JPH11227024A - 不織布及び不織布製造方法 - Google Patents

不織布及び不織布製造方法

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JPH11227024A
JPH11227024A JP10028374A JP2837498A JPH11227024A JP H11227024 A JPH11227024 A JP H11227024A JP 10028374 A JP10028374 A JP 10028374A JP 2837498 A JP2837498 A JP 2837498A JP H11227024 A JPH11227024 A JP H11227024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的微細な粒子、粒状物又は粉状物等を確
実に捕捉するとともに、流体を円滑に通過させる多数の
微細孔を備えた不織布を提供する。 【解決手段】 不織布は、溶融樹脂及び発泡剤を混練し
た樹脂混合物をインフレーション法にて連続的に押出成
形することにより製造される。不織布の製造工程におい
て、インフレーション方式の樹脂成形装置10を構成す
る押出シリンダ装置13に対して、樹脂原料W及び発泡
剤Pが供給され、樹脂原料は、押出シリンダ装置によっ
て溶融されるとともに、発泡剤と混練される。溶融樹脂
及び発泡剤の混合物は、環状ダイ16から連続的に押出
され、空気流が、環状ダイの中心領域から吐出する。環
状ダイから押出された管状樹脂フィルムFは、ピンチロ
ール40にて牽引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布及び不織布
製造方法に関するものであり、より詳細には、不規則な
多数の微細孔を備えた透水性又は透湿性の不織布および
該不織布の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度又は低密度ポリエチレン等の溶融
樹脂を環状ダイから連続的に押出し、円筒状又は管状の
樹脂チューブを上方に射出し、該チューブ内に導入され
た空気流により樹脂チューブを膨張せしめ、樹脂フィル
ムを、例えば、3乃至5の範囲に設定された所定のブロ
ー比に延伸する空冷インフレーション法が知られてい
る。インフレーション法により環状ダイから押出された
管状フィルムは、適当な縦方向及び横方向の機械的強度
又は引張強度等を備え、しかも、所望の耐衝撃強度を発
揮し得ることから、包装用ラップフィルム、各種包装材
料、或いは、家庭用の各種袋類等の用途に広く使用され
ている。一般に、この種の管状フィルムは、水密性及び
気密性を有する連続的なフィルム又はウェブとして製造
され、透水性又は通気性を要する素材としては、使用し
得ない。
【0003】他方、台所流し台のシンク内等に配置され
る生ゴミ容器が広く実用に供されている。この種の容器
は、多数の小孔を有する多孔性壁体により形成される。
容器内に投入された生ゴミ又は茶殻等の保有水分は、容
器内にて自然流下し、小孔を介して容器外に流出する。
この種の容器内に配置されるネット状又はメッシュ状の
水切り袋が知られており、水切り袋を構成する樹脂繊維
素材は、規則的に縦横に配列され、多数の均一な規則的
開口を繊維間に画成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生ゴミ
等に含有された微細な粒子、粒状物又は粉状物、殊に、
茶殻成分等は、水切り袋の開口を通過し易く、この結
果、比較的多量の茶殻成分等が台所流し台等の排水口に
流入し、雑排水配管系を介して公共下水等に排水されて
しまう。このような生活排水系におけるゴミ成分の流出
は、琵琶湖等の湖水又は各種河川の水質汚濁を生じさせ
ることから、近年において殊に問題視されている。他
方、この種の微細なゴミ成分の排出を確実に防止すべ
