JPH11227536A - 車両用携帯電話機ホルダー - Google Patents
車両用携帯電話機ホルダーInfo
- Publication number
- JPH11227536A JPH11227536A JP10031378A JP3137898A JPH11227536A JP H11227536 A JPH11227536 A JP H11227536A JP 10031378 A JP10031378 A JP 10031378A JP 3137898 A JP3137898 A JP 3137898A JP H11227536 A JPH11227536 A JP H11227536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mobile phone
- housing
- vehicle
- infrared light
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクターを介さずに非接触で携帯電話機を
車載機器や外部アンテナと接続し、閉ループによる発振
現象やフェージング現象の発生を防止して、操作性と信
頼性を向上させた車両用携帯電話機ホルダーを提供す
る。 【解決手段】 携帯電話機3と、アンテナ8と接続され
る補助アンテナ6と、各種機器と携帯電話機との間で非
接触で通信を行うためのインタフェース手段9、10と
を、シールド性と遮光性を有する筐体2に収納する。こ
れにより、ケーブルやコネクターを用いずに非接触で携
帯電話機を外部アンテナに接続することができ、操作性
を向上させることが上に、コネクターの接触不良がなく
なり、信頼性を向上させることができる。また、シール
ド性を有する筐体としたので、外部からの電波の進入を
遮断することができ、上述した閉ループ現象やフェージ
ング現象を防止できる。さらに、遮光性を有する筐体と
してので外来光を遮断でき、インタフェース手段の通信
媒体として赤外光を用いる場合でも、上述した閉ループ
現象やフェージング現象を防止できる。
車載機器や外部アンテナと接続し、閉ループによる発振
現象やフェージング現象の発生を防止して、操作性と信
頼性を向上させた車両用携帯電話機ホルダーを提供す
る。 【解決手段】 携帯電話機3と、アンテナ8と接続され
る補助アンテナ6と、各種機器と携帯電話機との間で非
接触で通信を行うためのインタフェース手段9、10と
を、シールド性と遮光性を有する筐体2に収納する。こ
れにより、ケーブルやコネクターを用いずに非接触で携
帯電話機を外部アンテナに接続することができ、操作性
を向上させることが上に、コネクターの接触不良がなく
なり、信頼性を向上させることができる。また、シール
ド性を有する筐体としたので、外部からの電波の進入を
遮断することができ、上述した閉ループ現象やフェージ
ング現象を防止できる。さらに、遮光性を有する筐体と
してので外来光を遮断でき、インタフェース手段の通信
媒体として赤外光を用いる場合でも、上述した閉ループ
現象やフェージング現象を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンズフリー装置
などの車載機器や車外アンテナと接続して携帯電話機を
自動車内で使用可能にする車両用携帯電話機ホルダーに
関する。
などの車載機器や車外アンテナと接続して携帯電話機を
自動車内で使用可能にする車両用携帯電話機ホルダーに
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機のコネクターを携帯電話機ホ
ルダーのコネクターと接続し、車載のハンズフリー装置
や外部アンテナを利用して通信を行うようにした携帯電
話機ホルダーが知られている。
ルダーのコネクターと接続し、車載のハンズフリー装置
や外部アンテナを利用して通信を行うようにした携帯電
話機ホルダーが知られている。
【0003】また、自動車の車内は弱シールドの環境下
にあるため、携帯電話機のアンテナから放射された電波
を車室内アンテナで受信し、増幅して車外アンテナから
放射し直すとともに、車外アンテナで受信した基地局か
らの電波を増幅して車室内アンテナから放射し、携帯電
話機のアンテナで受信するようにした携帯電話機用アン
テナ装置が知られている(例えば、特開平6−2446
17号公報参照)。この装置では、ブースターで増幅さ
れて外部アンテナから放射された電波が車室内アンテナ
で受信され、ふたたびブースターに入力され増幅されて
発振現象が起きる(以下、閉ループによる発振現象と呼
ぶ)のを防止するため、車室内アンテナの受信可能範囲
を車室内に限るように指向性を設定している。
にあるため、携帯電話機のアンテナから放射された電波
を車室内アンテナで受信し、増幅して車外アンテナから
放射し直すとともに、車外アンテナで受信した基地局か
らの電波を増幅して車室内アンテナから放射し、携帯電
話機のアンテナで受信するようにした携帯電話機用アン
テナ装置が知られている(例えば、特開平6−2446
17号公報参照)。この装置では、ブースターで増幅さ
れて外部アンテナから放射された電波が車室内アンテナ
で受信され、ふたたびブースターに入力され増幅されて
発振現象が起きる(以下、閉ループによる発振現象と呼
ぶ)のを防止するため、車室内アンテナの受信可能範囲
を車室内に限るように指向性を設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の携帯電話機ホルダーでは、自動車内で携帯電話
機を使用するときにいちいち携帯電話機のコネクターを
携帯電話機ホルダーのコネクターに接続しなければなら
ないので、操作が煩わしいという問題がある。さらに、
携帯電話機のコネクターは小型であり、頻繁な抜き差し
によって破損するおそれがある上に、接続不良となるお
それもある。
た前者の携帯電話機ホルダーでは、自動車内で携帯電話
機を使用するときにいちいち携帯電話機のコネクターを
携帯電話機ホルダーのコネクターに接続しなければなら
ないので、操作が煩わしいという問題がある。さらに、
携帯電話機のコネクターは小型であり、頻繁な抜き差し
によって破損するおそれがある上に、接続不良となるお
それもある。
【0005】一方、上述した後者の携帯電話機用アンテ
ナ装置では、車載の外部アンテナに水平面内の無指向性
アンテナが用いられるので、外部アンテナから放射され
た電波は車室内に進入しやすく、車室内で散乱されて車
室内アンテナに入射してしまうという問題がある。ま
た、電話基地局の近辺などの電波が強いところでは、電
話基地局から放射された電波が直接、車室内の携帯電話
機で受信され、車載外部アンテナから車室内アンテナを
介して受信された電波との間で干渉し、フェージング現
象が発生するという問題もある。
ナ装置では、車載の外部アンテナに水平面内の無指向性
アンテナが用いられるので、外部アンテナから放射され
た電波は車室内に進入しやすく、車室内で散乱されて車
室内アンテナに入射してしまうという問題がある。ま
た、電話基地局の近辺などの電波が強いところでは、電
話基地局から放射された電波が直接、車室内の携帯電話
機で受信され、車載外部アンテナから車室内アンテナを
介して受信された電波との間で干渉し、フェージング現
象が発生するという問題もある。
【0006】本発明の目的は、コネクターを介さずに非
接触で携帯電話機を車載機器や外部アンテナと接続し、
閉ループによる発振現象やフェージング現象の発生を防
止して、操作性と信頼性を向上させた車両用携帯電話機
ホルダーを提供することにある。
接触で携帯電話機を車載機器や外部アンテナと接続し、
閉ループによる発振現象やフェージング現象の発生を防
止して、操作性と信頼性を向上させた車両用携帯電話機
ホルダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、アンテナと各種機器を搭載する自動車内で携帯電話
機を使用するための車両用携帯電話機ホルダーであっ
て、アンテナと接続される補助アンテナと、各種機器と
携帯電話機との間で非接触で通信を行うためのインタフ
ェース手段と、シールド性と遮光性を有し、携帯電話
機、補助アンテナおよびインタフェース手段を収納する
筐体とを備える。 (2) 請求項2の発明は、筐体を金属製としたもので
ある。 (3) 請求項3の発明は、筐体を非金属製とし、筐体
の全面にシールド材を張り付けるようにしたものであ
る。 (4) 請求項4の発明は、筐体の一部を金属製とし、
非金属部分にシールド材を張り付けるようにしたもので
ある。 (5) 請求項5の発明は、筐体内の少なくとも一部に
電波吸収体を備えるようにしたものである。 (6) 請求項6の発明は、アンテナと補助アンテナと
の間に信号増幅器を設けるようにしたものである。 (7) 請求項7の発明は、インタフェース手段の通信
媒体を電磁波または赤外光としたものである。 (8) 請求項8の発明は、筐体内に携帯電話機を固定
するための固定部材を設けるようにしたものである。 (9) 請求項9の発明は、各種機器の中に携帯電話機
を手に持たずに通話を可能にするハンズフリー装置が含
まれる。 (10) 請求項10の発明は、各種機器の中にナビゲ
ーション装置が含まれる。 (11) 請求項11の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内のインタフェース手段の
設置面と対向する面に赤外光を受光する受光手段を設
け、筐体内の携帯電話機の有無を検出するようにしたも
のである。 (12) 請求項12の発明は、筐体内の携帯電話機の
両側の面にインタフェース手段を設けるようにしたもの
である。 (13) 請求項13の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内の1面に、インタフェー
ス手段から送られた赤外光を筐体内に放射するととも
に、携帯電話機から放射された赤外光を入力してインタ
フェース手段へ送る導光手段を設けるようにしたもので
ある。 (14) 請求項14の発明は、筐体内の導光手段の設
置面と対向する面に赤外光を受光する受光手段を設け、
筐体内の携帯電話機の有無を検出するようにしたもので
ある。 (15) 請求項15の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内の少なくとも2面に、イ
ンタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射す
るとともに、携帯電話機から放射された赤外光を入力し
てインタフェース手段へ送る導光手段を設けるようにし
たものである。 (16) 請求項16の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とする第1インタフェース手段と第2
インタフェース手段とから成り、筐体内の1面に、第1
インタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射
するとともに、携帯電話機から放射された赤外光を入力
して第1インタフェース手段へ送る第1の導光手段と、
第1の導光手段の設置面と対向する面に、第2インタフ
ェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射するとと
もに、携帯電話機から放射された赤外光を入力して第2
インタフェース手段へ送る第2の導光手段とを設ける。 (17) 請求項17の発明は、インタフェース手段を
前記筐体内面に沿って移動する移動手段と、移動手段に
よりインタフェース手段と携帯電話機との間の通信が良
好に行える位置にインタフェース手段を設定する制御手
段とを備えるようにしたものである。 (18) 請求項18の発明は、インタフェース手段は
赤外光を通信媒体とし、インタフェース手段の設置面と
対向する面に赤外光を受光する受光手段を設け、筐体内
の携帯電話機の有無を検出するようにしたものである。 (19) 請求項19の発明は、自動車のキースイッチ
がOFF位置に設定されたときに、携帯電話機の置き忘
れを警告する警告手段を備える。 (20) 請求項20の発明は、筐体の蓋の内側と筐体
内の蓋と対向する面とに携帯電話機を固定するための弾
力性のある固定部材を設けるようにしたものである。 (21) 請求項21の発明は、筐体を引き出し構造と
し、引き出しの扉の内側と引き出しの奥側とに弾力性の
ある固定部材を設け、携帯電話機を収納して引き出しの
扉を閉じたときに携帯電話機が固定部材により固定され
るようにしたものである。 (22) 請求項22の発明は、筐体に携帯電話機を出
し入れするための開口とその開口部に蓋を設け、携帯電
話機を開口から筐体内へ挿入する構造を有し、携帯電話
機の筐体内への出し入れに連動して蓋が開閉するととも
に、携帯電話機が筐体内へ挿入されると固定部材により
携帯電話機が固定されるようにしたものである。 (23) 請求項23の発明は、携帯電話機のリジェク
ト機構を設けるようにしたものである。 (24) 請求項24の発明は、自動車のセンターコン
ソールボックスの内面にシールド材を張り付けて車両用
携帯電話機ホルダーの筐体としたものである。
は、アンテナと各種機器を搭載する自動車内で携帯電話
機を使用するための車両用携帯電話機ホルダーであっ
て、アンテナと接続される補助アンテナと、各種機器と
携帯電話機との間で非接触で通信を行うためのインタフ
ェース手段と、シールド性と遮光性を有し、携帯電話
機、補助アンテナおよびインタフェース手段を収納する
筐体とを備える。 (2) 請求項2の発明は、筐体を金属製としたもので
ある。 (3) 請求項3の発明は、筐体を非金属製とし、筐体
の全面にシールド材を張り付けるようにしたものであ
る。 (4) 請求項4の発明は、筐体の一部を金属製とし、
非金属部分にシールド材を張り付けるようにしたもので
ある。 (5) 請求項5の発明は、筐体内の少なくとも一部に
電波吸収体を備えるようにしたものである。 (6) 請求項6の発明は、アンテナと補助アンテナと
の間に信号増幅器を設けるようにしたものである。 (7) 請求項7の発明は、インタフェース手段の通信
媒体を電磁波または赤外光としたものである。 (8) 請求項8の発明は、筐体内に携帯電話機を固定
するための固定部材を設けるようにしたものである。 (9) 請求項9の発明は、各種機器の中に携帯電話機
を手に持たずに通話を可能にするハンズフリー装置が含
まれる。 (10) 請求項10の発明は、各種機器の中にナビゲ
ーション装置が含まれる。 (11) 請求項11の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内のインタフェース手段の
設置面と対向する面に赤外光を受光する受光手段を設
け、筐体内の携帯電話機の有無を検出するようにしたも
のである。 (12) 請求項12の発明は、筐体内の携帯電話機の
両側の面にインタフェース手段を設けるようにしたもの
である。 (13) 請求項13の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内の1面に、インタフェー
ス手段から送られた赤外光を筐体内に放射するととも
に、携帯電話機から放射された赤外光を入力してインタ
フェース手段へ送る導光手段を設けるようにしたもので
ある。 (14) 請求項14の発明は、筐体内の導光手段の設
置面と対向する面に赤外光を受光する受光手段を設け、
筐体内の携帯電話機の有無を検出するようにしたもので
ある。 (15) 請求項15の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とし、筐体内の少なくとも2面に、イ
ンタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射す
るとともに、携帯電話機から放射された赤外光を入力し
てインタフェース手段へ送る導光手段を設けるようにし
たものである。 (16) 請求項16の発明は、インタフェース手段が
赤外光を通信媒体とする第1インタフェース手段と第2
インタフェース手段とから成り、筐体内の1面に、第1
インタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射
するとともに、携帯電話機から放射された赤外光を入力
して第1インタフェース手段へ送る第1の導光手段と、
第1の導光手段の設置面と対向する面に、第2インタフ
ェース手段から送られた赤外光を筐体内に放射するとと
もに、携帯電話機から放射された赤外光を入力して第2
インタフェース手段へ送る第2の導光手段とを設ける。 (17) 請求項17の発明は、インタフェース手段を
前記筐体内面に沿って移動する移動手段と、移動手段に
よりインタフェース手段と携帯電話機との間の通信が良
好に行える位置にインタフェース手段を設定する制御手
段とを備えるようにしたものである。 (18) 請求項18の発明は、インタフェース手段は
赤外光を通信媒体とし、インタフェース手段の設置面と
対向する面に赤外光を受光する受光手段を設け、筐体内
の携帯電話機の有無を検出するようにしたものである。 (19) 請求項19の発明は、自動車のキースイッチ
がOFF位置に設定されたときに、携帯電話機の置き忘
れを警告する警告手段を備える。 (20) 請求項20の発明は、筐体の蓋の内側と筐体
内の蓋と対向する面とに携帯電話機を固定するための弾
力性のある固定部材を設けるようにしたものである。 (21) 請求項21の発明は、筐体を引き出し構造と
し、引き出しの扉の内側と引き出しの奥側とに弾力性の
ある固定部材を設け、携帯電話機を収納して引き出しの
扉を閉じたときに携帯電話機が固定部材により固定され
るようにしたものである。 (22) 請求項22の発明は、筐体に携帯電話機を出
し入れするための開口とその開口部に蓋を設け、携帯電
話機を開口から筐体内へ挿入する構造を有し、携帯電話
機の筐体内への出し入れに連動して蓋が開閉するととも
に、携帯電話機が筐体内へ挿入されると固定部材により
携帯電話機が固定されるようにしたものである。 (23) 請求項23の発明は、携帯電話機のリジェク
ト機構を設けるようにしたものである。 (24) 請求項24の発明は、自動車のセンターコン
ソールボックスの内面にシールド材を張り付けて車両用
携帯電話機ホルダーの筐体としたものである。
【0008】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、携帯
電話機と、車載アンテナと接続される補助アンテナと、
各種機器と携帯電話機との間で非接触で通信を行うため
のインタフェース手段とを、シールド性と遮光性を有す
る筐体に収納するようにしたので、ケーブルやコネクタ
ーを用いずに非接触で携帯電話機を車載アンテナに接続
することができ、操作性を向上させることが上に、コネ
クターの接触不良がなくなり、信頼性を向上させること
ができる。また、シールド性を有する筐体としたので、
外部からの電波の進入を遮断することができ、上述した
閉ループ現象やフェージング現象を防止できる。さら
に、遮光性を有する筐体としたので外来光を遮断でき、
インタフェースの通信媒体として赤外光を用いる場合で
も、外来光の混入によるS/N比の低下を防止できる。 (2) 請求項2および請求項4の発明によれば、筐体
の全部または一部を金属製としたので、インタフェース
手段に含まれるアンテナのグランドを筐体自体と共用で
きる。 (3) 請求項3の発明によれば、筐体を非金属製と
し、筐体全面にシールド材を張り付けるようにしたの
で、ホルダーを軽量安価に形成でき、例えば自動車のセ
ンターコンソールボックスを筐体として利用することも
できる。 (4) 請求項4の発明によれば、シールドされた筐体
内の少なくとも一部に電波吸収体を備えるようにしたの
で、筐体内の不要な共振を防ぐことができる。 (5) 請求項6の発明によれば、アンテナと補助アン
テナとの間に信号増幅器を設けたので、微弱な電波の地
域でも良好な通信が行える。 (6) 請求項8の発明によれば、自動車の振動による
携帯電話機の破損や故障を防止することができる。 (7) 請求項9の発明によれば、携帯電話機を手に持
たずに通話することができる。 (8) 請求項10の発明によれば、携帯電話機を介し
て道路交通情報を入手できる。 (9) 請求項11の発明によれば、ホルダーの中の携
帯電話機の有無を検出することができる。 (10) 請求項12の発明によれば、ホルダー内の携
帯電話機の有無を検出できる上に、携帯電話機を裏向き
に収納しても通信できる。 (11) 請求項13の発明によれば、筐体内の1面
に、インタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に
放射するとともに、携帯電話機から放射された赤外光を
入力してインタフェース手段へ送る導光手段を設けたの
で、携帯電話機のインタフェース部が携帯電話機の側面
のどの位置にあっても、また携帯電話機収納時の位置ず
れがあっても、携帯電話機と確実に通信することがで
き、信頼性を向上させることができる。 (12) 請求項14の発明によれば、ホルダーの中の
携帯電話機の有無を検出することができる。 (13) 請求項15の発明によれば、筐体内の少なく
とも2面に、インタフェース手段から送られた赤外光を
筐体内に放射するとともに、携帯電話機から放射された
赤外光を入力してインタフェース手段へ送る導光手段を
設けたので、携帯電話機のインタフェース部が携帯電話
機の側面のどの位置にあっても、また携帯電話機を裏向
きに収納しても、さらに携帯電話機収納時に位置ずれが
あっても、携帯電話機と確実に通信することができ、信
頼性を向上させることができる。 (14) 請求項16の発明によれば、筐体内の対向す
る2つの面にそれぞれ導光手段とインタフェース手段と
を設けたので、携帯電話機のインタフェース部が携帯電
話機の側面のどの位置にあっても、また携帯電話機を裏
向きに収納しても、さらに携帯電話機収納時に位置ずれ
があっても、携帯電話機と確実に通信することができ、
信頼性を向上させることができる。 (15) 請求項17の発明によれば、インタフェース
手段を携帯電話機との通信が良好に行える位置まで移動
するようにしたので、携帯電話機のインタフェース部が
どの位置にあっても、また携帯電話機収納時に位置ずれ
があっても、携帯電話機と確実に通信することができ、
信頼性を向上させることができる。 (16) 請求項18の発明によれば、ホルダー内の携
帯電話機の有無を検出できる。 (17) 請求項19の発明によれば、ホルダー内への
携帯電話機の置き忘れを防止できる。 (18) 請求項20の発明によれば、筐体の蓋と筐体
内の蓋と対向する面とに携帯電話機の固定部材を設けた
ので、走行時の車両の振動などによる携帯電話機の破
損、故障を防止できる。 (19) 請求項21〜24の発明によれば、携帯電話
機をホルダーに簡単に収納できる上に、自動車のセンタ
ーコンソール付近やセンターコンソールボックスに、ス
ペースを有効利用してホルダーを設置することができ
る。
電話機と、車載アンテナと接続される補助アンテナと、
各種機器と携帯電話機との間で非接触で通信を行うため
のインタフェース手段とを、シールド性と遮光性を有す
る筐体に収納するようにしたので、ケーブルやコネクタ
ーを用いずに非接触で携帯電話機を車載アンテナに接続
することができ、操作性を向上させることが上に、コネ
クターの接触不良がなくなり、信頼性を向上させること
ができる。また、シールド性を有する筐体としたので、
外部からの電波の進入を遮断することができ、上述した
閉ループ現象やフェージング現象を防止できる。さら
に、遮光性を有する筐体としたので外来光を遮断でき、
インタフェースの通信媒体として赤外光を用いる場合で
も、外来光の混入によるS/N比の低下を防止できる。 (2) 請求項2および請求項4の発明によれば、筐体
の全部または一部を金属製としたので、インタフェース
手段に含まれるアンテナのグランドを筐体自体と共用で
きる。 (3) 請求項3の発明によれば、筐体を非金属製と
し、筐体全面にシールド材を張り付けるようにしたの
で、ホルダーを軽量安価に形成でき、例えば自動車のセ
ンターコンソールボックスを筐体として利用することも
できる。 (4) 請求項4の発明によれば、シールドされた筐体
内の少なくとも一部に電波吸収体を備えるようにしたの
で、筐体内の不要な共振を防ぐことができる。 (5) 請求項6の発明によれば、アンテナと補助アン
テナとの間に信号増幅器を設けたので、微弱な電波の地
域でも良好な通信が行える。 (6) 請求項8の発明によれば、自動車の振動による
携帯電話機の破損や故障を防止することができる。 (7) 請求項9の発明によれば、携帯電話機を手に持
たずに通話することができる。 (8) 請求項10の発明によれば、携帯電話機を介し
て道路交通情報を入手できる。 (9) 請求項11の発明によれば、ホルダーの中の携
帯電話機の有無を検出することができる。 (10) 請求項12の発明によれば、ホルダー内の携
帯電話機の有無を検出できる上に、携帯電話機を裏向き
に収納しても通信できる。 (11) 請求項13の発明によれば、筐体内の1面
に、インタフェース手段から送られた赤外光を筐体内に
放射するとともに、携帯電話機から放射された赤外光を
入力してインタフェース手段へ送る導光手段を設けたの
で、携帯電話機のインタフェース部が携帯電話機の側面
のどの位置にあっても、また携帯電話機収納時の位置ず
れがあっても、携帯電話機と確実に通信することがで
き、信頼性を向上させることができる。 (12) 請求項14の発明によれば、ホルダーの中の
携帯電話機の有無を検出することができる。 (13) 請求項15の発明によれば、筐体内の少なく
とも2面に、インタフェース手段から送られた赤外光を
筐体内に放射するとともに、携帯電話機から放射された
赤外光を入力してインタフェース手段へ送る導光手段を
設けたので、携帯電話機のインタフェース部が携帯電話
機の側面のどの位置にあっても、また携帯電話機を裏向
きに収納しても、さらに携帯電話機収納時に位置ずれが
あっても、携帯電話機と確実に通信することができ、信
頼性を向上させることができる。 (14) 請求項16の発明によれば、筐体内の対向す
る2つの面にそれぞれ導光手段とインタフェース手段と
を設けたので、携帯電話機のインタフェース部が携帯電
話機の側面のどの位置にあっても、また携帯電話機を裏
向きに収納しても、さらに携帯電話機収納時に位置ずれ
があっても、携帯電話機と確実に通信することができ、
信頼性を向上させることができる。 (15) 請求項17の発明によれば、インタフェース
手段を携帯電話機との通信が良好に行える位置まで移動
するようにしたので、携帯電話機のインタフェース部が
どの位置にあっても、また携帯電話機収納時に位置ずれ
があっても、携帯電話機と確実に通信することができ、
信頼性を向上させることができる。 (16) 請求項18の発明によれば、ホルダー内の携
帯電話機の有無を検出できる。 (17) 請求項19の発明によれば、ホルダー内への
携帯電話機の置き忘れを防止できる。 (18) 請求項20の発明によれば、筐体の蓋と筐体
内の蓋と対向する面とに携帯電話機の固定部材を設けた
ので、走行時の車両の振動などによる携帯電話機の破
損、故障を防止できる。 (19) 請求項21〜24の発明によれば、携帯電話
機をホルダーに簡単に収納できる上に、自動車のセンタ
ーコンソール付近やセンターコンソールボックスに、ス
ペースを有効利用してホルダーを設置することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】−発明の第1の実施の形態− 図1は第1の実施の形態の構成を示す図である。また、
図2は第1の実施の形態の断面図であり、携帯電話機ホ
ルダーの蓋を閉じた状態を示す。携帯電話機ホルダー1
の筐体2に蓋2aを設け、携帯電話機3をホルダー内に
収納して蓋2aを閉じると、筐体内に取り付けられた電
波吸収体4と緩衝体5との間に携帯電話機3が固定され
る。筐体2および蓋2aは金属製であり、シールド性を
備えているので筐体内へ入射する電波を遮断する。電波
吸収体4は、例えばスポンジにカーボンを含有させたも
のや、ゴムなどのように弾力性のある材質を用いて形成
する。また、緩衝体5は電磁波を良好に透過する発砲ス
チロールなどを用いて形成する。
図2は第1の実施の形態の断面図であり、携帯電話機ホ
ルダーの蓋を閉じた状態を示す。携帯電話機ホルダー1
の筐体2に蓋2aを設け、携帯電話機3をホルダー内に
収納して蓋2aを閉じると、筐体内に取り付けられた電
波吸収体4と緩衝体5との間に携帯電話機3が固定され
る。筐体2および蓋2aは金属製であり、シールド性を
備えているので筐体内へ入射する電波を遮断する。電波
吸収体4は、例えばスポンジにカーボンを含有させたも
のや、ゴムなどのように弾力性のある材質を用いて形成
する。また、緩衝体5は電磁波を良好に透過する発砲ス
チロールなどを用いて形成する。
【0010】また、筐体2の中にアンテナ6を設ける。
筐体内アンテナ6の導体部は誘電体基板6a上にプリン
トし、筐体内でレピータアンテナとして機能させる。こ
の筐体内アンテナ6には例えばモノポールアンテナなど
の線状アンテナ、逆Fアンテナ、マイクロストリップパ
ッチアンテナ、マイクロストリップラインアンテナなど
を用いることができる。筐体内アンテナ6はブースター
7を介して車載外部アンテナ8と接続される。ブースタ
ー7は外部アンテナ8で受信した電波を増幅して筐体内
アンテナ6へ送り、筐体内アンテナ6から筐体2内に放
射させる。この電波は携帯電話機3のアンテナ3aによ
り受信される。また、携帯電話機3のアンテナ3aから
発射された電波は筐体内アンテナ6で受信され、ブース
ター7で増幅されて外部アンテナ8から放射される。
筐体内アンテナ6の導体部は誘電体基板6a上にプリン
トし、筐体内でレピータアンテナとして機能させる。こ
の筐体内アンテナ6には例えばモノポールアンテナなど
の線状アンテナ、逆Fアンテナ、マイクロストリップパ
ッチアンテナ、マイクロストリップラインアンテナなど
を用いることができる。筐体内アンテナ6はブースター
7を介して車載外部アンテナ8と接続される。ブースタ
ー7は外部アンテナ8で受信した電波を増幅して筐体内
アンテナ6へ送り、筐体内アンテナ6から筐体2内に放
射させる。この電波は携帯電話機3のアンテナ3aによ
り受信される。また、携帯電話機3のアンテナ3aから
発射された電波は筐体内アンテナ6で受信され、ブース
ター7で増幅されて外部アンテナ8から放射される。
【0011】さらに、筐体2の左右内面の、携帯電話機
3のインタフェース部3bに対向する位置に、第1イン
タフェース部9と第2インタフェース部10とを設け
る。2つのインタフェース部9と10は同一構造とし、
携帯電話機3の表面(操作ボタン面)が蓋2a側に向け
て収納されると携帯電話機3のインタフェース部3bが
第1インタフェース部9と対向し、携帯電話機3の裏面
が蓋2a側に向けて収納されると携帯電話機3のインタ
フェース部3bが第2インタフェース部10と対向す
る。携帯電話機3のインタフェース部3bと、第1イン
タフェース部9または第2インタフェース部10との間
では、赤外光や電磁波などを用いて非接触で通信を行
う。
3のインタフェース部3bに対向する位置に、第1イン
タフェース部9と第2インタフェース部10とを設け
る。2つのインタフェース部9と10は同一構造とし、
携帯電話機3の表面(操作ボタン面)が蓋2a側に向け
て収納されると携帯電話機3のインタフェース部3bが
第1インタフェース部9と対向し、携帯電話機3の裏面
が蓋2a側に向けて収納されると携帯電話機3のインタ
フェース部3bが第2インタフェース部10と対向す
る。携帯電話機3のインタフェース部3bと、第1イン
タフェース部9または第2インタフェース部10との間
では、赤外光や電磁波などを用いて非接触で通信を行
う。
【0012】第1および第2インタフェース部9,10
はそれぞれ通信制御装置11を介してハンズフリー装置
12や車両内情報機器13と接続される。携帯電話機3
は音声による通話の他にデータ通信を行うことができ
る。この場合、データ通信を行うのか、音声通話を行う
のかを切り換える必要がある。一部の携帯電話サービス
では音声通話とデータ通信とを同時に行っているが、時
分割多重方式をとっており、送信の際には音声信号とデ
ータとの多重化、受信の際には音声信号とデータとの分
配を行う必要がある。通信制御装置11は音声通話とデ
ータ通信の切り換えや、音声信号とデータの多重化と分
配を行う。
はそれぞれ通信制御装置11を介してハンズフリー装置
12や車両内情報機器13と接続される。携帯電話機3
は音声による通話の他にデータ通信を行うことができ
る。この場合、データ通信を行うのか、音声通話を行う
のかを切り換える必要がある。一部の携帯電話サービス
では音声通話とデータ通信とを同時に行っているが、時
分割多重方式をとっており、送信の際には音声信号とデ
ータとの多重化、受信の際には音声信号とデータとの分
配を行う必要がある。通信制御装置11は音声通話とデ
ータ通信の切り換えや、音声信号とデータの多重化と分
配を行う。
【0013】ハンズフリー装置12にはマイクやスピー
カーの他に、携帯電話機3の操作機能を有する。また、
車両内情報機器11にはナビゲーション装置が含まれ
る。通信制御装置13は、ナビゲーション装置などの車
両内情報機器13が外部の情報網とデータ通信を行う場
合には、インタフェース部9または10と車両内情報機
器13との間を導通状態にし、インタフェース部9また
は10とハンズフリー装置12との間を遮断する。逆
に、ハンズフリー装置12により音声通話を行う場合に
は、インタフェース部9または10とハンズフリー装置
12との間を導通状態にし、インタフェース部9または
10と車両内情報機器13との間を遮断する。
カーの他に、携帯電話機3の操作機能を有する。また、
車両内情報機器11にはナビゲーション装置が含まれ
る。通信制御装置13は、ナビゲーション装置などの車
両内情報機器13が外部の情報網とデータ通信を行う場
合には、インタフェース部9または10と車両内情報機
器13との間を導通状態にし、インタフェース部9また
は10とハンズフリー装置12との間を遮断する。逆
に、ハンズフリー装置12により音声通話を行う場合に
は、インタフェース部9または10とハンズフリー装置
12との間を導通状態にし、インタフェース部9または
10と車両内情報機器13との間を遮断する。
【0014】一方、音声信号とデータとを時分割多重方
式により同時に通信する場合には、送信するときはハン
ズフリー装置12から入力される音声信号をデジタル化
し、車両内情報機器13から入力されるデータと時分割
多重にしてインタフェース部9または10に入力する。
また、受信するときは時分割多重化された音声信号とデ
ータをインタフェース部9または10から受信し、デジ
タルの音声信号とデータとを分離し、音声信号をD/A
変換してハンズフリー装置12へ送り、データを車両内
情報機器13へ送る。
式により同時に通信する場合には、送信するときはハン
ズフリー装置12から入力される音声信号をデジタル化
し、車両内情報機器13から入力されるデータと時分割
多重にしてインタフェース部9または10に入力する。
また、受信するときは時分割多重化された音声信号とデ
ータをインタフェース部9または10から受信し、デジ
タルの音声信号とデータとを分離し、音声信号をD/A
変換してハンズフリー装置12へ送り、データを車両内
情報機器13へ送る。
【0015】携帯電話機3の発着信は車室内のハンズフ
リー装置12を使って行われる。携帯電話機3のアンテ
ナ3aから発射された電波は筐体内アンテナ6で受信さ
れ、ブースター7により増幅されて外部アンテナ8から
放射される。このとき、筐体内アンテナ6は金属製の筐
体2と蓋2aで外部からシールドされているため、外部
アンテナ8から放射された電波は筐体内へ進入できず、
筐体内アンテナ6で受信されることはない。したがっ
て、車両の外部アンテナから放射された電波がふたたび
車室内アンテナで受信され、上述した閉ループによる発
振現象を起こすようなことがない。
リー装置12を使って行われる。携帯電話機3のアンテ
ナ3aから発射された電波は筐体内アンテナ6で受信さ
れ、ブースター7により増幅されて外部アンテナ8から
放射される。このとき、筐体内アンテナ6は金属製の筐
体2と蓋2aで外部からシールドされているため、外部
アンテナ8から放射された電波は筐体内へ進入できず、
筐体内アンテナ6で受信されることはない。したがっ
て、車両の外部アンテナから放射された電波がふたたび
車室内アンテナで受信され、上述した閉ループによる発
振現象を起こすようなことがない。
【0016】一方、基地局から放射された電波は外部ア
ンテナ8で受信され、ブースター7で増幅されて筐体内
アンテナ6から筐体内に放射され、携帯電話機3のアン
テナ3aで受信される。このとき、筐体内アンテナ6は
金属製の筐体2と蓋2aで外部とシールドされているた
め、筐体内アンテナ6から放射された電波は筐体外へ漏
れるようなことはなく、外部アンテナ8で受信されるこ
とはない。したがって、閉ループによる発振現象は起き
ない。
ンテナ8で受信され、ブースター7で増幅されて筐体内
アンテナ6から筐体内に放射され、携帯電話機3のアン
テナ3aで受信される。このとき、筐体内アンテナ6は
金属製の筐体2と蓋2aで外部とシールドされているた
め、筐体内アンテナ6から放射された電波は筐体外へ漏
れるようなことはなく、外部アンテナ8で受信されるこ
とはない。したがって、閉ループによる発振現象は起き
ない。
【0017】また、携帯電話機3が金属製の筐体2と蓋
2aの中に収納され外部からシールドされているため、
電話基地局から放射された電波が直接、携帯電話機3の
アンテナ3aで受信されることはなく、したがって上述
したフェージング現象が起きることはない。なお、筐体
2と蓋2aを金属製としたことにより、筐体2を筐体内
アンテナ6のグラウンドとすることができる。
2aの中に収納され外部からシールドされているため、
電話基地局から放射された電波が直接、携帯電話機3の
アンテナ3aで受信されることはなく、したがって上述
したフェージング現象が起きることはない。なお、筐体
2と蓋2aを金属製としたことにより、筐体2を筐体内
アンテナ6のグラウンドとすることができる。
【0018】一般に、金属筐体内に電波を放射すると不
要な共振を発生し、通信に悪影響を与える場合がある
が、筐体2の中に電波吸収体4を取り付けたので、金属
筐体内の不要な共振を防止することができる。
要な共振を発生し、通信に悪影響を与える場合がある
が、筐体2の中に電波吸収体4を取り付けたので、金属
筐体内の不要な共振を防止することができる。
【0019】携帯電話機3は、緩衝体5と弾力性のある
電波吸収体4との間に固定されるので、走行時の車両の
振動が吸収され、携帯電話機3を破損するようなことが
ない。
電波吸収体4との間に固定されるので、走行時の車両の
振動が吸収され、携帯電話機3を破損するようなことが
ない。
【0020】この実施の形態によれば、ケーブル、コネ
クタを用いずに非接触で携帯電話機3を外部アンテナ
8、ハンズフリー装置12、車両内情報機器13と接続
することができ、携帯電話機3を手に持たずに使用で
き、操作性が向上する上に、コネクタなどの接触不良を
防止でき、信頼性が向上する。
クタを用いずに非接触で携帯電話機3を外部アンテナ
8、ハンズフリー装置12、車両内情報機器13と接続
することができ、携帯電話機3を手に持たずに使用で
き、操作性が向上する上に、コネクタなどの接触不良を
防止でき、信頼性が向上する。
【0021】また、筐体2と蓋2aで外来光が遮光され
るので、インタフェース部3b、9、10で赤外光を用
いて通信を行っても、外来光の混入によるS/N比の低
下がなく、良好な通信を行うことができる。
るので、インタフェース部3b、9、10で赤外光を用
いて通信を行っても、外来光の混入によるS/N比の低
下がなく、良好な通信を行うことができる。
【0022】次に、図3、図4に示すフローチャートに
より第1の実施の形態の動作を説明する。ステップ1で
イグニッションキーがON位置に設定されるとステップ
2へ進み、車両内情報機器13から通信制御装置11に
対して携帯電話機3の有無の確認を要求する。通信制御
装置11は、ステップ3で第1インタフェース部9から
確認信号を発光する。ステップ4では、第1インタフェ
ース部9から発せられた発光信号を、第1インタフェー
ス部9の対面に設けられた第2インタフェース部10で
受光できるかどうかを確認する。第2インタフェース部
10で第1インタフェース部9の発光信号を受光できる
ときは、第1インタフェース部9と第2インタフェース
部10との間に発光信号を遮るものがなく、ホルダー内
に携帯電話機3がないと判断する。そして、ステップ5
で通信制御装置11から車両内情報機器13へホルダー
内に携帯電話機3がない旨を伝え、続くステップ6で一
定の時間待ちを行った後、ステップ2へ戻る。
より第1の実施の形態の動作を説明する。ステップ1で
イグニッションキーがON位置に設定されるとステップ
2へ進み、車両内情報機器13から通信制御装置11に
対して携帯電話機3の有無の確認を要求する。通信制御
装置11は、ステップ3で第1インタフェース部9から
確認信号を発光する。ステップ4では、第1インタフェ
ース部9から発せられた発光信号を、第1インタフェー
ス部9の対面に設けられた第2インタフェース部10で
受光できるかどうかを確認する。第2インタフェース部
10で第1インタフェース部9の発光信号を受光できる
ときは、第1インタフェース部9と第2インタフェース
部10との間に発光信号を遮るものがなく、ホルダー内
に携帯電話機3がないと判断する。そして、ステップ5
で通信制御装置11から車両内情報機器13へホルダー
内に携帯電話機3がない旨を伝え、続くステップ6で一
定の時間待ちを行った後、ステップ2へ戻る。
【0023】第2インタフェース部10で第1インタフ
ェース部9からの発光信号を受光できるときは、ステッ
プ7で通信制御装置11から車両内情報機器13へホル
ダー内に携帯電話機3がある旨を伝える。車両内情報機
器13は、ステップ8で通信制御装置11に対して発呼
試験を行うことを要求する。この発呼試験とは、ホルダ
ー内に収納されている携帯電話機3を介して外部の情報
網に電話をかけ、確実につながるかどうかを調べる試験
である。通信制御装置11は、ステップ9で第1インタ
フェース部9を介して携帯電話機3の発呼試験を行う。
続くステップ10で、携帯電話機3のインタフェース部
3bから第1インタフェース部9を介して発呼試験に対
する応答信号が返ってくるかどうかを確認し、応答があ
ればステップ11へ進む。ステップ11では、第1イン
タフェース部9が携帯電話機3のインタフェース部3b
と対向していると判断し、以後の通信には第1インタフ
ェース部9を使用することを決定する。
ェース部9からの発光信号を受光できるときは、ステッ
プ7で通信制御装置11から車両内情報機器13へホル
ダー内に携帯電話機3がある旨を伝える。車両内情報機
器13は、ステップ8で通信制御装置11に対して発呼
試験を行うことを要求する。この発呼試験とは、ホルダ
ー内に収納されている携帯電話機3を介して外部の情報
網に電話をかけ、確実につながるかどうかを調べる試験
である。通信制御装置11は、ステップ9で第1インタ
フェース部9を介して携帯電話機3の発呼試験を行う。
続くステップ10で、携帯電話機3のインタフェース部
3bから第1インタフェース部9を介して発呼試験に対
する応答信号が返ってくるかどうかを確認し、応答があ
ればステップ11へ進む。ステップ11では、第1イン
タフェース部9が携帯電話機3のインタフェース部3b
と対向していると判断し、以後の通信には第1インタフ
ェース部9を使用することを決定する。
【0024】ステップ12において、発呼試験に対する
応答信号の内容を分析し、異常があればステップ16へ
進む。ステップ16では携帯電話機3のサービス圏外に
あって電話が通じないと判断し、続くステップ17でユ
ーザーにその旨を告知する。そして、ステップ18で一
定の時間待ちを行った後、ステップ9へ戻ってふたたび
発呼試験を行う。一方、発呼試験に対する応答信号の内
容に問題がない場合は、ステップ13で通信回線が正常
であると判断し、続くステップ14でユーザーにその旨
を告知する。そして、ステップ15で通信サービスやハ
ンズフリー動作を開始する。
応答信号の内容を分析し、異常があればステップ16へ
進む。ステップ16では携帯電話機3のサービス圏外に
あって電話が通じないと判断し、続くステップ17でユ
ーザーにその旨を告知する。そして、ステップ18で一
定の時間待ちを行った後、ステップ9へ戻ってふたたび
発呼試験を行う。一方、発呼試験に対する応答信号の内
容に問題がない場合は、ステップ13で通信回線が正常
であると判断し、続くステップ14でユーザーにその旨
を告知する。そして、ステップ15で通信サービスやハ
ンズフリー動作を開始する。
【0025】ステップ10において、第1インタフェー
ス部9を介して行った発呼試験に対して応答がなかった
場合はステップ19へ進み、携帯電話機3が裏向きにホ
ルダーにセットされている可能性があると判断し、第2
インタフェース部10を介して携帯電話機3の発呼試験
を行う。ステップ20で、携帯電話機3のインタフェー
ス部3bから第2インタフェース部10を介して発呼試
験に対する応答信号が返ってくるかどうかを確認し、応
答があればステップ21へ進む。ステップ21では、第
2インタフェース部10が携帯電話機3のインタフェー
ス部3bと対向していると判断し、以後の通信には第2
インタフェース部10を使用することを決定する。
ス部9を介して行った発呼試験に対して応答がなかった
場合はステップ19へ進み、携帯電話機3が裏向きにホ
ルダーにセットされている可能性があると判断し、第2
インタフェース部10を介して携帯電話機3の発呼試験
を行う。ステップ20で、携帯電話機3のインタフェー
ス部3bから第2インタフェース部10を介して発呼試
験に対する応答信号が返ってくるかどうかを確認し、応
答があればステップ21へ進む。ステップ21では、第
2インタフェース部10が携帯電話機3のインタフェー
ス部3bと対向していると判断し、以後の通信には第2
インタフェース部10を使用することを決定する。
【0026】なお、第1インタフェース部9を経由する
発呼試験と、第2インタフェース部10を経由する発呼
試験のいずれにおいても携帯電話機3から応答信号が得
られなかった場合は、ステップ22で携帯電話機3の電
源がオフされているか、インタフェース部3b、9、1
0の故障による通信不良と判断し、ステップ23でユー
ザーに告知する。
発呼試験と、第2インタフェース部10を経由する発呼
試験のいずれにおいても携帯電話機3から応答信号が得
られなかった場合は、ステップ22で携帯電話機3の電
源がオフされているか、インタフェース部3b、9、1
0の故障による通信不良と判断し、ステップ23でユー
ザーに告知する。
【0027】ステップ24において、発呼試験に対する
応答信号の内容を分析し、異常があればステップ25へ
進む。ステップ25では携帯電話機3のサービス圏外に
あって電話が通じないと判断し、続くステップ26でユ
ーザーにその旨を告知する。そして、ステップ27で一
定の時間待ちを行った後、ステップ19へ戻ってふたた
び発呼試験を行う。一方、発呼試験に対する応答信号の
内容に問題がない場合は、ステップ13で通信回線が正
常であると判断し、続くステップ14でユーザーにその
旨を告知する。そして、ステップ15で通信サービスや
ハンズフリー動作を開始する。
応答信号の内容を分析し、異常があればステップ25へ
進む。ステップ25では携帯電話機3のサービス圏外に
あって電話が通じないと判断し、続くステップ26でユ
ーザーにその旨を告知する。そして、ステップ27で一
定の時間待ちを行った後、ステップ19へ戻ってふたた
び発呼試験を行う。一方、発呼試験に対する応答信号の
内容に問題がない場合は、ステップ13で通信回線が正
常であると判断し、続くステップ14でユーザーにその
旨を告知する。そして、ステップ15で通信サービスや
ハンズフリー動作を開始する。
【0028】第1の実施の形態によれば、ホルダー内の
携帯電話機の有無の確認と、電話回線の接続状況の確認
とを自動的に行うことができる。
携帯電話機の有無の確認と、電話回線の接続状況の確認
とを自動的に行うことができる。
【0029】−第1の実施の形態の変形例− 上述した第1の実施の形態では金属製の筐体2と蓋2a
を用いて携帯電話機をシールドする例を示したが、筐体
と蓋を樹脂製とし、筐体と蓋の内面にシールド板を張り
付けても上記実施の形態と同様なシールド効果が得られ
る。特に、コンソールボックスに携帯電話機ホルダーを
設置する場合には、樹脂製のコンソールボックスの内面
にシールド板を張り付けるだけで、コンソールボックス
を大幅に改造することなく携帯電話機ホルダーにするこ
とができる。また、筐体の一部を金属製とし、筐体の非
金属部分の内面にシールド板を張り付けるようにしても
よい。
を用いて携帯電話機をシールドする例を示したが、筐体
と蓋を樹脂製とし、筐体と蓋の内面にシールド板を張り
付けても上記実施の形態と同様なシールド効果が得られ
る。特に、コンソールボックスに携帯電話機ホルダーを
設置する場合には、樹脂製のコンソールボックスの内面
にシールド板を張り付けるだけで、コンソールボックス
を大幅に改造することなく携帯電話機ホルダーにするこ
とができる。また、筐体の一部を金属製とし、筐体の非
金属部分の内面にシールド板を張り付けるようにしても
よい。
【0030】−第1の実施の形態の他の変形例− 上述した第1の実施の形態では2個の同じインタフェー
ス部9と10を対向して配置し、携帯電話機3の有無を
検出する例を示したが、第1インタフェース部9の通信
媒体に赤外光を用いるとともに、第2インタフェース部
10を簡単な受光部とし、第1インタフェース部9から
発せられる発光信号の受光の有無により携帯電話機の有
無を検出するようにしてもよい。この場合、携帯電話機
を裏向きにしてホルダーに入れると通信不能になるが、
一方のインタフェース部を簡素化することにより装置の
コストを低減できる。
ス部9と10を対向して配置し、携帯電話機3の有無を
検出する例を示したが、第1インタフェース部9の通信
媒体に赤外光を用いるとともに、第2インタフェース部
10を簡単な受光部とし、第1インタフェース部9から
発せられる発光信号の受光の有無により携帯電話機の有
無を検出するようにしてもよい。この場合、携帯電話機
を裏向きにしてホルダーに入れると通信不能になるが、
一方のインタフェース部を簡素化することにより装置の
コストを低減できる。
【0031】−第1の実施の形態の他の変形例− 上述した第1の実施の形態では、携帯電話機3のインタ
フェース部3bに対向する筐体内面の部位に、第1イン
タフェース部9と第2インタフェース部10を設けて携
帯電話機3と通信制御部11との間で通信を行う例を示
したが、通信媒体として赤外光を用いた場合のインタフ
ェース部の変形例を説明する。
フェース部3bに対向する筐体内面の部位に、第1イン
タフェース部9と第2インタフェース部10を設けて携
帯電話機3と通信制御部11との間で通信を行う例を示
したが、通信媒体として赤外光を用いた場合のインタフ
ェース部の変形例を説明する。
【0032】図5は携帯電話機ホルダーの変形例の構造
を示す図であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。ま
た、図6は図5に示す携帯電話機ホルダーの横断面図で
ある。なお、図2に示す機器と同様な機器に対しては同
一の符号を付して説明を省略する。携帯電話機3のイン
タフェース部3bに対向する側の筐体40の内面には、
光ファイバーなどの導光部材41と、ホログラム、液
晶、マイクロプリズムなどの回折部材42を設け、導光
部材41をインタフェース部43に接続する。
を示す図であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。ま
た、図6は図5に示す携帯電話機ホルダーの横断面図で
ある。なお、図2に示す機器と同様な機器に対しては同
一の符号を付して説明を省略する。携帯電話機3のイン
タフェース部3bに対向する側の筐体40の内面には、
光ファイバーなどの導光部材41と、ホログラム、液
晶、マイクロプリズムなどの回折部材42を設け、導光
部材41をインタフェース部43に接続する。
【0033】図7は図5のA部の拡大図である。携帯電
話機3のインタフェース部3bから出力された赤外光
は、回折部材42により回折されて導光部材41に所定
の角度で入射し、導光部材41の中を進んでインタフェ
ース部43に入射する。逆に、インタフェース部43か
ら出力された赤外光は導光部材41の中を進み、回折部
材42により屈折されて筐体40内に放射され、携帯電
話機3のインタフェース部3bに入射する。このよう
に、携帯電話機3のインタフェース部3に対向する筐体
40の内面に導光部材41と回折部42を設置すること
によって、携帯電話機3のインタフェース部3bが所定
の側面のどこにあっても確実に通信を行うことができ、
携帯電話機3をホルダーに収納するときに位置がずれて
も確実に通信を行うことができる。
話機3のインタフェース部3bから出力された赤外光
は、回折部材42により回折されて導光部材41に所定
の角度で入射し、導光部材41の中を進んでインタフェ
ース部43に入射する。逆に、インタフェース部43か
ら出力された赤外光は導光部材41の中を進み、回折部
材42により屈折されて筐体40内に放射され、携帯電
話機3のインタフェース部3bに入射する。このよう
に、携帯電話機3のインタフェース部3に対向する筐体
40の内面に導光部材41と回折部42を設置すること
によって、携帯電話機3のインタフェース部3bが所定
の側面のどこにあっても確実に通信を行うことができ、
携帯電話機3をホルダーに収納するときに位置がずれて
も確実に通信を行うことができる。
【0034】−発明の第2の実施の形態− 上述した第1の実施の形態の変形例では、携帯電話機3
のインタフェース部3bに対向する側の筐体内の1面
に、導光部材41と回折部材42を設けた例を示した
が、筐体内の携帯電話機3の側面の周囲4面に導光部材
と回折部材を設置する第2の実施の形態を説明する。
のインタフェース部3bに対向する側の筐体内の1面
に、導光部材41と回折部材42を設けた例を示した
が、筐体内の携帯電話機3の側面の周囲4面に導光部材
と回折部材を設置する第2の実施の形態を説明する。
【0035】図8は第2の実施の形態の携帯電話機ホル
ダーの構造を示す図であり、筐体の蓋を開放した状態を
示す。また、図9は図8に示す携帯電話機ホルダーの横
断面図である。なお、上述した実施の形態およびその変
形例の構成機器に対しては同一の符号を付して説明を省
略する。筐体40内部の携帯電話機3の側面周囲4面に
は、光ファイバーなどの導光部材44と、ホログラム、
液晶、マイクロプリズムなどの回折部材45〜48を設
けるとともに、インタフェース部43側の角を除く導光
部材44の3つの角には反射部材49〜51を設ける。
ダーの構造を示す図であり、筐体の蓋を開放した状態を
示す。また、図9は図8に示す携帯電話機ホルダーの横
断面図である。なお、上述した実施の形態およびその変
形例の構成機器に対しては同一の符号を付して説明を省
略する。筐体40内部の携帯電話機3の側面周囲4面に
は、光ファイバーなどの導光部材44と、ホログラム、
液晶、マイクロプリズムなどの回折部材45〜48を設
けるとともに、インタフェース部43側の角を除く導光
部材44の3つの角には反射部材49〜51を設ける。
【0036】今、図8に示すように右側面にインタフェ
ース部3bを備えた携帯電話機3の場合には、携帯電話
機3のインタフェース部3bから出力された赤外光が、
回折部材47に入射して回折され、導光部材44へ所定
の角度で入射する。導光部材44へ入射した赤外光の一
部は、導光部材44の中を進んで反射部材50と49で
反射され、インタフェース部43へ入射する。逆に、イ
ンタフェース部43から出力された赤外光の一部は、導
光部材44の中を進んで反射部材49と50で反射さ
れ、導光部材44から回折部材47へ入射して回折され
る。回折部材47へ入射した赤外光は筐体内へ放射さ
れ、携帯電話機3のインタフェース部3bへ入射する。
ース部3bを備えた携帯電話機3の場合には、携帯電話
機3のインタフェース部3bから出力された赤外光が、
回折部材47に入射して回折され、導光部材44へ所定
の角度で入射する。導光部材44へ入射した赤外光の一
部は、導光部材44の中を進んで反射部材50と49で
反射され、インタフェース部43へ入射する。逆に、イ
ンタフェース部43から出力された赤外光の一部は、導
光部材44の中を進んで反射部材49と50で反射さ
れ、導光部材44から回折部材47へ入射して回折され
る。回折部材47へ入射した赤外光は筐体内へ放射さ
れ、携帯電話機3のインタフェース部3bへ入射する。
【0037】携帯電話機3のインタフェース部3bとホ
ルダー側のインタフェース部43との間の通信以外の動
作は上述した第1の実施の形態の動作と同様であり、説
明を省略する。この第2の実施の形態によれば、第1の
実施の形態の作用効果に加え、携帯電話機3のインタフ
ェース部3bが上下左右の4つの側面のどこに設置され
ていてもホルダー側と非接触で確実に通信を行うことが
できる。
ルダー側のインタフェース部43との間の通信以外の動
作は上述した第1の実施の形態の動作と同様であり、説
明を省略する。この第2の実施の形態によれば、第1の
実施の形態の作用効果に加え、携帯電話機3のインタフ
ェース部3bが上下左右の4つの側面のどこに設置され
ていてもホルダー側と非接触で確実に通信を行うことが
できる。
【0038】−第2の実施の形態の変形例− 図10は第2の実施の形態の変形例の構造を示す図であ
り、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図11は図
10に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。な
お、上述した実施の形態およびその変形例の構成機器と
同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略す
る。この変形例では、導光部材41と回折部材42の設
置面と対向する面に、受光部52を設置する。ホルダー
内に携帯電話機3が収納されていない場合に、受光部5
2はインタフェース部43から導光部材41と回折部材
42を介して放射された赤外光を受光し、通信制御部1
1へ出力する。つまり、赤外光の受光の有無により携帯
電話機3の有無を検出することができる。
り、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図11は図
10に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。な
お、上述した実施の形態およびその変形例の構成機器と
同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略す
る。この変形例では、導光部材41と回折部材42の設
置面と対向する面に、受光部52を設置する。ホルダー
内に携帯電話機3が収納されていない場合に、受光部5
2はインタフェース部43から導光部材41と回折部材
42を介して放射された赤外光を受光し、通信制御部1
1へ出力する。つまり、赤外光の受光の有無により携帯
電話機3の有無を検出することができる。
【0039】−第2の実施の形態の他の変形例− 図12は第2の実施の形態の他の変形例の構造を示す図
であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図13
は図12に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。
なお、上述した実施の形態およびその変形例の構成機器
と同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略
する。導光部材41と回折部材42の設置面と対向する
面に、同様な構造の導光部材53と回折部材54を設
け、それらの部材53、54を別のインタフェース部5
5を介して通信制御装置11へ接続する。
であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図13
は図12に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。
なお、上述した実施の形態およびその変形例の構成機器
と同様な機器に対しては同一の符号を付して説明を省略
する。導光部材41と回折部材42の設置面と対向する
面に、同様な構造の導光部材53と回折部材54を設
け、それらの部材53、54を別のインタフェース部5
5を介して通信制御装置11へ接続する。
【0040】この変形例では、筐体40の左右内面の上
から下まで全域にわたって導光部材41、53と回折部
材42、54が設置されているため、回折部材42、5
4から筐体内の全域に赤外光が放射され、また、筐体内
の全域から赤外光を受光する。したがって、ホルダー内
に携帯電話機3が入っていても、一方の回折部材から放
射された赤外光が携帯電話機3で完全に遮光されず、そ
の一部が漏れて他方の回折部材に入射してしまい、携帯
電話機3の有無を検出できない。そこで、この変形例で
は、図9、図10に示す第1の実施の形態の動作と同様
に、左右のインタフェース部43、55から別個に発呼
試験を行い、携帯電話機3からの応答の有無によってい
ずれか一方のインタフェース部を通信用に決定する。な
お、この変形例の動作は、図9、図10に示すフローチ
ャートのステップ2〜7を削除した動作と同様であり、
図示と説明を省略する。
から下まで全域にわたって導光部材41、53と回折部
材42、54が設置されているため、回折部材42、5
4から筐体内の全域に赤外光が放射され、また、筐体内
の全域から赤外光を受光する。したがって、ホルダー内
に携帯電話機3が入っていても、一方の回折部材から放
射された赤外光が携帯電話機3で完全に遮光されず、そ
の一部が漏れて他方の回折部材に入射してしまい、携帯
電話機3の有無を検出できない。そこで、この変形例で
は、図9、図10に示す第1の実施の形態の動作と同様
に、左右のインタフェース部43、55から別個に発呼
試験を行い、携帯電話機3からの応答の有無によってい
ずれか一方のインタフェース部を通信用に決定する。な
お、この変形例の動作は、図9、図10に示すフローチ
ャートのステップ2〜7を削除した動作と同様であり、
図示と説明を省略する。
【0041】−発明の第3の実施の形態− 上述した実施の形態とその変形例の携帯電話機ホルダー
により通信サービスやハンズフリー機能を利用している
ときに、エンジンキーをオフした場合の動作を図14に
より説明する。図3のステップ15で通信サービスやハ
ンズフリー機能を開始した後、図14のステップ31へ
進み、エンジンキーがオフされたかどうかを確認する。
エンジンキーがオフされたらステップ32へ進み、設定
時間だけ携帯電話機ホルダーへの電源供給を継続するた
めのタイマーをスタートさせる。次に、ステップ33で
通信サービスやハンズフリー機能を停止し、続くステッ
プ34でユーザーに携帯電話機3がホルダーに入ったま
まになっていることを告知する。ステップ35ではタイ
マーの設定時間が経過したら電源の供給を停止し、携帯
電話機ホルダーのシステムを停止する。これにより、ユ
ーザーが車両から離れるときに、携帯電話機の置き忘れ
を防止できる。
により通信サービスやハンズフリー機能を利用している
ときに、エンジンキーをオフした場合の動作を図14に
より説明する。図3のステップ15で通信サービスやハ
ンズフリー機能を開始した後、図14のステップ31へ
進み、エンジンキーがオフされたかどうかを確認する。
エンジンキーがオフされたらステップ32へ進み、設定
時間だけ携帯電話機ホルダーへの電源供給を継続するた
めのタイマーをスタートさせる。次に、ステップ33で
通信サービスやハンズフリー機能を停止し、続くステッ
プ34でユーザーに携帯電話機3がホルダーに入ったま
まになっていることを告知する。ステップ35ではタイ
マーの設定時間が経過したら電源の供給を停止し、携帯
電話機ホルダーのシステムを停止する。これにより、ユ
ーザーが車両から離れるときに、携帯電話機の置き忘れ
を防止できる。
【0042】−発明の第4の実施の形態− 通信媒体として赤外光を用いる場合には、上記の実施の
形態で説明したように、導光部材と回折部材を用いるこ
とによって携帯電話機3のインタフェース部3bが側面
のどの位置にあっても通信を行うことができる。しか
し、図2に示すような導光部材と回折部材を用いない小
型のインタフェース部9、10によって通信を行う場合
や、通信媒体として電磁波を用いる場合には、携帯電話
機3のインタフェース部3bと対向する位置にインタフ
ェース部を設置しなければならない。そこで、この第4
の実施の形態では、ホルダー側のインタフェース部を移
動可能に構成し、携帯電話機3のインタフェース部3b
と対向する位置まで移動する。
形態で説明したように、導光部材と回折部材を用いるこ
とによって携帯電話機3のインタフェース部3bが側面
のどの位置にあっても通信を行うことができる。しか
し、図2に示すような導光部材と回折部材を用いない小
型のインタフェース部9、10によって通信を行う場合
や、通信媒体として電磁波を用いる場合には、携帯電話
機3のインタフェース部3bと対向する位置にインタフ
ェース部を設置しなければならない。そこで、この第4
の実施の形態では、ホルダー側のインタフェース部を移
動可能に構成し、携帯電話機3のインタフェース部3b
と対向する位置まで移動する。
【0043】図15は第4の実施の形態の構造を示す図
であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図16
は図15に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。
なお、上述した実施の形態およびその変形例と同様な構
成機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。
ホルダー側のインタフェース部60はローラー61と6
2の間に張ったベルト63に連結されており、ローラー
61、62の回転によりベルト63が移動してインタフ
ェース部60が筐体40の一面に沿って移動する。ま
た、インタフェース部60の移動方向には複数の薄い金
属板から成るシャッター64を設置し、インタフェース
部60が移動したときに複数の金属板が互いに接触した
ままスライドし、筐体40の中への電磁波や外来光の進
入を阻止する。さらに、モーター65はローラー61を
回転駆動し、制御装置66はモーター65を駆動制御し
てインタフェース部60を携帯電話機3のインタフェー
ス部3bに対向する位置まで移動する。
であり、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図16
は図15に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。
なお、上述した実施の形態およびその変形例と同様な構
成機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。
ホルダー側のインタフェース部60はローラー61と6
2の間に張ったベルト63に連結されており、ローラー
61、62の回転によりベルト63が移動してインタフ
ェース部60が筐体40の一面に沿って移動する。ま
た、インタフェース部60の移動方向には複数の薄い金
属板から成るシャッター64を設置し、インタフェース
部60が移動したときに複数の金属板が互いに接触した
ままスライドし、筐体40の中への電磁波や外来光の進
入を阻止する。さらに、モーター65はローラー61を
回転駆動し、制御装置66はモーター65を駆動制御し
てインタフェース部60を携帯電話機3のインタフェー
ス部3bに対向する位置まで移動する。
【0044】次に、第4の実施の形態の動作を説明す
る。通常、インタフェース部60は最もローラー61寄
りの初期位置に置かれる。エンジンキーがオンされる
と、通信制御装置11はモーター制御装置66にインタ
フェース部60を所定距離だけ移動する指令を出す。制
御装置66はこの指令に応答してモーター65を駆動し
てローラー61を回し、所定距離だけインタフェース部
60を移動する。インタフェース部60が所定距離だけ
移動したら、通信制御装置11はインタフェース部60
を介して携帯電話機3と通信試験(例えば発呼試験)を
行う。このとき、ホルダー側のインタフェース部60が
携帯電話機3のインタフェース部3bと対向する位置に
あれば良好な通信が行え、位置がずれているほど通信が
不良となる。通信制御装置11はインタフェース部60
を所定距離ずつ移動して通信試験を行い、位置ごとの通
信結果に基づいて両インタフェース部60、3bが対向
する位置を特定し、その位置にインタフェース部60を
移動して固定する。
る。通常、インタフェース部60は最もローラー61寄
りの初期位置に置かれる。エンジンキーがオンされる
と、通信制御装置11はモーター制御装置66にインタ
フェース部60を所定距離だけ移動する指令を出す。制
御装置66はこの指令に応答してモーター65を駆動し
てローラー61を回し、所定距離だけインタフェース部
60を移動する。インタフェース部60が所定距離だけ
移動したら、通信制御装置11はインタフェース部60
を介して携帯電話機3と通信試験(例えば発呼試験)を
行う。このとき、ホルダー側のインタフェース部60が
携帯電話機3のインタフェース部3bと対向する位置に
あれば良好な通信が行え、位置がずれているほど通信が
不良となる。通信制御装置11はインタフェース部60
を所定距離ずつ移動して通信試験を行い、位置ごとの通
信結果に基づいて両インタフェース部60、3bが対向
する位置を特定し、その位置にインタフェース部60を
移動して固定する。
【0045】この第4の実施の形態によれば、携帯電話
機3のインタフェース部3bの位置が側面のどの位置に
あっても、ホルダー側のインタフェース部60が自動的
に対向位置まで移動し、良好な通信を可能にする。した
がって、ホルダーと携帯電話機との間の通信に電磁波を
用いることができる。また、通信媒体に赤外光を用いた
場合でも、導光部材と回折部材を用いずにインタフェー
