JPH11225743A - 浮遊菌や粉塵の捕集装置 - Google Patents

浮遊菌や粉塵の捕集装置

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JPH11225743A
JPH11225743A JP5431998A JP5431998A JPH11225743A JP H11225743 A JPH11225743 A JP H11225743A JP 5431998 A JP5431998 A JP 5431998A JP 5431998 A JP5431998 A JP 5431998A JP H11225743 A JPH11225743 A JP H11225743A
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vacuum pump
collector
outside air
capturing
porous body
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JP5431998A
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Hideaki Ishikake
英明 石掛
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E Jet Kk
Original Assignee
E Jet Kk
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Publication date
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/04Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by injection or suction, e.g. using pipettes, syringes, needles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/40Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of pressure
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    • C12M23/02Form or structure of the vessel
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • C12M29/20Degassing; Venting; Bubble traps

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 捕集器部分と真空ポンプ装置とを分けた構成
とすることによって、サンプリング箇所間の移動が容易
であると共に、高さ位置を変えてサンプリングすること
が出来るような浮遊菌や粉塵の捕集装置を提供する。 【構成】 本発明はチャンバーに設けた外気の吸入口
と、この吸入口に設けた多孔体と、前記吸入口から吸入
された外気を受け得る位置に設けたシャーレ等の容器の
載置部と、前記容器の出し入れ口と、前記載置部を通過
した外気の抜気口とから成る持ち運び自在な捕集器、前
記捕集器の収納部と、真空ポンプと、該真空ポンプの制
御部とから成る真空ポンプ装置、前記捕集器の抜気口と
前記真空ポンプ装置の真空ポンプとを結ぶ真空ホース、
から成る浮遊菌や粉塵の捕集装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気中に浮遊する
菌類、アスベスト微粉や家ダニの死骸粉や杉花粉等の粉
塵を捕集するための、浮遊菌や粉塵の捕集装置に関する
ものであり、持ち運び自在な捕集器と、該捕集器から抜
気するための真空ポンプ装置とが別体であることを特徴
とするものである。
【0002】
【関連する技術】従来、寒天培地内に菌類を植え付ける
装置としては、寒天培地の穿孔手段と該穿孔手段によっ
て開口された溝に菌類を塗布する手段とを組み合わせて
成るものや、注射針を用いて直接寒天培地に植え付ける