く、多数の微細孔を有する不織布等にて水切り袋を形成
し得るかもしれない。しかしながら、開口率が極めて低
い一般的な不織布等は、微細なゴミ成分を確実に捕捉す
る反面、比較的早期に目詰まりし易く、一般家庭等にお
いては、非常に使用し難い。即ち、従来の不織布等の素
材にて形成した水切り袋によっては、透水孔が早期に目
詰りしてしまう結果、生ゴミの保有水分を長期に亘って
円滑に排水し難く、かくして、所望の透水性能を有する
実用的な水切り袋又は水切りシートの早期開発が要望さ
れる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、比較的微細な粒子、
粒状物又は粉状物等を確実に捕捉するとともに、流体を
円滑に通過させる多数の微細孔を備えた不織布を提供す
ることにある。本発明は又、水切り袋に適した微細な通
水孔が袋の全面に平均的に形成され、茶殻等の微細なゴ
ミ成分を確実に捕捉するとともに、通水孔の目詰まりを
生じさせずに、比較的長期に亘って排出することができ
る水切り袋又は水切りシートを提供することを目的とす
る。本発明は更に、このような不織布、水切りシート又
は水切り袋を汎用的な従来構造の樹脂成形装置により簡
易に大量生産することができる不織布製造方法を提供す
ることを目的とする。本発明は又、生活排水系の水質汚
染を防止すべく、微細なゴミ成分を確実に捕捉し且つ水
分を円滑に排水し得る水切り袋又は水切りシートを安価
且つ大量に製造可能な不織布製造方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、樹脂原料に
対する適量の発泡剤の混入、更には、成形ダイの押出し
領域の構造的な改良、或いは、成形条件の特殊な調整等
により、従来の製法では実現し得なかった不規則な多数
の微細孔を樹脂フィルムの全域に平均的に形成すること
に成功した。本願発明に従って製造される樹脂フィルム
は、不規則な多数の微細孔を有する繊維質状態のシート
状物を構成し、該シート状物は、微細なゴミ成分を確実
に捕捉し、しかも、円滑に水分を排水し得ると判明し
た。
【0007】即ち、本発明は、溶融樹脂及び発泡剤を混
練した樹脂混合物をインフレーション法にて連続的に押
出成形してなる不織布を提供する。かかる構成の不織布
は、不規則な多数の微細孔を有し、該微細孔は、茶殻等
の微細なゴミ粒子を確実に捕捉するとともに、水分等の
流体を比較的容易に通過せしめる適当な微小開口とし
て、不織布の全域に分布する。このような不織布は、例
えば、水切りシート又は水切り袋の素材として使用さ
れ、茶殻等を含む生ゴミの水分を迅速且つ円滑に下方に
流出させる一方、生ゴミに含まれる微小粒子等を確実に
水切りシート又は水切り袋内に捕捉する。しかも、かか
る構成の水切りシート又は水切り袋は、茶殻等の微細な
ゴミ成分を確実に捕捉するにもかかわらず、早期目詰ま
り現象を生じさせず、比較的長期に亘って円滑に水分を
排水し得る。かくして、本発明の上記構成によれば、比
較的微細な粒子、粒状物又は粉状物等を確実に捕捉する
とともに、流体を円滑に通過させる多数の微細孔を備え
た不織布を提供することができる。
【0008】本発明は更に、樹脂を素材とした不織布の
製造方法において、インフレーション方式の樹脂成形装
置を構成する押出シリンダ装置に対して、樹脂原料及び
発泡剤を供給し、該押出シリンダ装置によって樹脂原料
を溶融するとともに、該溶融樹脂を前記発泡剤と混練
し、前記溶融樹脂及び発泡剤の混合物を環状ダイから連
続的に押出し、環状ダイの中心領域から空気流を吐出す
るとともに、管状樹脂フィルムをピンチロールにて牽引
することを特徴とする不織布製造方法を提供する。本発
明の上記構成によれば、インフレーション法を実施する
従来構造の樹脂フィルム成形装置により、上記構成の不
織布を簡易且つ安価に大量生産することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態によれ