ス部を小型化することができる。さらに、ホルダー側の
インタフェース部を携帯電話機のインタフェース部と正
しく対向する位置に固定するので、両インタフェース部
間の距離が最小となり、通信に要する電力を低減するこ
とができる。なお、通信試験として上述した発呼試験を
行えば、ホルダー側のインタフェース部の位置決めと基
地局との通信試験とを同時に行うことができる。
機3のインタフェース部3bの位置が側面のどの位置に
あっても、ホルダー側のインタフェース部60が自動的
に対向位置まで移動し、良好な通信を可能にする。した
がって、ホルダーと携帯電話機との間の通信に電磁波を
用いることができる。また、通信媒体に赤外光を用いた
場合でも、導光部材と回折部材を用いずにインタフェー
ス部を小型化することができる。さらに、ホルダー側の
インタフェース部を携帯電話機のインタフェース部と正
しく対向する位置に固定するので、両インタフェース部
間の距離が最小となり、通信に要する電力を低減するこ
とができる。なお、通信試験として上述した発呼試験を
行えば、ホルダー側のインタフェース部の位置決めと基
地局との通信試験とを同時に行うことができる。
【0046】−第4の実施の形態の変形例− 上述した第4の実施の形態のインタフェース部60の設
置面と対向する面に受光部を設置し、携帯電話機3の有
無を検出するようにした変形例を説明する。なお、この
変形例は通信媒体に赤外光を用いる場合に限られる。
置面と対向する面に受光部を設置し、携帯電話機3の有
無を検出するようにした変形例を説明する。なお、この
変形例は通信媒体に赤外光を用いる場合に限られる。
【0047】図17はこの変形例の構造を示す図であ
り、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図18は図
17に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。な
お、上述した実施の形態およびその変形例と同様な構成
機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。こ
の変形例では、インタフェース部60の反対側の面に受
光部52を設置し、受光部52を通信制御装置11に接
続する。インタフェース部60から放射された赤外光が
受光部52で受光されれば、ホルダー内に携帯電話機3
がないと判断する。
り、筐体の蓋を開放した状態を示す。また、図18は図
17に示す携帯電話機ホルダーの横断面図である。な
お、上述した実施の形態およびその変形例と同様な構成
機器に対しては同一の符号を付して説明を省略する。こ
の変形例では、インタフェース部60の反対側の面に受
光部52を設置し、受光部52を通信制御装置11に接
続する。インタフェース部60から放射された赤外光が
受光部52で受光されれば、ホルダー内に携帯電話機3
がないと判断する。
【0048】次に、上述した各実施の形態とその変形例
の携帯電話機ホルダーの設置場所と実装形態について説
明する。携帯電話機ホルダーは、図19に示すような運
転席と助手席の間のコンソールボックス20内に設置す
ることができる。あるいは、非金属性のコンソールボッ
クス20の内面にシールド板を張り付け、コンソールボ
ックス20自体を携帯電話機ホルダーの筐体とすること
もできる。
の携帯電話機ホルダーの設置場所と実装形態について説
明する。携帯電話機ホルダーは、図19に示すような運
転席と助手席の間のコンソールボックス20内に設置す
ることができる。あるいは、非金属性のコンソールボッ
クス20の内面にシールド板を張り付け、コンソールボ
ックス20自体を携帯電話機ホルダーの筐体とすること
もできる。
【0049】また、図20に示すようにダッシュボード
の上部21に携帯電話機ホルダーを設置することもでき
る。この場合には、図2に示す筐体2の蓋2aを車両前
方を支点にして開閉する構造とし、携帯電話機を出し入
れする。
の上部21に携帯電話機ホルダーを設置することもでき
る。この場合には、図2に示す筐体2の蓋2aを車両前
方を支点にして開閉する構造とし、携帯電話機を出し入
れする。
【0050】図20に示すようにインストロアパネル付
近22に携帯電話機ホルダーを設置するようにしてもよ
い。この場合には、図21に示すように、筐体70を縦
長とし、蓋70aを下側を支点にして手前に開閉し、携
帯電話機3を出し入れする。なお、蓋70aにはストッ
パー70bを設け、携帯電話機3を出し入れ可能な所定
の開口以上に蓋70aが開かないようにする。
近22に携帯電話機ホルダーを設置するようにしてもよ
い。この場合には、図21に示すように、筐体70を縦
長とし、蓋70aを下側を支点にして手前に開閉し、携
帯電話機3を出し入れする。なお、蓋70aにはストッ
パー70bを設け、携帯電話機3を出し入れ可能な所定
の開口以上に蓋70aが開かないようにする。
【0051】図22は、携帯電話機3を収納したホルダ
ーの縦断面を示す。蓋70aが閉じられると、筐体内に
取り付けられた電波吸収体71と緩衝体72との間に携
帯電話機3が固定される。筐体70および蓋70aは金
属製であり、シールド性と遮光性を備えているので筐体
内への電磁波や光の入射を遮断する。電波吸収体71
は、例えばスポンジにカーボンを含有させたものや、ゴ
ムなどのように弾力性のある材質を用いて形成される。
また、緩衝体72は電磁波を良好に透過する発砲スチロ
ールなどを用いて形成される。筐体内アンテナ73は筐
体70の奥側に設置され、その導体部は誘電体基板73
a上にプリントされている。
ーの縦断面を示す。蓋70aが閉じられると、筐体内に
取り付けられた電波吸収体71と緩衝体72との間に携
帯電話機3が固定される。筐体70および蓋70aは金
属製であり、シールド性と遮光性を備えているので筐体
内への電磁波や光の入射を遮断する。電波吸収体71
は、例えばスポンジにカーボンを含有させたものや、ゴ
ムなどのように弾力性のある材質を用いて形成される。
また、緩衝体72は電磁波を良好に透過する発砲スチロ
ールなどを用いて形成される。筐体内アンテナ73は筐
体70の奥側に設置され、その導体部は誘電体基板73
a上にプリントされている。
【0052】さらにまた、携帯電話機ホルダーを図20
に示すセンターコンソール付近23に設置することもで
きる。この場合には、図23に示すように、筐体74を
引き出し構造とし、蓋74aを手前に引き出して携帯電
話機3を出し入れする。
に示すセンターコンソール付近23に設置することもで
きる。この場合には、図23に示すように、筐体74を
引き出し構造とし、蓋74aを手前に引き出して携帯電
話機3を出し入れする。
【0053】図24は、携帯電話機3を収納したホルダ
ーの横断面図を示す。蓋74aが閉じられると、筐体内
に取り付けられた電波吸収体75と緩衝体76との間に
携帯電話機3が固定される。筐体74および蓋74aは
金属製であり、シールド性と遮光性を備えているので筐
体内への電磁波や光の入射を遮断する。電波吸収体75
は、例えばスポンジにカーボンを含有させたものや、ゴ
ムなどのように弾力性のある材質を用いて形成される。
また、緩衝体76は電磁波を良好に透過する発砲スチロ
ールなどを用いて形成される。筐体内アンテナ77は筐
体74の上側に設置され、その導体部は誘電体基板77
a上にプリントされている。
ーの横断面図を示す。蓋74aが閉じられると、筐体内
に取り付けられた電波吸収体75と緩衝体76との間に
携帯電話機3が固定される。筐体74および蓋74aは
金属製であり、シールド性と遮光性を備えているので筐
体内への電磁波や光の入射を遮断する。電波吸収体75
は、例えばスポンジにカーボンを含有させたものや、ゴ
ムなどのように弾力性のある材質を用いて形成される。
また、緩衝体76は電磁波を良好に透過する発砲スチロ
ールなどを用いて形成される。筐体内アンテナ77は筐
体74の上側に設置され、その導体部は誘電体基板77
a上にプリントされている。
【0054】インストロアパネル付近22やセンターコ
ンソール付近23に携帯電話機ホルダーを設置する場合
には、図25〜図27に示す実装形態とすることができ
る。なお、図25〜図27において、上記実施の形態お
よびその変形例の構成機器と同様な機器に対しては同一
の符号を付して説明を省略する。この実装形態では、出
し入れ口80から携帯電話機3をホルダーに押し込むと
ともに、ハンドストラップ3cを引っ張ってホルダーか
ら携帯電話機3を取り出す。出し入れ口80にはシート
状の金属や電波吸収体、あるいはゴム系の電波吸収体な
どにより形成された蓋80aが取り付けられており、ホ
ルダー内への電磁波や光の進入を遮蔽する。携帯電話機
3をホルダーに挿入するときは、図25に示すように蓋
80aが内側に折れ曲がり、携帯電話機3がホルダー内
に収納されると図26に示すように蓋80aが出し入れ
口80を完全に塞ぐ。ホルダーから携帯電話機3を取り
出すときは図27に示すように蓋80aが外側に折れ曲
がる。つまり、蓋80aはホルダーへの携帯電話機3の
出し入れを妨げず、携帯電話機3がホルダーに収納され
ている時は、出し入れ口80を塞いで電磁波を遮蔽する
とともに遮光する。
ンソール付近23に携帯電話機ホルダーを設置する場合
には、図25〜図27に示す実装形態とすることができ
る。なお、図25〜図27において、上記実施の形態お
よびその変形例の構成機器と同様な機器に対しては同一
の符号を付して説明を省略する。この実装形態では、出
し入れ口80から携帯電話機3をホルダーに押し込むと
ともに、ハンドストラップ3cを引っ張ってホルダーか
ら携帯電話機3を取り出す。出し入れ口80にはシート
状の金属や電波吸収体、あるいはゴム系の電波吸収体な
どにより形成された蓋80aが取り付けられており、ホ
ルダー内への電磁波や光の進入を遮蔽する。携帯電話機
3をホルダーに挿入するときは、図25に示すように蓋
80aが内側に折れ曲がり、携帯電話機3がホルダー内
に収納されると図26に示すように蓋80aが出し入れ
口80を完全に塞ぐ。ホルダーから携帯電話機3を取り
出すときは図27に示すように蓋80aが外側に折れ曲
がる。つまり、蓋80aはホルダーへの携帯電話機3の
出し入れを妨げず、携帯電話機3がホルダーに収納され
ている時は、出し入れ口80を塞いで電磁波を遮蔽する
とともに遮光する。
【0055】筐体81の上部には、回転軸82を中心に
回転する弾力性のある電波吸収体83が設置される。こ
の電波吸収体83は、携帯電話機3がホルダー内に収納
されていないときは、図25に示すように、筐体81の
奥側(図の左側)が下がり、手前側(図の右側)が上が
っている。携帯電話機3をホルダーに挿入すると、電話
機3に押されて電波吸収体83の奥側が上がるとともに
手前側が下がり、最終的には図26に示すように電波吸
収体83が筐体81の上部を塞いでシールド性と遮光性
を確保しつつ、携帯電話機3をホルダー内に固定する。
回転する弾力性のある電波吸収体83が設置される。こ
の電波吸収体83は、携帯電話機3がホルダー内に収納
されていないときは、図25に示すように、筐体81の
奥側(図の左側)が下がり、手前側(図の右側)が上が
っている。携帯電話機3をホルダーに挿入すると、電話
機3に押されて電波吸収体83の奥側が上がるとともに
手前側が下がり、最終的には図26に示すように電波吸
収体83が筐体81の上部を塞いでシールド性と遮光性
を確保しつつ、携帯電話機3をホルダー内に固定する。
【0056】この実装形態によれば、携帯電話機3を出
し入れ口80からホルダーに出し入れするだけであり、
使い勝手がよい。また、上述した実装形態に比べて車室
内に現れるのはほぼ出し入れ口80だけとなり、車室内
のスペースを有効に利用できる。
し入れ口80からホルダーに出し入れするだけであり、
使い勝手がよい。また、上述した実装形態に比べて車室
内に現れるのはほぼ出し入れ口80だけとなり、車室内
のスペースを有効に利用できる。
【0057】コンソールボックス20やダッシュボード
の上部21に携帯電話機ホルダーを設置する場合には、
図28、図29に示す実装形態とすることができる。な
お、図28、図29において、上記実施の形態およびそ
の変形例と同様な機器に対しては同一の符号を付して説
明を省略する。
の上部21に携帯電話機ホルダーを設置する場合には、
図28、図29に示す実装形態とすることができる。な
お、図28、図29において、上記実施の形態およびそ
の変形例と同様な機器に対しては同一の符号を付して説
明を省略する。
【0058】図28、図29は携帯電話機3を収納した
ホルダーの断面図であり、図28が正面図、図29が側
面図である。この実装形態では、携帯電話機3を筐体8
5の上部出し入れ口86からホルダー内に押し込んで挿
入し、取り出すときはボタン87を操作してバネ88の
反発力により携帯電話機3を押し上げさせて取り出す。
出し入れ口86には金属や樹脂製の板に電波吸収体を張
り付けたもの、あるいはゴム系の電波吸収体などの蓋8
9を設置する。この蓋89にはばね90が取り付けられ
ており、蓋89はバネ側の支点を中心にして上方と下方
に開放可能である。携帯電話機3をホルダーに挿入する
ときは、図30(a)に示すように蓋89が押し下げら
れて下に開く。携帯電話機3が完全にホルダー内に収納
されると、図30(b)に示すように、ばね90の反発
力で蓋89が出し入れ口86を塞ぐ位置まで戻る。これ
により、電磁波や光がホルダー内に進入するのを防止で
きる。携帯電話機3を取り出すときは、図30(c)に
示すように、蓋89が携帯電話機3に押し上げられて上
に開く。
ホルダーの断面図であり、図28が正面図、図29が側
面図である。この実装形態では、携帯電話機3を筐体8
5の上部出し入れ口86からホルダー内に押し込んで挿
入し、取り出すときはボタン87を操作してバネ88の
反発力により携帯電話機3を押し上げさせて取り出す。
出し入れ口86には金属や樹脂製の板に電波吸収体を張
り付けたもの、あるいはゴム系の電波吸収体などの蓋8
9を設置する。この蓋89にはばね90が取り付けられ
ており、蓋89はバネ側の支点を中心にして上方と下方
に開放可能である。携帯電話機3をホルダーに挿入する
ときは、図30(a)に示すように蓋89が押し下げら
