JPH11216115A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH11216115A
JPH11216115A JP10024434A JP2443498A JPH11216115A JP H11216115 A JPH11216115 A JP H11216115A JP 10024434 A JP10024434 A JP 10024434A JP 2443498 A JP2443498 A JP 2443498A JP H11216115 A JPH11216115 A JP H11216115A
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JP
Japan
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endoscope
led
light source
signal line
treatment
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JP10024434A
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English (en)
Inventor
Takashi Mitsubori
貴司 三堀
Tomohisa Sakurai
友尚 櫻井
Yasuta Ishibiki
康太 石引
Masaru Konomura
優 此村
Kenji Harano
健二 原野
Katsuyoshi Sasagawa
克義 笹川
Hidetoshi Saito
秀俊 斉藤
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Yoshinao Ooaki
義直 大明
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、内視鏡観察時に同時に高周波電流に
よる治療を行なっても内視鏡挿入部の先端の光源にちら
つき等が生じるおそれがなく、安定した照明光を得るこ
とができる内視鏡装置を提供することを最も主要な特徴
とする。 【解決手段】LED点灯制御用信号線13全体を覆った
導電性のシールド部材14を設け、この導電性シールド
部材14を対極板4Bに接続して処置具用チャンネル1
0に処置具4が挿入された際にLED点灯制御用信号線
13への処置具4からの電磁波ノイズの影響を防止し、
白色LED9からの照明光のちらつきを防止するちらつ
き防止手段32を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電気メスのよ
うに動作中に外部に電磁波ノイズ(雑音)を発生させる
処置具と組み合わせて使用される内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部には処置具挿入
用のチャンネルが設けられている。そして、今日の医療
現場では内視鏡の観察光学系による内視鏡観察と同時
に、処置具用チャンネル内に例えば高周波電源に接続さ
れた電気メスなどの処置具を挿入し、この処置具を使用
して処置も行なっていることが多い。そのため、内視鏡
の内部で高周波電流を通電できるようになっている。
【0003】また、内視鏡検査室内に於ける省スペース
化、及び低コスト化を図ると同時に、省エネ化も図れる
内視鏡観測装置として、内視鏡挿入部の先端にLED等
の光源素子を内蔵した内視鏡装置が検討されている。こ
のように内視鏡挿入部の先端にLED等の光源素子が配
設された内視鏡では内視鏡挿入部の先端のLEDを駆動
させる信号を供給するための信号線が内視鏡の挿入部内
に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気メスの
ように動作中に高周波電流が通電される処置具では動作
中に外部に高周波電流による電磁波ノイズ(雑音)を発
生させる問題がある。そのため、内視鏡挿入部の処置具
用チャンネル内に電気メスなどの処置具を挿入し、内視
鏡観察と同時に、処置具を使用して処置も行なう場合に
は、高周波電流によるノイズがLEDの駆動信号線に干
渉するおそれがある。このような場合にはLEDが正常
に駆動されないので、点灯されているLEDにちらつき
等が生じ、LEDの点灯状態が不安定になり、内視鏡に
よる観察像が見難くなる等の問題がある。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、内視鏡観察時に同時に高周波電流によ
る治療を行なっても内視鏡挿入部の先端に設けられてい
る光源にちらつき等が生じるおそれがなく、安定した照
明光を得ることができる内視鏡装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は照明光を発生さ
せる半導体発光素子が内視鏡挿入部の先端部に組み込ま
れるとともに、上記挿入部に処置具用チャンネルが配設
された内視鏡装置において、上記半導体発光素子を点灯
制御するための信号線全体を覆った導電性のシールド部
材を設け、この導電性シールド部材を導電性のアース手
段に接続して上記処置具用チャンネルに処置具が挿入さ
れた際に上記半導体発光素子の信号線への上記処置具か
らの電磁波ノイズの影響を防止し、上記半導体発光素子
からの照明光のちらつきを防止するちらつき防止手段を
設けたことを特徴とする内視鏡装置である。そして、ち
らつき防止手段によって導電性シールド部材を導電性の
アース手段に接続することにより、処置具用チャンネル
に処置具が挿入された際に半導体発光素子の信号線への
処置具からの電磁波ノイズの影響を防止し、半導体発光
素子からの照明光のちらつきを防止するようにしたもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2(A),(B)を参照して説明する。
図1は本実施の形態の内視鏡装置1のシステム全体の概
略構成を示すものである。図1中で、2は電子内視鏡、
3は内視鏡用の光源点灯装置、4は内視鏡2と組み合わ
せて使用される高周波処置具、5は処置具用の高周波焼
灼電源装置である。
【0008】ここで、内視鏡2には体内、或いは管内な
どに挿入される細長い挿入部6が設けられている。ま
た、内視鏡2の挿入部6の基端部には光源点灯装置3に
着脱可能に連結される連結部7が設けられている。
【0009】さらに、図2(A)に示すように内視鏡挿
入部6の先端部には照明光を発生させる照明光発生ユニ
ット8が配設されている。この照明光発生ユニット8に
は図2(B)に示すように複数の白色LED(半導体発
光素子)9が配設されている。ここで、各白色LED9
は例えばInGaN系青色LEDと蛍光体とを組み合わ
せることにより、RGBの3チップを使わずに単一チッ
プで白色を実現したものである。
【0010】また、内視鏡挿入部6の内部には処置具用
チャンネル10が配設されている。この処置具用チャン
ネル10の先端部は内視鏡挿入部6の先端面に形成され
た先端開口部に10aに連結されている。さらに、この
処置具用チャンネル10の基端部は内視鏡挿入部6の連
結部7側に配設された図示しない処置具挿入口金に連結
されている。
【0011】また、光源点灯装置3には出力コネクタ1
1が設けられている。そして、この出力コネクタ11に
内視鏡挿入部6の連結部7が着脱可能に連結されてい
る。さらに、光源点灯装置3の内部には直流電源回路1
2が配設されている。この直流電源回路12には白色L
ED9を点灯制御するためのLED点灯制御用信号線1
3の基端部が接続されている。このLED点灯制御用信
号線13の先端部は照明光発生ユニット8の各白色LE
D9に接続されている。
【0012】また、本実施の形態では内視鏡挿入部6の
内部にはLED点灯制御用信号線13全体を覆う導電性
のシールド部材14が設けられている。このシールド部
材14は例えば、同軸ケ−ブル中などで使用されている
様に、例えばアルミニウム等の金属材料の線材を編んだ
金属製のメッシュや、細い導線を編んだ編組線によって
形成されている。
【0013】さらに、このシールド部材14の基端部に
はシールド線接続ケーブル15の接続部14aが外方向
に突設されている。そして、このシールド部材14の接
続部14aにシールド線接続ケーブル15の一端部が接
続されている。
【0014】また、高周波処置具4には高周波焼灼処置
用の処置具本体4Aと、対極板(導電性のアース手段)
4Bとが設けられている。ここで、処置具本体4Aには
例えば金属ワイヤ等の導電性の操作ワイヤ(Aコード)
16が設けられている。この操作ワイヤ16の先端部に
は高周波焼灼処置用の処置部17が配設されている。さ
らに、対極板4Bにはリード線18の一端部が接続され
ている。
【0015】また、高周波焼灼電源装置5には高周波処
置具4の駆動回路19が配設されている。この駆動回路
19には発振回路20と、出力トランス21とが設けら
れている。
【0016】さらに、高周波焼灼電源装置5の表示パネ
ル22には3つの配線接続部23,24,25がそれぞ
れ設けられている。ここで、第1の配線接続部23の内
端部には出力トランス21の出力部の一端側の配線26
が低周波阻止用コンデンサ27を介して接続されてい
る。また、第2の配線接続部24の内端部には出力トラ
ンス21の出力部の他端側の配線28が低周波阻止用コ
ンデンサ29を介して接続されている。同様に、第3の
配線接続部25の内端部には出力トランス21の出力部
の他端側の配線30が低周波阻止用コンデンサ31を介
して接続されている。
【0017】また、第1の配線接続部23の外端部には
処置具本体4Aの操作ワイヤ16の基端部が接続されて
いる。さらに、第3の配線接続部25の外端部には対極
板4bのリード線18の他端部側が接続されている。こ
れにより、処置具本体4Aの操作ワイヤ16と出力トラ
ンス21の出力部の一端側の配線26とによって高周波
処置具4のアクティブライン、対極板4bのリード線1
8と出力トランス21の出力部の他端側の配線30とに
よって高周波処置具4の帰還ラインがそれぞれ形成され
ている。
【0018】また、第2の配線接続部24の外端部には
シールド線接続ケーブル15の他端部が接続されてい
る。そして、このシールド線接続ケーブル15は出力ト
ランス21の出力部の他端側の配線28および30を介
して対極板4bのリード線18に接続されている。これ
により、この導電性シールド部材14を導電性の対極板
4Bに接続して処置具用チャンネル10に処置具4が挿
入された際に白色LED9のLED点灯制御用信号線1
3への処置具4からの電磁波ノイズの影響を防止し、白
色LED9からの照明光のちらつきを防止するちらつき
防止手段32が形成されている。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態ではちらつき防止手段32によって導電性
シールド部材14を導電性の対極板4Bに接続したの
で、内視鏡観察時に同時に処置具本体4Aの処置部17
に高周波電流を通電し、生体組織Hに処置具4による高
周波治療を行なった際に高周波焼灼電源装置5からのノ
イズはシールド部材14を介して高周波焼灼電源装置5
の患者基準電位点である対極板4Bに帰還させる事がで
きる。そのため、処置具用チャンネル10に処置具4が
挿入された際に白色LED9のLED点灯制御用信号線
13への処置具4からの電磁波ノイズの影響を防止する
ことができ、白色LED9からの照明光のちらつきを防
止することができる。
【0020】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では内視鏡2によ
る観察と、高周波焼灼電源装置5に接続された処置具4
による高周波処置とを併用して、内視鏡観察しながら処
置を行なうような場合でも、高周波焼灼電源装置5から
のノイズはシールド部材14を介して高周波焼灼電源装
置5の患者基準電位点である対極板4Bに帰還させる事
ができるため、LED点灯制御用信号線13に高周波ノ
イズが印加されにくくすることができる。そのため、光
源の白色LED9からのチラツキ等をなくす事が出来、
安定点灯が可能となる。
【0021】なお、上記実施の形態では照明光発生ユニ
ット8に複数の白色LED9を配設した構成を示した
が、照明光発生ユニット8にRGBの3色のLEDを組
み合わせて配設してもよい。さらに、照明光発生ユニッ
ト8に単一の白色LED9を配設した構成にしてもよ
い。
【0022】また、図3および図4は本発明の第2の実
施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施
の形態(図1および図2(A),(B)参照)の内視鏡
装置1の構成を次の通り変更したものである。
【0023】すなわち、本実施の形態では図3および図
4に示すように内視鏡2の挿入部6の先端面に装着され
た照明光発生ユニット41が中心部の内部側領域42
と、この内部側領域42の外側の略リング状の外部側領
域43とに分割されている。そして、照明光発生ユニッ
ト41における中心部の内部側領域42に、配光特性が
収縮する直線的な指向特性を示す複数のLED(光源素
子)が配列されているとともに、略リング状の外部側領
域43に配光特性が広範囲に指向する分散型の特性を有
する複数のLED(光源素子)が配列されている。な
お、図3中で、44はCCD等の撮像素子、45は処置
具用チャンネルである。
【0024】そこで、上記構成の本実施の形態では内視
鏡2の挿入部6の先端面に装着された照明光発生ユニッ
ト41における中心部の内部側領域42に、配光特性が
収縮する直線的な指向特性を示す複数のLEDを配列
し、略リング状の外部側領域43に配光特性が広範囲に
指向する分散型の特性を有する複数のLEDを配列させ
たものである。そのため、本実施の形態の照明光発生ユ
ニット41では内視鏡2の直視方向、及び周辺方向に対
して充分な照明光の輝度を確保することができる。
【0025】さらに、直線的な指向特性を有するLED
を照明光発生ユニット41の中心部の内部側領域42に
配列させるため、内視鏡2の直視方向に対する照明光の
輝度を充分に確保できる。
【0026】また、内視鏡2の挿入部6における先端の
照明光発生ユニット41の外周部には広範囲に発散する
指向特性(配光に指向性がなく、発散する)を有するL
ED照明光発生ユニット41のLEDを配列させている
ため、内視鏡2の直視方向以外の周辺方向に対する照明
光の輝度も確保できるようになる。
【0027】即ち、上のような配光特性を有するLED
をLED照明光発生ユニット41に上記のごとく、規則
的に配列させることで、内視鏡2の先端にLEDなどの
様な光源素子を組み込んでも、配光特性を劣化させるこ
となく、均一に照明光を照射して内視鏡2の観察部位に
おける輝度を充分に確保できる効果がある。
【0028】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、第2の実施の形態では照明
光発生ユニット41における中心部の内部側領域42
に、配光特性が収縮する直線的な指向特性を示す複数の
LEDを配列し、略リング状の外部側領域43に配光特
性が広範囲に指向する分散型の特性を有する複数のLE
Dを配列させたものを示したが、照明光発生ユニット4
1上に収縮型の特性を有する複数のLEDと、分散型の
特性を有する複数のLEDとをランダムに配列させる構
成にしてもよい。さらに、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0029】次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下
記の通り付記する。 記 (付記項1) 内視鏡の先端に光源素子が組み込まれた
内視鏡装置に於いて、内視鏡先端に配列された複数の光
源素子を点灯制御するための信号、或いは/及びエネル
ギーを伝達する為に、内視鏡装置内に設けられた信号線
と、前記信号線全体を覆った金属製のシールド部材と、
前記シールド部材を、高周波治療用電源装置の患者基準
電位点に接続する導電性手段とから構成したことを特徴
とする内視鏡装置。
【0030】(付記項1の効果) 高周波焼灼電源装置
と併用して、観察しながら処置を行なうような場合で
も、高周波焼灼電源装置からのノイズはシールド部材を
介して高周波焼灼電源装置の患者基準電位点(対極板)
に帰還させる事ができるため、LED点灯制御用の信号
線に高周波ノイズが印加されにくく、光源のチラツキ等
をなくす事が出来、安定点灯が可能となる。
【0031】(付記項2) 内視鏡の先端に光源素子が
組み込まれた内視鏡装置に於いて、内視鏡先端の中心部
に、配光特性が直線的な指向特性を示す光源素子を配列
させ、内視鏡先端の外周部には、配光特性が広範囲に指
向する特性を有する光源素子を配列させることを特徴と
する内視鏡装置。
【0032】(付記項2の効果) 内視鏡先端外周部に
配光特性が非直線的な特性を有するLEDを配列し、内
視鏡先端中心部に直線的な配光特性を有するLEDを配
置するため、直視方向、及び周辺方向に対して充分な輝
度を確保できるように成る。
【0033】(付記項3) 先端に光源が組み込まれた
内視鏡装置に於いて、内視鏡先端の光源を駆動する信号
を伝達するための信号線と、前記信号線を覆った金属製
のシールド部材と、前記シールド部材を、治療用電源装
置の患者基準電位点に接続する手段とを設けたことを特
徴とする内視鏡装置。
【0034】(付記項3の従来技術) 内視鏡検査室内
に於ける省スペース化、及び低コスト化を図ると同時
に、省エネ化も図れる内視鏡観測装置として、内視鏡先
端にLED等の光源素子を内蔵した内視鏡装置が検討さ
れている。
【0035】(付記項3が解決しようとする課題) 上
記のような構成とした場合、内視鏡先端のLEDを駆動
させる信号を供給するための信号線が内視鏡内に設けら
れることになるが、今日では観察と同時に高周波電源な
どを使用して処置も行なっているため、内視鏡内には高
周波処置具用のチャンネルが設けられており、内視鏡の
内部で高周波電流を通電できるようになっている。この
時、高周波電流によるノイズがLEDの駆動信号線に干
渉することが考えられ、LEDが正常に駆動されない恐
れがあった。
【0036】(付記項3の目的) 本発明は上記事情に
鑑みて成されたものであり、その目的は、高周波電流に
よる治療を行なっても内視鏡先端に設けられている光源
にちらつき等が生じない先端光源内蔵型の内視鏡装置を
提供することである。
【0037】(付記項3の効果) 以上、本発明に因れ
ば、高周波電流により誘起されるノイズは、内視鏡先端
に設けられた光源を駆動する信号線の外周に設けられた
シールド部材を経由して、治療用電源の患者基準電位に
バイパスされるため、光源駆動信号にノイズの影響を及
ぼすこともなくなるため、光源のちらつき等が発生しに
くくなり、正常に機能するようになる。
【0038】(付記項4) 先端に光源を内蔵させた内
視鏡装置に於いて、内視鏡先端の中心部に、配光特性が
直線的な指向特性をしめす光源を配列させ、内視鏡先端
の外周部には配光特性が広範囲に指向する特性を有する
光源を配列させたことを特徴とする先端光源内蔵型内視
鏡装置。
【0039】(付記項4の従来技術) 装置の小型化、
省エネ化を図るために、医療内視鏡用の光源としてLE
Dが考えられている。また、内視鏡室の省スペース化を
図ると同時に、低コスト化を目論むために、上記のよう
なLED光源を内視鏡装置先端に組み込むことが考えら
れている。
【0040】(付記項4が解決しようとする課題) し
かしながら、上記のように内視鏡装置先端にLED光源
を内蔵させた場合、LEDの配光特性がLEDの構造、
材質など、素子により決まってしまうため、均一な配光
特性を得ることが困難である。故に、観察したい部分に
対して充分な光量を供給することが困難であった。
【0041】(付記項4の目的) 本発明は、上記事情
に鑑みて成されたものであり、配光特性を劣化させるこ
となく、均一に光を照射できる先端LED内蔵型の内視
鏡装置を提供するを目的とする。
【0042】(付記項4の効果) 以上、本発明に因れ
ば、直線的な指向特性を有する光源素子を内視鏡先端の
中心部に配列させるため、直視方向に対する輝度を充分
に確保できる。更に、内視鏡先端の外周部には広範囲な
指向特性(配光に指向性がなく、発散する)を有する光
源素子を配列させているため、斜視方向に対する輝度も
確保できるようになる。即ち、光源素子に因らずに、上
記のような配光特性を有する光源素子を上記のごとく、
規則的に配列させる事で、先端にLEDなどの様な光源
素子を組み込んでも、観察部位における輝度を充分に確
保できるようになる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば半導体発光素子を点灯制
御するための信号線全体を覆った導電性のシールド部材
を設け、この導電性シールド部材を導電性のアース手段
に接続して処置具用チャンネルに処置具が挿入された際
に半導体発光素子の信号線への処置具からの電磁波ノイ
ズの影響を防止し、半導体発光素子からの照明光のちら
つきを防止するちらつき防止手段を設けたので、内視鏡
観察時に同時に高周波電流による治療を行なっても内視
鏡挿入部の先端に設けられている光源にちらつき等が生
じるおそれがなく、安定した照明光を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における内視鏡装
置のシステム全体の概略構成を示す斜視図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態における内視鏡装
置のシステム全体を示す概略構成図、(B)は照明光発
生ユニット上の白色LEDの配置状態を示す平面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態における内視鏡装
置の要部構成を示す斜視図。
【図4】 第2の実施の形態の内視鏡装置における照明
部のLEDの配置状態を示す平面図。
【符号の説明】
2 内視鏡 4B 対極板(導電性のアース手段) 6 挿入部 9 白色LED(半導体発光素子) 10 処置具用チャンネル 13 LED点灯制御用信号線 14 シールド部材 32 ちらつき防止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 此村 優 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 原野 健二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 笹川 克義 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 秀俊 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を発生させる半導体発光素子が内
    視鏡挿入部の先端部に組み込まれるとともに、 上記挿入部に処置具用チャンネルが配設された内視鏡装
    置において、 上記半導体発光素子を点灯制御するための信号線全体を
    覆った導電性のシールド部材を設け、 この導電性シールド部材を導電性のアース手段に接続し
    て上記処置具用チャンネルに処置具が挿入された際に上
    記半導体発光素子の信号線への上記処置具からの電磁波
    ノイズの影響を防止し、上記半導体発光素子からの照明
    光のちらつきを防止するちらつき防止手段を設けたこと
    を特徴とする内視鏡装置。
JP10024434A 1998-02-05 1998-02-05 内視鏡装置 Withdrawn JPH11216115A (ja)

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