JPH11216694A - ロボットアクセスシステム及びロボットアクセス制御方法 - Google Patents

ロボットアクセスシステム及びロボットアクセス制御方法

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JPH11216694A
JPH11216694A JP3433898A JP3433898A JPH11216694A JP H11216694 A JPH11216694 A JP H11216694A JP 3433898 A JP3433898 A JP 3433898A JP 3433898 A JP3433898 A JP 3433898A JP H11216694 A JPH11216694 A JP H11216694A
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area
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Yasuo Kawamatsu
康夫 川松
Kazuhiro Nishimura
和浩 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットのアクセスする領域が常に変化する
場合でも、アクセス時のロボット間の相互干渉を回避で
き、また、ロボットの平均アクセス速度を向上させるこ
とができる。 【解決手段】 スレーブ側である第2のコントローラ2
00は、第2の基板搬送ロボット33を或る収納棚にア
クセスさせようとするとき、第1のコントローラ100
に対しその棚番号を表す棚番号信号280とアクセス要
請のためのアクセス要請信号270を出力する。メイン
側である第1のコントローラ100は、第1の基板搬送
ロボット31がその収納棚にアクセス中でなければ、第
2のコントローラ200に対しアクセス許可を与えるた
めのアクセス許可信号170を出力する。第2のコント
ローラ200は、アクセス許可信号170が入力される
まで、第2の基板搬送ロボット33を待機させている
が、入力されたら、その収納棚にアクセスさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有効範囲内におけ
る何れの領域にもそれぞれアクセスすることが可能な複
数のロボットを制御する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、或る領域にそれぞれアクセスす
ることが可能な2台のロボットと、各ロボットをそれぞ
れ独立して制御する2つのコントローラと、を備えた従
来のロボットアクセスシステムにおいては、コントロー
ラは、その制御対象であるロボットを上記領域にアクセ
スさせた場合、他方のコントローラに対し、アクセスさ
せている間、継続して告知信号を出力するようにしてい
た。また、これに対し、他方のコントローラは、上記告
知信号が入力されている間、そのコントローラの制御対
象ロボットを上記領域にアクセスさせないようにしてい
た。
【0003】しかし、このようなロボットアクセスシス
テムにおいては、コントローラは、その制御対象ロボッ
トを上記領域にアクセスさせようとしている場合、相手
のコントローラから告知信号が入力されない限り、その
ままアクセスさせてしまう。そのため、両方のコントロ
ーラがそれぞれの制御対象ロボットを上記領域に同時に
アクセスさせようとしている場合には、何れのコントロ
ーラも、相手のコントローラから告知信号が入力されて
こないので、そのまま、それぞれの制御対象ロボットを
上記領域に同時にアクセスさせてしまい、上記領域にお
いて、相互干渉を生じる恐れがあった。
【0004】そこで、これを回避するために、従来の改
良されたロボットアクセスシステムにおいては、制御対
象であるロボットを上記領域にアクセスさせようとする
場合、そのコントローラは、相手のコントローラに対し
告知信号を出力し、その後、一定時間、相手のコントロ
ーラから告知信号が入力されるかどうかを見極め、告知
信号が入力されなければ、その制御対象ロボットを上記
領域にアクセスさせ、告知信号が入力されたら、制御対
象ロボットを上記領域にアクセスさせないようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のロボットアクセスシステムにおいては、ロボッ
トがアクセスする領域は常に同じ領域であり、その領域
が変わることはなかった。従って、例えば、予め定めら
れた有効範囲内において、ロボットが何れの領域にもア
クセスすることができ、ロボットのアクセスする領域が
常に変わるような場合において、アクセス時のロボット
間の相互干渉を回避することについては、特に考慮され
ていなかった。
【0006】また、従来のロボットアクセスシステムに
おいては、コントローラは告知信号を出力した後、相手
のコントローラから告知信号が入力されるかどうかを、
告知信号が実際に入力されても入力されなくても常に一
定の時間、見極める必要があるので、ロボットの平均ア
クセス速度が遅くなってしまうという問題があった。
【0007】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、ロボットのアクセスする領域が常
に変わるような場合でも、アクセス時のロボット間の相
互干渉を回避でき、また、ロボットの平均アクセス速度
を向上させることができるロボットアクセスシステム及
びロボットアクセス方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の第1のロボットアクセスシステムは、予め定められた
有効範囲内における何れの領域にもそれぞれアクセスす
ることが可能な複数のロボットと、各ロボットをそれぞ
れ独立して制御する複数のコントローラと、を備えたロ
ボットアクセスシステムであって、或る第1のロボット
が前記有効範囲内における或る領域にアクセスしている
またはアクセスしようとしている場合に、前記第1のロ
ボット以外の第2のロボットを制御するコントローラ
は、前記第1のロボットがアクセスしているまたはアク
セスしようとしている前記領域であるアクセス対象領域
を含む領域であって、且つ、前記第1のロボットが前記
アクセス対象領域にアクセスしている際に前記第2のロ
ボットがアクセスすれば前記第1のロボットとの間で相
互干渉を生じる可能性がある領域に、前記第2のロボッ
トをアクセスさせないように制御することを要旨とす
る。
【0009】また、本発明のロボットアクセス方法は、
予め定められた有効範囲内における何れの領域にもそれ
ぞれアクセスすることが可能な複数のロボットを制御す
るロボットアクセス制御方法であって、或る第1のロボ
ットが前記有効範囲内における或る領域にアクセスして
いるまたはアクセスしようとしている場合に、前記第1
のロボット以外の第2のロボットは、前記第1のロボッ
トがアクセスしているまたはアクセスしようとしている
前記領域であるアクセス対象領域を含む領域であって、
且つ、前記第1のロボットが前記アクセス対象領域にア
クセスしている際に前記第2のロボットがアクセスすれ
ば前記第1のロボットとの間で相互干渉を生じる可能性
がある領域に、アクセスしないように制御することを要
旨とする。
【0010】このように、本発明の第1のロボットアク
セスシステム及びロボットアクセス方法においては、複
数のロボットのうち、或る第1のロボットが或る領域に
アクセス中またはアクセスしようとしているときに、第
2のロボットは、そのアクセス対象領域を含み、かつ、
第1のロボットとの間で相互干渉を生じ得るいわゆる干
渉領域に、アクセスしないようしている。
【0011】従って、本発明の第1のロボットアクセス
システム及びロボットアクセス方法によれば、ロボット
のアクセスする領域が変化するような場合であっても、
アクセス時にロボット間の相互干渉を生じることがな
い。
【0012】本発明の第2のロボットアクセスシステム
は、予め定められた有効範囲内における何れの領域にも
それぞれアクセスすることが可能な第1及び第2のロボ
ットと、該第1及び第2のロボットをそれぞれ独立して
制御する第1及び第2のコントローラと、を備えたロボ
ットアクセスシステムであって、前記第2のコントロー
ラは、前記第2のロボットを前記有効範囲内における或
る領域にアクセスさせる際に、前記第1のコントローラ
に対し、アクセスさせようとしている前記領域であるア
クセス対象領域へのアクセス許可を要請するアクセス要
請信号を出力し、その後、前記第1のコントローラか
ら、前記アクセス対象領域へのアクセスを許可をするア
クセス許可信号が入力されるまでの間、前記第2のロボ
ットを前記アクセス対象領域へアクセスさせず、前記ア
クセス許可信号が入力されたら、前記第2のロボットを
前記アクセス対象領域へアクセスさせると共に、前記第
1のコントローラは、前記第2のコントローラから、前
記アクセス要請信号が入力されたら、前記第2のロボッ
トの前記アクセス対象領域へのアクセスを許可した場合
に、前記第1のロボットとの間で相互干渉が生じる可能
性がある否かを判定し、前記相互干渉の生じる可能性が
ない場合には、前記第2のコントローラに対し、前記ア
クセス許可信号を出力し、前記相互干渉の生じる可能性
がある場合には、前記第2のコントローラに対し、前記
アクセス許可信号を出力せず、その後、前記相互干渉の
生じる可能性がなくなったら、前記アクセス許可信号を
出力し、該アクセス許可信号を出力した場合には、前記
第2のロボットによるアクセスが完了するまでの間、前
記第1のロボットを、前記第2のロボットとの間で相互
干渉が生じる可能性がある領域へはアクセスさせないよ
うにすることを要旨とする。
【0013】本発明の第2のロボットアクセスシステム
では、第2のコントローラは、制御対象である第2のロ
ボットを或る領域にアクセスさせる場合に、第1のコン
トローラに対しアクセス要請信号を出力する。そして、
第1のコントローラからアクセス許可信号が入力される
までは、第2のコントローラは第2のロボットをそのア
クセス対象領域へアクセスさせず、アクセス許可信号が
入力されたらアクセスさせるようにしている。一方、第
1のコントローラは、第2のコントローラからアクセス
要請信号が入力されたら、第2のロボットのアクセス対
象領域へのアクセスを許可した場合に、第1のロボット
との間で相互干渉が生じる可能性があるどうかを判定
し、可能性がない場合には、第2のコントローラに対
し、直ちにアクセス許可信号を出力し、可能性がある場
合には、可能性がなくなるのを待ってからアクセス許可
信号を出力する。そして、アクセス許可信号を出力した
場合は、第2のロボットがアクセス対象領域にアクセス
するので、そのアクセスが完了するまでは、第1のロボ
ットを、第2のロボットとの間で相互干渉が生じる可能
性がある領域へはアクセスさせないようにする。
【0014】従って、本発明の第2のロボットアクセス
システムによれば、第2のロボットは、或る領域にアク
セスする場合、第2のコントローラにアクセス許可信号
が入力されるまで待機していなければいけないが、第1
のコントローラは第1のロボットが特定領域にアクセス
していない限り、直ちにアクセス許可信号を出力するの
で、第2のロボットは、従来のように常に一定の時間、
待機している必要はない。また、第1のロボットは、或
る領域にアクセスする場合、第1のコントローラが第2
のコントローラに対しアクセス許可信号を出力していな
いか、或いは出力していても、第2のロボットとの間で
相互干渉が生じる可能性がない限り、待機することな
く、その領域に直ちにアクセスすることができる。よっ
て、全体的にロボットの平均アクセス速度を向上させる
ことができるので、ロボットのアクセス頻度が高いよう
な場合にも十分対応することができる。
【0015】また、本発明の第2のロボットアクセスシ
ステムにおいて、前記第2のコントローラは、前記第1
のコントローラに対し、前記アクセス要請信号の他、前
記有効範囲内における前記アクセス対象領域の位置を示
す位置情報を出力すると共に、前記第1のコントローラ
は、入力された前記位置情報を基にして、前記アクセス
対象領域を特定することが好ましい。
【0016】第2のコントローラ自体は第2のロボット
をどの領域にアクセスさせようとしているか認識してい
るので、その領域の位置を示す情報を第1のコントロー
ラに送ることによって、第1のコントローラでは、第2
のロボットのアクセス対象領域を正確に特定することが
できる。
【0017】本発明の第3のロボットアクセスシステム
は、予め定められた有効範囲内における何れの領域にも
それぞれアクセスすることが可能な複数のロボットと、
各ロボットをそれぞれ独立して制御する複数のコントロ
ーラと、を備えたロボットアクセスシステムであって、
前記複数のコントローラが共通して、前記有効範囲内に
おける領域に対応したフラグをそれぞれ設定することが
可能なフラグ設定手段をさらに備え、前記複数のコント
ローラは、それぞれ、制御対象であるロボットを前記有
効範囲内における或る領域にアクセスさせる際に、前記
フラグ設定手段に、アクセスさせようとしている前記領
域であるアクセス対象領域を含む特定領域に対応したフ
ラグが設定されているか否かを判定し、前記特定領域に
対応したフラグが設定されていない場合には、前記フラ
グ設定手段に、前記特定領域に対応したフラグを設定し
た後、前記制御対象ロボットを前記アクセス対象領域に
アクセスさせ、前記特定領域に対応したフラグが設定さ
れている場合には、該フラグの設定が解除されるまでの
間、前記制御対象ロボットを前記アクセス対象領域にア
クセスさせず、その後、前記フラグの設定が解除された
ら、前記フラグ設定手段に前記特定領域に対応したフラ
グを設定した後、前記制御対象ロボットを前記アクセス
対象領域にアクセスさせると共に、その後、前記制御対
象ロボットによる前記アクセス対象領域へのアクセスが
完了したら、前記フラグ設定手段に設定した前記フラグ
を解除することを要旨とする。
【0018】本発明の第3のロボットアクセスシステム
では、各コントローラは、制御対象ロボットを或る領域
にアクセスさせる際、アクセス対象領域を含む特定領域
に対応したフラグがフラグ設定手段に既に設定されてい
るかどうかを判定し、設定されていなければ、特定領域
に対応したフラグを設定した上で、制御対象ロボットを
アクセス対象領域にアクセスさせ、設定されていれば、
そのフラグの設定が解除されるまで待ってから、特定領
域に対応したフラグを設定して、制御対象ロボットをア
クセス対象領域にアクセスさせる。そして、制御対象ロ
ボットによるアクセスが完了したら、設定したフラグを
解除するようにしている。
【0019】従って、本発明の第3のロボットアクセス
システムによれば、ロボットは、或る領域にアクセスす
る場合、フラグ設定手段に特定領域に対応したフラグが
設定されていなければ、アクセス対象領域に直ちにアク
セスすることができるので、従来のように常に一定の時
間、待機している必要はない。よって、全体的にロボッ
トの平均アクセス速度を向上させることができるので、
ロボットのアクセス頻度が高いような場合にも十分対応
することができる。
【0020】本発明の第3のロボットアクセスシステム
において、前記特定領域は、前記制御対象ロボット以外
の他のロボットがアクセスしていれば、前記制御対象ロ
ボットが前記アクセス対象領域にアクセスした際に、前
記他のロボットとの間で相互干渉が生じる可能性がある
領域であることが好ましい。
【0021】このように特定領域を設定することによっ
て、アクセス時のロボット間の相互干渉を回避すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例と
してのロボットアクセスシステムの構成を示すブロック
図であり、図2は図1のロボットアクセスシステムを適
用した基板処理装置の全体構成を示す平面図であり、図
3は図2におけるインタフェースユニットを露光ユニッ
ト側から見た正面図である。図2,図3には、位置関係
を明確にするためにXYZ直交座標系を付している。
【0023】図1に示すロボットアクセスシステムにつ
いて説明する前に、このロボットアクセスシステムが適
用される基板処理装置について説明する。
【0024】図2に示す基板処理装置は、半導体ウエハ
(基板)に対してフォトリソグラフィ工程の各基板処理
を行なうための基板処理装置であって、インデクサ1、
処理ユニット2、インタフェースユニット(IFユニッ
ト)3、露光ユニット4などを備えている。
【0025】インデクサ1は、キャリア自動搬送装置5
との間でキャリアCの受け渡しを行なうための搬入出テ
ーブル11や、搬入出テーブル11に載置されているキ
ャリアCと後述する処理ユニット2内の基板搬送ロボッ
ト23との間で基板Wの受け渡しを行なうための基板搬
入出ロボット12などを備えている。
【0026】処理ユニット2は、第1の装置配置部21
と第2の装置配置部22と基板搬送ロボット23の搬送
経路24とを備えている。第1の装置配置部21には、
図2のX軸方向に沿って、レジスト塗布を行なうための
スピンコーターSCや、現像を行なうためのスピンディ
ベロッパーSDなどがそれぞれ複数台配設されている。
また、第2の装置配置部22には、プリベークやポスト
ベークなどを行なうためのベークユニットBUや、複数
台のエッジ露光部EEWなどが配設されている。また、
第2の装置配置部22のIFユニット3側の端部付近に
は、IFユニット3内の後述する第1の基板搬送ロボッ
ト31との間で基板Wの受け渡しを行なうための基板受
け渡し台25が設けられている。基板受け渡し台25に
は、複数本の基板支持ピン25aが鉛直方向に立設され
ており、これら基板支持ピン25aに基板Wが載置され
て基板Wの受け渡しが行なわれる。
【0027】基板搬送ロボット23の搬送経路24は、
第1,第2の装置配置部21,22の間に設けられてい
る。基板搬送ロボット23は、基板Wを載置支持する複
数の突起23aを備えた馬蹄型のハンド23bと、ハン
ド23bを水平方向(X−Y平面)に伸縮させる伸縮部
23cと、伸縮部23cを介してハンド23bをZ軸周
りに回転させる回転部(図示せず)と、伸縮部23c,
回転部を介してハンド23bをZ軸方向に移動させるZ
方向移動部23eと、伸縮部23c,回転部,Z方向移
動部23eを介してハンド23bをX軸方向に移動させ
るX方向移動部23fと、を備えている。このうち、伸
縮部23cやZ方向移動部23eやX方向移動部23f
は、ネジ軸23g、モータ23h、ガイド軸23iから
なる周知の1軸方向移動機構で構成されている。
【0028】以上のような構成によって、基板搬送ロボ
ット23は、ハンド23bのZ軸周りの回転やX,Z軸
方向の移動,伸縮を適宜組み合わせて、スピンコーター
SC、スピンディベロッパーSD、ベークユニットB
U、冷却装置、エッジ露光部EEWなどの処理装置に対
するアクセス(各装置に対する基板Wの搬入/搬出動
作)や、基板受け渡し台25に対する基板Wの載置/取
り出しや、処理ユニット2内の各装置の間における基板
Wの搬送を行なう。
【0029】IFユニット3は、本発明のロボットアク
セスシステムが適用される部分であって、図2,図3に
示すように、第1の基板搬送ロボット31とバッファ部
32と第2の基板搬送ロボット33と基板搬入台34と
基板搬出台35とを一体的にユニット化して構成されて
いる。また、IFユニット3は、さらに、第1,第2の
カセット36a,36bをそれぞれセットしておくため
の2個のテーブル台37a,37bも備えている。
【0030】第1の基板搬送ロボット31は、Z方向駆
動部31a、連結部材31b、回転駆動部31c、伸縮
駆動部31d、基板支持部31eなどで構成されてい
る。Z方向駆動部31aは、IFユニット3の下面に固
定されており、その内部に、Z軸方向に沿って回転自在
に立設されているネジ軸31aaと、ネジ軸31aaと
平行に配されたガイド軸(図示せず)と、ネジ軸31a
aを正逆方向に回転させるモータ31abと、を備えて
いる。連結部材31bは、その基端部がZ方向駆動部3
1a内のネジ軸31aaに螺合され、ガイド軸に摺動自
在に嵌め付けられていて、ネジ軸31aaが正逆方向に
回転することによって、Z軸方向に移動できるようにな
っている。また、連結部材31bの先端部には、回転駆
動部31cが固定されている。
【0031】回転駆動部31cは、その内部に、Z軸方
向に回転自在に立設されている回転軸31caと、回転
軸31caを正逆方向に回転させるモータ31cbと、
を備えている。また、回転軸31caの先端部には、伸
縮駆動部31dが固定されている。伸縮駆動部31d
は、その内部に、モータ31daと、そのモータ31d
aによって駆動されるタイミングベルト31dbと、を
備えている。このタイミングベルト31dbの一部には
基板支持部31eの基端部が連結されていて、タイミン
グベルト31dbを駆動させることによって、伸縮駆動
部31dに対し基板支持部31eが伸縮するようになっ
ている。また、回転駆動部31cの回転軸31caを正
逆方向に回転させることによって、伸縮駆動部31d及
び基板支持部31eをZ軸周りに回転させて、X−Y平
面(水平面)内の任意の方向に基板支持部31eを伸縮
できるようにしている。さらにまた、Z方向駆動部31
aのネジ軸31aaを正逆方向に回転させることによっ
て、連結部材31b,回転駆動部31c,伸縮駆動部3
1dを介して、基板支持部31eのZ軸方向の高さを調
整できるようにしている。
【0032】以上のような構成によって、第1の基板搬
送ロボット31は、処理ユニット2内の基板受け渡し台
25に対する基板Wの載置/取り出しや、後述するバッ
ファ部32の任意の収納棚32aに対する基板Wの収納
/取り出しを行なう。即ち、基板受け渡し台25に対す
る基板Wの載置/取り出しは、基板支持部31eの正面
が基板受け渡し台25の方に向くように伸縮駆動部31
d等を移動させ、基板支持部31eをX軸方向に伸縮す
ることによって行い、バッファ部32に対する基板Wの
収納/取り出しは、基板支持部31eの正面がバッファ
部32の方に向くように伸縮駆動部31d等を移動さ
せ、基板支持部31eをY軸方向に伸縮することによっ
て行なう。
【0033】なお、図3において、開口部2aは、処理
ユニット2とIFユニット3との間で基板Wを受け渡す
ときに、基板Wを支持した第1の基板搬送ロボット31
を通過させるために開いている。
【0034】第2の基板搬送ロボット33は、Y方向駆
動部33a、第1の連結部材33b、Z方向駆動部33
c、第2の連結部材33d、回転駆動部33e、伸縮駆
動部33f、基板支持部33gなどで構成されている。
Y方向駆動部33aは、IFユニット3の内側面に固定
されており、その内部に、Y軸方向に沿って回転自在に
立設されているネジ軸33aaと、ネジ軸33aaと平
行に配されたガイド軸33abと、ネジ軸33aaを正
逆方向に回転させるモータ33acと、を備えている。
第1の連結部材33bは、Y方向駆動部33a内のネジ
軸33aaに螺合され、ガイド軸33abに摺動自在に
嵌め付けられていて、ネジ軸33aaが正逆方向に回転
することによって、Y軸方向に移動できるようになって
いる。また、第1の連結部材33bの上部には、Z方向
駆動部33cが固定されている。
【0035】第2の基板搬送ロボット33において、Z
方向駆動部33c、第2の連結部材33d、回転駆動部
33e、伸縮駆動部33f、基板支持部33gは、それ
ぞれ、第1の基板搬送ロボット31におけるZ方向駆動
部31a、連結部材31b、回転駆動部31c、伸縮駆
動部31d、基板支持部31eと同様の構成を成してお
り、同様の動作を行なうことができる。即ち、第2の基
板搬送ロボット33においても、伸縮駆動部33fに対
して基板支持部33gが伸縮するようになっており、ま
た、回転駆動部33eによって伸縮駆動部33f及び基
板支持部33gをZ軸周りに回転させて、X−Y平面
(水平面)内の任意の方向に基板支持部33gを伸縮で
きるようになっている。また、Z方向駆動部33cによ
って、第2の連結部材33d,回転駆動部33e,伸縮
駆動部33fを介して、基板支持部33gのZ軸方向の
高さを調整できるようになっている。
【0036】また、その他、第2の基板搬送ロボット3
3においては、Y方向駆動部33aのネジ軸33aaを
正逆方向に回転させることによって、第1の連結部材3
3b,Z方向駆動部33c,第2の連結部材33d,回
転駆動部33eを介して、伸縮駆動部33f及び基板支
持部33gのY軸方向の位置を変え得るようにしてい
る。
【0037】以上のような構成によって、第2の基板搬
送ロボット33は、バッファ部32の任意の収納棚32
aに対する基板Wの収納/取り出しや、基板搬入台34
への基板Wの載置や、基板搬出台35からの基板Wの取
り出しや、後述するカセット36a,36bに対する基
板Wの収納/取り出しを行なう。即ち、バッファ部32
に対する基板Wの収納/取り出しは、基板支持部33g
の正面がバッファ部32の方に向くように伸縮駆動部3
3f等を移動させ、基板支持部33gをY軸方向に伸縮
することによって行ない、基板搬入台34や基板搬出台
35に対する基板Wの載置や取り出しは、伸縮駆動部3
3f等を、基板搬入台34や基板搬出台35の前まで移
動させると共に、基板支持部33gの正面が基板搬入台
34や基板搬出台35の方に向くように移動させて、基
板支持部31eをX軸方向に伸縮することによって行な
う。
【0038】図4は図2におけるバッファ部付近の概略
構成を示す斜視図である。バッファ部32は、上記した
第1の基板搬送ロボット31と第2の基板搬送ロボット
33と間に配置されており、IFユニット3の内側面に
支持されている。このバッファ部32には、図4に示す
ように、複数個(例えば、50個)の収納棚32aがZ
方向に多段状に積層されている。また、各収納棚32a
は、第1の基板搬送ロボット31及び第2の基板搬送ロ
ボット33に面した部分が開口されており、上述したよ
うに、第1,第2の基板搬送ロボット31,33によっ
て基板Wの収納/取り出しが行えるようになっている。
なお、各収納棚32aには下から順番に番号が付されて
おり、従って、その棚番号を指定することによって、複
数の収納棚から、任意の棚を特定することができる。
【0039】図5は図4における第1の基板搬送ロボッ
トによって基板の収納を行なう際の動作を説明するため
の説明図である。第1の基板搬送ロボット31がバッフ
ァ部32の任意の収納棚32aへ基板Wを収納する場
合、図5に示すように、まず、回転駆動部31cによっ
て、基板支持部31eの正面をバッファ部32の開口部
に向けると共に、Z方向駆動部31aによって、基板支
持部31eの高さを、基板Wを収納しようとする収納棚
32aの高さに合わせる。次に、伸縮駆動部31dによ
って基板支持部31eを伸張させて、支持している基板
Wを収納すべき収納棚32aに挿入した後、Z方向駆動
部31aによって基板支持部31eを微少量降下させ
て、基板Wをその収納棚32aに載置収納し、その後、
収納した基板Wの裏面から離れた位置で基板支持部31
eを停止させる。そして、伸縮駆動部31dによって基
板支持部31eを収縮させて、基板支持部31eを収納
棚32aから退出させ、任意の収納棚32aへの基板W
の収納を終了する。
【0040】一方、バッファ部32の任意の収納棚32
aからの基板Wの取り出しは、上述した基板Wの収納動
作と逆の動作によって行なわれ、即ち、基板支持部31
eによって、収納されている基板Wを下方から持ち上げ
るようにして行なわれる。
【0041】なお、第2の基板搬送ロボット33による
バッファ部32の任意の収納棚32aに対する基板Wの
収納/取り出しも、第1の基板搬送ロボット31による
収納/取り出しと同様の動作によって行なわれる。
【0042】また、図2,図3に示すように、基板搬入
台34,基板搬出台35は、前述した処理ユニット2内
の基板受け渡し台25と同様に、複数本の基板支持ピン
34a,35aが鉛直方向に立設されており、これら基
板支持ピン34a,35aに基板Wが載置されて、露光
ユニット4との間で基板Wの受け渡しが行なわれる。
【0043】第1,第2のカセット36a,36bは、
それぞれ、テーブル台37a,37bにセットされてお
り、それらの内部には、複数枚の基板Wを水平姿勢で収
納しておくための複数個の収納棚(図示せず)が配置さ
れている。これらカセット36a,36bは、パイロッ
ト基板を収納して露光テストをする場合などに用いら
れ、使用する際には、IFユニット3の一側面に設けら
れた扉38を開いて、テーブル台37a,37bにセッ
トされる。
【0044】さて、以上説明した基板処理装置における
IFユニット3においては、第1の基板搬送ロボット3
1と第2の基板搬送ロボット33が、同一のバッファ部
32に対してアクセス(即ち、基板Wの収納/取り出
し)を行なっている。第1の基板搬送ロボット31及び
第2の基板搬送ロボット33は、図1に示すようなロボ
ットアクセスシステムにおいて、第1のコントローラ1
00及び第2のコントローラ200によってそれぞれ独
立に制御されて、バッファ部32に対するアクセスを行
なっている。
【0045】図1において、第1のコントローラ100
は、プログラムに従って各種処理や制御を行なうための
CPU110と、上記プログラムや処理中に生じたデー
タなどを格納するための内部メモリ120と、第1の基
板搬送ロボット31や第2のコントローラ200との間
で種々の信号をやり取りするための入出力回路130
と、を備えており、各構成要素はバス140によって接
続されている。また、第2のコントローラ200も、第
1のコントローラ100と同様の構成となっており、C
PU210と、内部メモリ220と、第2の基板搬送ロ
ボット33や第1のコントローラ100との間で種々の
信号をやり取りするための入出力回路230と、バス2
40と、を備えている。
【0046】なお、各入出力回路130,230から
は、基板搬送ロボット31,33に対して基板搬送ロボ
ット31,33をそれぞれ制御するための制御信号15
0,250が出力されており、逆に、基板搬送ロボット
31,33からは、入出力回路130,230に対し
て、基板搬送ロボット31,33の動作状態などを表す
検出信号160,260が出力されている。また、入出
力回路130,230同士の間では後述するような特定
の信号がやり取りされている。
【0047】さて、バッファ部32には、前述したよう
に複数個の収納棚32aがあるが、第1の基板搬送ロボ
ット31及び第2の基板搬送ロボット33共、何れの収
納棚32aに対してもアクセスを行なうことができるた
め、第1の基板搬送ロボット31及び第2の基板搬送ロ
ボット33が、ほぼ同時に同一の収納棚32aに対して
アクセスを行なうとすると、両者の間に相互干渉が生じ
る。また、同一の収納棚32aにアクセスしなくても、
上下に隣接した2個の収納棚32aにほぼ同時にそれぞ
れアクセスしたとしても、同様に相互干渉が生じる。何
故なら、図5において説明したように、或る収納棚32
aに対して基板Wの収納/取り出しを行なう際には、基
板支持部は必ずその収納棚のすぐ下の収納棚の部分を通
過するため、仮に、下の収納棚に対して他方の基板支持
部が基板Wの収納/取り出しを行なっていると、その収
納棚において基板支持部同士がぶつかり合うからであ
る。
【0048】そこで、本実施例においては、第1の基板
搬送ロボット31及び第1のコントローラ100をメイ
ンとし、第2の基板搬送ロボット33及び第2のコント
ローラ200をスレーブとして、第1及び第2のコント
ローラ間で特定の信号のやり取りを行ないながら、第1
の基板搬送ロボット31と第2の基板搬送ロボット33
との間で相互干渉が生じないようにしている。
【0049】図6は図1の第2のコントローラ200に
おける処理手順を示すフローチャートであり、図7及び
図8は図1の第1のコントローラ100における処理手
順を示すフローチャートである。
【0050】まず、スレーブ側である第2のコントロー
ラ200及び第2の基板搬送ロボット33の動作につい
て、図6を用いて説明する。
【0051】第2のコントローラ200において、図6
に示すように、処理が開始されると、まず、CPU21
0が処理コマンドを受け付け(ステップS20)、その
処理コマンドが、第2の基板搬送ロボット33によるバ
ッファ部32内の収納棚32aに対するアクセス(即
ち、基板Wの収納/取り出し)の実行であるか否かを判
定する(ステップS22)。アクセスの実行以外の処理
コマンドである場合には、その処理コマンドに対応した
処理を行なう(ステップS38)。しかし、処理コマン
ドがアクセスの実行である場合には、CPU210は、
入出力回路230を介して第1のコントローラ100に
対し棚番号信号280を出力する(ステップS24)。
出力された棚番号信号280は、第1のコントローラ1
00において、入出力回路130を介してCPU110
に入力される。この棚番号信号280は、第2の基板搬
送ロボット33をアクセスさせようとしている収納棚3
2aの番号を表す信号である。なお、この棚番号信号2
80は、後述するステップS36において出力停止がな
されるまで、継続して出力される。
【0052】次に、CPU210は、入出力回路230
を介して第2の基板搬送ロボット33を制御して、第2
の基板搬送ロボット33を、アクセスさせるべき収納棚
32aの前まで移動させる(ステップS26)と共に、
入出力回路230を介して第1のコントローラ100に
対しアクセス要請信号270を出力する(ステップS2
8)。出力された対しアクセス要請信号270は、第1
のコントローラ100において、入出力回路130を介
してCPU110に入力される。このアクセス要請信号
270は、第1のコントローラ100に対して、第2の
コントローラ200が、第2の基板搬送ロボット33の
上記収納棚(即ち、アクセスさせるべき収納棚)32a
に対するアクセスの許可を要請するための信号である。
なお、このアクセス要請信号270も、後述するステッ
プS36において出力停止がなされるまで、継続して出
力される。
【0053】続いて、CPU210は、第1のコントロ
ーラ100からアクセス許可信号170が入出力回路2
30に入力されるかどうかを検知しながら、入力される
まで待機する。このアクセス許可信号170は、第2の
コントローラ200に対して、第1のコントローラ10
0が、第2の基板搬送ロボット33の上記収納棚(即
ち、アクセスさせるべき収納棚)32aに対するアクセ
スを許可する信号である。
【0054】その後、第1のコントローラ100から第
2のコントローラ200にアクセス許可信号が入力さ
れ、CPU210がそれを検知したら、CPU210
は、入出力回路230を介して第2の基板搬送ロボット
33を制御して、第2の基板搬送ロボット33に、アク
セスさせるべき収納棚32aへのアクセスを開始させる
(ステップS32)。そして、第2の基板搬送ロボット
33がその収納棚32aに対し基板Wの収納/取り出し
を行なって後、CPU210がそのアクセスの完了を検
知したら(ステップS34)、CPU210は、第1の
コントローラ100に対して行なっていた棚番号信号2
80及びアクセス要請信号270の出力を停止させる
(ステップS36)。
【0055】こうして、第2の基板搬送ロボット33に
関する一連のアクセス処理が完了したら、再び、ステッ
プS20に戻り同様の動作が繰り返される。
【0056】次に、メイン側である第1のコントローラ
100及び第1の基板搬送ロボット31の動作につい
て、図7及び図8を用いて説明する。なお、第1のコン
トローラ100の処理には、図7に示すメイン処理と図
8に示すサブ処理とがあり、両方の処理は並列して行な
われる。まず、図8に示すサブ処理について説明する。
【0057】第1のコントローラ100において、図8
に示すように、サブ処理が開始されると、まず、CPU
110は、第2のコントローラ200から前述したアク
セス要請信号270が入出力回路130に入力されたか
どうかを判定する(ステップS60)。そして、アクセ
ス要請信号270が入力された場合には、CPU110
は、第1のコントローラ100の制御対象である第1の
基板搬送ロボット31を、バッファ部32の何れかの収
納棚32aにアクセスさせているか(またはアクセスさ
せようとしているか)どうかを判定する(ステップS6
2)。その結果、アクセスさせている(またはアクセス
させようとしている)場合には、CPU110は、先
に、第2のコントローラ200から入力されている棚番
号信号280に基づいて、第2のコントローラ200の
制御対象である第2の基板搬送ロボット33がアクセス
しようとしている収納棚32aの棚番号を検出する(ス
テップS64)。CPU110は、その検出結果に基づ
いて、第2のコントローラ200に対しアクセスを許可
した場合に、第2のコントローラ200の制御対象であ
る第2の基板搬送ロボット33によるアクセスによっ
て、アクセスさせている(またはアクセスさせようとし
ている)第1の基板搬送ロボット31との間で相互干渉
を生じるか否かを判定する(ステップS66)。前述し
たように、相互干渉は、第1及び第2の基板搬送ロボッ
ト31,33が、同一の収納棚32aにほぼ同時にアク
セスする場合のみならず、上下に隣接した2個の収納棚
32aにほぼ同時にアクセスする場合にも、生じる。従
って、ステップS66では、CPU110は、第1の基
板搬送ロボット31をアクセスさせている(またはアク
セスさせようとしている)収納棚及びその上下の収納棚
の何れかに、第2の基板搬送ロボット33がアクセスし
ようとしているか否かを判定する。具体的には、第1の
基板搬送ロボット31をアクセスさせている(またはア
クセスさせようとしている)収納棚の棚番号をAとし、
第2の基板搬送ロボット33がアクセスしようとしてい
る収納棚の棚番号をBとした場合に、BがA,A+1及
びA−1の何れかと一致するか否かを判定している。
【0058】さて、ステップS66において、相互干渉
が生じると判定した場合には、ステップS62に戻っ
て、再び、同様の処理が繰り返される。しかし、ステッ
プS66において、相互干渉が生じないと判定した場合
には、CPU110は、入出力回路130を介して、第
2のコントローラ200に対しアクセス許可信号170
を出力する(ステップS68)。なお、このアクセス許
可信号170も、後述するステップS70において出力
停止がなされるまで、継続して出力される。
【0059】また、ステップS62において、第1の基
板搬送ロボット31を何れの収納棚32aにもアクセス
させていない(またはアクセスさせようとしていない)
と判定した場合には、第2のコントローラ200に対し
アクセスを許可しても、第2のコントローラ200の制
御対象である第2の基板搬送ロボット33によるアクセ
スによって相互干渉は生じないので、この場合も、第2
のコントローラ200に対しアクセス許可信号170を
出力する(ステップS68)。
【0060】こうして、第2のコントローラ200に対
するアクセス許可についての一連の処理が完了したら、
ステップS60に戻り、再び、CPU110は、第2の
コントローラ200からアクセス要請信号270が入力
されたかどうかを判定する(ステップS60)。その
際、第2の基板搬送ロボット33によるアクセスが完了
して、第2のコントローラ200からアクセス要請信号
270が入力されなくなっていたら、CPU110は、
第2のコントローラ200に対するアクセス許可信号1
70の出力を停止する(ステップS70)。
【0061】次に、図7に示すメイン処理について説明
する。第1のコントローラ100において、メイン処理
が開始されると、まず、第2のコントローラ200の場
合と同様に、CPU110が処理コマンドを受け付け
(ステップS40)、その処理コマンドが、第1の基板
搬送ロボット31によるバッファ部32内の収納棚32
aに対するアクセス(即ち、基板Wの収納/取り出し)
の実行であるか否かを判定する(ステップS42)。ア
クセスの実行以外の処理コマンドである場合には、その
処理コマンドに対応した処理を行なう(ステップS5
2)。しかし、処理コマンドがアクセスの実行である場
合には、CPU110は、第2のコントローラ200に
対しアクセス許可信号170を出力中であるか否かを検
知する(ステップS44)。アクセス許可信号170を
出力中である場合には、第2のコントローラ200によ
ってその制御対象である第2の基板搬送ロボット33は
アクセスを実行中であるので、CPU110は、制御対
象である第1の基板搬送ロボット31にアクセスを実行
させた場合に、そのアクセスによって、既にアクセスし
ている第2の基板搬送ロボット33との間で相互干渉を
生じるか否かを判定する(ステップS46)。即ち、ス
テップS46では、CPU110は、第2の基板搬送ロ
ボット33がアクセスしている収納棚及びその上下の収
納棚の何れかに、第1の基板搬送ロボット31をアクセ
スさせようとしているか否かを判定する。
【0062】ステップS46において、相互干渉が生じ
る判定した場合には、ステップS44に戻って、再び、
同様の処理が繰り返される。しかし、ステップS46に
おいて、相互干渉が生じないと判定した場合には、CP
U110は、入出力回路130を介して第1の基板搬送
ロボット31を制御して、第1の基板搬送ロボット31
に、アクセスさせるべき収納棚32aへのアクセスを開
始させる(ステップS48)。そして、第1の基板搬送
ロボット31がその収納棚32aに対し基板Wの収納/
取り出しを行なって後、CPU110がそのアクセスの
完了を検知したら(ステップS50)、第1の基板搬送
ロボット31に関する一連のアクセス処理が完了するの
で、再び、ステップS40に戻り同様の動作が繰り返さ
れる。
【0063】以上説明したように、本実施例では、第1
及び第2の基板搬送ロボット31,33はバッファ部3
2における何れの収納棚32aに対してもアクセスする
ことができ、各々の基板搬送ロボット31,33のアク
セスする収納棚32aは常に変化しているが、そのよう
な場合であっても、アクセス時に、第1及び第2の基板
搬送ロボット31,33の間で相互干渉を生じることが
ない。
【0064】また、スレーブ側である第2の基板搬送ロ
ボット33は、バッファ部32における或る収納棚32
aにアクセスしようとする場合、第1のコントローラ1
00から第2のコントローラ200にアクセス許可信号
170が入力されるまで待機していなければいけない
が、第1のコントローラ100は第1の基板搬送ロボッ
ト31が収納棚32aにアクセス中でないか、アクセス
中であっても、そのアクセス中の第1の基板搬送ロボッ
ト31との間で、アクセスしようとする第2の基板搬送
ロボット33が相互干渉を生じない限り、直ちにアクセ
ス許可信号を出力するので、第2の基板搬送ロボット3
3は、従来のように常に一定の時間、待機している必要
はない。また、メイン側である第1の基板搬送ロボット
31は、バッファ部32における或る収納棚32aにア
クセスしようとする場合、第1のコントローラ100が
第2のコントローラ200に対しアクセス許可信号17
0を出力していないか、或いは出力していても、アクセ
ス中の第2の基板搬送ロボット33との間で、アクセス
しようとする第1の基板搬送ロボット31が相互干渉を
生じない限り、待機することなく、その収納棚32aに
アクセスすることができる。よって、全体的に基板搬送
ロボットの平均アクセス速度を向上させることができる
ので、基板搬送ロボットのアクセス頻度が高いような場
合にも十分対応することができる。
【0065】また、本実施例においては、前述したよう
に、スレーブ側である第2の基板搬送ロボット33は、
アクセスしようとする場合に、第2のコントローラ20
0にアクセス許可信号170が入力されるまでの間、必
ず待機していなければいけないので、その分、メイン側
である第1の基板搬送ロボット31に比べて平均アクセ
ス速度が遅くなる。しかし、露光ユニット4における処
理時間は、処理ユニット2における処理時間よりも長い
ので、第2の基板搬送ロボット33のバッファ部32に
対するアクセス頻度は、第1の基板搬送ロボット31の
それと比べて低くなる。従って、スレーブ側である第2
の基板搬送ロボット33の平均アクセス速度が遅くて
も、何ら問題は生じない。
【0066】図9は本発明の第2の実施例としてのロボ
ットアクセスシステムの構成を示すブロック図である。
本実施例においても、図1に示すロボットアクセスシス
テムの場合と同様に、図9に示すロボットアクセスシス
テムを図2に示した基板処理装置におけるIFユニット
3に適用する場合について説明する。
【0067】図9に示すように、本実施例のロボットア
クセスシステムは、第1及び第2の基板搬送ロボット3
1,33と、それらをそれぞれ独立に制御する第1及び
第2のコントローラ300,400と、を備える他、さ
らに、第1及び第2のコントローラ300,400から
共通してアクセスされ得る共通メモリ500を備えてい
る。
【0068】図9において、第1のコントローラ300
は、図1に示した第1及び第2のコントローラ100,
200と同様に、CPU310と、内部メモリ320
と、第1の基板搬送ロボット31や共通メモリ500と
の間で種々の信号をやり取りするための入出力回路33
0と、バス340と、を備えている。また、第2のコン
トローラ400も、同様に、CPU410と、内部メモ
リ420と、第2の基板搬送ロボット33や共通メモリ
500との間で種々の信号をやり取りするための入出力
回路430と、バス440と、を備えている。また、共
通メモリ500は、バッファ部32における各収納棚3
2aに対応して後述するようなフラグを設定するための
フラグ設定テーブル510を備えている。フラグ設定テ
ーブル510には、バッファ部32における各収納棚3
2aの棚番号と、各収納棚についてそれぞれ設定される
フラグと、が格納されている。
【0069】なお、各入出力回路330,430から
は、基板搬送ロボット31,33に対して基板搬送ロボ
ット31,33をそれぞれ制御するための制御信号35
0,450が出力されており、逆に、基板搬送ロボット
31,33からは、入出力回路330,430に対し
て、基板搬送ロボット31,33の動作状態などを表す
検出信号360,460が出力されている。また、その
他、各入出力回路130,230からは、共通メモリ5
00に対して、共通メモリ500に各種指示を出すため
の指示信号370,470や、共通メモリ500に書き
込むべき書き込みデータ390,490が出力され、共
通メモリ500からは、入出力回路130,230に対
し、共通メモリ500から読み出された読み出しデータ
380,480が出力される。
【0070】さて、図1に示した実施例においては、第
1の基板搬送ロボット31及び第1のコントローラ10
0をメインとし、第2の基板搬送ロボット33及び第2
のコントローラ200をスレーブとして、両者の間に主
従関係を持たせていたが、本実施例では、第1の基板搬
送ロボット31及び第1のコントローラ300と、第2
の基板搬送ロボット33及び第2のコントローラ400
とは同格であり、第1及び第2のコントローラ300,
400が共通して共通メモリ500にアクセスし、フラ
グ設定テーブル510にフラグを設定/解除することよ
って、第1の基板搬送ロボット31と第2の基板搬送ロ
ボット33との間で相互干渉が生じないようにしてい
る。
【0071】図10は図9の第1及び第2のコントロー
ラ300,400における処理手順を示すフローチャー
トである。第1のコントローラ300及び第1の基板搬
送ロボット31と、第2のコントローラ400及び第2
の基板搬送ロボット33とは、互いに、動作タイミング
が異なるだけで、動作内容は同じであるので、主とし
て、第1のコントローラ300及び第1の基板搬送ロボ
ット31の動作について、図10を用いて説明する。
【0072】第1のコントローラ300において、図1
0に示すように、CPU310が処理コマンドを受け付
け(ステップS80)、その処理コマンドが、第1の基
板搬送ロボット31によるバッファ部32内の収納棚3
2aに対するアクセス(即ち、基板Wの収納/取り出
し)の実行であるか否かを判定する(ステップS8
2)。アクセスの実行以外の処理コマンドである場合に
は、その処理コマンドに対応した処理を行なう(ステッ
プS94)。
【0073】しかし、処理コマンドがアクセスの実行で
ある場合には、CPU310は、共通メモリ500にお
いて、バッファ部32における収納棚32aのうち、干
渉領域に対応する収納棚についてフラグが設定されてい
るかどうかを検知する(ステップS84)。このフラグ
は、基板搬送ロボットがバッファ部32におけるどの収
納棚32aにアクセスしているかを示すものであり、何
れかの基板搬送ロボットがアクセス中であれば、そのア
クセスしている収納棚についてフラグは設定されるよう
になっている。
【0074】また、前述したように、相互干渉は、第1
及び第2の基板搬送ロボット31,33が、同一の収納
棚または上下に隣接した2個の収納棚32aにほぼ同時
にアクセスする場合に生じる。そこで、一方の基板搬送
ロボットが或る収納棚にアクセスしようとしている場合
に、その収納棚とその上下の収納棚の計3個の収納棚
は、それら収納棚に他方の基板搬送ロボットがアクセス
している(またはアクセスしようとしている)と、相互
干渉を起こす恐れがあるので、相互干渉を生じる可能性
がある領域であるとして、干渉領域と呼ぶことにする。
【0075】図11及び図12はそれぞれ図9に示すフ
ラグ設定テーブル510の内容の時間的推移の一例を示
す説明図である。図11及び図12においては、バッフ
ァ部32における収納棚32aの個数を50個としてお
り、棚番号としては、「1」から「50」まで付されて
いる。また、フラグについては、フラグが設定されてい
る場合を「1」とし、フラグが解除されている場合を
「0」としている。従って、第1のコントローラ300
が制御対象である第1の基板搬送ロボット31をアクセ
スさせているときには、そのアクセスさせている収納棚
の棚番号にフラグ「1」が設定され、また、第1の基板
搬送ロボット31以外の基板搬送ロボット(本実施例で
は、第2の基板搬送ロボット33)がアクセスしている
ときには、そのアクセスしている収納棚の棚番号にフラ
グ「1」が設定されることになる。
【0076】それでは、今、第1のコントローラ300
が第1の基板搬送ロボット31を棚番号「24」の収納
棚にアクセスさせようとしているものとして、ステップ
S84の動作を具体的に説明する。
【0077】CPU310は、まず、第1の基板搬送ロ
ボット31をアクセスさせようとしている収納棚は棚番
号「24」の収納棚であるので、その棚番号「24」の
収納棚と、その上下の収納棚である棚番号「23」,
「25」の収納棚を、上記した干渉領域にある収納棚で
あると認定する。そして、CPU310は、入出力回路
330を介して共通メモリ500に対し指示信号370
を出力して、干渉領域にある収納棚の棚番号「23」〜
「25」についてのフラグの設定内容の読み出しを指示
する。それによって、共通メモリ500から読み出しデ
ータ380としてフラグの設定内容が入力されたら、そ
の設定内容に基づいて、棚番号「23」〜「25」の収
納棚についてフラグが設定されているかどうかを判定す
る。
【0078】判定の結果、干渉領域にある収納棚につい
てフラグが設定されている場合には、CPU310は、
ステップS84の処理を繰り返して、その設定が解除さ
れるまで待機する。例えば、図11(a)では、干渉領
域にある棚番号「25」の収納棚についてフラグが設定
(「1」)されているので、図11(b)に示すよう
に、その設定が解除(「0」)されるまで、CPU31
0は待機することになる。また、判定の結果、干渉領域
にある収納棚についてフラグが設定されていない場合
(即ち、フラグが解除されている場合)には、CPU3
10は、次のステップS86の処理に移る。例えば、図
12(a)では、棚番号「26」の収納棚についてフラ
グが設定されているが、干渉領域にある棚番号「23」
〜「25」の収納棚についてはフラグが設定されていな
いので、CPU310はステップS86の処理に移るこ
とになる。また、図11(b)では、棚番号「25」の
収納棚について設定されていたフラグが解除されたの
で、この場合も、ステップS86の処理に移る。
【0079】ステップS86では、CPU310は、共
通メモリ500に対し、第1の基板搬送ロボット31を
アクセスさせようとしている収納棚についてフラグを設
定する。具体的には、CPU310は、入出力回路33
0を介して共通メモリ500に対し指示信号370と書
き込みデータ390を出力して、棚番号「24」の収納
棚についてフラグを設定する。その結果、図11(c)
または図12(b)に示すように、棚番号「24」には
フラグが設定される。
【0080】次に、CPU310は、入出力回路330
を介して第1の基板搬送ロボット31を制御して、第1
の基板搬送ロボット31に、アクセスさせるべき収納棚
(即ち、棚番号「24」の収納棚)へのアクセスを開始
させる(ステップS88)。そして、第1の基板搬送ロ
ボット31がその棚番号「24」の収納棚に対し基板W
の収納/取り出しを行なって後、CPU310がそのア
クセスの完了を検知したら(ステップS90)、CPU
310は、共通メモリ500に対し、ステップS86で
設定したフラグを解除する(ステップS92)。具体的
には、CPU310は、入出力回路330を介して共通
メモリ500に対し指示信号370と書き込みデータ3
90を出力して、棚番号「24」の収納棚について設定
していたフラグを解除する(フラグを「1」から「0」
に書き換える)。
【0081】こうして、第1の基板搬送ロボット31に
関する一連のアクセス処理が完了したら、再び、ステッ
プS80に戻り同様の動作が繰り返される。
【0082】なお、以上の説明においては、第1のコン
トローラ300及び第1の基板搬送ロボット31の動作
について述べたが、前述したように、他方の第2のコン
トローラ400及び第2の基板搬送ロボット33の動作
についても、第1のコントローラ300及び第1の基板
搬送ロボット31の動作と同様の内容となる。
【0083】従って、本実施例によれば、一方の基板搬
送ロボットがバッファ部32における或る収納棚32a
にアクセスしようとするとき、共通メモリ500におい
て、干渉領域にある収納棚についてフラグが設定されて
いる場合には、目的の収納棚にはアクセスせず待機して
いるので、他方の基板搬送ロボットとの間で相互干渉を
生じる恐れがない。
【0084】また、一方の基板搬送ロボットが或る収納
棚32aにアクセスしようとするときに、干渉領域にあ
る収納棚についてフラグが設定されていなければ、目的
の収納棚に直ちにアクセスすることができるので、従来
のように常に一定の時間、待機している必要はない。よ
って、全体的に基板搬送ロボットの平均アクセス速度を
向上させることができるので、基板搬送ロボットのアク
セス頻度が高いような場合にも十分対応することができ
る。
【0085】また、本実施例においては、基板搬送ロボ
ット及びコントローラの各組をそれぞれ同格に扱ってい
るので、基板搬送ロボット及びコントローラの組が3組
以上であっても、支障なく動作させることができる。従
って、例えば、バッファ部32に3台以上の基板搬送ロ
ボットをアクセスさせようとする場合にも十分対応する
ことができる。
【0086】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0087】上記した実施例においては、制御対象であ
るロボットは基板搬送ロボットであり、アクセス対象は
収納棚であり、アクセス内容は基板Wの収納/取り出し
であったが、本発明は、これらに限定されるものではな
く、アクセス対象としては、或る有効範囲内において複
数の領域が設定されているようなものであれば良く、ま
た、ロボットとしても、その有効範囲内の何れの領域に
もアクセスすることができるようなロボットであれば良
く、アクセス内容としても、上記領域を上記ロボットの
一部が占有するような動作内容であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのロボットアクセ
スシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のロボットアクセスシステムを適用した基
板処理装置の全体構成を示す平面図である。
【図3】図2におけるインタフェースユニットを露光ユ
ニット側から見た正面図である。
【図4】図2におけるバッファ部付近の概略構成を示す
斜視図である。
【図5】図4における第1の基板搬送ロボットによって
基板の収納を行なう際の動作を説明するための説明図で
ある。
【図6】図1の第2のコントローラ200における処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】図1の第1のコントローラ100におけるメイ
ン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】図1の第1のコントローラ100におけるサブ
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例としてのロボットアクセ
スシステムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9の第1及び第2のコントローラ300,
400における処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図9に示すフラグ設定テーブル510の内容
の時間的推移の一例を示す説明図である。
【図12】図9に示すフラグ設定テーブル510の内容
の時間的推移の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…インデクサ 2…処理ユニット 2a…開口部 3…IFユニット 4…露光ユニット 5…キャリア自動搬送装置 11…搬入出テーブル 12…基板搬入出ロボット 21…第1の装置配置部 22…第2の装置配置部 23…基板搬送ロボット 23a…突起 23b…ハンド 23c…伸縮部 23e…Z方向移動部 23f…X方向移動部 23g…ネジ軸 23h…モータ 23i…ガイド軸 24…搬送経路 25…基板受け渡し台 25a…基板支持ピン 31…第1の基板搬送ロボット 31a…Z方向駆動部 31aa…ネジ軸 31ab…モータ 31b…連結部材 31c…回転駆動部 31ca…回転軸 31cb…モータ 31d…伸縮駆動部 31da…モータ 31db…タイミングベルト 31e…基板支持部 32…バッファ部 32a…収納棚 33…第2の基板搬送ロボット 33a…Y方向駆動部 33aa…ネジ軸 33ab…ガイド軸 33ac…モータ 33b…第1の連結部材 33c…Z方向駆動部 33d…第2の連結部材 33e…回転駆動部 33f…伸縮駆動部 33g…基板支持部 34…基板搬入台 34a,35a…基板支持ピン 35…基板搬出台 36a,36b…カセット 37a,37b…テーブル台 38…扉 100…第1のコントローラ 110…CPU 120…内部メモリ 130…入出力回路 140…バス 150…制御信号 160…検出信号 170…アクセス許可信号 200…第2のコントローラ 210…CPU 220…内部メモリ 230…入出力回路 240…バス 250…制御信号 260…検出信号 270…アクセス要請信号 280…棚番号信号 300…第1のコントローラ 310…CPU 320…内部メモリ 330…入出力回路 340…バス 350…制御信号 360…検出信号 370…指示信号 380…読み出しデータ 390…書き込みデータ 400…第2のコントローラ 410…CPU 420…内部メモリ 430…入出力回路 440…バス 450…制御信号 460…検出信号 470…指示信号 480…読み出しデータ 490…書き込みデータ 500…共通メモリ 510…フラグ設定テーブル BU…ベークユニット C…キャリア EEW…エッジ露光部 SC…スピンコーター SD…スピンディベロッパー W…基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた有効範囲内における何れ
    の領域にもそれぞれアクセスすることが可能な複数のロ
    ボットと、各ロボットをそれぞれ独立して制御する複数
    のコントローラと、を備えたロボットアクセスシステム
    であって、 或る第1のロボットが前記有効範囲内における或る領域
    にアクセスしているまたはアクセスしようとしている場
    合に、前記第1のロボット以外の第2のロボットを制御
    するコントローラは、前記第1のロボットがアクセスし
    ているまたはアクセスしようとしている前記領域である
    アクセス対象領域を含む領域であって、且つ、前記第1
    のロボットが前記アクセス対象領域にアクセスしている
    際に前記第2のロボットがアクセスすれば前記第1のロ
    ボットとの間で相互干渉を生じる可能性がある領域に、
    前記第2のロボットをアクセスさせないように制御する
    ことを特徴とするロボットアクセスシステム。
  2. 【請求項2】 予め定められた有効範囲内における何れ
    の領域にもそれぞれアクセスすることが可能な第1及び
    第2のロボットと、該第1及び第2のロボットをそれぞ
    れ独立して制御する第1及び第2のコントローラと、を
    備えたロボットアクセスシステムであって、 前記第2のコントローラは、前記第2のロボットを前記
    有効範囲内における或る領域にアクセスさせる際に、前
    記第1のコントローラに対し、アクセスさせようとして
    いる前記領域であるアクセス対象領域へのアクセス許可
    を要請するアクセス要請信号を出力し、その後、前記第
    1のコントローラから、前記アクセス対象領域へのアク
    セスを許可をするアクセス許可信号が入力されるまでの
    間、前記第2のロボットを前記アクセス対象領域へアク
    セスさせず、前記アクセス許可信号が入力されたら、前
    記第2のロボットを前記アクセス対象領域へアクセスさ
    せると共に、 前記第1のコントローラは、前記第2のコントローラか
    ら、前記アクセス要請信号が入力されたら、前記第2の
    ロボットの前記アクセス対象領域へのアクセスを許可し
    た場合に、前記第1のロボットとの間で相互干渉が生じ
    る可能性がある否かを判定し、前記相互干渉の生じる可
    能性がない場合には、前記第2のコントローラに対し、
    前記アクセス許可信号を出力し、前記相互干渉の生じる
    可能性がある場合には、前記第2のコントローラに対
    し、前記アクセス許可信号を出力せず、その後、前記相
    互干渉の生じる可能性がなくなったら、前記アクセス許
    可信号を出力し、該アクセス許可信号を出力した場合に
    は、前記第2のロボットによるアクセスが完了するまで
    の間、前記第1のロボットを、前記第2のロボットとの
    間で相互干渉が生じる可能性がある領域へはアクセスさ
    せないようにすることを特徴とするロボットアクセスシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のロボットアクセスシス
    テムにおいて、 前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラに
    対し、前記アクセス要請信号の他、前記有効範囲内にお
    ける前記アクセス対象領域の位置を示す位置情報を出力
    すると共に、 前記第1のコントローラは、入力された前記位置情報を
    基にして、前記アクセス対象領域を特定することを特徴
    とするロボットアクセスシステム。
  4. 【請求項4】 予め定められた有効範囲内における何れ
    の領域にもそれぞれアクセスすることが可能な複数のロ
    ボットと、各ロボットをそれぞれ独立して制御する複数
    のコントローラと、を備えたロボットアクセスシステム
    であって、 前記複数のコントローラが共通して、前記有効範囲内に
    おける領域に対応したフラグをそれぞれ設定することが
    可能なフラグ設定手段をさらに備え、 前記複数のコントローラは、それぞれ、制御対象である
    ロボットを前記有効範囲内における或る領域にアクセス
    させる際に、前記フラグ設定手段に、アクセスさせよう
    としている前記領域であるアクセス対象領域を含む特定
    領域に対応したフラグが設定されているか否かを判定
    し、前記特定領域に対応したフラグが設定されていない
    場合には、前記フラグ設定手段に、前記特定領域に対応
    したフラグを設定した後、前記制御対象ロボットを前記
    アクセス対象領域にアクセスさせ、前記特定領域に対応
    したフラグが設定されている場合には、該フラグの設定
    が解除されるまでの間、前記制御対象ロボットを前記ア
    クセス対象領域にアクセスさせず、その後、前記フラグ
    の設定が解除されたら、前記フラグ設定手段に前記特定
    領域に対応したフラグを設定した後、前記制御対象ロボ
    ットを前記アクセス対象領域にアクセスさせると共に、 その後、前記制御対象ロボットによる前記アクセス対象
    領域へのアクセスが完了したら、前記フラグ設定手段に
    設定した前記フラグを解除することを特徴とするロボッ
    トアクセスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のロボットアクセスシス
    テムにおいて、 前記特定領域は、前記制御対象ロボット以外の他のロボ
    ットがアクセスしていれば、前記制御対象ロボットが前
    記アクセス対象領域にアクセスした際に、前記他のロボ
    ットとの間で相互干渉が生じる可能性がある領域である
    ことを特徴とするロボットアクセスシステム。
  6. 【請求項6】 予め定められた有効範囲内における何れ
    の領域にもそれぞれアクセスすることが可能な複数のロ
    ボットを制御するロボットアクセス制御方法であって、 或る第1のロボットが前記有効範囲内における或る領域
    にアクセスしているまたはアクセスしようとしている場
    合に、前記第1のロボット以外の第2のロボットは、前
    記第1のロボットがアクセスしているまたはアクセスし
    ようとしている前記領域であるアクセス対象領域を含む
    領域であって、且つ、前記第1のロボットが前記アクセ
    ス対象領域にアクセスしている際に前記第2のロボット
    がアクセスすれば前記第1のロボットとの間で相互干渉
    を生じる可能性がある領域に、アクセスしないように制
    御することを特徴とするロボットアクセス制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119442A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Canon Inc 基板搬送装置、それを用いた露光装置、及びデバイスの製造方法
JP2014104573A (ja) * 2012-11-30 2014-06-09 Seiko Epson Corp ロボットコントローラー
JP2015527754A (ja) * 2012-09-06 2015-09-17 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド 半導体製造機器のためのアクセス割当てシステム及びその使用及び作動方法
KR20190008108A (ko) * 2017-07-14 2019-01-23 가부시기가이샤 디스코 인라인 시스템
CN113672559A (zh) * 2021-08-30 2021-11-19 中科新松有限公司 一种机器人的访问方法、装置、机器人及存储介质

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