JPH11223418A - 冷却装置及びその製造方法並びにその飲料缶 - Google Patents

冷却装置及びその製造方法並びにその飲料缶

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JPH11223418A
JPH11223418A JP10333599A JP33359998A JPH11223418A JP H11223418 A JPH11223418 A JP H11223418A JP 10333599 A JP10333599 A JP 10333599A JP 33359998 A JP33359998 A JP 33359998A JP H11223418 A JPH11223418 A JP H11223418A
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JP
Japan
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cooling device
adsorbent
gas
container
cooling
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JP10333599A
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English (en)
Inventor
Michael Ernest Garrett
マイケル・アーネスト・ガレット
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BOC Group Ltd
Original Assignee
BOC Group Ltd
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Publication date
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B35/00Boiler-absorbers, i.e. boilers usable for absorption or adsorption
    • F25B35/04Boiler-absorbers, i.e. boilers usable for absorption or adsorption using a solid as sorbent
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B17/00Sorption machines, plants or systems, operating intermittently, e.g. absorption or adsorption type
    • F25B17/08Sorption machines, plants or systems, operating intermittently, e.g. absorption or adsorption type the absorbent or adsorbent being a solid, e.g. salt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D31/002Liquid coolers, e.g. beverage cooler

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着材からの気体の脱着に起因する温度低下
を使用して、飲料を冷却する型式の流体の冷却装置及び
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 容器4内の吸着材8からの気体の脱着を
利用して液体を冷却する、ビール又は清涼飲料の冷却装
置である。該冷却装置は、熱伝導性材料で形成され且つ
吸着材と直接的に熱接触し、容器壁とその内部の吸着材
との間にて熱伝導し得るようにされた複数の熱伝導要素
を備えている。これらの熱伝導要素は、使用時、協働し
て、吸着材からの脱着した気体を容器壁まで、従って、
容器から出る前に容器壁に沿って伝達し得るような形態
とされている。この冷却装置は、より効果的な熱伝導を
提供し、脱着した気体を容器壁まで且つ容器壁に沿って
流動させることにより、その脱着した気体の冷却能力を
完全に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体、特に、非限
定的に、缶入り又は瓶入りの飲料を冷却する装置に関す
る。より具体的には、本発明は、欧州特許第07525
64号に開示されたように、吸着材からの気体の脱着に
起因する温度低下を使用して、飲料を冷却する型式の流
体の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許第0752564号に開示され
た型式の流体を冷却する公知の装置において、冷却カー
トリッジは、冷却すべき流体と直接又は間接的の何れか
にて熱接触している(すなわち、該カートリッジは、流
