JPH11214285A - レジストパターンの形成方法及びその装置、微細加工方法及びその装置、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法及びその装置、微細加工方法及びその装置、並びに半導体装置の製造方法

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JPH11214285A
JPH11214285A JP1145198A JP1145198A JPH11214285A JP H11214285 A JPH11214285 A JP H11214285A JP 1145198 A JP1145198 A JP 1145198A JP 1145198 A JP1145198 A JP 1145198A JP H11214285 A JPH11214285 A JP H11214285A
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリル化プロセスと位相シフト法とを併用し
て、微細なレジストパターンを高精度に加工するレジス
トパターンの形成方法を提供すること。 【解決手段】 下地基体上に形成されたレジスト層表面
をハーフトーン位相シフトマスクを介して選択的に露光
する第1工程と、レジスト層の露光側の表層を所定の厚
みだけ除去する第2工程と、レジスト層の表層のうち、
選択的に露光された領域又はそれ以外をシリル化してシ
リル化層を形成する第3工程と、このシリル化層をマス
クとして、レジスト層に所定形状の微細パターンを加工
する第4工程と、を有する、レジストパターンの形成方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストパターン
の形成方法及びその装置、微細加工方法及びその装置、
並びに半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体集積回路の製造工程に
おいて、半導体基板に設計回路を転写する際には、光に
よるリソグラフィ技術が用いられている。現在、半導体
リソグラフィ工程に主に用いられている露光用光源とし
ては、水銀ランプのg線(波長:463nm)、i線
(波長:365nm)、KrFエキシマ・レーザ(波
長:248nm)があり、将来的には、ArFエキシマ
・レーザ(波長:193nm)、X線等の短波長レーザ
が用いられる可能性がある。
【0003】リソグラフィ技術において、被露光基板に
転写可能な微細パターンの最小寸法は、露光用光ビーム
の波長程度に依存している。また、微細パターンを被露
光基板に露光転写する際には、被露光基板表面の段差、
露光装置のレンズの収差等による露光不良を抑制するた
めにある程度のマージン、即ち、デフォーカス裕度が必
要である。
【0004】パターンが露光波長程度まで微細化する
と、微細パターン形成に対して許容できるデフォーカス
量、つまり焦点深度が急激に減少する。さらに、パター
ンが微細化すると、パターン光学像のコントラストが低
下し、露光量(下地基板からの反射光も含む実効的な露
光量)変動に対するマージン、つまり露光裕度が低下す
る。そこで、半導体集積回路の高集積化、微細化が進む
につれ、より短い波長を発振可能な露光用レーザ光源を
用いようとするのが現在までの流れである。
【0005】しかしながら、発振波長の短い露光装置を
導入するためには、新たな設備投資、開発投資が必要と
なる。加えて、KrFエキシマ・レーザ以降の短波長領
域では、露光用光源、露光装置に用いる硝材、レジスト
材料等が開発段階にあり、現時点では生産に耐えうる性
能を持つものは存在していない。
【0006】そこで、現行の露光装置の大幅な変更を必
要とせず、何らかの方法で、焦点深度を確保しつつ、露
光波長以下の微細パターンを高い解像度で形成すること
が要求されている。
【0007】このような目的を達成せしめる微細パター
ンの形成方法として、(1)位相シフトマスクを用い、
干渉光の位相差を調整して光学像のコントラストを上げ
る位相シフト法(半導体集積回路用レジスト材料ハンド
ブック、1996年、24〜27頁参照)、(2)レジ
スト表層のみを解像させるシリル化プロセス(半導体集
積回路用レジスト材料ハンドブック、1996年、17
3〜178頁参照)、が提案されている。
【0008】まず、(1)位相シフト法について説明す
る。
【0009】一般に、隣接する少なくとも2つの透過部
を有する露光用マスクにて、一方の透過部に透明膜(位
相シフタ)を設けると、この透過部からの光ビームの位
相が180度反転し、すると、他方の透過部からの光ビ
ームと位相が反転した前記光ビームとがその重なり部分
で干渉し、打ち消し合って、見かけ上の透過光強度がゼ
ロとなる。なお、この条件は、位相シフタの厚みをDと
すると、 D=λ/2(n−1) の関係を満たす時に成立する(但し、λは透過光ビーム
の波長、nは位相シフタの屈折率である)。
【0010】次に、位相シフトマスクの1種であるハー
フトーン位相シフトマスクを用いた位相シフト法を図2
4を参照に説明する。
【0011】ハーフトーン位相シフトマスク91は、透
明支持基体93の透過部94以外の部分(遮光部)に、
光ビーム101に対する光ビーム102の位相を180
度反転させる半透明膜92が設けられたマスクであり、
透過部94を通過した光ビーム101と半透明膜92を
通過した光ビーム102とを、その重なり部分(エッジ
部分)で干渉させ、微細な光学像における高いエッジコ
ントラストを達成せしめるものである。
【0012】即ち、ハーフトーン位相シフトマスク91
を用いて、露光用光ビーム95によって下地基板99上
に設けられたフォトレジスト層98を所定の微細パター
ンに露光すると、エッジコントラストが高く、解像度に
優れた微細な光学像が得られることになる。
【0013】しかしながら、このとき、図24に示すよ
うに下地基板99に段差を有していると、この段差に起
因する光ビーム103の反射によって、下地基板厚およ
びレジスト層厚によっては、光ビームの局所的変動によ
る定在波が発生したり(定在波効果)、ハレーションに
よる実効的な露光量の局所的変動が生じて、寸法変動の
抑制効果が不十分となる傾向にある。また、この方法に
おける焦点深度拡大効果は、せいぜい通常方法に対して
30%程度しかないので、この方法単独では、パターン
が微細化し、かつ焦点深度が増大する場合には、十分に
対応することが困難である。
【0014】次に、(2)シリル化プロセスについて説
明する。
【0015】シリル化プロセスは、レジスト層の表層部
分を所定パターンに露光した後、露光部分又は非露光部
分を選択的にシリル化し、シリル化されて改質されたシ
リル化層をマスクとして前記レジスト層を処理して、こ
のレジスト層を微細パターンに加工する方法である。
【0016】このようにシリル化プロセスでは、レジス
ト層の表層しか解像(露光)させないので、大きな焦点
深度は必要なく、露光のイメージコントラストが低くて
も光学像を形成でき、また、下地からの反射光ビームの
影響も最小限に抑えることができるので、定在波効果を
低減することができ、パターン寸法精度が優れていると
いう利点を有している。
【0017】しかしながら、このプロセスでは、基本的
に光学像のコントラストは変化しないので、パターンが
微細化した場合、パターンの寸法を制御するのが困難に
なり、この方法単独では、レジストパターンの微細化に
は限度がある。
【0018】即ち、上述した位相シフト法やシリル化プ
ロセスでは、それらを単独に用いただけでは、焦点深度
等のプロセスマージンや光学像のコントラストなどが不
足するために、より一層の微細化が必要とされるレジス
トのパターニング工程で十分な解像度を得るには至って
いない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
さらなるレジストパターンの微細化と良好な解像度を得
ることを目的に、前記位相シフト法と前記シリル化プロ
セスとを組み合わせて、高解像度にてレジストパターン
の微細化を達成せしめる方法を検討した。
【0020】以下、前記位相シフト法と前記シリル化プ
ロセスとを単純に組み合わせた場合のレジストパターン
の形成例について、図25及び図26を参照に説明す
る。
【0021】ハーフトーン位相シフトマスク110を用
いて、レジスト層を所定の微細パターンに露光する場
合、マスク110を通過した光ビーム111には、図2
5(A)に示すように、光強度の大きな本パターン12
0の周辺に比較的光強度の小さな偽パターン121が生
じる。
【0022】すると、図25(B)に示すように、レジ
スト層115には、本パターン120に対応する本パタ
ーン潜像116と、偽パターン121に対応する偽パタ
ーン潜像117とが生じる。
【0023】この後、レジスト層115の表面を、上述
したシリル化プロセスを用いてシリル化すると、図26
(A)に示すように、本来はシリル化されるべき偽パタ
ーン潜像117部分がシリル化されないで取り残されて
しまう。さらに、このような形状のシリル化層123を
マスクとしてレジスト層115のエッチングを行うと、
図26(B)に示すように、本パターン潜像116に対
応する正規のホール(欠除部)125の他に、偽パター
ン潜像117に対応する非設定のホール126が形成さ
れてしまう。
【0024】さらに、図示省略するが、このように非設
定の欠除部を有するレジスト層(及びシリル化層)をマ
スクとして、例えばSiO2 薄膜からなる下地114の
エッチングを行っても、所望の(正規の)微細パターン
とは異なるパターンが生じることになる。
【0025】従来、シリル化プロセスを併用しないハー
フトーン位相シフト方法では、レジスト層表面に偽パタ
ーンによる潜像(くぼみ)が生じても、偽パターンによ
る潜像は比較的焦点深度が小さいので、少しくらいの偽
パターン潜像であれば、エッチング耐性があるので問題
なかった。
【0026】しかしながら、前記シリル化プロセスと前
記位相シフト法とを併用する場合は、レジスト層の表層
に少しでも偽パターン潜像に対応するシリル化層が生じ
てしまうと、レジスト層のエッチング後には、偽パター
ンによるパターン欠陥が発生してしまう。
【0027】このように、前記シリル化プロセスと前記
位相シフト法とを単純に組み合わせるだけでは、レジス
ト層にパターンの欠陥が発生してしまうために、良好な
解像度はもちろん、形状性の良好な微細化したレジスト
パターンを得ることは困難である。
【0028】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、シリル化プロセスのよう
に、所定の微細パターンに選択的に露光されたレジスト
層の表層(又はそれ以外)を選択的に改質させ、この改
質層をマスクとして前記レジスト層に微細パターンを加
工する方法と、前述した位相シフト法とを組み合わせて
レジスト層に微細パターンを加工するに際し、パターン
の欠陥を最小限に抑え、レジスト層の微細パターンを高
精度に形成するレジストパターンの形成方法及びその装
置を提供することにある。
【0029】さらに、本発明の他の目的は、前記レジス
トパターンの形成方法に準じた微細加工方法及びその装
置、並びに半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下地基
体上に形成されたレジスト層の表面を位相シフトマスク
を介して選択的に露光する第1工程と、前記レジスト層
の露光側の表層を所定の厚みだけ除去する第2工程と、
前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第3工
程と、前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状
の微細パターンを加工する第4工程と、を有する、レジ
ストパターンの形成方法(以下、本発明のレジストパタ
ーンの形成方法と称する。)に係るものである。
【0031】本発明のレジストパターンの形成方法によ
れば、前記第1工程において、露光用マスクとして、ハ
ーフトーン位相シフトマスク、補助型位相シフトマス
ク、エッジ強調型位相シフトマスク等の位相シフトマス
クを用いて前記レジスト層を選択的に露光しているの
で、コントラストが高く、解像度に優れた微細な光学像
が得られる一方、光強度の大きな本パターンによる本パ
ターン潜像(設定パターンによる潜像)と、光強度の比
較的小さな偽パターンによる偽パターン潜像(非設定パ
ターンによる潜像)とが前記レジスト層中に生じる。そ
こで、前記第2工程において、実質的に前記本パターン
潜像のみが残されるように、例えばエッチングやCMP
(化学機械的研磨:chemical mechanical polishing )
等によって、前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚
みだけ除去しており、従って、前記第3工程において、
前記本パターンに対応する前記選択的に露光された領域
(又はそれ以外の領域)を改質(特にシリル化)し、高
い精度にて加工形状の良好なマスク層(特にシリル化
層)を形成することができるので、非設定の前記偽パタ
ーン潜像によるマスク層のパターン欠陥を防ぐことがで
き、前記第4工程において、前記レジスト層に所定形状
の微細パターンを加工する際にも、前記マスク層のパタ
ーン欠陥に対応するレジスト層のパターン欠陥をも抑制
することができる。
【0032】従って、偽パターンによる非設定の潜像を
解像させることなく、露光波長以下であって高解像度の
微細パターンを高精度に形成できる。具体的には、例え
ば、完全に独立したパターンであれば、露光波長の40
%以下の微細パターンを形成できる。
【0033】なお、前記第2工程において、前記「所定
の厚み」とは、前記偽パターン潜像が実質的に除去され
るような厚みであるが、前記第3工程において、前記表
面領域の改質を行ってマスク層の形成を行うに際して問
題の無い程度ならば、前記偽パターン潜像が多少残って
いても構わない。
【0034】また、本発明は、下地基体上に形成された
レジスト層の表面を位相シフトマスクを介して選択的に
露光する第1工程部と、前記レジスト層の露光側の表層
を所定の厚みだけ除去する第2工程部と、前記レジスト
層の表層のうち、前記選択的に露光された領域又はそれ
以外を改質してマスク層を形成する第3工程部と、前記
マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細パタ
ーンを加工する第4工程部と、を有し、これらの工程部
のうち、少なくとも前記第3工程部と前記第4工程部と
が共通の装置本体内に配されている、レジストパターン
の形成装置(以下、本発明のレジストパターンの形成装
置と称する。)を提供するものである。
【0035】本発明のレジストパターンの形成装置によ
れば、本発明のレジストパターンの形成方法を再現性良
く実施できると共に、特に、前記第3工程部を構成する
チャンバーと前記第4工程部を構成するチャンバーとを
一体化した装置を形成することができ、従って、レジス
トパターンを形成する際のコストを低減させ、スループ
ットを向上させると同時に、歩留りを高めることができ
る。
【0036】また、本発明は、下地基体上に形成された
レジスト層の表面を位相シフトマスクを介して選択的に
露光する第1工程と、前記レジスト層の露光側の表層を
所定の厚みだけ除去する第2工程と、前記レジスト層の
表層のうち、前記選択的に露光された領域又はそれ以外
を改質してマスク層を形成する第3工程と、前記マスク
層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細パターンを
加工する第4工程と、前記マスク層及び/又は前記レジ
スト層をマスクとして、前記下地基体に微細パターンの
加工を施す第5工程と、を有する、微細加工方法(以
下、本発明の微細加工方法と称する。)を提供するもの
である。
【0037】本発明の微細加工方法によれば、本発明の
レジストパターンの形成方法に準じて、前記レジスト層
に高いコントラストで微細な光学像を解像度良く形成し
た上で、さらに、高精度に加工された前記マスク層及び
/又は前記レジスト層をマスクとして、前記下地基体に
微細パターンの加工を施す第5工程を有しているので、
良好な加工精度にて前記下地基体の微細加工を行うこと
ができる。
【0038】また、特に、前記下地基体と前記レジスト
層とのエッチング選択比が小さい場合でも、改質された
前記マスク層と前記下地基体とのエッチング選択比を比
較的大きくとることがきるので、良好な加工精度にて前
記下地基体の微細加工を行うことができる。
【0039】また、本発明は、下地基体上に形成された
レジスト層の表面を位相シフトマスクを介して選択的に
露光する第1工程部と、前記レジスト層の露光側の表層
を所定の厚みだけ除去する第2工程部と、前記レジスト
層の表層のうち、前記選択的に露光された領域又はそれ
以外を改質してマスク層を形成する第3工程部と、前記
マスク層を用いて、前記レジスト層に所定形状の微細パ
ターンを加工する第4工程部と、前記マスク層及び/又
は前記レジスト層をマスクとして、前記下地基体に微細
パターンの加工を施す第5工程部と、を有し、これらの
工程部のうち、少なくとも前記第3工程部、前記第4工
程部及び前記第5工程部が共通の装置本体内に配されて
いる、微細加工装置(以下、本発明の微細加工装置と称
する。)を提供するものである。
【0040】本発明の微細加工装置によれば、本発明の
微細加工方法を再現性良く実施できると同時に、前記第
3工程部を構成するチャンバーと、前記第4工程部を構
成するチャンバーと、前記第5工程部を構成するチャン
バーとを一体化した装置本体内に組込むことができ、従
って、前記下地基体に微細パターン加工を施す際のコス
トを低減させ、スループットを向上させると同時に、歩
留りを高めることができる。
【0041】また、本発明は、本発明のレジストパター
ンの形成方法及び本発明の微細加工方法に準じた半導体
装置の製造方法として、半導体基体上にレジスト層との
エッチング選択比の低い絶縁層を形成する第1工程と、
前記絶縁層上に形成されたレジスト層の表面を位相シフ
トマスクを介して選択的に露光する第2工程と、前記レ
ジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去する第3
工程と、前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露
光された領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成す
る第4工程と、前記マスク層を用いて前記レジスト層に
所定形状の微細パターンをエッチング加工する第5工程
と、前記マスク層を用いて前記絶縁層に微細パターンの
加工を施す第6工程と、を有する、半導体装置の製造方
法(以下、本発明の第1の半導体装置の製造方法と称す
る。)を提供するものである。
【0042】本発明の第1の半導体装置の製造方法によ
れば、前記改質されたマスク層を用いて(特に、シリル
化されたシリル化層をマスクとして)、前記絶縁層をエ
ッチング加工することができ、例えば、前記レジスト層
とのエッチング選択比の小さな有機系の絶縁層を微細パ
ターンに加工する場合でも、前記改質されたマスク層を
用いている(特にシリル化層をマスクとしている)の
で、良好な加工精度にて前記絶縁層の微細パターン加工
を行うことができる。
【0043】さらに、本発明は、本発明のレジストパタ
ーンの形成方法及び本発明の微細加工方法に準じた他の
半導体装置の製造方法として、半導体基体上に配線材料
層を形成する第1工程と、前記配線材料層上に形成され
たレジスト層の表面を位相シフトマスクを介して選択的
に露光する第2工程と、前記レジスト層の露光側の表層
を所定の厚みだけ除去する第3工程と、前記レジスト層
の表層のうち、前記選択的に露光された領域又はそれ以
外を改質してマスク層を形成する第4工程と、前記マス
ク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細パターン
を加工する第5工程と、前記マスク層を用いて前記配線
材料層に微細パターンの加工を施す第6工程と、を有す
る、半導体装置の製造方法(以下、本発明の第2の半導
体装置の製造方法と称する。)を提供するものである。
【0044】本発明の第2の半導体装置の製造方法によ
れば、良好な加工精度にて微細化された例えばゲート電
極パターンなどを形成できる。
【0045】
【発明の実施の形態】まず、本発明のレジストパターン
の形成方法及び本発明のレジストパターンの形成装置に
ついて説明する。
【0046】本発明のレジストパターンの形成方法及び
その装置においては、前記第2工程(又は前記第2工程
部)において、前記第1工程(又は前記第2工程部)に
おいて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト層
の表層を、例えばエッチングやCMPによって除去する
ことが望ましい。即ち、前記レジスト層に生じた本パタ
ーン潜像のみが残されるように表層を除去することが望
ましい。また、特に前記レジスト層の表層をエッチング
によって前記所定の厚みだけ除去するのが容易な方法で
ある。
【0047】また、前記位相シフトマスクをハーフトー
ン位相シフトマスクとすることが望ましい。レベンソン
型の位相シフトマスクやクロムレス型の位相シフトマス
クがパターンの配置に工夫を要し、マスク作製に高い技
術が要求されるが、このハーフトーン位相シフトマスク
は、従来の露光用マスクと同等の工程にて比較的容易に
作製することができ、高解像度を実現する位相シフトマ
スクとして有望なマスクである。
【0048】また、前記レジスト層の少なくとも表層を
シリル化可能な材料(例えば、ノボラック樹脂又はポリ
ビニルフェノール等のフェノール性水酸基を有するも
の)で形成し、このシリル化可能な前記レジスト層の表
層をシリル化して前記マスク層としてのシリル化層を形
成することが望ましい。
【0049】即ち、改質された前記マスク層としては、
具体的には、上述したシリル化プロセスにおけるシリル
化層を適用できる。また、前記レジスト層は、単層であ
ってもよいが、多層構造のレジスト層を形成し、少なく
とも上層(表層)部分をシリル化可能な材料で形成でき
る。このように、多層構造のレジスト層を構成すれば、
レジスト層に要するコストの削減が可能であり、また、
下地基板との親和性の良好なレジスト層をシリル化可能
な層の下層に配するというように、使用目的に対応した
レジスト層を形成できる。
【0050】さらに、前記下地基体を半導体基体とし、
この半導体基体上に前記レジスト層の微細パターンを形
成してよく、つまり、本発明のレジストパターンの形成
方法及びその装置は、半導体製造プロセスにおけるレジ
ストパターンの形成工程及びその装置に適用することが
できる。
【0051】また、本発明のレジストパターンの形成装
置においては、前記第1工程部、前記第2工程部、前記
第3工程部及び前記第4工程部が前記共通の装置本体内
に配されていることが望ましく、特に、前記第2工程部
におけるレジスト層の除去と、前記第4工程部における
前記レジスト層の加工とをエッチングによって行う場
合、前記第2工程部と前記第4工程部とが同一のエッチ
ング用チャンバーに構成されていてもよい。
【0052】次に、本発明の微細加工方法及び本発明の
微細加工装置について説明する。
【0053】本発明の微細加工方法及び微細加工装置に
おいては、前記第5工程の後に、さらに、前記マスク層
及び前記レジスト層の除去工程を有することが望まし
い。前記各層の除去はアッシング等により容易に行われ
る。
【0054】また、本発明の微細加工装置においては、
前記第1工程部、前記第2工程部、前記第3工程部、前
記第4工程部及び前記第5工程部が、前記共通の装置本
体内に配されていることが望ましく、特に、前記第2工
程部におけるレジスト層の除去と、前記第4工程部にお
ける前記レジスト層の加工とを、エッチングによって行
う場合、前記第2工程部と前記第4工程部とが同一のチ
ャンバーで構成されていてもよい。
【0055】その他は、前述した本発明のレジストパタ
ーンの形成方法及び本発明のレジストパターンの形成装
置に準じて実施若しくは構成することが望ましい。
【0056】次に、本発明の第1の半導体装置の製造方
法について説明する。
【0057】本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
特に、半導体基体上のシリコン酸化膜上に設けられた有
機系層間絶縁層を介して、半導体基体に達するコンタク
トホールを形成する工程に適用することができる。
【0058】また、前記第6工程の後に、前記マスク層
及び前記レジスト層の除去工程を有することが望まし
い。
【0059】その他は、前述した本発明のレジストパタ
ーンの形成方法及び本発明の微細加工方法に準じて実施
できる。
【0060】次に、本発明の第2の半導体装置の製造方
法を説明する。
【0061】本発明の第2の半導体装置の製造方法は、
特に、前記マスク層をガート電極パターンに形成するこ
とによって、前記配線材料層をMOS型半導体デバイス
におけるゲート電極パターンに形成できる。
【0062】その他は、前述した本発明のレジストパタ
ーンの形成方法及び本発明の微細加工方法に準じて実施
できる。
【0063】次に、本発明を望ましい実施の形態例につ
いて説明する。
【0064】〔第1の実施の形態〕本実施の形態は、基
板上に被加工材料となる下地基体とレジスト層とが設け
られた積層構造に対して、本発明のレジストパターンの
形成方法及び本発明の微細加工方法を適用して、前記レ
ジスト層の微細加工、および、前記下地基体の微細加工
を行う例である。
【0065】まず、基板1に設けられた被加工材料であ
る下地基板2上に、例えばポリビニルフェノールをベー
スにしたシリル化可能なレジスト層3を、層厚d1 が5
00nmになるように回転塗布して得られた積層構造3
0を図1に示す。
【0066】次いで、この積層構造30を有する基板1
を、例えば100℃で60秒間プリ・ベークした後、図
2に示すように、非パターン部における光ビームの透過
率が6%であって、パターン部(透過部)8を透過する
光ビーム9の位相に対して位相が180度ずれている光
ビーム12を透過せしめる所定形状の半透明膜7を透明
支持基体6上に有するハーフトーン位相シフトマスク5
上に、設計寸法φ1 =200nmホールパターンで、露
光用光源としてArFエキシマレーザおよび露光波長が
193nmの縮小率1/4投影露光装置を用いてレジス
ト層3に露光転写する。なお、露光量はホール潜像11
の直径φ2 が150nmになるように、やや適正露光量
より小さめにすることが望ましい。
【0067】すると、レジスト層3の露光された部分は
光架橋を起こすので、レジスト層3中にホールパターン
の潜像(本パターン潜像)11と、偽パターン潜像10
とが生じる。但し、ホールパターン(本パターン)に比
べて偽パターンの光強度は十分に小さいので、偽パター
ン潜像10はレジスト層3の表層約50nmしか生じな
い。また、露光時には大きな焦点深度は必要なく、従っ
て、下地基板2に段差があっても、レジスト層の表層し
か露光させないので、下地からの反射光ビームの影響も
最小限に抑えられる。
【0068】次いで、図3に示すように、O2 プラズマ
13を用いて、レジスト層3の表面を例えば100nm
厚分エッチングし、d2 =400nmのレジスト層3と
して、偽パターン潜像10を実質的に除去する。なお、
半透明膜7を通過する光ビーム12によってレジスト層
3の表層が全面的にシリル化されることがあるが、この
光ビームは強度が小さく、光ビーム12によってシリル
化される部分(厚み)はわずかであるので、前記エッチ
ングによって、偽パターン潜像10と同時に除去され
る。
【0069】次いで、図4に示すように、温度70℃、
圧力10Torr下で、前記偽パターン潜像が除去され
たレジスト層3を有する基体を、シリル化剤としてのジ
メチルシリルジメチルアミン(DMSDMA:dimethyl
silyldimethylamine)蒸気14中に80秒間さらす。す
ると、レジスト表面の光架橋を起こしていない部分、つ
まりホールパターン11以外の部分がシリル化し、シリ
ル化層15を形成する(ポジ型プロセス)。
【0070】次いで、図5に示すように、温度10℃、
圧力5mTorr、O2 −SO2 プラズマ雰囲気16下
で、シリル化層15をマスクとしてレジスト層3を異方
性エッチングし、下地基板2に達する直径0.15μm
の欠除部(ホールパターン)17を形成する。
【0071】次いで、図6に示すように、例えば、アル
ゴンプラズマガスをエッチャント19として、例えばS
iO2 からなる下地基板2に、シリル化層15をマスク
として所定の微細パターン加工を施す。
【0072】このように、本実施の形態によれば、レジ
スト層の露光用マスクとして、ハーフトーン位相シフト
マスクを用いているので、高いコントラストで微細な光
学像を解像度良く形成することができ、さらに、このマ
スクを使用した際に生じる偽パターン潜像を実質的に除
去してからシリル化を行っているので、偽パターン潜像
に対応して生じるパターン欠陥を抑制し、位相シフト法
とシリル化プロセスとの特徴を最大限に生かして、良好
な加工精度にて、レジスト層や下地基板を所望の微細パ
ターンに加工できる。
【0073】〔第2の実施の形態〕本実施の形態は、所
定の処理が施されたMOS型半導体基体上に、有機系低
誘電体の層間絶縁膜を設け、この層間絶縁膜中にコンタ
クトホールを形成する例である。なお、本実施の形態
は、本発明の第1の半導体装置の製造方法に対応するも
のである。
【0074】まず、図7に示すように、P型のシリコン
基板21上に、選択酸化技術(LOCOS法)を用いて
素子分離領域22を形成し、さらに、ゲート酸化膜29
上にゲート電極23の形成を行ってゲート電極パターン
の加工を行った後、熱酸化処理、フォトリソグラフィー
及びエッチング等によりソース領域及びドレイン領域と
なるN型ウエル(N+ )26及び27を作製する。次い
で、CVD法によりポリアリールエーテル(polyarylet
her )からなる有機系低誘電体膜24等を例えば100
0nm厚に形成し、これをCMPを用いて平坦化した
後、スピンコート(回転塗布)法によって、ポリビニル
フェノールをベースにしたシリル化可能なレジスト材料
をd3 =500nm厚に塗布し、レジスト層25を形成
する。
【0075】次いで、この半導体基板を、例えば100
℃で60秒間プリ・ベークした後、図8に示すように、
例えば、非パターン部における光ビームの透過率が6%
であって、パターン部(透過部)を透過する光ビームの
位相に対して位相が180度ずれている光ビームを透過
せしめる所定形状の半透明膜32が透明支持基体33に
設けられているハーフトーン位相シフトマスク31上
に、設計寸法200nmホールパターンを、露光光源と
してArFエキシマレーザ、露光波長が193nmの縮
小率1/4投影露光装置を用いて、レジスト層25に露
光転写する。なお、露光量はホール潜像35の直径が1
50nmになるように、やや適正露光量より小さめにす
ることが望ましい。
【0076】すると、レジスト層25の露光された部分
は光架橋を起こすので、レジスト層25中にホールパタ
ーンの潜像(本パターン潜像)35と、偽パターン潜像
36とが生じる。但し、ホールパターン(本パターン)
に比べて偽パターンの光強度は十分に小さいので、偽パ
ターン潜像36はレジスト層25の表層約50nmしか
生じない。
【0077】次いで、図9に示すように、例えばO2
ラズマ雰囲気下で、レジスト層25の表面を例えば10
0nm厚分エッチングして、d4 =400nmのレジス
ト層25とし、偽パターン潜像36を実質的に除去す
る。
【0078】次いで、図10に示すように、温度70
℃、圧力10Torr下で、シリル化剤としてのジメチ
ルシリルジメチルアミン(DMSDMA)蒸気中に80
秒間さらす。すると、レジスト層25表面の光架橋を起
こしていない部分、つまりホールパターン35以外の部
分がシリル化し、シリル化層37を形成する(ポジ型プ
ロセス)。
【0079】次いで、図11に示すように、例えば温度
10℃、圧力5mTorr、O2 −SO2 プラズマ雰囲
気下で、シリル化層37をマスクとしてレジスト層25
を異方性エッチングし、有機系低誘電体膜24に達する
例えば直径0.15μmのホールパターン40を形成す
る。
【0080】次いで、図12に示すようにシリル化層3
7をマスクとして、O2 プラズマ雰囲気44下で、異方
的に有機系低誘電体膜24をエッチングする。ここで、
ポリアリールエーテルからなる有機系低誘電体膜24
は、レジストとのエッチング選択比はほとんどとれない
が、シリル化層37をマスクにすれば十分な選択比がと
れるようになる。
【0081】次いで、図13に示すように、まず、C2
6 プラズマ雰囲気45下で、シリル化層37をエッチ
ングして除去し、次いで、図14に示すように、O2
ラズマ雰囲気48下で用いて、レジスト層24を異方的
にエッチングして除去すると、有機系低誘電体膜24中
にコンタクトホール47が形成される。
【0082】本実施の形態によれば、レジスト層の露光
用マスクとして、ハーフトーン位相シフトマスクを用い
ているので、レジスト層の表層部に高いコントラストで
微細ホールパターンを形成することができ、さらに、ハ
ーフトーン位相シフトマスクを使用した際に生じる偽パ
ターン潜像を実質的に除去してから、シリル化を行って
いるので、偽パターン潜像に対応して生じるパターン欠
陥を抑制し、かつ、位相シフト法とシリル化プロセスと
の特徴を最大限に生かして、良好な加工精度にて、微細
なホールパターンを加工することができる。さらに、レ
ジスト層とのエッチング選択比が比較的小さな有機系の
層間絶縁膜を加工する場合でも、シリル化層をマスクと
すれば、十分なエッチング選択比をとることができる。
【0083】〔第3の実施の形態〕本実施の形態は、前
述した第1の実施の形態、または第2の実施の形態にお
けるシリル化工程とレジストのエッチング工程とを同一
の装置本体51にて行うことができる装置を示すもので
ある。
【0084】ここでは、シリル化プロセスをシリル化用
チャンバー53にて行い、シリル化前およびシリル化後
のレジストのエッチングをエッチング用チャンバー54
にて行うことができる。
【0085】図15に示すように、シリル化用チャンバ
ー53とエッチング用チャンバー54とは、ロードロッ
ク室52を介して、同一の装置本体51に組み込まれて
いる。従って、シリル化プロセス、シリル化前及びシリ
ル化後のエッチングを一つの装置本体内にてできるの
で、加工時間短縮、コスト削減、不純物混入低減などの
効果がある。
【0086】〔第4の実施の形態〕本実施の形態は、半
導体基板上にポリシリコンからなる例えばゲート長0.
15μmのゲート電極パターンを形成する例である。な
お、本実施の形態は、本発明の第2の半導体装置の製造
方法に対応するものである。
【0087】図16に示すように、例えばP型のシリコ
ン基板60上に、選択酸化技術(LOCOS法)を用い
て素子分離領域61を形成した後、ゲート酸化膜62を
例えば3.5nm厚に形成し、さらに、CVD法により
ポリシリコン膜63を例えば200nm厚に形成し、次
いで、ナフトキノンジアジドとノボラック樹脂とからな
るレジスト材料を例えばd5 =600nm厚に回転塗布
して、シリル化可能なレジスト層64を順次形成する。
【0088】次いで、図17に示すように、これを、例
えば、100℃、60秒間プリ・ベークした後、設計寸
法180nmのゲート電極パターンを含み、非パターン
部における光ビームの透過率が10%であって、パター
ン部(透過部)を透過する光ビーム71の位相に対して
位相が180度ずれている光ビーム72を透過せしめる
所定形状の半透明膜69を透明支持基体68上に有する
ハーフトーン位相シフトマスク67を用いて、レジスト
層64上に所定のゲート電極パターンを露光転写する。
【0089】なお、露光は、露光光源をKrFエキシマ
レーザ、露光波長が248nmの縮小率1/5投影露光
装置を用い、輪帯照明を用いてマスクを斜め方向から照
射して行う〔植松政也、Engineering Report HE2-94-20
26、斜入射照明におけるハーフトーン位相シフトマスク
の効果(1) 、参照〕。また、露光量はゲート潜像(本パ
ターン潜像)74のゲート長が150nmになるように
やや適正露光量より小さめにすることが望ましい。
【0090】すると、レジスト層64における露光部
は、ナフトキノンジアジドが分解してインデンケテンと
なり、さらに水の存在によりインデンカルボン酸にな
る。次いで、これをベークし、インデンカルボン酸の脱
炭酸反応を行う。すると、その部分がレジスト層64中
の潜像74となり、また、露光用マスクにはハーフトー
ン位相シフトマスク67を用いているので、図17に示
すように、シリル化可能なゲート潜像74と偽パターン
潜像73が生じることになる。
【0091】次いで、図18に示すように、O2 プラズ
マ雰囲気76下で、レジスト表面を例えば70nm厚分
エッチングし、偽パターンの潜像を除去して、層厚d6
=530nmのレジスト層とする。
【0092】次いで、図19に示すように、160℃の
温度下で、シリル化剤としてのヘキサメチルジシラザン
(HMDS:Hexamethyldisilazane)78をレジスト層
64の表面に供給して、レジスト層64の露光部分(潜
像74)のシリル化処理を行い、ノボラック樹脂のフェ
ノール性水酸基をシリル基に置換する。
【0093】ここで、未露光部分は、シリル化前のベー
クで、ナフトキノンジアジドがケテンになり、ノボラッ
ク樹脂と架橋するため、シリル化しない。従って、図1
9に示すように、レジスト層64の表面のゲートパター
ンに相当する部分に選択的にシリル化層79が形成され
る(ネガ型プロセス)。
【0094】次いで、図20に示すように、例えば、1
0℃の温度下、圧力5mTorrのO2 −SO2 プラズ
マ雰囲気81下で、シリル化層79をマスクとして、レ
ジスト層74を異方性エッチングし、例えばゲート長
0.15μmのゲート電極パターン82を形成する。
【0095】次いで、図21に示すように、シリル化層
79をマスクとして、第1段としてCl2 −O2 プラズ
マ雰囲気83、第2段としてHBr−O2 プラズマ雰囲
気84下で、段階的にエッチレートを変えながら、ポリ
シリコン63をエッチングする。
【0096】次いで、C2 6 プラズマ雰囲気下でシリ
ル化層79を異方性エッチングして除去し、さらに、O
2 プラズマ雰囲気下でレジスト層74及び64をアッシ
ング除去し、最後にフッ酸処理すると、図22に示すよ
うに、ゲート長0.15μmのポリシリコン・ゲート電
極パターン86が形成される。
【0097】次いで、図23に示すように、P型の半導
体基板60の所定領域に、N型不純物を注入することに
よって、セルフアライン(自己整合)的にソース・ドレ
イン領域87、88が作製される。
【0098】このように、本実施の形態によれば、レジ
スト層の露光用マスクとして、ハーフトーン位相シフト
マスクを用いているので、高いコントラストで微細なホ
ールパターンを解像度良く形成することができ、さら
に、このマスクを使用した際に生じる偽パターン潜像を
実質的に除去してから、シリル化プロセスを行っている
ので、偽パターン潜像に対応して生じるパターン欠陥を
抑制し、位相シフト法とシリル化プロセスとの特徴を最
大限に生かし、良好な加工精度にて、ゲート電極パター
ンを加工できる。
【0099】以上、本発明を好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0100】本発明は、上述した半導体装置におけるコ
ンタクトホールの形成、半導体装置におけるゲートパタ
ーンの形成以外にも、例えば、CMOS型の半導体装置
の作製工程においては、Pウエル形成のための酸化膜の
パターニング、素子分離領域形成のための窒化膜のパタ
ーニング(LOCOS酸化膜の形成)、N及びPチャン
ネル領域の形成、ソース・ドレイン領域の形成、シリコ
ン酸化膜のパターニング、金属配線やポリシリコン配線
のパターニングなどに適用でき、その他、バイポーラト
ランジスタの作製工程、ロジック系半導体装置の作製工
程、CCD素子の作製工程、半導体レーザの作製工程な
どの種々の半導体装置の作製工程に適用できる。
【0101】また、半導体装置の作製工程以外にも、例
えば、金属メッキ工程(例えばフレームメッキのパター
ニング)等にも適用できるし、また、DVD(デジタル
ビデオディスク)やCD(コンパクトディスク)、MO
(光磁気ディスク)等の光ディスクのピット、グルーブ
形成のマザー板の作製工程にも適用できる。
【0102】さらに、使用する材料も上述したものに限
定されるものではなく、特に、シリル化可能なレジスト
材料としては、ノボラック樹脂やポリビニルフェノール
等のフェノール性水酸基を主として含有するレジスト材
料を使用することができ、また、シリル化剤としては、
上述したHMDSやDMSDMAの他、DMSDEA
(dimethylsilyldiethylamine )、TMDS(1,1,3,3-
tetramethyldisilazane)、TMSDMA(trimethylsi
lyldimethylamine )、TMSDEA(trimethylsilyld
iethylamine)、さらには、B〔DMA〕MS(bis(dim
ethylamino)methylsilane)、B〔DMA〕DS(bis(d
imethylamino)dimethylsilane)、HMCTS(1,1,3,
3,5,5-hexamethylcyclotrisilazane)等を使用できる。
【0103】
【発明の作用効果】本発明のレジストパターンの形成方
法によれば、前記第1工程において、露光用マスクとし
て位相シフトマスクを用いてレジスト層を選択的に露光
しているので、コントラストが高く、解像度の高い微細
な光学像が得られる一方、光強度の大きな本パターンに
よる本パターン潜像と、光強度の比較的小さな偽パター
ンによる偽パターン潜像とが生じる。そこで、前記第2
工程において、実質的に前記本パターン潜像のみが残さ
れるように、例えばエッチングやCMP等によって、前
記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去し、
さらに、前記第3工程において、前記選択的に露光され
た領域(又はそれ以外の領域)を改質(特にシリル化)
し、高精度にてマスク層(特にシリル化層)を形成する
ことができるので、非設定の前記偽パターン潜像による
マスク層のパターン欠陥を防ぐことができ、従って、前
記第4工程において、前記レジスト層に所定形状の微細
パターンを加工する際にも、前記偽パターン潜像に対応
するマスク欠陥によって、前記レジスト層のパターン欠
陥をも抑制することができ、レジスト層の微細パターン
を高精度で形成できる。
【0104】本発明のレジストパターンの形成装置によ
れば、本発明のレジストパターンの形成方法を再現性良
く実施できると共に、特に、前記第3工程部を構成する
チャンバーと前記第4工程部を構成するチャンバーとを
一体化した装置を形成することができ、従って、レジス
トパターンを形成する際のコストを低減させ、スループ
ットを向上させると同時に、歩留りを高めることができ
る。
【0105】本発明の微細加工方法によれば、本発明の
レジストパターンの形成方法に準じて、前記レジスト層
に高いコントラストで光学像を形成することができ、さ
らに、前記マスク層及び/又は前記レジスト層をマスク
として、前記下地基体に微細パターンの加工を施す第5
工程を有しているので、加工形状の良好な前記マスク層
及び/又は前記レジスト層をマスクとして前記下地基体
の微細パターン加工を施すことができ、良好な加工精度
にて前記下地基体を加工できる。
【0106】本発明の微細加工装置によれば、本発明の
微細加工方法を再現性良く実施できると同時に、前記第
3工程部を構成するチャンバーと前記第4工程部を構成
するチャンバーと前記第5工程を構成するチャンバーと
を一体化した装置を形成することができ、従って、前記
下地基体に微細パターン加工を施す際のコストを低減さ
せ、スループットを向上させると同時に、歩留りを高め
ることができる。
【0107】本発明の第1の半導体装置の製造方法によ
れば、前記改質されたマスク層を用いて(特に、シリル
化されたシリル化層をマスクとして)、前記絶縁層をエ
ッチング加工することができ、前記改質されたマスク層
(特にシリル化層)は、前記レジスト層に比べて、前記
絶縁層とのエッチング選択比が大きいので、レジスト層
との前記レジスト層とのエッチング選択比の低い例えば
有機系の絶縁層を微細パターンに加工する場合でも、良
好な加工精度をもって例えばコンタクトホール等の微細
パターン加工を行うことができる。
【0108】本発明の第2の半導体装置によれば、良好
な加工精度にて微細化された例えばゲート電極パターン
などを作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に基づくレジストパ
ターンの形成方法及び微細加工方法を示す概略断面図で
ある。
【図2】同、他のレジストパターンの形成方法及び微細
加工方法を示す概略断面図である。
【図3】同、他のレジストパターンの形成方法及び微細
加工方法を示す概略断面図である。
【図4】同、他のレジストパターンの形成方法及び微細
加工方法を示す概略断面図である。
【図5】同、他のレジストパターンの形成方法及び微細
加工方法を示す概略断面図である。
【図6】同、他のレジストパターンの形成方法及び微細
加工方法を示す概略断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に基づく半導体装置
の一作製工程を示す概略断面図である。
【図8】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断面
図である。
【図9】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断面
図である。
【図10】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図11】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図12】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図13】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図14】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に基づくレジスト
パターンの形成装置の概略模式図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態に基づく半導体装
置の一作製工程を示す概略断面図である。
【図17】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図18】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図19】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図20】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図21】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図22】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図23】同、他の半導体装置の作製工程を示す概略断
面図である。
【図24】従来のハーフトーン位相シフトマスクを用い
た位相シフト法によるレジストパターンの形成方法例を
示す概略断面図である。
【図25】ハーフトーン位相シフトマスクによる透過光
強度分布を示すグラフ(A)、ハーフトーン位相シフト
マスクによって露光処理されたレジスト層を含む積層構
造の概略断面図(B)である。
【図26】同、積層構造をシリル化した際の概略断面図
(A)、このシリル化層をマスクとしてレジスト層をエ
ッチングした場合の概略断面図(B)である。
【符号の説明】
1…基板、2…下地基板、3…レジスト層、4…凸部、
5、31、67…ハーフトーン位相シフトマスク、6、
33、68…透明支持体、7、32、69…半透明膜、
8…窓部、9、12、71、72…光ビーム、10、3
6、73…偽パターン潜像、11、36、74…本パタ
ーン潜像、13、44、48、76…O2 プラズマ雰囲
気、14…DMSDMA蒸気、15、37、79…シリ
ル化層、16、81…O2 −SO2 プラズマ雰囲気、1
7…、18…欠除部、19…エッチャント、21、60
…シリコン基板、22、61…素子分離領域、23…ゲ
ート電極、24…有機系低誘電体層、25、64…レジ
スト層、26、87…ソース領域、27、88…ドレイ
ン領域、28…シリコン酸化膜、29、62…ゲート酸
化膜、40、41、46…ホールパターン、45…C2
6 プラズマ雰囲気、47…コンタクトホール、51…
連続式処理装置、52…ロードロック室、53…シリル
化用チャンバー、54…エッチング用チャンバー、63
…ゲート電極用ポリシリコン層、78…HMDS蒸気、
82、86…ゲート電極パターン、83…Cl2 −O2
プラズマ雰囲気、84…HBr−O2 プラズマ雰囲気、
91、110…ハーフトーン位相シフトマスク、92…
半透明膜、93…透明支持体、94…窓部、95、11
1…露光用光ビーム、98…フォトレジスト層、99、
114…下地基板、100…転写パターン、101、1
02、103…光ビーム、113…基板、115…レジ
スト層、116…本パターン潜像、117…偽パターン
潜像、120…本パターン、121…偽パターン、12
3…シリル化層、125…本パターンによるホール、1
26…偽パターンによるホール

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地基体上に形成されたレジスト層の表
    面を位相シフトマスクを介して選択的に露光する第1工
    程と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第2工程と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第3工
    程と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンを加工する第4工程と、を有する、レジストパ
    ターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第2工程において、前記第1工程に
    て生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト層の表
    層を除去する、請求項1に記載したレジストパターンの
    形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程において、前記レジスト層
    の表層をエッチングによって所定の厚みだけ除去する、
    請求項1に記載したレジストパターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記位相シフトマスクをハーフトーン位
    相シフトマスクとする、請求項1に記載したレジストパ
    ターンの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記レジスト層の少なくとも表層をシリ
    ル化可能な材料で形成し、このシリル化可能な前記レジ
    スト層の表層をシリル化して、前記マスク層としてのシ
    リル化層を形成する、請求項1に記載したレジストパタ
    ーンの形成方法。
  6. 【請求項6】 前記下地基体を半導体基体とし、この半
    導体基体上に前記レジスト層の微細パターンを形成す
    る、請求項1に記載したレジストパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 下地基体上に形成されたレジスト層の表
    面を位相シフトマスクを介して選択的に露光する第1工
    程部と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第2工程部と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第3工
    程部と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンを加工する第4工程部と、 を有し、これらの工程部のうち、少なくとも前記第3工
    程部と前記第4工程部とが共通の装置本体内に配されて
    いる、レジストパターンの形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第1工程部、前記第2工程部、前記
    第3工程部及び前記第4工程部が、前記共通の装置本体
    内に配されている、請求項7に記載したレジストパター
    ンの形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第2工程部において、前記第1工程
    部にて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト層
    の表層が除去される、請求項7に記載したレジストパタ
    ーンの形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第2工程部において、前記レジス
    ト層の表層が、エッチングによって所定の厚みだけ除去
    される、請求項7に記載したレジストパターンの形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記位相シフトマスクがハーフトーン
    位相シフトマスクである、請求項7に記載したレジスト
    パターンの形成装置。
  12. 【請求項12】 前記レジスト層の少なくとも表層がシ
    リル化可能な材料で形成され、このシリル化可能な前記
    レジスト層の表層がシリル化されて、前記マスク層とし
    てのシリル化層が形成される、請求項7に記載したレジ
    ストパターンの形成装置。
  13. 【請求項13】 前記下地基体が半導体基体であり、こ
    の半導体基体上に前記レジスト層の微細パターンが形成
    される、請求項7に記載したレジストパターンの形成装
    置。
  14. 【請求項14】 下地基体上に形成されたレジスト層の
    表面を位相シフトマスクを介して選択的に露光する第1
    工程と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第2工程と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第3工
    程と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンを加工する第4工程と、 前記マスク層及び/又は前記レジスト層をマスクとし
    て、前記下地基体に微細パターンの加工を施す第5工程
    と、を有する、微細加工方法。
  15. 【請求項15】 前記第5工程の後に、前記マスク層及
    び前記レジスト層の除去工程を有する、請求項14に記
    載した微細加工方法。
  16. 【請求項16】 前記第2工程において、前記第1工程
    にて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト表層
    を除去する、請求項14に記載した微細加工方法。
  17. 【請求項17】 前記第2工程において、前記レジスト
    層の表層をエッチングによって所定の厚みだけ除去す
    る、請求項14に記載した微細加工方法。
  18. 【請求項18】 前記位相シフトマスクをハーフトーン
    位相シフトマスクとする、請求項14に記載した微細加
    工方法。
  19. 【請求項19】 前記レジスト層の少なくとも表層をシ
    リル化可能な材料で形成し、このシリル化可能な前記レ
    ジスト表層をシリル化して、前記マスク層としてのシリ
    ル化層を形成する、請求項14に記載した微細加工方
    法。
  20. 【請求項20】 前記下地基体を半導体基体とし、この
    半導体基体上に前記レジスト膜の微細パターンを形成す
    る、請求項14に記載した微細加工方法。
  21. 【請求項21】 下地基体上に形成されたレジスト層の
    表面を位相シフトマスクを介して選択的に露光する第1
    工程部と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第2工程部と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第3工
    程部と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンを加工する第4工程部と、 前記マスク層及び/又は前記レジスト層をマスクとし
    て、前記下地基体に微細パターンの加工を施す第5工程
    部と、 を有し、これらの工程部のうち、少なくとも前記第3工
    程部、前記第4工程部及び前記第5工程部が共通の装置
    本体内に配されている、微細加工装置。
  22. 【請求項22】 前記第1工程部、前記第2工程部、前
    記第3工程部、前記第4工程部及び前記第5工程部が、
    前記共通の装置本体内に配されている、請求項21に記
    載した微細加工装置。
  23. 【請求項23】 前記第5工程部の後段に、前記マスク
    層及び前記レジスト層の除去工程部を有する、請求項2
    1に記載した微細加工装置。
  24. 【請求項24】 前記第2工程部において、前記第1工
    程部にて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト
    層の表層が除去される、請求項21に記載した微細加工
    装置。
  25. 【請求項25】 前記第2工程部において、前記レジス
    ト層の表層がエッチングによって所定の厚みだけ除去さ
    れる、請求項21に記載した微細加工装置。
  26. 【請求項26】 前記位相シフトマスクがハーフトーン
    位相シフトマスクである、請求項21に記載した微細加
    工装置。
  27. 【請求項27】 前記レジスト層の少なくとも表層がシ
    リル化可能な材料で形成され、このシリル化可能な前記
    レジスト層の表層がシリル化されて、前記マスク層とし
    てのシリル化層が形成される、請求項21に記載した微
    細加工装置。
  28. 【請求項28】 前記下地基体が半導体基体であり、こ
    の半導体基体上に前記レジスト膜の微細パターンが形成
    される、請求項21に記載した微細加工装置。
  29. 【請求項29】 半導体基体上にレジスト層とのエッチ
    ング選択比の低い絶縁層を形成する第1工程と、 前記絶縁層上に形成されたレジスト層の表面を位相シフ
    トマスクを介して選択的に露光する第2工程と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第3工程と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第4工
    程と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンをエッチング加工する第5工程と、 前記マスク層を用いて前記絶縁層に微細パターンの加工
    を施す第6工程と、を有する、半導体装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記マスク層を用いて、前記絶縁層
    に、前記半導体基体に達するコンタクトホールを形成す
    る、請求項29に記載した半導体装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記第6工程の後に、前記マスク層及
    び前記レジスト層の除去工程を有する、請求項29に記
    載した半導体装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記第3工程において、前記第2工程
    にて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト層の
    表層を除去する、請求項29に記載した半導体装置の製
    造方法。
  33. 【請求項33】 前記第3工程において、前記レジスト
    層の表層をエッチングによって所定の厚みだけ除去す
    る、請求項29に記載した半導体装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記位相シフトマスクをハーフトーン
    位相シフトマスクとする、請求項29に記載した半導体
    装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記レジスト層の少なくとも表層をシ
    リル化可能な材料で形成し、このシリル化可能な前記レ
    ジスト層の表層をシリル化して前記マスク層としてのシ
    リル化層を形成する、請求項29に記載した半導体装置
    の製造方法。
  36. 【請求項36】 半導体基体上に配線材料層を形成する
    第1工程と、 前記配線材料層上に形成されたレジスト層の表面を位相
    シフトマスクを介して選択的に露光する第2工程と、 前記レジスト層の露光側の表層を所定の厚みだけ除去す
    る第3工程と、 前記レジスト層の表層のうち、前記選択的に露光された
    領域又はそれ以外を改質してマスク層を形成する第4工
    程と、 前記マスク層を用いて前記レジスト層に所定形状の微細
    パターンを加工する第5工程と、 前記マスク層を用いて前記配線材料層に微細パターンの
    加工を施す第6工程と、 を有する、半導体装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 前記マスク層をゲート電極パターンに
    形成することによって、前記配線材料層をゲート電極パ
    ターンに加工する、請求項36に記載した半導体装置の
    製造方法。
  38. 【請求項38】 前記第6工程の後に、前記マスク層及
    び前記レジスト層の除去工程を有する、請求項36に記
    載した半導体装置の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記第3工程において、前記第2工程
    にて生じた偽パターンの潜像分だけ、前記レジスト層の
    表層を除去する、請求項36に記載した半導体装置の製
    造方法。
  40. 【請求項40】 前記第3工程において、前記レジスト
    層の表層をエッチングによって所定の厚み分だけ除去す
    る、請求項36に記載した半導体装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 前記位相シフトマスクをハーフトーン
    位相シフトマスクとする、請求項36に記載した半導体
    装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 前記レジスト層の少なくとも表層をシ
    リル化可能な材料で形成し、このシリル化可能な前記レ
    ジスト層の表層をシリル化して前記マスク層としてのシ
    リル化層を形成する、請求項36に記載した半導体装置
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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