JPH11224394A - 電子計測器制御システムおよび電子計測器制御方法 - Google Patents

電子計測器制御システムおよび電子計測器制御方法

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JPH11224394A
JPH11224394A JP10294526A JP29452698A JPH11224394A JP H11224394 A JPH11224394 A JP H11224394A JP 10294526 A JP10294526 A JP 10294526A JP 29452698 A JP29452698 A JP 29452698A JP H11224394 A JPH11224394 A JP H11224394A
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JP
Japan
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electronic measuring
measuring instrument
data
communication
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JP10294526A
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Atsushi Miyajima
淳 宮島
Satoshi Umetsu
聡 梅津
Takahiro Yamaguchi
隆弘 山口
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L41/26Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks using dedicated tools for LAN [Local Area Network] management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の負担を軽減することができる電子計
測器制御および電子計測器制御方法を提供すること。 【解決手段】 電子計測器通信システムは、イーサネッ
トを介して互いに接続される電子計測器クライアント装
置100、電子計測器ディスパッチャ装置200、電子
計測器サーバ装置300を備えている。電子計測器制御
部110と電子計測器310との間でデータを送受する
ことにより、この電子計測器310が制御される。電子
計測器310の電源が投入されると、サーバ装置情報登
録部320から電子計測器310のID番号と電子計測
器サーバ装置300の名称を含む情報がサーバ装置情報
記憶部210に登録される。以後、この登録情報を参照
することで、通信対象となる電子計測器310を含む電
子計測器サーバ装置300を電子計測器クライアント装
置100で知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ間の
イーサネットを用いて電子計測器を接続してデータの収
集を行う電子計測器制御システムおよび電子計測器制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】コン
ピュータ間のイーサネットを利用したデータ通信の方法
や技術は、電子計測器へも適用されている。すなわち、
イーサネットを使って、電子計測器に決められた動作を
させる命令である電子計測器固有のコマンドをコンピュ
ータから電子計測器に送信することや、電子計測器が測
定したデータを電子計測器からコンピュータに送信する
ことなどが可能である。
【0003】一般に、コンピュータによって電子計測器
を制御するプログラムを実行することにより、コンピュ
ータと電子計測器との間でデータ通信を行うことが可能
になる。また、電子計測器においては、コンピュータか
ら送られてくる各種のデータ通信内容により、その動作
が制御される。
【0004】ところで、電子計測器とコンピュータとの
間でデータ通信を行う場合には、コンピュータがデータ
通信を行う電子計測器を特定するために、各電子計測器
に対応したID番号が必要となる。しかし、電子計測器
のID番号を電子計測器を制御するプログラムに直接記
述すると、そのプログラムを用いて制御可能な電子計測
器が固定化されてしまう。例えば、電子計測器Aが接続
されている場合には、電子計測器Aを制御するプログラ
ムP中に電子計測器AのID番号が記述されており、プ
ログラムPが実行されたときにこのID番号に基づいて
電子計測器Aが特定される。ところが、この電子計測器
Aを同一機種で異なる製造番号の電子計測器A′に変更
すると、プログラムPを実行しても、新たな電子計測器
A′を制御することができない。この電子計測器A′を
制御するには、プログラムPに記述されたID番号を新
たな電子計測器A′に対応したID番号に修正しなけれ
ばならない。
【0005】また、電子計測器がイーサネットでコンピ
ュータと接続されている場合には、接続距離に制限され
ずにコンピュータと電子機器との間のデータ通信を行う
ことができる。したがって、電子計測器を制御するプロ
グラムを実行するコンピュータと電子計測器の各設置位
置が離れている場合があり、プログラムを実行する利用
者が電子計測器の近くにいない場合もある。しかし、利
用したい電子計測器の電源が投入されていないと、コン
ピュータにおいて電子計測器を制御するプログラムを起
動しても測定を正常に実施することはできない。
【0006】このように、イーサネットを利用したコン
ピュータと電子計測器との間のデータ通信を実行するに
は、(1)電源が投入されていて電子計測器が使用可能
な状態にあること、(2)電子計測器とコンピュータ間
のデータ通信を制御するプログラムに記述されている電
子計測器のID番号がデータ通信対象である電子計測器
のID番号と一致すること、という2つの条件を満たす
必要がある。
【0007】これらの2つの条件を満たすためには、プ
ログラムの利用者は、電子計測器をコンピュータから制
御するプログラムを実行するときに電子計測器の電源投
入がされていることを確認しなければならない。また、
電子計測器の変更に対しては、電子計測器のID番号を
変えるなどのプログラムの修正を行った後にプログラム
を実行する必要がある。このように、上述した2つの条
件を満たすためには、利用者の負担が重かった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、利用者の負担を軽減するこ
とができる電子計測器制御システムおよび電子計測器制
御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の電子計測器制御システムは、電子計測
器が接続されたサーバ装置と、電子計測器の遠隔制御を
行うクライアント装置と、サーバ装置とクライアント装
置との間でデータ通信を行う際の通信路を設定する通信
管理装置とを備え、これらが所定のネットワーク、好ま
しくはイーサネットを介して接続されている。通信管理
装置が通信路を設定し、クライアント装置はこの設定さ
れた通信路を介して電子計測器との間のデータの送受信
を行うことができるため、クライアント装置およびこれ
を操作して所定の測定を行う利用者の負担を軽減するこ
とができる。
【0010】また、上述したクライアント装置は、サー
バ装置に対するデータ送信動作に先立って、ネットワー
クに接続されたサーバ装置と電子計測器の一覧表データ
を要求する通信可能サーバ装置問い合わせ手段を備えて
おり、通信管理装置は、この要求に対応して一覧データ
を返送する通信可能サーバ装置問い合わせ回答手段を備
えている。したがって、クライアント装置は、所定の測
定を行う前に、実際にネットワークに接続されていて所
望の測定動作を行わせることができる電子計測器および
それを含むサーバ装置の有無を知ることができ、電子計
測器やサーバ装置の指定を確実にしかも選択可能な範囲
の中から自由に行うことができる。
【0011】また、クライアント装置は、サーバ装置に
対するデータ送信動作に先立って通信路の確立を要求す
るデータ通信要求手段を備えており、通信管理装置は、
データ通信要求手段からのデータ通信要求に応じて電子
計測器が通信可能な状態にあるか否かを調べ、通信可能
な状態にあるときに通信路を確立するデータ通信要求処
理手段を備えている。したがって、クライアント装置
は、データ通信要求処理手段によって確立された通信路
をデータ通信要求手段が取得した後に、この取得した通
信路を介して電子計測器との間で所定のデータ通信を行
うことができ、通信路確立のために必要な電源の投入状
態の確認動作等が不要となる。
【0012】特に、実際に接続されているサーバ装置に
関する情報を記憶するサーバ装置情報記憶手段を通信管
理装置に備えることにより、データ通信要求処理手段に
よるサーバ装置の通信可能性の判断はこの記憶された情
報に基づいて行うことができるため、その判断に要する
処理の負担を軽減することができる。
【0013】また、電子計測器がデータ通信可能な状態
にあるか否かを判断するデータ通信要求判断手段をサー
バ装置自身に備えることにより、データ通信要求処理手
段によるサーバ装置の通信可能性の判断はこの判断結果
を入手することにより行うことができるため、通信可能
性の判断を正確に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を適用した一実施形態の電
子計測器通信システムは、電子計測器を含む電子計測器
サーバ装置をイーサネットに接続するとともに、この接
続状態を管理する電子計測器ディスパッチャ装置を備え
ることにより、電子計測器の電源投入の状態やシステム
構成の変更等をクライアント装置側で容易に確認できる
ようにしたことに特徴がある。以下、一実施形態の電子
計測器通信システムについて、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0015】図1は、一実施形態の電子計測器通信シス
テムの全体構成を示す図である。同図に示すように、本
実施形態の電子計測器通信システムは、イーサネットを
介して互いに接続される電子計測器クライアント装置1
00、電子計測器ディスパッチャ装置200、電子計測
器サーバ装置300を備えている。電子計測器クライア
ント装置100と電子計測器サーバ装置300のそれぞ
れは、1台あるいは複数台を接続することが可能であ
り、図1に示す本実施形態の電子計測器通信システムで
は、電子計測器クライアント装置100が1台、電子計
測器サーバ装置300が2台接続されている構成が示さ
れている。
【0016】電子計測器クライアント装置100は、電
子計測器制御部110、通信可能サーバ装置問い合わせ
部120、データ通信要求部130、接続スイッチ部1
40および通信装置150を含んで構成されている。電
子計測器制御部110は、電子計測器サーバ装置300
内の電子計測器に向けて送信する各種のデータを作成す
るとともに、電子計測器から送られてくる各種のデータ
を取得する。通信可能サーバ装置問い合わせ部120
は、通信可能な状態にある電子計測器サーバ装置300
を調べる問い合わせ用のデータを作成して出力するとと
もに、このデータに応じて返送されてくる通信可能な電
子計測器サーバ装置300の名称の一覧表データを入手
する。データ通信要求部130は、電子計測器ディスパ
ッチャ装置200に送信するデータ通信要求を示すデー
タを作成して通信路としての通信チャンネルを取得す
る。
【0017】電子計測器ディスパッチャ装置200は、
通信管理装置として動作するものであり、サーバ装置情
報記憶部210、通信可能サーバ装置問い合わせ回答部
220、データ通信要求処理部230、接続スイッチ部
240および通信装置250を含んで構成されている。
サーバ装置情報記憶部210は、各電子計測器サーバ装
置300から送られてくる各装置固有の登録情報を記
憶、保存する。通信可能サーバ装置問い合わせ回答部2
20は、電子計測器クライアント装置100からの問い
合わせに応じて返送する通信可能な電子計測器サーバ装
置300の名称の一覧表データを作成する。データ通信
要求処理部230は、電子計測器クライアント装置10
0からデータ通信要求がなされたときに、通信相手とな
る電子計測器サーバ装置300の有無を調べ、存在する
場合には通信チャンネル確立の処理を行う。
【0018】電子計測器サーバ装置300は、電子計測
器310、サーバ装置情報登録部320、データ通信要
求判断部330、接続スイッチ部340および通信装置
350を含んで構成されている。電子計測器310は、
アナログ信号を入力としてアナログ信号処理やデジタル
信号処理を行って所定の測定動作を行い、その結果をデ
ジタルデータとして出力するものであり、測定目的に応
じて異なる仕様のものが適宜組み合わされる。サーバ装
置情報登録部320は、電子計測器310の電源投入後
に電子計測器サーバ装置300が通信可能な状態になっ
たときに、自装置固有の登録情報を作成する。データ通
信要求判断部330は、電子計測器ディスパッチャ装置
200から通信チャンネル確立要求が送られてきたとき
に、通信チャンネルを介したデータ通信の可否を判定す
る。
【0019】本実施形態の電子計測器通信システムはこ
のような構成を有しており、次にその動作を説明する。
まず、電子計測器クライアント装置100が電子計測器
ディスパッチャ装置200から電子計測器サーバ装置3
00の通信チャンネルを取得するまでの動作を説明す
る。
【0020】図2は、電子計測器クライアント装置10
0が通信チャンネルを確保する動作手順の概略を示す流
れ図である。電源が投入されると、電子計測器サーバ装
置300は、電子計測器ディスパッチャ装置200に対
して、電子計測器310を含む自装置固有の情報(具体
的には電子計測器サーバ装置300の名称と電子計測器
310のID番号を含む)を登録する(ステップa
1)。このようにしてイーサネットを介して接続された
全ての電子計測器サーバ装置300の自装置固有の情報
が登録される。
【0021】電子計測器クライアント装置100は、所
定の電子計測器310との間の通信チャンネルを設定し
ようとした場合に、まず、通信可能な電子計測器サーバ
装置300の名称が含まれる一覧表の入手を電子計測器
ディスパッチャ装置200に対して要求し、電子計測器
ディスパッチャ装置200からこの一覧表を入手する
(ステップa2)。次に、電子計測器クライアント装置
100は、この入手した一覧表に含まれるいずれかの名
称に対応した電子計測器サーバ装置300との間の通信
チャンネルを確保するために、電子計測器ディスパッチ
ャ装置200に対して電子計測器サーバ装置300の名
称を特定したデータ通信要求を送る(ステップa3)。
電子計測器ディスパッチャ装置200は、送られてきた
データ通信要求に応じて、指定された電子計測器サーバ
装置300が通信可能な状態にあるか否かを判定する
(ステップa4)。通信可能な状態にある場合には、電
子計測器ディスパッチャ装置200は、電子計測器クラ
イアント装置100に対して、データ通信が可能な電子
計測器サーバ装置300の通信チャンネルを回答し、電
子計測器クライアント装置100ではこの回答された通
信チャンネルを取得する(ステップa5)。また、通信
可能な状態にない場合には、電子計測器ディスパッチャ
装置200は、電子計測器クライアント装置100に対
して電子計測器サーバ装置300の通信チャンネル確立
が不可であることを示す所定のデータを電子計測器クラ
イアント装置100に送り、電子計測器クライアント装
置100では通信チャンネルを取得できなかったことを
認識する(ステップa6)。
【0022】このように、本実施形態の電子計測器通信
システムでは、電子計測器ディスパッチャ装置200に
その時点でイーサネットに接続された電子計測器サーバ
装置300の名称とこれに含まれる電子計測器310の
ID番号を含む一覧表を登録しておく。所定の計測を行
うために通信チャンネルを取得しようとする電子計測器
クライアント装置100は、この一覧表を入手してその
時点で接続されている電子計測器サーバ装置300およ
び電子計測器310を知ることができる。このため、電
子計測器サーバ装置300が増設あるいは取り外された
り、電子計測器サーバ装置300内の電子計測器310
が変更されてそのID番号が変わった場合であっても、
電子計測器クライアント装置100側でそれらの変更内
容を知ることができる。また、電子計測器クライアント
装置100は、その時点で接続されている電子計測器サ
ーバ装置300を予め知ることができるため、実際に利
用可能な電子計測器サーバ装置300を自動的に選択す
ることができる。
【0023】また、電子計測器サーバ装置300および
電子計測器310の管理が電子計測器ディスパッチャ装
置200で集中的に行え、利用者の管理対象データを集
中できるため、その保守管理が容易になる。
【0024】また、通信チャンネルの設定を要求するた
めに電子計測器クライアント装置100から送信するデ
ータ送信要求には、電子計測器310のID番号を直接
指定する代わりに電子計測器サーバ装置300に付され
た名称を指定しているため、この名称を利用者がわかり
やすいように設定する(例えば、Spectrum Analyzerと
する)ことにより、プログラムミスを減らす効果もあ
る。
【0025】また、従来のように電子計測器との接続を
行うために特殊な電子計測器データ通信(例えばGPI
B等)を用いると、特殊なプロトコルを理解して制御プ
ログラムを作成する必要があったが、本実施形態のよう
に、接続に柔軟性がある開放型ネットワークを用いてデ
ータ通信を行う場合には、広く用いられているプロトコ
ルに対応した一般的な制御プログラムを作成することが
できる。したがって、プログラム作成の工数を大幅に削
減することができる。
【0026】また、低価格で構築できるコンピュータネ
ットワークであるイーサネットを用いることにより、シ
ステム全体を安価に実現できる。また、今後イーサネッ
トの通信速度の高速化が考えられるが、これに伴って電
子計測器310との間のデータ通信速度の高速化も可能
となる。
【0027】次に、電子計測器クライアント装置100
が通信チャンネルを取得するまでの詳細な動作を説明す
る。図3は、上述したステップa1において、電子計測
器サーバ装置300が電子計測器ディスパッチャ装置2
00に自装置の情報を登録する詳細な動作手順を示す流
れ図である。まず、電子計測器サーバ装置300内のサ
ーバ装置情報登録部320は、電子計測器310の電源
が投入されてデータ通信が可能な状態になったか否かを
判定し(ステップb1)、可能な状態であると判断する
と、自身の電子計測器サーバ装置300の名称と電子計
測器310のID番号とを含む登録情報データを作成す
る(ステップb2)。登録情報データが作成されると、
接続スイッチ部340によってサーバ装置情報登録部3
20と通信装置350とが接続された後に、サーバ装置
情報登録部320はこの作成した登録情報データを通信
装置350に転送し(ステップb3)、通信装置350
はこの転送された登録情報データをイーサネットに送信
する(ステップb4)。
【0028】このようにして電子計測器サーバ装置30
0内の通信装置350からイーサネットに登録情報デー
タが送信されると、電子計測器ディスパッチャ装置20
0内の通信装置250によってこの登録情報データが受
信され(ステップb5)、この受信された登録情報デー
タが接続スイッチ部240によってサーバ装置情報記憶
部210に転送される(ステップb6)。サーバ装置情
報記憶部210は、このようにして転送されてきた登録
情報データを記憶、保存して(ステップb7)、一連の
登録情報データの登録動作が終了する。
【0029】図4は、図2に示したステップa2におい
て、電子計測器クライアント装置100が、通信可能な
電子計測器サーバ装置300の名称の一覧表を入手する
詳細な動作手順を示す流れ図である。まず、電子計測器
クライアント装置100内の通信可能サーバ装置問い合
わせ部120は、通信可能な電子計測器サーバ装置30
0の名称を問い合わせるためのデータを作成する(ステ
ップc1)。このデータは接続スイッチ部140によっ
て通信装置150に転送され(ステップc2)、通信装
置150はこの転送されてきたデータをイーサネットに
送信する(ステップc3)。
【0030】このようにして電子計測器クライアント装
置100内の通信装置150からイーサネットに問い合
わせ用のデータが送信されると、電子計測器ディスパッ
チャ装置200内の通信装置250によってこのデータ
が受信され(ステップc4)、この受信されたデータが
接続スイッチ部240によって通信可能サーバ装置問い
合わせ回答部220に転送される(ステップc5)。通
信可能サーバ装置問い合わせ回答部220は、通信可能
な電子計測器サーバ装置300の名称の一覧表データを
作成する(ステップc6)。作成された名称の一覧表デ
ータは接続スイッチ部240によって通信装置250に
転送され(ステップc7)、通信装置250はこの転送
されてきた一覧表データをイーサネットに送信する(ス
テップc8)。
【0031】イーサネットに名称の一覧表データが送信
されると、電子計測器クライアント装置100の通信装
置150はこれを受信し(ステップc9)、この受信さ
れた名称の一覧表データが接続スイッチ部140によっ
て通信可能サーバ装置問い合わせ部120に転送される
(ステップc10)。このようにして通信可能サーバ装
置問い合わせ部120は名称の一覧表データを入手する
(ステップc11)。なお、この名称の一覧表データに
は、各電子計測器サーバ装置300に含まれる電子計測
器310のID番号も含まれており、電子計測器クライ
アント装置100では、この入手した名称の一覧表デー
タに基づいて、制御可能な電子計測器310とこれが含
まれる電子計測器サーバ装置300を特定することがで
きる。
【0032】図5〜図8は、図2に示したステップa3
〜a6において、電子計測器クライアント装置100が
データの送信要求を出力してから通信チャンネルを取得
するまでの詳細な動作手順を示す流れ図である。まず、
電子計測器クライアント装置100内のデータ通信要求
部130は、測定を行いたい電子計測器310が含まれ
る電子計測器サーバ装置300の名称を使ったデータ通
信要求のデータを作成する(ステップd1)。このデー
タは接続スイッチ部140によって通信装置150に転
送され(ステップd2)、通信装置150はこの転送さ
れてきたデータをイーサネットに送信する(ステップd
3)。
【0033】このようにして電子計測器クライアント装
置100内の通信装置150からイーサネットにデータ
通信要求のデータが送信されると、電子計測器ディスパ
ッチャ装置200内の通信装置250によってこのデー
タが受信され(ステップd4)、この受信されたデータ
が接続スイッチ部240によってデータ通信要求処理部
230に転送される(ステップd5)。次に、データ通
信要求処理部230は、このデータ通信要求に対応する
電子計測器サーバ装置300がサーバ装置情報記憶部2
10に登録されているか否かを判定する(ステップd
6)。
【0034】データ通信要求で指定された名称の電子計
測器サーバ装置300が登録されていない場合には、次
にデータ通信要求処理部230は、該当する電子計測器
サーバ装置300未存在のデータを作成する(ステップ
d7)。作成されたデータは接続スイッチ部240によ
って通信装置250に転送され(ステップd8)、通信
装置250はこの転送されてきた未存在を示すデータを
イーサネットに送信する(ステップd9)。
【0035】イーサネットにこの未存在を示すデータが
送信されると、電子計測器クライアント装置100内の
通信装置150はこれを受信し(ステップd10)、こ
の受信されたデータが接続スイッチ部140によってデ
ータ通信要求部130に転送される(ステップd1
1)。データ通信要求部130は、この転送されてきた
データに基づいて、データ通信を要求した電子計測器サ
ーバ装置300が存在しないことを認識する(ステップ
d12)。
【0036】一方、データ通信要求で指定された名称の
電子計測器サーバ装置300がサーバ装置情報登録部2
10に登録されている場合には、上述したステップd6
で肯定判断がなされ、次に電子計測器ディスパッチャ装
置200内のデータ通信要求処理部230は、該当する
電子計測器サーバ装置300に向けて送る通信チャンネ
ル確立要求のデータを作成する(ステップd13)。作
成されたデータは接続スイッチ部240によって通信装
置250に転送され(ステップd14)、通信装置25
0はこの転送されてきた通信チャンネル確立要求のデー
タをイーサネットに送信する(ステップd15)。
【0037】イーサネットに通信チャンネル確立要求の
データが送信されると、該当する電子計測器サーバ装置
300内の通信装置350はこれを受信し(ステップd
16)、この受信されたデータが接続スイッチ部340
によってデータ通信要求判断部330に転送される(ス
テップd17)。次に、データ通信要求判断部330
は、送られてきた通信チャンネル確立要求に対して、通
信チャンネルを確立してデータ通信を行うことが可能か
否かを判定する(ステップd18)。
【0038】例えば該当する電子計測器310が他の電
子計測器クライアント装置100によって制御されて所
定の測定動作中の場合には、通信チャンネル確立不可を
示すデータを作成する(ステップd19)。作成された
データは接続スイッチ部340によって通信装置350
に転送され(ステップd20)、通信装置350はこの
転送されてきた通信チャンネル確立不可を示すデータを
イーサネットに送信する(ステップd21)。
【0039】イーサネットに通信チャンネル確立不可を
示すデータが送信されると、電子計測器ディスパッチャ
装置200内の通信装置250はこれを受信し(ステッ
プd22)、この受信されたデータが接続スイッチ部2
40によってデータ通信要求処理部230に転送される
(ステップd23)。データ通信要求処理部230は、
この転送されてきた通信チャンネル確立不可を示すデー
タに基づいて、データ通信要求不可を示すデータを作成
する(ステップd24)。このデータは接続スイッチ部
240によって通信装置250に転送され(ステップd
25)、通信装置250はこの転送されてきたデータを
イーサネットに送信する(ステップd26)。
【0040】このようにして電子計測器ディスパッチャ
装置200内の通信装置250からイーサネットにデー
タ通信要求不可のデータが送信されると、電子計測器ク
ライアント装置100内の通信装置150によってこの
データが受信され(ステップd27)、この受信された
データが接続スイッチ部140によってデータ通信要求
部130に転送される(ステップd28)。データ通信
要求部130は、この転送されてきたデータ通信要求不
可のデータを取得し、データ通信要求を行った電子計測
器サーバ装置300との間でデータ通信が行えないこと
を認識する(ステップd29)。
【0041】一方、該当する電子計測器310が使用可
能な待機状態にある場合には、上述してステップd18
で肯定判断がなされ、次に電子計測器サーバ装置300
内のデータ通信要求判断部330は、通信チャンネルを
確立し(ステップd30)、この確立した通信チャンネ
ルのデータを作成する(ステップd31)。この作成さ
れたデータは接続スイッチ部340によって通信装置3
50に転送され(ステップd32)、通信装置350は
この転送されてきたデータをイーサネットに送信する
(ステップd33)。
【0042】イーサネットに通信チャンネルのデータが
送信されると、電子計測器ディスパッチャ装置200内
の通信装置250はこれを受信し(ステップd34)、
この受信されたデータが接続スイッチ部240によって
データ通信要求処理部230に転送される(ステップd
35)。データ通信要求処理部230は、この転送され
てきた通信チャンネルのデータに基づいて、電子計測器
サーバ装置300によって確立された通信チャンネルを
示すデータを作成する(ステップd36)。このデータ
は接続スイッチ部240によって通信装置250に転送
され(ステップd37)、通信装置250はこの転送さ
れてきたデータをイーサネットに送信する(ステップd
38)。
【0043】イーサネットに確立された通信チャンネル
を示すデータが送信されると、電子計測器クライアント
装置100内の通信装置150はこれを受信し(ステッ
プd39)、この受信されたデータが接続スイッチ部1
40によってデータ通信要求部130に転送される(ス
テップd40)。データ通信要求部130は、この転送
されてきた通信チャンネルを示すデータに基づいて、電
子計測器サーバ装置300との間の通信チャンネルを取
得する(ステップd41)。このようにして、電子計測
器クライアント装置100から送信したデータ通信要求
に対応して行われる通信チャンネル取得までの一連の動
作が終了する。
【0044】次に、このようにして確立した通信チャン
ネルを介して行われるデータ転送動作について説明す
る。図9は、電子計測器クライアント装置100から電
子計測器サーバ装置300に対してデータ通信を行う動
作手順を示す図である。
【0045】まず、電子計測器クライアント装置100
内の電子計測器制御部110は、電子計測器サーバ装置
300の電子計測器310に送信するデータを作成する
(ステップe1)。この作成されたデータは接続スイッ
チ部140によって通信装置150に転送され(ステッ
プe2)、通信装置150はこの転送されてきたデータ
をイーサネットに送信する(ステップe3)。
【0046】電子計測器クライアント装置100内の通
信装置150からイーサネットに電子計測器310に向
けたデータが送信されると、電子計測器サーバ装置30
0内の通信装置350によってこのデータが受信され
(ステップe4)、この受信されたデータが接続スイッ
チ部340によって電子計測器310に転送される(ス
テップe5)。このようにして、電子計測器310は、
電子計測器クライアント装置100内の電子計測器制御
部110から送信されたデータ、例えば電子計測器31
0に対する設定データや動作指示あるいは測定結果の転
送指示等を示す各種のデータを取得する(ステップe
6)。
【0047】図10は、電子計測器サーバ装置300か
ら電子計測器クライアント装置100に対してデータ通
信を行う動作手順を示す図である。まず、電子計測器3
10は、電子計測器クライアント装置100に送信する
データを作成する(ステップf1)。このデータには、
測定によって得られたデータの他に、動作状態を示すス
テータスやアラーム等の各種データが含まれる。この作
成されたデータは接続スイッチ部340によって通信装
置350に転送され(ステップf2)、通信装置350
はこの転送されてきたデータをイーサネットに送信する
(ステップf3)。
【0048】イーサネットに電子計測器310から出力
されたデータが送信されると、電子計測器クライアント
装置100内の通信装置150はこれを受信し(ステッ
プf4)、この受信されたデータが接続スイッチ部14
0によって電子計測器制御部110に転送される(ステ
ップf5)。このようにして、電子計測器制御部110
は、電子計測器サーバ装置300内の電子計測器310
から送られてきた各種のデータを取得する(ステップf
6)。
【0049】次に、上述した電子計測器クライアント装
置100、電子計測器ディスパッチャ装置200、電子
計測器サーバ装置300のそれぞれに含まれる接続スイ
ッチ部140、240、340の詳細について説明す
る。図11は、接続スイッチ部140の詳細構成を示す
図である。
【0050】図11に示すように、接続スイッチ部14
0は、3つの送信データ検知部400、402、40
4、送信データ判断部410、送信スイッチ412、受
信データ判断部420、受信スイッチ422を含んで構
成されている。3つの送信データ検知部400、40
2、404は、電子計測器制御部110、通信可能サー
バ装置問い合わせ部120、データ通信要求部130の
それぞれに接続されており、それぞれから出力される送
信データを検知すると、送信データ存在信号を送信デー
タ判断部410に出力する。送信データ判断部410
は、どの送信データ検知部400〜404から送信デー
タ存在信号が入力されたかを判断し、この判断結果に応
じた送信切り替え信号を送信スイッチ412に送る。送
信スイッチ412は、送信データ判断部410から入力
される送信切り替え信号に応じて接続状態を切り替え
て、送信データを検知した送信データ検知部400〜4
04と通信装置150とを接続する。このようにして接
続状態が切り替わった後に、送信データを検知した送信
データ検知部400〜404から通信装置150に対し
て送信データが転送される。また、送信データ検知部4
00〜404は、送信データの転送が終了すると、送信
データ転送終了信号を送信データ判断部410に向けて
出力する。この送信データ転送終了信号を受け取ると、
送信データ判断部410は、再び送信データ検知部40
0〜404からの送信データ存在信号待ちの状態に戻
る。
【0051】また、受信データ判断部420は、通信装
置150におけるデータ受信状態を監視しており、通信
装置150の受信データを検出するとこの受信データに
基づいてその宛先を判断し、受信スイッチ422に向け
て受信切り替え信号を出力する。受信スイッチ422
は、受信データ判断部420から入力される受信切り替
え信号に応じて接続状態を切り替えて、受信データの宛
先となる電子計測器制御部110、通信可能サーバ装置
問い合わせ部120、データ通信要求部130のいずれ
かと通信装置150とを接続する。
【0052】なお、他の接続スイッチ部240と340
も上述した接続スイッチ部140と同じ構成を有してい
る。但し、接続スイッチ部240においては、3つの送
信データ検知部400〜404がサーバ装置情報記憶部
210、通信可能サーバ装置問い合わせ回答部220、
データ通信要求処理部230のそれぞれに接続されてお
り、受信スイッチ422によって受信データがこれらの
中のいずれかに送られる。また、接続スイッチ部340
においては、3つの送信データ検知部400〜404が
電子計測器310、サーバ装置情報登録部320、デー
タ通信要求判断部330のそれぞれに接続されており、
受信スイッチ422によって受信データがこれらの中の
いずれかに送られる。
【0053】図12は、接続スイッチ部140内の送信
スイッチ412を介したデータ送信の動作手順を示す流
れ図である。上述した送信データ判断部410において
は、送信切り替え信号を出力する切り替えイネーブル状
態と、送信切り替え信号を出力しない切り替えディセー
ブル状態がある。送信データ判断部410は、初期状態
においては切り替えイネーブル状態であり、送信データ
存在信号を受け付け可能な状態にある(ステップg
1)。
【0054】次に、送信データ判断部410は、いずれ
かの送信データ検知部400〜404から送信データ存
在信号が入力されたか否かを判定し(ステップg2)、
入力されない場合にはこの信号の入力待ちの状態に入
る。また、送信データ存在信号が入力されると、送信デ
ータ判断部410は、送信スイッチ412に向けて送信
切り替え信号を出力して(ステップg3)、送信スイッ
チ412の接続状態を切り替える(ステップg4)。な
お、一旦送信データ検知部400〜404から送信デー
タ存在信号が入力されると、送信データ判断部410
は、切り替えイネーブル状態からディセーブル状態に変
更され、以後イネーブル状態に復帰する前に入力された
送信データ存在信号に応じて送信切り替え信号が出力さ
れないようになっている。
【0055】次に、送信データ存在信号を出力した送信
データ検知部400〜404は、送信スイッチ412を
介して送信データを通信装置150に転送し(ステップ
g5)、この転送動作が終了すると送信データ判断部4
10に対して送信データ転送終了信号を出力する(ステ
ップg6)。送信データ判断部410は、送信データ転
