JPH11222826A - 融雪方法と装置 - Google Patents

融雪方法と装置

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JPH11222826A
JPH11222826A JP4288498A JP4288498A JPH11222826A JP H11222826 A JPH11222826 A JP H11222826A JP 4288498 A JP4288498 A JP 4288498A JP 4288498 A JP4288498 A JP 4288498A JP H11222826 A JPH11222826 A JP H11222826A
Authority
JP
Japan
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snow
time
pump
snowfall
snow melting
Prior art date
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Pending
Application number
JP4288498A
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English (en)
Inventor
Keijirou Koshiba
慧次郎 小柴
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HEATEC KK
Original Assignee
HEATEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水資源の無駄をなくすとともに信頼性が高くし
かも比較的低廉に実施できる、散水融雪方法と装置を提
供する。 【解決手段】降雪度合いを複数段階に分類し、各段階毎
に、散水用駆動ポンプの動作時間及び休止時間と動作時
間との比による稼働割合を決めてある。同じ降雪度合い
であっても、昼間と夜間とで稼働割合は個別に設定され
る。この設定制御回路からの信号によって適切な稼働割
合で駆動ポンプを間欠稼働させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散水によって融雪
を行うための改良された方法と装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来の融雪方法としては、積雪箇所に地下
水などを継続的に散布して雪を解かす方法が一般的であ
る。散水の開始と停止は、通常、降雪の有無により駆動
ポンプのスイッチを手動でON・OFFして行う。散水
用駆動ポンプの運転を、降雪状態を検知するセンサから
の出力信号に基づいて自動制御する技術も数多く提案さ
れている。こうしたセンサは、感知板で降雪状態を電気
的に検知し、あるいは補足した雪を解かしてその水分量
を検出するなどしてポンプの運転を自動的に制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】散水装置を利用する融
雪方法のうち、手動で散水駆動ポンプをON・OFFす
るものは、OFF操作するまで融雪水が放出され、しか
も積雪状態のいかんに拘わらずOFFされるまでの間等
量の融雪水が放出されるので、水資源の無駄を招き易
い。特に地下水を利用する場合には、地盤沈下の原因と
なる。
【0004】センサを用いて自動制御する方法の場合、
その殆どが刻々と変化する降雪状態を検知するものであ
るために、同じ降雪状況であるのにある箇所では散水さ
れ、他の箇所では散水されないといった事態を生じがち
で信頼性に乏しい。また自動制御を正確に行おうとする
あまり、これを実施する装置が高価になりがちである。
雪を解かす場合にはヒータが必要となり、その分電気代
が嵩む。
【0005】本発明の目的は、水資源の無駄を可及的に
なくすことのできる融雪方法と装置を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、信頼性が高く、しかも比較
的低廉に実施することのできる融雪方法と装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は上記した目的を
達成するために次の構成を備える。すなわち、本発明方
法は、融雪用散水装置の駆動ポンプを、同ポンプの動作
時間と休止時間を設定可能な制御手段によって降雪度合
いに基づいて連続的もしくは間欠的に稼働させることに
より、散水状態と休止状態とに時間制御するようにし
た。制御手段には、降雪度合いを複数段階に分類し、前
記駆動ポンプの動作時間及び休止時間と動作時間との比
による稼働割合を各段階毎に同一もしくは異ならせるよ
う設定した制御回路を含み、この制御回路への上記降雪
度合いの段階値に応じた信号入力により、対応する稼働
割合が選択されて、駆動ポンプを当該稼働割合による散
水状態と休止状態とに制御すると良い。また、積雪高さ
が設定値以上になったときに第一の出力信号を発し、第
一の出力信号を発した後、積雪高さが設定値以下になっ
たときに第二の出力信号を発する積雪センサを屋外に配
設し、この積雪センサからの上記第一の出力信号が前記
制御手段に入力したときに駆動ポンプを間欠稼働させ、
第二の出力信号が制御手段に入力したときに駆動ポンプ
を停止させるものであっても良い。
【0007】さらに、制御回路において、降雪度合いの
段階毎に、昼間と夜間とで前記稼働割合がそれぞれ個別
に設定され、同じ降雪度合い段階のときに夜間の方が昼
間よりも稼働割合が大きく設定されているのが望まし
い。また、降雪度合いに対応する稼働割合は、降雪度合
いが弱くなるにつれポンプ動作時間が短くなるように、
また、最も弱い降雪度合いでのポンプ休止時間が予め確
認された最大基準休止時間よりも大きくなるように設定
することもできる。この場合、最大基準休止時間は25
分程度であることが望ましい。
【0008】本発明装置は、融雪用散水手段と、この融
雪用散水手段の駆動ポンプと、この駆動ポンプを稼働、
停止させる制御手段とを備える。そして、制御手段は、
駆動ポンプを間欠的に稼働させるために同ポンプの稼働
時の動作時間と休止時間を設定可能な制御回路を有して
いる。上記制御手段は、降雪度合いを複数段階に分類
し、駆動ポンプの動作時間及び休止時間と動作時間との
比による稼働割合を各段階毎に異ならせるよう設定した
制御回路を含むものでも良い。そして、この制御回路
は、上記降雪度合いの段階値に応じた信号が入力される
ことで、対応する稼働割合が選択され、駆動ポンプを当
該稼働割合による散水状態と休止状態とに制御する。
【0009】また、別の本発明装置は、融雪用散水手段
と、この融雪用散水手段の駆動ポンプと、この駆動ポン
プを稼働、停止させる制御手段と、積雪高さが設定値以
上になったときに第一の出力信号を発し、第一の出力信
号を発した後、積雪高さが設定値以下になったときに第
二の出力信号を発する積雪センサとを備える。上記制御
手段は、積雪センサからの第一の出力信号が入力された
ときに前記駆動ポンプを間欠的に稼働させ、第二の出力
信号が入力されたときに駆動ポンプを停止させる制御回
路であって、駆動ポンプの間欠稼働時における駆動ポン
プの動作時間と休止時間を設定可能な制御回路を有して
いる。
【0010】
【実施の最良の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳説する。図1は本発明の一実施例に係る方法
を示すブロック図で、図中符号1は散水装置で、公知の
装置と同様に融雪域に敷設される散水管2とこの散水管
2に地下水を汲み上げて供給する駆動ポンプ3とから成
る。
【0011】4は駆動ポンプの制御部で、この制御部4
は、駆動ポンプ3を稼働時において動作状態と休止状態
に交互に繰り返して間欠駆動させるタイマー回路から成
る。タイマー回路には、降雪度合いを複数段階に分類
し、各段階毎にポンプの動作時間と休止時間との比によ
る稼働割合を割振り設定してある。稼働割合の一例を表
1に示す。
【表1】 稼働割合(%) 100 80 75 65 50 35 25 20 動作時間(分) ∞ 40 30 26 25 12 8 6 休止時間(分) 0 10 10 14 20 22 24 24
【0012】この表1は、稼働割合が100のときポン
プは連続動作され、80のとき40分動作の後10分休
止を行い、75のとき30分動作の後10分休止し、以
下63から20についても表示時間毎の動作と休止を行
うことを示している。稼働割合が50より低下した場合
には、動作時間と休止時間とが逆転し、休止時間の方が
長くなる。24分を休止時間の最大値としたのは、積雪
地では降雪度合いが最も弱い(降雪量の少ない)時間帯
であっても、一般に、25分を経過すると、積雪開始の
危険性を伴うからである。
【0013】上記稼働割合をもとに、降雪度合いを例え
ば強雪、中雪、弱雪、微雪の4段階としたときと、これ
に豪雪と小雪を加えて6段階としたときの、各段階の稼
働割合を割振り設定したものを表2と表3に示す。な
お、両表において、昼間と夜間とでは融雪状況に違いが
あるため、降雪度合いが同じ段階であっても稼働割合を
夜間の方が昼間よりも大きく(動作時間を長く)設定し
てある。
【表2】
【表3】
【0014】例えば表1の稼働割合に基づいて表2の割
り当てを行った回路では、強雪時には昼間と夜間を通じ
ポンプは休止されることなく連続的に動作され、中雪時
には昼間の場合、30分動作10分休止の間欠稼働を繰
り返す。積雪状況は地域によって様々であるため、降雪
度合いの段階分けは回路設計にによって種々対応され
る。また、表1に示した稼働割合は、望ましい一例を示
したもので、これに拘束されることなくさらに細分化あ
るいは時間割当て可能である。
【0015】したがって、表2や表3の降雪度合いの段
階設定が行われた場合、現場の状況にあった降雪度合い
を選択してこれを制御部に入力すると(具体的には降雪
度合いを示す表示パネルやボタンを押す)、対応する稼
働割合が選択されてその信号を駆動ポンプに出力し、稼
働をタイマー制御する。なお、フォトマイクロセンサや
24時間タイマーを用いると、光量や到達時刻を判定し
てその信号を出力することで、昼夜間での稼働割合の変
化に自動対応できる。また、上記した実施例では、降雪
度合いを複数段階に分け、この段階毎に割り振られた稼
働割合に基づいて駆動ポンプを制御したが、連続稼働
と、所定稼働割合の間欠稼働とを行うものであっても良
い。間欠稼働の場合に、作動時間と休止時間を使用者が
任意に設定できる補助タイマー回路を上記制御部に組み
込むこともできる。
【0016】5は積雪検知センサで、屋外の融雪箇所
(散水管からの散水によって融雪を必要とする箇所)に
配置され、当該箇所の積雪が所定の高さに達しているか
どうかを検知する。具体的構造を図2に示す。51はケ
ーシング前板5aの所定高さ位置、すなわち融雪を必要
とする積雪高さ位置に固定された光電センサである。光
電センサ51は、反射型のものが望ましく、感度調整に
より雪のみ(雨などを除く)を検知する。光電センサの
設置高さは、融雪面(地面または屋根面)から約3.5
cm程度の位置にするのが望ましい。光電センサからの
光は、例えば約45度の開き角の扇状でかつ地面あるい
は屋根勾配と平行に発せられ、15cmから20cmの
距離を監視する。光電センサは必要に応じて高さ位置を
調節可能になるように取付けても良い。
【0017】また、ケーシング内には光電センサ51か
らの信号を増幅するアンプ52と端子盤53が内蔵され
ている。5bはケーシングフードで、その前後端がケー
シング前板5aと背板5cの上端及び両側端から飛び出
すようにして取付けられている。54は本センサからの
信号を前記制御部に送るケーブルである。積雪検知セン
サを取外し可能とするためにケーブルは制御部に着脱自
在に接続されている。
【0018】雪が光電センサの高さ位置まで積もると、
反射受光により積雪を検知した光電センサがアンプ52
と制御盤53を介して制御部4に第一の信号を出力す
る。制御部はこの第一の信号入力によって、駆動ポンプ
を間欠駆動させる。散水によって融雪がすすみ、積雪高
さが減少して光電センサ位置より低下すると、積雪検知
センサから第二の信号が発せられ、制御部に設けた遅延
タイマを介して所定時間後に駆動ポンプが停止する。遅
延タイマは可変に時間設定でき、設定時間中のポンプ駆
動によって光電センサより下方の雪を融雪する。したが
って、光電センサを上記したように3.5cmの高さ位
置に固定したときは、この高さを基準として融雪装置が
自動的に稼働、停止される。積雪検知センサは、融雪装
置一基について複数設け、いずれか一つの積雪検知セン
サからの信号入力により、上記した動作を行わせるよう
にしても良い。
【0019】
【発明の効果】 本発明によれば、降雪度合いに基づいて
ポンプを連続的もしくは間欠的に稼働させて散水状態と
休止状態とに時間制御するので、連続的な散水のみを行
っていた従来法に比べ、水資源の無駄を極力排除でき
る。また、降雪度合いに基づいて予め設定した稼働割合
でポンプを間欠稼働させる発明によれば、更に適切な水
消費管理を行うことができる。しかも、同じ降雪度合い
について夜間と昼間とで稼働割合を異ならせることによ
り、全日を通じて降雪状況や融雪環境に応じた融雪を適
切に行うことができる。また、降雪センサを用いないで
ポンプの稼働を時間制御するために、比較的に低廉であ
りながら確実に融雪を行うことができる。更に、積雪セ
ンサを併用することで、ポンプ稼働を自動的に制御する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る方法を示すブロック
図。
【図2】同方法を実施するために仕様される積雪検知セ
ンサの断面図。
【符号の説明】
1・・・・・・散水装置 2・・・・・・駆動ポンプ 3・・・・・・散水管 4・・・・・・制御部 5・・・・・・積雪検知センサ 51・・・・・光電センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融雪用散水装置の駆動ポンプを、同ポンプ
    の動作時間と休止時間を設定可能な制御手段によって降
    雪度合いに基づいて連続的もしくは間欠的に稼働させる
    ことにより、散水状態と休止状態とに時間制御する、 ことを特徴とする融雪方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の融雪方法において、 上記制御手段は、降雪度合いを複数段階に分類し、前記
    駆動ポンプの動作時間及び休止時間と動作時間との比に
    よる稼働割合を各段階毎に同一もしくは異ならせるよう
    設定した制御回路を有し、 この制御回路への上記降雪度合いの段階値に応じた信号
    入力により、対応する稼働割合が選択されて、駆動ポン
    プを当該稼働割合による散水状態と休止状態とに制御す
    る、 ことを特徴とする融雪方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の融雪方法において、 積雪高さが設定値以上になったときに第一の出力信号を
    発し、第一の出力信号を発した後、積雪高さが設定値以
    下になったときに第二の出力信号を発する積雪センサを
    屋外に配設し、 この積雪センサからの上記第一の出力信号が前記制御手
    段に入力したときに前記駆動ポンプを間欠稼働させ、上
    記第二の出力信号が制御手段に入力したときに駆動ポン
    プを停止させる、 ことを特徴とする融雪方法。
  4. 【請求項4】前記制御回路は、前記した降雪度合いの段
    階毎に、前記稼働割合を昼間と夜間とでそれぞれ個別に
    設定され、同じ降雪度合い段階のときに夜間の方が昼間
    よりも稼働割合が大きく設定されている、 請求項2記載の融雪方法。
  5. 【請求項5】前記降雪度合いに対応する稼働割合は、降
    雪度合いが弱くなるにつれポンプ動作時間が順次短くな
    り、また、最も弱い降雪度合いでのポンプ休止時間が予
    め確認された最大基準休止時間よりも大きく設定されて
    いる、 請求項2もしくは4のいずれかに記載の融雪方法。
  6. 【請求項6】前記最大基準休止時間が25分である、 請求項5記載の融雪方法。
  7. 【請求項7】前記積雪センサが光電センサである、 請求項3記載の融雪方法。
  8. 【請求項8】融雪用散水手段と、この融雪用散水手段の
    駆動ポンプと、この駆動ポンプを稼働、停止させる制御
    手段とを備え、 上記制御手段は、駆動ポンプを間欠的に稼働させるため
    に同ポンプの稼働時の動作時間と休止時間を設定可能な
    制御回路を有している、 ことを特徴とする融雪装置。
  9. 【請求項9】融雪用散水手段と、この融雪用散水手段の
    駆動ポンプと、この駆動ポンプを稼働、停止させる制御
    手段とを備え、 前記制御手段は、降雪度合いを複数段階に分類し、前記
    駆動ポンプの動作時間及び休止時間と動作時間との比に
    よる稼働割合を各段階毎に異ならせるよう設定した制御
    回路を有し、この制御回路への上記降雪度合いの段階値
    に応じた信号入力により、対応する稼働割合を選択し
    て、駆動ポンプを当該稼働割合による散水状態と休止状
    態とに制御するものである、 ことを特徴とする融雪装置。
  10. 【請求項10】融雪用散水手段と、 この融雪用散水手段の駆動ポンプと、 この駆動ポンプを稼働、停止させる制御手段と、 積雪高さが設定値以上になったときに第一の出力信号を
    発し、第一の出力信号を発した後、積雪高さが設定値以
    下になったときに第二の出力信号を発する積雪センサと
    を備え、 上記制御手段は、上記積雪センサからの第一の出力信号
    が入力されたときに前記駆動ポンプを間欠的に稼働さ
    せ、第二の出力信号が入力されたときに駆動ポンプを停
    止させる制御回路であって、駆動ポンプの間欠稼働時に
    おける駆動ポンプの動作時間と休止時間を設定可能な制
    御回路を有している、 ことを特徴とする融雪装置。
JP4288498A 1998-02-09 1998-02-09 融雪方法と装置 Pending JPH11222826A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097152A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Ebara Techno-Serve Co Ltd 融雪装置の運転制御装置
JP2013023819A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Ebara Corp 融雪装置の運転制御装置
JP2019019506A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 三菱電機株式会社 散水消雪装置および散水消雪方法

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