JPH11224323A - 複数図面表示方法及びその表示方法を用いたデータ登録方法 - Google Patents

複数図面表示方法及びその表示方法を用いたデータ登録方法

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JPH11224323A
JPH11224323A JP2535198A JP2535198A JPH11224323A JP H11224323 A JPH11224323 A JP H11224323A JP 2535198 A JP2535198 A JP 2535198A JP 2535198 A JP2535198 A JP 2535198A JP H11224323 A JPH11224323 A JP H11224323A
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JP2535198A
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Masanori Mori
真紀 森
Mitsuhiko Yoshimura
光彦 吉村
Yoshiaki Yoshikawa
喜章 吉川
Shuji Kitazawa
修司 北澤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】登録すべき属性情報に応じて縮尺の異なる図面
が、個別に用いられており、任意の小縮尺図と大縮尺図
を相互に表示領域を関連付けて表示することが、出来な
かった。 【解決手段】関連のある複数の図面を見かけの縮尺が異
なって表示されている場合でも、図面間の対応関係をよ
り広域な範囲を表す図面上に、対応する地図の表示エリ
アを示すと共に、一方の図面上で指定したポイントに対
応する点を、対応する地図上にも同時に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同じ事象を基本と
して異なる属性を表現した図面の共用利用を目的とし、
例えば、電気、水道、ガス、電話等の設備や、構築物の
詳細な存在位置を表わした図面と、市町村区界等の社会
的構造を表わした図面、更には、道路、交通機関、河川
等の空間的な情報を表わした地図図面、等の図面を表示
する方法及び装置に関し、特に、複数の図の対応関係を
表示するとともに、所望の図面上に、正確にオブジェク
トを追記し、表示するための指定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地図を基本とする図面表示において、広
範囲の領域に関するデータを持ちながらその1部の領域
を表示して使用する図面表示方式が主流である。この様
な図面の表示装置では、表示領域に限界があるため、詳
細な領域の情報を表示する時に、表示中の領域が全体図
のどの位置を表わしているかを示す事が重要である。こ
の課題を解決するための技術として、特開平6−252
324号公報に記載された「図表示装置」がある。この
「図表示装置」は、詳細な領域表示をする部分図と共
に、全体図も併せて表示するもので、サブ画面に全体図
を表示し、メイン画面に部分図を表示する。全体図に
は、全体図上で部分図として切り出し表示した領域に対
応するエリアが、全体図の図上に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、サ
ブ画面の図中にメイン画面で表示する図が対応するエリ
アを表示し、さらに、メイン画面において部分図を拡大
・縮小表示することに応じて、サブ画面上の全体図に示
されるエリアが、変化する。こうすることで、注目して
いる部分図の拡大・縮小を行った場合にも、メイン画面
上の表示が全体図のどの位置に相当するか容易に確認出
来る。
【0004】しかし、上記従来技術では、全体図をサブ
画面、部分図をメイン画面として表示することで、明確
に役割を分担させており、サブ画面では、表示している
部分図が全体の中でのどの位置に対応するのかといった
対応関係だけを表示する。一方、メイン画面では、部分
図に表された詳細な情報の表示や検索、地図上へのオブ
ジェクトの登録を行う。従って、全体図と部分図のよう
に縮尺の異なる複数の図面を一つの表示画面に表示して
いるが、詳細な情報を表す部分図を利用し易くする事だ
けしか考慮されていない。
【0005】ところが、一般には、登録すべき属性情報
に応じて縮尺の異なる図面が、個別に用いられており、
従来技術では、任意の小縮尺図と大縮尺図を相互に表示
領域を関連付けて表示する事が、出来なかった。
【0006】また、以下のような要求があることについ
ても、上記従来技術では、考えられていなかった。
【0007】すなわち、画面上に表示される図面では、
作成された縮尺でなくとも、拡大・縮小して表示しても
十分利用する事ができる。例えば、図8(a)に示すよ
うに、二万五千分の一、一万分の一、五千分の一、二千
五百分の一の四種類の地図A、B、C、Dについて、拡
大・縮小処理により、表示上の縮尺を十万分の一、二万
五千分の一、一万分の一、五千分の一、二千五百分の
一、千二百五十分しても、各々、実用に共する事が出来
る範囲を持っていることが分かっている。そのため、利
用者にとっては、図面の作成された縮尺に制限されず
に、図面上に表された属性情報に応じて、使用する図面
を選ぶ方が都合が良い。
【0008】しかし、上記の利用者による地図の選択利
用のためには、複数の図面を共用利用する方法について
対応する必要が有る。例えば、一方が、鉄道網を主体に
記載された図面であり、他方が、道路網を強調して表示
した図面や世帯主名を記載した住宅地図を考える。利用
者はそれぞれの図面に記載された両方の情報を利用しよ
うとする場合、これらの図面同士の対応関係を知る必要
がある。しかし、これらの図面は、必ずしも縮尺が一致
しているとは限らないため、特徴的な場所について対応
関係を知ることができても、一方に記載された場所が、
他方の地図のどこに当たるかを知ることは困難である。
【0009】そこで、本発明の目的は、お互いの図面同
士の対応関係を図面上で知らせることができる複数図面
の表示方法を提供することにより、利用者が、使用した
い図面と、調査したい情報の記述された図面(例えば、
県全体の道路地図と、1町村の住宅地図の様な詳細な図
面)を同時に見ながら、使用したい図面に正確にオブジ
ェクト(例えば、ビルの位置)の登録を出来るようにす
る事である。また、小縮尺の図面を参照して、大縮尺の
図面上の注目する領域について、図面の拡大・縮小をし
たときに、注目する領域の画面上の表示倍率に対応し
て、参照する図面上でのエリアが変化する事により、参
照している広い範囲の図面を見る事で、注目している領
域の存在位置を知ることができる表示方法を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】まずここで、縮尺という
言葉の定義について説明する。
【0011】縮尺とは、図面や地図などの縮図(もしく
は拡大図)上の長さと実際の長さとの比である。紙の地
図や図面では、それぞれの図ごとに縮尺が定められるこ
とが多い。しかし、図面を電子データで表現する場合、
同じデータを同じソフトウエアによって表示しても、表
示装置の解像度によって、画面に表示される図形の長さ
は異なるため、「表示した図上の長さと実際の長さの比
を縮尺と定義すると、一つのデータに対して、表示装置
ごとに縮尺が違ってしまう。また、同じデータを用いて
も、ソフトウエアによって、拡大や縮小して表示すれ
ば、画面に表示される図形の長さは異なるため、表示す
る方法によって、同様に一つのデータに対して縮尺が変
わってしまう。
【0012】そこで、本明細書においては、みかけの縮
尺と元縮尺いう言葉を定義する。見かけの縮尺とは、画
面や紙に出力された図面上の長さと実際の長さとの比と
し、表示した結果の縮尺を見かけの縮尺する。一方、元
縮尺とは、図面もしくは地図が作成された時に定めた表
示装置や表示方法の仕様に基づいて表示した図面上の長
さと実際の長さとの比とし、表示されるデータが作成さ
れた時に定められる値である。ゆえに、同じ元縮尺のデ
ータを異なる仕様の表示装置で表示した場合、見かけの
縮尺が異なることがある。また、同じ元縮尺のデータを
表示する際に、ソフトウエアによって、拡大表示や縮小
表示(これらをあわせてズーム表示と呼ぶ)すると、や
はり見かけの縮尺はことなる。
【0013】よって、見かけの縮尺は、元縮尺に、表示
する装置の仕様に応じた倍率とズーム表示による倍率
(表示倍率)とをかけたものである。同じ表示装置に表
示する場合では、見かけの縮尺は、元縮尺に表示倍率を
かけた値として求まる。例えば、元縮尺が5万分の1の
図面を表示倍率を1倍で表示すれば、見かけの縮尺は5
万分の1とし、拡大処理により表示倍率を2倍(もとの
長さを二倍に拡大して表示する)にすれば見かけの縮尺
は二万五千分の1になり、縮小処理により表示倍率を二
分の1倍(もとの長さを二分の1に縮小して表示する)
にすれば見かけの縮尺は十万分の一になる。
【0014】もちろん、表示装置に表示する場合だけで
なく、印刷装置によって、紙に出力する場合でも同様で
ある。また、実物の単位長さをあらわす図形をデータの
中に含めることによって、出力装置に出力した際に適
宜、図面としての縮尺が求められることは、言うまでも
ない。
【0015】さて、図面を出力する出力領域には、限界
の大きさがある。たとえば、図面を出力する紙の大きさ
や、図面を表示装置に表示する際の表示領域の大きさで
ある。この様に表示領域に制限があるため、図面に表記
できる図形や文字の量に限りがある。よって、地図図面
では、同じ事象を表示する場合でも、縮尺の大きさに応
じて、オブジェクトを表現する精度やデフォルメの方法
や、図面の図形や記号の表記方法を変えることによっ
て、できるだけたくさんの情報量が表記できるように工
夫されている。例えば、表記された情報のうち、種類が
異なる情報同士を色を変えて表示したり、同種のものが
重なってお互いを識別できなくならないように作成され
ていることがある。
【0016】本発明は、縮尺が同じであるとは限らない
複数の地図を共用する事で、利用者にとって所望の情報
を、所望の画面上に表示あるいは、登録する事を可能と
しようとするものであり、関連のある複数の図面を見か
けの縮尺が異なって表示されている場合でも、図面間の
対応関係をより広域な範囲を表す図面上に、対応する地
図の表示エリアを示すと共に、一方の図面上で指定した
ポイントに対応する点を、対応する地図上にも同時に表
示させることにより達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて、本発明の実施
例を詳細に説明する。同じ番号で示されたものは、異な
る図面に書かれていても特に断りがない限り同じものを
さすこととする。
【0018】本実施例では、図面の一例として地図を用
い、元縮尺が一万分の一の道路地図上に、利用者が新し
い情報を元縮尺が二千五百分の一の住宅地図を参照し
て、地図に関連した情報もしくは、地図で表された場所
に関連する情報を登録する場合を例にとり説明する。以
下では、一万分の一の道路地図を第一の地図、二千五百
分の一の住宅地図を第二の地図と呼ぶ。また、縮尺の大
小を述べる場合、分母の数の大きさではなく、分数の値
そのものが大きいか小さいかで大小を述べることとす
る。
【0019】これら二つの地図の関係の概略を図4を用
いて説明する。それぞれ第一、第二の地図は、計算機で
扱うために、有限個の領域に分けられ、それぞれの領域
ごとに一つのファイルとして記憶装置に格納される。例
えば、図4(c)は、図4(a)のA14で示す領域の例
をしめしたものであり、図4(d)は、図4(b)のB
22で示した領域の地図の例を示したものである。
【0020】分けられた領域同士は、それぞれの間に一
定の関係がある。例えば、各ファイルが図4の(a)、
(b)に示すようにメッシュ状に配置されるような関係
がある。それぞれの区切られた領域毎に、A11、A1
2。。。のような名前をつけることで、添え字の値から
周辺図の名前を得ることもできる。
【0021】このように地図によって、少なくとも一つ
の座標系をもっているが、それぞれの地図の座標系は必
ずしも共通ではない。例えば、図4(e)に示したよう
に、第二の地図の一つのファイルが表す領域が140で
あるとき、その領域に対応する第一の地図の領域141
は、130〜133の四つの領域にまたがった部分であ
ることがある。そこで、第一の地図と第二の地図との対
応関係を150とし、これを対応関係データと呼び、こ
のデータを格納したファイルを対応関係データファイル
60とする。地図データの詳細は、図3を用いて後述す
る。
【0022】次に、本実施例を実施するのに適したシス
テム構成例を図2を用いて説明する。本システムは、少
なくとも一つの地図利用装置1を持ち、ネットワーク3
に接続された計算機を用いる場合には、さらに少なくと
も一つの地図提供装置2を持つ。それぞれの装置は、中
央処理装置11、21、入力装置12、22、メモリ1
3、23、表示メモリ14、24、外部記憶装置15、
25、表示装置16、26、出力装置17、27、記憶
媒体読み書き装置18、28、通信装置19、29がシ
ステムバス4を介して接続されている。地図利用装置1
と地図提供装置2とは、ネットワークを介してデータの
やりとりができる。
【0023】地図利用装置1は、地図を表示し、地図上
に新たな情報を付加する。一方地図提供装置2は、地図
利用装置1からの要求に応じた地図を地図利用装置1へ
送る。地図利用装置1は、全ての地図のデータを地図提
供装置2から得てもよいが、一部の地図のデータを外部
記憶装置やメモリや記憶媒体に格納しておいてもよい。
さらに、地図利用装置で登録されたデータは、地図提供
装置2に送られた後、地図提供装置2で管理され、再び
地図利用装置1からの要求に応じて地図提供装置2から
地図利用装置1へ送信されてもよい。
【0024】以下では説明を簡単にするため、第一の地
図、第二の地図のいずれのデータも地図利用装置1に格
納されているものとする。
【0025】次に、図1を用いて、本実施例の概略を説
明する。本実施例は、第一の地図と第二の地図とをあわ
せて表示することで、第一の地図もしくは第二の地図に
対して、それらの地図に関連する情報を、より正確に登
録しようとするものであり、それらの地図を表示する方
法に特徴がある。
【0026】用いるデータを格納したファイルは、地図
データファイル50、地図選択データファイル40と対
応関係データファイル60とがある。
【0027】地図選択データファイル40は、前述した
ように地図の詳細データを作成したときの元縮尺と表示
する時の縮尺との対応関係を表したデータを格納してい
る。例えば、地図を作成した元縮尺と出力する時の縮尺
(みかけの縮尺)との対応関係を評価した際に、四段位
階の評価で表したものが、図8(a)のテーブルであ
る。図8(b)のグラフは、評価の結果を定性的な評価
とせずに、連続した値(関数)で与えた場合を表してい
る。図8(b)のグラフは、それぞれの評価結果を数値
化し、P、Q、Rとした場合をしめしてている。さら
に、対応関係の評価結果は単なる値だけで構成されるも
のでなく、いくつかのルールとして持ってもよい。
【0028】地図データファイル50は、地図として表
すための詳細データ、それぞれの詳細データの位置関係
を管理するための座標管理データと詳細データが作成さ
れた際の元縮尺や表示に適した縮尺値の範囲を示す地図
の精度に関する精度データとからなる。地図データファ
イル50のデータ構造の一例として、テーブル構成図を
図3に示す。また、この図3は、地図選択情報、座標管
理情報と地図情報とを格納する各ファイルのデータ構造
を表す図であるとともに、これはこれらの情報がメモリ
に格納された際のテーブルのテーブル構成図でもある。
【0029】精度データ100、座標管理データ11
0、120と詳細データ130、140がそれぞれ関連
付けられている。
【0030】テーブル100は、精度に関するデータを
主に格納しており、どのような種類の地図かを表す地図
名101、地図が作られた際の元縮尺102、データを
表示する際に適した最大の縮尺の値103、データを表
示する際に適した最小の縮尺の値104、と座標管理テ
ーブルへのポインタの値105の各欄からなる。欄10
5の値がさすテーブル110、120は、欄101で示
された地図が持つファイル名111、各ファイルの相対
的な位置を示す座標値112、111で示すファイルの
縦113と横114、及び、地図が表している地域の名
称115とデータファイルの格納場所116を表す各欄
からなる。テーブル120もテーブル110と同様の構
成である。欄111と116で示されたファイルは、1
30、140の詳細データを表している。
【0031】対応関係データファイル60は、第一の地
図と第二の地図など、地図と地図との対応関係を表すデ
ータを格納しており、座標系の変換関数や対応する点の
組み合わせなどがあり、このデータを用いることで地図
同士の間で、対応する位置関係を得ることができる。
【0032】本発明は、目的を達成するために、入力デ
ータ受付処理70、表示用データ制御処理80と出力制
御処理90とからなる。入力データ受付処理70は、利
用者からの入力データを受け付けファイル40、50、
60のデータに基づき、表示領域管理データ65を生成
する。
【0033】表示用データ制御処理80は、表示領域管
理データ65とファイル40、50、60とに基づき、
表示領域管理データ65を変更もしくは生成する。
【0034】対応関係登録処理89は、入力データ受付
処理70で得た、図面と図面の対応関係もしくは、図面
と図面に追加するデータとの対応関係を対応関係データ
ファイルに格納する。
【0035】出力制御処理90は、表示領域管理データ
65、地図データファイル50とに基づき表示装置に画
面として表示されるか、紙やシート状のフィルムなどに
出力される。
【0036】図5から図7を用いて、第一の地図にその
地図に関連する情報を登録する方法を例にとり説明す
る。
【0037】まず、ステップ200は、メニュー表示処
理96によって、表示する地図をユーザが選択し入力す
るためのメニューを表示する。ステップ200で指定さ
れた地図は、ステップ210で表示装置16に表示され
る。図6は、メニュー及び地図を表示した際の表示画面
例である。図6に示すように、メニュー310は、所望
のファイルを開くことを指定するファイルボタン31
1、図5で示した処理を終了することを指定する終了ボ
タン312、地図に関連付けた情報や、地図同士の対応
関係を登録することを指定する登録ボタン313、予め
登録されている内容を変更することを指定する変更ボタ
ン314、予め登録されている情報を削除することを指
定する削除ボタン315からなる。表示画面には、メニ
ューの他に第一の地図を表示する領域、320と第二の
地図を表示する領域330がある。さらに、第一の地図
の表示上の縮尺(みかけの縮尺)を変更するスライド式
のボタン(以下ではズームボタン323と呼ぶ)があ
る。ズームボタン323において、ボタン322が領域
321の一番上部に位置する際に、図3の適用範囲下限
縮尺104で表示し、反対にボタン322一番下部に位
置する際に、図3の適用範囲上限縮尺103に示された
縮尺で表示する。領域321の中におけるボタン322
の位置に応じて、領域320に表示する地図の見かけの
縮尺が設定できる。同様に領域331と部品332との
組み合わせ(以下ではズームボタン333と呼ぶ)を用
いる事で、領域330に表示する地図の見かけの縮尺が
設定できる。
【0038】ステップ210は、表示地図指定処理73
により、表示する地図が指定され、表示領域管理データ
65が設定される。この値に基づき、指定された地図を
表示地図検索処理82によって地図データファイル50
から得る。得た地図を見かけの縮尺をいくつで、どの範
囲を表示するか表すデータが見かけ縮尺計算処理81、
表示範囲計算処理85で求められ、表示領域管理データ
65として格納される。そして、表示領域管理データ6
5に基づき、表示地図加工処理91は地図データを加工
し、地図表示処理95によって、表示装置16に表示
し、表示した地図に関するデータを表示領域管理データ
65として更新する。
【0039】ここでは、ユーザに指定された地図を表示
しているが、表示地図検索処理82で得られた地図が複
数ある場合は、指定された縮尺で表示するのに最適な地
図を選ぶ処理84によって一つに決められてもよい。
【0040】次にステップ220は、表示領域管理デー
タ65に基づき、対応領域計算処理86において、地図
表示領域320と330とに表示した地図同士の対応関
係を、対応領域として求め、対応領域の位置や大きさに
関する値を表示領域管理データ65として更新する。対
応領域表示処理94は、表示領域管理データ65に基づ
き、対応領域を地図上に表示する。図6の画面例は、領
域320に表示された第一の地図に対して、領域330
に表示された第二の地図がどこに対応するかを対応領域
340として表示したものである。この時の第一の地図
と第二の地図との関係は図7(1)に示す。表示領域3
20には、見かけの縮尺をSとして第一の地図が表示さ
れており、表示領域330には、見かけの縮尺をTとし
て第二の地図が表示されている。それぞれの表示領域の
幅が、X1、X2である時、対応領域の幅aは、
【0041】
【数1】 がなりたち、見かけの縮尺Tは、X2とSと
aによって、
【0042】
【数2】 で表される。
【0043】ステップ210とステップ220で第一の
地図と第二の地図と対応領域が表示された後、利用者に
よって、まず、領域320に表示された第一の地図を拡
大表示する指示が入力されたとすると、ステップ230
のズーム倍率変更・入力処理によって、その値は表示領
域管理データに格納される。
【0044】ステップ240において、見かけ縮尺計算
処理81と表示倍率計算処理83と表示範囲計算85
は、表示領域管理データ65に基づき、見かけ縮尺と表
示倍率とを求め、さらに表示する領域がどこになるかを
表示領域管理データ65に更新する。
【0045】次にステップ250は、対応領域計算処理
86で表示領域管理データ65と地図データファイル5
0とに基づき対応領域を算出し、表示領域管理データを
更新する。
【0046】これらの値は、入力されたズームの倍率が
k倍である時、図7(2)に示すようにみかけの縮尺
は、kSとなり、
【0047】
【数3】 の関係がなりたち、さらに、bとkとaに
は、
【0048】
【数4】 の関係が成り立つので、これらの関係を用い
て得られる。
【0049】そして、ステップ260において、出力制
御処理90の表示地図加工処理、対応領域表示処理9
4、地図表示処理95によって、表示装置に表示され
る。表示領域330は、ステップ220と同じである
が、表示領域320は、ステップ220で表示していた
第一の地図をk倍した地図が表示されており、図7
(2)に示す様に対応領域340が表示領域320の中
心に来るようにズームとスクロール処理がされている。
【0050】さらにこの第一の地図を拡大する場合、ス
テップ270での判定はYesとなるため、ステップ23
0に戻る。前述したようにさらに第一の地図へのズーム
倍率が指定されると、ステップ240、250が実行さ
れる。ステップ250では、表示領域320と表示領域
330の見かけ縮尺を比較し、見かけ縮尺が小さくない
方の表示領域に対応領域を表示する。
【0051】対応領域が第二の地図上に表示される場合
は、
【0052】
【数5】 の関係を用いて、
【0053】
【数6】 で対応領域が求められる。
【0054】つまり、(1)をk倍した際には、第一の
地図と第二の地図では、第一の地図のみかけ縮尺が小さ
かったため、対応領域が第一の地図上に表示されるが、
(2)をさらにj倍に拡大したところ、第一の地図と第
二の地図の見かけ縮尺の大きさが逆転し、第二の地図の
みかけ縮尺が第一の地図の見かけ縮尺より小さくなる。
その結果対応領域は、第二の地図上に表示される。
【0055】ここでは、対応領域が表示されている地図
に対する拡大表示について、述べたが、逆に対応領域が
表示されていない地図に対する縮小表示について示した
図が図7(4)〜(6)である。
【0056】このようにして、二つの地図を見たい縮尺
で表示した後、利用者は、お互いの地図の対応関係を表
示しながら、目的の地図にあらなた情報を登録する。
【0057】ステップ290は、終了するか否かを判定
し、終了する場合は、本プログラムを終了し、終了でな
ければ、再びステップ200へ戻る。ただし、同じ地図
を用いて再び登録する場合は、ステップ230へ戻る。
【0058】本実施例の効果として以下の点がある。
【0059】異なる縮尺の図面同士の対応関係が明らか
になるため、一方の図面に表記された情報を参照しつ
つ、他方の図面に情報を追加することができる。
【0060】本実施例によれば、詳細な情報が表記され
ていない図面に対して、情報を追加する際、どの場所に
情報を対応づければよいかということが分からなかった
が、詳細な図面との対応関係が明らかになるため、詳細
な図面に表記された情報を参照することによって、より
正確な位置に情報を対応づけることができる。
【0061】また、本実施例によれば、縮尺の異なる図
面同士の対応関係を作成する際に、縮尺の小さな図面を
拡大表示した画面と、縮尺の大きな図面を表示した画面
との対応関係を表しているため、図面同士の対応関係を
より正確に入力することができる。
【0062】
【発明の効果】ある地点を表示している複数の図面を表
示する場合、それらの図面が異なる縮尺で表示されて
も、一方の図面の大きさを基準として他方の図面との対
応関係を表示することができ、片方の図面を拡大や縮小
表示しても、対応関係が連動して表示される。さらに、
片方の図面が拡大や縮小表示されえることによって、基
準となる図面が変わった場合でも、お互いの図面同士の
対応関係を表示することができ、図面の拡大縮小によっ
て、目標点や対象領域を見失うことがない。そのため、
目的の図面に対してデータを付加する際に、データを対
応づける場所が容易にかつ正確に入力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のソフトウエア構成図である。
【図2】本実施例のシステム構成図である。
【図3】地図選択情報、座標管理情報と地図情報とを格
納する各ファイルのデータ構造を表す図であり、これは
これらの情報がメモリに格納された際のテーブルのテー
ブル構成図でもある。
【図4】第一の地図である道路地図と第二の地図である
住宅地図とを概念的に表した図である。
【図5】本実施例のメインフローのフローチャートであ
る。
【図6】本実施例の画面例である。