構成のものなどが存在していた。しかしながら前者では
寒天培地への穿孔作業と菌類の塗布作業との2種類の作
業を順に行なわなければならなかった。また両者共に寒
天培地へ菌類を植え付けるためには、穿孔手段や塗布手
段や注射針等の植付手段を何度も上げ下げしなくてはな
らず作業が非能率的であった。望ましくは植付手段が寒
天培地に触れることなくしかも寒天培地の深部へ菌類を
植え付け得るものでありたい。この一見矛盾した要求を
満足させるために寒天培地に対して菌類を吹き付ける手
段を採用することが考えられる。吹き付け方式であれば
寒天培地に触れることなくその深部へ菌類を植え付ける
ことが出来るから効率的である。
【0003】この構成例としては、例えば所謂アンダー
センタイプの浮遊菌捕集装置を上げることが出来る。こ
のものは、寒天培地を入れたシャーレを載置するための
受皿をケーシング内に納め、該ケーシング内に外気を導
いた後排出するためのファンをケーシングの排気口に接
続し、ケーシングに外気の吸入口を設けると共に、該吸
入口に小さな孔を複数個開口した多孔板を取り付け、該
多孔板を通過した外気がシャーレの寒天培地に当たるよ
うに構成して成るものである。また他の例として特開平
6−160250号のように、寒天培地を入れたシャー
レを載置するための受皿を駆動装置によって回転可能に
チャンバー内に設け、該チャンバー内を負圧にするため
の真空ポンプをチャンバーの抜気口に接続し、チャンバ
ーに外気の吸入口を設けると共に、吸入口から吸入した
外気をシャーレの寒天培地に向けて噴射するためのノズ
ルをチャンバー内に取り付けた浮遊菌捕集装置を上げる
ことが出来る。
【0004】尚、上記は寒天培地に浮遊菌を植え付ける
タイプの捕集装置であり、このままこの寒天培地上で培
養する場合もあれば、菌を植え付けられた寒天をスポイ
ト等で採り、これを洗浄し、その液体をATPに入れる
という作業を行なう場合もある。後者の場合、作業は手
間と時間の掛かるものであった。他方で蒸留水や特殊洗
浄水に直接菌類を塗布するタイプがあるが、この方式を
浮遊菌捕集装置に適用出来れば、短時間で浮遊菌をAT
Pに捕集して供給することが可能と成る。そもそも浮遊
菌を捕集する目的は、事務所等の一般的な環境やクリー
ンルームに於ける主として空気中の浮遊菌を計数するこ
とにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて上述の浮遊菌捕集
装置の内、前者の所謂アンダーセンタイプの浮遊菌捕集
装置では、ファンは小型モータでも駆動可能なため、全
体を小型化出来る利点はあるものの、ファンによる外気
の吸引力はあまり強くないという問題点がある。また後
者の浮遊菌捕集装置は、真空ポンプとチャンバーとが一
体に設けられたものである。一般的にはこの浮遊菌捕集
装置の底部にキャスターが取り付けられており、これを
以て事務所やクリーンルーム内のサンプルを採りたい場
所から場所へと移動する。しかしながら床面に段差があ
ったり、マットが敷いてあったり、情報機器のコード類
が床面を這っているような場所では、真空ポンプ等々の
重量物を搭載した浮遊菌捕集装置の移動には大変な労力
を要する。即ち、サンプルを採りたい場所から場所へ気
軽に移動することが出来ないのである。更にまた外気の
吸入口の高さ位置を変えてサンプリングすることもまま
成らない。
【0006】本発明はこのような問題を解決し、吸引力
が強力でありながら、サンプリング箇所間の移動が容易
であると共に、高さ位置を自由に変えてサンプリングす
ることが出来るような浮遊菌や粉塵の捕集装置の提供を
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、チャンバー
に設けた外気の吸入口と、この吸入口に設けた多孔体
と、前記吸入口から吸入された外気を受け得る位置に設
けたシャーレ等の容器の載置部と、前記容器の出し入れ
口と、前記載置部を通過した外気の抜気口とから成る持
ち運び自在な捕集器、前記捕集器の収納部と、真空ポン
プと、該真空ポンプの制御部とから成る真空ポンプ装
置、前記捕集器の抜気口と前記真空ポンプ装置の真空ポ
ンプとを結ぶ真空ホース、以上から成る浮遊菌や粉塵の
捕集装置、とすることにより達成される。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1に於いて
前記多孔体が複数個の孔を開けた板状体であることを特
徴とするものとした。
【0009】また請求項3の発明は、請求項1に於いて
前記多孔体が網であることを特徴とするものとした。
【0010】また請求項4の発明は、請求項1に於いて
前記捕集器が把手を具えていることを特徴とするものと
した。
【0011】また請求項5の発明は、請求項1に於いて
前記捕集器が三脚等のスタンドの取付部を具えているこ
とを特徴とするものとした。
【0012】また請求項6の発明は、請求項1に於いて
前記捕集器が前記真空ポンプの制御部を具え、この捕集
器の制御部と前記真空ポンプ装置の制御部との間で制御
信号等をやり取りする配線を具えていることを特徴とす
るものとした。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、チャンバーに設けた外気
の吸入口と、この吸入口に設けた多孔体と、前記吸入口
から吸入された外気を受け得る位置に設けたシャーレ等
の容器の載置部と、前記容器の出し入れ口と、前記載置
部を通過した外気の抜気口とから成る捕集器は、実質的
にチャンバー部分のみから成り、真空ポンプ等の重量物
を具えていないため小型軽量であり持ち運びに都合がよ
いにも拘らず吸引力は強力である。また高さ位置を変え
てサンプリングすることが出来る。これらは載置部にシ
ャーレ等の容器を載置した場合でも同様である。
【0014】一方真空ポンプは、該真空ポンプの制御部
や前記捕集器の収納部と共に捕集器とは別体の真空ポン
プ装置に納められている。このため、真空ポンプ装置を
運んで来て、事務所やクリーンルーム内のどこか1ヵ所
に仮設置しておき、そこからサンプルを採りたい場所か
ら場所へと捕集器のみ移動させてサンプリングすること
が出来るのである。尚、不使用時や運搬時には、捕集器
部分を真空ポンプ装置部分の収納部に格納しておく。
【0015】前記制御部を操作してこの真空ポンプを稼
働させると、前記真空ホースを介して前記捕集器の抜気
口からチャンバー内の空気が抜かれる。これに伴ないチ
ャンバーに設けた吸入口から外気が吸入され、吸入口に
設けた多孔体を通過して載置部上に置かれた容器として
の例えばシャーレ内の寒天表面に勢いよく吹き付けら
れ、外気に混入している浮遊菌や粉塵が分注される
【0016】次に請求項2の発明では、板状体が複数個
の孔が開けられて成る多孔体であるため、吸入された外
気はこの複数個の孔から容器に勢いよく吹き付けられる
ことに成る。この複数個の孔は板状体に万遍無く開孔し
てよい。尚、例えばシャーレ等の容器を回転させるタイ
プの捕集器であれば、円形の板状体にその半径部分で1
列に複数個の孔を開孔すればよい。
【0017】次に請求項3の発明では、多孔体が網であ
るため、吸入された外気はこの網の目から容器に勢いよ
く吹き付けられることに成る。
【0018】次に請求項4の発明では、捕集器が把手を
具えているため、サンプルを採りたい場所から場所への
移動が、把手を握るだけでよいから楽であり、また高さ
位置を変えてサンプリングするのにも都合がよい。
【0019】次に請求項5の発明では、捕集器の取付部
に三脚等のスタンドを取り付けることで、捕集器の移動
性を損なうことなくサンプルを採りたい場所で捕集器を
固定することが出来る。三脚等のスタンドは持ち手にも
成るため、より高い位置でのサンプリングなども可能と
成る。
【0020】次に請求項6の発明では、捕集器側の真空
ポンプの制御部を操作することで、この操作信号が配線
を介して真空ポンプ装置側に伝達される。このため、一
人の作業員でもサンプルを採りたい場所から場所へ移動
して自由に作業が出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、第1実施
例に係る図1を借りて説明する。全体構成は動力部1と
捕集器5とから成る。該捕集器5は動力部1の捕集器収
納部3に収納される。また動力部1には真空ポンプ20
が設けられており、捕集器5とは真空ホース23で結ば
れている。捕集器5は蓋部51の部分に外気の吸入口と
多孔体とを具え、ケース50は前記真空ホース23で結
ばれた主としてチャンバーから成り、また多孔体の下方
にはシャーレ等の容器の載置部が設けられている(図示
せず)。電装制御部4には、真空ポンプ20をON,O
FF制御するための操作パネル40が設けられている。
尚、捕集器5には把手を付けても、付けなくてもよい。
【0022】前記電装制御部4の操作パネル40を操作
して、真空ポンプ20を作動させると、捕集器5内部の
チャンバーが負圧と成り、蓋部51の外気の吸入口から
外気が吸入され、多孔体を通過してシャーレ等の容器に
吹き付けられ、この結果外気に含まれている浮遊菌や粉
塵がサンプリングされることに成る。捕集器5は実質的
にチャンバー部分のみから成り、真空ポンプ20等の重
量物を具えていないため小型軽量であり持ち運びに都合
がよい。また高さ位置を変えてサンプリングすることが
出来る。
【0023】
【実施例】次に本発明の6種の実施例を図面に基づき説
明するが、本発明はこれ等の実施例にのみ限定されるも
のではない。
【0024】図1乃至図3は本発明の第1実施例を表わ
す。捕集器5部分は図2から明かと成るように、ケーシ
ング50の上部に設けたチャンバー57と、この蓋部5
1とから成る。蓋部51を閉めることによりチャンバー
57が形成されるため、当該蓋部はチャンバー57の一
部を構成する。また蓋部51の上部には開口部59が形
成されており、該開口部59を塞ぐようにして多孔板5
5が取り付けられている。多孔板55の下方には台座5
4が設けられており、該台座54上にシャーレ9が載置
される。台座54はケーシング50側に取り付けられて
いる。尚、ケーシング50の側面には把手52が設けら
れており、蓋部51は把手52の上部にヒンジにより開
閉自在に取り付けられている。チャンバー57は吸気パ
イプ56を介して真空ホース23に接続される。また把
手52の上部には操作パネル40が設けられており、制
御ライン41を介して後述する電装制御部4に接続され
ている。尚、ケーシング50の底面部には、捕集器5を
三脚に固定する場合に使用する三脚用ネジ孔53が設け
られている。
【0025】前記捕集器5部分は、図1の動力部1の捕
集器収納部3に収納される。動力部1は下面に移動用車
輪10とスタンド11とを具え、上端部に取っ手12を
具えている。また動力部1は、下段から上段に掛けて順
に排気部2、前記捕集器収納部3、電装制御部4により
構成されている。排気部2は真空ポンプ20を具えてお
り、真空ホース23を介して前記捕集器5に接続され
る。図中符号21は流量調整バルブであり、22は流量
計である。次に捕集器収納部3は、内部が中空であり且
つ扉30を具えている。捕集器収納部3は丁度捕集器5
を収納し得る大きさである。電装制御部4には、真空ポ
ンプ20の制御用回路と電源回路とが設けられている。
また必要に応じてバッテリーが積載される。上部の操作
パネル40は前記捕集器5の操作パネル40と同一のも
のであって、ここからも真空ポンプ20を制御すること
が出来る。このため電装制御部4と捕集器5とは制御ラ
イン41で結ばれている。
【0026】さて、移動時には捕集器5部分を、前記動
力部1の捕集器収納部3に収納しておくが、浮遊菌や粉
塵を捕集すべき場所では扉30を開けて捕集器5部分を
取り出す。捕集器5は運び自在であるから、動力部1の
周辺を自由に移動させることが出来、また高さ位置を変
えることも容易である。而して操作パネル40を操作し
て真空ポンプ20を稼働させると、チャンバー57内が
負圧と成り、蓋部51の開口部59から外気が吸入さ
れ、図3で図示した多孔板55の小孔56を通過して勢
い良くシャーレ9内の寒天培地に吹き付けられ、所要の
浮遊菌や粉塵などのサンプリングが行なえる。
【0027】次に、本発明の第2実施例の多孔板55に
付いて説明する。捕集器5そのものの構成は上述した第
1実施例の構成に倣うものであるが、多孔板55は小孔
56ではなく網58を使用している。このように、多孔
体の種類は必要に応じて任意に決定可能である。
【0028】次に、図5を参照しつつ本発明の第3実施
例の捕集器6部分の説明を行なう。上述した第1実施例
は、寒天培地に浮遊菌を植え付けるタイプの捕集装置で
あって、このままこの寒天培地上で培養する場合もあれ
ば、菌を植え付けられた寒天をスポイト等で採りこれを
洗浄し、その液体をATPに入れるという作業を行なう
場合もある。後者の場合ではこの作業は幾分手間と時間