送終了信号を受け取るとディセーブル状態からイネーブ
ル状態に切り替わり、以後送信データ存在信号の入力待
ちの状態に戻る。
【0056】図13は、接続スイッチ部140内の受信
スイッチ422を介したデータ受信の動作手順を示す流
れ図である。受信データ判断部420は、通信装置15
0から転送されてきた受信データを検知し(ステップh
1)、この受信データに含まれる宛先に応じた受信切り
替え信号を作成し(ステップh2)、受信スイッチ42
2に向けて出力して(ステップh3)、受信スイッチ4
22の接続状態を切り替える(ステップh4)。このよ
うにして受信データ判断部420と受信データの宛先と
なる電子計測器制御部110等とが接続された後に、受
信データ判断部420は受信データを転送する(ステッ
プh5)。このようにして、受信データの転送動作が終
了すると、上述したステップh1に戻って受信データの
監視動作が繰り返される。
【0057】次に、上述した電子計測器通信システムを
各種方式のイーサネットを用いて実現した具体的な構成
を説明する。例えば、イーサネットの具体例として、1
0Base−T、10Base−5、10Base−2
のそれぞれを適用した場合を説明する。ここで、10B
ase−Tとは、10Mbpsのベースバンド方式ツイ
ストペア・ケーブル型CSMA/CD LANで、ケー
ブル・セグメント長さが100m以上のものを表す。1
0Base−5とは、10Mbpsのベースバンド方式
同軸ケーブル型CSMA/CD LANで、ケーブル・
セグメント長さが最大500mのものを表す。10Ba
se−2とは、10Mbpsのベースバンド方式同軸ケ
ーブル型CSMA/CD LANで、ケーブル・セグメ
ント長さが最大185mのものを表す。
【0058】〔具体例1〕図14は、複数のコンピュー
タが10Base−Tイーサネットケーブルで接続され
た環境における接続方法の具体的な構成を示す図であ
る。図14に示す電子計測器クライアント装置100
A、電子計測器ディスパッチャ装置200Aおよび2台
の電子計測器サーバ装置300Aのそれぞれは、図1に
おいて対応するそれぞれの装置をコンピュータを用いて
実現したものである。各装置内の通信装置150A、2
50A、350Aは、10Base−Tイーサネットケ
ーブルを介して中継装置である10Base−T HU
B500に接続されている。
【0059】図15は、電子計測器サーバ装置300A
に含まれる通信装置350Aの詳細構成を示す図であ
る。なお、電子計測器クライアント装置100Aに含ま
れる通信装置150Aと、電子計測器ディスパッチャ装
置200Aに含まれる通信装置250Aも同様の構成を
有しており、代表して通信装置350Aについて説明を
行う。
【0060】図15に示すように、通信装置350A
は、イーサネットコントローラチップ352、パルスモ
ジュール354、10Base−Tコネクタ356、E
EPROM358を含んで構成されている。イーサネッ
トコントローラチップ352は、例えばAMD社のAm
79C760が用いられており、データが入出力される
データ入出力部と、イーサネットの電気信号が入出力さ
れる電気信号入出力部とを有している。この電気信号入
出力部は、10Base−T入力端子と、AUI(Atta
chment Unit Interface )入出力端子を含んでおり、こ
の中で10Base−T入出力端子がパルスモジュール
354に接続される。
【0061】パルスモジュール354は、例えば東光社
のPM02−04が用いられており、電気信号の波形整
形や、ケーブルとイーサネットコントローラチップ35
2とを絶縁する。このパルスモジュール354とイーサ
ネットケーブルとが10Base−Tコネクタ356を
介して接続される。イーサネットコントローラチップ3
52は、これらのパルスモジュール354および10B
ase−Tコネクタ356を介して、10Base−T
イーサネットケーブルの電気信号を常に受信している。
【0062】EEPROM358は、他の通信装置15
0A等と異なるID番号を記憶している。イーサネット
コントローラチップ352は、このEEPROM358
に記憶されているID番号を読み出して、自己のイーサ
ネットコントローラチップ識別ID番号として使用す
る。
【0063】イーサネットコントローラチップ352
は、データ入出力部にデータが入力されると、パケット
を生成して送信する。パケットの送信は、このパケット
を構成するデータを電気信号に変換して、電気信号を1
0Base−Tイーサネットケーブルに送信することに
より行われる。このパケットは、プリアンブル、送信先
イーサネットチップ識別ID番号、発信元イーサネット
チップ識別ID番号、転送データを含んで構成される。
ここで、プリアンブルとは、10Base−Tイーサネ
ットケーブルに電気信号を送信するときに、パケットの
最初に付加される特定のデータである。
【0064】このパケットは、送信先イーサネットコン
トローラチップ識別ID番号に対応した他の通信装置1
50A等に含まれるイーサネットコントローラチップ3
52に送信される。また、発信元イーサネットチップ識
別ID番号は、イーサネットコントローラチップ352
が自動的にパケットに挿入する。
【0065】イーサネットコントローラチップ352
は、パケットを送信する場合には、10Base−Tイ
ーサネットケーブルに電気信号が流れていないことを確
認する。電気信号が流れている場合には、電気信号が存
在しなくなるまでパケットの送信が待機される。また、
10Base−Tイーサネットケーブルに電気信号が流
れていない場合には、イーサネットコントローラチップ
352は、パケットの先頭から順にデータをエンコード
した電気信号を電気信号入出力部から出力する。このエ
ンコードされた電気信号は、パルスモジュール354で
波形整形され、10Base−Tコネクタ356を介し
て10Base−Tケーブルに出力される。
【0066】また、イーサネットコントローラチップ3
52は、常時10Base−Tイーサネットケーブル上
の電気信号を受信しており、受信した電気信号をデコー
ドしてパケットを作成する。また、イーサネットコント
ローラチップ352は、この作成したパケットの送信先
イーサネットチップ識別ID番号が自身のイーサネット
コントローラチップ識別ID番号であるか否かを判定し
ており、異なる場合には受信したパケットを廃棄する。
また、一致する場合には、パケットに含まれる送信先イ
ーサネットコントローラチップ識別ID番号と発信元イ
ーサネットコントローラチップ識別ID番号と転送デー
タとがデータ入出力部から出力される。
【0067】次に、図14に示した電子計測器通信シス
テムの動作を説明する。例えば、電子計測器サーバ装置
300A内のサーバ装置情報登録部320によって送信
データが作成される。この送信データには、サーバ装置
情報登録部320が送信データを作成したことを判断す
ることができる作成元情報を含む転送データと、送信先
通信装置150A等のイーサネットコントローラチップ
識別ID番号とが含まれている。このサーバ装置情報登
録部320が作成した送信データは、接続スイッチ部3
40によって通信装置350Aに転送される。
【0068】通信装置350Aは、転送されてきた送信
データからパケットを作成し、このパケットを電気信号
に変換して、10Base−Tイーサネットケーブルに
送信する。このようにして、サーバ装置情報登録部32
0(あるいは電子計測器310やデータ通信要求部33
0)によって作成された送信データが10Base−T
イーサネットケーブルに送信される。
【0069】また、電子計測器サーバ装置300A内の
通信装置350Aは、送信先として自己のイーサネット
コントローラチップ352が指定されたパケットを受信
すると、このパケットから送信先イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と発信元イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と転送データとを抽出して出力
する。接続スイッチ部340は、通信装置350Aから
出力された転送データに含まれる作成元情報に基づいて
データの転送先を判断し、例えばこの転送データをサー
バ装置情報登録部320に転送する。
【0070】なお、電子計測器サーバ装置300A内の
他の構成(電子計測器310、データ通信要求判断部3
30)によってデータを送受する場合、あるいは電子計
測器クライアント装置100A内の各構成(電子計測器
制御部110、通信可能サーバ装置問い合わせ部12
0、データ通信要求部130)や電子計測器ディスパッ
チャ装置200Aの各構成(サーバ装置情報記憶部21
0、通信可能サーバ装置問い合わせ回答部220、デー
タ通信要求処理部230)によってデータを送受する場
合も全く同様に考えることができる。
【0071】〔具体例2〕図16は、複数のコンピュー
タが10Base−5イーサネットケーブルで接続され
た環境における接続方法の具体的な構成を示す図であ
る。図16に示す電子計測器クライアント装置100
B、電子計測器ディスパッチャ装置200Bおよび2台
の電子計測器サーバ装置300Bのそれぞれは、図1に
おいて対応するそれぞれの装置をコンピュータを用いて
実現したものである。各装置内の通信装置150B、2
50B、350Bは、その両端が終端抵抗510、51
2によって終端された10Base−5イーサネットケ
ーブルに接続されている。
【0072】図17は、電子計測器サーバ装置300B
に含まれる通信装置350Bの詳細構成を示す図であ
る。なお、電子計測器クライアント装置100Bに含ま
れる通信装置150Bと、電子計測器ディスパッチャ装
置200Bに含まれる通信装置250Bも同様の構成を
有しており、代表して通信装置350Bについて説明を
行う。
【0073】図17に示すように、通信装置350B
は、イーサネットコントローラチップ360、アイソレ
ータ362、AUIコネクタ364、トランシーバ36
6、EEPROM368を含んで構成されている。イー
サネットコントローラチップ360は、例えばAMD社
のAm79C960が用いられており、ビット列データ
が入出力されるデータ入出力部と、イーサネットの電気
信号が入出力される電気信号入出力部とを有している。
この電気信号入出力部は、10Base−T入力端子
と、AUI入出力端子を含んでおり、この中でAUI入
出力端子がアイソレータ362に接続される。
【0074】アイソレータ362は、イーサネットコン
トローラチップ360とAUIコネクタ364とを絶縁
する。トランシーバ366は、10Base−5イーサ
ネットケーブルから電気信号を受け取り、AUIに対応
した電気信号に変換するためのものであり、アイソレー
タ362と接続するためにAUIコネクタ367を備え
ている。アイソレータ362側のAUIコネクタ364
と、トランシーバ366のAUIコネクタ364とがA
UIケーブル365によって接続されている。イーサネ
ットコントローラチップ360は、10Base−5イ
ーサネットケーブルの電気信号を常に受信している。
【0075】EEPROM368は、他の通信装置15
0B等と異なるID番号を記憶している。イーサネット
コントローラチップ360は、このEEPROM368
に記憶されているID番号を読み出して、自己のイーサ
ネットコントローラチップ識別ID番号として使用す
る。
【0076】イーサネットコントローラチップ360
は、データ入出力部にデータが入力されると、パケット
を生成して送信する。パケットの送信は、このパケット
を構成するデータを電気信号に変換して、電気信号をア
イソレータ362とAUIケーブル365とトランシー
バ366を介して、10Base−5イーサネットケー
ブルに送信することにより行われる。このパケットは、
プリアンブル、送信先イーサネットチップ識別ID番
号、発信元イーサネットチップ識別ID番号、転送デー
タを含んで構成される。
【0077】このパケットは、送信先イーサネットコン
トローラチップ識別ID番号に対応した他の通信装置1
50B等に含まれるイーサネットコントローラチップ3
60に送信される。また、発信元イーサネットチップ識
別ID番号は、イーサネットコントローラチップ360
が自動的にパケットに挿入する。
【0078】イーサネットコントローラチップ360
は、パケットを送信する場合には、10Base−5イ
ーサネットケーブルに電気信号が流れていないことを、
アイソレータ362とAUIケーブル365とトランシ
ーバ366を介して確認する。電気信号が流れている場
合には、電気信号が存在しなくなるまでパケットの送信
が待機される。また、10Base−5イーサネットケ
ーブルに電気信号が流れていない場合には、イーサネッ
トコントローラチップ360は、パケットの先頭から順
にデータをエンコードした電気信号を電気信号入出力部
から出力する。このエンコードされた電気信号は、アイ
ソレータ362、AUIケーブル365、トランシーバ
366を介して10Base−5ケーブルに出力され
る。
【0079】また、イーサネットコントローラチップ3
60は、常時10Base−5イーサネットケーブル上
の電気信号をアイソレータ362、AUIケーブル36
5、トランシーバ366を介して受信しており、受信し
た電気信号をデコードしてパケットを作成する。また、
イーサネットコントローラチップ360は、この作成し
たパケットの送信先イーサネットチップ識別ID番号が
自身のイーサネットコントローラチップ識別ID番号で
あるか否かを判定しており、異なる場合には受信したパ
ケットを廃棄する。また、一致する場合には、パケット
に含まれる送信先イーサネットコントローラチップ識別
ID番号と発信元イーサネットコントローラチップ識別
ID番号と転送データとがデータ入出力部から出力され
る。
【0080】次に、図16に示した電子計測器通信シス
テムの動作を説明する。例えば、電子計測器サーバ装置
300B内のサーバ装置情報登録部320によって送信
データが作成される。この送信データには、サーバ装置
情報登録部320が送信データを作成したことを判断す
ることができる作成元情報を含む転送データと、送信先
通信装置150B等のイーサネットコントローラチップ
識別ID番号とが含まれている。このサーバ装置情報登
録部320が作成した送信データは、接続スイッチ部3
40によって通信装置350Bに転送される。
【0081】通信装置350Bは、転送されてきた送信
データからパケットを作成し、このパケットを電気信号
に変換して、10Base−5イーサネットケーブルに
送信する。このようにして、サーバ装置情報登録部32
0(あるいは電子計測器310やデータ通信要求部33
0)によって作成された送信データが10Base−5
イーサネットケーブルに送信される。
【0082】また、電子計測器サーバ装置300B内の
通信装置350Bは、送信先として自己のイーサネット
コントローラチップ360が指定されたパケットを受信
すると、このパケットから送信先イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と発信元イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と転送データとを抽出して出力
する。接続スイッチ部340は、通信装置350Bから
出力された転送データに含まれる作成元情報に基づいて
データの転送先を判断し、例えばこの転送データをサー
バ装置情報登録部320に転送する。
【0083】なお、電子計測器サーバ装置300B内の
他の構成(電子計測器310、データ通信要求判断部3
30)によってデータを送受する場合、あるいは電子計
測器クライアント装置100B内の各構成(電子計測器
制御部110、通信可能サーバ装置問い合わせ部12
0、データ通信要求部130)や電子計測器ディスパッ
チャ装置200Bの各構成(サーバ装置情報記憶部21
0、通信可能サーバ装置問い合わせ回答部220、デー
タ通信要求処理部230)によってデータを送受する場
合も全く同様に考えることができる。
【0084】〔具体例3〕図18は、複数のコンピュー
タが10Base−2イーサネットケーブルで接続され
た環境における接続方法の具体的な構成を示す図であ
る。図18に示す電子計測器クライアント装置100
C、電子計測器ディスパッチャ装置200Cおよび2台
の電子計測器サーバ装置300Cのそれぞれは、図1に
おいて対応するそれぞれの装置をコンピュータを用いて
実現したものである。各装置内の通信装置150C、2
50C、350Cは、その両端が終端抵抗520、52
2によって終端された10Base−2イーサネットケ
ーブルに接続されている。
【0085】図19は、電子計測器サーバ装置300C
に含まれる通信装置350Cの詳細構成を示す図であ
る。なお、電子計測器クライアント装置100Cに含ま
れる通信装置150Cと、電子計測器ディスパッチャ装
置200Cに含まれる通信装置250Cも同様の構成を
有しており、代表して通信装置350Cについて説明を
行う。
【0086】図19に示すように、通信装置350C
は、イーサネットコントローラチップ370、アイソレ
ータ372、トランシーバチップ374、10Base
−2コネクタ376、EEPROM378を含んで構成
されている。イーサネットコントロールチップ370
は、例えばAMD社のAm79C960が用いられてお
り、ビット列データが入出力されるデータ入出力部と、
イーサネットの電気信号が入出力される電気信号入出力
部とを有している。この電気信号入出力部は、10Ba
se−T入力端子と、AUI入出力端子を含んでおり、
この中でAUI入出力端子がアイソレータ372に接続
される。
【0087】アイソレータ372は、イーサネットコン
トローラチップ370とトランシーバチップ374とを
絶縁する。10Base−2コネクタ376は、トラン
シーバチップ374のイーサネット入出力端子と10B
ase−2イーサネットケーブルを接続する。トランシ
ーバチップ374は、例えばNS社のDP8392が用
いられており、10Base−2イーサネットケーブル
の電気信号とAUIに対応した電気信号の変換を行う。
イーサネットコントローラチップ370は、10Bas
e−2イーサネットケーブルの電気信号を常に受信して
いる。
【0088】EEPROM378は、他の通信装置15
0C等と異なるID番号を記憶している。イーサネット
コントローラチップ370は、このEEPROM378
に記憶されているID番号を読み出して、自己のイーサ
ネットコントローラチップ識別ID番号として使用す
る。
【0089】イーサネットコントローラチップ370
は、データ入出力部にデータが入力されると、パケット
を生成して送信する。パケットの送信は、このパケット
を構成するデータを電気信号に変換して、電気信号をト
ランシーバチップ374を介して10Base−2イー
サネットケーブルに送信することにより行われる。この
パケットは、プリアンブル、送信先イーサネットチップ
識別ID番号、発信元イーサネットチップ識別ID番
号、転送データを含んで構成される。
【0090】このパケットは、送信先イーサネットコン
トローラチップ識別ID番号に対応した他の通信装置1
50C等に含まれるイーサネットコントローラチップ3
70に送信される。また、発信元イーサネットチップ識
別ID番号は、イーサネットコントローラチップ370
が自動的にパケットに挿入する。
【0091】イーサネットコントローラチップ370
は、パケットを送信する場合には、10Base−2イ
ーサネットケーブルに電気信号が流れていないことを、
トランシーバチップ374を介して確認する。電気信号
が流れている場合には、電気信号が存在しなくなるまで
パケットの送信が待機される。また、10Base−2
イーサネットケーブルに電気信号が流れていない場合に
は、イーサネットコントロールチップ370は、パケッ
トの先頭から順にデータをエンコードした電気信号を電
気信号入出力部から出力する。このエンコードされた電
気信号は、アイソレータ372で波形整形され、トラン
シーバチップ374と10Base−2コネクタ376
を介して10Base−2ケーブルに出力される。
【0092】また、イーサネットコントローラチップ3
70は、常時10Base−2イーサネットケーブル上
の電気信号をトランシーバチップ374を介して受信し
ており、受信した電気信号をデコードしてパケットを作
成する。また、イーサネットコントローラチップ370
は、この作成したパケットの送信先イーサネットチップ
識別ID番号が自身のイーサネットコントローラチップ
識別ID番号であるか否かを判定しており、異なる場合
には受信したパケットを廃棄する。また、一致する場合
には、パケットに含まれる送信先イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と発信元イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と転送データとがデータ入出力
部から出力される。
【0093】次に、図18に示した電子計測器通信シス
テムの動作を説明する。例えば、電子計測器サーバ装置
300C内のサーバ装置情報登録部320によって送信
データが作成される。この送信データには、サーバ装置
情報登録部320が送信データを作成したことを判断す
ることができる作成元情報を含む転送データと、送信先
通信装置150C等のイーサネットコントローラチップ
識別ID番号とが含まれている。このサーバ装置情報登
録部320が作成した送信データは、接続スイッチ部3
40によって通信装置350Cに転送される。
【0094】通信装置350Cは、転送されてきた送信
データからパケットを作成し、このパケットを電気信号
に変換して、10Base−2イーサネットケーブルに
送信する。このようにして、サーバ装置情報登録部32
0(あるいは電子計測器310やデータ通信要求部33
0)によって作成された送信データが10Base−2
イーサネットケーブルに送信される。
【0095】また、電子計測器サーバ装置300C内の
通信装置350Cは、送信先として自己のイーサネット
コントローラチップ370が指定されたパケットを受信
すると、このパケットから送信先イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と発信元イーサネットコントロ
ーラチップ識別ID番号と転送データとを抽出して出力
する。接続スイッチ部340は、通信装置350Cから
出力された転送データに含まれる作成元情報に基づいて
データの転送先を判断し、例えばこの転送データをサー
バ装置情報登録部320に転送する。
【0096】なお、電子計測器サーバ装置300C内の
他の構成(電子計測器310、データ通信要求判断部3
30)によってデータを送受する場合、あるいは電子計
測器クライアント装置100C内の各構成(電子計測器
制御部110、通信可能サーバ装置問い合わせ部12
0、データ通信要求部130)や電子計測器ディスパッ
チャ装置200Cの各構成(サーバ装置情報記憶部21
0、通信可能サーバ装置問い合わせ回答部220、デー
タ通信要求処理部230)によってデータを送受する場
合も全く同様に考えることができる。
【0097】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、各電子
計測器サーバ装置300に1台の電子計測器310を備
えるようにしたが、各電子計測器サーバ装置300に同
じ種類のあるいは異なる種類の測定が可能な複数台の電
子計測器310を備えるようにしてもよい。また、各装
置を接続するイーサネットの具体例として、10Bas
e−T、10Base−5、10Base−2を説明し
たが、その他のローカルエリアネットワークや広域ネッ
トワークを介して各装置を接続するようにしてもよい。
【0098】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、電子
計測器を含むサーバ装置と、電子計測器の遠隔制御を行
うクライアント装置と、サーバ装置とクライアント装置
との間でデータ通信を行う際の通信路を設定する通信管
理装置とが所定のネットワーク、好ましくはイーサネッ
トを介して接続されている。通信管理装置が通信路を設
定し、クライアント装置はこの設定された通信路を介し
て電子計測器との間のデータの送受信を行うことができ
るため、クライアント装置およびこれを操作して所定の
測定を行う利用者の負担を軽減することができる。
【0099】また、上述したクライアント装置には、ネ
ットワークに接続されたサーバ装置と電子計測器の一覧
表データを要求する通信可能サーバ装置問い合わせ手段
が含まれ、通信管理装置には、この要求に対応して一覧
表データを返送する通信可能サーバ装置問い合わせ回答
手段が含まれており、クライアント装置は、所定の測定
を行う前に、実際にネットワークに接続されていて所望
の測定動作を行わせることができる電子計測器およびそ
れを含むサーバ装置の有無を知ることができ、電子計測
器やサーバ装置の指定を確実にしかも選択可能な範囲の
中から自由に行うことができる。
【0100】また、クライアント装置には、サーバ装置
に対するデータ送信動作に先立って通信路の確立を要求
するデータ通信要求手段が含まれており、通信管理装置
には、データ通信要求手段からのデータ通信要求に応じ
て電子計測器が通信可能な状態にあるか否かを調べ、通
信可能な状態にあるときに通信路を確立するデータ通信
要求処理手段が含まれており、クライアント装置は、こ
の確立された通信路をデータ通信要求手段が取得した後
に、この取得した通信路を介して電子計測器との間で所
定のデータ通信を行うことができ、通信路確立のために
必要な電源の投入状態の確認動作等が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の電子計測器通信システムの全体構
成を示す図である。
【図2】電子計測器クライアント装置が通信チャンネル
を確保する動作手順の概略を示す流れ図である。
【図3】電子計測器サーバ装置が電子計測器ディスパッ
チャ装置に自装置の情報を登録する詳細な動作手順を示
す流れ図である。
【図4】電子計測器クライアント装置が通信可能な電子
計測器サーバ装置の名称の一覧表を入手する詳細な動作
手順を示す流れ図である。
【図5】電子計測器クライアント装置がデータの送信要
求を出力してから通信チャンネルを取得するまでの詳細
な動作手順を示す流れ図である。
【図6】電子計測器クライアント装置がデータの送信要
求を出力してから通信チャンネルを取得するまでの詳細
な動作手順を示す流れ図である。
【図7】電子計測器クライアント装置がデータの送信要
求を出力してから通信チャンネルを取得するまでの詳細
な動作手順を示す流れ図である。
【図8】電子計測器クライアント装置がデータの送信要
求を出力してから通信チャンネルを取得するまでの詳細
な動作手順を示す流れ図である。
【図9】電子計測器クライアント装置から電子計測器サ
ーバ装置に対してデータ通信を行う動作手順を示す図で
ある。
【図10】電子計測器サーバ装置から電子計測器クライ
アント装置に対してデータ通信を行う動作手順を示す図
である。
【図11】接続スイッチ部の詳細構成を示す図である。
【図12】接続スイッチ部内の送信スイッチを介したデ
ータ送信の動作手順を示す流れ図である。
【図13】接続スイッチ部内の受信スイッチを介したデ
ータ受信の動作手順を示す流れ図である。
【図14】複数のコンピュータが10Base−Tイー
サネットケーブルで接続された環境における接続方法の
具体的な構成を示す図である。
【図15】図14に示す電子計測器サーバ装置に含まれ
る通信装置の詳細構成を示す図である。
【図16】複数のコンピュータが10Base−5イー
サネットケーブルで接続された環境における接続方法の
具体的な構成を示す図である。
【図17】図16に示す電子計測器サーバ装置に含まれ
る通信装置の詳細構成を示す図である。
【図18】複数のコンピュータが10Base−2イー
サネットケーブルで接続された環境における接続方法の
具体的な構成を示す図である。
【図19】図18に示す電子計測器サーバ装置に含まれ
る通信装置の詳細構成を示す図である。
【符号の説明】
100 電子計測器クライアント装置 110 電子計測器制御部 120 通信可能サーバ装置問い合わせ部 130 データ通信要求部 140、240、340 接続スイッチ部 150、250、350 通信装置 200 電子計測器ディスパッチャ装置 210 サーバ装置情報記憶部 220 通信可能サーバ装置問い合わせ回答部 230 データ通信要求処理部 300 電子計測器サーバ装置 310 電子計測器 320 サーバ装置情報登録部 330 データ通信要求判断部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子計測器が接続されたサーバ装置と、 前記電子計測器の遠隔制御を行うクライアント装置と、 前記サーバ装置と前記クライアント装置との間でデータ
    通信を行う際の通信路を設定する通信管理装置と、 を備え、前記サーバ装置、前記クライアント装置、前記
    通信管理装置を所定のネットワークを介して接続したこ
    とを特徴とする電子計測器制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記サーバ装置、前記クライアント装置、前記通信管理
    装置はイーサネットを介してデータの送受を行うことを
    特徴とする電子計測器制御システム。
  3. 【請求項3】 電子計測器が接続されたサーバ装置と、
    前記電子計測器の遠隔制御を行うクライアント装置と、
    前記サーバ装置と前記クライアント装置との間でデータ
    通信を行う際の通信路を設定する通信管理装置とを有
    し、これら装置がネットワークを介して接続された電子
    計測器制御システムであって、 前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対するデー
    タ送信動作に先立って、前記ネットワークに接続された
    前記サーバ装置および前記電子計測器の一覧データを要
    求する通信可能サーバ装置問い合わせ手段を有し、 前記通信管理装置は、前記通信可能サーバ装置問い合わ
    せ手段からの要求に応じて、前記一覧データを返送する
    通信可能サーバ装置問い合わせ回答手段を有することを
    特徴とする電子計測器制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対するデー
    タ送信動作に先立って、前記通信路の確立要求を行うデ
    ータ通信要求手段を有し、 前記通信管理装置は、前記データ通信要求手段から送ら
    れてくる前記通信路の確立要求に応じて、前記電子計測
    器が通信可能な状態にあるか否かを調べ、通信可能な状
    態にあるときに前記電子計測器と前記クライアント装置
    との間の通信路を確立するデータ通信要求処理手段を有
    し、 前記データ通信要求処理手段によって確立された通信路
    を前記データ通信要求手段が取得した後に、この取得し
    た通信路を介して前記クライアント装置と前記電子計測
    器との間で所定のデータ通信を行うことを特徴とする電
    子計測器制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記通信管理装置は、実際に前記ネットワークに接続さ
    れているサーバ装置に関する情報を記憶するサーバ装置
    情報記憶手段を有し、 前記データ通信要求処理手段は、前記クライアント装置
    が通信を希望する前記サーバ装置が前記サーバ装置情報
    記憶手段に登録されているときに通信路を確立すること
    を特徴とする電子計測器制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記サーバ装置は、前記電子計測器がデータ通信可能な
    状態にあるか否かを判断するデータ通信要求判断手段を
    有し、 前記データ通信要求処理手段は、前記データ通信要求判
    断手段によってデータ通信可能な状態にあると判断され
    たときに通信路を確立することを特徴とする電子計測器
    制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかにおいて、 前記クライアント装置は、前記電子計測器との間でデー
    タの送受を行うことにより、前記電子計測器の遠隔操作
    を行う電子計測器制御手段を有することを特徴とする電
    子計測器制御システム。
  8. 【請求項8】 クライアント装置とサーバ装置と通信管
    理装置とがネットワークを介して接続され、前記通信管
    理装置によって設定された通信路を介してサーバ装置と
    クライアント装置との間でデータ通信を行うことによっ
    て、前記サーバ装置に接続された電子計測器の遠隔制御
    を前記クライアント装置側から行う電子計測器制御方法
    であって、 クライアント装置のデータ通信要求手段によって、前記
    サーバ装置に対するデータ送信動作に先立って、前記通
    信路の確立要求を前記通信管理装置に対して送るステッ
    プと、 前記通信管理装置のデータ通信要求処理手段によって、
    前記クライアント装置から送られてくる前記確立要求に
    応じて、前記電子計測器が通信可能な状態にあるか否か
    を調べ、通信可能な状態にあるときに前記サーバ装置と
    前記クライアント装置との間の通信路を確立するステッ
    プと、 前記データ通信要求処理手段によって確立された前記通
    信路を前記データ通信要求手段が取得した後に、この取
    得した通信路を介して前記サーバ装置に接続された前記
    電子計測器と前記クライアント装置との間でデータ通信
    を行うステップと、 を含むことを特徴とする電子計測器制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 実際に接続されているサーバ装置に関する情報を前記通
    信管理装置のサーバ装置情報記憶手段に記憶し、 前記データ通信要求処理手段は、前記クライアント装置
    が通信を希望する前記サーバ装置が前記サーバ装置情報
    記憶手段に登録されているときに前記通信路の確立を行
    うことを特徴とする電子計測器制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記サーバ装置情報記憶手段に記憶される前記情報に
    は、少なくとも前記サーバ装置の名称が含まれており、 前記データ通信要求手段から前記データ通信要求処理手
    段に対して送られる前記確立要求には、前記通信路を確
    立したい前記サーバ装置の名称が含まれており、 前記データ通信要求処理手段は、この名称に基づいて前
    記サーバ装置情報記憶手段における登録の有無を調べる
    ことを特徴とする電子計測器制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかにおいて、 前記サーバ装置のデータ通信要求判断手段によって、前
    記電子計測器がデータ通信可能な状態にあるか否かを判
    断するステップと、 前記データ通信要求判断手段によってデータ通信可能な
    状態にあると判断されたときに、前記データ通信要求処
    理手段によって前記通信路の確立を行うステップと、 を含むことを特徴とする電子計測器制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかにおいて、 前記クライアント装置の電子計測器制御手段によって、
    前記電子計測器との間でデータの送受を行うことによ
    り、前記電子計測器の遠隔操作を行うことを特徴とする
    電子計測器制御方法。
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