JPH1122161A - 棺桶用畳 - Google Patents

棺桶用畳

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JPH1122161A
JPH1122161A JP18777597A JP18777597A JPH1122161A JP H1122161 A JPH1122161 A JP H1122161A JP 18777597 A JP18777597 A JP 18777597A JP 18777597 A JP18777597 A JP 18777597A JP H1122161 A JPH1122161 A JP H1122161A
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JP
Japan
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structural member
tatami mat
honeycomb
honeycomb structural
coffin
Prior art date
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Pending
Application number
JP18777597A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Kamimura
篤弘 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UEMURA SHIGYO KK
Original Assignee
UEMURA SHIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽くて燃焼性が良く、しかも安価に製造が可
能な棺桶用畳を提供する。 【解決手段】 各ハニカム孔17が縦方向を向いて上下
に厚紙板11、12を備える紙製のハニカム構造部材1
3と、ハニカム構造部材13の表面側を直接覆い、しか
もその長手方向端部は折り返して裏面側まで延設された
畳表14と、ハニカム構造部材13を覆った畳表14の
両端部、並びにハニカム構造部材13の両側部及びその
裏面側端部を覆う有色又は黒色の縁シート材15、16
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棺桶の内部に敷設
する棺桶用畳に係り、特にハニカム構造部材を畳の心材
として使用した棺桶用畳に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からわが国においては、葬儀用の棺
桶の底には薄い布団や合成樹脂製のシートを敷いていた
が、日常畳の上に寝起きしていた日本人としてはこれで
は本人及び遺族共に不満足である。そこで、棺桶の中に
棺桶の大きさに合わせた小型の畳を敷き込むことが一部
において行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
畳は藁材からなる芯材は藁を密に積層しているので、重
くて搬送が不便であり、更には燃焼性も悪く、しかも原
料に自然な藁を使用しその製造も複雑であるので比較的
価格が高いという問題があった。一方、住宅用の畳にお
いては、実開昭64−26441号公報にも記載のよう
に、ハニカムコアの上に発泡体からなる芯材上に畳表を
積層し、これを枠体で一体に保持する畳が提案されてい
る。確かに、通常の人がその上に乗って生活する場合に
は、柔軟性を与えるために、発泡体が必要であるが、棺
桶用畳の場合には使用するのは死人であるので、柔軟性
の必要はなく、更には棺桶内に収納する場合には、枠体
は必要でなく、前記公報記載の畳を使用することは余分
な部分に費用を掛けすぎであるという問題があった。更
には、実開昭64−26441号公報記載のように、畳
の主要部を構成する発泡体や枠体をプラスチックで構成
する場合には、火葬の際に悪臭やガスが発生するという
問題もあった。本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので、軽くて燃焼性が良く、しかも安価に製造が可能な
棺桶用畳を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の棺桶用畳は、各ハニカム孔が縦方向を向いて上下
に厚紙板を備える紙製のハニカム構造部材と、前記ハニ
カム構造部材の表面側を直接覆い、しかもその長手方向
端部は折り返して裏面側まで延設された畳表と、前記ハ
ニカム構造部材を覆った畳表の両端部、並びに前記ハニ
カム構造部材の両側部及びその裏面側端部を覆う有色又
は黒色の縁シート材とを有している。また、請求項2記
載の棺桶用畳は、請求項1記載の棺桶用畳において、前
記畳表の両端部を覆う縁シート材の内側端部には折り返
し部が設けられて、中間部に厚紙帯を備える下縁シート
部と上縁シート部とを有し、しかも、前記厚紙帯の上部
から前記ハニカム構造部材まで挿通する打ち込み具によ
って、前記厚紙帯及び下縁シート部が前記ハニカム構造
部材に固定されている。そして、請求項3記載の棺桶用
畳は、請求項1又は2記載の棺桶用畳において、前記畳
表の両端部及び、前記縁シート材の裏面側端部はそれぞ
れ接着テープによって前記ハニカム構造部材の裏面側に
固着されている。
【0005】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る棺桶用畳の平面図、図2は図1における矢視A
−A断面図、図3は同棺桶用畳の製造方法を示す工程図
である。
【0006】図1〜図3に示すように、本発明の一実施
の形態に係る棺桶用畳10は、上下に厚紙板11、12
を備える紙製のハニカム構造部材13と、ハニカム構造
部材13の表面を覆う畳表14と、畳表14の被さった
ハニカム構造部材13の両側を覆う縁シート材15、1
6とを有している。以下、これらについて詳しく説明す
る。
【0007】前記ハニカム構造部材13は、各ハニカム
孔17が上下方向を向いたハニカム体18を有し、その
上下端には、厚紙板11、12が貼着されている。ここ
で、ハニカム孔17の一辺は0.5〜3cmで、0.2
〜1mmの紙板又はクラフト紙からなっている。また、
ハニカム体18の長さは1〜4cm程度となっている。
また、厚紙板11、12は1mm程度の厚みの厚紙、又
はクラフト紙からなっている。ハニカム構造部材13は
平面視して長方形となって、その幅は40〜50cm、
長さは約100〜210cm程度となって、十分に死人
をその上に寝かせた状態で安置できる広さを有してい
る。
【0008】前記畳表14は、通常の畳表と同様、天然
のい草又は合成樹脂製の模造い草を茣蓙状に織って構成
されている。また、前記縁シート材15、16は、黒又
は紫の麻、木綿又は化学繊維を素材とする布シートから
なって、畳表14の短手方向両側、これに続くハニカム
構造部材13の両側、及びハニカム構造部材13の裏面
側両端部まで延設されて、その端部を接着テープ19に
よって接合されている。なお、縁シート材15、16は
図2の拡大図に示すように、畳表14の両端部には折り
返し部20、21が設けられて、上縁シート部23と下
縁シート部24がそれぞれ設けられている。そして、上
縁シート部23と下縁シート部24との中間には、厚紙
帯25が設けられている。この厚紙帯25はコ字状の打
ち込み具27(ステープルと呼ばれる)によって、下部
のハニカム構造部材13に固定されている。
【0009】以上の構成となった棺桶用畳10の製造方
法について、図3を参照しながら説明すると、まず、図
3(A)に示すように、所定寸法のハニカム構造部材1
3と、ハニカム構造部材13の幅と同一の幅を有し、長
さはハニカム構造部材13の全長より10〜20cm長
い畳表14を用意する。そして、畳表14を裏側にして
図示しない台板の上に広げ、次に畳表14の中央位置に
ハニカム構造部材13を載置し、図3(B)に示すよう
に、畳表14の長手方向端部をハニカム構造部材13の
長手方向の裏面側端部に沿って折り曲げ、畳表14の両
端部とハニカム構造部材13の両面側とを接着テープ2
6によって固定している。
【0010】次に、ハニカム構造部材13を引っ繰り返
して、図3(C)に示すように、両側に縁シート材1
5、16を取付ける。この縁シート材15、16の取付
けは、縁シート材15、16を広げた状態で、その上に
所定幅(3〜5cm)の厚紙帯25を載せて、コ字状の
打ち込み具(ステーブル、綴り針)27によって固定す
る。この後、縁シート材15、16を、図2に示すよう
に、厚紙帯25の端部を基点にして折り返し、ハニカム
構造部材13の裏面側端部に折り込み、接着テープ19
によって固定する。この場合、ハニカム構造部材13の
長手方向両端においては、両側方向に折られた縁シート
材15、16が突出するので、通常の畳と同様、表面に
露出しないようにして、その端部をハニカム構造部材1
3の裏面側に折り込み、その端部をハニカム構造部材1
3の裏面側に図示しない接着テープによって固定する。
以上のようにして、棺桶の内寸に合った棺桶用畳10が
完成する。
【0011】このような構成となった棺桶用畳10は、
棺桶の底に敷いて使用し、亡くなった人は、畳の上に寝
た状態で埋葬されることになる。また、棺桶用畳10
は、全体が極めて燃焼し易い材料からなって、しかも、
心材であるハニカム構造部材も空間が設けられているの
で、軽くて燃焼し易いという利点がある。なお、前記実
施の形態においては、縁シート材の固定に厚紙帯と打ち
込み具を用いて固定したが、打ち込み具の代わりに通り
糸縫いを行って縁シートを固定する場合も本発明は適用
される。
【0012】
【発明の効果】請求項1〜3記載の棺桶用畳は、棺桶の
内部に敷く畳の心材に紙製のハニカム構造部材を使用し
ているので、極めて軽くて、燃え易いという利点があ
る。更には、従来のハニカム材を使用する畳のように、
柔軟性を与えるための合成樹脂製の発泡体等は使用して
いないので、安価に製造できる。また、畳表に天然のい
草を用いる場合には、合成樹脂の燃焼による異臭等を発
生しないという利点がある。特に、請求項2記載の棺桶
用畳においては、縁シート材の固定に厚紙帯を打ち込み
具を用いているので、従来畳等のように畳糸を使用して
縫い付ける場合に比較して極めてその製造が容易とな
る。また、請求項3記載の棺桶用畳においては、畳表の
端部のハニカム構造部材への固定は、裏面側で接着テー
プを用いているので、施工が極めて容易であるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る棺桶用畳の平面図
である。
【図2】図1における矢視A−A断面図である。
【図3】(A)〜(C)は同棺桶用畳の製造方法を示す
工程図である。
【符号の説明】
10 棺桶用畳 11 厚紙板 12 厚紙板 13 ハニカム
構造部材 14 畳表 15 縁シート
材 16 縁シート材 17 ハニカム
孔 18 ハニカム体 19 接着テー
プ 20 折り返し部 21 折り返し
部 23 上縁シート部 24 下縁シー
ト部 25 厚紙帯 26 接着テー
プ 26 接着テープ 27 打ち込み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ハニカム孔が縦方向を向いて上下に厚
    紙板を備える紙製のハニカム構造部材と、 前記ハニカム構造部材の表面側を直接覆い、しかもその
    長手方向端部は折り返して裏面側まで延設された畳表
    と、 前記ハニカム構造部材を覆った畳表の両端部、並びに前
    記ハニカム構造部材の両側部及びその裏面側端部を覆う
    有色又は黒色の縁シート材とを有することを特徴とする
    棺桶用畳。
  2. 【請求項2】 前記畳表の両端部を覆う縁シート材の内
    側端部には折り返し部が設けられて、中間部に厚紙帯を
    備える下縁シート部と上縁シート部とを有し、しかも、
    前記厚紙帯の上部から前記ハニカム構造部材まで挿通す
    る打ち込み具によって、前記厚紙帯及び下縁シート部が
    前記ハニカム構造部材に固定されている請求項1記載の
    棺桶用畳。
  3. 【請求項3】 前記畳表の両端部及び、前記縁シート材
    の裏面側端部はそれぞれ接着テープによって前記ハニカ
    ム構造部材の裏面側に固着されている請求項1又は2記
    載の棺桶用畳。
JP18777597A 1997-06-27 1997-06-27 棺桶用畳 Pending JPH1122161A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169047A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Kyokuto Sanki Co Ltd 棺用畳
JP5813837B1 (ja) * 2014-08-29 2015-11-17 株式会社ジャパン唐和 納棺用畳
RU182463U1 (ru) * 2018-04-18 2018-08-20 Валерий Павлович Левицкий Наружные каркасные панели из одностороннего оцинкованного профилированного листа с сотовым наполнителем и заполнением гипсополистиролбетоном

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RU182463U1 (ru) * 2018-04-18 2018-08-20 Валерий Павлович Левицкий Наружные каркасные панели из одностороннего оцинкованного профилированного листа с сотовым наполнителем и заполнением гипсополистиролбетоном

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