JPH11224645A - イオントラップ質量分析装置 - Google Patents

イオントラップ質量分析装置

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JPH11224645A
JPH11224645A JP10027271A JP2727198A JPH11224645A JP H11224645 A JPH11224645 A JP H11224645A JP 10027271 A JP10027271 A JP 10027271A JP 2727198 A JP2727198 A JP 2727198A JP H11224645 A JPH11224645 A JP H11224645A
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JP
Japan
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ion
ion trap
ions
mass spectrometer
shield
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Application number
JP10027271A
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English (en)
Inventor
Tadao Mimura
忠男 三村
Masaru Tomioka
勝 冨岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高感度測定が可能なイオントラップ質量分析装
置を提供すること。 【解決手段】注入口3から導入された試料は分析カラム
4を進みながら成分毎に分離される。分離された試料成
分はESIプローブ5に送られイオン化される。イオン
は真空室30内に導入され、更にイオンイオンガイド8
を経てイオントラップ40に送り込まれる。イオントラ
ップ40は導入されたイオンを内部に安定に捕捉し、蓄
積する。蓄積されたイオンはリング電極11に印可され
た高周波の電圧(振幅)を掃引することにより外部に放出
され、検出器12で検出される。真空室30に導入され
てイオントラップ40の外部を迷走するイオンはイオン
遮蔽体16によりトラップされ、したがって検出器12
によって検出されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオントラップ質量
分析装置、特に液体クロマトグラフに直結して用いられ
るのに適したイオントラップ質量分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフに直結して用いられ
るイオントラップ質量分析装置(液体クロマトグラフ直
結質量分析装置)(以下LC/MSと略す)は液体に溶
け込んだ微量の有機化合物を高感度に測定するのに用い
られる。これまで、質量分析装置としては、扇形の磁場
を用いた質量分析装置、あるいは四重極質量分析装置計
が広く採用されてきた。最近、廉価の質量分析装置とし
てイオントラップ質量分析装置が注目され、液体クロマ
トグラフに直結して用いられるイオントラップ質量分析
装置にも採用されるようになってきている。
【0003】図1は通常のLC/MSであるイオントラ
ップ質量分析装置の概要を示す。溶媒瓶1に保管された
移動相溶媒はポンプ2により注入口3を経て分析カラム
4に送られる。試料はマイクロシリンジ等により注入口
3から導入される。導入された試料は分析カラム4を進
みながら成分毎に分離される。分離された成分は移動相
溶媒とともにLC/MSインターフェイス部に送り込ま
れる。
【0004】LC/MSインターフェイスにはいろいろ
な方式があるが、ここではエレクトロスプレイ法(以下
ESIと略す)が用いられる。分析カラム4を出た試料
成分溶液は高電圧が印加されたESIプローブ5に送ら
れる。溶液はESIプローブ5の先端からは大気中に電
荷をもった液滴として噴霧される。液滴は大気分子と衝
突を繰り返して径が小さくなり、最終的に大気中にイオ
ンが放出される。生成したイオンはスキマーの頂点に設
けられた細孔6から真空ポンプ20で排気された真空室
30内に導入される。イオンは更にイオンガイド8を経
てイオントラップ40に送り込まれる。
【0005】イオントラップ40は2つのエンドキャッ
プ電極9、10とドーナツ状の一つのリング電極11と
ガラスやセラミックで作られたスぺーサ31、32とを
含む。3つの電極9、10、11の断面は双曲線となっ
ている。このイオントラップ内部40に送り込まれたイ
オンは電源50からリング電極11に印加された1MH
z程度の高周波によりイオントラップ内部40に安定に
捕捉される。イオントラップ40はイオンを導入しなが
らその内部でイオンを積算する。これがイオントラップ
質量分析装置が他の原理による質量分析装置より優れた
感度を与えることができる要因である。
【0006】イオントラップ40に蓄えられたイオンは
電源60からリング電極11に印加された高周波の電圧
(振幅)を掃引することにより、質量の小さい方から順に
エンドキャップ電極9、10の中心に開けられた穴1
4、15からイオントラップ40の外部に放出される。
放出されたイオンは検出器12で検出され、その検出信
号はデータ処理装置13に導かれ、質量スペクトルが得
られる。
【0007】イオントラップ40内のイオンはリング電
極11に印加された高周波により振動運動を繰り返し安
定に補足される。しかし、同極性のイオン同士の反発な
どにより次第にイオン軌道が大きくなり、イオンは四重
極電極9、10、11の内壁に衝突し、電荷を失ってし
まう。長時間安定にイオンを電極内に補足するために
は、イオンオラップ40内にヘリウムやアルゴンなどの
不活性ガスを導入し、イオンを不活性ガスと衝突させる
ことが行われる。この衝突によりイオンの運動エネルギ
ーは取り除かれ、イオン軌道がイオントラップ40内部
の中心部に移動する。これによりイオンの長時間捕捉が
可能になる。そのためイオントラップ質量分析装置はガ
ス(バッファガスと呼ぶ)を導入するガス導入系21を備
えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】イオントラップ質量分
析装置はイオンを一旦イオントラップ40に貯えた後に
質量スペクトルを得るため、高感度な測定が可能であ
る。しかしながら、イオントラップ質量分析装置は、磁
場を用いた質量分析装置あるいは四重極質量分析装置と
比較すると非常にコンパクトな質量分析装置である。そ
のため、真空室にイオンを取り込むところから質量分析
されたイオンを検出する検出器までの距離が他の装置と
比較して短くなっている。
【0009】したがって、真空室に導入されたイオンの
うち、イオンとともに真空室に導入された大気の急激な
拡散によって真空室内に蒔き散らかされた一部のイオン
(迷走イオンと呼ばれる)は容易に検出器に到達すること
となる。このイオンはランダムな信号となってマススペ
クトル信号とともにデータ処理装置に取り込まれること
になる。このランダムな信号は何の価値もなくノイズの
一部となる。イオントラップ質量分析装置では高感度な
測定が可能であるが、このランダムな信号がマススペク
トルと共に取り込まれるとノイズが増えることとなり、
高感度の測定は不可能となる。
【0010】本発明の目的は高感度測定が可能なイオン
トラップ質量分析装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つの観点に
よれば、試料をイオン化してイオンを生成する手段と、
その生成されたイオンが導入される真空室と、その導入
されたイオンをトラップする、前記真空室内に配置され
たイオントラップと、そのトラップされたイオンを前記
イオントラップ外に放出させる手段と、その放出された
イオンを検出する手段とを含むイオントラップ質量分析
装置において、前記真空室に導入されるイオンのうち
の、前記イオントラップの外部を介して前記イオン検出
手段に向かって迷走するイオンを遮蔽するイオン遮蔽体
を備えていることを特徴とする。
【0012】本発明は、もう一つの観点によれば、試料
をイオン化してイオンを生成する手段と、その生成され
たイオンが導入される真空室と、その導入されたイオン
をトラップする、前記真空室内に配置されたイオントラ
ップと、そのトラップされたイオンを前記イオントラッ
プ外に放出させる手段と、その放出されたイオンを検出
する手段とを含むイオントラップ質量分析装置におい
て、前記イオントラップの、前記イオン検出手段側端部
付近に設けられたイオン遮蔽体を備えていることを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図2は本発明にもとづくイオント
ラップ質量分析装置の一実施例を示す。図1と同じ符号
は同じものであることを示す。
【0014】図1で説明しなかった点や図1に対して特
徴的な点を中心にして図2の実施例を説明するに、大気
中で生成されたイオンは第1細孔電極6a、中間圧力部
6b、第2細孔電極6cを通って高真空部に配置された
アインツエルレンズ7によって引き出されるとともに収
束され、イオンビームとなって静電形イオンガイド8に
導入される。このときイオンビームは静電形イオンガイ
ド8の中心部に導入されるのではなく、中心より約2〜
4mmずれた位置に導入される。静電形イオンガイド8
の内部ではイオンビームは偏向を受け、その出口におい
ては中心より約2〜4mmずれた位置に収束して出てく
る。この延長線上にイオントラップ質量分析装置すなわ
ち三次元四重極質量分析装置(3DQMS)のゲート電
極9aとイオン導入口を設け、イオントラップ40への
イオン導入の制御を行う。
【0015】ここで、イオンを静電形イオンガイド8に
おいて偏向させる目的であるが、これは中性粒子あるい
は帯電した液滴を除去するためである。第2細孔電極6
cからはイオンのみが導入されるのではなく、中性粒子
や帯電した液滴もイオンとともに導入される。これはL
Cの移動相に水系の溶媒が使用されると顕著に多くな
る。これらの中性粒子や帯電液滴はイオントラップ40
内に導入されるとランダムなノイズとなって検出器によ
って検出される。このため、これらを除去しイオントラ
ップ40内に導入しないよう対策を講ずる必要がある訳
である。静電形イオンガイド8においてイオンのみを偏
向させてイオントラップ40に導入し、中性粒子あるい
は帯電液滴は偏向せず直進することから、イオントラッ
プ40には導入されないことになる。この点については
特開平9ー127060号公報において詳細に記述され
ている。
【0016】ノイズの発生源はこの他にもある。第2細
孔電極6cより真空室30にイオンが導入される際、イ
オンの大半はアインツエルレンズ7によって引き出さ
れ、イオンビームとなって静電形イオンガイド8に導入
されるが、一部は真空室40に散乱することとなる。な
ぜなら、中間圧力部の真空度は0.5 Torr 程度である
ため、第2細孔電極6cとアインツエルレンズ7間の真
空度は10-1 Torr から10-3 Torr であり、この間に
おいて一気に真空度が高くなる。したがって、ここで急
激な拡散が行われ、このため大気、中性粒子、帯電液滴
とともに導入されたイオンの一部は、この拡散によって
真空中に蒔き散らかされることになる。このイオンが迷
走イオンとなり、特に高電圧が印可された検出器の一部
であるイオン変換電極12aやシンチレータ12bに引
き寄せられ、ランダムノイズの発生源となる。本発明の
実施例では、このランダムノイズが除去され、それによ
ってS/Nの改善が図られ、もって、高感度測定が可能
にされる。
【0017】イオントラップ40から放出されるイオン
は直接検出器によって検出されるわけではない。すなわ
ち、LC/MSとして正イオンを検出する場合と負イオ
ンを検出する場合があり、正イオンを検出する場合は、
正イオンがイオントラップに導入、蓄積された後、イオ
ントラップ40から質量毎に正イオンが放出され、負の
高電圧(通常−1 kV から−5 kV)が印加された変換
電極12aに衝突する。変換電極12aではイオンは電
子に変換されその表面より電子が飛び出す。飛び出した
電子は約+10 kV が印加されたシンチレ−タ12bに
引き寄せられ、その表面に衝突し、光に変換される。そ
の光は光電子増倍管12cによって増幅されて電気信号
となり、データ処理装置13にマススペクトル信号とし
て取り込まれる。一方、LC/MSとして負イオンを検
出する場合は、負イオンがイオントラップ40に導入、
蓄積された後、イオントラップより質量毎に負イオンが
放出され、正の高電圧(通常+1 kV から+5 kV)が印
加された変換電極12aに衝突する。変換電極12aで
は正イオン測定時と同様にイオンは電子に変換され、そ
の表面より電子が飛び出す。飛び出した電子は約+10
kV が印加されたシンチレ−タ12bに引き寄せられ、
その表面に衝突し、光に変換される。その光は光電子増
倍管12cによって増幅されて電気信号となり、データ
処理装置13にマススペクトル信号として取り込まれ
る。
【0018】このように、正イオンあるいは負イオン測
定する場合、変換電極12aとシンチレータ12bにはプ
ラスとマイナスの高電圧が印可されており、正イオンを
測定する場合はマイナスの高電圧が印可された変換電極
12aの表面に迷走イオンは引き寄せられ、ランダムな
ノイズの発生源となる。また、負イオンを測定する場合
はプラスの高電圧が印可されたシンチレータ12bの表
面に迷走イオンは引き寄せられ、ランダムなノイズの発
生源となる訳である。
【0019】本発明の実施例では、迷走イオンが変換電
極12a、シンチレータ12bに到達する前に除去され、
ランダムなノイズの発生が防止される。この実現を図る
ために、実施例では、真空室30内であって、イオント
ラップ40と検出器12の間、特にイオントラップ40
の、検出器12側端部付近に、イオン遮蔽体ないしはト
ラップ16が設けられている。これは導電体であるステ
ンレススチールで作られ、接地電位に保たれる。したが
って、迷走イオンは、負イオン検出の場合も、正イオン
検出の場合も、イオン遮蔽体16によって遮蔽ないしは
トラップされ、検出器12によって検出されることはな
い。このため、迷走イオンによるランダムノイズは生じ
ないから、S/N比が改善され、したがって高感度質量
測定ないしは分析が可能となる。
【0020】イオン遮蔽体16は基本的には、真空室3
0に導入されるイオンのうちの、イオントラップ40の
外部を介して検出手器12に向かって迷走するイオンが
通る通路に設けられるならば、そのイオンの検出器12
による検出を防止することができる。しかし、図のよう
に、イオン遮蔽体16をイオントラップ40の、検出器
12側端部付近に設けることがイオントラップ40のメ
ンテナンスを行う上で好都合である。
【0021】図3に示されるように、イオントラップ4
0は検出器12側端部に凹部40aを有し、イオン遮蔽
体16は迷走イオンの検出器12に対する遮蔽効率を高
めるために凹部40aに突出する突出部16aを有する
とともに、接地電位を確保するため真空室30の接地電
位に保たれている壁にねじにより固定されている。迷走
イオンの検出器12に対する遮蔽効率を高めるために
は、イオン遮蔽体16とイオントラップ40及び真空室
30の壁との間のすき間は迷走イオンが通過しないよう
にできるだけ小さい方がよい。また、検出器12の配置
空間を高真空に維持しつつ、迷走イオンがイオン遮蔽体
16を通過するのを妨げる必要があることを考慮して、
イオン遮蔽体16はたとえば1〜2 mm 角程度の穴を多
数有するメッシュ状のものであることが望ましい。イオ
ン遮蔽体16のそのような加工はエッチング技術により
容易に可能である。
【0022】図4はイオン遮蔽体16を設けなかった
(A)場合と設けた場合(B)との比較測定データを示
す。これはコルチゾンを試料(サンプル)とした場合の
ものである。コルチゾンのマススペクトルが明確に出現
していることが明らかである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、高感度測定が可能なイ
オントラップ質量分析装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常のイオントラップ質量分析装置の概要図。
【図2】本発明にもとづくイオントラップ質量分析装置
の一実施例の概要図。
【図3】図2のイオン遮蔽体部分の拡大断面図。
【図4】本発明例及び従来例による比較測定データを示
す図。
【符号の説明】
1:溶媒瓶、2:ポンプ、3:試料注入口、4:分析カ
ラム、5:ESIプローブ、6a:第1細孔電極、6
b:中間電極、6c:第2細孔電極、7:アインツェル
レンズ、8:静電形イオンガイド、9,10:エンドキ
ャップ電極、11:リング電極、12:検出器、12
a:変換電極、12b:シンチレータ、12c:光電子
増倍管、13:データ処理装置、14,15:エンドキ
ャップ電極上の穴、16:液滴遮蔽板、20:真空ポン
プ、30:真空室、30、31:スペーサ、40:イオ
ントラップ、50:電源。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料をイオン化してイオンを生成する手段
    と、その生成されたイオンが導入される真空室と、その
    導入されたイオンをトラップする、前記真空室内に配置
    されたイオントラップと、そのトラップされたイオンを
    前記イオントラップ外に放出させる手段と、その放出さ
    れたイオンを検出する手段とを含むイオントラップ質量
    分析装置において、前記真空室に導入されるイオンのう
    ちの、前記イオントラップの外部を介して前記イオン検
    出手段に向かって迷走するイオンを遮蔽するイオン遮蔽
    体を備えていることを特徴とするイオントラップ質量分
    析装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記イオン遮蔽体は導
    電体で作られ、かつ接地電位に保たれていることを特徴
    とするイオントラップ質量分析装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記イオン遮蔽体はメ
    ッシュ状に形成されていることを特徴とするイオントラ
    ップ質量分析装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、前記イオン遮蔽
    体はステンレススチール製であることを特徴とするイオ
    ントラップ質量分析装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、前記イ
    オン遮蔽体は前記イオントラップの、前記イオン検出手
    段側端部付近に設けられていることを特徴とするイオン
    トラップ質量分析装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記イオン遮蔽体は前
    記真空室に固定されていることを特徴とするイオントラ
    ップ質量分析装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記イオントラップは
    前記イオン検出手段側端部中央部に凹部を有し、前記イ
    オン遮蔽体は前記凹部に突出する突出部をもっているこ
    とを特徴とするイオントラップ質量分析装置。
  8. 【請求項8】試料をイオン化してイオンを生成する手段
    と、その生成されたイオンが導入される真空室と、その
    導入されたイオンをトラップする、前記真空室内に配置
    されたイオントラップと、そのトラップされたイオンを
    前記イオントラップ外に放出させる手段と、その放出さ
    れたイオンを検出する手段とを含むイオントラップ質量
    分析装置において、前記イオントラップの、前記イオン
    検出手段側端部付近に設けられたイオン遮蔽体を備えて
    いることを特徴とするイオントラップ質量分析装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記イオントラップは
    前記イオン検出手段側端部中央部に凹部を有し、前記イ
    オン遮蔽体は前記真空室に固定されているとともに、前
    記凹部に突出する突出部をもっていることを特徴とする
    イオントラップ質量分析装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記イオン遮蔽体は
    ステンレススチール製であるとともに、メッシュ状にさ
    れ、かつ接地電位に保たれていることを特徴とするイオ
    ントラップ質量分析装置。
JP10027271A 1998-02-09 1998-02-09 イオントラップ質量分析装置 Pending JPH11224645A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101376A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif et procede de detection de quantites infimes de composants organiques

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002101376A1 (fr) * 2001-06-06 2002-12-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dispositif et procede de detection de quantites infimes de composants organiques

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