体中に浸漬されるか又は流体容器の一部を形成するか若
しくは、容器壁に形成された凹所に嵌まるようにされる
か或いは容器の周りに嵌まり得るようにされている)。
このカートリッジは、圧力下にてある量の気体を受け入
れ且つ吸着する吸着材を保持する、密封した薄肉厚の容
器を備えている(薄肉厚であることは、熱伝導を促進す
る点で好ましい)。例えば、この吸着材は活性炭素であ
り、また、気体は二酸化炭素である。容器のシールを破
り且つ圧力を逃がすと、気体は脱着され、吸着材から気
体を脱着する吸熱過程が吸着材及び脱着した気体の温度
を低下させる。該カートリッジは流体と熱接触している
ため、この温度低下によって、熱は容器壁を通じて流体
から吸着材及びその内部の脱着した気体に伝導されるこ
とになり、このことが流体を冷却する働きをする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】殆どの吸着材は、熱エ
ネルギの不導体であることは公知である。例えば、活性
炭素は、非結晶材料として説明することができ、従っ
て、強く圧縮したときでさえ、熱伝導率は小さい。この
ことは、不利益なことである。その理由は、容器内にて
吸着材本体の中央部に対する吸着材への熱伝導が不良で
あることは、冷却速度を遅くし且つ/又はその中央の吸
着材の「冷却能力」を無駄にすることになるからであ
る。従って、吸着材の中央部と容器壁との間の熱伝導を
向上させる我々の同時係属の欧州特許第9730919
9.4号には、熱伝導手段の多数の実施の形態が開示さ
れている。
【0004】従来の装置に伴う更なる問題点は、脱着し
た気体が流れることに起因するものである。吸着材中に
吸着された気体の量を最大にする目的のため、吸着材は
著しく圧縮することが望ましい。しかしながら、このよ
うに圧縮するならば、吸着材の本体の多孔度が低下し、
このため、吸着材本体内部からの吸着速度を遅くするこ
ととなり、このことは、流体の冷却速度を遅くすること
につながる。第二に、脱着した気体の一部は、最寄りの
壁に隣接する吸着材から去って、次に、容器壁に沿って
出口弁まで流れるが、相当な部分も容器壁に接触するこ
となく、吸着材を透過して容器の出口弁まで流れて、こ
のため、(このようにして失われる、脱着した気体の)
著しい量の「冷却能力」が事実上「潜熱」として無駄に
なる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
点を解決するすることを目的とするものである。
【0006】従って、本発明は、冷却すべき流体と熱接
触するように配置される薄肉厚の容器であって、圧力下
にて、ある量の気体を受け入れ且つ吸着する吸着材を保
持する容器を備える、ある量の流体を冷却する冷却装置
を提供するものである。使用時、吸着材から気体を脱着
することにより吸着材及び脱着した気体の温度が低下
し、この温度低下が使用時に流体を冷却する効果があ
る。この冷却装置は、複数の熱伝導要素を備えている。
これらの熱伝導要素は、熱伝導性材料で出来ており且つ
吸着材と直接、熱接触し、また、容器壁とその内部の吸
着材との間にて熱を伝導し得るようにされいる。これら
の要素は、使用時に協働して、吸着材から脱着した気体
を容器壁まで、従って、容器から出る前に、容器壁に沿
って伝達し得るような形態とされている。
【0007】かかる配置は、冷却カートリッジの(実際
上、その製造上の)複雑さを殆ど増すことはないが、同
時に、吸着材と容器壁(熱伝導要素の各々が直接、接触
していることが好ましい)の間の熱伝導を良好にし、ま
た、脱着した気体と容器壁との間の熱伝導を良好にす
る。また、かかる配置は、脱着した気体が容器壁まで且
つ容器から出る前に、これらの容器壁に沿って流れるた
めの優先的な通路も提供する。従って、本発明の熱伝導
要素は、吸着時及び脱着時の双方にて気体が比較的自由
に流れるのを許容し得るように協働し、このため、冷却
過程を速め、また、カートリッジへの気体の「装填」速
度を増し、これにより、カートリッジの製造時間を短縮
することを可能にするものである。
【0008】略全ての熱伝導部材が同一の形状であるこ
とが好ましい。これらの熱伝導部材は、積み重ね体とし
て配置し、連続的な要素が、その積み重ね体の直前の要
素内にて少なくとも部分的に入り子式に入るような形態
とすることができる。かかる積み重ね体の場合、最上方
の要素(又は、入り子式に入る程度に対応して、複数の
要素)は、通常、僅かに異なる形状をしており、容器内
に取り付けるために積み重ね体の「頂部を除去」するこ
とができる。
【0009】特に、適した実施の形態において、熱伝導
要素は截頭円錐形であり、好ましくは、波形の縁部を有
しいる。これらの熱伝導要素は、カップケーキ(英国)
又はマフィン(米国又はカナダ)を焼くときに一般に使
用される紙ケースと形状及び形態が類似したものとな
る。
【0010】かかる要素は、勿論、通常、円形であり、
それ自体は、通常、円筒状である容器内にきちっと嵌ま
り得るようにしてある。かかる要素は、以下の方法にて
冷却カートリッジを製造するために使用される。第一
に、活性炭素粒子の層を空の容器内に入れ、次に、熱伝
導要素の「カップ」を容器内に滑り込ませる。「カッ
プ」が容器内に滑り込むと、波形の側部が折り重なり、
皺になる。次に、更なる炭素層をこの「カップ」内に配
置し、その後、更なる「カップ」を滑り込ませ、また、
別の炭素を入れる等々する。「カップ」の積み重ね体が
容器の頂部に達したとき、炭素の最後の層を過度に厚く
することを必要とせずに、また、最上部の「カップ」の
折り重ねた壁がカートリッジ容器の端縁の上方に突き出
ないように積み重ね体の「頂部を除去する」ため、より
短い「カップ」を追加する。最後に、容器内の積み重ね
体に圧力を加えて炭素を圧縮し、炭素の全体的な所望の
密度が得られるようにする。気体は、圧力下にて、吸着
のため容器内に入れ、容器を密封する。
【0011】脱着した気体が容器から出ることを可能に
する弁は、積み重ね体の頂部と隣接するように配置する
ことができ又はより好ましくは、積み重ね体の基部に配
置し、脱着した気体が容器壁に近接して流れる距離を最
大にし且つその容器壁との熱伝導を最適なものにする。
【0012】容器のシールを破って、吸着材に加わる圧
力を解放したとき、気体は脱着され、熱伝導要素の平坦
な部分に沿って流れる。このことは、比較的薄い炭素層
(好ましくは約5mm乃至10mm、より好ましくは約
8mmの厚さ)と容器壁との間に迅速な熱伝導経路を形
成する一方、隣接する「カップ」に折り重ね且つ皺状の
波形部分が協働して、脱着した気体が逃げるための通路
(従って、勿論、カートリッジの製造時に気体を吸着す
るための通路)を提供する。更に、脱着した気体は容器
の壁に隣接する要素の縁部に形成された圧着通路に沿っ
て流れるように制限される。従って、気体中への熱伝導
が促進され、その結果、流体に対する冷却効果が増す。
【0013】「カップ」形状の熱伝導要素について、理
想的な直径範囲、すなわち、縁部の高さのアスペクト比
は、約5:1乃至約5:4であることが分かった(この
比は、英国のカップケーキの場合、紙ケーキケースのア
スペクト比に等しく、また、英国の牛乳瓶頂部のアスペ
クト比にそれぞれ等しくなるようにすることを意図する
ものである)。
【0014】熱伝導要素は、アルミニウム又はその合金
のフォイルのような弾性的な熱伝導材料で出来ており、
アルミニウムフォイル(又はアルミニウムフォイルで出
来た物品)が家庭用で容易に利用可能な厚さ範囲(すな
わち、約0.25mm)であることが好ましい。
【0015】ある用途において、熱伝導要素の協働する
圧着縁部に加えて、通路手段を提供することが望まし
い。この通路手段は、例えば、より迅速な脱着を促進し
得るように容器の壁に沿って且つ容器の壁に隣接して脱
着した気体に対する優先的な経路を提供し得るようにさ
れたものである。かかる優先的な経路を形成するための
多数の方法が存在し、従って、通路手段を形成すること
のできる多数の形態があることが当業者に理解されよ
う。炭素及び熱伝導要素で充填する前に、容器の一側部
に沿って有孔又は多孔質の管を挿入することができる。
また、同様の挿入体を使用することもできるが、吸着材
及び「カップ」を容器に充填した後、その挿入体を引き
出して、容易に変形した積み重ね「カップ」の縁部に開
放した「通路」が残るようにする。容器壁に近くまで、
炭素及び熱伝導「カップ」の圧縮した質量体に穴を穿孔
することができる。または、容器は、該容器の長さに沿
って伸長する長手方向又はら旋状の膨れ部分を有する円
筒体として形成してもよい。
【0016】また、本発明は、かかる冷却機を備える飲
料の容器(瓶又は缶)、かかる冷却装置を製造する方法
の双方を対象とするものであるも理解されよう。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、一例として且つ添付図面を
参照しつつ、本発明による冷却装置の1つの実施の形態
に関して説明する。
【0018】図1に図示した(正確な縮尺ではない)流
体冷却装置のカートリッジ2は、炭素吸着材の層8が介
在する容器4内に積み重ねた多数のアルミニウム「カッ
プ」を保持する、円筒状の形状をした薄肉厚のアルミニ
ウム容器4を備えている。「カップ」6の各々(図2に
より明確に図示)は、円形の基部分10と、テーパー付
きの波形縁部12とを備えている。該「カップ」は、容
器4内にきちっと滑り込むように容器4に対して寸法が
設定されており、このため、「カップ」の各々の縁部1
2の波状部分は圧着される。このため、隣接し又は連続
する「カップ」の縁部は、協働して、気体が吸着材の層
8内に流れ且つ該層8から流れ出るための通路を提供す
る。「カップ」の各々の波形縁部12は、隣接する「カ
ップ」の縁部との間にて、また、縁部12の各々の端部
端縁と容器4の壁との間にて十分な表面接触状態を保つ
のに十分、弾性的である。
【0019】使用時、図1に図示したカートリッジ2
(明確化のため、部分的にのみ充填された状態で示して
ある)は、使用時、吸着材の層と熱伝導「カップ」の層
を交互に配置して成っている。このカートリッジは、圧
力下にてある量の気体を保持し且つ吸着材により吸着さ
れ、冷却すべき流体の容器(図示せず)と熱接触する状
態に配置される。流体を冷却するためには、吸着材に加
わる圧力を逃がし、これにより、吸着した気体を脱着す
ることを可能にし得るように弁(図示せず)を開放す
る。さもなければ、容器4の壁は破裂する。弁は積み重
ね体の頂部(すなわち、図1に図示した容器4の頂部)
に、又は積み重ね体の底部に配置することができる。脱
着した気体が容器4の壁と緊密に接触する状態で流れる
ことを要する距離が増し、これにより、その間の熱伝導
及び冷却効率を最適にする点にて、この後者の配置の方
がより好ましい。この脱着過程は吸熱過程であるため、
炭素吸着材及び脱着した二酸化炭素中にて顕著な温度低
下が生じる。熱は、容器4の壁及び熱伝導「カップ」を
介して流体から脱着した気体に、また、吸着材にも伝導
され、これにより、流体を冷却させる。脱着した気体
は、容器4の壁に向けて迅速に移動することができ、従
って、圧着した波形部分に形成された気体の通路に沿っ
て該容器壁と緊密に接触する状態にて移動するように制
限され、これにより、熱伝導を促進し、脱着過程による
冷却効果を完全に利用することができる。
【0020】従来の配置に優る顕著な機能上の利点を有
し、製造が簡単で且つ経済的である本発明による流体の
冷却装置のカートリッジの1つの実施の形態に関して説
明したが、具体化可能である幾つかの簡単な改変例が存
在することが当業者に理解されよう。例えば、図1に図
示した容器は円筒状で且つ円形の断面であるが、この断
面が円形以外の形状としてはならない理由はなにもな
く、実際上、容器の長さに沿って一定の形状とする必要
さえもない。更に、活性炭素以外の吸着材及び二酸化炭
素以外の気体を使用してもよい。また、該冷却装置は、
飲料容器の特殊な形状の凹所に解放可能に(すなわち、
飲料と直接熱接触しない状態に)嵌まるようにすること
ができ、又はこの冷却装置は飲料中に単に浸漬させる
(従って、飲料と直接的に熱接触する状態に)してもよ
い。熱伝導要素を「カップ」形状とする1つの実施の形
態を説明し且つ図示したが、これらの熱伝導要素は、半
球状、円錐形、箱形とし又は実際にこれらの要素を入り
子式の積み重ね体を形成することを可能にする任意の形
状とすることも同様に可能である。
【0021】図3に図示した冷却装置2′は、図1の冷
却装置と極めて類似しているが、熱伝導「カップ」6は
上下逆さになっている。すなわち、脱着した気体を排出
するための弁(図示せず)が容器の頂部にある状態にて
示してあり、脱着した気体は容器4の壁と緊密に接触す
る状態にて最大の距離に亙って流れ、これにより、冷却
中の熱伝導を最適なものにする。理解し得るように、図
4の冷却装置2′′内に単一の「カップ」6′を使用す
ることは、脱着した気体が弁手段10を介して出る前
に、容器4の壁と接触した状態にて流れる距離を最大に
まで長くするが、炭素吸着材8の本体の中心に対する気
体の脱着速度及び熱伝導速度を遅くするという不利益を
伴う。実際には、こうした不利益は、欧州特許第075
2564号に開示されたような気体通路手段及び/又は
熱伝導手段の提供(又は図4に図示した炭素吸着材の本
体の軸線に沿って配置された円筒状の熱伝導要素のよう
な)により対処することが可能であろう。
【0022】脱着した気体が出るため、また、吸着すべ
き気体が入るための独立的な弁手段を提供することも同
様に有利なことであろう。この「排出」弁は、積み重ね
体の底部に配置し、気体が容器から出る前に容器の壁と
緊密に接触して流れる距離を最大にする。「供給」弁
は、容器の他端に配置されて、気体が吸着される前に容
器壁と緊密に接触して流れる距離を最小にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体冷却装置のカートリッジの1
つの実施の形態を示す概略図的な部分断面図である。
【図2】図1の冷却装置の熱伝導「カップ」を示す概略
図である。
【図3】本発明による流体冷却装置のカートリッジの第
二の実施の形態を示す概略図である。
【図4】1つの熱伝導要素のみを有する流体の冷却装置
のカートリッジを示す概略図である。
【符号の説明】
2 冷却装置のカートリッジ 4 容器 6 カップ 8 炭素吸着材の層 10 カップの基部分 12 カップのテー
パー付き波形部分

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却すべき流体と熱接触するように配置
    されて、圧力下にて、ある量の気体を受け入れ且つ吸着
    する吸着材を保持する薄肉厚の容器を備える、ある量の
    流体を冷却する冷却装置であって、使用時、吸着材から
    気体を脱着することにより吸着材及び脱着した気体の温
    度が低下し、該温度低下が使用時に流体を冷却する効果
    がある、冷却装置において、 熱伝導性材料で出来ており且つ吸着材と直接、熱接触
    し、更に、容器壁とその内部の吸着材との間にて熱を伝
    導し得るようにされた複数の熱伝導要素を備え、 該熱伝導要素が、使用時に協働して吸着材から脱着した
    気体を容器壁へ且つ、容器から出る前に、該容器壁に沿
    って導くことを特徴とする、冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の冷却装置において、熱
    伝導要素が略全てが同一の形状である、冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の冷却装置
    において、熱伝導要素が積み重ね体中に配置され得るよ
    うな形態とされ、 連続的な要素が、積み重ね体中の直前の要素内に少なく
    とも部分的に入り子式に配置された、冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
    の冷却装置において、熱伝導要素が円錐形のテーパー付
    き縁部を有する略円形である、冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の冷却装置において、直
    径対縁部の高さのアスペクト比が約5:1乃至約5:4
    である、冷却装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の冷却装置
    において、縁部が波形である、冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6の何れかに記載の冷却装
    置において、熱伝導要素が隣接する要素間に吸着材の層
    がある状態にて積み重ねられ、前記層の厚さが5mm乃
    至10mmの範囲にあり、好ましくは約8mmの厚さで
    ある、冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の冷却装
    置において、脱着した気体が容器の壁に沿って且つ容器
    の壁に隣接して流れるための優先的な経路を提供し得る
    ようにされた通路手段を備える、冷却装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載の冷却装
    置において、熱伝導手段がアルミニウム又はその合金で
    形成されている、冷却装置。
  10. 【請求項10】 請求項3又は請求項4乃至9の何れか
    に記載の冷却装置において、脱着した気体が容器から出
    るための弁手段が提供され、該弁手段が、積み重ね体の
    基部に配置される、冷却装置。
  11. 【請求項11】 その内部の飲料を冷却すべく、請求項
    1乃至10に記載の冷却装置を備える飲料缶。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の飲料缶において、
    冷却装置が該飲料と直接的に熱接触している、飲料缶。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至10の何れかに記載の冷
    却装置の製造方法において、容器を充填する層状の積み
    重ね体を形成し得るように、吸着材及び熱伝導要素を薄
    肉厚の容器内に連続的に導入することと、吸着材を所定
    の密度まで圧縮し得るように積み重ね体に圧力を付与す
    ることと、容器を密封する前に、吸着材によって吸着さ
    れるように圧力下にて気体を供給することとを備える、
    冷却装置の製造方法。
JP10333599A 1997-11-26 1998-11-25 冷却装置及びその製造方法並びにその飲料缶 Withdrawn JPH11223418A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9724935.3A GB9724935D0 (en) 1997-11-26 1997-11-26 Fluid chilling apparatus
GB9724935.3 1997-11-26

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JPH11223418A true JPH11223418A (ja) 1999-08-17

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ID=10822638

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US (1) US6098417A (ja)
EP (1) EP0918198B1 (ja)
JP (1) JPH11223418A (ja)
AT (1) ATE248333T1 (ja)
AU (1) AU739127B2 (ja)
CA (1) CA2254165A1 (ja)
DE (1) DE69817506T2 (ja)
DK (1) DK0918198T3 (ja)
ES (1) ES2203896T3 (ja)
GB (1) GB9724935D0 (ja)
MY (1) MY118858A (ja)
NZ (1) NZ332901A (ja)
TW (1) TW396265B (ja)
ZA (1) ZA9810689B (ja)

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