れて下に開く。携帯電話機3が完全にホルダー内に収納
されると、図30(b)に示すように、ばね90の反発
力で蓋89が出し入れ口86を塞ぐ位置まで戻る。これ
により、電磁波や光がホルダー内に進入するのを防止で
きる。携帯電話機3を取り出すときは、図30(c)に
示すように、蓋89が携帯電話機3に押し上げられて上
に開く。
【0059】携帯電話機3がホルダーに収納されていな
いときは、携帯電話機3の台座91がロック爪92より
上側にある。出し入れ口86から携帯電話機3を押し込
むと、台座91がばね88の反発力に抗して下がり、ロ
ック爪92の下側位置でロックされる。
いときは、携帯電話機3の台座91がロック爪92より
上側にある。出し入れ口86から携帯電話機3を押し込
むと、台座91がばね88の反発力に抗して下がり、ロ
ック爪92の下側位置でロックされる。
【0060】弾力性のある電波吸収体93は、回転軸9
4に巻かれたばね95の一端であるアーム96に設置さ
れる。また、ばね95の他端のアーム97は台座91の
スライド部98にスライド自在に固定される。携帯電話
機3がホルダー内にないとき、つまり台座91がロック
爪92より上にあるときは、アーム97とスライド部9
8との連結部が図27の左側に移動している。これによ
り、アーム97と96は回転軸94を中心に反時計方向
に回転した位置にあり、電波吸収体93が図27の左側
に移動している。携帯電話機3をホルダーに押し込む
と、台座91が下がってロック爪2で固定されると同時
に、アーム97とスライド部98の連結部が図27の右
側に移動する。これにより、アーム97、96が回転軸
94を中心に時計方向に回転し、電波吸収体93が右側
に移動して携帯電話機3を緩衝体5に押しつけ固定す
る。
4に巻かれたばね95の一端であるアーム96に設置さ
れる。また、ばね95の他端のアーム97は台座91の
スライド部98にスライド自在に固定される。携帯電話
機3がホルダー内にないとき、つまり台座91がロック
爪92より上にあるときは、アーム97とスライド部9
8との連結部が図27の左側に移動している。これによ
り、アーム97と96は回転軸94を中心に反時計方向
に回転した位置にあり、電波吸収体93が図27の左側
に移動している。携帯電話機3をホルダーに押し込む
と、台座91が下がってロック爪2で固定されると同時
に、アーム97とスライド部98の連結部が図27の右
側に移動する。これにより、アーム97、96が回転軸
94を中心に時計方向に回転し、電波吸収体93が右側
に移動して携帯電話機3を緩衝体5に押しつけ固定す
る。
【0061】携帯電話機3がホルダー内に収納されてい
るときにボタン87を押すと、ばね100の反発力に抗
してアーム101が下がり、回転軸102を中心にロッ
ク爪2が時計方向に回転する。これにより、台座91の
ロック状態が解除され、台座91はばね88の反発力に
より押し上げられる。台座91の上昇にともなって、上
述したように電波吸収体93が携帯電話機3から離れ
る。
るときにボタン87を押すと、ばね100の反発力に抗
してアーム101が下がり、回転軸102を中心にロッ
ク爪2が時計方向に回転する。これにより、台座91の
ロック状態が解除され、台座91はばね88の反発力に
より押し上げられる。台座91の上昇にともなって、上
述したように電波吸収体93が携帯電話機3から離れ
る。
【0062】この実装形態によれば、携帯電話機3を出
し入れ口86からホルダー内に押し込み、ボタン87を
押してリジェクト機構により自動的に携帯電話機3をホ
ルダーから排出する構成としたので、使い勝手がよい。
また、車室内に現れるのはほぼ出し入れ口86だけとな
り、車室内のスペースを有効に利用できる。
し入れ口86からホルダー内に押し込み、ボタン87を
押してリジェクト機構により自動的に携帯電話機3をホ
ルダーから排出する構成としたので、使い勝手がよい。
また、車室内に現れるのはほぼ出し入れ口86だけとな
り、車室内のスペースを有効に利用できる。
【0063】以上の一実施の形態の構成において、外部
アンテナ8がアンテナを、筐体内アンテナ6、73、7
7が補助アンテナを、インタフェース部9、10、4
3、55、60がインタフェース手段を、筐体2、4
0、70、74、81、85が筐体を、ブースター7が
信号増幅器を、電波吸収体4および緩衝体5が固定部材
を、受光部52が受光手段を、導光部材41、44、5
3および回折部材42、45、46、47、48、54
および反射部材49、50、51が導光手段を、通信制
御装置11が制御手段をそれぞれ構成する。
アンテナ8がアンテナを、筐体内アンテナ6、73、7
7が補助アンテナを、インタフェース部9、10、4
3、55、60がインタフェース手段を、筐体2、4
0、70、74、81、85が筐体を、ブースター7が
信号増幅器を、電波吸収体4および緩衝体5が固定部材
を、受光部52が受光手段を、導光部材41、44、5
3および回折部材42、45、46、47、48、54
および反射部材49、50、51が導光手段を、通信制
御装置11が制御手段をそれぞれ構成する。
【図1】 第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 第1の実施の形態の断面図である。
【図3】 第1の実施の形態の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】 図3に続く、第1の実施の形態の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】 第1の実施の形態の変形例の構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】 図5に示す携帯電話機ホルダーの横断面図で
ある。
ある。
【図7】 図5に示すA部の拡大図である。
【図8】 第2の実施の形態の構造を示す図である。
【図9】 図8に示す携帯電話機ホルダーの横断面図で
ある。
ある。
【図10】 第2の実施の形態の変形例の構造を示す図
である。
である。
【図11】 図10に示す携帯電話機ホルダーの横断面
図である。
図である。
【図12】 第2の実施の形態の他の変形例の構造を示
す図である。
す図である。
【図13】 図12に示す携帯電話機ホルダーの横断面
図である。
図である。
【図14】 第3の実施の形態の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図15】 第4の実施の形態の構造を示す図である。
【図16】 図15に示す携帯電話機ホルダーの横断面
図である。
図である。
【図17】 第4の実施の形態の変形例の構造を示す図
である。
である。
【図18】 図17に示す携帯電話機ホルダーの横断面
図である。
図である。
【図19】 携帯電話機ホルダーの設置場所を示す図で
ある。
ある。
【図20】 携帯電話機ホルダーの設置場所を示す図で
ある。
ある。
【図21】 携帯電話機ホルダーの実装形態を示す図で
ある。
ある。
【図22】 図21に示す携帯電話機ホルダーの縦断面
図である。
図である。
【図23】 携帯電話機ホルダーの他の実装形態を示す
図である。
図である。
【図24】 図22に示す携帯電話機ホルダーの横断面
図である。
図である。
【図25】 携帯電話機ホルダーの他の実装形態を示す
図である。
図である。
【図26】 図25に続く、携帯電話機ホルダーの他の
実装形態を示す図である。
実装形態を示す図である。
【図27】 図26に続く、携帯電話機ホルダーの他の
実装形態を示す図である。
実装形態を示す図である。
【図28】 携帯電話機ホルダーの他の実装形態を示す
図である。
図である。
【図29】 図28に続く、携帯電話機ホルダーの他の
実装形態を示す図である。
実装形態を示す図である。
【図30】 図28に示すホルダーへの携帯電話機の出
し入れ時の様子を示す図である。
し入れ時の様子を示す図である。
1 携帯電話機ホルダー 2 筐体 2a 蓋 3 携帯電話機 3a アンテナ 3b インタフェース部 4 電波吸収体 5 緩衝体 6 筐体内アンテナ 6a 誘電体基板 7 ブースター 8 外部アンテナ 9,10 インタフェース部 11 通信制御装置 12 ハンズフリー装置 13 車両内情報機器 40 筐体 40a 蓋 41,44 導光部材 42,45,46,47,48 回折部材 43 インタフェース部 49,50,51 反射部材 52 受光部 53 導光部材 54 回折部材 55,60 インタフェース部 61,62 ローラー 63 ベルト 64 シャッター 65 モーター 66 モーター制御装置 70 筐体 70a 蓋 70b ストッパー 71 電波吸収体 72 緩衝体 73 筐体内アンテナ 73a 誘電体基板 74 筐体 74a 蓋 75 電波吸収体 76 緩衝体 77 アンテナ 77a 誘電体基板 80 出し入れ口 80a 蓋 81 筐体 82 支点 83 電波吸収体 85 筐体 86 出し入れ口 87 ボタン 88 ばね 89 蓋 90 ばね 91 台座 92 ロック爪 93 電波吸収体 94 回転軸 95 ばね 96,97 アーム 98 スライド部 100 ばね 101 アーム 102 回転軸
Claims (24)
- 【請求項1】 アンテナと各種機器を搭載する自動車内
で携帯電話機を使用するための車両用携帯電話機ホルダ
ーであって、 前記アンテナと接続される補助アンテナと、 前記各種機器と携帯電話機との間で非接触で通信を行う
ためのインタフェース手段と、 シールド性と遮光性を有し、携帯電話機、前記補助アン
テナおよび前記インタフェース手段を収納する筐体とを
備えることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用携帯電話機ホル
ダーにおいて、 前記筐体を金属製とすることを特徴とする車両用携帯電
話機ホルダー。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車両用携帯電話機ホル
ダーにおいて、 前記筐体を非金属製とし、前記筐体の全面にシールド材
を張り付けることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダ
ー。 - 【請求項4】 請求項1に記載の車両用携帯電話機ホル
ダーにおいて、 前記筐体の一部を金属製とし、非金属部分にシールド材
を張り付けることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダ
ー。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車
両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体内の少なくとも一部に電波吸収体を備えること
を特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項に記載の車
両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記アンテナと前記補助アンテナとの間に信号増幅器を
設けることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載の車
両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は電磁波または赤外光を通信媒
体とすることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載の車
両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体内に携帯電話機を固定するための固定部材を設
けることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの項に記載の車
両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記各種機器には携帯電話機を手に持たずに通話を可能
にするハンズフリー装置が含まれることを特徴とする車
両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかの項に記載の
車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記各種機器にはナビゲーション装置が含まれることを
特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は赤外光を通信媒体とし、前記
筐体内の前記インタフェース手段の設置面と対向する面
に赤外光を受光する受光手段を設け、前記筐体内の携帯
電話機の有無を検出することを特徴とする車両用携帯電
話機ホルダー。 - 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体内の携帯電話機の両側の面に前記インタフェー
ス手段を設けることを特徴とする車両用携帯電話機ホル
ダー。 - 【請求項13】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は赤外光を通信媒体とし、前記
筐体内の1面に、前記インタフェース手段から送られた
赤外光を前記筐体内に放射するとともに、携帯電話機か
ら放射された赤外光を入力して前記インタフェース手段
へ送る導光手段を設けることを特徴とする車両用携帯電
話機ホルダー。 - 【請求項14】 請求項13に記載の車両用携帯電話機
ホルダーにおいて、 前記筐体内の前記導光手段の設置面と対向する面に赤外
光を受光する受光手段を設け、前記筐体内の携帯電話機
の有無を検出することを特徴とする車両用携帯電話機ホ
ルダー。 - 【請求項15】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は赤外光を通信媒体とし、前記
筐体内の少なくとも2面に、前記インタフェース手段か
ら送られた赤外光を前記筐体内に放射するとともに、携
帯電話機から放射された赤外光を入力して前記インタフ
ェース手段へ送る導光手段を設けることを特徴とする車
