JPH11226119A - 透析装置の除水量監視機構 - Google Patents
透析装置の除水量監視機構Info
- Publication number
- JPH11226119A JPH11226119A JP10035142A JP3514298A JPH11226119A JP H11226119 A JPH11226119 A JP H11226119A JP 10035142 A JP10035142 A JP 10035142A JP 3514298 A JP3514298 A JP 3514298A JP H11226119 A JPH11226119 A JP H11226119A
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- Japan
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- water removal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般に使用している血液回路を介して特定波
長の吸光特性を計測することにより、患者に戻される血
液のヘマトクリット値を連続的に監視するようにした除
水量監視機構を提供する。 【解決手段】 除水量監視機構は、透析器12の出口側
の血液回路14に波長760〜800nm付近の近赤外
光を照射する光源4と、血液回路14を透過した光の量
を測定する吸光度計5と、この吸光度計5で測定された
吸光度からヘマトクリット値を算出する信号処理装置5
4、および透析の途中で除水量が変化したときに算出さ
れたヘマトクリット値が患者によって決められた範囲を
越えた場合に警報を発する警報発生装置33を含んでな
る。
長の吸光特性を計測することにより、患者に戻される血
液のヘマトクリット値を連続的に監視するようにした除
水量監視機構を提供する。 【解決手段】 除水量監視機構は、透析器12の出口側
の血液回路14に波長760〜800nm付近の近赤外
光を照射する光源4と、血液回路14を透過した光の量
を測定する吸光度計5と、この吸光度計5で測定された
吸光度からヘマトクリット値を算出する信号処理装置5
4、および透析の途中で除水量が変化したときに算出さ
れたヘマトクリット値が患者によって決められた範囲を
越えた場合に警報を発する警報発生装置33を含んでな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透析装置の除水量監
視機構に関する。より詳しくは、本発明は、透析器の出
口の血液回路に近赤外光を照射し、その透過量の変化を
計測して透析装置の監視を行う除水量監視機構に関す
る。
視機構に関する。より詳しくは、本発明は、透析器の出
口の血液回路に近赤外光を照射し、その透過量の変化を
計測して透析装置の監視を行う除水量監視機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】透析装置の各種機能の中で最も重要な機
能は除水制御機能である。しかしながら、現在、透析装
置には除水監視機構が装備されておらず、近年活発な研
究がなされている血液透析濾過療法(HDF)などの大
量除水療法では、患者に致命的なトラブルが発生する可
能性があり、独立した除水監視機構の開発が望まれてい
る。
能は除水制御機能である。しかしながら、現在、透析装
置には除水監視機構が装備されておらず、近年活発な研
究がなされている血液透析濾過療法(HDF)などの大
量除水療法では、患者に致命的なトラブルが発生する可
能性があり、独立した除水監視機構の開発が望まれてい
る。
【0003】透析治療など血液浄化において、治療中の
血圧低下を予防し、患者の体内循環血液量を適正値に維
持しながら効率の良い除水を安定して行うことができる
ようにするために、血液浄化治療中にヘマトクリット値
の変化を連続的に測定して、検出されたヘマトクリット
値に応じて除水量を制御するようにした装置が提案され
ている(特公平4−22586号公報、特公平6−13
047号公報など)。前者は、血液循環系の血液電気抵
抗率を測定し、この電気抵抗率からヘマトクリット値を
求めるものであり、後者は血液循環系のチューブに波長
500〜600nmの光を照射して、透過した光の強度
を測定し、この光の強度からヘマトクリット値を求める
ものであるが、未だ実用化に到っていない。また、近
年、発光ダイオードから4波長の近赤外線を照射し、そ
の光線が血液を透過する際、吸収と散乱の影響を受けて
フォトトランジスタに受光され、受光された各波長の強
弱から光の吸収散乱率をコンピュータで解析し、ヘマト
クリット値等のパラメータを算出するようにしたヘマト
