JPH11229091A - ステンレス容器、器具類 - Google Patents
ステンレス容器、器具類Info
- Publication number
- JPH11229091A JPH11229091A JP10188103A JP18810398A JPH11229091A JP H11229091 A JPH11229091 A JP H11229091A JP 10188103 A JP10188103 A JP 10188103A JP 18810398 A JP18810398 A JP 18810398A JP H11229091 A JPH11229091 A JP H11229091A
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- JP
- Japan
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- stainless steel
- body according
- steel body
- phase
- sanitary
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】抗菌効果を有するステンレス鋼を素材として、
食品等に関わる環境において使用しても、衛生的に使用
できる食品用容器、衛生器具類を提供する。 【構成】１％以上５％以下のＣｕを含有するオーステナ
イト系ステンレス鋼、０.４％以上３％以下のＣｕを含
有するフェライト系ステンレス鋼および０.４以上５％
以下のＣｕを含有するマルテンサイト系ステンレス鋼
で、且つそれぞれの母相中にＣｕを主体とする第２相が
０.２vol％以上存在する抗菌ステンレス鋼により構成さ
れる食品用容器および衛生器具類。
食品等に関わる環境において使用しても、衛生的に使用
できる食品用容器、衛生器具類を提供する。 【構成】１％以上５％以下のＣｕを含有するオーステナ
イト系ステンレス鋼、０.４％以上３％以下のＣｕを含
有するフェライト系ステンレス鋼および０.４以上５％
以下のＣｕを含有するマルテンサイト系ステンレス鋼
で、且つそれぞれの母相中にＣｕを主体とする第２相が
０.２vol％以上存在する抗菌ステンレス鋼により構成さ
れる食品用容器および衛生器具類。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は厨房、食料品、飲料
品等の器物、容器および保温容器ならびに生活環境にお
いて衛生に関連する器具類に関する。
品等の器物、容器および保温容器ならびに生活環境にお
いて衛生に関連する器具類に関する。
【０００２】従来より、食品用容器類および衛生器具類
などには、耐食性に優れ、“さびにくい”ことから衛生
的な印象を与えるため、その素材としてステンレス鋼が
多用されてきた。しかし従来のステンレス鋼には、細菌
類の増殖を抑制、防止する抗菌性が具備されていないこ
とから、外観面で衛生的ではあっても、実質的な衛生面
における効果は乏しいものであった。
などには、耐食性に優れ、“さびにくい”ことから衛生
的な印象を与えるため、その素材としてステンレス鋼が
多用されてきた。しかし従来のステンレス鋼には、細菌
類の増殖を抑制、防止する抗菌性が具備されていないこ
とから、外観面で衛生的ではあっても、実質的な衛生面
における効果は乏しいものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、さび
にくいと言う長所に加え、抗菌効果を加えたステンレス
鋼材を、食品用容器、器具類の素材として使用し、大腸
菌等の菌類の増殖を抑制し、抗菌効果の大きな容器、器
具類を提供することを目的とする。
にくいと言う長所に加え、抗菌効果を加えたステンレス
鋼材を、食品用容器、器具類の素材として使用し、大腸
菌等の菌類の増殖を抑制し、抗菌効果の大きな容器、器
具類を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は１％以上、５％
以下のＣｕを含有し、且つ母相中にＣｕを主体とする第
２相が０.２vol％以上存在するオーステナイト系ステン
レス鋼、０.４％以上、３％以下のＣｕを含有し、且つ
母相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以上存在
するフェライト系ステンレス鋼および０.４％以上、５
％以下のＣｕを含有し、且つ母相中にＣｕを主体とする
第２相が０.２vol％以上存在するマルテンサイト系ステ
ンレス鋼からなる容器、器具である。
以下のＣｕを含有し、且つ母相中にＣｕを主体とする第
２相が０.２vol％以上存在するオーステナイト系ステン
レス鋼、０.４％以上、３％以下のＣｕを含有し、且つ
母相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以上存在
するフェライト系ステンレス鋼および０.４％以上、５
％以下のＣｕを含有し、且つ母相中にＣｕを主体とする
第２相が０.２vol％以上存在するマルテンサイト系ステ
ンレス鋼からなる容器、器具である。
【０００５】
【作用】図１に本発明に使用するステンレス鋼の表面近
傍の模式図を示す。ステンレス鋼の母相中にＣｕを主体
とする第２相が０.２vol％以上存在する容器、器具類
は、この第２相がステンレス表面にも分散して存在する
ために、Ｃｕ2+イオンとなって、各種菌類に対して抗菌
効果を発現する。
傍の模式図を示す。ステンレス鋼の母相中にＣｕを主体
とする第２相が０.２vol％以上存在する容器、器具類
は、この第２相がステンレス表面にも分散して存在する
