板35の上下の面取り加工部33を介して円滑にこの
ジョイント部を通過でき、かつ連結ボルト37の頭部も
座ぐり加工部34に納っているのでスライダー25の昇
降はより円滑である。
【0017】前記の荷取りステージ仮設装置において、
荷取りステージ16は、ウインチ14の操作により吊下
げられて昇降し、その際、スライダー25が仮設柱13
のガイド溝26に沿ってスライドすることによりスムー
ズに昇降でき、かつ建物躯体4の所定の階で一旦停止さ
せ、前記仮設柱13のピン係合孔30とスライダー25
のピン挿入孔28に固定ピン31を挿入することで、各
階に荷取りステージ16を仮固定できる。この状態でタ
ワークレーン(図示せず)で吊上げた仕上げ資機材を荷
取りステージ16に一旦降し、その後に各階に運び込
む。また、前記ピン係合孔30とピン挿入孔28から固
定ピン31を引抜くだけの単純作業で再び荷取りステー
ジ16を昇降させることが可能となる。
荷取りステージ16は、ウインチ14の操作により吊下
げられて昇降し、その際、スライダー25が仮設柱13
のガイド溝26に沿ってスライドすることによりスムー
ズに昇降でき、かつ建物躯体4の所定の階で一旦停止さ
せ、前記仮設柱13のピン係合孔30とスライダー25
のピン挿入孔28に固定ピン31を挿入することで、各
階に荷取りステージ16を仮固定できる。この状態でタ
ワークレーン(図示せず)で吊上げた仕上げ資機材を荷
取りステージ16に一旦降し、その後に各階に運び込
む。また、前記ピン係合孔30とピン挿入孔28から固
定ピン31を引抜くだけの単純作業で再び荷取りステー
ジ16を昇降させることが可能となる。
【0018】本発明において、前記の実施形態の構成を
適宜変更することができる。例えば荷取りステージ16
を吊下げて昇降する昇降手段としてウインチ14に代え
てタワークレーンを用いてもよい。また、本発明の荷取
りステージ仮設装置は廊下やバルコニー部のある建物に
有効であるが、これらのない建物にも適用できる。
適宜変更することができる。例えば荷取りステージ16
を吊下げて昇降する昇降手段としてウインチ14に代え
てタワークレーンを用いてもよい。また、本発明の荷取
りステージ仮設装置は廊下やバルコニー部のある建物に
有効であるが、これらのない建物にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の荷取りステージ仮設装置による
と次の効果がある。 荷取りステージの昇降がクレーン又はウインチ等の
昇降手段による操作のみで可能であること、荷取りステ
ージの各階での固定が固定ピンの係合孔への挿入のみで
行えること、建物躯体側へのサポート等の補強が不要で
あることなどにより盛り替え時間が短縮できる。 仮設柱のガイド溝にスライダーが嵌合して荷取りス
テージが昇降するガイド機構を有しているので、強風時
においても荷取りステージの揺れがなく、介錯作業の必
要がなく、また荷取りステージの固定が固定ピンの係合
孔への挿入のみで行なえて最小人員にて作業が可能なた
め、盛り替え作業員の大幅な削減が可能となる。 前述のガイド機構により荷取りステージが強風時に
おいても揺れがなく、介錯の必要がないことと、固定作
業が建物側より行なえることが相俟って盛り替え時の安
全性が向上する。 仮設柱の建物躯体への固定手段が簡単で、例えば壁
つなぎのみでよいため、建築物の状態(壁の施工後等)
に制限されず自由なこと、建築物の側にサポート等の補
強が不要なことにより荷取りステージを設置する設置フ
ロアーの自由度が向上する。
と次の効果がある。 荷取りステージの昇降がクレーン又はウインチ等の
昇降手段による操作のみで可能であること、荷取りステ
ージの各階での固定が固定ピンの係合孔への挿入のみで
行えること、建物躯体側へのサポート等の補強が不要で
あることなどにより盛り替え時間が短縮できる。 仮設柱のガイド溝にスライダーが嵌合して荷取りス
テージが昇降するガイド機構を有しているので、強風時
においても荷取りステージの揺れがなく、介錯作業の必
要がなく、また荷取りステージの固定が固定ピンの係合
孔への挿入のみで行なえて最小人員にて作業が可能なた
め、盛り替え作業員の大幅な削減が可能となる。 前述のガイド機構により荷取りステージが強風時に
おいても揺れがなく、介錯の必要がないことと、固定作
業が建物側より行なえることが相俟って盛り替え時の安
全性が向上する。 仮設柱の建物躯体への固定手段が簡単で、例えば壁
つなぎのみでよいため、建築物の状態(壁の施工後等)
に制限されず自由なこと、建築物の側にサポート等の補
強が不要なことにより荷取りステージを設置する設置フ
ロアーの自由度が向上する。
【図1】荷取りステ−ジ仮設装置の実施概要を示す平面
図である。
図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側断面図である。
【図4】(A)は図5のA−A断面図、(B)は図5の
B−B断面図である。
B−B断面図である。
【図5】仮設柱への荷取りステ−ジの固定構造を示す拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】第1従来例に係る荷取りステ−ジ仮設装置の概
要側断面図である。
要側断面図である。
【図8】第2従来例に係る荷取りステ−ジ仮設装置の概
要側断面図である。
要側断面図である。
1 柱 2 各階床版 3 バルコニ−部 4 建物躯体 5 荷取りステ−ジ 6 アンカ−ボルト 7 バルコニ−部先端 8 梁部分 9 補強よこ枠 10 吊りワイヤ− 11 パイプサポ−ト 12 各階床版端部 13 仮設柱 14 ウインチ 15 ワイヤ− 16 荷取りステ−ジ 17 仮基礎 18 地面 19 よこ枠 20 壁つなぎ 21 フランジ 22 手摺り枠 23 垂直補強枠 24 傾斜補強枠 25 スライダ− 26 ガイド溝 27 テ−パガイド面 28 ピン挿入孔 29 ウエブ 30 ピン係合孔 31 固定ピン 32 補強板 33 面取り加工部 34 座ぐり加工部 35 内面継手板 36 外面継手板 37 連結ボルト 38 ジョイント部