クリットモニタ装置が採用されている。
血圧低下を予防し、患者の体内循環血液量を適正値に維
持しながら効率の良い除水を安定して行うことができる
ようにするために、血液浄化治療中にヘマトクリット値
の変化を連続的に測定して、検出されたヘマトクリット
値に応じて除水量を制御するようにした装置が提案され
ている(特公平4−22586号公報、特公平6−13
047号公報など)。前者は、血液循環系の血液電気抵
抗率を測定し、この電気抵抗率からヘマトクリット値を
求めるものであり、後者は血液循環系のチューブに波長
500〜600nmの光を照射して、透過した光の強度
を測定し、この光の強度からヘマトクリット値を求める
ものであるが、未だ実用化に到っていない。また、近
年、発光ダイオードから4波長の近赤外線を照射し、そ
の光線が血液を透過する際、吸収と散乱の影響を受けて
フォトトランジスタに受光され、受光された各波長の強
弱から光の吸収散乱率をコンピュータで解析し、ヘマト
クリット値等のパラメータを算出するようにしたヘマト
クリットモニタ装置が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ヘマトクリットモニタ装置は、複数波長間の微妙な差異
を計測するため検出部分に特殊なチャンバーが必要であ
り、装置としても高価なものとなっている。また、透析
装置における従来の安全装置は、機械的な動作状況をモ
ニターしているにすぎず、患者に戻される血液のヘマト
クリット値を連続的に確認する方法は従来無かった。本
発明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、一般に使
用している血液回路を介して特定波長の吸光特性を計測
することにより、患者に戻される血液のヘマトクリット
値を連続的に監視するようにした除水量監視機構を提供
することを目的とする。
ヘマトクリットモニタ装置は、複数波長間の微妙な差異
を計測するため検出部分に特殊なチャンバーが必要であ
り、装置としても高価なものとなっている。また、透析
装置における従来の安全装置は、機械的な動作状況をモ
ニターしているにすぎず、患者に戻される血液のヘマト
クリット値を連続的に確認する方法は従来無かった。本
発明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、一般に使
用している血液回路を介して特定波長の吸光特性を計測
することにより、患者に戻される血液のヘマトクリット
値を連続的に監視するようにした除水量監視機構を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、透析中の
患者の血液のヘマトクリット値の変化と血液回路を透過
する光の吸光特性を検討した結果、透析器通過後の血液
では、分子量の小さい物質が除去され分子量の大きい物
質と血球成分のみが残された状態になり、特定の波長の
近赤外光とヘマトクリット値との相関が非常によくなる
ことに着目し、本発明を完成した。すなわち、本発明
は、透析器の出口側の血液の循環する血液回路に波長7
60〜800nmの近赤外光を照射する光源と、前記血
液回路を透過した光の量を測定する検出手段と、該検出
手段で測定された光の量からヘマトクリット値を算出す
るヘマトクリット値算出手段、および透析の途中で除水
量が変化したときに該除水量の変化により変動するヘマ
トクリット値が患者によって決められた範囲を越えた場
合に警報を発する警報発生手段を含んでなる透析装置の
除水量監視機構に関する。ここで、光源はレーザダイオ
ードが好適であり、また、食事中には警報発生を解除す
るようにするのが好ましい。また、警報を発生すると同
時に自動的に除水量を制御するようにしてもよい。
患者の血液のヘマトクリット値の変化と血液回路を透過
する光の吸光特性を検討した結果、透析器通過後の血液
では、分子量の小さい物質が除去され分子量の大きい物
質と血球成分のみが残された状態になり、特定の波長の
近赤外光とヘマトクリット値との相関が非常によくなる
ことに着目し、本発明を完成した。すなわち、本発明
は、透析器の出口側の血液の循環する血液回路に波長7
60〜800nmの近赤外光を照射する光源と、前記血
液回路を透過した光の量を測定する検出手段と、該検出
手段で測定された光の量からヘマトクリット値を算出す
るヘマトクリット値算出手段、および透析の途中で除水
量が変化したときに該除水量の変化により変動するヘマ
トクリット値が患者によって決められた範囲を越えた場
合に警報を発する警報発生手段を含んでなる透析装置の
除水量監視機構に関する。ここで、光源はレーザダイオ
ードが好適であり、また、食事中には警報発生を解除す
るようにするのが好ましい。また、警報を発生すると同
時に自動的に除水量を制御するようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る除水量監視機
構の一実施例を示すブロック図であり、図2は図1に示
す吸光度計によるヘマトクリット算出機構を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、本発明の除水量監視機
構は、透析器12の出口側の血液回路14に波長760
〜800nmの近赤外光を照射する光源4と、血液回路
14を透過した光の量を測定する吸光度計(検出手段)
5と、この吸光度計5で測定された吸光度からヘマトク
リット値を算出する信号処理装置54、および透析の途
中で除水量が変化したときに算出されたヘマトクリット
値が患者によって決められた範囲を越えた場合に警報を
発する警報発生装置33を含んでなる。
に基づいて説明する。図1は本発明に係る除水量監視機
構の一実施例を示すブロック図であり、図2は図1に示
す吸光度計によるヘマトクリット算出機構を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、本発明の除水量監視機
構は、透析器12の出口側の血液回路14に波長760
〜800nmの近赤外光を照射する光源4と、血液回路
14を透過した光の量を測定する吸光度計(検出手段)
5と、この吸光度計5で測定された吸光度からヘマトク
リット値を算出する信号処理装置54、および透析の途
中で除水量が変化したときに算出されたヘマトクリット
値が患者によって決められた範囲を越えた場合に警報を
発する警報発生装置33を含んでなる。
【0007】透析装置は患者の体内から血液を体外に導
出して循環させる血液循環系1と、この血液循環系1に
透析液を供給する透析液系2、および血液循環系1の除
水量を制御する制御系3からなっている。血液循環系1
は透析器12の入口側の血液回路13と、この血液回路
13に介在された血液ポンプ11、透析器12、透析器
12の出口側の血液回路14、この血液回路14に介在
された光源4および吸光度計5を含んでなる。血液ポン
プ11により患者の体内から導出された血液は、血液回
路13を通って透析器12に供給され、ここで透析・除
水されて血液回路14を通って患者の体内に返血され
る。この時、光源4から波長760〜800nm付近の
近赤外光を発光すると、発光された光は試料である血液
の循環する血液回路14を透過して検出器51に入る。
この時、透過光の強さIt と入射光の強さI0 の間に
は、チューブの幅(光路長)を一定とすると、ランバー
ト・ベールの法則により、It =I0 ×10A の関係が
成立する(ここでAは吸光度であり、試料濃度に比例す
る)。従って、ヘマトクリット値既知の基準試料の吸光
度を測定し、測定系の吸光特性が分かっていれば、血液
回路14を流れる血液のヘマトクリット値を知ることが
できる。
出して循環させる血液循環系1と、この血液循環系1に
透析液を供給する透析液系2、および血液循環系1の除
水量を制御する制御系3からなっている。血液循環系1
は透析器12の入口側の血液回路13と、この血液回路
13に介在された血液ポンプ11、透析器12、透析器
12の出口側の血液回路14、この血液回路14に介在
された光源4および吸光度計5を含んでなる。血液ポン
プ11により患者の体内から導出された血液は、血液回
路13を通って透析器12に供給され、ここで透析・除
水されて血液回路14を通って患者の体内に返血され
る。この時、光源4から波長760〜800nm付近の
近赤外光を発光すると、発光された光は試料である血液
の循環する血液回路14を透過して検出器51に入る。
この時、透過光の強さIt と入射光の強さI0 の間に
は、チューブの幅(光路長)を一定とすると、ランバー
ト・ベールの法則により、It =I0 ×10A の関係が
成立する(ここでAは吸光度であり、試料濃度に比例す
る)。従って、ヘマトクリット値既知の基準試料の吸光
度を測定し、測定系の吸光特性が分かっていれば、血液
回路14を流れる血液のヘマトクリット値を知ることが
できる。
【0008】検出器51で検出された透過光は増幅器5
2で増幅され、信号処理装置53で処理され、ヘマトク
リット値が算出される。このヘマトクリット値は表示装
置54で表示されるとともに、制御系3の制御装置31
に送られる。制御系3は制御装置31と設定器32およ
び警報発生装置33を含んでなる。制御装置31には装
置で計測した前回の値または予め設定器32により入力
された患者のヘマトクリット値が蓄積されており、患者
毎にヘマトクリット値の範囲が設定されるようになって
いる。そして信号処理装置53で算出されたヘマトクリ