の掛かるものである。他方蒸留水や特殊洗浄水に直接菌
類を塗布するタイプがあるが、この方式を浮遊菌捕集装
置に適用出来れば、短時間で浮遊菌をATPに捕集して
供給することが可能と成る。
【0029】そこで、ケーシング60内にターンテーブ
ル7を回転自在に設け、当該ターンテーブル7上に台座
71を設け、該台座71上にステンレス皿90を載置可
能に構成した。前記ターンテーブル7はモータ(図示せ
ず)に接続された回転軸70に取り付けられている。一
方、前記ステンレス皿90の半周部分に対応するよう
に、吸気筒62がケーシング60を貫通して設けられて
おり、吸気筒62の底部には多孔体である多孔板63が
取り付けられて成る。このように捕集器6が構成されて
いる。前記多孔板63より内部がチャンバー61であ
る。尚、動力部1やその他の構成に付いては第1実施例
に倣っている。
【0030】真空ポンプ20を動作させると、チャンバ
ー61内の空気が吸い出されてチャンバー61内は負圧
と成る。すると吸入筒62から外気が吸い込まれ多孔板
63からステンレス皿90に向けて勢いよく噴射され
る。この結果、外気に含まれる菌類や粉塵を液体培地に
捕集させることが出来る。ステンレス皿90には、液体
培地としてのATPが塗布されており、ATPに浮遊菌
を吹き付けて直接捕集し得る。図示していないモータ
は、ターンテーブル7上のステンレス皿90を回転させ
るので、ターンテーブル7の1回転で外気に含まれる菌
類や粉塵が培地全体に均一に吹き付けられることに成
る。
【0031】次に、図6は本発明の第4実施例の吸気筒
8部分の説明図である。捕集器6の構成は上述した第3
実施例に倣うが、一部異なる構成を採用している。即ち
吸入筒62では多孔体としての多孔板63を用いている
が、本実施例ではピンホール80とした点に特徴を有す
る。吸入筒8は底面部81を具え、該底面部81部分に
ピンホール80を形成した。当該ピンホール80の配列
は、図7で示す如く、底面部81に等間隔ではないパタ
ーンで開孔されている。ピンホール80は各々が一定の
吹付範囲をカバーし、ピンホール80全体で吹付範囲を
カバーしているのであるが、更に詳細にはピンホール8
0はその間の距離が、ステンレス皿90の中心に向かう
ほど大きく成るように整列配置されて成る。
【0032】本実施例では、多孔体としてピンホール8
0を開けたものを例示したが、各々のピンホール80間
の距離をステンレス皿90の中心に向かうほど大きく成
るように整列配置した理由は、ステンレス皿90の円周
長が中心ほど小さいということによる。この構成によっ
て偏りのない均等な吹き付けが可能と成る。
【0033】次に、図8は本発明の第5実施例の吸気筒
8部分の説明図であるが、上述した第4実施例のピンホ
ール80が、吸入筒8の底面部81の内部を入口から出
口まで同一直径とされているのに対して、本実施例のピ
ンホール82では出口の直径φの方を小さいものとして
いる。
【0034】この構成により、ピンホール82の出口で
の風速が大きく成り、吹き付け効果がより高まってい
る。
【0035】次に、図9は本発明の第6実施例を表わ
す。本実施例の構成は、第5実施例に倣うものである
が、吸気筒83が2回対称の位置に2つ取り付け得る構
成とした点に特徴を有する。尚、図9では一方の取り付
け口にキャップ84が被せられた例を図示した。
【0036】本実施例に於いて、キャップ84を外して
ここにもう一つの吸気筒83を取り付けると、ステンレ
ス皿90の反回転に付き吹き付け可能と成る。これによ
ってサンプリング時間の短縮効果が得られる。
【0037】尚、本発明は上述した実施例に限定されな
いから、例えば多孔体に連続気泡性の合成樹脂構造体を
利用することも可能であり、多孔体の選択は任意に行な
うことが出来る。また多孔体を固定ではなく僅かに回動
可能に設けて、吸入空気流の作用により左右に微妙に回
動し得るように構成することで、孔の直径以上の範囲を
カバーすることが出来るように成る。
【0038】また真空ポンプ装置の収納部や捕集器部分
の形状等は任意であり、捕集器部分を真空ポンプ装置の
収納部の頂部に取り付け得るような手段を設けることも
好ましい。捕集器部分に三脚や伸縮竿が取り付けられる
ように構成してもよい。真空ホースの長さなども任意で
ある。また真空ホースと制御ラインとを一体に設けた
り、制御ラインを設けずに電波によるリモートコントロ
ール方式を採用することが出来る。制御部にはタイマー
を設けてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上本発明は、チャンバーに設けた外気
の吸入口と、この吸入口に設けた多孔体と、前記吸入口
から吸入された外気を受け得る位置に設けたシャーレ等
の容器の載置部と、前記容器の出し入れ口と、前記載置
部を通過した外気の抜気口とから成る持ち運び自在な捕
集器、前記捕集器の収納部と、真空ポンプと、該真空ポ
ンプの制御部とから成る真空ポンプ装置、前記捕集器の
抜気口と前記真空ポンプ装置の真空ポンプとを結ぶ真空
ホース、から成る浮遊菌や粉塵の捕集装置である。サン
プリング時には、捕集器部分を真空ポンプ装置の収納部
から取り出して使用する。
【0040】この結果、吸引力が強力であり、またサン
プリング箇所間の移動が容易であると共に、高さ位置を
変えてサンプリングすることが出来るように成るという
効果を獲得している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の説明図である。
【図2】同実施例の捕集器5部分の説明図である。
【図3】同実施例の多孔板55の説明図である。
【図4】本発明の第2実施例の多孔板55の説明図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例の捕集器5部分の説明図で
ある。
【図6】本発明の第4実施例の吸気筒8部分の説明図で
ある。
【図7】同実施例の吸気筒8部分の底面方向からの説明
図である。
【図8】本発明の第5実施例の吸気筒8部分の説明図で
ある。
【図9】本発明の第6実施例の捕集器6部分の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 動力部 10 移動用車輪 11 スタンド 12 取っ手 2 排気部 20 真空ポンプ 21 流量調整バルブ 22 流量計 23 真空ホース 24 吸気パイプ 3 捕集器収納部 30 扉 4 電装制御部 40 操作パネル 41 制御ライン 5 捕集器 50 ケーシング 51 蓋部 52 把手 53 三脚用ネジ孔 54 台座 55 多孔板 56 小孔 57 チャンバー 58 網 59 開口部 6 捕集器 60 ケーシング 61 チャンバー 62 吸気筒 63 多孔板 7 ターンテーブル 70 回転軸 71 台座 8 吸気筒 80 ピンホール 81 底面部 82 ピンホール 83 吸気筒 84 キャップ 9 シャーレ 90 ステンレス皿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバーに設けた外気の吸入口と、該
    吸入口に設けた多孔体と、前記吸入口から吸入された外
    気を受け得る位置に設けたシャーレ等の容器の載置部
    と、前記容器の出し入れ口と、前記載置部を通過した外
    気の抜気口とから成る持ち運び自在な捕集器、 前記捕集器の収納部と、真空ポンプと、該真空ポンプの
    制御部とから成る真空ポンプ装置、 前記捕集器の抜気口と前記真空ポンプ装置の真空ポンプ
    とを結ぶ真空ホース、 以上から成る浮遊菌や粉塵の捕集装置。
  2. 【請求項2】 前記多孔体が複数個の孔を開けた板状体
    であることを特徴とする、請求項1の浮遊菌や粉塵の捕
    集装置。
  3. 【請求項3】 前記多孔体が網であることを特徴とす
    る、請求項1の浮遊菌や粉塵の捕集装置。
  4. 【請求項4】 前記捕集器が把手を具えていることを特
    徴とする、請求項1の浮遊菌や粉塵の捕集装置。
  5. 【請求項5】 前記捕集器が三脚等のスタンドの取付部
    を具えていることを特徴とする、請求項1の浮遊菌や粉
    塵の捕集装置。
  6. 【請求項6】 前記捕集器が前記真空ポンプの制御部を
    具え、この捕集器の制御部と前記真空ポンプ装置の制御
    部との間で制御信号等をやり取りする配線を具えている
    ことを特徴とする、請求項1の浮遊菌や粉塵の捕集装
    置。
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