JPH11224040A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11224040A
JPH11224040A JP10039625A JP3962598A JPH11224040A JP H11224040 A JPH11224040 A JP H11224040A JP 10039625 A JP10039625 A JP 10039625A JP 3962598 A JP3962598 A JP 3962598A JP H11224040 A JPH11224040 A JP H11224040A
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JP
Japan
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photoconductor
unit
forming apparatus
image forming
developing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10039625A
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English (en)
Inventor
Shigemasa Nakaya
薫正 中屋
Tetsuo Maeda
哲郎 前田
Ryoichi Tsuruoka
亮一 鶴岡
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体およびその周辺のメンテナンス操作性
を向上させる。 【解決手段】 感光体1を含む感光体ユニットは本体フ
レーム63の前方Fから脱着可能である。感光体ユニッ
トの脱着に際しては、感光体ユニットの一部に設けられ
た部材47がガイドレール71に案内される。ガイドレ
ール71と部材47とは互いに組合されてカム動作をす
る摺動面を有しており、感光体ユニットをF方向に引き
出す場合には、まず、図示しない現像装置から遠ざかっ
た後、F方向に移動する経路を形成する。感光体1は所
定位置にセットされた状態で、その中心にモータ軸65
およびジョイントと係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式複写機
やレーザプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、画像
形成装置本体(以下、単に「本体」と呼ぶ)に対する像
担持体の着脱操作の操作性を向上させるのに好適な画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体ドラム等の像担持体上に形成され
た未定着トナー像を用紙等の記録媒体に転写して印刷画
像を得る電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成
装置が知られている。前記画像形成装置の一例を図13
に示す。同図において、像担持体(以下、「感光体ドラ
ム」で代表して説明する)100の周囲には、帯電器1
01、現像器102、転写器103、クリーニング装置
104、および画像書込装置(露光装置)105等が配
置されている。この画像形成装置では、帯電器101で
一様に帯電された感光体ドラム1の上に露光装置105
でレーザ光を照射して静電潜像を形成する。この静電潜
像は現像器102によってトナー像として顕像化され、
トナー像は転写位置に配置された転写器103によって
記録紙Pに転写される。
【0003】このような画像形成装置において、メンテ
ナンス等のために感光体ドラム100を本体に対して着
脱する必要が生じることがある。例えば、特開平3−1
23380号公報には、感光体ドラムを本体に対して着
脱自在にしたプロセスカートリッジとして構成する一
方、帯電器および転写器等の帯電部材を本体側に配設し
た画像形成装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像形成装置で
は、複数色のトナーによって静電潜像を現像する必要が
あることから、各トナー色に対応した数(例えば4色)
の現像器が用いられる。この場合、4つの現像器からな
る現像装置ユニットを構成し、この現像ユニットを回転
させて順番に各現像器を感光体に対向させる構造が考え
られる。このようなカラー画像形成装置では、単色のも
のよりも現像装置が大型化する。
【0005】上記公報に記載された画像形成装置では、
現像器を含むプロセスカートリッジを本体に対して着脱
自在にしているので、現像装置が大型化するカラー画像
像形成装置では前記プロセスカートリッジが極めて大型
化する。そのために、該プロセスカートリッジの着脱経