ば、上記不織布は、透水性シートとして、適当な寸法に
裁断され、或いは、環状ダイから押出された管状樹脂フ
ィルムは、熱溶着手段にて溶着され、該溶着部により袋
底を形成してなる透水性袋として製造される。透水性シ
ート又は透水性袋は、水切りシート又は水切り袋に適し
た微細な通水孔をシート又は袋の全面に平均的に形成さ
れ、茶殻等の微細なゴミ成分を確実に捕捉するととも
に、通水孔の目詰まりを生じさせずに、比較的長期に亘
って水分を排出し続けることができる。本発明の更に好
適な実施形態において、緑茶エキス(消臭剤)及び竹エ
キス(抗菌剤)等の適当な消臭剤及び抗菌剤が、押出シ
リンダ装置に供給される。消臭剤及び抗菌剤は、押出シ
リンダ装置において樹脂原料と混練される。好ましく
は、上記管状樹脂フィルムの上昇経路を規制する円形の
安定板が、上記環状ダイの上方域に配置される。更に好
ましくは、上記管状樹脂フィルムの管内領域に配置され
且つ管状樹脂フィルムの直径方向に延びる線型アーム部
材が、上記安定板の上方域に更に配置され、管状樹脂フ
ィルムの上昇経路が、該アーム部材の先端部にて規制さ
れる。
【0010】本発明の好適な実施形態によれば、樹脂成
形体からなる円盤型、逆円錐台形又は逆錐形の下位安定
板、中位安定板及び上位安定板が、環状ダイの上方域に
配置される。更に好ましくは、一対のアーム部を備えた
最上位安定手段が、これらの安定板の上方に配置され
る。好適には、各安定板及び安定手段を構成する各部材
は、環状ダイの中心軸線と同心に配列され、各部材の外
径は、上方に向かって段階的に増大するように設定され
る。本発明の更に好適な実施形態によれば、上記ピンチ
ロールによる管状樹脂フィルムの牽引速度が適当に調整
され、上記発泡剤の供給量が適量に調節される。上記不
織布の開口率は、かかる牽引速度調整及び発泡剤供給量
調節により、任意に制御される。水切り袋の製造に適し
た本発明の好適な実施形態によれば、上記ピンチロール
を介して送出された樹脂フィルムは、熱溶着装置に供給
され、袋底溶着帯が、所定間隔を隔てて上記樹脂フィル
ムに形成される。樹脂フィルムは、袋底溶着部に隣接し
た位置において切断され、切断された樹脂フィルムの各
セクションは、水切り袋を構成する。また、水切りシー
トの製造に適した本発明の好適な実施形態において、ピ
ンチロールを介して送出された樹脂フィルムは、管長方
向且つ幅員方向に切断され、所定寸法のシート状物に裁
断される。かかる水切り袋又は水切りシートの製造方法
によれば、生活排水系の水質汚染を防止すべく、微細な
ゴミ成分を確実に捕捉し且つ水分を円滑に排水し得る水
切り袋又は水切りシートを安価且つ大量に製造すること
ができる。本発明の他の実施形態において、上記不織布
は、ガセット付き袋、シート状の包装材料、或いは、衝
撃緩衝性包装材料として製造される。この種の包装材料
は、汎用的な包装材、殊に、通気性及び/又は通水性を
要する物品等の包装材として、所望の如く使用し得る。
本発明の更に他の実施形態によれば、上記不織布は、比
較的厚肉の不織布製靴底敷として成形され、更に好適に
は、適当な消臭剤及び抗菌剤が上記樹脂原料に混合さ
れ、消臭剤及び抗菌剤を含み且つ通気性及び通水性を備
えた不織布製靴底敷が上記製法に従って成形される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係る不織布及び不織布製造方法について、詳細に説明
する。図1は、本発明の実施例に係る不織布を示す図面
代用写真である。図1において、不織布は、インフレー
ション法により製造されたポリエチレン樹脂の延伸フィ
ルムからなる。写真は、薄い不織布を黒色の台上に配置
した状態において、不織布の表面を撮影したものであ
る。なお、不織布の裏面視形態は、図1に示す表面視形
態と実質的に対称に現れる。不織布は、好適には、0.
01乃至0.3mm程度の肉厚、更に好適には、概ね0.
02乃至0.2mm程度の範囲の肉厚を有し、不規則な形
態を有する多数の微細孔が、不織布の全域に不規則に配
置される。図1に示す如く、無数の微細孔が、不織布を
構成する樹脂基材の延伸方向に略均等に配向される。概
ね長円形形態又は菱形形態の各微細孔は、0.5〜3mm
程度の幅を有し且つ1〜4mm程度の長さを有し、不織布
を貫通する通水孔又は通気孔を構成する。不規則且つ僅
かな間隔を隔てて隣接する各微細孔は、繊維状ないし線
形に延伸した樹脂によって相互分離される。
【0012】図2は、図1に示す不織布を基材として一
体的に製造された水切り袋の全体構成及び使用形態を示
す斜視図である。図1に示す不織布1は、図2(A)に
示す如く、一体的な水切り袋3として成形される。両側
縁を鋭角に折曲げた管状の不織布1は、幅員方向に延在
する溶着帯4にて袋底部分を閉塞され、頂部開口形の袋
体を構成する。不織布1の微細孔2は、透水孔として機
能し、水切り袋3内に収容された生ゴミ又は茶殻等が保
有する水分は、自然流下作用により、微細孔2から袋外
に排水される。一般的な水切り袋と同様に、水切り袋3
は、図2(B)に示す如く、頂部開口形の生ゴミ受け容
器5内に配置される。水切り袋3の上縁部分(開口縁部
分)は、容器5の開口縁部を被覆するように折り返さ
れ、水切り袋3は、容器5の生ゴミ収容領域を画成す
る。容器5は、台所の流し台(図示せず)等のシンク内
に配置され、比較的多量の水分又は湿気を含む廃棄物、
例えば、生ゴミ又はお茶殻等が、水切り袋3内に投入さ
れる。水切り袋3内に収容された生ゴミ又はお茶殻等の
水分は、水切り袋3の微細孔2を介して袋外に流出し、
更に、容器5に穿設された多数の排水孔6を介して流し
台等のシンク内領域に排出され、シンクの排水口を介し
て雑排水系の配管に排水される。
【0013】図3は、上記構成の不織布を製造するため
のインフレーション方式の樹脂フィルム成形装置を示す
概略フロー図である。樹脂フィルム成形装置10を構成
するインフレーションフィルム成形機は、駆動部12及
び樹脂押出シリンダ装置13を備えた押出機11を備え
るとともに、アダプター15を介して押出機11に連結
された環状ダイ16を備える。押出機11は、樹脂押出
シリンダ装置13のケーシング上部に配置された原料投
入ホッパ14と、該ケーシング内に配置された回転式の
押出スクリュー装置17とを備える。押出スクリュー装
置17は、加熱手段を備えた加熱帯18を有し、加熱帯
18は、ホッパ14内に投入された樹脂原料ペレットW
を140乃至150℃以上の高温域に加熱溶融する。駆
動部12は、押出スクリュー装置17の軸部を回転駆動
する駆動装置を内蔵し、押出スクリュー装置17のスプ
ライン又は羽根部は、軸部の回転に伴って全体的に回転
し、加熱帯18の溶融樹脂を樹脂流路又は樹脂押出チャ
ンネル20に送出する。樹脂流路20は、押出スクリュ
ー装置17の先端部に配置されたアダプター15を貫通
し、環状ダイ16のリップ部と連通する。空気流路21
が、環状ダイ16の軸芯部を貫通し、空気流吐出口が、
環状ダイ16の中心領域に配設される。空気流路21
は、空気源(図示せず)と連通し、空気源から供給され
る空気供給流は、空気流吐出口を介して環状ダイ16の
中心領域から上方に吐出する。
【0014】樹脂フィルム規制部材30が、環状ダイ1
6の上方域に配置される。規制部材30は、環状ダイ1
6のリップ部分から押し出された管状樹脂フィルムFの
管内領域に位置し、管状樹脂フィルムFの上昇経路を規
制する。更に、外冷気流吐出手段を構成する外冷リング
等(図示せず)が、環状ダイ16の外周域に配設され、
外冷気流吐出手段は、管状樹脂フィルムFの外面を冷却
する冷却空気流を樹脂フィルムFの外周領域に吹出し、
管状樹脂フィルムFの膨張作用が適当な高さ位置におい
て生起するように、樹脂フィルムFの表面温度を降温さ
せるとともに、管状樹脂フィルムFの上昇起立形態を維
持するように、樹脂フィルムFの外面に作用する。管状
樹脂フィルムFの上昇経路を規制する安定体41が、環
状ダイ16の直上部に配置され、一対のピンチロール4
0が、安定体41の上方域に整列配置される。安定体4
1は、管状樹脂フィルムFの移動経路を規制し、管状樹
脂フィルムFを偏平化し、樹脂フィルムFをピンチロー
ル40のニップ部分に案内する。上位ガイドロール42
が、ピンチロール40の側方に配置される。ピンチロー
ル40から送出された樹脂フィルムFは、側方に走行
し、上位ガイドロール42にて下方に転向し、しかる
後、下位ガイドロール42において側方に転向し、溶着
装置50に給送される。溶着装置50において袋底溶着
帯4をヒートシールされた樹脂フィルムFは、溶着装置
50を介して巻取装置60に給送される。
【0015】図4及び図5は、図3に示す樹脂フィルム
規制部材30の構造を示す概略正面図及び概略斜視図で
ある。樹脂フィルム規制部材30は、環状ダイ16の中
心部に配置された中心軸31を備える。中心軸31の下
端部は、ダイリップ部を構成する環状スリット型ノズル
部19の中心部に固定され、環状ダイ16の中心軸線に
沿って垂直に上方に延びる。樹脂成形体からなる下位安
定板32、中位安定板33及び上位安定板34と、中心
軸31の半径方向に延在する一対のアーム部38を備え
た最上位安定手段36とが、中心軸31上に位置調節可
能又は上下変位可能に支持され、中心軸31の所定位置
に整列配置される。各安定板32、33、34及び最上
位安定手段36は、所定の高さレベルにおいて中心軸3
1に同心状に固定される。第1乃至第3安定板32、3
3、34は、ノズル部19の直径よりも大きな直径を有
する円盤形の樹脂成形体からなり、中心軸31は、各安
定板32、33、34の中心を貫通する。従って、中心
軸31の中心軸線及び各安定板32、33、34の各中
心軸線は、実質的に一致する。第1安定板32は、最小
直径を有し、第3安定板34は、最大直径を有する。下
方に縮径するテーパ35が、上位安定板(第3安定板)
34の下面外周縁に形成される。最上位安定手段36
は、小径の円筒形基部37と、一対のアーム部38とを
備える。アーム部38は、中心軸31の中心軸線に対し
て所定角度、好適には、45〜75度の範囲内の所定角
度をなして基部37から上方且つ径方向外方に延びる。
アーム部38の先端部39は、上方に屈曲し、管状樹脂
フィルムFの内面と実質的に平行に延びる。かくして、
規制部材30は、第1乃至第3安定板32、33、34
の外周縁部および最上位安定手段36の先端部39によ
り、樹脂フィルムFの内側面に接触し、樹脂フィルムF
の上昇経路又は移動経路を規制する。
【0016】なお、安定板32、33、34の外径は、
ノズル部19の直径に対して、約2乃至4の寸法比に好
適に設定し得る。また、最上位安定手段36の全体直径
は、好適には、ノズル部19の直径に対して約4乃至5
の寸法比に設定される。また、安定板32、33、34
の高さ位置、即ち、安定板32、33、34と環状ダイ
16との間の距離は、好適には、ノズル部19の直径に
対して概ね1.5乃至12の範囲内の寸法比の距離に設
定され、最上位安定手段36と環状ダイ16との間の距
離(高さ位置)は、ノズル部19の直径に対して概ね1
0乃至30の範囲の寸法比の距離に好適に設定し得る。
【0017】次に、図3乃至図5を参照して、上記不織
布1の製造方法について説明する。インフレーションフ
ィルム成形機10の起動により、駆動部12及び加熱帯
18、更には、ピンチロール40、巻取装置60及び空
気源等の全装置系が全体的に作動する。ポリエチレン樹
脂の原料樹脂ペレットが、樹脂フィルムFの主原料とし
て原料投入ホッパ14内に投入されるとともに、所定量
の発泡剤Pが、原料投入ホッパ14内に投入される。本
例において、ポリエチレン樹脂原料として、例えば、直
鎖状低密度ポリエチレン「ノバテックLL」(三菱化学
株式会社製品)が使用される。また、発泡剤Pとして、
日本化工社製「PEMB−30W」を好適に使用し得
る。好適には、原料樹脂ペレットに対して重量比約1乃
至5%の範囲の重量の発泡剤Pが、重量比約1乃至2%
程度の顔料と一緒に原料投入ホッパ14内に投入され
る。所望により、適当な消臭剤及び抗菌剤が、原料投入
ホッパ14内に投入される。好適な消臭剤及び抗菌剤と
して、例えば、緑茶エキス(消臭剤)及び竹エキス(抗
菌剤)を例示し得る。緑茶エキスは、減圧条件下の茶葉
の乾留により得られる減圧乾留物を有効成分としたもの
であり(例えば、特開平6−142167号公報参
照)、竹エキスは、減圧条件下の竹を乾留し、これによ
って得られる減圧乾留物を有効成分とした清浄化剤であ
る(例えば、特開平9−87123号公報参照)。ま
た、適当な熱可塑性エラストマー、増量剤又は増強剤等
が、所望により、原料樹脂に添加される。
【0018】原料樹脂は、押出シリンダ装置11の加熱
帯18において上記発泡剤Pとともに溶融・混練され
る。発泡剤P及び顔料等と混合した溶融樹脂は、押出ス
クリュー装置17の回転により、樹脂流路20を介して
環状ダイ16に導入され、環状のダイリップ部のスリッ
ト型ノズル19から管状の樹脂フィルムFとして上方に
押出される。空気流路21の空気流吐出口は、環状ダイ
16の中心領域に空気流を吹出し、管状樹脂フィルムF
は、チューブ内領域に導入された空気により膨張し、所
望の膨張比に延伸される。樹脂フィルムFの内面は、第
1乃至第3安定板32、33、34の外周縁部に接触す
るとともに、最上位安定手段36の先端部39に接触し
つつ上方に走行し、安定体41の案内により偏平化し、
ピンチロール40に引き取られる。押出シリンダ装置1
1の温度は、140℃以上、好ましくは、150℃以上
に維持・管理され、押出スクリュー装置17の押出量
は、150乃至300g/分程度の押出量に設定され
る。また、ピンチロール40の引取速度又は牽引速度
は、10乃至30m/分程度の速度に制御される。環状
ダイ16から連続的に押出される樹脂フィルムFは、空
気流路21の空気流吐出口から吹き出された空気により
膨張するとともに、ピンチロール40の牽引力により引
張られ、延伸する。
【0019】かかるインフレーション工程における発泡
剤Pの発泡作用、管状樹脂フィルムFの膨張作用および
牽引力による延伸作用により、樹脂フィルムFの溶融樹
脂は、繊維状に分断され且つ伸張され、この結果、樹脂
フィルムFには、図1に示す如く、多数の微細孔が全域
に亘って不規則に形成される。
【0020】ピンチロール40から繰出された樹脂フィ
ルムFは、上位及び下位ガイドロール42にて転向し、
溶着装置50に給送される。偏平化した管状の樹脂フィ
ルムFの幅員は、上記水切り袋3の袋幅と実質的に一致
する。樹脂フィルムFは、溶着装置50にて幅員方向の
帯状シーム溶着又はヒートシールを施された後、巻取装
置60の芯管61に連続的に巻取られる。巻回ロールR
の形態に巻回された樹脂フィルムFは、袋体形成装置
(図示せず)に移送される。袋体形成装置において巻回
ロールRから繰出された樹脂フィルムFは、切断装置に
よって所定の袋長に切断され、上記水切り袋3の積層体
として積層される。
【0021】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例
も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、い
うまでもない。例えば、アルミ中空製品又は木質系成形
部材等により、上記第1乃至第3安定板32、33、3
4及び最上位安定手段36を形成しても良く、また、所
望により、安定板又は安定手段と溶融管状樹脂との摩擦
抵抗を低減する耐熱フェルト被覆又は樹脂系コーティン
グ加工等の適当な表面処理を上記安定板又は安定手段の
表層に施しても良い。また、上記溶着装置50として、
所望により、切断装置を備えた形式の溶着装置を採用
し、袋底溶着工程の直後に樹脂フィルムFを切断し、水
切り袋3を製造しても良い。
【0022】更に、上記不織布を基材とした製品の形態
及び該製品の使用態様は、上記水切り袋の実施例のもの
に限定されるものではなく、多種多様な上記不織布製品
の形状及び使用態様が、本発明の構成に従って提案ない
し起案される。例えば、上記不織布の製品化形態及び使
用形態として、通水性を要する物品又は製品の包装材
料、或いは、包装用和紙等の如く、内容物と外界との通
気性又は通水性を要する物品又は製品の包装材料等を例
示することができる。図6(A)は、この種の汎用包装
材料として製品化された上記不織布製の通水性袋又は通
気性袋3を例示する斜視図である。図6(A)に示す如
く、上記不織布を基材として製造可能な通水性袋又は通
気性袋は、湿気を含む食品類、野菜類、果物又は植物等
の包装材料、革靴又は革鞄等の皮革製品の包装材料、木
製家具又は調度品等の包装材料、衣服等の繊維製品の包
装材料、或いは、陶磁器製品等の衝撃緩衝性包装材料と
して、好適に使用し得る。なお、図6(A)に示す通水
性袋又は通気性袋3は、不織布1により一体的に製造さ
れた袋体からなり、袋体3は、ガセット7を両側縁に備
える。袋体を構成する不織布1は、通水孔又は通気孔と
して機能する多数の微細孔2を備える。不織布1の肉厚
は、使用条件及び使用目的等に応じて適当に設定ないし
調整される。また、図6(B)は、靴9の靴底に敷設さ
れた上記不織布製の靴底敷8を例示する斜視図である。
靴底敷8は、比較的厚肉の不織布からなり、靴9の内部
底面輪郭と相応する形態に成形される。通気性及び通水
性を有する靴底敷8は、足の裏の乾燥状態又は衛生状態
を向上させる汎用的な靴底敷として使用される。所望に
より、適当な消臭剤及び抗菌剤が、上述の如く、原料樹
脂に混練され、この結果、消臭剤及び抗菌剤を含有し且
つ通気性及び通水性を有する靴底敷8が、上記製法に従
って比較的容易に大量生産される。このように消臭剤及
び抗菌剤を含む通気/通水性の靴底敷8は、足部の悪臭
防止及び皮膚病予防等の効果を発揮し得る。
【0023】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1に記載され
た本発明の上記構成によれば、比較的微細な粒子、粒状
物又は粉状物等を確実に捕捉するとともに、流体を円滑
に通過させる多数の微細孔を備えた不織布が提供され
る。請求項1、2又は8に記載された本発明の上記構成
によれば、水切り袋に適した微細な通水孔を袋の全面に
平均的に形成し、茶殻等の微細なゴミ成分を確実に捕捉
するとともに、通水孔の目詰まりを生じさせずに、水分
を確実に流出させることができる水切り袋又は水切りシ
ートを提供することが可能となる。更に、請求項3乃至
7に記載された本発明の上記構成によれば、上記不織
布、水切りシート又は水切り袋を汎用的な従来構造の樹
脂成形装置により簡易に大量生産することができる不織
布製造方法を提供し得る。また、請求項1乃至8に記載
された本発明の上記構成によれば、生活排水系の水質汚
染を防止すべく、微細なゴミ成分を確実に捕捉し且つ水
分を円滑に排水し得る水切り袋又は水切りシート等を安
価且つ大量に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る不織布を示す図面代用写
真である。
【図2】図1に示す不織布を基材として一体的に製造さ
れた水切り袋の全体構成及び使用形態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示す不織布を製造するためのインフレー
ション方式の樹脂フィルム成形装置を示す概略フロー図
である。
【図4】図3に示す樹脂フィルム規制部材の構造を示す
概略正面図である。
【図5】図3に示す樹脂フィルム規制部材の構造を示す
概略斜視図である。
【図6】図1に示す不織布を基材として製造可能な水切
り袋および靴底敷を例示する概略斜視図である。
【符号の説明】
1 不織布 2 微細孔 3 水切り袋 4 溶着帯 10 樹脂フィルム成形装置 11 押出機 12 駆動部 13 樹脂押出シリンダ装置 14 原料投入ホッパ 16 環状ダイ 17 押出スクリュー装置 18 加熱帯 20 樹脂流路 21 空気流路 30 樹脂フィルム規制部材 31 中心軸 32 下位安定板 33 中位安定板 34 上位安定板 36 最上位安定手段 38 アーム部 40 ピンチロール F 管状樹脂フィルム W 樹脂原料ペレット P 発泡剤
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29C 55/28 B29C 67/22 B29K 105:04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂及び発泡剤を混練した樹脂混合
    物をインフレーション法にて連続的に押出成形してなる
    不織布。
  2. 【請求項2】 環状ダイから押出された管状樹脂フィル
    ムを熱溶着手段にて溶着し、該溶着部により袋底を形成
    してなる透水性袋。
  3. 【請求項3】 樹脂を素材とした不織布の製造方法にお
    いて、 インフレーション方式の樹脂成形装置を構成する押出シ
    リンダ装置に対して、樹脂原料及び発泡剤を供給し、該
    押出シリンダ装置によって樹脂原料を溶融するととも
    に、該溶融樹脂を前記発泡剤と混練し、 前記溶融樹脂及び発泡剤の混合物を環状ダイから連続的
    に押出し、環状ダイの中心領域から空気流を吐出すると
    ともに、管状樹脂フィルムをピンチロールにて牽引する
    ことを特徴とする不織布製造方法。
  4. 【請求項4】 管状樹脂フィルムの上昇経路を規制する
    円形の安定板を前記環状ダイの上方域に配置することを
    特徴とする請求項3に記載の不織布製造方法。
  5. 【請求項5】 管状樹脂フィルムの管内領域に配置され
    且つ前記管状樹脂フィルムの直径方向に延びる線型アー
    ム部材を前記安定板の上方域に更に配置し、該アーム部
    材の先端部にて管状樹脂フィルムの上昇経路を規制する
    ことを特徴とする請求項4に記載の不織布製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ピンチロールによる管状樹脂フィル
    ムの牽引速度を調整するとともに、前記発泡剤の供給量
    を調節し、該速度調整及び供給量調節により前記不織布
    の開口率を制御することを特徴とする請求項3乃至5の
    いずれか1項に記載の不織布製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ピンチロールを介して送出された樹
    脂フィルムを熱溶着装置に供給し、該熱溶着装置にて袋
    底溶着部を前記樹脂フィルムに形成することを特徴とす
    る請求項3乃至6のいずれか1項に記載の不織布製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至7のいずれか1項に記載の
    不織布製造方法により成形された透水性袋。
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