両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項16】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は赤外光を通信媒体とする第1
インタフェース手段と第2インタフェース手段とから成
り、 前記筐体内の1面に、前記第1インタフェース手段から
送られた赤外光を前記筐体内に放射するとともに、携帯
電話機から放射された赤外光を入力して前記第1インタ
フェース手段へ送る第1の導光手段と、 前記第1の導光手段の設置面と対向する面に、前記第2
インタフェース手段から送られた赤外光を前記筐体内に
放射するとともに、携帯電話機から放射された赤外光を
入力して前記第2インタフェース手段へ送る第2の導光
手段とを設けることを特徴とする車両用携帯電話機ホル
ダー。 - 【請求項17】 請求項1〜10のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段を前記筐体内面に沿って移動す
る移動手段と、 前記移動手段により前記インタフェース手段と携帯電話
機との間の通信が良好に行える位置に前記インタフェー
ス手段を設定する制御手段とを備えることを特徴とする
車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項18】 請求項17に記載の車両用携帯電話機
ホルダーにおいて、 前記インタフェース手段は赤外光を通信媒体とし、前記
インタフェース手段の設置面と対向する面に赤外光を受
光する受光手段を設け、前記筐体内の携帯電話機の有無
を検出することを特徴とする車両用携帯電話機ホルダ
ー。 - 【請求項19】 請求項1〜18のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、自動車のキース
イッチがOFF位置に設定されたときに、携帯電話機の
置き忘れを警告する警告手段を備えることを特徴とする
車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項20】 請求項1〜19のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体の蓋の内側と前記筐体内の蓋と対向する面とに
携帯電話機を固定するための弾力性のある固定部材を設
けることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項21】 請求項1〜19のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体を引き出し構造とし、引き出しの扉の内側と引
き出しの奥側とに弾力性のある固定部材を設け、携帯電
話機を収納して引き出しの扉を閉じたときに携帯電話機
が前記固定部材により固定されることを特徴とする車両
用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項22】 請求項1〜19のいずれかの項に記載
の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 前記筐体に携帯電話機を出し入れするための開口とその
開口部に蓋を設け、携帯電話機を前記開口から前記筐体
内へ挿入する構造を有し、携帯電話機の前記筐体内への
出し入れに連動して前記蓋が開閉するとともに、携帯電
話機が前記筐体内へ挿入されると固定部材により携帯電
話機が固定されることを特徴とする車両用携帯電話機ホ
ルダー。 - 【請求項23】 請求項22に記載の車両用携帯電話機
ホルダーにおいて、携帯電話機のリジェクト機構を設け
ることを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。 - 【請求項24】 請求項20〜23のいずれかの項に記
載の車両用携帯電話機ホルダーにおいて、 自動車のセンターコンソールボックスの内面にシールド
材を張り付けて車両用携帯電話機ホルダーの筐体とする
ことを特徴とする車両用携帯電話機ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031378A JPH11227536A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 車両用携帯電話機ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10031378A JPH11227536A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 車両用携帯電話機ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227536A true JPH11227536A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12329603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10031378A Pending JPH11227536A (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | 車両用携帯電話機ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227536A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1489682A1 (en) * | 2003-06-20 | 2004-12-22 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Vehicle equipped with an on-vehicle telecommunication system communicating with a user portable communication device housed in a shielding environment |
DE102006034128A1 (de) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Funkwerk Dabendorf Gmbh | Anordnung zur Aufnahme eines Mobiltelefons innerhalb eines Kraftfahrzeugs |
DE102007005547A1 (de) * | 2007-02-05 | 2008-08-07 | PVT Präzisions-Verbindungstechnik und Steuerungsbau GmbH | Halter für ein mobiles Telefon |
JPWO2017081769A1 (ja) * | 2015-11-11 | 2018-02-01 | 三菱電機株式会社 | 車載無線通信装置 |
JP6376717B1 (ja) * | 2018-06-22 | 2018-08-22 | 株式会社芦川 | スマートキーの電波漏れ防止用具 |
JP2022527871A (ja) * | 2019-02-15 | 2022-06-06 | タルカン バスティアリ, | スマートセーフコンソールシステムおよび方法 |
-
1998
- 1998-02-13 JP JP10031378A patent/JPH11227536A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1489682A1 (en) * | 2003-06-20 | 2004-12-22 | C.R.F. Società Consortile per Azioni | Vehicle equipped with an on-vehicle telecommunication system communicating with a user portable communication device housed in a shielding environment |
US7409235B2 (en) | 2003-06-20 | 2008-08-05 | C.R.F. Societa Consortile Per Azioni | Vehicle equipped with an on-vehicle telecommunication system communicating with a user portable communication device housed in a shielding environment |
DE102006034128A1 (de) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Funkwerk Dabendorf Gmbh | Anordnung zur Aufnahme eines Mobiltelefons innerhalb eines Kraftfahrzeugs |
US8238984B2 (en) | 2006-04-12 | 2012-08-07 | Funkwerk Dabendorf Gmbh | Device for coupling and housing a mobile telephone in a motor vehicle |
DE102007005547A1 (de) * | 2007-02-05 | 2008-08-07 | PVT Präzisions-Verbindungstechnik und Steuerungsbau GmbH | Halter für ein mobiles Telefon |
JPWO2017081769A1 (ja) * | 2015-11-11 | 2018-02-01 | 三菱電機株式会社 | 車載無線通信装置 |
JP6376717B1 (ja) * | 2018-06-22 | 2018-08-22 | 株式会社芦川 | スマートキーの電波漏れ防止用具 |
JP2019217119A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社芦川 | スマートキーの電波漏れ防止用具 |
JP2022527871A (ja) * | 2019-02-15 | 2022-06-06 | タルカン バスティアリ, | スマートセーフコンソールシステムおよび方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1489682B1 (en) | Vehicle equipped with an on-vehicle telecommunication system communicating with a user portable communication device housed in a shielding environment | |
US9521224B2 (en) | Holding device for mobile terminal | |
US5418836A (en) | Radiotelephone equipment for use in vehicle | |
CN102647199B (zh) | 车载显示装置 | |
US8750944B2 (en) | Wireless communication apparatus and method | |
US7171006B2 (en) | Vocal sound input apparatus for automotive vehicle | |
US4028705A (en) | Removable antenna mount | |
JPH11227536A (ja) | 車両用携帯電話機ホルダー | |
EP1267583A1 (en) | Installation system and method for cellular terminal separation type satellite communication portable terminal | |
US20100254077A1 (en) | Screen unit stowable type equipment and in-vehicle mount information equipment | |
AU632698B2 (en) | Transceiver mounting assembly having integrally formed lock | |
US5111360A (en) | Onboard telephone package for vehicle | |
JP2001345620A (ja) | 自動車電話機用アンテナ装置 | |
JP2001060814A (ja) | Gps用アンテナ台およびアンテナ装置 | |
US7110537B2 (en) | Mobile vehicle housing for a portable communication device | |
KR100685118B1 (ko) | 이동통신 단말기 거치 겸용 gps 단말장치 및 그제어방법 | |
JPH10324196A (ja) | 車両用アンテナ装置 | |
JP3509206B2 (ja) | 車載電話機システム用マイクロホン装置 | |
JP2003008317A (ja) | アンテナ装置 | |
JP3790316B2 (ja) | 自動車電話システムおよびこれに用いられるアダプタ | |
KR20070059618A (ko) | 이동통신 단말기 거치 겸용 gps 단말장치 및 그위험지역 안내방법 | |
JPH10243072A (ja) | ハンズフリー電話装置およびこれを用いた電話システム | |
KR100522804B1 (ko) | 영상시스템 휴대 및 설치용 케이스 | |
JP2002087177A (ja) | 車載用電子機器取付構造 | |
KR200142669Y1 (ko) | 자동차 도어의 디포짓박스에 구비된 핸드프리용 스피커 |