JPH11229377A - 長大切り土のり面縮小化工法 - Google Patents
長大切り土のり面縮小化工法Info
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- JPH11229377A JPH11229377A JP3452398A JP3452398A JPH11229377A JP H11229377 A JPH11229377 A JP H11229377A JP 3452398 A JP3452398 A JP 3452398A JP 3452398 A JP3452398 A JP 3452398A JP H11229377 A JPH11229377 A JP H11229377A
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
設計などの路線計画段階から長大切り土のり面が発生し
ないような設計を行うことができ、コストをかけずに、
従来と比べて長大切り土のり面の縮小化が大幅に実現で
きるものである。そして、その結果、切り土による発生
残土の削減が可能となり、また、自然植生の保護も十分
なので景観や環境をはじめとした各種問題の解決にも答
えることができる。 【解決手段】 湾曲した鋼管杭10を土留め支保工として
掘削を行なうべき部分の境界位置に適宜間隔で建て込
み、該間隔を存して並列する鋼管杭群でアーチ型の土留
め壁18を構築して、内側を掘削する。
Description
のり面を切り崩さねばならない場合の長大切り土のり面
縮小化工法に関するものである。
土開発幹線自動車道(高速道路)11,250kmのうち、現在
の共用延長は6,000km を越えているが、今後建設が予定
されている高速道路の多くは、急しゅんな山岳地帯や都
市近郊を通過する。
率が高くなり図5に示すように道路土工でも長大な切り
土のり面1が多く発生する。例えば、平成9年から建設
工事が本格化する第二東名・名神高速道路では急しゅん
な山岳地帯を通過する区間に、従来通りの標準的なこう
配で切り土を行なうと、のり段2が数十段、のり直高10
0mを越える区間が発生する。このため、建設残土の削減
や環境保全などに有効な工法の検討が必要となる。
のとして、大きく分けて斜面安定化工法、土留め工
法、覆道工法の3つの工法が検討されている。
示すように切り土のり面1に鉄筋3を配置する鉄筋補強
工やグランドアンカー4を配置するグランドアンカー工
法を使った土留めを行い、のり面のこう配を1ランクほ
ど急こう配にする工法である。
土のり面に地中壁5を構築し、場合によってはグランド
アンカー4を併用してのり面のすべり力を抑止する。地
中壁5を設けて地山を垂直に切り込むことで、のり面の
切り土量の削減を図るものである。この工法には、図8
に示すような自立壁型と図9に示すようなアンカー支保
壁型の二種類が考えられている。
施工することで柱列式の地中連続壁を造り、のり面のす
べり力を抑止する。アンカー支保壁型は、深礎杭や大口
径鋼管杭、地中連続壁にグランドアンカー4などを併用
した工法となる。
に開削型と非開削型の二タイプに分かれる。開削型は、
グランドアンカー4によるアンカー工や鉄筋3による鉄
筋補強土工による仮設土留めを行い、のり面を急こう配
で開削し、ボックスカルバートなどの構造物6を築いて
から、その上部に盛り土7を行う。非開削型は、まず深
礎杭を使って柱8や梁9を築いてから、内部を掘削して
本線部分をつくる横坑ルーフなどの工法である。
面のこう配を1ランクほど急こう配にすることで、長大
切り土のり面の発生防止を行うものであるが、切り土の
り面を大幅に無くすことはできず、縮小化の効果は乏し
い。
うに地中壁5の上部には切り土のり面1がまだ発生する
ことになり、縮小化の効果は完全なものとは言えない。
どこすので、他の工法と比べ自然環境の復元は高いが、
コスト高となり、さらに、前記土留め工法と同様に切り
土のり面1がまだ発生することになり、縮小化の効果は
完全なものとは言えない。
し、概略設計などの路線計画段階から長大切り土のり面
が発生しないような設計を行うことができるので、コス
トをかけずに、従来と比べて長大切り土のり面の縮小化
が大幅に実現でき、その結果、切り土による発生残土の
削減が可能となり、また、自然植生の保護も十分なので
景観や環境をはじめとした各種問題の解決にも答えるこ
とができる長大切り土のり面縮小化工法を提供すること
にある。
するため、湾曲した鋼管杭を土留め支保工として掘削を
行なうべき部分の境界位置に適宜間隔で建て込み、該間
隔を存して並列する鋼管杭群でアーチ型の土留め壁を構
築して、内側を掘削すること、および、土留め支保工と
なる湾曲した鋼管杭に地盤アンカーを付設すること、さ
らに、鋼管杭は曲線ボーリング装置の外管部分を残置し
て形成することを要旨とするものである。
り面に地中壁を構築してのり面のすべり力を抑止する土
留め工法の発展的形態であり、この地中壁を湾曲した鋼
管杭群でアーチ型の土留め壁とすることで、直立の地中
壁の場合よりも強度のあるものとすることができ、しか
もその上端は直立の地中壁の場合よりも山裾側に近づけ
ることができるのでその上部に長大切り土のり面を発生
させることがない。このように長大切り土のり面を発生
させることがないので、既存の自然植生を破壊すること
もなく、切り土による発生残土の削減が可能となる。
が定まるが、請求項2記載の本発明によれば、根入れ長
が十分確保できない場合でも地盤アンカーを付設するこ
とで支持力を得ることができる。
に加えて、湾曲した鋼管杭の建て込みを簡単かつ安価に
行なうことができ、施工の合理化を図ることができる。
の形態を詳細に説明する。図1、図2は本発明の長大切
り土のり面縮小化工法の1実施形態を示す側面図、図3
は同上要部の横断平面図である。
工として掘削を行なうべき部分の境界位置に適宜間隔で
建て込み、該間隔を存して並列する鋼管杭群でアーチ型
の土留め壁11を構築する。
は、種々考えられるが、曲線ボーリング装置を使用し、
その外管部分を残置して形成すると簡単かつ確実に施工
することができる。
を組み、その上に外管推進ジャッキ13、内管推進ジャッ
キ14を有する推進装置12を設置して本発明に係る湾曲し
た鋼管杭10が外管となる曲管を地中に掘削推進させるも
のである。
面図で、湾曲した鋼管杭10となる外管10aは先端が刃口
を有する筒状のシュー10bとなり、この外管10aの内部
に挿通する内管15の先端には、油圧モータ16a、減速機
および拡縮ビット16bから構成される掘削装置16が取り
