JPH11213767A - 電線のオーバーロード警告装置 - Google Patents
電線のオーバーロード警告装置Info
- Publication number
- JPH11213767A JPH11213767A JP2011898A JP2011898A JPH11213767A JP H11213767 A JPH11213767 A JP H11213767A JP 2011898 A JP2011898 A JP 2011898A JP 2011898 A JP2011898 A JP 2011898A JP H11213767 A JPH11213767 A JP H11213767A
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- Japan
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- heat
- electric wire
- warning
- sensitive layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線のオーバーロード警告装置の提供。
【解決手段】 電線１のＰＶＣ表層の適当な部分に明ら
かな色の警告条２が設けられ、さらに該警告条２上を、
熱感応により透明に変化する一層の有色の熱感応層３が
被覆し、電線を流れる電流が過大となり、電線の銅線が
発熱してＰＶＣ表層の温度が上昇し、熱感応層が熱感応
により透明に変化することにより、その下の警告条２の
色が出現することで、電線のオーバーロード或いは過熱
の状況を警告するようにしてある。
かな色の警告条２が設けられ、さらに該警告条２上を、
熱感応により透明に変化する一層の有色の熱感応層３が
被覆し、電線を流れる電流が過大となり、電線の銅線が
発熱してＰＶＣ表層の温度が上昇し、熱感応層が熱感応
により透明に変化することにより、その下の警告条２の
色が出現することで、電線のオーバーロード或いは過熱
の状況を警告するようにしてある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種の電線用安全
装置に関し、さらに詳しくは、電線のオーバーロードと
過熱を告知する警告装置に関する。
装置に関し、さらに詳しくは、電線のオーバーロードと
過熱を告知する警告装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】室内で発生する火災の多くは電線の出火
が原因である。電線の出火は、回路が長時間オーバーロ
ード状態にあり、このオーバーロード電流が配電盤内の
ヒューズ無しのスイッチを跳脱させない内に、銅線が発
熱して銅線上のポリ塩化ビニル表層が溶けて両極の銅線
が接触してショートを発生することによりもたらされ
る。
が原因である。電線の出火は、回路が長時間オーバーロ
ード状態にあり、このオーバーロード電流が配電盤内の
ヒューズ無しのスイッチを跳脱させない内に、銅線が発
熱して銅線上のポリ塩化ビニル表層が溶けて両極の銅線
が接触してショートを発生することによりもたらされ
る。
【０００３】また、一般に市販されている電源コードは
そのポリ塩化ビニル表層に定格電圧及び電流が表示され
て、使用時の注意事項とされているが、一般の消費者は
この種の電気規格に詳しくない場合があり、ＰＶＣ表層
温度が電流過大により上がり、ＰＶＣ表層が次第に軟化
しても、消費者はそれが電線出火の前兆であることに気
づかぬ場合がある。
そのポリ塩化ビニル表層に定格電圧及び電流が表示され
て、使用時の注意事項とされているが、一般の消費者は
この種の電気規格に詳しくない場合があり、ＰＶＣ表層
温度が電流過大により上がり、ＰＶＣ表層が次第に軟化
しても、消費者はそれが電線出火の前兆であることに気
づかぬ場合がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、消費者がコ
ンセント、延長線及びその他の電気製品を使用する時
に、いかなる測量機器を使用しなくとも、使用する電線
のオーバーロード、過熱現象を察知することができるよ
うにする、一種の電線のオーバーロード警告装置を提供
することを課題としており、具体的には、本発明の装置
は、加熱により透明に変化する熱感応層を利用し、この
熱感応層が高温の作用により次第に透明となる時に、熱
感応層の下の警告条が現出するようにして、消費者に目
視方式により電線がオーバーロード或いは過熱状況にあ
るか否かを知らせる告知効果を達成するものとする。
ンセント、延長線及びその他の電気製品を使用する時
に、いかなる測量機器を使用しなくとも、使用する電線
のオーバーロード、過熱現象を察知することができるよ
うにする、一種の電線のオーバーロード警告装置を提供
することを課題としており、具体的には、本発明の装置
は、加熱により透明に変化する熱感応層を利用し、この
熱感応層が高温の作用により次第に透明となる時に、熱
感応層の下の警告条が現出するようにして、消費者に目
視方式により電線がオーバーロード或いは過熱状況にあ
るか否かを知らせる告知効果を達成するものとする。
【０００５】さらに本発明の装置は、電源コードのオー
バーロード、過熱状況が解消された後に、熱感応層が温
度の降下により次第に透明からもとの色に回復して警告
条を見えなくすることを利用し、重複使用できるものと
する。
バーロード、過熱状況が解消された後に、熱感応層が温
度の降下により次第に透明からもとの色に回復して警告
条を見えなくすることを利用し、重複使用できるものと
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、電線
１のＰＶＣ表層の適当な部分に明らかな色の警告条２が
設けられ、さらに該警告条２上を、熱感応により透明に
変化する一層の有色の熱感応層３が被覆し、電線を流れ
る電流が過大となり、電線の銅線が発熱してＰＶＣ表層
の温度が上昇し、熱感応層が熱感応により透明に変化す
ることにより、その下の警告条２の色が出現すること
で、電線のオーバーロード或いは過熱の状況を警告する
ようにしてあり、以上の構成からなる電線のオーバーロ
ード警告装置としている。
１のＰＶＣ表層の適当な部分に明らかな色の警告条２が
設けられ、さらに該警告条２上を、熱感応により透明に
変化する一層の有色の熱感応層３が被覆し、電線を流れ
る電流が過大となり、電線の銅線が発熱してＰＶＣ表層
の温度が上昇し、熱感応層が熱感応により透明に変化す
ることにより、その下の警告条２の色が出現すること
で、電線のオーバーロード或いは過熱の状況を警告する
ようにしてあり、以上の構成からなる電線のオーバーロ
ード警告装置としている。
【０００７】請求項２の発明は、前記警告条２が複数設
けられて、それぞれ異なる色とされたことを特徴とす
る、請求項１に記載の電線のオーバーロード警告装置と
している。
けられて、それぞれ異なる色とされたことを特徴とす
る、請求項１に記載の電線のオーバーロード警告装置と
している。
【０００８】請求項３の発明は、前記警告条２を異なる
熱感応温度の熱感応層が被覆していることを特徴とす
る、請求項２に記載の電線のオーバーロード警告装置と
している。
熱感応温度の熱感応層が被覆していることを特徴とす
る、請求項２に記載の電線のオーバーロード警告装置と
している。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に示されるように、本発明
は、電線１のＰＶＣ表層の適当な部分に明らかな色の警
告条２が設けられ、さらに該警告条２上を被覆するよう
に一層の熱感応層３が設けられてなる。
は、電線１のＰＶＣ表層の適当な部分に明らかな色の警
告条２が設けられ、さらに該警告条２上を被覆するよう
に一層の熱感応層３が設けられてなる。
【００１０】図２から図５に示されるように、本発明で
は、電線１のＰＶＣ表層に異なる色の警告条２が複数設
けられて、各警告条２を被覆する異なる熱感応温度の熱
感応層３が設けられた実施形態も可能で、その中、一つ
の熱感応層３の変色温度は実際の用途に応じて弾性的に
設定される。例えば、第１熱感応層３１が、黄色の警告
条２１を被覆するように設けられ、該第１熱感応層３１
の感応温度が摂氏約４０度とされて、第２熱感応層３２
が、赤色の警告条２２を被覆するように設けられ、該第
２熱感応層３２の感応温度が摂氏約６０度とされて、第
３熱感応層３３が、蛍光色警告条２３を被覆するように
設けられ、該第２熱感応層３３の感応温度が摂氏約６０
度以上とされる。
は、電線１のＰＶＣ表層に異なる色の警告条２が複数設
けられて、各警告条２を被覆する異なる熱感応温度の熱
感応層３が設けられた実施形態も可能で、その中、一つ
の熱感応層３の変色温度は実際の用途に応じて弾性的に
設定される。例えば、第１熱感応層３１が、黄色の警告
条２１を被覆するように設けられ、該第１熱感応層３１
の感応温度が摂氏約４０度とされて、第２熱感応層３２
が、赤色の警告条２２を被覆するように設けられ、該第
２熱感応層３２の感応温度が摂氏約６０度とされて、第
３熱感応層３３が、蛍光色警告条２３を被覆するように
設けられ、該第２熱感応層３３の感応温度が摂氏約６０
度以上とされる。
【００１１】図２から図５を参照されたい。本発明の電
線１に使用時に過大な電流が流れて銅線が徐々に発熱
し、ＰＶＣ表層の温度がそれに伴い上昇して、ＰＶＣ表
層の温度が第１熱感応層３１の感応温度に到達すると、
第１熱感応層３１が温度作用により透明に変色し、この
時黄色警告条２１が浮き出し、図３に示される状況とな
る。このとき、電線１の温度は摂氏約４０度となる。
線１に使用時に過大な電流が流れて銅線が徐々に発熱
し、ＰＶＣ表層の温度がそれに伴い上昇して、ＰＶＣ表
層の温度が第１熱感応層３１の感応温度に到達すると、
第１熱感応層３１が温度作用により透明に変色し、この
時黄色警告条２１が浮き出し、図３に示される状況とな
る。このとき、電線１の温度は摂氏約４０度となる。
【００１２】そして、電線１のオーバーロード、過熱の
状況が排除されずに温度が上昇し続け、ＰＶＣ表層の温
度が第２熱感応層３２の温度となると、該第２熱感応層
３２が透明に変色して赤色警告条２２が浮き出し、図４
に示される状況となる。この時、電線１の温度は摂氏約
６０度となる。
状況が排除されずに温度が上昇し続け、ＰＶＣ表層の温
度が第２熱感応層３２の温度となると、該第２熱感応層
３２が透明に変色して赤色警告条２２が浮き出し、図４
に示される状況となる。この時、電線１の温度は摂氏約
６０度となる。
【００１３】さらに、電線１のオーバーロード、過熱の
状況が排除されずに温度が上昇し続け、ＰＶＣ表層の温
度が第３熱感応層３３の温度となると、該第３熱感応層
３３が透明に変色して蛍光色警告条２３が浮き出し、図
５に示される状況となる。この時、電線１の温度は摂氏
約６０度以上となり、使用者は即刻、電線のオーバーロ
ード、過熱状況を排除する適切な動作を行わねばならな
い。
状況が排除されずに温度が上昇し続け、ＰＶＣ表層の温
度が第３熱感応層３３の温度となると、該第３熱感応層
３３が透明に変色して蛍光色警告条２３が浮き出し、図
５に示される状況となる。この時、電線１の温度は摂氏
約６０度以上となり、使用者は即刻、電線のオーバーロ
ード、過熱状況を排除する適切な動作を行わねばならな
い。
【００１４】また、前述の第３熱感応層３３を第２熱感
応層３２と同じ感応温度となるよう設定すると、蛍光色
警告条２３が暗闇で発光する特性から、夜間や暗い場所
での電線のオーバーロード警告効果を達成できる。
応層３２と同じ感応温度となるよう設定すると、蛍光色
警告条２３が暗闇で発光する特性から、夜間や暗い場所
での電線のオーバーロード警告効果を達成できる。
【００１５】本発明は、電線のオーバーロード、過熱状
況が排除されると、熱感応層３が自然に冷却される状況
にあってもとの色に回復して警告条２を見えなくするた
め、重複使用できる。
況が排除されると、熱感応層３が自然に冷却される状況
にあってもとの色に回復して警告条２を見えなくするた
め、重複使用できる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、電線のオーバーロード、過熱
を使用者に目視方式で警告する効果を達成しており、安
全性と創造性、及び産業上の利用価値を有する発明であ
る。
を使用者に目視方式で警告する効果を達成しており、安
全性と創造性、及び産業上の利用価値を有する発明であ
る。
【図１】本発明の分解斜視図である。
【図２】本発明の第１使用実施例表示図である。
【図３】本発明の第２使用実施例表示図である。
【図４】本発明の第３使用実施例表示図である。
【図５】本発明の第４使用実施例表示図である。
１ 電線 ２ 警告条 ２１ 黄色警告条 ２２ 赤色警告条 ２３ 蛍光色警告条 ３ 熱感応層 ３１ 第１熱感応層 ３２ 第２熱感応層 ３３ 第３熱感応層
Claims (3)
- 【請求項１】 電線１のＰＶＣ表層の適当な部分に明ら
かな色の警告条２が設けられ、さらに該警告条２上を、
熱感応により透明に変化する一層の有色の熱感応層３が
被覆し、電線を流れる電流が過大となり、電線の銅線が
発熱してＰＶＣ表層の温度が上昇し、熱感応層が熱感応
により透明に変化することにより、その下の警告条２の
色が出現することで、電線のオーバーロード或いは過熱
の状況を警告するようにしてあり、以上の構成からなる
電線のオーバーロード警告装置。 - 【請求項２】 前記警告条２が複数設けられて、それぞ
れ異なる色とされたことを特徴とする、請求項１に記載
の電線のオーバーロード警告装置。 - 【請求項３】 前記警告条２を異なる熱感応温度の熱感
応層が被覆していることを特徴とする、請求項２に記載
の電線のオーバーロード警告装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011898A JPH11213767A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 電線のオーバーロード警告装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011898A JPH11213767A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 電線のオーバーロード警告装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11213767A true JPH11213767A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12018218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011898A Withdrawn JPH11213767A (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 電線のオーバーロード警告装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11213767A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006294625A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Ls Cable Ltd | 感温変色性電線ケーブル被覆用組成物およびそれを用いた感温変色性電線ケーブル |
| WO2008067238A2 (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-05 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Temperature sensitive color changing cable apparatus |
| FR2967258A1 (fr) * | 2010-11-04 | 2012-05-11 | Nexans | Dispositif de detection d'une elevation de temperature |
| CN109029748A (zh) * | 2017-06-10 | 2018-12-18 | 北京万览时代网络科技有限公司 | 高压电缆温度检测报警系统 |
| CN111660962A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-15 | 北京博格华纳汽车传动器有限公司 | 分动器防烧蚀预警方法、装置及四驱车辆 |
-
1998
- 1998-01-19 JP JP2011898A patent/JPH11213767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006294625A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Ls Cable Ltd | 感温変色性電線ケーブル被覆用組成物およびそれを用いた感温変色性電線ケーブル |
| WO2008067238A2 (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-05 | Commscope, Inc. Of North Carolina | Temperature sensitive color changing cable apparatus |
| WO2008067238A3 (en) * | 2006-11-28 | 2008-12-11 | Commscope Inc | Temperature sensitive color changing cable apparatus |
| FR2967258A1 (fr) * | 2010-11-04 | 2012-05-11 | Nexans | Dispositif de detection d'une elevation de temperature |
| CN109029748A (zh) * | 2017-06-10 | 2018-12-18 | 北京万览时代网络科技有限公司 | 高压电缆温度检测报警系统 |
| CN111660962A (zh) * | 2020-06-29 | 2020-09-15 | 北京博格华纳汽车传动器有限公司 | 分动器防烧蚀预警方法、装置及四驱车辆 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |