JPH11222829A - 津波反転型防潮堤 - Google Patents
津波反転型防潮堤Info
- Publication number
- JPH11222829A JPH11222829A JP10067588A JP6758898A JPH11222829A JP H11222829 A JPH11222829 A JP H11222829A JP 10067588 A JP10067588 A JP 10067588A JP 6758898 A JP6758898 A JP 6758898A JP H11222829 A JPH11222829 A JP H11222829A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tsunami
- tunami
- wave
- reversal
- water
- Prior art date
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- Pending
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
Landscapes
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、掛替えのない尊い人命、財産、文化
教育、人々の安らぎのある生活を、津波から守ると共に
産業発展の妨げになっている津波の恐怖を解消する為の
防潮堤の提供を目的とする。 【構成】津波反転装置１と、主力波消装置７とからなる
津波反転型防潮堤において、半円形の津波反転装置１の
中心点を基準とし、横向きに津波誘導板２を設け斜め上
向きに津波吹上誘導板３を設け、津波反転用橋脚６で固
定し津波反転装置１と津波誘導板２の空間を津波吸水口
４とし、津波反転装置１と津波吹上誘導板３の空間を津
波吹上口５とし、その前方に主力波消装置７を設け、そ
の上に補助波消装置８を設け、波消用橋脚９で固定した
ものである。
教育、人々の安らぎのある生活を、津波から守ると共に
産業発展の妨げになっている津波の恐怖を解消する為の
防潮堤の提供を目的とする。 【構成】津波反転装置１と、主力波消装置７とからなる
津波反転型防潮堤において、半円形の津波反転装置１の
中心点を基準とし、横向きに津波誘導板２を設け斜め上
向きに津波吹上誘導板３を設け、津波反転用橋脚６で固
定し津波反転装置１と津波誘導板２の空間を津波吸水口
４とし、津波反転装置１と津波吹上誘導板３の空間を津
波吹上口５とし、その前方に主力波消装置７を設け、そ
の上に補助波消装置８を設け、波消用橋脚９で固定した
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、掛替えのない尊い人
命、財産、文化教育、人々の安らぎのある生活を津波か
ら守ると共に、産業発展の妨げになっている津波の恐怖
を解消する為の防潮堤に関するものである。
命、財産、文化教育、人々の安らぎのある生活を津波か
ら守ると共に、産業発展の妨げになっている津波の恐怖
を解消する為の防潮堤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】津波は、波浪のうねりとちがい海底を進
むエネルギーであり時には、２波、３波と重なり想像を
絶する高さとなり恐るべき水流となる。津波は波ではな
くエネルギーである。したがって防ぐ事がでないと云わ
れている。現在の防波堤は、津波を塞き止めるだけの堤
防であり６メートル前後の波しか防ぐことしか出来ない
とされている。過去における、おもだった津波の被害状
況、波の高さをのべる。チリのコンセプシオン市は、１
５７０年、１６５７年、１７３０年、１７５１年と津波
に襲われ、その都度全滅したので都市全部を現在地に移
転した。しかしながら日本においては地理状況から都市
全部を移転することは不可能である。１６０５年慶長９
年、房総半島の南東沖、室戸岬沖のアベック地震による
津波は、徳島県海部町鞆ノ浦で大波７回、波の高さ１０
丈と云われ千葉県から鹿児島県まで大被害があった。死
者２５００人余り、伊勢の浦々で地震後数町沖まで潮が
引き、約２時間後津波が襲来魚貝をとっていた人々死
す。１７０７年宝永４年、宝永地震による津波は静岡
県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県、など被害が大
きく全体で死者５０００名以上と云われている。１７７
１年明和８年、明和八重山津波は沖縄県石垣島を襲い宮
良村は、２波、３波と重なり、巨大波となり島の深遠部
に達し、山を越え名蔵湾に注いだ。波の高さ８５．４メ
ートルに達する、溺死９２０９名、家屋流失約２１７
７。１８９６年明治２９年、明治三陸津波は岩手県三陸
町吉浜で津波の高さ２４メートル、綾里白浜で３８．２
メートル、死者２１７５３名流失倒壊家屋１０，３６
８、船舶流失破損６９３０。１９３３年昭和８年、昭和
三陸津波は岩手県綾里白浜で２８．７メートル岩泉町茂
師１７メートル、田野畑村明戸１６．９メートル、死者
行方不明者３０６４名、流失倒壊家屋５８５１、船舶流
失破損８０７８。以上の例から見ただけで、津波を塞き
止めるだけの防波堤では防げない事がわかる。なお文献
により、波の高さ、被害状況がかなり異なっている。
むエネルギーであり時には、２波、３波と重なり想像を
絶する高さとなり恐るべき水流となる。津波は波ではな
くエネルギーである。したがって防ぐ事がでないと云わ
れている。現在の防波堤は、津波を塞き止めるだけの堤
防であり６メートル前後の波しか防ぐことしか出来ない
とされている。過去における、おもだった津波の被害状
況、波の高さをのべる。チリのコンセプシオン市は、１
５７０年、１６５７年、１７３０年、１７５１年と津波
に襲われ、その都度全滅したので都市全部を現在地に移
転した。しかしながら日本においては地理状況から都市
全部を移転することは不可能である。１６０５年慶長９
年、房総半島の南東沖、室戸岬沖のアベック地震による
津波は、徳島県海部町鞆ノ浦で大波７回、波の高さ１０
丈と云われ千葉県から鹿児島県まで大被害があった。死
者２５００人余り、伊勢の浦々で地震後数町沖まで潮が
引き、約２時間後津波が襲来魚貝をとっていた人々死
す。１７０７年宝永４年、宝永地震による津波は静岡
県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県、など被害が大
きく全体で死者５０００名以上と云われている。１７７
１年明和８年、明和八重山津波は沖縄県石垣島を襲い宮
良村は、２波、３波と重なり、巨大波となり島の深遠部
に達し、山を越え名蔵湾に注いだ。波の高さ８５．４メ
ートルに達する、溺死９２０９名、家屋流失約２１７
７。１８９６年明治２９年、明治三陸津波は岩手県三陸
町吉浜で津波の高さ２４メートル、綾里白浜で３８．２
メートル、死者２１７５３名流失倒壊家屋１０，３６
８、船舶流失破損６９３０。１９３３年昭和８年、昭和
三陸津波は岩手県綾里白浜で２８．７メートル岩泉町茂
師１７メートル、田野畑村明戸１６．９メートル、死者
行方不明者３０６４名、流失倒壊家屋５８５１、船舶流
失破損８０７８。以上の例から見ただけで、津波を塞き
止めるだけの防波堤では防げない事がわかる。なお文献
により、波の高さ、被害状況がかなり異なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】地震学者の合い言葉
に、避けて通れぬ南海道地震と云われ、ほぼ百年周期に
やってくる。我が国は地震により出来た国であり、それ
にともなう津波も又避けて通れぬ国である。もしも大津
波に襲われたとすれば家屋、船舶はもとより、日夜受験
に明け暮れ受験に追われている学生、青少年、児童、教
育ざかりの子供をもつ父母なんの罪なき人々が水死人と
なり海中をさ迷い、海の藻屑と消えねばならないのか、
被害者の声にならない声、声なき声を聞き身につまされ
津波の反転を研究開発したものである。
に、避けて通れぬ南海道地震と云われ、ほぼ百年周期に
やってくる。我が国は地震により出来た国であり、それ
にともなう津波も又避けて通れぬ国である。もしも大津
波に襲われたとすれば家屋、船舶はもとより、日夜受験
に明け暮れ受験に追われている学生、青少年、児童、教
育ざかりの子供をもつ父母なんの罪なき人々が水死人と
なり海中をさ迷い、海の藻屑と消えねばならないのか、
被害者の声にならない声、声なき声を聞き身につまされ
津波の反転を研究開発したものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は津波反転型防潮
堤であって、上記問題を解決する為に、半円形の津波反
転装置１の中心点を基準とし、横向きに津波誘導板２を
設け、斜め上向きに津波吹上誘導板３を設け、津波反転
用橋脚６で固定し津波反転装置１と津波誘導板２の空間
を津波吸水口４とし、津波反転装置１と津波吹上誘導板
３の空間を津波吹上口５とし、その前方に主力波消装置
７を設け、その上に補助波消装置８を設け、波消用橋脚
９で固定した手段を講じたものである。
堤であって、上記問題を解決する為に、半円形の津波反
転装置１の中心点を基準とし、横向きに津波誘導板２を
設け、斜め上向きに津波吹上誘導板３を設け、津波反転
用橋脚６で固定し津波反転装置１と津波誘導板２の空間
を津波吸水口４とし、津波反転装置１と津波吹上誘導板
３の空間を津波吹上口５とし、その前方に主力波消装置
７を設け、その上に補助波消装置８を設け、波消用橋脚
９で固定した手段を講じたものである。
【０００５】
【作用】津波は、海底地震により地殻変動が生じ、海底
地形の隆起又は沈下により、その場所を中心として長波
が生まれ四方へ広がって行く、この津波の伝播がすゝみ
海岸に近づくと海が浅くなる為、波の前の部分が行き詰
まり遅くなる後ろの部分が追い付き、波長は短くなる。
波の前の部分に後ろの部分が乗っかゝり、乗り上げ高波
となる。しかしながら津波がいかに大きくても流体であ
る。流体ならば形を変えることが出来る。津波がエネル
ギーならばエネルギーには向きがある。向きを変えれば
津波による被害を無くすことが出来る。津波において岸
側の波の底部及び斜面を沖側の波の底部及び斜面より早
く流せば波長は長くなる。つまり波の高さが低くなる。
ベルヌーイの定理ベンチューリ管に基づくと、狭くなっ
た部分を広い部分と同じ一定時間に一定量の流体が通過
するならば、流体は、その速度を増加させねばならな
い。その時流体の圧力が低下する。ベルヌーイの定理に
基ずき円の弧の形をした主力波消装置７を沖側を高く、
岸側を低く設置しその上に補助波消装置８を設け、波消
装置を二段として揚力の発生を利用することにより、波
の力の向きが下向きとなり、津波の先端から吸い込まれ
速度を増すいとが出来る。この作用により津波の波高が
急に低くなる。主力波消装置７を通過する事により波の
うねりが、平面の水流に変わり、補助波消装置８の上を
越える高い波は、補助波消装置８の上を通過することに
より波は切断される事になり波を押し進めるエネルギー
が断ち切られ、岸側に落下し主力波消装置７及び補助波
消装置８の下を通過する流れに吸収される。平面の水流
となった波は津波吸水口４え進み、津波反転装置１によ
り反転され津波吹上口５から空中に吹上られエネルギー
を消失し沖合に落下する。
地形の隆起又は沈下により、その場所を中心として長波
が生まれ四方へ広がって行く、この津波の伝播がすゝみ
海岸に近づくと海が浅くなる為、波の前の部分が行き詰
まり遅くなる後ろの部分が追い付き、波長は短くなる。
波の前の部分に後ろの部分が乗っかゝり、乗り上げ高波
となる。しかしながら津波がいかに大きくても流体であ
る。流体ならば形を変えることが出来る。津波がエネル
ギーならばエネルギーには向きがある。向きを変えれば
津波による被害を無くすことが出来る。津波において岸
側の波の底部及び斜面を沖側の波の底部及び斜面より早
く流せば波長は長くなる。つまり波の高さが低くなる。
ベルヌーイの定理ベンチューリ管に基づくと、狭くなっ
た部分を広い部分と同じ一定時間に一定量の流体が通過
するならば、流体は、その速度を増加させねばならな
い。その時流体の圧力が低下する。ベルヌーイの定理に
基ずき円の弧の形をした主力波消装置７を沖側を高く、
岸側を低く設置しその上に補助波消装置８を設け、波消
装置を二段として揚力の発生を利用することにより、波
の力の向きが下向きとなり、津波の先端から吸い込まれ
速度を増すいとが出来る。この作用により津波の波高が
急に低くなる。主力波消装置７を通過する事により波の
うねりが、平面の水流に変わり、補助波消装置８の上を
越える高い波は、補助波消装置８の上を通過することに
より波は切断される事になり波を押し進めるエネルギー
が断ち切られ、岸側に落下し主力波消装置７及び補助波
消装置８の下を通過する流れに吸収される。平面の水流
となった波は津波吸水口４え進み、津波反転装置１によ
り反転され津波吹上口５から空中に吹上られエネルギー
を消失し沖合に落下する。
【０００６】
【実施例】長さ３ｍ６０ｃｍ、巾４５ｃｍ、高さ６０ｃ
ｍの水槽で水位２５ｃｍ、波の流れは、右端から左向き
の流れとする実験による結果を述べる。第一実施例 水
槽の左端に津波反転装置１、津波誘導板２、津波吹上誘
導板３を津波反転用橋脚６で固定その前方に主力波消装
置７を臨界迎角の勾配を取り、主力波消装置７の上部を
水位から出しその上に補助波消装置８を３０°の勾配を
取り波消用橋脚９で固定し、右端から左向きに波の全振
幅を３０ｃｍの条件によると、主力波消装置７の下を通
過する波はスムーズな流れとなり補助波消装置８の下を
通過する波は入り口が大きく出口を絞っている為、流れ
が急となり補助波消装置８の後方で渦巻きが出来、早い
流れと入り乱れ複雑な流れとなり波のうねりは消えて平
面の流れとなり津波吸水口４え進み津波反転装置１によ
り反転され、津波吹上口５から空中に吹上られた。第二
実施例 水槽の左端に津波反転装置１、津波誘導板２、
津波吹上誘導板３を津波反転用橋脚６で固定しその前方
に主力波消装置７を３０°の勾配を取り、主力波消装置
７の２分の１を水中に入れ２分の１を水位から出して波
消用橋脚９で固定し右端から左向きに波の全振幅を３０
ｃｍの条件による結果を述べる。主力波消装置７の下を
通過する波は、主力波消装置７の後方斜め下で流れが早
くなり渦巻きが出来る。主力波消装置７の上を通過する
波は後方へ落下する。うねりは消えて平面の流れとなり
津波吸水口４え進み、津波反転装置１により反転され、
津波吹上口５から空中に吹上られた。但し、二段の波消
装置より処理能力は低下する。第三実施例 水槽の左端
に津波反転装置１、津波誘導板２、津波吹上誘導板３を
津波反転用橋脚６で固定し右端から左向きに波の全振幅
を３０ｃｍの条件による結果を述べる。波消装置がない
ため、波の底部うから斜面えと津波吸水口４え浸入する
為、波のエネルギーがストレートに加わる為津波吹上口
５から吹き出す水量は凄まじいく、空中高々と吹上る。
第四実施例 洗面器に２分の１の水を入れ中心点に水道
水を垂直に注ぐと、水道水の持つエネルギーにより水は
下に進み、洗面器の底を円形に広がり洗面器の壁に添っ
て上に向って昇りドーナツ形となり中心点に流れ込む、
この性質から水槽の左壁の前に主力波消装置７を３０°
の勾配を取り２分の１を水中に入れ２分の１を水位から
出し、右端から左向きに波の全振幅を３０ｃｍの条件に
よる結果を述べる。但しこの実験では津波反転装置１は
使用しない。主力波消装置７の下を通過する波は、主力
波消装置７の後方斜め下で流れが速くなり上下運動の大
きな渦巻きとなる。なお主力波消装置７の上を通過する
波は主力波消装置７の後方へ落下し、うねりは消えて平
面な水流となる。この水流は水槽の壁に添って上に昇り
水位より１０ｃｍ前後盛り上がる。左端が水槽の壁の為
右向きに渦巻きとなり右方向に流れが始まる。この流れ
は段波となり、うねりがなく先端だけが渦巻きとなり段
がついたまゝ流れる。なおこの水槽において装置を使わ
ず波の全振幅を３０ｃｍとし右端から左壁にぶつければ
波の遡上高は１ｍを越え、しぶきは２ｍも上がる第五実
施例 水槽の左壁の前に主力波消装置７を３０°の勾配
をとり２分の１を水中に入れ、２分の１を水位から出し
右端から左向きに波の全振幅を１０ｃｍの条件による結
果をのべる。但しこの実験では津波反転装置１は使用し
ない。主力波消装置７の下を通過する波が早まると、主
力波消装置７の手前で波頭は消えてしまう。主力波消装
置７の後方では水流の膨らみが出来き右向きに流れさ
る。なお津波反転型防潮堤の材質は鉄筋コンクリートが
適す。
ｍの水槽で水位２５ｃｍ、波の流れは、右端から左向き
の流れとする実験による結果を述べる。第一実施例 水
槽の左端に津波反転装置１、津波誘導板２、津波吹上誘
導板３を津波反転用橋脚６で固定その前方に主力波消装
置７を臨界迎角の勾配を取り、主力波消装置７の上部を
水位から出しその上に補助波消装置８を３０°の勾配を
取り波消用橋脚９で固定し、右端から左向きに波の全振
幅を３０ｃｍの条件によると、主力波消装置７の下を通
過する波はスムーズな流れとなり補助波消装置８の下を
通過する波は入り口が大きく出口を絞っている為、流れ
が急となり補助波消装置８の後方で渦巻きが出来、早い
流れと入り乱れ複雑な流れとなり波のうねりは消えて平
面の流れとなり津波吸水口４え進み津波反転装置１によ
り反転され、津波吹上口５から空中に吹上られた。第二
実施例 水槽の左端に津波反転装置１、津波誘導板２、
津波吹上誘導板３を津波反転用橋脚６で固定しその前方
に主力波消装置７を３０°の勾配を取り、主力波消装置
７の２分の１を水中に入れ２分の１を水位から出して波
消用橋脚９で固定し右端から左向きに波の全振幅を３０
ｃｍの条件による結果を述べる。主力波消装置７の下を
通過する波は、主力波消装置７の後方斜め下で流れが早
くなり渦巻きが出来る。主力波消装置７の上を通過する
波は後方へ落下する。うねりは消えて平面の流れとなり
津波吸水口４え進み、津波反転装置１により反転され、
津波吹上口５から空中に吹上られた。但し、二段の波消
装置より処理能力は低下する。第三実施例 水槽の左端
に津波反転装置１、津波誘導板２、津波吹上誘導板３を
津波反転用橋脚６で固定し右端から左向きに波の全振幅
を３０ｃｍの条件による結果を述べる。波消装置がない
ため、波の底部うから斜面えと津波吸水口４え浸入する
為、波のエネルギーがストレートに加わる為津波吹上口
５から吹き出す水量は凄まじいく、空中高々と吹上る。
第四実施例 洗面器に２分の１の水を入れ中心点に水道
水を垂直に注ぐと、水道水の持つエネルギーにより水は
下に進み、洗面器の底を円形に広がり洗面器の壁に添っ
て上に向って昇りドーナツ形となり中心点に流れ込む、
この性質から水槽の左壁の前に主力波消装置７を３０°
の勾配を取り２分の１を水中に入れ２分の１を水位から
出し、右端から左向きに波の全振幅を３０ｃｍの条件に
よる結果を述べる。但しこの実験では津波反転装置１は
使用しない。主力波消装置７の下を通過する波は、主力
波消装置７の後方斜め下で流れが速くなり上下運動の大
きな渦巻きとなる。なお主力波消装置７の上を通過する
波は主力波消装置７の後方へ落下し、うねりは消えて平
面な水流となる。この水流は水槽の壁に添って上に昇り
水位より１０ｃｍ前後盛り上がる。左端が水槽の壁の為
右向きに渦巻きとなり右方向に流れが始まる。この流れ
は段波となり、うねりがなく先端だけが渦巻きとなり段
がついたまゝ流れる。なおこの水槽において装置を使わ
ず波の全振幅を３０ｃｍとし右端から左壁にぶつければ
波の遡上高は１ｍを越え、しぶきは２ｍも上がる第五実
施例 水槽の左壁の前に主力波消装置７を３０°の勾配
をとり２分の１を水中に入れ、２分の１を水位から出し
右端から左向きに波の全振幅を１０ｃｍの条件による結
果をのべる。但しこの実験では津波反転装置１は使用し
ない。主力波消装置７の下を通過する波が早まると、主
力波消装置７の手前で波頭は消えてしまう。主力波消装
置７の後方では水流の膨らみが出来き右向きに流れさ
る。なお津波反転型防潮堤の材質は鉄筋コンクリートが
適す。
【０００７】
【発明の効果】以上の実験により主力波消装置７及び補
助波消装置８により津波の巨大波も平面な水流となり、
津波反転装置１により流れの向きを変える事が出来た。
助波消装置８により津波の巨大波も平面な水流となり、
津波反転装置１により流れの向きを変える事が出来た。
【図１】本発明の第一実施例の主力波消装置、補助波消
装置の立体図である。
装置の立体図である。
【図２】本発明の第二実施例の主力波消装置、補助波消
装置のＡ−Ａ断面図である。
装置のＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明の第一、二、三、実施例の津波反転装置
の立体図である。
の立体図である。
【図４】本発明の第一、二、三、実施例の津波反転装置
のＢ−Ｂ断面図である。
のＢ−Ｂ断面図である。
１、津波反転装置 ２、津波誘導板 ３、津波吹上誘導板 ４、津波吸水口 ５、津波吹上口 ６、津波反転用橋脚 ７、主力波消装置 ８、補助波消装置 ９、波消用橋脚
Claims (1)
- 【請求項１】津波反転装置（１）と、主力波消装置
（７）とからなる津波反転型防潮堤において、半円形の
津波反転装置（１）の中心点を基準とし、横向きに津波
誘導板（２）を設け、斜め上向きに津波吹上誘導板
（３）設け、津波反転用橋脚（６）で固定し津波反転装
置（１）と津波吹上誘導板（２）の空間を津波吸水口
（４）とし津波反転装置（１）と津波吹上誘導板（３）
の空間を津波吹上口（５）とし、その前方に主力波消装
置（７）を設け、その上に補助波消装置（８）を設け、
波消用橋脚（９）で固定した。津波反転型防潮堤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10067588A JPH11222829A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 津波反転型防潮堤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10067588A JPH11222829A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 津波反転型防潮堤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11222829A true JPH11222829A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=13349236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10067588A Pending JPH11222829A (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 津波反転型防潮堤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11222829A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190259A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 消波型ケーソン、および消波型ケーソンに用いるパラペット |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP10067588A patent/JPH11222829A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008190259A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 消波型ケーソン、および消波型ケーソンに用いるパラペット |
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