路を広く確保する必要が生じ、着脱経路の確保のために
構造が複雑化したり画像形成装置全体が大型化するとい
う問題点がある。
【0006】この問題点を解消するために感光体を含む
プロセスカートリッジを現像装置から分離した構成とす
ることが考えられる。しかし、上記従来の画像形成装置
ではプロセスカートリッジの着脱方向が感光体ドラムの
回転軸に対して直交している。このような着脱方向を前
提としてプロセスカートリッジを現像装置から分離した
場合、例えば感光体を本体から取り外す際には、まず現
像装置を取り外し、その次に感光体を取り外すという手
順になり、操作が煩雑化する。
【0007】操作の煩雑化を回避するために感光体をそ
の軸方向に着脱可能にすることが考えられる。しかし、
従来のカラー画像形成装置では、感光体の振動や位置の
バラツキを最小限に抑えるため本体のフレームに対して
固定した回転軸を貫通させ、この回転軸に感光体を支持
させる構造になっていたため、感光体をその軸方向に移
動させて脱着させるためには、まず、前記貫通軸をフレ
ームから取り外す操作から始めなければならず、操作が
容易ではなかった。
【0008】また、感光体と現像装置とは当接ないし近
接しているため、仮に複雑な構造を許容して感光体をそ
の軸方向に脱着するようにしたとしても、脱着時の感光
体および現像装置の接触を回避する策を講じなければな
らない。そうすると、結局は、まず現像装置を退避させ
ておいてから感光体の脱着操作に移行するという操作手
順をとることになり操作の煩雑化は解消されない。
【0009】さらに、現像装置と感光体との位置精度は
高度に維持することが望まれているため、移動および復
元による精度低下を考慮すれば、これらを移動させるこ
とは必要最小限度にとどめるのがよく、感光体の着脱時
には、移動する対象を減らし、現像装置を移動させるこ
とは避けるのが好ましい。また、現像装置を移動するこ
とによる余計な振動により現像装置からトナーがこぼれ
落ちて画像形成装置内を汚してしまうおそれもあること
から、現像装置の余計な移動は避けるのがよい。
【0010】本発明は、上述の課題を解決し、現像装置
との接触を避けつつ、感光体を本体に対して容易に着脱
することができる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも像
担持体としての感光体を含む感光体ユニットと、前記感
光体上に形成された静電潜像を現像するため、該感光体
に対向配置された現像装置と、画像形成装置の本体と、
前記感光体ユニットを画像形成時の位置を基準として前
記現像装置に接近・離間させる第1経路、および前記第
1経路につながって前記感光体ユニットをその軸方向に
沿って案内する第2経路を形成する案内手段であって、
前記感光体ユニットを前記本体に装着する際には前記第
2経路および第1経路の順で感光体を案内するととも
に、前記感光体ユニットを前記本体から取り外す際には
前記第1経路および第2経路の順で感光体を案内するよ
うに構成された案内手段とを具備した点に特徴がある。
【0012】上記特徴によれば、感光体ユニットを本体
に対して脱着するときには、感光体ユニットは前記第1
の経路によって現像装置から遠ざけられて移動するの
で、感光体が現像装置と干渉してその表面に傷がつく等
の不具合が生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
を適用したカラー画像形成装置を詳細に説明する。図9
は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの要部
構成を示す図である。同図において、像担持体としての
感光体ドラム(以下、単に「感光体」という)1は図示
しないモータで矢印B方向に回転する。感光体1の周囲
には、帯電器としての帯電ロール(BCR)8、露光装
置(ROS)5、現像装置ユニット10、1次転写器と
しての1次転写ロール2、クリーナ装置11が配置され
ている。現像装置ユニット10はフルカラー現像のため
の4台の現像器10Y,10M,10C,10Kからな
る。現像器10Y,10M,10C,10Kは、感光体
1上の潜像をイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)のトナーでそれぞれ現像する。
各イメージのトナーで現像するため、現像装置ユニット
10は図示しないモータによって矢印A方向に回転さ
れ、それぞれの色の現像器が感光体1と当接するように
位置合わせされる。
【0014】各色のトナー像は、1次転写ロール2によ
って中間転写ベルト(以下、単に「ベルト」という)3
に順次転写されて、4色のトナー像が該ベルト3上で重
ね合わされる。ベルト3はロール12,13,14,1
5に張架されている。これらのうち駆動ロール12は図
示しない駆動源に結合されてベルト3を駆動・周回させ
る。テンションロール13はベルト3に張力を与え、バ
ックアップロール14は2次転写器としての2次転写ロ
ール4をバックアップする。また、ベルト3を挟んでア
イドルロール15と対向する位置には、ベルト3上の残
留トナーを掻落とすためのベルトクリーナ16が設けら
れている。
【0015】記録紙カセット17,18には記録紙が格
納されていて、ロール19,20で搬送路に引き出され
た前記記録紙は、ロール対21,22,23によって2
次転写ロール4とベルト3との当接部つまり2次転写位
置に給送される。ベルト3上のトナー像は2次転写位置
で記録紙に転写され、定着装置24で熱定着されてトレ
イ25またはトレイ26(本体上面)に排出される。
【0016】ベルト3に対向するように反射型光センサ
6が配置されており、ベルト3上に設けられたアルミ箔
等のマーキング(図示せず)からの反射光を受けてその
検出信号を出力する。前記検出信号はROS5による画
像書込タイミングやトナー像の転写タイミングを制御す
る基準信号として利用される。現像器10Y,10M,
10C,10Kは、トナーカートリッジと、現像バイア
スを与える現像ロールと、現像ロールへトナーを供給す
る供給装置とからなる。
【0017】上記構成による画像形成装置では、まず、
BCR8に帯電電圧を印加して感光体1の表面を所定の
電荷で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された
感光体1上の画像部分が予定の露光部電位になるように
ROS5でレーザ光の照射を行い、画像信号に応じた静
電潜像を形成する。
【0018】現像器10Y等の現像ロールに印加された
現像バイアスにより各色毎の静電潜像はそれぞれのトナ
ーで現像されて可視化される。トナー像は1次転写ロー
ル2でベルト3上に転写され、さらに2次転写ロール4
で記録紙に転写された後、定着装置24に供給される。
フルカラープリント時はベルト3上で4色のトナー像が
重ね合わされた後、2次転写位置で一括して記録紙に転
写される。感光体1上の残留トナーはクリーナ装置11
で除去されて、該クリーナ装置11内の廃トナー回収箱
に回収される。
【0019】次に、前記現像装置ユニット10を詳細に
説明する。図10は、現像装置ユニット10の構成を現
した斜視図である。同図において、現像装置ユニット1
0を構成するロータリフレームは、クロス状に組まれた
メインフレーム(図示せず)と、その両側に設けられた
サイドフレーム27a,27bからなり、4色の現像装
置に対応させて4つの領域に区画されている。この現像
装置ユニット10は図示しないステッピングモータによ
って各色のトナー現像毎に回動させられる。前記4つの
領域には、現像ロール28およびトナーカートリッジ2
9等がハウジング30に格納された現像装置がそれぞれ
設置されている。
【0020】トナーカートリッジ29にはキャリアとト
ナーとからなる2成分現像剤が格納されていて、現像ロ
ール28にわずかずつ供給される。供給量はトナーの消
耗に従って、現像剤中のトナー割合(濃度)が維持され
るようにコントロールされる。トナー供給量は、トナー
カートリッジ29および現像ロール28間に設けられる
図示しないオーガ等の搬送手段の駆動速度によってコン
トロールされる。
【0021】サイドフレーム27a,27bの、4方に
それぞれ張り出したアーム部分と各ハウジング30と
は、該アーム部分の長手方向で互いに変位可能に係合し
ている。サイドフレーム27a,27bとハウジングの
係合状態および変位方向については図11,図12に関
してさらに後述する。現像ロール28はハウジング30
から一部露出しており、その露出部分が、感光体1に当
接してトナー現像を行う。
【0022】図11は、現像装置ユニット10の要部拡
大図である。同図において、現像ロール28はトラッキ
ングロール28aを介して感光体1に当接している。現
像器10Yのハウジング30の側面には長孔32,33
が設けられていて、該長孔32,33にはサイドフレー
ム27aのアーム部分34に固定されたピン35,36
が嵌合している。同様の長孔およびピンはハウジング3
0の他方の側面およびサイドフレーム27bにもそれぞ
れ設けられている。すなわち、現像ロール28を格納し
ているハウジング30は、ピン32,33を介してサイ
ドフレーム27a,27bに支持されている。
【0023】ハウジング30の背後には該ハウジング3
0を感光体1方向に付勢する押圧装置37が設けられて
いる。押圧装置37はメインフレームに固定された筒体
38およびその筒体38内に収納された圧縮コイルばね
39、ならびに圧縮ばね39で付勢される加圧ピン40
からなる。加圧ピン40が筒体38から脱出しないよう
に筒体38にかぶせられた蓋41でストロークが規制さ
れている。加圧ピン40の先端はハウジング30の後部
に突き当たっていて、圧縮コイルばね39の弾力でハウ
ジング30を感光体1側に押し出している。
【0024】トラッキングロール28aが予定の位置で
感光体1に当接した状態、つまり現像位置では、トラッ
キングロール28aは感光体1によってわずかに押し戻
され、長孔32,33とピン35,36との間にはそれ
ぞれ間隙g(図12参照)が生じている。換言すれば、
トラッキングロール28aと感光体1とは、圧縮コイル
ばね39を間隙gに相当するストローク分だけ押し戻す
力によって当接している。
【0025】次に、トラッキングロール28aの付勢方
向について説明する。図12は、トラッキングロール2
8aの付勢方向を示す模式図である。同図において、駆
動ロール28が前記加圧ピン40で矢印X方向に付勢さ
れたとき、現像ロール28が感光体1の回転中心1Cに
向かって変位するように、長孔32,33の位置を決定
する。換言すれば、ハウジング30に設けられた長孔3
2および長孔33を結ぶ直線L1と、転写ロール28の
回転中心28Cおよび感光体1の回転中心1Cを結ぶ直
線L2とが平行となるように設定する。
【0026】また、トラッキングロール28aが感光体
1に当接した現像位置では、前記サイドフレーム27a
に設けられたピン35,36と長孔32,33との間に
間隙gが生じるように、これらピン35,36と長孔3
2,33との位置を決定する。前記トラッキングロール
28aが感光体1に当接または離間するとき、前記ピン
35,36と長孔32,33とは互いに円滑に摺動す
る。前記間隙gを設けてあるので、前記圧縮コイルばね
39により、安定した押圧力でトラッキングロール28
aを感光体1表面に当接することができる。
【0027】次に、感光体1およびクリーナ装置11を
含む組立体(以下、「感光体ユニット」という)を説明
する。感光体1およびクリーナ装置11は一体の感光体
ユニットを構成し、画像形成装置に対して感光体1の回
転軸方向に着脱可能に設けられている。図2は感光体ユ
ニットの正面図であり、図3は同平面図である。以下の
説明では、図3に示した矢印F側を前方、R側を後方と
呼ぶ。この呼び方は後述の本体フレームに関しても同様
である。感光体ユニットのハウジング42には、感光体
1およびクリーナ装置11を収容している。但し、クリ
ーナ装置11に関してはその一部を構成する廃トナー回
収箱11aのみが外観上図示されている。感光体1は前
方プレート43および後方プレート44によって支持さ
れている(詳細な支持構造は図1に関して後述する)。
【0028】廃トナー回収箱11aはハウジング42に
対して前方面から脱着自在つまり抜き差し可能に設けら
れている。廃トナー回収箱11aを装着する場合には取
手11bと、図中上下に可動に構成されるレバー11c
とを操作し、レバー11cを下方に下げてラッチ11d
をハウジング42から解除した後に行う。廃トナー回収
箱11aの後方には該廃トナー回収箱11a内に感光体
1側から廃トナーを搬送するためのオーガ(図示せず)
駆動用ギヤ45とジョイント46が設けられる。
【0029】感光体1の上側には、該感光体1の軸方向
に延びたBCR保持器47が設けられている。BCR保
持器47はねじ48,49によって前方プレート43お
よび後方プレート44にそれぞれ固定されている。この
BCR保持器47はBCR8を格納するとともに、その
後方側端面47aは本体のフレーム(後述)に該感光体
ユニットを脱着する際のガイド面として機能する。
【0030】ハウジング42の後方部分に設けられたピ
ン50は本体のフレームに設けられた孔(後述)と係合
して感光体ユニットの後方側位置決めに使用される。一
方、ハウジング42の前方部分に設けられた2つの孔5
1,52は、本体のフレームに設けられたピン(後述)
が挿入されて感光体ユニットの前方側位置決めを行うの
に使用される。
【0031】ハウジング42の前方部分にはレバー53
で回動可能なラッチピン54が設けられている。このラ
ッチピン54はレバー53を一定量回動させることによ
って、その先端の溝54aが本体のフレームに設けられ
たラッチ孔(後述)と係合し、前記ピン50や孔51,
52等で位置決めされた感光体ユニットを本体のフレー
ムに強く固定する役目を果たす。なお、ハウジング42
の上部には帯状の取手55がねじ56,57で固定され
ている。この取手55は感光体ユニットの脱着の際に利
用される可撓性のバンドである。
【0032】次に、前記感光体ユニット内での感光体1
の支持構造をさらに詳述する。図1は感光体ユニットを
本体に装着した状態を示す断面図であり、図2,図3と
同符号は同一部分を示す。同図において、感光体1は中
心軸58aを有する前方フランジ58と中心孔59aを
有する後方フランジ59とを有し、これらフランジ5
8,59は感光処理を施したドラム本体1aの両側に挿
入・接着されている。前記中心軸58aは前方プレート
43に設けられた摺動軸受60に回転自在に支持されて
いる。前方フランジ43と前方フランジ58との間には
スラスト方向の軸受として摺動性を有する発泡材からな
るスペーサ61が配設されている。後方フランジ59の
ボス59bは後方プレート44に嵌め込まれた筒状ガイ
ド62に挿入されている。
【0033】本体の後方側フレーム63にはモータ64
が固定され、その軸65は、後方フランジ59の中心孔
59aに挿入されている。軸65には該軸65の長さ方
向に摺動可能なジョイント66が設けられており、該ジ
ョイント66はばね67によって軸65の先端方向に付
勢されている。前記ジョイント66の端面には歯が形成
されていて、後方フランジ59側に設けられている歯と
噛み合ってモータ64の動力を感光体1に伝達する。
【0034】フレーム63の後方部には前記ピン50を
受け入れる位置決め孔68が形成され、前方側には前記
ラッチ軸54と係合するラッチ孔69と前記孔51,5
3に挿入される位置決めピン70(ピン70は2本)と
が設けられている。また、フレーム63の前後方向に亘
って、BCR保持器47を案内するガイドレール71が
設けられている。
【0035】このように、感光体1はジョイント66を
介してモータ64の動力を受けるようになっていて、モ
ータ64の軸65は感光体1に対して抜き差し可能であ
るため、感光体1を支持した感光体ユニットは本体のフ
レーム63の前方から容易に脱着できる。
【0036】感光体ユニットの装着時には、フレーム6
3の前方から感光体ユニットの挿入を開始し、前記ガイ
ドレール71に沿って後方側へ差し入れる。前記ピン5
0が孔68と係合し、モータ64の軸65に後方フラン
ジ59の孔59aが係合し、前記ピン70が前記孔5
1,52と係合したならば、レバー53を回動させてフ
レームにしっかりと固定する。感光体を取り外すときに
は、装着時と逆の操作をしてラッチ軸54とフレーム6
3のラッチ孔69との固定を解除して、感光体ユニット
を感光体1の軸に沿って前方に引き出せばよい。
【0037】続いて、感光体ユニット脱着時にBCR保
持器47を案内するガイドレールの機能を説明する。ま
ず、前記BCR保持器47の形状を説明する。図4は、
BCR保持器47の平面形状を示す感光体ユニットの要
部拡大図である。同図において、BCR保持器47の前
方側端面つまりガイド面47aの後方側には山形カム4
7bが形成されていて、前方側には前記ガイド面47a
から後退した面47cが形成されている。
【0038】図5はガイドレール71の正面図、つまり
前記感光体ユニットが挿入される前方側から見た図であ
り、図6は図5のA−A断面図、図7は図6のB−B断
面図である。これらの図おいて、箱型に折り曲げられて
成型されているガイドレール71の1つの内面71a
は、前記BCR保持器47の山形カム47bが摺動する
面であり、該BCR保持器47が予定の装着位置に定着
したときに、該山形カム47bが嵌まる貫通溝71b
と、前記後退面47cに当接する突出部(山形カム)7
1cとが形成されている。貫通溝71bの前方端部には
BCR保持器47を抜くときに山形カム47bの傾斜面
を摺動面71aに誘導するための傾斜をもった爪71d
が設けられているとともに、山形カム71cの前方部お
よび後方部には前記後退面47cを該後退面47cの頂
部に誘導する傾斜面を形成している。
【0039】フランジ71e,71fは該ガイドレール
71を本体のフレーム63の内側面に当接させる部分で
あり、この部分をねじ等でフレーム63に固定してガイ
ドレール71を位置決めする。
【0040】BCR保持器47がガイドレール71に沿
って案内されることにより感光体ユニットは次のように
動作する。図8は感光体ユニットの脱着時の要部位置関
係を示す図である。同図(a)は、本体に対する感光体
ユニットの脱着過程の位置関係を示し、同図(b)は本
体の予定位置に感光体ユニットが装着されている状態で
の位置関係を示す。
【0041】図8(a)では、BCR保持器47の山形
カム47bはガイドレール71の摺動面71aに当接
し、ガイドレール71の山形カム71cはBCR保持器
47のガイド面47aに当接しているため、感光体1は
間隔72を介して現像ロール28と対向している。一
方、図8(b)では、BCR保持器47の山形カム47
aはガイドレール71の貫通溝71b(図6参照)に落
ち込んでいて、ガイドレール71の山形カム71cはB
CR保持器47の後退面47cに落ち込んでいる。図8
(b)の位置関係では、感光体1の前方フランジ58お
よび後方フランジ59がトラッキングロール28a28
aと当接していて、感光体1および現像ロール28は、
トナーの移行に適したわずかな隙間で対向している。
【0042】図8(b)の状態においては、前記ピン5
0が位置決め孔68に嵌まり、前記ピン70が孔51,
52に嵌まっていて、感光体1とトラッキングロール2
8aとの位置関係は、これらピンや孔によって規定され
る。
【0043】このように、BCR保持器47のガイド面
とガイドレール71の形状とにより、感光体1の軸方向
に沿って感光体ユニットを移動させて本体対する脱着を
行っても、その移動時に感光体1の表面と現像ロール2
8との間には適当な間隔が確保される。したがって、感
光体1や現像ロール28を傷つけることなく、本体の前
方からの操作が可能になり、感光体1を含む周辺構成部
分のメンテナンスが容易になる。
【0044】図10,図11等に関して説明した現像装
置ユニット10を、初期状態つまり非現像状態では現像
ロール28が感光体1に対向していない位置(角度)に
退避させて停止させておくことは可能であり、感光体ユ
ニット脱着時をこの退避状態で行うこともできる。しか
し、この場合でも、現像装置ユニット10のハウジング
30等、他の構成部分は感光体1と近接しており、感光
体1をその軸に直交する方向に偏倚させた後、感光体ユ
ニットを取り外すことの利点は大きい。
【0045】特に、異常発生時等に、現像ロール28が
感光体1に当接したまま装置が停止してしまうことも予
想され、このような場合には、上述のカム機構による感
光体1の退避機構なしには感光体1の損傷は回避できな
い。
【0046】また、現像装置ユニット10の初期状態で
現像ロール28を感光体1との対向面から退避させてお
く停止位置の設定は、通常の回転駆動装置のモータ制御
の範囲内で可能である。したがって、大型化する傾向が
あるカラー画像形成装置の現像装置ユニットを感光体ユ
ニットのメンテナンスのために、特別に退避させるため
の機構を設ける必要もないし、現像装置ユニットを移動
させることによるトナーの飛散という不具合も生じな
い。
【0047】なお、本実施形態では、BCR保持器を利
用してガイドレールとの摺動機構を設けたが、本発明は
この構成に限定されない。すなわち、ガイドレール71
は、感光体ユニットの脱着方向に摺動面を有していれば
よく、該ガイドレール71に沿って移動する案内部材は
感光体ユニットの一部分に設けられていればよい。例え
ば取手55が設けられているハウジング42の天井部分
や廃トナー回収箱11aが挿入される部分の上部等、感
光体ユニットの形状・構造等に合わせて、適宜変形する
ことができる。要は、感光体ユニットを本体から脱出さ
せるために感光体1の軸方向に移動させたときに、その
移動開始とともに感光体ユニットが現像装置ユニット側
から退避する方向に偏倚するカム機構が設けられていれ
ばよい。
【0048】本発明は、現像装置ユニットが大型化する
カラー画像形成装置において特に有効であるが、白黒画
像形成装置においても、同様に適用することができるの
はもちろんである。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、感光体ユニットを本体に対して脱着するとき
には、感光体ユニットは現像装置から遠ざけられて感光
体の軸方向に移動するので、感光体が現像装置と干渉し
てその表面に傷がつく等の不具合が生じない。したがっ
て、感光体およびその周辺のメンテナンス時に容易に感
光体を取り外し、かつ装着できるので、操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装着時の感光体ユニットの断面図である。
【図2】 感光体ユニットの正面図である。
【図3】 感光体ユットの平面図である。
【図4】 感光体ユニットの要部平面図である。
【図5】 ガイドレールの正面図である。
【図6】 ガイドレールのA−A断面図である。
【図7】 ガイドレールのB−B断面図である。
【図8】 感光体ユニットの動作説明図である。
【図9】 画像形成装置の一例を示す図である。
【図10】 現像装置ユニットの一例を示す斜視図であ
る。
【図11】 現像装置ユニットの要部拡大図である。
【図12】 トラッキングロールの付勢方向を示す図で
ある。
【図13】 従来の画像形成装置の一例を示す図であ
る。 1…感光体、 3…中間転写ベルト、 11…クリーナ
装置、 12…駆動ロール、 47…BCR保持器、
63…フレーム、 50…位置決めピン、 58…前方
フレーム、 59…後方フレーム、 64…モータ、
71…ガイドフレーム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも像担持体としての感光体を含
    む感光体ユニットと、 前記感光体上に形成された静電潜像を現像するため、該
    感光体に対向配置された現像装置と、 画像形成装置の本体と、 前記感光体ユニットを画像形成時の位置を基準として前
    記現像装置に接近・離間させる第1経路、および前記第
    1経路につながって前記感光体ユニットをその軸方向に
    沿って案内する第2経路を形成する案内手段であって、
    前記感光体ユニットを前記本体に装着する際には前記第
    2経路および第1経路の順で感光体を案内するととも
    に、前記感光体ユニットを前記本体から取り外す際には
    前記第1経路および第2経路の順で感光体を案内するよ
    うに構成された案内手段とを具備したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記案内手段が、前記本体に設けられた
    ガイドレール、および該ガイドレールと摺動する前記感
    光体ユニットの一部分を含み、 前記ガイドレールおよび前記感光体ユニットの一部分に
    は、互いに係合して前記第1経路へ前記感光体ユニット
    の案内をするカム機構を形成していることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体ユニットおよび前記本体に
    は、互いに組となって画像形成時の該感光体ユニットの
    位置を規定する係合手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記感光体が前記感光体ユニットに回転
    自在に支持されているとともに、 前記係合手段が互いに係合して前記感光体ユニットが画
    像形成時の位置にセットされた状態で前記感光体の中心
    にモータ軸が結合されるように前記本体に配置された感
    光体駆動モータを具備したことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の経路が、前記感光体ユニット
    を画像形成時の位置から取り外し方向に変位させて前記
    モータ軸および前記感光体の結合が解除されたならば直
    ちに感光体ユニットが現像装置から離間する方向に立ち
    上がるように前記カム機構が設定されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像装置は複数色の現像器からなる
    現像器ユニットを構成しており、前記各現像器は感光体
    側に弾力的に付勢するばね手段を具備していることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記各現像器は現像ロールと、該現像ロ
    ールの両端に設けられたトラッキングロールとを具備
    し、 画像形成時には、前記現像ロールは前記トラッキングロ
    ールを介して前記感光体に対向するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ばね手段による前記各現像器の変位
    量を規制する規制手段を具備し、 前記第1経路の立上がりの量は、前記各現像器が最大の
    変位量で付勢されているときにも前記感光体が前記現像
    器と干渉しない位置まで退避するように設定されたこと
    を特徴とする請求項6または7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記感光体ユニットが、前記感光体表面
    のトナーを除去するクリーナ手段を具備していることを
    特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装
    置。
JP10039625A 1998-02-05 1998-02-05 画像形成装置 Pending JPH11224040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7242890B2 (en) 2004-05-24 2007-07-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device and process cartridge

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US7242890B2 (en) 2004-05-24 2007-07-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device and process cartridge

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