付けられ、この掘削装置16の拡縮ビット16bの部分はシ
ュー10bの先端より外側に出る。
動のものの代わりにダウンザホールハンマのごときエア
ー駆動のものを利用してもよい。
がら外管10aと内管15とを共に推進装置12で掘進させな
がら地盤に建立て込み、所定深度まで達したならば拡縮
ビット16bを縮めて外管10aを残して掘削装置16および
内管15を引き抜く。その結果、残った外管10aが湾曲し
た鋼管杭10となる。
り、図3に示すように湾曲した鋼管杭10相互間は横矢
板、コンクリート板その他の壁板18で閉塞してアーチ型
の土留め壁17を構築する。
を掘削し、図2に示すようにトンネルやシェルター等の
構造物19を施工する。
て鋼管杭10に地盤アンカー20を結合するようにしてもよ
い。この地盤アンカー20は鉄筋等の鋼棒、PCより線等
の鋼線によるもので、図示は省略するが先端をグラウト
により固定してもよく、例えば鋼管杭10のみでは十分な
支持力が得られない場合に活用できる。
り面縮小化工法は、アーチ型の土留め壁を構築すること
で、概略設計などの路線計画段階から長大切り土のり面
が発生しないような設計を行うことができ、コストをか
けずに、従来と比べて長大切り土のり面の縮小化が大幅
に実現できるものである。そして、その結果、切り土に
よる発生残土の削減が可能となり、また、自然植生の保
護も十分なので景観や環境をはじめとした各種問題の解
決にも答えることができるものとなる。
形態を示す前段工程の側面図である。
形態を示す後段工程の側面図である。
形態を示す要部の横断平面図である。
側面図である。
示す縦断側面図である。
る。
断側面図である。
断側面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
形態を示す前段工程の側面図である。
形態を示す後段工程の側面図である。
形態を示す要部の横断平面図である。
る。
断側面図である。
断側面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 湾曲した鋼管杭を土留め支保工として掘
削を行なうべき部分の境界位置に適宜間隔で建て込み、
該間隔を存して並列する鋼管杭群でアーチ型の土留め壁
を構築して、内側を掘削することを特徴とした長大切り
土のり面縮小化工法。 - 【請求項2】 土留め支保工となる湾曲した鋼管杭に地
盤アンカーを付設する請求項1記載の長大切り土のり面
縮小化工法。 - 【請求項3】 鋼管杭は曲線ボーリング装置の外管部分
を残置して形成する請求項1または請求項2記載の長大
切り土のり面縮小化工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03452398A JP3681883B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 長大切り土のり面縮小化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03452398A JP3681883B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 長大切り土のり面縮小化工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229377A true JPH11229377A (ja) | 1999-08-24 |
JP3681883B2 JP3681883B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=12416645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03452398A Expired - Fee Related JP3681883B2 (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 長大切り土のり面縮小化工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681883B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111074781A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中铁大桥局集团有限公司 | 悬索桥隧道锚的快速开挖方法 |
CN115198793A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-10-18 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种边坡明洞支护结构及其施工方法 |
CN117052421A (zh) * | 2023-10-13 | 2023-11-14 | 湖南省通盛工程有限公司 | 深层滑移与大偏压状态下隧道洞口支护结构及施工方法 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP03452398A patent/JP3681883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111074781A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-28 | 中铁大桥局集团有限公司 | 悬索桥隧道锚的快速开挖方法 |
CN115198793A (zh) * | 2022-07-08 | 2022-10-18 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种边坡明洞支护结构及其施工方法 |
CN117052421A (zh) * | 2023-10-13 | 2023-11-14 | 湖南省通盛工程有限公司 | 深层滑移与大偏压状态下隧道洞口支护结构及施工方法 |
CN117052421B (zh) * | 2023-10-13 | 2024-01-09 | 湖南省通盛工程有限公司 | 深层滑移与大偏压状态下隧道洞口支护结构及施工方法 |
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JP3681883B2 (ja) | 2005-08-10 |
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