ために、Ｃｕ2+イオンとなって、各種菌類に対して抗菌
効果を発現する。
【０００６】［実施例１］表１には、Ｃｕを含有し、且
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.４１vol％存在
する抗菌効果のあるオーステナイト系ステンレス鋼：Ａ
鋼と、一般的なオーステナイト系ステンレス鋼であるＳ
ＵＳ３０４：Ｂ鋼の化学成分を示す。図２に、抗菌効果
のあるＡ鋼を素材とした本発明の魔法瓶を示す。また比
較として、同一形状の魔法瓶を、Ｂ鋼により作製した。
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.４１vol％存在
する抗菌効果のあるオーステナイト系ステンレス鋼：Ａ
鋼と、一般的なオーステナイト系ステンレス鋼であるＳ
ＵＳ３０４：Ｂ鋼の化学成分を示す。図２に、抗菌効果
のあるＡ鋼を素材とした本発明の魔法瓶を示す。また比
較として、同一形状の魔法瓶を、Ｂ鋼により作製した。
【０００７】
【表１】
【０００８】表２は一定量の大腸菌を魔法瓶底に滴下
し、２４時間経過後の大腸菌数をカウントし、抗菌効果
を調査した結果である。抗菌効果の指標として、減菌率
を下式により定義した。減菌率(％)=｛(初期の大腸菌生
菌数）−(24時間経過後の大腸菌生菌数）｝/(初期の大
腸菌生菌数)×100
し、２４時間経過後の大腸菌数をカウントし、抗菌効果
を調査した結果である。抗菌効果の指標として、減菌率
を下式により定義した。減菌率(％)=｛(初期の大腸菌生
菌数）−(24時間経過後の大腸菌生菌数）｝/(初期の大
腸菌生菌数)×100
【０００９】
【表２】
【００１０】初期に１０5個以上存在していた大腸菌数
は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以
上存在するステンレス鋼：Ａ鋼からなる本発明の魔法瓶
では、２４時間経過後、１０個未満に減少しており、減
菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ３０４：Ｂ鋼から
なる通常の魔法瓶では、２４時間経過後の大腸菌数は
１.０×１０5個を示し、減菌率は５７％であった。よっ
て、本発明の魔法瓶は、高い抗菌性能を示す。
は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以
上存在するステンレス鋼：Ａ鋼からなる本発明の魔法瓶
では、２４時間経過後、１０個未満に減少しており、減
菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ３０４：Ｂ鋼から
なる通常の魔法瓶では、２４時間経過後の大腸菌数は
１.０×１０5個を示し、減菌率は５７％であった。よっ
て、本発明の魔法瓶は、高い抗菌性能を示す。
【００１１】［実施例２］表３には、Ｃｕを含有し、且
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.８３vol％存在
する抗菌効果のあるマルテンサイト系ステンレス鋼：Ｃ
鋼と、一般的なマルテンサイト系ステンレス鋼であるＳ
ＵＳ４２０Ｊ２：Ｄ鋼の化学成分を示す。図３に、抗菌
効果のあるＣ鋼を素材とした本発明の毛抜きを示す。ま
た比較として、同一形状の毛抜きを、Ｄ鋼により作製し
た。
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.８３vol％存在
する抗菌効果のあるマルテンサイト系ステンレス鋼：Ｃ
鋼と、一般的なマルテンサイト系ステンレス鋼であるＳ
ＵＳ４２０Ｊ２：Ｄ鋼の化学成分を示す。図３に、抗菌
効果のあるＣ鋼を素材とした本発明の毛抜きを示す。ま
た比較として、同一形状の毛抜きを、Ｄ鋼により作製し
た。
【００１２】
【表３】
【００１３】表４は一定量の黄色フ゛ト゛ウ球菌を毛抜きに
滴下し、２４時間経過後の黄色フ゛ト゛ウ球菌数をカウント
し、抗菌効果を調査した結果である。抗菌効果の指標と
して、減菌率を下式により定義した。 減菌率(％)=｛(初期の黄色フ゛ト゛ウ球菌生菌数）−(24時間
経過後の黄色フ゛ト゛ウ球菌生菌数）｝/(初期の黄色フ゛ト゛ウ球
菌生菌数)×100
滴下し、２４時間経過後の黄色フ゛ト゛ウ球菌数をカウント
し、抗菌効果を調査した結果である。抗菌効果の指標と
して、減菌率を下式により定義した。 減菌率(％)=｛(初期の黄色フ゛ト゛ウ球菌生菌数）−(24時間
経過後の黄色フ゛ト゛ウ球菌生菌数）｝/(初期の黄色フ゛ト゛ウ球
菌生菌数)×100
【００１４】
【表４】
【００１５】初期に１０5個以上存在していた黄色フ゛ト゛ウ
球菌数は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２v
ol％以上存在するステンレス鋼：Ｃ鋼からなる本発明の
毛抜きでは、２４時間経過後、１０個未満に減少してお
り、減菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ４２０Ｊ
２：Ｄ鋼からなる通常の毛抜きでは、２４時間経過後の
黄色フ゛ト゛ウ球菌数は１.０×１０5個を示し、減菌率は３
４％であった。よって、本発明の毛抜きは、高い抗菌性
能を示す。
球菌数は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２v
ol％以上存在するステンレス鋼：Ｃ鋼からなる本発明の
毛抜きでは、２４時間経過後、１０個未満に減少してお
り、減菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ４２０Ｊ
