JPH11216667A - スラリー供給装置 - Google Patents

スラリー供給装置

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JPH11216667A
JPH11216667A JP31273298A JP31273298A JPH11216667A JP H11216667 A JPH11216667 A JP H11216667A JP 31273298 A JP31273298 A JP 31273298A JP 31273298 A JP31273298 A JP 31273298A JP H11216667 A JPH11216667 A JP H11216667A
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slurry
housing
slurry supply
supply device
wheel assembly
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Peter Mok
ピーター・モク
Jon Chun
ジョン・チャン
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Aplex Inc
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    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/04Lapping machines or devices; Accessories designed for working plane surfaces
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラリー供給量を木目細かく制御可能な、
化学的機械的研磨プロセス用のスラリー供給装置を提供
する。 【解決手段】 ホイールの回転によりスラリーを供給
するスラリー供給装置が、集積回路の製造における化学
的機械的研磨プロセスにおいて用いられる。ある実施形
態では、スラリー供給装置が一対の逆転ホイールを用い
ている。両ホイールは、可変速モータにより所望の量の
スラリーを供給すべく実験的に決定された所定の速度で
駆動される。回転ホイールの形状によりスプレーの垂直
方向の分散が制御される。また、装置のハウジングにお
ける開口部及びホイールの回転速度によって、スプレー
の水平方向の分散が制御される。この装置はスラリーに
対して化学的に不活性な材料から構成され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の供給に関す
る。特に、本発明は、化学的機械的研磨(CMP)装置
におけるスラリーの供給に関する。
【従来の技術】サブミクロン集積回路では、多層式相互
接続構造において必要な平坦性を作り出すためにCMP
技術を用いる。詳述すると、例えばアルミニウム、タン
グステン、又は銅のような相互接続層を被着するための
平坦面を作り出すため、中間層の誘電体(例えば二酸化
シリコン)を、細かい研磨材を含むアルカリ性又は酸性
のスラリーを用いる研磨プロセスによって平坦化する。
このようなスラリーの一例には、pHが約11に調節さ
れた脱イオン水に懸濁された二酸化シリコン粒子(例え
ば平均粒径70nm)が含まれる。アルカリ性は、水酸
化カルシウム(KOH)及び水酸化アンモニウム(NH
3OH)によって与えることができる。他の用途では、
酸性のスラリーを用いることもある。通常、CMPポリ
ッシャでは、研磨ヘッドにより、研磨する半導体ウエハ
を研磨パッドに僅かな圧力で押しつけた状態で維持す
る。CMPで用いる場合は、研磨パッドが通常ポリウレ
タン材料から作られたものである。研磨プロセスの間、
研磨ヘッドは所定の動きパターンに従って半導体ウエハ
を動かす。別形態では、研磨パッドが半導体ウエハに対
して動くプラットフォーム上に取り付けられ得る。研磨
パッドに対する半導体ウエハの動き、及びスラリーの機
械的及び化学的作用とが協働して、ウエハの表面の平坦
化のための研磨作用を与える。このプロセスでは、スラ
リーが大量の水分を含んでいるため、スラリーは研磨材
としてのみならず、ウエハの表面を許容できる温度に維
持する冷却剤としての役目も果たす。従来技術では、こ
のスラリーは、スラリー供給ラインに結合され、適切な
位置に配置されたノズルにより研磨パッドの表面に噴霧
され、且つ蠕動ポンプを用いて1分当たり50〜500
ccの量が研磨パッドの表面に供給される。しかし、こ
のような構成では、時間の経過につれ様々な問題が生じ
てくる。具体的には、スラリーからの被着物がノズルを
詰まらせ、スラリーの供給が不均一且つ不十分となるこ
とがある。このような状況では、スラリーの供給が不均
一且つ不十分となるため、研磨の均一性が低下し、更に
過熱のためウエハに重大な損傷が生ずることがある。ま
た、ノズルが良好な状態で作動していたとしても、供給
されるスラリーの量を調節することが困難である。更
に、スラリー供給装置を洗浄するための手段を設けるこ
とも重要である。また乾燥時にスラリーの薄片がはげ落
ちて、それが半導体ウエハ上に付着した場合には、集積
回路の性能を低下させることもある。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、供給するスラリーの量を木目細かく制御することが
可能で、スラリーの浪費を防止できるスラリー供給装置
を提供し、また、良好な作動状態を保つように洗浄のた
めの手段を備えたスラリー供給装置を提供して上記の従
来技術の問題点を克服することにある。
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転ホ
イールからスラリーを供給するスラリー供給装置が提供
される。ある実施例では、スラリー供給装置が、(a)
開口部を有するハウジングと、(b)前記ハウジング内
部に設けられた、スラリーを保持するためのリザーバ
と、(c)モータのような回動機構と、(d)前記ハウ
ジングの内部に設けられ、前記回動機構と係合してそれ
と共に回転するホイールアセンブリとを含む。この実施
例では、ホイールアセンブリがスラリーリザーバに挿入
される円錐形部及びディスク部を有する。動作中、即ち
ホイールアセンブリが回動機構により回転している間、
スラリーの流れはホイールアセンブリの円錐形部の側壁
に沿って上るように強制され、このスラリーは、ディス
クによりスプレーとしてハウジングの開口部を通して供
給されることになる。このスプレーは回転による遠心力
によって生成される。可変速DCモーターを用いた場
合、スラリー供給装置によって供給されるスラリーの量
はモーターに印加される電圧によって制御することがで
きる。ハウジング、ホイール、及びスラリーと接触する
ことになる任意の表面は、スラリーに対して化学的に不
活性な合成材料(例えばポリカーボネート、ポリプロピ
レン、ポリふっ化ビニリデン(PVEF)、又は露出面
にテフロン被覆が成されている任意の材料)から作られ
る。ある実施例では、スラリー供給装置のハウジング
が、スラリースプレーが所定の角度に制限されるよう
に、開口部の近傍において壁部を有する。スラリー供給
装置には、スラリー供給装置のスラリーリザーバへの連
続的なスラリーの供給を維持するためのスラリー供給ラ
インを取り付ける入口が備えられている。本発明によれ
ば、二重の逆転ホイールからスラリーを供給する自浄式
スラリー供給装置も提供される。ある実施例では、この
スラリー供給装置が、(a)開口部を有するハウジング
と、(b)ハウジング内部に設けられたスラリーを保持
するためのリザーバと、(c)例えばモータのような回
動機構と、(d)前記ハウジング内に設けられ、前記回
動機構に係合してそれと共に回転するホイールアセンブ
リとを含む。この回動機構は、各ホイールを逆の方向に
回転させ、スラリーのスプレーが重なるようにする。ハ
ウジングにおけるこの開口部の形状により、スラリース
プレーが所定の角度に制限される。ある実施例では、ス
ラリー供給装置が、空気シリンダにより動作される摺動
式ドア、及び摺動式ドアが閉じられている時オペレータ
の介入及びハウジングの内部及び外部の相互汚染なし
に、ハウジングの洗浄ができるようにする洗浄水用の入
口を有する。本発明のスラリー供給装置により、研磨パ
ッド全体にわたるスラリーの供給及び供給されるスラリ
ーの量の木目細かい制御が可能となり、スラリーの無駄
が最小限に押さえられる。更に、自浄式スラリー供給装
置も提供される。
【発明の実施の形態】本発明は、前の節において説明し
た従来技術の問題点のないスラリー供給装置を提供す
る。以下の説明の理解を助けるべく、図面の中の類似し
た要素には類似の符号を付して示してある。図1a及び
図1bは、それぞれCMP装置100の側面図及び正面
図である。図1a及び図1bに示すように、CMP装置
100は、ウエハ107のような1又は2以上の垂直に
保持された半導体ウエハを研磨するべく構成されている
連続研磨ベルト101を有する。ウエハ107は研磨ヘ
ッド105によって垂直方向に保持され、この研磨ヘッ
ド105はウエハ107を垂直方向に装着された研磨ベ
ルト101に付着された研磨パッドに押しつける。研磨
ベルト101は選択された研磨速度(例えば1秒当たり
10m)で、プーリ102及び103を回転させること
により連続的な動きを維持する。支持アセンブリ106
は、ウエハ107を選択された圧力(例えば5psi)
に保持するべく、研磨ベルト101に背面から圧力を与
える。研磨ヘッド105は矢印109で示された所定の
方向に回転し、所望に応じて研磨パッドの表面を矢印1
07a及び107bで示す直線の方向に前後に動かされ
る。図1には、ウエハの研磨のために用いられるただ1
つの研磨ベルトアセンブリの側面が示されているが、研
磨ヘッド及びそれに付随する機構は、CMP装置100
の研磨ベルトアセンブリの両側に設けることができ、こ
れによって全体的なウエハのスループットを高めること
がでる。本発明は、スラリーを供給するスラリー供給装
置104を提供する。このスラリー供給装置104は、
研磨ヘッド105から上流(研磨ベルト101の移動方
向について)僅かな距離だけおいた位置に配置される。
スラリー供給装置104は、高速の回転ホイールからス
ラリーの細かい流れを噴霧する。図2aには、スラリー
供給装置104の側面図が示されている。図2aに示す
ように、スラリー供給装置104は、(a)スラリーリ
ザーバ205を備えた下側ハウジング201、(b)例
えば留めねじにより下側ハウジング201に固定される
上側ハウジング202、及び(c)可変速モータ203
を有する。コンポーネントホイールアセンブリは、下側
ハウジング201及び上側ハウジング202の間に挿入
されている。上側ハウジング202はスラリー入口20
4を有し、このスラリー入口204は動作中にスラリー
供給ライン(図示せず)に結合され、スラリー供給装置
104にスラリーを連続的に供給する。この供給ライン
にスラリーを供給するために蠕動ポンプを用いることが
できる。この実施例では、上側ハウジング202及び下
側ハウジング201、コンポーネントホイールアセンブ
リ(図2bに示す)は、ポリカーボネート、ポリプロピ
レン、ポリふっ化ビニリデン(PVDF)、露出面にテ
フロン被覆をなされた任意の材料、若しくはスラリーに
対して不活性な他の任意の材料(例えば硬質プラスチッ
ク)から作られ得る。モータ203は、好ましくは印加
する電圧の大きさを変化させることによりその速度を変
化させることができるDCモータである。上側ハウジン
グ202は正面に開口部(即ち図3a、図3b及び図4
に示す、以下に説明する開口部310)を有し、従って
スラリーのスプレーがこの開口部を通して供給され得る
ことになる。図2aは、スラリー供給装置104の組立
側面図である。図2aに示すように、ディスペンサ10
4は、モータ203、上側ハウジング202及び下側ハ
ウジング201(スラリー入口204及びスラリーリザ
ーバ205を含む)に加えてホイールアセンブリ210
を有し、このホイールアセンブリは少なくとも3つの部
材、即ち(a)動作中にホイールアセンブリがモータ2
03の速度で回転するようにモータ203の回転シャフ
ト211に係合するリンク部材212、(b)その上側
及び下側表面の間に溝217を備えたホイール又はディ
スク部213、及び(c)ディスク部213の下側面に
取り付けられた円錐形部214を有する。図2bには、
スルーホール216の組も示されており、このスルーホ
ールを通して留めねじをねじ込み、上側ハウジング20
2の対応するねじを切られた穴に係合させることにより
上側ハウジング202を下側ハウジング201に固定す
ることができる。円錐形部214は、下側ハウジング2
01の開口部215に挿入される。開口部215は、ス
ラリーリザーバ205の中に開口している。スラリー供
給装置204の正面図は図3aに示されており、ここで
は上側ハウジング202における正面開口部310の上
部から見た正面図が示されている。図3aに示すよう
に、2つの部分壁301a及び301bが上側ハウジン
グ202の天井部から垂設されている。部分壁301a
及び301bは、スラリー供給装置104からのスラリ
ースプレーの角度を制限するべく設けられている。スラ
リー供給装置104の動作について、図3b及び図4と
ともに説明する。図3bは、上側ハウジング202の天
井部から見たスラリー供給装置104の図であり、図4
はスラリー供給装置104の垂直断面図である。動作
中、モータ203は所定の速度(例えば1分当たり20
00〜3000回転)でホイールアセンブリ210を回
す。所望のモータの動作速度は、主として供給されるス
ラリーの量により決定される。一般に、回転速度が高く
なるほど、供給されるスラリーの量も増加する。実際に
必要となる速度は、実験的に決定することができる。図
4に示すように、動作速度において、スラリーの流れ
は、円錐形部214の表面において生成する境界層のた
め、スラリーリザーバ205から円錐形部214の側壁
に沿って延び上がってゆく。スラリーの流れはディスク
部214の下側表面を越えて延びてゆき、溝217に入
る。回転ホイールアセンブリ210の遠心力により、ス
ラリーは溝217から上側ハウジング202の開口部3
10を通してスラリー供給装置から噴霧される。溝21
7の壁により形成されるディスク部213の鋭角の縁部
は、このスプレーを垂直方向に薄い層の中に制限する役
目を果たす。この実施例では、円錐形部214の傾斜し
た側壁が、ディスク部213から100度傾斜してい
る。上述のように、壁301a及び301bは、スラリ
ーのスプレーを図面に示したように水平方向に所定の角
度φに制限する。この角度の大きさ即ち壁301a及び
301bの長さは、実験的に決定される。スラリー供給
装置104から流れ出たスラリー(例えばハウジングの
壁により捕捉されたスラリー)は、回収して再利用する
ことができ、これによりスラリーの浪費を防止してい
る。本発明の第2の実施例によれば、2つのホイールを
用いるスラリー供給装置が提供される。スラリー供給装
置124は、一対の高速の逆転ホイールからスラリーの
細かい流れをスプレーする。図5は、スラリー供給装置
124の等角正面図である。図5に示すように、スラリ
ー供給装置124は、前面220を有し、この前面22
0には前面の裏側に配置されたホイールハウジング24
0へ連通する開口部225が設けられている。ホイール
ハウジング240の開口部は前面220における開口部
225と位置合わせされている。ホイールハウジング2
40の内部には、ハウジング内部の底面においてスラリ
ーリザーバ248の上に配置された2つのホイール25
0が含まれている。図6a及び図6bにおけるスラリー
供給装置の背面図においては、ホイールハウジング24
0の外部が示されている。ホイールハウジング240は
スラリー入口ライン340に結合されており、このスラ
リー入口ライン340は動作中スラリー供給ライン(図
示せず)に結合され、これによりスラリー供給装置12
4に連続的にスラリーを供給できる。供給ラインにスラ
リーを供給するために蠕動ポンプを用いることができ
る。一対の可変速モータ320は、ホイールハウジング
240の上に配置される。モータ320は、好ましくは
DCモータである。モータ320は図7に示すように、
ホイール250の上部におけるスロット251に嵌合す
べく下向きに延びている回転シャフトを有する。ホイー
ル250の下側部分は円錐形部252である。ディスク
部253は円錐形部の上に設けられている。ホイールハ
ウジング240の底部に設けられた2組のスラリーリザ
ーバ248は図8に示されている。図8は、ホイールを
取り除いて示したホイールハウジングの平面図である。
動作中、ホイール250は円錐形部252の下側部がス
ラリーリザーバ248の中心交差部249にくるよう
に、ホイール250が配置される。スラリーリザーバ2
48の設計は、スラリーの使用を最小限に押さえられる
ような有利な設計となっている。スラリー供給装置12
4の動作について図9と共に説明する。図9は、ホイー
ルハウジング240の内部の天井部から見たスラリー供
給装置124の図である。動作中、モータ203はホイ
ール250のそれぞれを所定の速度(例えば1分当たり
3000〜6000回転)で互いに逆方向610に回転
させる。これにより、矢印620に示すスラリー供給の
方向にスラリーが重ねて噴霧されることになる。モータ
の所望の動作速度は、主として、供給されるのに必要な
スラリーの量及び所望の供給パターンによって決定され
る。一般に、モータ動作速度が高くなるほど供給される
スラリーの量も増加し、供給の中心においてより大きな
重なり部分が得られる。しかし、速度が速くなると、粒
径も小さくなることになる。ミスチング(misting)を
無くすためにはより大きな液滴サイズが必要になる。好
ましい速度は流れ速度と粒径の間のトレードオフのため
に実験的に決定され得る。典型的なスラリーのスラリー
供給ライン340を通しての供給速度は約450ml/
分である。ある動作速度において、スラリーの流れは円
錐形部の表面における境界層の生成のために、スラリー
リザーバ248からホイール250の円錐形部250の
側壁に沿って延びてゆく。このスラリーの流れは、ホイ
ール250のディスク部253の下側表面に達する。回
転ホイール250の遠心力により、スラリーはホイール
ハウジング240の開口部を通してスラリー供給装置1
04の外に噴霧される。ホイール250のディスク部の
鋭角の縁部は、スプレーを垂直方向における薄い層に制
限する役目を果たす。この実施例では、円錐形部252
の傾斜側壁が、ディスク部253に対して約120度傾
斜している。前面220の開口部225及び対応するホ
イールハウジング240の開口部の形状により、スラリ
ー分散の水平方向の幅が決定される。ホイールハウジン
グ240及びホイール250は、ポリプロピレン、ポリ
ふっ化ビニルデン(PVDF)、カイナー(Kynar)、
露出面をテフロン被覆した任意の材料、又はスラリーに
対して不活性な他の任意の材料(例えば硬質プラスチッ
ク)から作られ得る。継手は通常テフロン製である。以
下に説明する排出・供給用ラインは、通常テフロン又は
PVDFから作られる。ホイールハウジング240の内
部の全ての角部は、後に説明するように、スラリー供給
装置124の洗浄を容易にするため面取りされる。スラ
リー供給装置124は摺動式ドア230も有している。
この摺動式ドアはホイールハウジング240の内部を洗
浄できるように、閉じることができる。摺動式ドア23
0は、図6a及び図6bに示すように、空気シリンダハ
ウジング235の内部に包入された空気シリンダ335
により移動される。洗浄用の水は、水入口ライン343
から供給される。ホイールハウジング240は、スラリ
ー排出弁243に結合されたスラリー排出ライン242
を通して排出される。通常の動作時においては、ホイー
ルハウジング240はオペレータの介入なしに各ウエハ
の研磨の間に洗浄される。摺動式ドア230には、一対
の樋状部(gutter)332も取着されている。樋状部3
32は、ビニール製のヒンジを備えたプラスチックで構
成される。摺動式ドア230が閉じられている時、樋状
部332は内側に折り畳まれ、水入口ライン343から
供給される水で洗浄される。摺動式ドア230が開けら
れている時、樋状部332は、図5に示す前面220に
おける開口部225を通して水平に延び、ホイールハウ
ジング240の内部を、前面220から液体が流れ込ん
でこないように保護する。スラリー供給装置124の通
常の動作時には、水の流れは前面220を下向きに流れ
る。摺動式ドア230及び樋状部332により、ホイー
ルハウジング240の内部と外部との相互汚染を生じさ
せることなく洗浄を行うことが可能となるという利点が
得られる。つまり、ホイールハウジング240の内部を
洗浄した時流れ出たスラリーが、研磨ベルト101に被
着された研磨パッド上に落ちないようになり、また外部
の洗浄時にホイールハウジング240内のスラリーが希
釈されないようになる。本発明の第3の実施例は、研磨
ベルトが垂直に取り付けられるが水平方向に移動するよ
うな研磨装置での使用に適するものである。(例えば研
磨ベルト101の平面に対してCMP装置100を90
度回転させた実施例を考えられたい。)水平面において
回転する図1a及び図1bのスラリー供給装置104に
おける回転ホイールとは異なり、このような研磨装置用
のスラリー供給装置における回転ホイールは、垂直面に
おいて回転する。このような装置においては、スラリー
が引き出されるリザーバを、図4のリザーバ205と同
様に設けることができないのは明らかである。図10a
及び図10bはそれぞれ、本発明の第3の実施例を実現
するために適するスラリー供給装置500の垂直断面図
及び水平断面図である。図10aに示すように、スラリ
ー供給装置500は、ハウジング505の側面上の開口
部507からスラリーの流れを噴霧する。コンポーネン
トホイールアセンブリ503は、ハウジング505内に
包入されているが、これは、ハウジング505の外部に
配設された可変速モータ502に結合されたシャフト5
04により回転される。図10bに示すように、コンポ
ーネントホイールアセンブリ503はハウジング505
の底部に配設されたスラリーリザーバ506に部分的に
沈められており、これによって、成形ホイールアセンブ
リ503が矢印503の示す方向にシャフト504によ
って回転された時、スラリーは成形ホイールアセンブリ
503の回転によって運ばれて、遠心力によりハウジン
グ505の開口部507から噴霧される。リザーバ50
6の部分壁501a及び側壁501bは、図3a及び図
3bのスラリー供給装置104の部分壁301a及び3
01bと同様に、スプレーの角度φを制限する役目を果
たす。上述の発明の詳細な説明は、特定の実施例につい
て説明したものであり、本発明をこれに限定しようとす
るものではない。本発明の範囲内で様々に改良変更をし
た実施が可能である。例えば。CMP装置における利用
で例示されている本発明は、他の任意の研磨装置におい
ての使用にも適するものである。本発明は以下の請求項
によって定義される。
【発明の効果】従って、本発明により、供給するスラリ
ーの量を木目細かく制御することが可能で、スラリーの
浪費を防止でき、また、良好な作動状態を保つように洗
浄のための手段を備えたスラリー供給装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】A及びBからなり、Aは、本発明による、スラ
リー供給装置104を備えたCMP装置100の概略的
な正面図であり、Bは、同CMP装置100の概略的な
側面図である。
【図2】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
04の側面図であり、Bは、スラリー供給装置104の
組立側面図である。
【図3】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
04の正面図であり、Bは、スラリー供給装置104の
動作を示した図である。
【図4】スラリー供給装置104の動作を示す、その垂
直断面図である。
【図5】スラリー供給装置124の等角正面図である。
【図6】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
24の等角背面図であり、Bは、スラリー供給装置12
4の組立背面図である。
【図7】ホイール250を示した図である。
【図8】リザーバ248を示すようにホイールを取り除
いて図解した、ホイールハウジングの平面図である。
【図9】スラリー供給装置124の動作を示す、ホイー
ルハウジング240の内部の上からみた図である。
【図10】A及びBからなり、Aは、本発明によるスラ
リー供給装置500の垂直断面図、Bは、同水平断面図
である。
【符号の説明】
100 化学的機械的研磨(CMP)装置 101 研磨ベルト 102,103 プーリ 104 スラリー供給装置 105 研磨ヘッド 106 支持アセンブリ 107 ウエハ 201 下側ハウジング 202 上側ハウジング 203 可変速モータ 204 スラリー入口 205 スラリーリザーバ 210 ホイールアセンブリ 211 回転シャフト 212 リンク部材 213 ディスク部 214 円錐形部 215 開口部 216 スルーホール 217 溝 220 前面 225 開口部 230 摺動式ドア 240 ホイールハウジング 248 スラリーリザーバ 249 中心交差部 250 ホイール 252 円錐形部 253 ディスク部 301a,301b 部分壁 310 開口部 320 可変速モータ 332 樋状部 340 スラリー入口ライン 500 スラリー供給装置 501a 部分壁 501b 側壁 503 コンポーネントホイールアセンブリ 505 ハウジング 506 リザーバ 507 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スラリー供給装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体の供給に関す
る。特に、本発明は、化学的機械的研磨(CMP)装置
におけるスラリーの供給に関する。
【0002】
【従来の技術】サブミクロン集積回路では、多層式相互
接続構造において必要な平坦性を作り出すためにCMP
技術を用いる。詳述すると、例えばアルミニウム、タン
グステン、又は銅のような相互接続層を被着するための
平坦面を作り出すため、中間層の誘電体(例えば二酸化
シリコン)を、細かい研磨材を含むアルカリ性又は酸性
のスラリーを用いる研磨プロセスによって平坦化する。
このようなスラリーの一例には、pHが約11に調節さ
れた脱イオン水に懸濁された二酸化シリコン粒子(例え
ば平均粒径70nm)が含まれる。アルカリ性は、水酸
化カルシウム(KOH)及び水酸化アンモニウム(NH
3OH)によって与えることができる。他の用途では、
酸性のスラリーを用いることもある。
【0003】通常、CMPポリッシャでは、研磨ヘッド
により、研磨する半導体ウエハを研磨パッドに僅かな圧
力で押しつけた状態で維持する。CMPで用いる場合
は、研磨パッドが通常ポリウレタン材料から作られたも
のである。研磨プロセスの間、研磨ヘッドは所定の動き
パターンに従って半導体ウエハを動かす。別形態では、
研磨パッドが半導体ウエハに対して動くプラットフォー
ム上に取り付けられ得る。研磨パッドに対する半導体ウ
エハの動き、及びスラリーの機械的及び化学的作用とが
協働して、ウエハの表面の平坦化のための研磨作用を与
える。このプロセスでは、スラリーが大量の水分を含ん
でいるため、スラリーは研磨材としてのみならず、ウエ
ハの表面を許容できる温度に維持する冷却剤としての役
目も果たす。
【0004】従来技術では、このスラリーは、スラリー
供給ラインに結合され、適切な位置に配置されたノズル
により研磨パッドの表面に噴霧され、且つ蠕動ポンプを
用いて1分当たり50〜500ccの量が研磨パッドの
表面に供給される。しかし、このような構成では、時間
の経過につれ様々な問題が生じてくる。具体的には、ス
ラリーからの被着物がノズルを詰まらせ、スラリーの供
給が不均一且つ不十分となることがある。このような状
況では、スラリーの供給が不均一且つ不十分となるた
め、研磨の均一性が低下し、更に過熱のためウエハに重
大な損傷が生ずることがある。また、ノズルが良好な状
態で作動していたとしても、供給されるスラリーの量を
調節することが困難である。更に、スラリー供給装置を
洗浄するための手段を設けることも重要である。また乾
燥時にスラリーの薄片がはげ落ちて、それが半導体ウエ
ハ上に付着した場合には、集積回路の性能を低下させる
こともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、供給するスラリーの量を木目細かく制御することが
可能で、スラリーの浪費を防止できるスラリー供給装置
を提供し、また、良好な作動状態を保つように洗浄のた
めの手段を備えたスラリー供給装置を提供して上記の従
来技術の問題点を克服することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転ホ
イールからスラリーを供給するスラリー供給装置が提供
される。
【0007】ある実施例では、スラリー供給装置が、
(a)開口部を有するハウジングと、(b)前記ハウジ
ング内部に設けられた、スラリーを保持するためのリザ
ーバと、(c)モータのような回動機構と、(d)前記
ハウジングの内部に設けられ、前記回動機構と係合して
それと共に回転するホイールアセンブリとを含む。この
実施例では、ホイールアセンブリがスラリーリザーバに
挿入される円錐形部及びディスク部を有する。動作中、
即ちホイールアセンブリが回動機構により回転している
間、スラリーの流れはホイールアセンブリの円錐形部の
側壁に沿って上るように強制され、このスラリーは、デ
ィスクによりスプレーとしてハウジングの開口部を通し
て供給されることになる。このスプレーは回転による遠
心力によって生成される。可変速DCモーターを用いた
場合、スラリー供給装置によって供給されるスラリーの
量はモーターに印加される電圧によって制御することが
できる。
【0008】ハウジング、ホイール、及びスラリーと接
触することになる任意の表面は、スラリーに対して化学
的に不活性な合成材料(例えばポリカーボネート、ポリ
プロピレン、ポリふっ化ビニリデン(PVEF)、又は
露出面にテフロン被覆が成されている任意の材料)から
作られる。ある実施例では、スラリー供給装置のハウジ
ングが、スラリースプレーが所定の角度に制限されるよ
うに、開口部の近傍において壁部を有する。
【0009】スラリー供給装置には、スラリー供給装置
のスラリーリザーバへの連続的なスラリーの供給を維持
するためのスラリー供給ラインを取り付ける入口が備え
られている。
【0010】本発明によれば、二重の逆転ホイールから
スラリーを供給する自浄式スラリー供給装置も提供され
る。
【0011】ある実施例では、このスラリー供給装置
が、(a)開口部を有するハウジングと、(b)ハウジ
ング内部に設けられたスラリーを保持するためのリザー
バと、(c)例えばモータのような回動機構と、(d)
前記ハウジング内に設けられ、前記回動機構に係合して
それと共に回転するホイールアセンブリとを含む。この
回動機構は、各ホイールを逆の方向に回転させ、スラリ
ーのスプレーが重なるようにする。ハウジングにおける
この開口部の形状により、スラリースプレーが所定の角
度に制限される。
【0012】ある実施例では、スラリー供給装置が、空
気シリンダにより動作される摺動式ドア、及び摺動式ド
アが閉じられている時オペレータの介入及びハウジング
の内部及び外部の相互汚染なしに、ハウジングの洗浄が
できるようにする洗浄水用の入口を有する。
【0013】本発明のスラリー供給装置により、研磨パ
ッド全体にわたるスラリーの供給及び供給されるスラリ
ーの量の木目細かい制御が可能となり、スラリーの無駄
が最小限に押さえられる。更に、自浄式スラリー供給装
置も提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、前の節において説明し
た従来技術の問題点のないスラリー供給装置を提供す
る。以下の説明の理解を助けるべく、図面の中の類似し
た要素には類似の符号を付して示してある。
【0015】図1a及び図1bは、それぞれCMP装置
100の側面図及び正面図である。図1a及び図1bに
示すように、CMP装置100は、ウエハ107のよう
な1又は2以上の垂直に保持された半導体ウエハを研磨
するべく構成されている連続研磨ベルト101を有す
る。ウエハ107は研磨ヘッド105によって垂直方向
に保持され、この研磨ヘッド105はウエハ107を垂
直方向に装着された研磨ベルト101に付着された研磨
パッドに押しつける。研磨ベルト101は選択された研
磨速度(例えば1秒当たり10m)で、プーリ102及
び103を回転させることにより連続的な動きを維持す
る。支持アセンブリ106は、ウエハ107を選択され
た圧力(例えば5psi)に保持するべく、研磨ベルト
101に背面から圧力を与える。研磨ヘッド105は矢
印109で示された所定の方向に回転し、所望に応じて
研磨パッドの表面を矢印107a及び107bで示す直
線の方向に前後に動かされる。図1には、ウエハの研磨
のために用いられるただ1つの研磨ベルトアセンブリの
側面が示されているが、研磨ヘッド及びそれに付随する
機構は、CMP装置100の研磨ベルトアセンブリの両
側に設けることができ、これによって全体的なウエハの
スループットを高めることがでる。
【0016】本発明は、スラリーを供給するスラリー供
給装置104を提供する。このスラリー供給装置104
は、研磨ヘッド105から上流(研磨ベルト101の移
動方向について)僅かな距離だけおいた位置に配置され
る。スラリー供給装置104は、高速の回転ホイールか
らスラリーの細かい流れを噴霧する。図2aには、スラ
リー供給装置104の側面図が示されている。図2aに
示すように、スラリー供給装置104は、(a)スラリ
ーリザーバ205を備えた下側ハウジング201、
(b)例えば留めねじにより下側ハウジング201に固
定される上側ハウジング202、及び(c)可変速モー
タ203を有する。コンポーネントホイールアセンブリ
は、下側ハウジング201及び上側ハウジング202の
間に挿入されている。上側ハウジング202はスラリー
入口204を有し、このスラリー入口204は動作中に
スラリー供給ライン(図示せず)に結合され、スラリー
供給装置104にスラリーを連続的に供給する。この供
給ラインにスラリーを供給するために蠕動ポンプを用い
ることができる。
【0017】この実施例では、上側ハウジング202及
び下側ハウジング201、コンポーネントホイールアセ
ンブリ(図2bに示す)は、ポリカーボネート、ポリプ
ロピレン、ポリふっ化ビニリデン(PVDF)、露出面
にテフロン被覆をなされた任意の材料、若しくはスラリ
ーに対して不活性な他の任意の材料(例えば硬質プラス
チック)から作られ得る。モータ203は、好ましくは
印加する電圧の大きさを変化させることによりその速度
を変化させることができるDCモータである。上側ハウ
ジング202は正面に開口部(即ち図3a、図3b及び
図4に示す、以下に説明する開口部310)を有し、従
ってスラリーのスプレーがこの開口部を通して供給され
得ることになる。
【0018】図2aは、スラリー供給装置104の組立
側面図である。図2aに示すように、ディスペンサ10
4は、モータ203、上側ハウジング202及び下側ハ
ウジング201(スラリー入口204及びスラリーリザ
ーバ205を含む)に加えてホイールアセンブリ210
を有し、このホイールアセンブリは少なくとも3つの部
材、即ち(a)動作中にホイールアセンブリがモータ2
03の速度で回転するようにモータ203の回転シャフ
ト211に係合するリンク部材212、(b)その上側
及び下側表面の間に溝217を備えたホイール又はディ
スク部213、及び(c)ディスク部213の下側面に
取り付けられた円錐形部214を有する。図2bには、
スルーホール216の組も示されており、このスルーホ
ールを通して留めねじをねじ込み、上側ハウジング20
2の対応するねじを切られた穴に係合させることにより
上側ハウジング202を下側ハウジング201に固定す
ることができる。円錐形部214は、下側ハウジング2
01の開口部215に挿入される。開口部215は、ス
ラリーリザーバ205の中に開口している。
【0019】スラリー供給装置204の正面図は図3a
に示されており、ここでは上側ハウジング202におけ
る正面開口部310の上部から見た正面図が示されてい
る。図3aに示すように、2つの部分壁301a及び3
01bが上側ハウジング202の天井部から垂設されて
いる。部分壁301a及び301bは、スラリー供給装
置104からのスラリースプレーの角度を制限するべく
設けられている。
【0020】スラリー供給装置104の動作について、
図3b及び図4とともに説明する。図3bは、上側ハウ
ジング202の天井部から見たスラリー供給装置104
の図であり、図4はスラリー供給装置104の垂直断面
図である。動作中、モータ203は所定の速度(例えば
1分当たり2000〜3000回転)でホイールアセン
ブリ210を回す。所望のモータの動作速度は、主とし
て供給されるスラリーの量により決定される。一般に、
回転速度が高くなるほど、供給されるスラリーの量も増
加する。実際に必要となる速度は、実験的に決定するこ
とができる。図4に示すように、動作速度において、ス
ラリーの流れは、円錐形部214の表面において生成す
る境界層のため、スラリーリザーバ205から円錐形部
214の側壁に沿って延び上がってゆく。スラリーの流
れはディスク部214の下側表面を越えて延びてゆき、
溝217に入る。回転ホイールアセンブリ210の遠心
力により、スラリーは溝217から上側ハウジング20
2の開口部310を通してスラリー供給装置から噴霧さ
れる。溝217の壁により形成されるディスク部213
の鋭角の縁部は、このスプレーを垂直方向に薄い層の中
に制限する役目を果たす。
【0021】この実施例では、円錐形部214の傾斜し
た側壁が、ディスク部213から100度傾斜してい
る。上述のように、壁301a及び301bは、スラリ
ーのスプレーを図面に示したように水平方向に所定の角
度φに制限する。この角度の大きさ即ち壁301a及び
301bの長さは、実験的に決定される。スラリー供給
装置104から流れ出たスラリー(例えばハウジングの
壁により捕捉されたスラリー)は、回収して再利用する
ことができ、これによりスラリーの浪費を防止してい
る。
【0022】本発明の第2の実施例によれば、2つのホ
イールを用いるスラリー供給装置が提供される。スラリ
ー供給装置124は、一対の高速の逆転ホイールからス
ラリーの細かい流れをスプレーする。図5は、スラリー
供給装置124の等角正面図である。図5に示すよう
に、スラリー供給装置124は、前面220を有し、こ
の前面220には前面の裏側に配置されたホイールハウ
ジング240へ連通する開口部225が設けられてい
る。ホイールハウジング240の開口部は前面220に
おける開口部225と位置合わせされている。ホイール
ハウジング240の内部には、ハウジング内部の底面に
おいてスラリーリザーバ248の上に配置された2つの
ホイール250が含まれている。
【0023】図6a及び図6bにおけるスラリー供給装
置の背面図においては、ホイールハウジング240の外
部が示されている。ホイールハウジング240はスラリ
ー入口ライン340に結合されており、このスラリー入
口ライン340は動作中スラリー供給ライン(図示せ
ず)に結合され、これによりスラリー供給装置124に
連続的にスラリーを供給できる。供給ラインにスラリー
を供給するために蠕動ポンプを用いることができる。一
対の可変速モータ320は、ホイールハウジング240
の上に配置される。モータ320は、好ましくはDCモ
ータである。モータ320は図7に示すように、ホイー
ル250の上部におけるスロット251に嵌合すべく下
向きに延びている回転シャフトを有する。ホイール25
0の下側部分は円錐形部252である。ディスク部25
3は円錐形部の上に設けられている。ホイールハウジン
グ240の底部に設けられた2組のスラリーリザーバ2
48は図8に示されている。図8は、ホイールを取り除
いて示したホイールハウジングの平面図である。動作
中、ホイール250は円錐形部252の下側部がスラリ
ーリザーバ248の中心交差部249にくるように、ホ
イール250が配置される。スラリーリザーバ248の
設計は、スラリーの使用を最小限に押さえられるような
有利な設計となっている。
【0024】スラリー供給装置124の動作について図
9と共に説明する。図9は、ホイールハウジング240
の内部の天井部から見たスラリー供給装置124の図で
ある。動作中、モータ203はホイール250のそれぞ
れを所定の速度(例えば1分当たり3000〜6000
回転)で互いに逆方向610に回転させる。これによ
り、矢印620に示すスラリー供給の方向にスラリーが
重ねて噴霧されることになる。モータの所望の動作速度
は、主として、供給されるのに必要なスラリーの量及び
所望の供給パターンによって決定される。一般に、モー
タ動作速度が高くなるほど供給されるスラリーの量も増
加し、供給の中心においてより大きな重なり部分が得ら
れる。しかし、速度が速くなると、粒径も小さくなるこ
とになる。ミスチング(misting)を無くすためにはよ
り大きな液滴サイズが必要になる。好ましい速度は流れ
速度と粒径の間のトレードオフのために実験的に決定さ
れ得る。典型的なスラリーのスラリー供給ライン340
を通しての供給速度は約450ml/分である。
【0025】ある動作速度において、スラリーの流れは
円錐形部の表面における境界層の生成のために、スラリ
ーリザーバ248からホイール250の円錐形部250
の側壁に沿って延びてゆく。このスラリーの流れは、ホ
イール250のディスク部253の下側表面に達する。
回転ホイール250の遠心力により、スラリーはホイー
ルハウジング240の開口部を通してスラリー供給装置
104の外に噴霧される。ホイール250のディスク部
の鋭角の縁部は、スプレーを垂直方向における薄い層に
制限する役目を果たす。
【0026】この実施例では、円錐形部252の傾斜側
壁が、ディスク部253に対して約120度傾斜してい
る。前面220の開口部225及び対応するホイールハ
ウジング240の開口部の形状により、スラリー分散の
水平方向の幅が決定される。ホイールハウジング240
及びホイール250は、ポリプロピレン、ポリふっ化ビ
ニルデン(PVDF)、カイナー(Kynar)、露出面を
テフロン被覆した任意の材料、又はスラリーに対して不
活性な他の任意の材料(例えば硬質プラスチック)から
作られ得る。継手は通常テフロン製である。以下に説明
する排出・供給用ラインは、通常テフロン又はPVDF
から作られる。ホイールハウジング240の内部の全て
の角部は、後に説明するように、スラリー供給装置12
4の洗浄を容易にするため面取りされる。
【0027】スラリー供給装置124は摺動式ドア23
0も有している。この摺動式ドアはホイールハウジング
240の内部を洗浄できるように、閉じることができ
る。摺動式ドア230は、図6a及び図6bに示すよう
に、空気シリンダハウジング235の内部に包入された
空気シリンダ335により移動される。洗浄用の水は、
水入口ライン343から供給される。ホイールハウジン
グ240は、スラリー排出弁243に結合されたスラリ
ー排出ライン242を通して排出される。通常の動作時
においては、ホイールハウジング240はオペレータの
介入なしに各ウエハの研磨の間に洗浄される。
【0028】摺動式ドア230には、一対の樋状部(gu
tter)332も取着されている。樋状部332は、ビニ
ール製のヒンジを備えたプラスチックで構成される。摺
動式ドア230が閉じられている時、樋状部332は内
側に折り畳まれ、水入口ライン343から供給される水
で洗浄される。摺動式ドア230が開けられている時、
樋状部332は、図5に示す前面220における開口部
225を通して水平に延び、ホイールハウジング240
の内部を、前面220から液体が流れ込んでこないよう
に保護する。スラリー供給装置124の通常の動作時に
は、水の流れは前面220を下向きに流れる。摺動式ド
ア230及び樋状部332により、ホイールハウジング
240の内部と外部との相互汚染を生じさせることなく
洗浄を行うことが可能となるという利点が得られる。つ
まり、ホイールハウジング240の内部を洗浄した時流
れ出たスラリーが、研磨ベルト101に被着された研磨
パッド上に落ちないようになり、また外部の洗浄時にホ
イールハウジング240内のスラリーが希釈されないよ
うになる。
【0029】本発明の第3の実施例は、研磨ベルトが垂
直に取り付けられるが水平方向に移動するような研磨装
置での使用に適するものである。(例えば研磨ベルト1
01の平面に対してCMP装置100を90度回転させ
た実施例を考えられたい。)水平面において回転する図
1a及び図1bのスラリー供給装置104における回転
ホイールとは異なり、このような研磨装置用のスラリー
供給装置における回転ホイールは、垂直面において回転
する。このような装置においては、スラリーが引き出さ
れるリザーバを、図4のリザーバ205と同様に設ける
ことができないのは明らかである。図10a及び図10
bはそれぞれ、本発明の第3の実施例を実現するために
適するスラリー供給装置500の垂直断面図及び水平断
面図である。
【0030】図10aに示すように、スラリー供給装置
500は、ハウジング505の側面上の開口部507か
らスラリーの流れを噴霧する。コンポーネントホイール
アセンブリ503は、ハウジング505内に包入されて
いるが、これは、ハウジング505の外部に配設された
可変速モータ502に結合されたシャフト504により
回転される。図10bに示すように、コンポーネントホ
イールアセンブリ503はハウジング505の底部に配
設されたスラリーリザーバ506に部分的に沈められて
おり、これによって、成形ホイールアセンブリ503が
矢印503の示す方向にシャフト504によって回転さ
れた時、スラリーは成形ホイールアセンブリ503の回
転によって運ばれて、遠心力によりハウジング505の
開口部507から噴霧される。リザーバ506の部分壁
501a及び側壁501bは、図3a及び図3bのスラ
リー供給装置104の部分壁301a及び301bと同
様に、スプレーの角度φを制限する役目を果たす。
【0031】上述の発明の詳細な説明は、特定の実施例
について説明したものであり、本発明をこれに限定しよ
うとするものではない。本発明の範囲内で様々に改良変
更をした実施が可能である。例えば。CMP装置におけ
る利用で例示されている本発明は、他の任意の研磨装置
においての使用にも適するものである。本発明は以下の
請求項によって定義される。
【0032】
【発明の効果】従って、本発明により、供給するスラリ
ーの量を木目細かく制御することが可能で、スラリーの
浪費を防止でき、また、良好な作動状態を保つように洗
浄のための手段を備えたスラリー供給装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】A及びBからなり、Aは、本発明による、スラ
リー供給装置104を備えたCMP装置100の概略的
な正面図であり、Bは、同CMP装置100の概略的な
側面図である。
【図2】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
04の側面図であり、Bは、スラリー供給装置104の
組立側面図である。
【図3】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
04の正面図であり、Bは、スラリー供給装置104の
動作を示した図である。
【図4】スラリー供給装置104の動作を示す、その垂
直断面図である。
【図5】スラリー供給装置124の等角正面図である。
【図6】A及びBからなり、Aは、スラリー供給装置1
24の等角背面図であり、Bは、スラリー供給装置12
4の組立背面図である。
【図7】ホイール250を示した図である。
【図8】リザーバ248を示すようにホイールを取り除
いて図解した、ホイールハウジングの平面図である。
【図9】スラリー供給装置124の動作を示す、ホイー
ルハウジング240の内部の上からみた図である。
【図10】A及びBからなり、Aは、本発明によるスラ
リー供給装置500の垂直断面図、Bは、同水平断面図
である。
【符号の説明】 100 化学的機械的研磨(CMP)装置 101 研磨ベルト 102,103 プーリ 104 スラリー供給装置 105 研磨ヘッド 106 支持アセンブリ 107 ウエハ 201 下側ハウジング 202 上側ハウジング 203 可変速モータ 204 スラリー入口 205 スラリーリザーバ 210 ホイールアセンブリ 211 回転シャフト 212 リンク部材 213 ディスク部 214 円錐形部 215 開口部 216 スルーホール 217 溝 220 前面 225 開口部 230 摺動式ドア 240 ホイールハウジング 248 スラリーリザーバ 249 中心交差部 250 ホイール 252 円錐形部 253 ディスク部 301a,301b 部分壁 310 開口部 320 可変速モータ 332 樋状部 340 スラリー入口ライン 500 スラリー供給装置 501a 部分壁 501b 側壁 503 コンポーネントホイールアセンブリ 505 ハウジング 506 リザーバ 507 開口部 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図7】
【図8】
【図3】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1開口部を有するハウジングと、 前記ハウジング内部に配設されたスラリーを保持するた
    めの第1リザーバと、 第1回動機構と、 前記ハウジング内部に配設された第1ホイールアセンブ
    リとを有するスラリー供給装置において、 前記第1ホイールアセンブリが、前記第1回動機構に係
    合し、前記第1回動機構とともに回転することを特徴と
    し、 前記第1のホイールアセンブリが、前記第1ディスク部
    と、前記リザーバから前記第1ディスク部へ前記スラリ
    ーを運ぶための第1コンジットとを有し、これによっ
    て、前記第1ホイールアセンブリが回転しているとき、
    スラリーの流れが、前記第1コンジットを上って前記第
    1ディスク部に達し、前記第1ディスク部により前記第
    1開口部を通してスプレーとして供給されるようになっ
    ていることを特徴とするスラリー供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ホイールアセンブリの前記第
    1コンジットが、前記第1リザーバに挿入される円錐形
    部を含むことを特徴とする請求項1に記載のスラリー供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ディスク部が、前記ディスク
    部の外縁部に沿って延びる溝を有することを特徴とする
    請求項1に記載のスラリー供給装置。
  4. 【請求項4】 前記第1回動機構が、可変速モータを
    含むことを特徴とする請求項1に記載のスラリー供給装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1ホイールアセンブリ及び前記
    ハウジングが、前記スラリーに対して化学的に不活性な
    材料を含むことを特徴とする請求項1に記載のスラリー
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記材料がポリふっ化ビニリデン(P
    VDF)を含むことを特徴とする請求項5に記載のスラ
    リー供給装置。
  7. 【請求項7】 前記材料がポリカーボネートを含むこ
    とを特徴とする請求項5に記載のスラリー供給装置。
  8. 【請求項8】 前記材料がポリプロピレンを含むこと
    を特徴とする請求項5に記載のスラリー供給装置。
  9. 【請求項9】 前記材料がテフロン被覆を含むことを
    特徴とする請求項5に記載のスラリー供給装置。
  10. 【請求項10】 前記ハウジング内部の前記開口部の
    近傍に設けられた壁部を更に有し、これによって前記ス
    プレーが所定の角度に制限されることを特徴とする請求
    項1に記載のスラリー供給装置。
  11. 【請求項11】 前記第1リザーバへのスラリーの連
    続的な供給のための第1スラリー入口を更に有すること
    を特徴とする請求項1に記載のスラリー供給装置。
  12. 【請求項12】 前記ハウジングが第2開口部を更に
    有することを特徴とし、 前記スラリー供給装置が、 前記ハウジング内部に配設されたスラリーを保持するた
    めの第2リザーバと、 第2回動機構と、 前記ハウジング内部に配設された第2ホイールアセンブ
    リとを更に有することを特徴とし、 前記第2ホイールアセンブリが、前記第2回動機構と係
    合し、かつ前記第2回動機構とともに回転することを特
    徴とし、 前記第2ホイールアセンブリが、第2ディスク部と、前
    記第2リザーバから前記第2ディスク部に前記スラリー
    を運ぶための第2コンジットとを有し、これによって、
    前記第1ホイールアセンブリ及び前記第2ホイールアセ
    ンブリが回転しているとき、スラリーの流れが、前記第
    1コンジット及び前記第2コンジットを上ってそれぞれ
    前記第1ディスク部及び前記第2ディスク部に達し、そ
    れぞれ前記第1ディスク部及び前記第2ディスク部によ
    り前記第1開口部及び前記第2開口部を通して協働して
    スプレーとして供給されるようになっていることを特徴
    とする請求項1に記載のスラリー供給装置。
  13. 【請求項13】 前記第1回動機構及び前記第2回動
    機構が、互いに反対方向に前記第1ホイールアセンブリ
    及び前記第2ホイールアセンブリを回転するように動作
    することを特徴とする請求項12に記載のスラリー供給
    装置。
  14. 【請求項14】 開位置と閉位置とを取り得る摺動式
    ドアであって、閉位置において前記摺動式ドアが前記ハ
    ウジングにおける前記第1開口部及び前記第2開口部を
    カバーする、該摺動式ドアと、 前記摺動式ドアを作動させる空気シリンダと、 前記ハウジングに洗浄用水を供給するための水入口ライ
    ンを更に有することを特徴とする請求項12に記載のス
    ラリー供給装置。
  15. 【請求項15】 洗浄の後前記ハウジングを空にする
    ための排出ライン及び排出弁を更に含むことを特徴とす
    る請求項14に記載のスラリー供給装置。
  16. 【請求項16】 前記摺動式ドアに取着された樋状部
    を更に有することを特徴とし、 前記摺動式ドアが開位置にある時、前記樋状部が前記第
    1開口部及び前記第2開口部から延出することを特徴と
    する請求項15に記載のスラリー供給装置。
JP31273298A 1997-11-05 1998-11-04 スラリー供給装置 Pending JPH11216667A (ja)

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US08/965,067 US5964413A (en) 1997-11-05 1997-11-05 Apparatus for dispensing slurry
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US09/113,727 US6098901A (en) 1997-11-05 1998-07-10 Apparatus for dispensing slurry
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