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降手段で吊下げ支持される荷取りステ
ージの昇降ガイド用の仮設柱を、多層階の建物躯体に沿
って複数本平行に立設すると共に固定手段を用いて前記
建物躯体に仮固定し、前記荷取りステージに取付けたス
ライダーを前記仮設柱に上下方向に伸長して設けたガイ
ド溝に沿って昇降自在に嵌合し、前記スライダーに開設
のピン挿入孔と、前記仮設柱に建物躯体の各階の高さに
対応して設けたピン係合孔に着脱自在に固定ピンを挿入
することで前記荷取りステージを建物躯体の各階に仮固
定する構成を特徴とする荷取りステージ仮設装置。 - 【請求項2】 前記建物躯体は廊下やバルコニー部など
の張出し床部を有する建物躯体であり、その張出し床部
に沿って配設する仮設柱と前記建物躯体の本体部とを仮
固定する前記固定手段が壁つなぎである請求項1記載の
荷取りステージ仮設装置。 - 【請求項3】 前記仮設柱は所定長のH型鋼を複数本継
ぎ足して構成され、このH型鋼の上端に、前記仮設ステ
ージの昇降手段としてウインチが設けられている請求項
1又は2記載の荷取りステージ仮設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4429398A JPH11229608A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 荷取りステージ仮設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4429398A JPH11229608A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 荷取りステージ仮設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229608A true JPH11229608A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12687471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4429398A Withdrawn JPH11229608A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 荷取りステージ仮設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11229608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011252318A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Shimizu Corp | 荷取り構台およびその移設方法 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP4429398A patent/JPH11229608A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011252318A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Shimizu Corp | 荷取り構台およびその移設方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106241618A (zh) | 一种幕墙型材起吊装置 | |
CN109057309B (zh) | 一种悬挂式操作平台及其装拆方法 | |
AU2011250683A1 (en) | Method and apparatus for movement of objects between spaced-apart locations | |
JP6893188B2 (ja) | 既存構造物の解体システムおよび解体方法 | |
JP6474151B2 (ja) | 解体システムおよび解体方法 | |
JP3579816B2 (ja) | 躯体構築用多目的ステージ | |
CN215670929U (zh) | 一种剪力墙电梯井道可装配式操作平台 | |
JPH11229608A (ja) | 荷取りステージ仮設装置 | |
CN211548709U (zh) | 简易形升降施工平台 | |
CN115627912A (zh) | 一种装配式外装花篮式悬挑脚手架的施工方法 | |
JP3240491B2 (ja) | エレベータシャフト及びエレベータの組立施工法 | |
JP4027170B2 (ja) | 外部足場装置及び外部足場装置の施工方法 | |
JP3220397B2 (ja) | 昇降式足場 | |
JP5150313B2 (ja) | ボイド内立体駐車装置およびその建設方法 | |
JP2007247301A (ja) | 仮設足場の施工システム | |
KR20210141194A (ko) | 공동주택, 오피스 엘리베이터 기계실 공구분할과 기계실 지붕보에 매다는 구조로 기계실 바닥을 탑다운으로 시공하는 골조공사 방법 및 장치 | |
KR20210068283A (ko) | 공동주택 엘리베이터 기계실 바닥 골조공사 방법 및 장치 | |
JP4101232B2 (ja) | 昇降可能な仮設足場を用いた建設物の施工方法 | |
CN109779221A (zh) | 钢结构连廊底部幕墙施工平台及施工工艺 | |
CN221609447U (zh) | 一种高层竖井横担梁式环形钢架操作平台 | |
CN212671301U (zh) | 一种用于装配式建筑楼梯间的移动式施工安全钢楼梯 | |
JPH0826622A (ja) | エレベータのガイドレールの施工方法 | |
JPH01158177A (ja) | 昇降式足場 | |
JP6541107B2 (ja) | 建物ユニット及びその設置方法 | |
JPH0445628B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |