JPH11214455A - プローブカード - Google Patents
プローブカードInfo
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- JPH11214455A JPH11214455A JP10294757A JP29475798A JPH11214455A JP H11214455 A JPH11214455 A JP H11214455A JP 10294757 A JP10294757 A JP 10294757A JP 29475798 A JP29475798 A JP 29475798A JP H11214455 A JPH11214455 A JP H11214455A
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Abstract
工程の円滑化を図ると共に、回路検査装置における動作
の安定や検査負荷の軽減を図る。 【解決手段】 プローブカードを構成するカード本体2
0は、セラミック薄膜からなる絶縁層と銅等の導体膜か
らなる配線層とが交互に積層されてなる多層配線構造を
有している。カード本体20の表面には、半導体チップ
11の各検査用電極12と対応してプローブ端子21が
形成されており、カード本体20の裏面におけるプロー
ブ端子21と対応する部位には、ドライバ回路素子31
がそれぞれ配設されている。また、カード本体20にお
けるプローブ端子21が形成されている部位にはカード
本体20を表裏方向に貫通するコンタクト23が形成さ
れており、コンタクト23の表面側はプローブ端子21
と接続され、コンタクト23の裏面側はドライバ回路素
子31と接続されている。
Description
形成されたチップの複数の集積回路をウェハ状態で同時
に検査するために用いられるプローブカードに関する。
子機器の小型化及び低価格化の進歩は目ざましく、これ
に伴って、半導体集積回路装置に対する小型化及び低価
格化の要求が強くなっている。
プとリードフレームとがボンディングワイヤによって電
気的に接続された後、半導体チップが樹脂又はセラミッ
クにより封止された状態で供給され、プリント基板に実
装される。
ンイン検査を行なう従来のバーンイン装置について図面
を参照しながら説明する。
的に示している。図5に示すバーンイン装置100は、
バーンインチャンバ101と半導体チップ上の集積回路
に入力するための検査信号を生成するパターンジェネレ
ータ(PG)121を備えている。
バーンイン(BI)ボード102がそれぞれコネクタ1
03に接続されて保持されている。ここでは、2枚のB
Iボード102を示したが、BIボード102同士の間
には上下方向に互いに間隔をおいて、さらに複数のBI
ボードが収納される。各BIボード102には、樹脂封
止された多数の半導体チップ104が検査信号が入力可
能に載置されている。
G121と接続された信号線122とBIボード102
との間に該BIボード102とそれぞれ対応するドライ
バボード123がコネクタ103の外側部分に接続され
て保持されている。
からの検査信号を駆動するドライバ及びBIボード10
2上の各半導体チップ104に対する期待値信号とその
出力信号とを比較して比較結果をPG121に出力する
コンパレータ等の、複数の能動素子124が載置されて
いる。
7月号129ページ)に開示されているような、ウェハ
状態で一括して同時にバーンインを行なえる新規な構成
のプローブカードが提案されている。
ウェハ・バーンインと呼ぶ。)用のプローブカードの断
面構成を示している。図6に示すように、プローブカー
ド201は、ガラス等からなり、主面(図面における下
面)に配線層を有するカード本体201aと、周縁部が
セラミック等からなる剛性リング202に保持されたポ
リイミド薄膜からなるバンプ付きフィルム201bとか
ら構成されている。バンプ付きフィルム201bの主面
には、半導体ウェハ203上の半導体チップの検査用の
各電極と対応する位置に設けられたプローブ端子となる
複数のバンプ204が形成されている。このバンプ20
4は、バンプ付きフィルム201bを貫通するコンタク
トを介してカード本体201aと電気的に接続されてい
る。
・バーンインを行なうには、該プローブカード201の
各バンプ204と半導体ウェハ203上に形成された半
導体チップの各電極とを完全に接触させる必要がある。
そのための治具として、アルミニウム等の金属からな
り、半導体ウェハ203を保持するウェハトレイ211
が必要となる。
ド201の主面と対向する面(=主面)の周縁部には、
プローブカード201の主面とウェハトレイ211の主
面と共に密閉空間を形成するためのシリコンゴム等から
なるシールリング212が設けられ、また、側部に密閉
空間と外部とを導通させ且つ減圧状態を維持する真空バ
ルブ213が設けられている。
を排気して該密閉空間を減圧すると、プローブカード2
01の裏面とウェハトレイ211の裏面とが互いに大気
圧に押圧されるため、プローブカード201におけるバ
ンプ付きフィルム201bの主面に形成された各バンプ
204と半導体ウェハ203に形成された各電極とが接
近してさらに圧着されることになる。これにより、プロ
ーブカード201、半導体ウェハ203及びウェハトレ
イ211が一体化された状態で、プローブカード201
をバーンイン装置に投入すれば、ウェハ・バーンインを
行なうことができる。
体チップ用のバーンイン装置100は、バーンインチャ
ンバ101内の温度を125℃程度の高温にして各半導
体チップ104のバーンイン検査を行なっている。この
ため、各半導体チップ104をBIボード102に載置
したまま高温のバーンインチャンバ101に収納する必
要があり、一方、ドライバボード123上の能動素子1
24の動作を保証するにはこれらの能動素子124をバ
ーンインチャンバ101の外部に設置しなければならな
い。その結果、信号線122が長くなるため、信号の劣
化が生じやすく、また、高速動作試験に向かないという
問題を有している。
装置は、前述の樹脂封止型半導体チップ用のバーンイン
装置と比べさらに多くの半導体チップに対して一括に検
査を行なうため、従来のようにチップごとに検査を行な
う場合に比べて、回路検査装置側の負荷が格段に増大す
るという問題を有している。
信号の劣化を防止すると共に、回路検査装置における検
査負荷の軽減を図ることを目的とする。
示したウェハ・バーンイン用のプローブカード201に
おいて、半導体ウェハ203に形成された多数の半導体
チップ104自体が動作時に発熱するため、半導体ウェ
ハ203を所定温度に維持するには、半導体ウェハ20
3と密着するウェハトレイ211のみの温度を局所的に
制御(加熱又は吸熱)すればよいということ、さらに、
このようにすると、複数のウェハトレイ211をバーン
イン装置に投入したとしても、プローブカード201の
周囲温度を適当に制御することにより、プローブカード
201の裏面の温度は70℃程度以下に制御可能である
ということの両知見を得ている。
ローブカード201の裏面には、従来のBIボード10
2にはない空き領域(スペース)が存在することにも注
目した結果、本発明を得ている。
用のプローブカードを、該プローブカードの裏面(半導
体ウェハと対向する面と反対側の面)に、半導体チップ
に対してチップごとに制御又は試験を行なう素子を設け
たり、制御信号の変動を抑制する素子を設けたりする構
成とするものである。
は、半導体ウェハ上に形成されている複数の半導体チッ
プの各電極に電圧を印加して、複数の半導体チップの電
気的特性をウェハレベルで一括に検査するためのプロー
ブカードを対象とし、カード本体と、カード本体の一面
における半導体チップの各電極と対応する位置に設けら
れた複数のプローブ端子と、カード本体の他面に設けら
れ、プローブ端子と電気的に接続されている配線と、カ
ード本体の他面における配線とプローブ端子との間に設
けられ、半導体チップの入出力を制御する制御手段とを
備えている。
本体のプローブ端子が設けられている面と反対側の面
(裏面)における配線とプローブ端子との間に、半導体
チップの入出力を制御する制御手段が設けられているた
め、制御手段に駆動回路又は試験機能回路を用いた場合
には、該駆動回路又は該試験機能回路と半導体チップと
の配線の距離がきわめて短くなる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が駆動回路
素子からなることが好ましい。このようにすると、プロ
ーブ端子に電圧を供給する電圧供給線とプローブ端子と
の間、すなわち半導体チップの間近に駆動回路素子が設
けられることになるため、検査対象のチップの間近に位
置する駆動回路素子から出力される制御信号には品質の
劣化が生じない。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が試験機能
回路素子からなることが好ましい。このようにすると、
プローブ端子に電圧を供給する電圧供給線とプローブ端
子との間、すなわち半導体チップの間近に試験機能回路
素子が設けられることになるため、検査対象のチップの
間近に位置する試験機能回路素子から出力される試験信
号や制御信号には品質の劣化が生じない。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が周波数増
倍回路素子からなることが好ましい。このようにする
と、プローブ端子に電圧を供給する電圧供給線とプロー
ブ端子との間、すなわち半導体チップの間近に周波数増
倍回路素子が設けられることになるため、回路検査装置
側から出力される高周波信号が持つ周波数よりも高い周
波数を持つ高周波信号を生成できると共に、周波数増倍
回路素子がプローブ端子の間近に設けられているので、
該周波数増倍回路素子により生成された高周波信号の品
質が劣化することがない。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子か
ら出力を受けるデータ出力線であり、制御手段が信号圧
縮回路素子からなることが好ましい。このようにする
と、プローブ端子への出力信号が出力されるデータ出力
線とプローブ端子との間に信号圧縮回路素子が設けられ
ることになるため、出力信号が多数ビットとして出力さ
れる場合に、該出力信号のビット数を削減できる。
段が配線と並列に設けられた容量素子からなることが好
ましい。このようにすると、配線に印加される電源電圧
に過渡的な電圧変動が生じたとしても、この過渡的な電
圧変動をプローブ端子の間近で確実に抑制することがで
きる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が電流制限
素子からなることが好ましい。このようにすると、プロ
ーブ端子に電圧を供給する電圧供給線とプローブ端子と
の間、すなわち半導体チップの間近に電流制限素子が設
けられることになるため、複数の半導体チップのうちの
一の半導体チップがあらかじめ不良であったり、一括検
査中に不良になったりして異常に多量の電流が流れる
と、不良の半導体チップと対応する電流制限素子にも多
量の電流が流れ、該電流制限素子が高温になってその抵
抗値が著しく上昇する。
の実施形態に係るプローブカード及び該プローブカード
を用いて行なう半導体集積回路の検査方法について図1
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
体ウェハと対向する面(表面)と反対側の面(裏面)の
平面構成を示し、図1(b)はプローブカードの断面構
成を示している。図1(b)に示すように、半導体ウェ
ハ10上には複数の半導体チップ11が形成されてお
り、各半導体チップ11には検査用電極12が形成され
ている。なお、各半導体チップ11には通常、複数の検
査用電極12が形成されているが、図示の都合上、図1
(b)においては、各半導体チップ11に1つの検査用
電極12が形成されている場合を示している。また、図
1(a)における一点鎖線は、半導体チップ11の形成
領域を示している。
ドを構成するカード本体20は、セラミック薄膜からな
る絶縁層と銅等の導体膜からなる配線層とが交互に積層
されてなる多層配線構造を有している。
ド本体20の表面には、半導体チップ11の各検査用電
極12と対応してプローブ端子21が形成されており、
カード本体20の裏面におけるプローブ端子21と対応
する部位には、駆動回路素子としてのドライバ回路素子
31がそれぞれ配設されている。また、カード本体20
におけるプローブ端子21が形成されている部位にはカ
ード本体20を表裏方向に貫通するコンタクト23が形
成されており、コンタクト23の表面側はプローブ端子
21と接続され、コンタクト23の裏面側はドライバ回
路素子31と接続されている。
の裏面の周縁部には、外部装置から電圧が印加される外
部電極24が形成されており、カード本体20の裏面に
は、外部電極24と各ドライバ回路素子31とを接続す
る共通の電圧供給線25が分岐して延びている。これに
より、外部電極24に電圧が印加されると、印加された
電圧は共通の電圧供給線25、ドライバ回路素子31及
びコンタクト23を介して各プローブ端子21に印加さ
れる。なお、共通の電圧供給線25としては、電源電圧
を印加するための電源電圧供給線であってもよいし、接
地電圧を印加するための接地電圧供給線であってもよ
い。
チップ11ごとに該半導体チップ11を駆動するドライ
バ回路素子31が半導体チップ11の間近に配設されて
いるため、該ドライバ回路素子31が出力する制御信号
等の劣化を防止できるので、半導体チップ11の高速動
作試験を支障なく行なえる。また、半導体ウェハ20を
一括して検査するためにスペース的に余裕があるカード
本体20の裏面を有効に活用することができる。
チップ11ごとにドライバ回路素子31を設けたが、半
導体ウェハに形成される半導体チップ11の個数等も考
慮して、最適化可能なブロックに分け、該ブロック単位
にドライバ回路素子31を設けてもよい。
バ回路素子31に代えて、例えば、BIST(Biult in
Self Test)回路やパターンジェネレータ等の、半導体
チップ11の試験機能を有する試験機能回路を搭載して
もよい。このようにすると、ドライバ回路素子31と同
様に、信号品質の劣化防止と回路検査装置の負荷分散と
を行なえる。
バ回路素子31に代えて、周波数増倍回路としてのPL
L(Phase Locked Loop)回路素子を搭載してもよい。P
LL回路素子は、回路検査装置が出力する外部クロック
周波数を元により高い周波数の内部クロック周波数を生
成する。例えば、12.5MHzの外部クロック周波数
を受け、100MHzの内部クロック周波数を生成し
て、半導体チップ11ごとに供給する。このようにする
と、回路検査装置の機能を容易に向上させることができ
ると共に、信号品質の劣化防止と回路検査装置の負荷分
散とを行なえる。
実施形態に係るプローブカード及び該プローブカードを
用いて行なう半導体集積回路の検査方法について図2を
参照しながら説明する。
裏面に搭載する制御手段としての能動素子を出力側に設
けることにより、回路検査装置の負荷分散や検査の簡略
化を図る構成としている。
示している。図2において、図1(a)に示す構成部材
と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明
を省略する。図2に示すように、カード本体20の表面
には、半導体チップ11の各出力パッドと対応してプロ
ーブ端子(図示せず)が形成されており、カード本体2
0の裏面におけるプローブ端子と対応する部位には、信
号圧縮回路素子32がそれぞれ配設されている。また、
カード本体20のプローブ端子が形成されている部位に
はカード本体20を表裏方向に貫通するコンタクト(図
示せず)が形成されており、コンタクトの表面側はプロ
ーブ端子と接続され、コンタクトの裏面側は信号圧縮回
路素子32と接続されている。
の周縁部には、外部装置に検査結果を出力する外部デー
タ出力端子24Aが形成されている。カード本体20の
裏面には、外部データ出力端子24Aと各信号圧縮回路
素子32とを接続するデータ出力線25Aが、マトリク
ス状に形成されている半導体チップ11の行単位に延び
ている。これにより、各半導体チップ11から、例え
ば、32ビットデータがプローブ端子及びコンタクトを
介して各信号圧縮回路素子32に出力されるとすると、
各信号圧縮回路素子32は、例えば、32ビットデータ
の全ビットの論理和を演算する等して、演算結果をデー
タ出力線25Aにそれぞれ出力する。
チップ11ごとに該半導体チップ11のマルチビットデ
ータを圧縮する信号圧縮回路素子32が半導体チップ1
1の間近に配設されているため、出力結果を受ける側の
回路検査装置の負荷が軽減されると共に、半導体ウェハ
20を一括して検査するためにスペース的に余裕がある
カード本体20の裏面を有効に活用することができる。
実施形態に係るプローブカード及び該プローブカードを
用いて行なう半導体集積回路の検査方法について図3
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
裏面に搭載する制御手段を前述の能動素子に代えて受動
素子を用いることにより、制御信号の変動を抑制する構
成としている。
構成を示し、図3(b)はプローブカードの断面構成を
示している。ここで、図3(a)及び(b)において、
図1(a)及び(b)に示す構成部材と同一の構成部材
には同一の符号を付すことにより説明を省略する。図3
(a)及び(b)に示すように、カード本体20の表面
には、半導体チップ11の各検査用電極12と対応して
プローブ端子21が形成されている。カード本体20の
裏面における周縁部の一端には、外部装置から電源電圧
が印加される外部電源電極24Bが形成されており、カ
ード本体20の裏面には、外部電源電極24Bと各プロ
ーブ端子21とを接続する共通の電源電圧供給線25B
が分岐して延びている。
部の他端には、外部装置から接地電圧が印加される外部
接地電極24Cが形成されており、カード本体20の裏
面には、外部接地電極24Cと図示されていないプロー
ブ端子とを接続する共通の接地電圧供給線25Cが分岐
して延びている。
が形成されている部位にはカード本体20を表裏方向に
貫通し、電源電圧供給線25Bと電気的に接続されたコ
ンタクト23が形成されており、また、カード本体20
の裏面におけるプローブ端子21と対応する部位の近傍
には、電源電圧供給線25Bと接地電圧供給線25Cと
に並列に接続された容量素子としてのチップコンデンサ
33がそれぞれ配設されている。
接地電極24Cに電圧が印加されると、印加された電圧
は共通の電源電圧供給線25B及びコンタクト23を介
して各プローブ端子21に印加される。このとき、外部
電源電極24Bと外部接地電極24Cとの間に過渡的な
電圧変動が生じたとしても、プローブ端子21の近傍に
おいて、電源電圧供給線25Bと接地電圧供給線25C
との間に並列に接続されたチップコンデンサ33が電圧
変動を吸収するため、プローブ端子21に印加される電
圧を確実に安定させることができる。
チップ11ごとに電源電圧を安定させられると共に、半
導体ウェハ20を一括して検査するためにスペース的に
余裕があるカード本体20の裏面を有効に活用すること
ができる。
チップ11ごとにチップコンデンサ33を設けたが、電
源電圧を安定させられる範囲でブロックに分け、該ブロ
ック単位にチップコンデンサ33を設けてもよい。
実施形態に係るプローブカード及び該プローブカードを
用いて行なう半導体集積回路の検査方法について図4
(a)及び(b)を参照しながら説明する。
る構成である。
構成を示し、図4(b)はプローブカードの断面構成を
示している。ここで、図4(a)及び(b)において、
図1(a)及び(b)に示す構成部材と同一の構成部材
には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
11の各検査用電極12と対応してプローブ端子21が
形成されており、カード本体20の裏面におけるプロー
ブ端子21と対応する部位には、電流制限素子としての
PTC(Positive Temperature Coefficient)素子34
がそれぞれ配設されている。また、カード本体20にお
けるプローブ端子21が形成されている部位にはカード
本体20を表裏方向に貫通するコンタクト23が形成さ
れており、コンタクト23の表面側はプローブ端子21
と接続され、コンタクト23の裏面側はPTC素子34
と接続されている。
装置から電圧が印加される外部電極24が形成されてい
ると共に、カード本体20の裏面には、外部電極24と
各PTC素子34とを接続する共通の電圧供給線25が
分岐して延びている。これにより、外部電極24に電圧
が印加されると、印加された電圧は共通の電圧供給線2
5、PTC素子34及びコンタクト23を介して各プロ
ーブ端子21に印加される。なお、共通の電圧供給線2
5としては、電源電圧を印加するための電源電圧供給線
であってもよいし、接地電圧を印加するための接地電圧
供給線であってもよい。
C素子やチタン酸バリウム(BaTiO3 )等からなる
セラミック系PTC素子等を用いることができる。
ンと、ポリオレフィンやフッ素樹脂等の絶縁性のポリマ
ーとが配合されてなる抵抗素子であって、平常状態で
は、ポリマー中に分散されたカーボンが多数の導電性パ
スを形成しているので、低い固有抵抗値を有している。
ところが、平常状態から徐々に温度を上昇させると、ポ
リマーの熱膨張率はカーボンの熱膨張率よりも高いの
で、カーボンの導電性パスが次第に切断されて、緩やか
なPTC特性を示す。そして、所定温度(導電性のカー
ボンと絶縁性のポリマーとの配合割合又は絶縁性ポリマ
ーの種類を選択することにより、所望の温度を選択する
ことができる。)を過ぎると、急激にPTC効果が現わ
れる。すなわち、ポリマーの融解による数10%にも及
ぶ体積変化がカーボンの導電性パスを次々に切断するの
で、抵抗値が数桁例えば5桁程度増大する。
量を調整することにより、PTC効果が現われる所定温
度を選択することができ、例えば、チタン酸バリウムか
らなるセラミック系PTC素子では、不純物としてPb
を添加するとPTC効果が現われる所定温度を高温側に
シフトでき、Pbの添加量の増加に伴って所定温度は高
温側にシフトする。
り、PTC素子の温度が上昇したりして、PTC素子の
抵抗値が定常状態に比べて著しく高抵抗になる現象はト
リップと称される。定常状態ではPTC素子の抵抗値は
負荷に対して非常に低い値で安定しているが、流れる電
流の量がPTC素子の特性によって決まる基準(トリッ
プ電流)を超えると、自己発熱によりPTC素子の抵抗
が高くなり、該PTC素子を流れる電流は微小に制限さ
れる。PTC素子が一旦トリップ状態になると、PTC
素子は抵抗値が高くなった状態で安定するため、PTC
素子はトリップ状態を保持し続ける。そして、電源が切
られてPTC素子の温度が元に戻るか、又は、回路の電
圧が十分に低くなる(PTC素子の発熱量が放熱量に比
べて小さくなる)と、PTC素子は自動的に定常状態に
戻る。
ドを用いて行なう半導体装置の検査方法について説明す
る。
る複数の半導体チップ11の各検査用電極12とプロー
ブカードの各プローブ端子21とを接続した状態で、プ
ローブカードの外部電極24に電源電圧又は接地電圧を
印加する。この場合、半導体チップ11の基板が接地電
圧に接続されるときには外部電極24に電源電圧を印加
し、半導体チップ11の基板が電源電圧に接続されると
きには外部電極24に接地電圧を印加する。外部電極2
4に印加された電圧は共通の電圧供給線25、PTC素
子34、コンタクト23及びプローブ端子21を介して
各検査用電極12に印加される。
状態で半導体ウェハ10及びプローブカードをバーンイ
ンのための所定の温度下で保持する。複数の半導体チッ
プ11のうちのいずれかの半導体チップ11に不良があ
ったり又はバーンイン工程で不良が発生したりして不良
の半導体チップ11に異常に多量の電流が流れると、不
良の半導体チップ11に接続されているPTC素子34
にも多量の電流が流れるため、多量の電流が流れたPT
C素子34は高温になって抵抗値が著しく上昇するの
で、不良の半導体チップ11には電圧が印加されなくな
る。
上昇が阻止されるので、不良の半導体チップ11に隣接
する他の半導体チップ11が異常に高温になってバーン
インが正常に行なわれなくなるという事態が回避される
と共に、不良の半導体チップ11を介して電源電圧線と
接地電圧線とが短絡し、良品の半導体チップ11に電圧
が印加されなくなるという事態が回避される。
プローブ端子21をカード本体20の表面に設け、共通
の電圧供給線25をカード本体21の裏面に設けたた
め、カード本体20の裏面にスペース的に余裕ができる
ので、PTC素子34をカード本体20の裏面に半導体
チップ11ごとに設けることが可能になる。
ローブカードを構成するカード本体20には、セラミッ
クからなる絶縁層と導体膜からなる配線層とが交互に積
層されてなる剛性基板を用いたが、これに限らず、主面
にポリイミド等からなる絶縁層と導体膜からなる配線層
とが交互に積層されてなる多層配線を有するガラス基板
を用いてもよい。
カードを用いて行なう半導体装置の検査方法は、ウェハ
レベルのバーンインに限らず、通常の電気的特性の検査
であってもよい。
制御手段に駆動回路又は試験機能回路を用いた場合に
は、これら駆動回路又は試験機能回路と半導体チップと
の配線の距離がきわめて短くなるため、信号の劣化を防
止できる。その結果、半導体チップの高速動作試験をも
行なえると共に、スペース的に余裕があるカード本体の
裏面を有効に使うことにより、回路検査装置の負荷分散
を行なえる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が駆動回路
素子からなると、各半導体チップは、該チップの間近に
位置する駆動回路素子から劣化することなく制御信号を
受信できるため、所望の検査を確実に行なえる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が試験機能
回路素子からなると、各半導体チップは、該チップの間
近に位置する試験機能回路素子から劣化することなく種
々の試験信号又は制御信号を受信できるため、所望の検
査を確実に行なえる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が周波数増
倍回路素子からなると、回路検査装置側から出力される
高周波信号が持つ周波数よりも高い周波数を持つ高周波
信号を生成できると共に、周波数増倍回路素子がプロー
ブ端子の間近に設けられているため、該周波数増倍回路
素子により生成された高周波信号の品質が劣化すること
がない。これにより、回路検査装置の性能の向上を容易
に図れるので、高速動作試験を行なえる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子か
ら出力を受けるデータ出力線であり、制御手段が信号圧
縮回路素子からなると、チップの出力信号が多数ビット
として出力される場合に、該出力信号のビット数を削減
することができるため、出力データが簡略化されるの
で、検査効率の向上を図ることができる。
段が配線と並列に設けられた容量素子からなると、配線
に印加される電源電圧に過渡的な電圧変動が生じたとし
ても、配線に対して並列に接続された容量素子がプロー
ブ端子の間近で過渡的な電圧変動を吸収して安定にする
ので、所望の検査を確実に行なうことができる。
カード本体に形成された貫通孔を通じてプローブ端子に
電圧を供給する電圧供給線であり、制御手段が電流制限
素子からなると、複数の半導体チップのうち、異常電流
が流れるような不良な半導体チップが存在する場合に、
半導体チップと対応する電流制限素子により、該半導体
チップには電圧が印加されなくなる。従って、不良の半
導体チップを介して電源電圧線と接地線とが短絡する事
態が回避され、他の半導体チップには正常に電圧が印加
されるため、複数の半導体チップの各電極に共通の電圧
供給線から電圧を印加するにもかかわらず、他の半導体
チップに対して良好に検査を行なうことができる。
を示し、(a)は平面図であり、(b)は構成断面図で
ある。
を示す構成断面図である。
を示し、(a)は平面図であり、(b)は構成断面図で
ある。
を示し、(a)は平面図であり、(b)は構成断面図で
ある。
装置を示す模式的斜視図である。
を示す構成断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体ウェハ上に形成されている複数の
半導体チップの各電極に電圧を印加して、前記複数の半
導体チップの電気的特性をウェハレベルで一括に検査す
るためのプローブカードであって、 カード本体と、 前記カード本体の一面における前記半導体チップの各電
極と対応する位置に設けられた複数のプローブ端子と、 前記カード本体の他面に設けられ、前記プローブ端子と
電気的に接続されている配線と、 前記カード本体の他面における前記配線と前記プローブ
端子との間に設けられ、前記半導体チップの入出力を制
御する制御手段とを備えていることを特徴とするプロー
ブカード。 - 【請求項2】 前記配線は、前記カード本体に形成され
た貫通孔を通じて前記プローブ端子に電圧を供給する電
圧供給線であり、 前記制御手段は駆動回路素子からなることを特徴とする
請求項1に記載のプローブカード。 - 【請求項3】 前記配線は、前記カード本体に形成され
た貫通孔を通じて前記プローブ端子に電圧を供給する電
圧供給線であり、 前記制御手段は試験機能回路素子からなることを特徴と
する請求項1に記載のプローブカード。 - 【請求項4】 前記配線は、前記カード本体に形成され
た貫通孔を通じて前記プローブ端子に電圧を供給する電
圧供給線であり、 前記制御手段は周波数増倍回路素子からなることを特徴
とする請求項1に記載のプローブカード。 - 【請求項5】 前記配線は、前記カード本体に形成され
た貫通孔を通じて前記プローブ端子から出力を受けるデ
ータ出力線であり、 前記制御手段は信号圧縮回路素子からなることを特徴と
する請求項1に記載のプローブカード。 - 【請求項6】 前記制御手段は前記配線と並列に設けら
れた容量素子からなることを特徴とする請求項1に記載
のプローブカード。 - 【請求項7】 前記配線は、前記カード本体に形成され
た貫通孔を通じて前記プローブ端子に電圧を供給する電
圧供給線であり、 前記制御手段は電流制限素子からなることを特徴とする
請求項1に記載のプローブカード。
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---|---|---|---|
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JP28641597 | 1997-10-20 | ||
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JPH11214455A true JPH11214455A (ja) | 1999-08-06 |
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Family
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JP10294757A Expired - Fee Related JP3135888B2 (ja) | 1997-10-20 | 1998-10-16 | バーンイン検査方法 |
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JP (1) | JP3135888B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009540297A (ja) * | 2006-06-06 | 2009-11-19 | フォームファクター, インコーポレイテッド | テスタのドライブおよび測定能力を広げる方法 |
JPWO2009144948A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2011-10-06 | 株式会社アドバンテスト | 試験用ユニットおよび試験システム |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10294757A patent/JP3135888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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