JPH11224628A - 簡易x線検査装置 - Google Patents

簡易x線検査装置

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JPH11224628A
JPH11224628A JP2860198A JP2860198A JPH11224628A JP H11224628 A JPH11224628 A JP H11224628A JP 2860198 A JP2860198 A JP 2860198A JP 2860198 A JP2860198 A JP 2860198A JP H11224628 A JPH11224628 A JP H11224628A
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JP
Japan
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ray
inspection apparatus
cooling element
power supply
heat radiation
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Pending
Application number
JP2860198A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hirama
豊 平間
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間連続稼働を可能にした簡易X線検査装
置を提供する。 【解決手段】 X線発生管17内に配置したターゲット
2のベース2aに、小型で熱吸収が早いペルチェ素子と
して知られる電子冷却素子1を取り付け、その放熱側に
放熱吸収体3および放熱板4を配設して、ターゲット2
からの発熱を電子冷却素子1によりその放熱吸収体3お
よび放熱板4に伝達して放熱することによって、X線発
生管17を十分に冷却して連続運転を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線を用いて被検査
物の内部を検査する簡易X線検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線検査装置として、空
港等のチェックカウンタで乗客が機内に持ち込む手荷物
等の被検査物を手荷物台からベルトコンベアに載せ、防
護箱内に構成した大型のX線検査装置を通過させ、その
際のX線透視映像をモニターテレビによって検査し、不
審なものがないかどうかを検査するようにしたものが知
られている。このようなX線検査装置は、殆どX線発生
管が連続使用に耐えるようにするため、水または油を循
環させて冷却していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線検査装置は大型であり、その防護箱内のX線照射部
へコンベアに搭載して手荷物を搬入しなければならず、
手荷物の置き方によって不審なものを確実にX線透視映
像としてモニターテレビに写しだすことができず、より
確実な検査を行なうことができなかった。これに対し
て、より小型で携帯可能な簡易X線検査装置が本発明者
等によって提案されており、このような簡易X線検査装
置とすることによって狭隘な場所に搬入して様々な被検
査物を対象にすることができるようになった。しかし、
これによって大がかりな水や油の循環による冷却ができ
ないので、X線発生管を風冷ファンによって冷却するよ
うにしていたが、長時間連続稼働に適するものではなか
った。
【0004】本発明の目的とするところは、長時間連続
稼働を可能にした簡易X線検査装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電源装置に接続したX線発生管からのX線
を被検査物に照射してX線受像部に像を形成させ、この
像により上記被検査物の内部を検査する簡易X線検査装
置において、上記X線発生管のターゲットに電子冷却素
子を取り付けたことを特徴とする。
【0006】上述したように本発明による簡易X線検査
装置は、X線発生管のターゲットに電子冷却素子を取り
付けたため、ターゲットを熱吸収が早い電子冷却素子に
より冷却することができ、これによって簡易X線検査装
置の連続運転が可能になり、しかも小型であることから
簡易X線検査装置を携帯可能な大きさにすることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図2は本発明の一実施の形態による
簡易X線検査装置を示す斜視図であり、X線発生部を収
納した下部本体7と、X線受像部9を収納してX線遮蔽
材であるX線防護鉛ガラス材で形成した上部本体8とを
有し、これらX線発生部とX線受像部9との対向部には
被検査物14を配置するための対向部空間が形成される
ように下部本体7と上部本体8を対向配置して構成され
ている。下部本体7の上面は検査対象である被検査物1
4を載せる検査台13として形成されている。下部本体
7には、X線発生部を電源に接続するコンセント12が
接続され、またX線発生部を制御する電流制御ボリウム
32、高電圧制御釦15および作動スイッチ41とが配
置されている。一方、上部本体8には、X線受像部9を
上部から直視して被検査物14内の不審物を目視するこ
ともできるが、これに対応して反射鏡やVTRカメラを
取り付けて、所定の位置で観察することもできる。
【0008】図3は、上述した簡易X線検査装置の縦断
面正面図である。下部本体7内には、X線発生管を収納
した容器5や高電圧発生回路等から成るX線発生部16
が収納されている。X線発生管から照射されたX線17
Xに対応して、上部本体10内にX線受像部9が構成さ
れている。このX線受像部9は、X線発生管側に位置し
た板ガラスと、その上に塗布されたX線表示膜から成る
X線表示部18を有し、このX線表示部18は、ヨウ化
セシウム(CsI)、硫化亜鉛(ZnS)およびシアン
化白金バリウム(Ba[Pt(CN)]、またはヨウ化
セシウム(CsI)、硫化亜鉛(ZnS)および四酸化
タングステンカルシウム(CaWO)から成り、これら
の材料は板ガラスの反X線発生部側に各材料を順次薄い
層状として塗布し、または各材料の混合物として塗布さ
れて構成されている。
【0009】図1は、上述したX線発生管を示す正面図
である。容器5内に収納したX線発生管17内にはター
ゲット2とフィラメント10が対向配置されており、タ
ーゲット2のベース2aに、ペルチェ素子として知られ
る電子冷却素子1の冷却側を接着によって取り付け、そ
の放熱側に放熱吸収体3を介して容器5外に配置した放
熱板4が接続されている。この放熱板4に対向して冷却
用のファンを設けても良い。いずれにしても電子冷却素
子1が例えば12V電源に接続されると、X線発生管1
7内のターゲット2からの発熱は、電子冷却素子1によ
りその放熱吸収体3および放熱板4に伝達されて放熱さ
れて冷却される。電子冷却素子1は、熱吸収が早くX線
発生管17を十分に冷却することができるので簡易X線
検査装置の連続運転が可能になり、しかも小型であるこ
とから簡易X線検査装置を携帯可能な大きさにすること
ができる。
【0010】図4はX線発生部16の回路図を示してい
る。商用電源に接続されて12Vを出力する電源装置4
0には、作動スイッチ41と可変抵抗器39が接続され
ている。作動スイッチ41には直列にリレーのコイル3
0が接続され、コイル30が励磁されたとき閉じて自己
保持する接点31が作動スイッチ41と並列に接続され
ている。またコイル30と直列にインバータスイッチン
グ回路等より成る励振回路36と、フライバックトラン
ス等より成る準高圧回路37と、コンデンサを用いた倍
電圧調整回路等より成る高圧発生回路38が直列に接続
されている。可変抵抗器39と高圧発生回路38間に
は、X線発生管17が接続され、つまり、このX線発生
管17のターゲット2側には高圧発生回路38が接続さ
れ、またそのフィラメント10側には可変抵抗器39が
接続されており、この可変抵抗器39は図2の電流制御
ボリウム32に連結されている。
【0011】今、被検査物14を検査する場合、図2に
示すように手荷物検査台13に被検査物14を配置す
る。これに前後して図示しない電源スイッチを入れて電
源装置40のコンセントを電源に接続し、その後、作動
スイッチ41を投入すると、コイル30が励磁されてそ
の接点31が閉じて自己保持される。この状態で、電源
電圧が接点31およびコイル30を経て励振回路36に
印加され、交流に変換されて300Vが準高圧回路37
に入力され、準高圧回路37で昇圧されて高圧回路38
で直流の高圧3万Vに変換され、この高圧がX線発生管
17のターゲット2に印加されX線発生管17から20
KevのX線17Xが照射される。このとき、図2に示
したように下部本体7には、L,M,Hの三段階の高電
圧制御釦15が設けられ、この高電圧制御釦15の切替
操作によって準高圧回路37の出力を調整してX線受像
部9での映像を制御することができる。このX線発生管
17から照射されたX線17Xに対応して、図3に示す
ように上部本体10内にX線受像部9が構成されている
ため、X線発生管17から照射されたX線17Xは被検
査物14を通過してX線受像部9のX線表示部18に到
達し、X線表示膜を形成した材料が励起されてX線17
Xを効率的に蛍光発光エネルギーおよび熱エネルギーに
変換して像を形成する。従って、検査官はX線受像部9
の映像を直接あるいは間接的に目視して被検査物14内
の不審なもの6の存在の有無を確認することができる。
【0012】上述したように図示しない電源スイッチを
入れて電源装置40のコンセントを電源に接続し、その
後、作動スイッチ41を投入するとX線発生管17内の
ターゲット2からの発熱を生じることになる。例えば、
ターゲット2が800度になると、その表面は悪影響を
受けX線受像部9に鮮明な映像を形成させることができ
ない。しかし、図示しない電源スイッチを入れて電源装
置40のコンセントを電源に接続すると、ターゲット2
に接触させて設けた電子冷却素子1が12V電源に接続
されることになる。従って、ターゲット2は電子冷却素
子1により冷却され、電子冷却素子1は放熱吸収体3お
よび放熱板4を介して放熱される。この電子冷却素子1
は、熱吸収が早くX線発生管17を十分に冷却すること
ができるので簡易X線検査装置の連続運転が可能にな
り、しかも小型であることから簡易X線検査装置を携帯
可能な大きさにすることができる。
【0013】過去に郵便物爆破事件が発生しているが、
手荷物などの被検査物14内を上述のように検査するこ
とで未然に防止することができる。しかも、大勢の人々
が集まる場所では、全ての参加者の手荷物を検査しよう
とすると、従来のような連続運転ができないものでは9
0秒間だけX線17Xを照射した後、これを止めて冷却
しなければならず、全体の検査を終了するには長時間を
要してしまう。しかしながら、この簡易X線検査装置は
上述したように熱吸収が早い電子冷却素子1によってX
線発生管17を十分に冷却することができるので、簡易
X線検査装置の連続運転が可能になり、全ての参加者の
手荷物を短時間に確実に検査することができる。しか
も、電子冷却素子1は作動スイッチ41よりも電源装置
40側に接続して設けたため、X線17Xの照射を一時
中断しても電源装置40に接続されていてターゲット2
を冷却し続けるので、次回のX線17Xの照射に備える
ことができる。
【0014】尚、上述の実施の形態では、手荷物などの
被検査物14内を検査する簡易X線検査装置として説明
したが、このような構成の簡易X線検査装置は、小型軽
量で携帯可能であるから、従来のように所定の位置に設
置して手荷物検査用として使用することもできるし、ま
た、これに限らず狭隘な場所に搬入して、例えば、エレ
ベータの昇降路内に設置したテールコードなどのような
ケーブルの断線等を検出するために使用することもでき
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の簡易X線検
査装置は、X線発生管の冷却に電子冷却素子を用いたた
め、長時間連続稼働を可能にして多くの手荷物であって
も短時間に確実に検査することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による簡易X線検査装置
の要部であるX線発生管を示す正面図である。
【図2】図1に示した簡易X線検査装置の全体を示す斜
視図である。
【図3】図2に示した簡易X線検査装置の縦断面図であ
る。
【図4】図3に示したX線発生部の要部を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 電子冷却素子 2 ターゲット 3 放熱吸収体 4 放熱板 7 下部本体 8 上部本体 9 X線受像部 14 手荷物 16 X線発生部 17 X線発生管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置に接続したX線発生管からのX
    線を被検査物に照射してX線受像部に像を形成させ、こ
    の像により上記被検査物の内部を検査する簡易X線検査
    装置において、上記X線発生管のターゲットに電子冷却
    素子を取り付けたことを特徴とする簡易X線検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記電子
    冷却素子の加熱側に放熱板を設け、この放熱板に対応し
    て冷却ファンを設けたことを特徴とする簡易X線検査装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記X線
    発生管と上記電源装置間に作動スイッチを接続し、この
    作動スイッチよりも上記電源装置側で上記電源装置に上
    記電子冷却素子を電気的に接続したことを特徴とする簡
    易X線検査装置。
JP2860198A 1998-02-10 1998-02-10 簡易x線検査装置 Pending JPH11224628A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2819098A1 (fr) * 2000-12-29 2002-07-05 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Tubes a rayons x et systemes a rayons x comportant un dispositif a gradient thermique
JP2010221001A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Korea Electrotechnology Research Inst 寒冷反射検査装置
WO2013130531A1 (en) * 2012-02-29 2013-09-06 X-Ray Optical Systems, Inc. Portable x-ray analyzer having vibration, thermal and/or moisture isolation from exterior environment

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