ット値が設定されたヘマトクリット値の範囲を逸脱した
場合、制御装置31から警報発生装置33に警報発生の
信号が送られる。この時、同時に透析液系2に除水量を
変更したり透析液をバイパスするよう信号を送ってもよ
い。また、食事中にはヘマトクリット値が上昇する傾向
があるので、食事中の警報発生を解除するようにするの
が好ましい。光源4はヘマトクリット値との高い相関を
示すデータを得ることができることから図2に示すよう
なレーザダイオード41が好ましい。この時、レーザダ
イオード41にコリメータレンズ42を組み合わせて用
いると、単波長の並行光線を簡単に得ることができる。
尚、透析液系2は除水ポンプ21と透析液供給装置22
を含んでなる。
2で増幅され、信号処理装置53で処理され、ヘマトク
リット値が算出される。このヘマトクリット値は表示装
置54で表示されるとともに、制御系3の制御装置31
に送られる。制御系3は制御装置31と設定器32およ
び警報発生装置33を含んでなる。制御装置31には装
置で計測した前回の値または予め設定器32により入力
された患者のヘマトクリット値が蓄積されており、患者
毎にヘマトクリット値の範囲が設定されるようになって
いる。そして信号処理装置53で算出されたヘマトクリ
ット値が設定されたヘマトクリット値の範囲を逸脱した
場合、制御装置31から警報発生装置33に警報発生の
信号が送られる。この時、同時に透析液系2に除水量を
変更したり透析液をバイパスするよう信号を送ってもよ
い。また、食事中にはヘマトクリット値が上昇する傾向
があるので、食事中の警報発生を解除するようにするの
が好ましい。光源4はヘマトクリット値との高い相関を
示すデータを得ることができることから図2に示すよう
なレーザダイオード41が好ましい。この時、レーザダ
イオード41にコリメータレンズ42を組み合わせて用
いると、単波長の並行光線を簡単に得ることができる。
尚、透析液系2は除水ポンプ21と透析液供給装置22
を含んでなる。
【0009】次に、信号処理装置53によるヘマトクリ
ット値の算出について説明する。前述したように、ラン
バート・ベールの式を用いて、吸光度からヘマトクリッ
ト値を求めることができるが、吸光度計5では透析器1
2で除水された血液の吸光度を測定しているわけである
から、これを患者の体内における血液のヘマトクリット
値に換算するため、透析器12に流れている血液流量と
除水量により補正する必要がある。実際に吸光度計5に
より測定された吸光度からランバート・ベールの式を用
いて得られた換算式を数1に示す。
ット値の算出について説明する。前述したように、ラン
バート・ベールの式を用いて、吸光度からヘマトクリッ
ト値を求めることができるが、吸光度計5では透析器1
2で除水された血液の吸光度を測定しているわけである
から、これを患者の体内における血液のヘマトクリット
値に換算するため、透析器12に流れている血液流量と
除水量により補正する必要がある。実際に吸光度計5に
より測定された吸光度からランバート・ベールの式を用
いて得られた換算式を数1に示す。
【数1】
【0010】次に除水前のヘマトクリット値から除水後
のヘマトクリット値を血液流量と除水量により求める式
を数2に示す。尚、式中の定数は牛血による実験により
求めたものである。
のヘマトクリット値を血液流量と除水量により求める式
を数2に示す。尚、式中の定数は牛血による実験により
求めたものである。
【数2】 数2から、除水後のヘマトクリット値から除水前のヘマ
トクリット値を求める式が得られる(数3)。
トクリット値を求める式が得られる(数3)。
【数3】 数3で算出されたヘマトクリット値と設定器32で設定
された設定値を常時比較することにより、患者に戻され
る血液のヘマトクリット値の範囲を正常な範囲に監視す
ることができる。
された設定値を常時比較することにより、患者に戻され
る血液のヘマトクリット値の範囲を正常な範囲に監視す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の除水量監視機構を採用することにより、患
者に戻される血液を血液回路を介して連続的に監視する
ことができるので、患者への急激な水分の補給や除水な
どによる患者の容体の急変によるトラブルを容易かつ確
実に防止することができる。また、吸光度から日常使用
しているヘマトクリット値に換算して表示、設定を行う
ことができるので、判断ミスを誘発することがなく、安
全である。
に、本発明の除水量監視機構を採用することにより、患
者に戻される血液を血液回路を介して連続的に監視する
ことができるので、患者への急激な水分の補給や除水な
どによる患者の容体の急変によるトラブルを容易かつ確
実に防止することができる。また、吸光度から日常使用
しているヘマトクリット値に換算して表示、設定を行う
ことができるので、判断ミスを誘発することがなく、安
全である。
【図1】本発明に係る除水量監視機構の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1に示す吸光度計によるヘマトクリット算出
機構を示すブロック図である。
機構を示すブロック図である。
1 血液循環系 11 血液ポンプ 12 透析器 13、14 血液回路 2 透析液系 21 除水ポンプ 22 透析液供給装置 3 制御系 31 制御装置 32 設定器 33 警報発生装置 4 光源 41 レーザーダイオード 42 コリメーターレンズ 5 吸光度計(検出手段) 51 検出器 52 増幅器 53 信号処理装置 54 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 洋 大阪市北区豊崎3丁目3番13号 株式会社 ニプロ内 (72)発明者 浅野 文隆 埼玉県浦和市原山2−33−8 浦和パーク ハイツ8−503
Claims (4)
- 【請求項1】 透析器の出口側の血液の循環する血液回
路に波長760〜800nmの近赤外光を照射する光源
と、前記血液回路を透過した光の量を測定する検出手段
と、該検出手段で測定された光の量からヘマトクリット
値を算出するヘマトクリット値算出手段、および透析の
途中で除水量が変化したときに該除水量の変化により変
動するヘマトクリット値が患者によって決められた範囲
を越えた場合に警報を発する警報発生手段を含んでなる
透析装置の除水量監視機構。 - 【請求項2】 光源がレーザダイオードである請求項1
に記載の除水量監視機構。 - 【請求項3】 食事中の警報発生を解除するようにした
請求項1または2に記載の除水量監視機構。 - 【請求項4】 警報を発生すると同時に自動的に除水量
を制御するようにしてなる請求項1〜3のいずれかに記
載の除水量監視機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035142A JPH11226119A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 透析装置の除水量監視機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035142A JPH11226119A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 透析装置の除水量監視機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226119A true JPH11226119A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12433669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10035142A Pending JPH11226119A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 透析装置の除水量監視機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226119A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2011074577A1 (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | 日機装株式会社 | 血液浄化装置 |
US9002655B2 (en) | 2010-05-03 | 2015-04-07 | Gambro Lundia Ab | Medical apparatus for extracorporeal blood treatment and method for determining a blood parameter value in a medical apparatus thereof |
WO2015141621A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | ニプロ株式会社 | 血液濃度測定値較正方法 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10035142A patent/JPH11226119A/ja active Pending
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