JPH11227277A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11227277A
JPH11227277A JP10032552A JP3255298A JPH11227277A JP H11227277 A JPH11227277 A JP H11227277A JP 10032552 A JP10032552 A JP 10032552A JP 3255298 A JP3255298 A JP 3255298A JP H11227277 A JPH11227277 A JP H11227277A
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recording
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processing apparatus
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JP10032552A
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English (en)
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Masakatsu Yamada
昌克 山田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録シートの搬送性及び記録シートのセット
時の操作性を損なうことなく、原稿のセット時の操作性
を向上させること。 【解決手段】 記録シートに画像を記録するためのプリ
ンタ1と、原稿の画像を読み取るためのスキャナとを一
体的に構成した画像処理装置であって、前記プリンタ1
の上方に前記スキャナ2を配設すると共に、前記プリン
タ1は記録シートを装置前方(正面)から見て装置左側
面より記録シートを装填して装置右側面より排出する記
録シートパスと、該記録シートパスに対して略直交する
方向に往復移動されるインクカートリッジ46,47が交換
可能なキャリッジ45とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置と読取装
置とを一体構成してなる複写機、ファクシミリ等の画像
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置(以下、プリンタと呼
ぶ)と読取装置(以下、スキャナと呼ぶ)とを一体構成
してなる画像処理装置、特にパーソナルコンピュータ
(以下、パソコンと呼ぶ)等の外部機器と接続してプリ
ンタ又はスキャナとして使用可能な画像処理装置とし
て、例えば特開平8−183223公報、特開平8−1
83224公報等の提案がされている。
【0003】この種の画像処理装置の一例を図5及び図
6を用いて説明する。図5は従来の画像処理装置の外観
斜視図、図6は前記装置の要部断面図である。
【0004】図5及び図6に示すように、従来の画像処
理装置はプリンタ104 とスキャナ107 とが一体構成さ
れ、スキャナ107 がプリンタ104 の上方において2層構
造となるように配置されている。尚、ホストコンピュー
タ側となるパソコンに接続されるバイセントロ規格のイ
ンターフェイスケーブル(以下、バイセントロケーブル
と呼ぶ)103 は、筐体100 の後方から外部に出ている。
【0005】筐体100 の後方には、画像処理や制御回路
部等を実装した基板118 が図示のように起立して配設さ
れる一方、バイセントロケーブル103 のコネクタ部103
aの隣には電源114 が配設されており、各構成部分に対
して所定の電力を供給可能にしている。
【0006】前記プリンタ104 は、ガイドシャフト143
,144 上を往復移動可能なキャリッジ145 を不図示の
モータにより駆動する所謂シリアルプリンタであって、
このキャリッジ145 上に黒色インク入りのカートリッジ
146 と、シアン色インク入りのカートリッジ147 と、マ
ゼンタ色インク入りのカートリッジ148 と、イエロー色
インク入りのカートリッジ149 を交換自在にして、イン
クジェットヘッド133 への各色のインク供給を可能にし
ている。
【0007】筐体100 には操作パネル105 を一体的に設
けた蓋部101 が一対のヒンジ部101aにより図5中矢印
F方向に開くように構成されており、スキャナ107 の横
(側方)の待機位置に移動しているキャリッジ145 上に
セットされている各インクカートリッジ146 〜149 を任
意に交換できるように構成されている。
【0008】また、スキャナ107 の上には手カケ部171
kを設けた圧板171 が図5中矢印C方向に開くようにヒ
ンジ部171 aにおいて回動できるように固定されてい
る。
【0009】また、プリンタ104 における記録シートパ
スは、図6に破線で示すように記録シートPを前方から
装填して前方に排出するUターンパスになっている。そ
して、記録シートPの縁部の幅方向を調整するために紙
面の表裏方向に無段階で移動される調整板121 と、端部
を調整するために図6に示す実線位置と破線位置との間
において無段階で移動される調整板122 を備えたシート
供給部に対して、1枚以上の記録シートPが規制部材12
4 と押し板123 の間において過剰積載を防止するように
して先端部分が挿入されて、この押し板123 が不図示の
駆動機構により図6に示す破線位置から実線位置に回動
されることで、最初の1枚の記録シートPが分離ローラ
126 とプラテンローラ125 の間に送り込まれる。
【0010】前記記録シートPは更に、ガイドローラ12
7 とガイドプレート128 とガイド押圧ローラ129 とによ
りキャリッジ145 のインクジェットヘッド133 の下方に
案内される。そして、キャリッジ145 がガイドシャフト
143 ,144 上を記録シートパスに対して直交方向に往復
移動しながらインクジェットヘッド133 によって記録を
行う。そして、所定のカラー記録動作が実施された後
に、記録シートPは排出ローラ130 とインク面に影響を
与えないようにした拍車ローラ131 とにより排出トレイ
132 上に排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構成では、記録シートパスがUターンパスになっている
ため、プリンタ104 の高さが高くなってしまい、従って
プリンタ104 の上方に配設されたスキャナ107 の位置も
当然高くなり、原稿のセットがやりにくくなるという問
題があった。特に、机の上に置かれた装置に対して操作
者が椅子に座った状態で原稿のセットを行う場合、該原
稿のセット位置が高いと見えにくく不便であった。
【0012】また、記録シートをある曲率で曲げてUタ
ーンさせるため、腰の強い厚紙(例えば封筒やハガキ)
の搬送性が悪くなるという問題があった。この腰の強い
記録シートの搬送性をあげる方法としては、記録シート
パス(Uターンパス)の曲率半径を大きくする方法が考
えられるが、この方法ではスキャナ107 の位置が更に高
くなり、原稿のセットが更にやりにくくなってしまう。
【0013】或いは、腰の強い記録シートの搬送性をあ
げる方法として、記録シートを装置の後方より装填する
ようにして記録シートパスの曲率半径を大きくする方法
が考えられるが、この方法ではプリンタ104 の高さを低
くしてスキャナ107 の位置を低くすることができるた
め、原稿のセットが容易になる利点はあるものの、記録
シートを装置の後部よりセットしなければならないた
め、該記録シートのセットがやりにくく、装置の後部に
配設されている基板118 や電源114 を他の場所に配設し
なければならないという問題があった。
【0014】或いは、腰の強い記録シートの搬送性をあ
げるために、記録シートパスがほぼ一直線になるよう
に、別に記録シートを挿入する口を設ける方法もある
が、上述の構成では、装置の後部に挿入口を設けること
になり、装置の後部に記録シートをセットするための作
業スペースをもうけなければならない上、記録シートの
セットがやりにくいという問題があった。
【0015】またパソコンと接続してプリンタ104 又は
スキャナ107 として使用するために、パソコンの横に設
置して使用する場合、上述の構成では、スキャナ107 の
右側にインクカートリッジ133 の交換のための蓋101 を
兼ねた操作パネル105 があり、パソコンの左側に装置を
設置して使用する場合はよいが、パソコンの右側に設置
した場合には、操作パネル105 がスキャナ107 の陰にな
って見えにくくなり、操作がやりにくく、インクカート
リッジ133 の交換作業もやりにくいという問題があっ
た。或いは前記蓋101 を兼ねた操作パネル105 をスキャ
ナ107 の左側に設けたとしても、今度はパソコンの左側
に装置を設置して使用すると操作がやりにくくなるた
め、結局装置をパソコンのどちらに置くかというユーザ
の選択の自由を制限することになってしまう。
【0016】そこで、本発明の目的は、記録シートの搬
送性及び記録シートのセット時の操作性を損なうことな
く、原稿のセット時の操作性を向上させ、また操作パネ
ルの視認性及び操作性、インクカートリッジの交換時の
作業性を向上させることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、記録シートに画像を記録す
るための記録装置と、原稿の画像を読み取るための読取
装置とを一体的に構成した画像処理装置であって、前記
記録装置の上方に前記読取装置を配設すると共に、前記
記録装置は記録シートを一方の側方から他方の側方へ向
けて案内搬送する記録シートパスと、該記録シートパス
に対して略直交する方向に往復移動される記録部とを備
えることを特徴とする。
【0018】上記構成により、記録シートパスが上下方
向(高さ方向)に重ならなず、記録装置の高さを低くで
きるので、該記録装置の上方に配設された読取装置の位
置を低くすることができ、原稿のセットが容易に行える
ようになる。また、記録シートパスの曲率半径を大きく
することができるので、特に腰の強い記録シートでも搬
送性を損なうことがなくなり、しかも記録シートを装置
の側方にセットするため、その操作が容易になる。
【0019】また、前記記録シートパスをほぼ一直線に
形成することにより、特に腰の強い記録シートの搬送が
可能になり、しかも容易にセットが行えるようになる。
【0020】また、記録媒体を有するカートリッジを交
換するための蓋部を装置の最も手前側に設け、更に各種
操作を行うための操作パネルを前記蓋部に一体的に設け
ることにより、パソコン等の外部機器を装置の左右どち
ら側に置いても、操作パネルが見易く且つ操作がし易
く、またカートリッジの交換が容易に行えるようにな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した画像処理装置の実施の形態について具体的に説
明する。
【0022】〔第1実施形態〕先ず、第1実施形態に係
る画像処理装置について図1〜図4を用いて詳しく説明
する。図1は第1実施形態に係る画像処理装置の外観斜
視図、図2は図1に示す装置を前方から見た要部断面
図、図3は図1に示す装置を右方から見た要部断面図、
図4は図1に示す装置の操作パネルを開いてインクカー
トリッジの交換を行うときの状態を示した外観斜視図で
ある。
【0023】図1において、本画像処理装置は、記録シ
ートに画像を記録するための記録装置としてのプリンタ
1と、原稿の画像を読み取るための読取装置としてのス
キャナ2とを一体的に構成している。そして、装置下部
には前記プリンタ1が配設されており、その上方奥側に
前記スキャナ2が配設され、プリンタ1の上方で且つス
キャナ2の手前側(前方)に複写操作等の各種操作を行
うための操作パネル3が配設されている。
【0024】前記スキャナ2は、書籍等のブックタイプ
の原稿の画像読み取りが可能なフラットベッドタイプの
スキャナであり、原稿をセットする場合は圧板21を図1
中矢印A方向に開いて、スキャナ2上部の原稿載置部で
ある原稿ガラス22(図2及び図3参照)上に載置する。
【0025】前記プリンタ1は、記録ヘッドからインク
を吐出して記録シートにインク像を記録するインクジェ
ット記録方式のシリアルプリンタであり、記録シートを
セットする場合は複数枚の記録シートを1枚ずつ分離し
て搬送する自動給紙ユニット11上にセットする。14は補
助トレイであり、記録シートの搬送方向のサイズに応じ
て図2中矢印J方向に引き出して使用する。13はサイド
ガイドであり、記録シートの幅方向(搬送方向と直交す
る方向)のサイズに応じてスライド可能な構成となって
おり、記録シートの斜行を防ぐために、記録シートの幅
方向端部を規制する。
【0026】前記自動給紙ユニット11上にセットされた
記録シートは、一枚ずつ分離されてプリンタ1内に給紙
され、記録部を経て排紙口12より排紙される。15は排紙
トレイであり、使用しないときは図1に示すようにプリ
ンタ1の下部に収納されているが、使用するときは図2
中矢印K方向に引き出して使用する。そして、排紙口12
から排紙された記録シートは、前述の如くして引き出さ
れた排紙トレイ15の上に積載される。
【0027】また、操作パネル3は、電源の投入状態や
装置の動作状態を示すためのパワーインジケータ3a
や、各種の状態を表示する表示窓3bや、図示していな
いが各種の設定を行う種々のスイッチ(電源をオンオフ
するための電源スイッチ、コピーを行うためのコピース
イッチ、各種操作を停止させるストップスイッチ、スキ
ャナ−プリンタ−コピーのモードを切り換える切換スイ
ッチ、その他各種設定を行うスイッチ等)が備えられて
おり、本画像処理装置をスタンドアローンの複写機とし
て使用するための機能を備えている。尚、図1におい
て、68aは電源コードを接続するための電源コネクタで
ある。
【0028】次に図2において、前記スキャナ2は、原
稿ガラス22に載置された原稿の画像を、光源、結像レン
ズ、読取センサ等を備えた読取ユニット23が、ガイドシ
ャフト24,25上を図3中矢印N方向へ往復移動しながら
読み取るように構成されている。
【0029】また、前記スキャナ2の下方に配置された
プリンタ1は、記録シートを図2中矢印P又は矢印Q方
向から装填して矢印R方向に排出する記録シートパスを
備えており、この記録シートパスに対して搬送方向と直
交する方向(図3中矢印M方向)に往復駆動されるキャ
リッジ45をキャリッジシャフト43,44により案内する構
成となっている。そして、キャリッジ45上には黒色イン
クの入ったカートリッジ46と、シアン、マゼンタ、イエ
ローの3色のインクの入ったカートリッジ47が着脱自在
に装着されている。
【0030】また、本実施形態では、前記記録シートパ
スは、装置前方(正面)から見て装置左側面より記録シ
ートを装填して装置右側面より排出するようになってお
り、記録シートを装填するパスとして、図2中矢印Pで
示すパスと、矢印Qで示すパスを有する構成となってい
る。
【0031】先ず、矢印P側の記録シートパスについて
説明する。自動給紙ユニット11には複数枚の記録シート
をセットすることができる。補助トレイ14は、図2に示
すように収納された状態から矢印J方向に引き出せるよ
うになっており、大きなサイズの記録シートをセットし
たときに該記録シートが倒れないように記録シートを支
えられるようになっている。サイドガイド13は押し板15
上を記録シートの紙面と直交する方向に移動可能な構成
になっており、記録シートの幅方向のサイズに合わせて
スライドさせることにより、自動給紙ユニット11にセッ
トされた記録シートの端部を揃えて該記録シートの斜行
を防ぐようになっている。自動給紙ユニット11にセット
された複数枚の記録シートは、押し板15が不図示の駆動
機構により図2中矢印B方向に回動されることでピック
アップローラ31に押し当てられる。そして、前記ピック
アップローラ31が回動して最上位の記録シートを不図示
の分離機構で1枚だけ分離して図2中矢印P方向に搬送
する。この記録シートは更に搬送ローラ33とピンチロー
ラ32とによりインクカートリッジ46,47の各ヘッド部46
a,47aに案内され、所定の記録動作が実施される。そ
して、記録がなされた記録シートは、排紙ローラ34とイ
ンク面に影響を与えないようにした拍車ローラ35とによ
り排紙トレイ15上に排出される。この排紙トレイ15は、
前述したように、普段は図2に示す如くプリンタ1の下
部に収納されているが、使用時には記録シートのサイズ
に合わせて矢印K方向に引き出して記録シートを積載す
るようになっている。
【0032】尚、図2において、19はサイドカバーであ
り、ジャム処理等の作業が容易に行えるように矢印E方
向に開閉可能に構成されている。
【0033】次に、矢印Q側の記録シートパスについて
説明する。矢印Q側の記録シートパスは、図2からわか
るように、自動給紙ユニット11の下部の挿入口16から排
紙口12までほぼ一直線に形成されている。この矢印Q側
の記録シートパスは、例えば、自動給紙ユニット11から
の給紙が困難な腰が強くて曲がりにくい記録シート等に
記録を行う場合に使用する。また前記挿入口16に記録シ
ートを装填する場合は、1枚ずつ手差しで装填する。こ
の挿入口16から装填された記録シートは、搬送ローラ33
とピンチローラ32とのニップ位置に突き当たるまで押し
込まれる。すると、ピンチローラ32よりも記録シートパ
スの上流側にある不図示のセンサが前記記録シートを検
出する。この検出信号に基づいて、ピックアップローラ
31及び自動給紙ユニット11の駆動機構を駆動せずに搬送
ローラ33とピンチローラ32の駆動機構を駆動する。これ
により、挿入口16から装填された記録シートは、前記搬
送ローラ33とピンチローラ32とによりインクカートリッ
ジ46,47の各ヘッド部46a,47aに案内される。以後の
動作は、前述した矢印P側の記録シートパスの時と同じ
動作が行われるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0034】上記構成により、記録シートパスが高さ方
向上下に重ならず、プリンタ1の高さを低くすることが
できるので、スキャナ2の位置を低くすることができ、
記録シートの搬送性及び記録シートのセット時の操作性
を損なうことなく、圧板21を開くときの操作や原稿ガラ
ス22上に原稿をセットするときの操作等が容易に行える
ようになる。
【0035】また、矢印P側の記録シートパスは、複数
枚の記録シートをセットすることができるため、1枚し
かセットできない矢印Q側の記録シートパスに対して主
に使用されるが、図2からわかるようにJ字状の形状を
しており、曲率半径が大きいため、多少腰の強い記録シ
ートでも搬送性を損なうことがなく、ハガキや封筒等の
記録シートを含め、ほとんどの種類の記録シートを使用
できる。また、矢印P側の記録シートパスでも使用でき
ない記録シート(例えば、ほとんど曲げることができな
い程腰の強い記録シート)は、矢印Q側の記録シートパ
スを使用することにより使用可能である。
【0036】また、矢印P,Q側のどちらの記録シート
パスも、装置正面から見て一方の側方からのセットのた
め、操作も容易である。
【0037】図3に示すように、プリンタ1の後方で且
つスキャナ2の下方には、スキャナ2及びプリンタ1の
制御を行う制御回路や、画像処理を行う画像処理回路等
を実装した基板66が起立して配設されている。また、基
板66上にはパソコン等の外部機器に接続するためのバイ
セントロ規格又はユニバーサルシリアルバス等のケーブ
ルを接続する接続部であるコネクタ67が実装されてい
る。尚、このコネクタ67を介してパソコン等の外部機器
と画像データ等の受け渡しを行う。更に、基板66の下方
には、図1に示した電源コネクタ68aを備えた電源68が
配設されており、各構成部分に対して所定の電力を供給
可能にしている。
【0038】また、基板66と電源68は隔壁61に取り付け
られるとともに、プリンタ1と隔てられている。これ
は、プリンタ1内を浮遊するインクの粒子やこぼれたイ
ンクがあったとしても、該インク等が基板66と電源68に
付着しないようにし、ショート等が起きるのを防ぐため
である。
【0039】プリンタ1は、前述したように、基部41,
42により両端を支持されたキャリッジシャフト43,44に
案内されて図3中矢印M方向に往復駆動されるキャリッ
ジ45を不図示のモータにより駆動するシリアルプリンタ
であって、このキャリッジ45上に黒色インク入りのカー
トリッジ46と、シアン、マゼンタ、イエローの各色のイ
ンクが入ったカートリッジ46とを交換自在にしてインク
ジェットヘッドへの各色のインク供給を可能にしてい
る。
【0040】また、プリンタ1の上方には、スキャナ2
と操作パネル3が配設されており、更に前記操作パネル
3はスキャナ2の前方(装置手前側)に配設されてい
る。
【0041】従って、図3に示すように、キャリッジ45
が操作パネル3の下方の位置に移動してきた状態では、
スキャナ2の下部から外れる位置になるので、カートリ
ッジ交換のための蓋部を兼ねた操作パネル3を跳ね上げ
て開くことにより、容易にインクカートリッジ46,47の
交換が行えるようになる。
【0042】一方、スキャナ2は、前述したように、透
明な原稿ガラス22に載置された原稿を読取ユニット23が
ガイドシャフト24,25に案内されて図3中矢印N方向
(原稿の長手方向)に、不図示のモータに駆動されて往
復移動しながら原稿の読み取りを行うようになってい
る。このように、スキャナ2の長手方向となる矢印N方
向とプリンタ1の長手方向となる矢印M方向とを揃えて
上下に重ねて配設することにより、バランス良く且つス
ペース効率を良くして設置面積を小さくすることができ
る。
【0043】次に図4において、カートリッジ交換用の
蓋部を兼ねた操作パネル3は、図4中矢印S方向に回転
させて開くようになっている。この操作パネル3を開い
て、該操作パネル3の下方に移動した状態のインクカー
トリッジ46,47を着脱するようになっている。
【0044】インクカートリッジ46,47は、キャリッジ
45に対してそれぞれ不図示のロック機構により固定され
ているが、突起部46b,47bを手掛かりにして図4中矢
印T方向に回転させて引き上げることによりロックが外
れて、インクカートリッジ46,47が取り出せるようにな
っている。このインクカートリッジ46,47をキャリッジ
45に取り付けるときは、図4中矢印T方向とは逆方向に
回転させて前記突起部46b,47bを押し込めばロックさ
れる。このように、操作パネル3を開くときの回転方向
(矢印S方向)と、インクカートリッジ46,47を外すと
きの回転方向(矢印T方向)とが同じ方向になっている
ため、インクカートリッジ46,47の着脱の操作性が容易
になっている。
【0045】以上の構成により、本実施形態に係る画像
処理装置は、スタンドアローンの複写機として使用する
ことができるだけでなく、例えばパソコンの周辺機器と
してのスキャナ/プリンタとしても使用可能である。こ
のとき、本装置はパソコンの近くに設置される場合があ
るが、パソコンの右側に置かれても左側に置かれても操
作パネル3が最も前方側に配設されているため、操作パ
ネル3の視認性が良く、且つ操作性も良好である。
【0046】更に、装置の最も前方に配設された操作パ
ネル3を開いてインクカートリッジ46,47の交換を行う
ようにしたので、装置をパソコンのどちら側に設置して
いてもインクカートリッジ46,47の交換の作業性につい
ても容易にすることができる。
【0047】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像処理装置として複写機を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばスキャナ、プリン
タ、ファクシミリ装置等の他の画像処理装置、或いはコ
ピー機能やファクシミリ機能等を備えた多機能な他の画
像処理装置に対して本発明を適用することにより同様の
効果を得ることができる。
【0048】また前述した実施形態では、記録方式とし
てインクジェット方式を例示したが、これに限定される
ものではなく、例えば電子写真方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録シートパスが上下方向(高さ方向)に重ならなず、
記録装置の高さを低くできるので、該記録装置の上方に
配設された読取装置の位置を低くすることができ、原稿
のセットが容易に行えるようになる。また、記録シート
パスの曲率半径を大きくすることができるので、特に腰
の強い記録シートでも搬送性を損なうことがなくなり、
しかも記録シートを装置の一方の側方にセットするた
め、その操作が容易になる。
【0050】更に、前記記録シートパスをほぼ一直線に
形成することにより、特に腰の強い記録シートの搬送が
可能になり、しかも容易にセットが行えるようになる。
【0051】また更に、記録媒体を有するカートリッジ
を交換するための蓋部を装置の最も手前側に設け、更に
各種操作を行うための操作パネルを前記蓋部に一体的に
設けることにより、パソコン等の外部機器を装置の左右
どちら側に置いても、操作パネルが見易く且つ操作がし
易く、またカートリッジの交換が容易に行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像処理装置の外観斜視図
【図2】図1に示す装置を前方から見た要部断面図
【図3】図1に示す装置を右方から見た要部断面図
【図4】図1に示す装置の操作パネルを開いてインクカ
ートリッジの交換を行うときの状態を示した外観斜視図
【図5】従来の画像処理装置の外観斜視図
【図6】従来の画像処理装置の要部断面図
【符号の説明】
1 …プリンタ 2 …スキャナ 3 …操作パネル 3a …パワーインジケータ 3b …表示窓 11 …自動給紙ユニット 12 …排紙口 13 …サイドガイド 14 …補助トレイ 15 …排紙トレイ 16 …挿入口 21 …圧板 22 …原稿ガラス 23 …読取ユニット 24,25…ガイドシャフト 31 …ピックアップローラ 32 …ピンチローラ 33 …搬送ローラ 34 …排紙ローラ 35 …拍車ローラ 41,42…基部 43,44…キャリッジシャフト 45 …キャリッジ 46 …カートリッジ 46,47…インクカートリッジ 46a,47a…ヘッド部 46b,47b…突起部 47 …カートリッジ 61 …隔壁 66 …基板 67 …コネクタ 68 …電源 68a …電源コネクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートに画像を記録するための記録
    装置と、原稿の画像を読み取るための読取装置とを一体
    的に構成した画像処理装置であって、 前記記録装置の上方に前記読取装置を配設すると共に、
    前記記録装置は記録シートを一方の側方から他方の側方
    へ向けて案内搬送する記録シートパスと、該記録シート
    パスに対して略直交する方向に往復移動される記録部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記録シートパスは、ほぼ一直線に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記読取装置は、原稿を載置するための
    原稿載置部の下方部位において原稿の長手方向に駆動さ
    れて原稿の画像面を読み取るための原稿読取部を備える
    と共に、前記記録装置の記録部が往復移動される方向を
    長手方向として配設されることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、前記記録部が記録シー
    トパスに対して略直交する方向に往復移動されるキャリ
    ッジに対して記録媒体を有するカートリッジが着脱可能
    に構成されており、前記読取装置の手前側であって前記
    記録装置の上方に前記カートリッジを交換するための蓋
    部を開閉可能に設けたことを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋部は、複写操作等の各種操作を行
    うための操作パネルを一体に設けたことを特徴とする請
    求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータ等の外部機器と接続
    して画像データの受け渡しを行うための接続部を具備す
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記接続部は、バイセントロ規格又はユ
    ニバーサルシリアルバス等のコネクタであることを特徴
    とする請求項6に記載の画像処理装置。
JP10032552A 1998-02-16 1998-02-16 画像処理装置 Pending JPH11227277A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000255138A (ja) * 1999-03-11 2000-09-19 Canon Inc 記録装置及び画像処理装置

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JP2000255138A (ja) * 1999-03-11 2000-09-19 Canon Inc 記録装置及び画像処理装置

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