JPH11223338A - バーナの異常判定装置 - Google Patents

バーナの異常判定装置

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JPH11223338A
JPH11223338A JP3958598A JP3958598A JPH11223338A JP H11223338 A JPH11223338 A JP H11223338A JP 3958598 A JP3958598 A JP 3958598A JP 3958598 A JP3958598 A JP 3958598A JP H11223338 A JPH11223338 A JP H11223338A
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pressure
burner
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duct
differential pressure
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Akinori Kawakami
昭典 川上
Takashi Morimatsu
隆史 森松
Tatsuki Kobayashi
立季 小林
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナの異常(詰まり)を早期に検出す
る。 【解決手段】 燃焼用空気が流通するダクト2内に絞り
部材5を設け、この絞り部材5の上流位置の圧力PA
前記絞り部材5のスロート部8の圧力PF とに基づい
て、両者の差圧ΔPが減少し、かつ、前記PA が増加し
たとき異常と判定する。バーナ1を付設した燃焼炉19
内の圧力PB と前記バーナ1のウインドボックス3内の
圧力PW とに基づいて、両者の差圧(PW −PB )が設
定値を越えたとき異常と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バーナにおい
て、ゴミ等の詰まりによる圧力損失の増大を検出するた
めの、異常判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予混合式ガスバーナには、多数のガス噴
出孔を有する平面状の保炎体を備えたものがある。この
ガス噴出孔から、燃焼用空気と燃料ガスとの予混合気を
噴出させて、燃焼させる構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記保炎体のガス噴出
孔は、直径1〜3mm程度の大きさであるので、燃焼用
空気に同伴されるゴミやホコリ等が詰まりやすい傾向が
ある。ガス噴出孔が詰まると、不完全燃焼を起こし、C
O等の有害排気物が大量に発生することになる。この発
明は、バーナの詰まりを早期に検出することができる、
バーナの異常判定装置を提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃焼用空気
が流通するダクト内に絞り部材を設け、この絞り部材の
上流位置の圧力PA と前記絞り部材のスロート部の圧力
F とに基づいて、両者の差圧ΔPが減少し、かつ、前
記PA が増加したとき異常と判定する判定器を備えたこ
とを第1の特徴としている。また、この発明は、バーナ
を付設した燃焼炉内の圧力PB と前記バーナのウインド
ボックス内の圧力PW とに基づいて、両者の差圧(PW
−PB )が設定値を越えたとき異常と判定する判定器を
備えたことを第2の特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明のバーナは、一端に送風
機、他端にバーナエレメントを設けたダクトを備える。
このダクト内を、前記送風機からの燃焼用空気が流通す
る。ダクト内の途中箇所に、スロート部を備えた絞り部
材を設ける。この絞り部材の上流位置の圧力PA と、絞
り部材のスロート部の圧力PF を検出する。これらの圧
力PAおよび圧力PF に基づいて、バーナの異常すなわ
ちバーナエレメントの詰まりを判定する。この判定は、
予め設定した判定条件にしたがって、判定器により判定
する。
【0006】バーナエレメントの詰まりが発生すると、
燃焼用空気の流量が減少するとともに、ダクト内の圧力
が上昇する。前記圧力PA と前記圧力PF との差圧ΔP
は、燃焼用空気流量の二乗に比例して変化する(燃焼用
空気流量が増加すると差圧ΔPも増加し、燃焼用空気流
量が減少すると差圧ΔPも減少する)ので、差圧ΔPお
よび圧力PA の変化を監視し、差圧ΔPが減少している
にもかかわらず圧力PA が増加しているとき異常と判定
する。異常と判定されたときは、その旨を報知手段によ
り管理者に知らせる。
【0007】また、この発明は、バーナを付設した燃焼
炉内の圧力PB と、バーナエレメントを包囲するように
設けたウインドボックス内の圧力PW とを検出する。こ
れらの圧力の差圧(PW −PB )は、バーナエレメント
における圧力損失に相当する。よって、この差圧(PW
−PB )に基づいて、バーナの異常すなわちバーナエレ
メントの詰まりを判定する。この判定は、予め設定した
判定条件にしたがって、判定器により判定する。すなわ
ち、差圧(PW −PB )が予め設定した値を越えたとき
異常と判定する。異常と判定されたときは、その旨を報
知手段により管理者に知らせる。
【0008】上述の、差圧ΔPおよび圧力PA に基づい
て異常を判定する構成と、差圧(PW −PB )に基づい
て異常を判定する構成は、それぞれ単独で用いることも
できるし、併用することもできる。併用する場合は、そ
れぞれの判定条件をOR条件またはAND条件で用い
る。
【0009】この発明によれば、バーナの異常すなわち
バーナエレメントの詰まりを早期にかつ確実に検出する
ことができ、バーナの不完全燃焼を未然に防止すること
ができる。また、差圧ΔP、圧力PA および差圧(PW
−PB )を常時監視することにより、バーナエレメント
の詰まりの進行状況を連続的に把握し、掃除あるいは交
換の時期を予測することもできる。そうすることによ
り、運転中のバーナを緊急に停止することなく、計画的
に掃除あるいは交換の作業を行うことができる。
【0010】この発明は、油バーナにもガスバーナにも
適用することができる。また、ガスバーナに適用する場
合は、予混合式のものおよび先混合式のものの両方に適
用可能である。
【0011】
【実施例】以下、この発明を予混合式ガスバーナに適用
した実施例について、図面に基づいて説明する。図1に
示すように、バーナ1は、筒状のダクト2の先端にウイ
ンドボックス3を接続し、このウインドボックス3の一
側面にバーナエレメント4を設けている。ダクト2の他
端には、燃焼用空気を送る送風機(図示省略)を設けて
あり、ダクト2内を燃焼用空気が流通する。バーナエレ
メント4は、その表面に多数の予混合気噴出孔を有し、
保炎体として作用する。なお、前記ダクト2と前記ウイ
ンドボックス3は、一体に構成することもできる。
【0012】ダクト2内の途中箇所に、略ベンチュリ形
状をした絞り部材5を設けている。この絞り部材5は、
対をなす相似形をした部材を対面させて配置することに
より構成し、絞り部材5とダクト2との間に一対のガス
室6,6を形成している。これらのガス室6,6は、適
宜の手段により連通させている(詳細図示省略)。絞り
部材5は、燃焼用空気の流れ方向上流側より、流路断面
積が漸次減少するノズル部7、流路断面積が略同一のス
ロート部8、流路断面積が漸次増加するディフューザ部
9を備えている。前記スロート部8に複数の燃料ガス噴
出孔10を穿設している。
【0013】前記ガス室6に、燃料ガス供給管11を接
続している。この燃料ガス供給管11に、燃料ガスの供
給・停止を制御する電磁弁12を設けている。
【0014】第1圧力検出器13により、ダクト2内に
おける絞り部材5の上流位置の圧力PA を検出する。第
2圧力検出器14により、絞り部材5のスロート部8の
圧力PF を検出する。これらの第1圧力検出器13およ
び第2圧力検出器14は、判定器15に接続してあり、
この判定器15により、前記圧力PA および前記圧力P
F の値に基づいて、バーナ1の異常すなわちバーナエレ
メント4の詰まりを判定する。異常と判定されたとき
は、その旨を報知手段16により管理者に知らせる。
【0015】バーナエレメント4の詰まりが発生する
と、燃焼用空気流量が減少するとともに、ダクト2内の
圧力が上昇する。前記圧力PA と前記圧力PF との差圧
ΔPは、燃焼用空気流量の二乗に比例して変化するの
で、差圧ΔPおよび圧力PA の変化を監視し、差圧ΔP
が減少しているにもかかわらず圧力PA が増加している
とき異常と判定する。
【0016】図2に、判定条件をフローチャートで示
す。まず、差圧ΔPの初期値からの減少率を設定値(例
えば20%)と比較する(S1)。差圧ΔPの減少率が
設定値を越えているときは、次のステップに移り、圧力
A の初期値からの増加率を設定値(例えば20%)と
比較する(S2)。圧力PA の増加率が設定値を越えて
いるときは、異常と判定し(S3)、その旨を報知する
(S4)。
【0017】前記バーナ1は、図1に示すように、ボイ
ラの缶体17に装着している。この缶体17は、矩形の
上部管寄せ(図示省略)および下部管寄せ18を備え、
これらの管寄せ間に燃焼炉19を形成し、この燃焼炉1
9に複数本の水管20を配置している。バーナ1は、水
管20に近接させて設けている。
【0018】第3圧力検出器21により、燃焼炉19内
の圧力PB を検出する。第4圧力検出器22により、ウ
インドボックス3内の圧力PW を検出する。これらの第
3圧力検出器21および第4圧力検出器22は、判定器
15に接続してあり、この判定器15により、前記圧力
B および前記圧力PW の値に基づいて、バーナ1の異
常すなわちバーナエレメント4の詰まりを判定する。異
常と判定されたときは、その旨を報知手段16により管
理者に知らせる。
【0019】バーナエレメント4の詰まりが発生する
と、バーナエレメント4における圧力損失も増大する。
したがって、圧力PB と圧力PW との差圧(PW
B )の変化を監視し、異常を判定する。
【0020】図3に、判定条件をフローチャートで示
す。差圧(PW −PB )の初期値からの増加率を設定値
(例えば20%)と比較する(S1)。差圧(PW −P
B )の増加率が設定値を越えているときは、異常と判定
し(S2)、その旨を報知する(S3)。増加率をみる
他に、差圧(PW −PB )が予め設定した閾値を越えた
かどうかにより、異常を判定することもできる。
【0021】上述の、差圧ΔPおよび圧力PA に基づく
判定条件と、差圧(PW −PB )に基づく判定条件は、
この実施例ではOR条件で用いる。
【0022】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であるの
で、バーナの異常(詰まり)を早期にかつ確実に検出す
ることができ、バーナの不完全燃焼を未然に防止するこ
とができる。また、差圧ΔP、圧力PA および差圧(P
W −PB )を常時監視することにより、バーナの詰まり
の進行状況を連続的に把握し、掃除あるいは交換の時期
を予測することもできる。そうすることにより、運転中
のバーナを緊急に停止することなく、計画的に掃除ある
いは交換の作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】この発明における実施例のフローチャートであ
る。
【図3】この発明における実施例のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 バーナ 2 ダクト 3 ウインドボックス 5 絞り部材 8 スロート部 15 判定器 19 燃焼炉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用空気が流通するダクト2内に絞り
    部材5を設け、この絞り部材5の上流位置の圧力PA
    前記絞り部材5のスロート部8の圧力PF とに基づい
    て、両者の差圧ΔPが減少し、かつ、前記PA が増加し
    たとき異常と判定する判定器15を備えたことを特徴と
    するバーナの異常判定装置。
  2. 【請求項2】 バーナ1を付設した燃焼炉19内の圧力
    B と前記バーナ1のウインドボックス3内の圧力PW
    とに基づいて、両者の差圧(PW −PB )が設定値を越
    えたとき異常と判定する判定器15を備えたことを特徴
    とするバーナの異常判定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231971A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 三浦工業株式会社 ボイラ
JP2015190646A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三浦工業株式会社 ボイラ

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JP2014231971A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 三浦工業株式会社 ボイラ
JP2015190646A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三浦工業株式会社 ボイラ

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