２：Ｄ鋼からなる通常の毛抜きでは、２４時間経過後の
黄色フ゛ト゛ウ球菌数は１.０×１０5個を示し、減菌率は３
４％であった。よって、本発明の毛抜きは、高い抗菌性
能を示す。
【００１６】［実施例３］表５には、Ｃｕを含有し、且
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.５６vol％存在
する抗菌効果のあるフェライト系ステンレス鋼：Ｅ鋼
と、一般的なフェライト系ステンレス鋼であるＳＵＳ４
３０：Ｆ鋼の化学成分を示す。図４に、抗菌効果のある
Ｅ鋼を素材とした本発明のボールを示す。また比較とし
て、同一形状のボールを、Ｆ鋼により作製した。
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.５６vol％存在
する抗菌効果のあるフェライト系ステンレス鋼：Ｅ鋼
と、一般的なフェライト系ステンレス鋼であるＳＵＳ４
３０：Ｆ鋼の化学成分を示す。図４に、抗菌効果のある
Ｅ鋼を素材とした本発明のボールを示す。また比較とし
て、同一形状のボールを、Ｆ鋼により作製した。
【００１７】
【表５】
【００１８】表６は一定量の大腸菌をボールに滴下し、
２４時間経過後の大腸菌数をカウントし、抗菌効果を調
査した結果である。抗菌効果の指標として、減菌率を下
式により定義した。 減菌率(％)=｛(初期の大腸菌生菌数）−(24時間経過後
の大腸菌生菌数）｝/(初期の大腸菌生菌数)×100
２４時間経過後の大腸菌数をカウントし、抗菌効果を調
査した結果である。抗菌効果の指標として、減菌率を下
式により定義した。 減菌率(％)=｛(初期の大腸菌生菌数）−(24時間経過後
の大腸菌生菌数）｝/(初期の大腸菌生菌数)×100
【００１９】
【表６】
【００２０】初期に１０5個以上存在していた大腸菌数
は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以
上存在するステンレス鋼：Ｅ鋼からなる本発明のボール
では、２４時間経過後、１０個未満に減少しており、減
菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ４３０：Ｆ鋼から
なる通常のボールでは、２４時間経過後の大腸菌数は
１.０×１０5個を示し、減菌率は約４７％であった。よ
って、本発明のボールは、高い抗菌性能を示す。
は、第２相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以
上存在するステンレス鋼：Ｅ鋼からなる本発明のボール
では、２４時間経過後、１０個未満に減少しており、減
菌率１００％を示した。一方、ＳＵＳ４３０：Ｆ鋼から
なる通常のボールでは、２４時間経過後の大腸菌数は
１.０×１０5個を示し、減菌率は約４７％であった。よ
って、本発明のボールは、高い抗菌性能を示す。
【００２１】前記の魔法瓶、毛抜きおよびボールのみな
らず、本発明によるステンレス製容器、器具類には厨
房、食品、サニタリー器物のあらゆる衛生に関わる用途
がある。具体的にはバット、フォーク、スプーンのみな
らず、これに関わる精肉用刃物、家庭用刃物、お玉、へ
ら、泡立て具などの各種器具も同様な構成からなるもの
である。
らず、本発明によるステンレス製容器、器具類には厨
房、食品、サニタリー器物のあらゆる衛生に関わる用途
がある。具体的にはバット、フォーク、スプーンのみな
らず、これに関わる精肉用刃物、家庭用刃物、お玉、へ
ら、泡立て具などの各種器具も同様な構成からなるもの
である。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、１％以上５％以下のＣｕを含
有するオーステナイト系ステンレス鋼、０.４％以上３
％以下のＣｕを含有するフェライト系ステンレス鋼およ
び０.４以上５％以下のＣｕを含有するマルテンサイト
系ステンレス鋼で、且つそれぞれの母相中にＣｕを主体
とする第２相が０.２vol％以上存在する抗菌ステンレス
鋼により構成される食品用容器、器具類に関する。これ
らの容器、器具類においては、Ｃｕを主体とする第２相
がステンレス表面にも分散して存在するために、Ｃｕ2+
イオンとなって、各種菌類に対して抗菌効果を発現でき
ることから、厨房、食品、サニタリー器物、生活環境に
係る器具のあらゆる衛生に関わる用途において、非常に
高い抗菌効果を可能ならしめるものである。
有するオーステナイト系ステンレス鋼、０.４％以上３
％以下のＣｕを含有するフェライト系ステンレス鋼およ
び０.４以上５％以下のＣｕを含有するマルテンサイト
系ステンレス鋼で、且つそれぞれの母相中にＣｕを主体
とする第２相が０.２vol％以上存在する抗菌ステンレス
鋼により構成される食品用容器、器具類に関する。これ
らの容器、器具類においては、Ｃｕを主体とする第２相
がステンレス表面にも分散して存在するために、Ｃｕ2+
イオンとなって、各種菌類に対して抗菌効果を発現でき
ることから、厨房、食品、サニタリー器物、生活環境に
係る器具のあらゆる衛生に関わる用途において、非常に
高い抗菌効果を可能ならしめるものである。
【図１】 本発明に使用するステンレス鋼の表面近傍の
摸式図である。
摸式図である。
【図２】 本発明に係る魔法瓶である。
【図３】 本発明に係る毛抜きである。
【図４】 本発明に係るボールである。
Claims (15)
- 【請求項１】 １％以上、５％以下のＣｕを含有し、且
つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％以上存
在するオーステナイト系ステンレス鋼本体からなる家庭
及び業務用サニタリー器物。 - 【請求項２】 請求項１に記載のオーステナイト系ステ
ンレス鋼本体からなる食品保温容器。 - 【請求項３】 請求項１に記載のオーステナイト系ステ
ンレス鋼本体からなる厨房器物。 - 【請求項４】 請求項１に記載のオーステナイト系ステ
ンレス鋼本体からなる食品用容器。 - 【請求項５】 請求項１に記載のオーステナイト系ステ
ンレス鋼本体からなる衛生器具。 - 【請求項６】 ０.４％以上、３％以下のＣｕを含有
し、且つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％
以上存在するフェライト系ステンレス鋼本体からなる家
庭及び業務用サニタリー器物。 - 【請求項７】 請求項６に記載のフェライト系ステンレ
ス鋼本体からなる食品保温容器。 - 【請求項８】 請求項６に記載のフェライト系ステンレ
ス鋼本体からなる厨房器物。 - 【請求項９】 請求項６に記載のフェライト系ステンレ
ス鋼本体からなる食品用容器。 - 【請求項１０】 請求項６に記載のフェライト系ステン
レス鋼本体からなる衛生器具。 - 【請求項１１】 ０.４％以上、５％以下のＣｕを含有
し、且つ母相中にＣｕを主体とする第２相が０.２vol％
以上存在するマルテンサイト系ステンレス鋼本体からな
る家庭及び業務用サニタリー器物。 - 【請求項１２】 請求項１１に記載のマルテンサイト系
ステンレス鋼本体からなる食品保温容器。 - 【請求項１３】 請求項１１に記載のマルテンサイト系
ステンレス鋼本体からなる厨房器物。 - 【請求項１４】 請求項１１に記載のマルテンサイト系
ステンレス鋼本体からなる食品用容器。 - 【請求項１５】 請求項１１に記載のマルテンサイト系
ステンレス鋼本体からなる衛生器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10188103A JPH11229091A (ja) | 1998-02-17 | 1998-06-19 | ステンレス容器、器具類 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP106098 | 1998-02-17 | ||
| JP10188103A JPH11229091A (ja) | 1998-02-17 | 1998-06-19 | ステンレス容器、器具類 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11229091A true JPH11229091A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=16217762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10188103A Withdrawn JPH11229091A (ja) | 1998-02-17 | 1998-06-19 | ステンレス容器、器具類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11229091A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1391528A1 (en) * | 2001-05-15 | 2004-02-25 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Ferritic stainless steal and martensitic stainless steel both being excellent in machinability |
| CN106756600A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-05-31 | 浙江安胜科技股份有限公司 | 一种不锈钢抗菌保温容器 |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10188103A patent/JPH11229091A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1391528A1 (en) * | 2001-05-15 | 2004-02-25 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Ferritic stainless steal and martensitic stainless steel both being excellent in machinability |
| EP1391528A4 (en) * | 2001-05-15 | 2006-05-24 | Nisshin Steel Co Ltd | FERRITIC NON-STAINLESS STEEL AND MARTENSITIC STAINLESS STEEL WITH EXCELLENT SHORT-CIRCULARITY |
| EP1854902A1 (en) * | 2001-05-15 | 2007-11-14 | Nisshin Steel Co., Ltd. | Martensitic stainless steel excellent in machinability |
| CN106756600A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-05-31 | 浙江安胜科技股份有限公司 | 一种不锈钢抗菌保温容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |