JPH11219192A - 自動車の疑似エンジン音発生方法及び発生装置 - Google Patents

自動車の疑似エンジン音発生方法及び発生装置

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JPH11219192A
JPH11219192A JP2107098A JP2107098A JPH11219192A JP H11219192 A JPH11219192 A JP H11219192A JP 2107098 A JP2107098 A JP 2107098A JP 2107098 A JP2107098 A JP 2107098A JP H11219192 A JPH11219192 A JP H11219192A
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JP
Japan
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engine sound
pseudo
component
noise
alternator
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JP2107098A
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English (en)
Inventor
Atsushi Unno
敦 海野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーオーディオシステムに備わるスピーカー
から疑似エンジン音を出力する自動車の疑似エンジン音
発生方法及び発生装置を提供する。 【構成】 自動車バッテリー1からの電源ライン15の
直流電源電圧(D)に重畳するオルタネータノイズ
(N)をAC成分として通過させるAC成分通過回路2
と、前記AC成分通過回路2を通したオルタネータノイ
ズ(N)における所望周波数帯域のオルタネータノイズ
成分(N′)のみを通過させるバンドパスフィルタ3
と、前記バンドパスフィルタ3を通したオルタネータノ
イズ成分波形(N′)をエンジン音と同等の周波数に分
周して疑似エンジン音(S)とする分周回路4と、オー
ディオ/疑似エンジン音の出力切り換えを行う切換スイ
ッチ5と、からなり、前記オルタネータノイズ(N)か
ら生成した疑似エンジン音(S)を増幅した疑似エンジ
ン音(S′)をカーオーディオシステム16に備わるス
ピーカー8を通して出力する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてカーオー
ディオの技術分野に関し、特に、自動車のエンジン音に
類似する疑似エンジン音を生成してカーオーディオシス
テムに備わるアンプやスピーカーを利用して車室内でエ
ンジンサウンドを楽しむようにした自動車の疑似エンジ
ン音発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自家用自動車の普及は目覚まし
く、国民一人に車一台という時代に突入したと言っても
過言ではない。当然ながら、車愛好家、ドライブファン
の数は相当数にのぼり、その中には愛車のエンジン音に
魅せられたマニアも多い。
【0003】ところで、現在の自動車は殆ど例外なくエ
ンジン音の遮音性に気を配っており、多少エンジン回転
数を上げてもエンジン音の音漏れは小さい。而して車室
内の運転席では愛車の心地よいエンジン音が殆ど聴こえ
ず詰まらないと思う車マニアも少なからずいる。
【0004】結果として、他人にとっては騒音であるエ
ンジン音を運転中に楽しむために消音マフラー等を改造
ないし除去して走行する輩も少なくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現代社会では、前述の
ように自動車のエンジン音は騒音と看なされ、自動車業
界では静かなエンジンで且つ車室内や車外にエンジン音
が漏れないように遮音することに開発の力点が置かれて
いる。
【0006】また、カーオーディオ分野においても、車
室内を快適な音楽空間にすることを主眼として開発され
るのを常とし、例えば車室内に漏れ聞こえてくるエンジ
ン音等の騒音を相殺するように音を出力する装置や、騒
音に比例した音量を自動出力する装置等が開発されてい
る程である。
【0007】このように愛車のエンジン音を楽しみたい
という車マニアにとっては悲観的社会状況となってい
る。
【0008】愛車のエンジン音に魅せられた車マニアの
前記欲求を車外に迷惑騒音を与えずに満たすためには、
窓を閉め切った車室内でエンジン音の高まりが体感でき
ればほぼ満たされるであろう。
【0009】しかし、自動車のエンジン回りを改造して
エンジン音を車室内に引き込むことは現実には不可能で
あり自動車業界に望むべくもない。せいぜいオープンカ
ーを選択する他ない(唯、現在のオープンカーのエンジ
ン遮音性は向上している)。
【0010】本発明は上記エンジン音に魅せられた車マ
ニアの欲求を考察してなされたものであり、手軽にエン
ジン音をカーオーディオシステムに備わるスピーカーで
楽しめるようにした自動車の疑似エンジン音発生方法及
び発生装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)カーオ
ーディオシステムに接続されたバッテリーからの電源ラ
インに含まれるエンジン回転数に比例した周波数のオル
タネータノイズ成分を抽出して波形加工することにより
生成された疑似エンジン音を増幅して前記カーオーディ
オシステムに備わるスピーカーから発音させることを特
徴とする自動車の疑似エンジン音発生方法を提供するこ
とにより、(2)また、自動車バッテリーからの電源ラ
インに含まれるオルタネータノイズをAC成分として通
過させるAC成分通過回路と、前記AC成分通過回路を
通したオルタネータノイズにおける所望周波数帯域のオ
ルタネータノイズ成分のみを通過させるバンドパスフィ
ルタと、前記バンドパスフィルタを通したオルタネータ
ノイズ成分波形をエンジン音と同等の周波数に分周する
分周回路と、オーディオ/疑似エンジン音の出力切り換
えを行う切換スイッチと、を備え、前記オルタネータノ
イズから生成した疑似エンジン音を増幅してカーオーデ
ィオシステムに備わるスピーカーを通して出力すること
を特徴とする自動車の疑似エンジン音発生装置を提供す
ることにより、上記課題を解決する。
【0012】ここに、上記オルタネータとは交流発電機
であり、エンジン回転中に自動車バッテリーに充電する
ものであるが、不可避的にエンジン回転に同期した周波
数変化をするACノイズ(オルタネータノイズ)を発生
する。
【0013】このオルタネータノイズにおけるエンジン
の回転数に比例した適当な周波数帯域成分を適度に波形
加工(例えば分周)して増幅した音が実際のエンジン音
に非常によく似た音になることが本発明者の研究で判明
した。
【0014】本発明ではバッテリー、延いてはカーオー
ディオシステムに接続された電源ラインに混入している
前記オルタネータノイズを抽出して疑似エンジン音生成
に利用しているため、従来のカーオーディオシステムに
本装置を簡単に新機能として組み込むことが可能であ
り、新たな配線の引き回しや部品の取り付けを必要とし
ないので極めて低コストで実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は本発明に係わる自動車の疑似エンジ
ン音発生装置の構成を説明するためのカーオーディオシ
ステムを含むブロック回路例である。
【0017】先ず、本発明に係わる自動車の疑似エンジ
ン音発生方法について説明すると、この自動車の疑似エ
ンジン音発生方法は、自動車の発電機(オルタネータ)
の出力に重畳されているオルタネータノイズ成分が概ね
エンジンの回転数に比例した周波数のノイズであり、こ
れから抽出され波形加工された適当な周波数帯域のオル
タネータノイズ波形がエンジン音に類似した音になるこ
とに着目したものであり、疑似エンジン音をカーオーデ
ィオシステムに接続された自動車バッテリーからの電源
ラインに含まれるエンジン回転数に比例した周波数のオ
ルタネータノイズ成分を抽出して波形加工(例えば分
周)することにより生成し、これを従来のカーオーディ
オシステムに内蔵されたアンプで増幅してカーオーディ
オシステムのスピーカーから出力させるという新規な発
想に基づく。
【0018】この方法は直接にエンジン音を集音しない
のでエンジン回りの配線や特別な部品の自動車への取り
付けを要せず、従来のカーオーディオシステムに簡単な
回路を付加するだけで実現できるという点でコスト面に
優れている。
【0019】次に、図1に示されるように、上記疑似エ
ンジン音発生方法を実現する疑似エンジン音発生装置2
0は、自動車バッテリー1からの電源ライン15の直流
電源電圧(D)に重畳するオルタネータノイズ(N)を
AC成分として通過させるAC成分通過回路2と、前記
AC成分通過回路2を通したオルタネータノイズ(N)
における所望周波数帯域のオルタネータノイズ成分
(N′)のみを通過させるバンドパスフィルタ3と、前
記バンドパスフィルタ3を通したオルタネータノイズ成
分波形(N′)をエンジン音と同等の周波数に分周して
疑似エンジン音(S)とする分周回路4と、オーディオ
/疑似エンジン音の出力切り換えを行う切換スイッチ5
と、からなり、前記オルタネータノイズ(N)から生成
した疑似エンジン音(S)を増幅した疑似エンジン音
(S′)をカーオーディオシステム16に備わるスピー
カー8を通して出力する構成である。
【0020】ここに、上記バンドパスフィルタ3は自動
車内のエアコンディショナー、ヘッドライト及びクラク
ションの電源ON・OFF時に発生する不要な高周波ノ
イズ成分と揺れ成分である低周波成分をカットしてエン
ジンの回転数に比例して変化するオルタネータノイズ成
分の周波数帯域(N′)のみを取り出すために設けられ
たもので、例えば、800Hz〜10KHzの帯域以外
の周波数を除去するものである。
【0021】また、上記分周回路4(周波数逓降器とも
いう)はマルチバイブレータやブロッキング発振器等を
用いた構成であり、前記バンドパスフィルタ3を通した
オルタネータノイズ成分(N′)をエンジン音と同等の
周波数に分周(例えば1/20)するものである。
【0022】なお、図中のカーオーディオシステム16
におけるノイズフィルタ9はカーオーディオシステムに
おける電源ライン15に重畳されたオルタネータノイズ
(N)等のACノイズ成分を除去するフィルタであり、
オーディオ回路10はチューナーやカセットプレーヤ
ー、CD/MDプレーヤー等の回路を総称するもので、
電子ボリューム6、増幅回路7はカーオーディオシステ
ムにおけるオーディオ信号出力の出力段を構成している
ブロックを特に表したものである(破線16で囲まれた
ブロック群は従来一般のカーオーディオシステムを構成
する)。
【0023】上記構成にてオルタネータノイズ(N)を
基に生成された疑似エンジン音(S)は、オーディオ信
号ラインとの切換スイッチ5によって電子ボリューム
6、増幅器7を通してスピーカー8から車室内にリアル
な疑似エンジン音(S′)として運転者の耳に入るので
ある。
【0024】また、通常のカーオーディオシステムには
フェーダー調整つまみが備わっているので、これによっ
てフロントスピーカーのみからエンジン音を出してFF
車、FR車のエンジン感覚を演出し、逆にリアスピーカ
ーのみからエンジン音を出してミッドシップ車、RR車
のようなスポーツエンジン感覚を体感するといった楽し
み方が可能になる。
【0025】畢竟、本発明に係わる自動車の疑似エンジ
ン音発生装置20は、自動車のエンジン音に代えて、エ
ンジン回転数に同期して周波数が変化するオルタネータ
ノイズ(N)を利用して、そのノイズ成分の一部を波形
加工し増幅してカーオーディオシステム16のスピーカ
ー8よりリアルな疑似エンジン音(S′)として出力す
るものであって、周囲に騒音迷惑をかけることなく車室
内にてリアルな愛車のエンジンサウンドを体感しつつド
ライブが楽しめるので、車マニアにとっては誠に魅力的
な装置である。
【0026】このように本発明は、不要な電源ノイズと
して除去されていたオルタネータノイズに着目し、これ
を基に疑似エンジン音を生成している点に極めて独創的
な着眼点が存し、既存のカーオーディオシステム(当然
ながらスピーカーとアンプが含まれる)をそのまま利用
できる点で低コストであり、カーオーディオシステムに
おける新規な追加機能としてアピールできるものであ
る。
【0027】念のために付言すれば、本発明は、車室内
に居ながらにして愛車の心地よいエンジンサウンドを存
分に聴きながらドライブが楽しめるという、今まで看過
されていた効果を実現しているのであって、これはエン
ジン音を雑音として遮音する方向に向けられていた従来
技術の視点を180度回転させた、まさにコペルニクス
的逆転の発想であって、ここに他に類を見ない進歩性、
新規性が存するのである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる自
動車の疑似エンジン音発生方法及び発生装置は、低コス
トでリアルな疑似エンジン音をカーオーディオシステム
のスピーカーから聴くことができ、その結果、車外に騒
音迷惑をかけずに車室内で心地よいエンジンサウンドを
聴きながらドライブできるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動車の疑似エンジン音発生装
置のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリー 2 AC成分通過回路 3 バンドパスフィルタ 4 分周回路 5 切り換えスイッチ 6 電子ボリューム 7 増幅回路 8 スピーカー 9 ノイズフィルタ 10 オーディオ回路 15 電源ライン 16 カーオーディオシステム 20 疑似エンジン音発生装置 D 直流電源電圧 N オルタネータノイズ S 疑似エンジン音

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーオーディオシステムに接続されたバ
    ッテリーからの電源ラインに含まれるエンジン回転数に
    比例した周波数のオルタネータノイズ成分を抽出して波
    形加工することにより生成された疑似エンジン音を増幅
    して前記カーオーディオシステムに備わるスピーカーか
    ら発音させることを特徴とする自動車の疑似エンジン音
    発生方法。
  2. 【請求項2】 自動車バッテリーからの電源ラインに含
    まれるオルタネータノイズをAC成分として通過させる
    AC成分通過回路と、前記AC成分通過回路を通したオ
    ルタネータノイズにおける所望周波数帯域のオルタネー
    タノイズ成分のみを通過させるバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタを通したオルタネータノイズ成
    分波形をエンジン音と同等の周波数に分周する分周回路
    と、オーディオ/疑似エンジン音の出力切り換えを行う
    切換スイッチと、を備え、前記オルタネータノイズから
    生成した疑似エンジン音を増幅してカーオーディオシス
    テムに備わるスピーカーを通して出力することを特徴と
    する自動車の疑似エンジン音発生装置。
JP2107098A 1998-02-02 1998-02-02 自動車の疑似エンジン音発生方法及び発生装置 Pending JPH11219192A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107781046A (zh) * 2016-08-24 2018-03-09 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于可变发动机和电动机声音控制的系统和方法
JP2019048628A (ja) * 2008-08-29 2019-03-28 株式会社ユピテル 車両用警報装置

Cited By (3)

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JP2019048628A (ja) * 2008-08-29 2019-03-28 株式会社ユピテル 車両用警報装置
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CN107781046B (zh) * 2016-08-24 2021-01-26 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于可变发动机和电动机声音控制的系统和方法

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