【図7】本実施例において、地図を表示装置に表示する
際の見かけの縮尺を求める方法を説明するための図であ
る。
【図8】地図を作成した縮尺に対して、その地図を見か
けの縮尺で表示した際の評価を定性的に示した対応関係
の一例を表した図と、その対応関係に基づき、第一の地
図と第二の地図を選択する際に判定の基準となる値をグ
ラフで示した図である。
【符号の説明】
1…地図利用装置、 2…空間情報供給装
置、3…ネットワーク、 4…システムバ
ス、11、21…中央処理装置、 12、22…入
力装置、13、23…メモリ、 14、24
…表示メモリ、15、25…外部記憶装置、 1
6、26…表示装置、17、27…出力装置、
18、28…記憶媒体読み書き装置、19、29…通
信装置、 31〜36…記憶媒体、31…フロ
ッピーディスク、 32…磁気テープ、33…光デ
ィスク、 34…光磁気ディスク、35…
DVD、 36…ICカード、40…
地図選択データファイル、 50…地図データファイ
ル、60…地図データ間の対応関係データファイル、6
5…表示領域管理データ、 70…入力データ受付
処理、80…表示用データ制御処理、 90…出力制
御処理、100…地図選択データテーブル、110、1
20…座標管理データテーブル、130、140…地図
データ、150…地図データ間の対応関係、 310…
メニュー領域、320…第一の地図の表示領域、321
…第一の地図のズーム倍率指定領域、330…第二の地
図の表示領域、331…第二の地図のズーム倍率指定領
域、340…第一の地図と第二の地図との対応関係を表
す対応領域、400…地図の縮尺と見かけの縮尺との関
係を表した図、500…第一の地図と第二の地図に関し
て、見かけの縮尺に対する表示にした度合いを表したグ
ラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 修司 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所システム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置に複数の図面を表示する方法にお
    いて、第一の地図と該第一の地図に関連する第二の地図
    とを該表示装置に表示し、該第一の地図に対して該第二
    の地図が表す領域を対応領域として該第一の地図に表示
    し、該第一の地図もしくは該第二の地図が、拡大もしく
    は縮小して表示されることに応じて、該対応領域を再表
    示することを特徴とする複数図面表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、該第一の地図と該第二
    の地図の対応関係と、第一の地図に入力した位置とに基
    づき、該入力した位置に対応する位置を第二の地図に表
    示し、該第二の地図にデータを対応づけることを特徴と
    するデータ登録方法。
  3. 【請求項3】請求項1の表示方法もしくは、請求項2の
    登録方法において、第一の地図と第二のとを異なる表示
    装置に表示する事を特徴とするデータ登録方法。
  4. 【請求項4】請求項1の表示方法において、表示した結
    果を印刷装置によって出力する事を特徴とする複数図面
    表示方法。
JP2535198A 1998-02-06 1998-02-06 複数図面表示方法及びその表示方法を用いたデータ登録方法 Pending JPH11224323A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242784A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Aisin Aw Co Ltd 地図表示装置及び記憶媒体
JP2011043788A (ja) * 2009-07-21 2011-03-03 Advanced Telecommunication Research Institute International 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2014067077A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Yahoo Japan Corp 地図情報提供装置

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