JPH11213721A - 木燈籠とその製造方法 - Google Patents

木燈籠とその製造方法

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JPH11213721A
JPH11213721A JP1672598A JP1672598A JPH11213721A JP H11213721 A JPH11213721 A JP H11213721A JP 1672598 A JP1672598 A JP 1672598A JP 1672598 A JP1672598 A JP 1672598A JP H11213721 A JPH11213721 A JP H11213721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wooden
lantern
fire
bar
flat
Prior art date
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Pending
Application number
JP1672598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ishiyama
一夫 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIE SEIKA KK
Original Assignee
MIE SEIKA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純木製で丸形火袋の木燈籠を提供することで
ある。 【解決手段】 火袋1の縦桟6に、偏平な檜の棒材を8
0℃以上の湯で加熱、加湿して可撓性を持たせ、偏平な
方向へ円弧状に湾曲させて木型に嵌め込み、木型に嵌め
込んだ状態で熱風乾燥して成形した素材を用い、これら
の各素材の両端を火袋1の受台2と上枠4に固定し、丸
形で歪みのない火袋1を有する純木製の木燈籠を提供で
きるようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、葬式等の儀式に
使用される木燈籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】葬式
等の儀式に使用される木燈籠には、その火袋が丸形のも
のと角形のものがある。これらの火袋には、火袋の上枠
と受台を結ぶ縦桟が放射状に取り付けられ、この縦桟に
和紙等が貼り付けられている。
【0003】前記丸形の火袋を有する木燈籠において
は、前記放射状に取り付けられる各縦桟を円弧状に湾曲
した形状にする必要がある。木製素材ではこれらの各縦
桟を均一な形状に成形することができないため、従来の
丸形火袋の木燈籠は、縦桟もしくは全体が樹脂で形成さ
れている。
【0004】前記一部もしくは全体が樹脂で形成された
木燈籠は荘厳さに欠ける問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、純木製で丸形
火袋の木燈籠を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の木燈籠は、丸形火袋の縦桟を、偏平
で、この偏平な方向へ円弧状に湾曲した木製素材で形成
した構成を採用したのである。
【0007】また、木燈籠の製造方法として、偏平で直
線状の棒材を80℃以上の湯に浸して加熱、加湿し、こ
の加熱、加湿された棒材を円弧状に湾曲させて型に嵌め
込み、この型に嵌め込んだ状態で、80℃以上、前記湯
温以下の熱風で乾燥し、乾燥後に離型した木製素材を縦
桟として丸形の火袋を形成する方法を採用することによ
り、火袋の上枠と受台を結んで放射状に取り付けられる
各縦桟の木製素材を均一で精度よく成形でき、丸形で歪
みのない火袋を有する木燈籠を製造することができる。
【0008】前記棒材を加熱、加湿する湯温を80℃以
上としたのは、80℃未満では、前記型に嵌め込む棒材
の可撓性を十分に確保できないためである。また、前記
棒材を乾燥する熱風の温度を80℃以上としたのは、8
0℃未満では、乾燥時に棒材の温度が低下し、離型後の
棒材に弾性回復が生じて、均一で寸法精度のよい縦桟素
材を得られないためである。熱風の温度を前記湯温以下
としたのは、乾燥時は棒材の温度低下を防止するのみで
十分であり、更に昇温する必要はないからである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2に基づき、
この発明の実施形態を説明する。この木燈籠は、図1に
示すように、丸形の火袋1に受台2を介して脚3が取り
付けられ、火袋1の上枠4に笠5が取り付けられてい
る。火袋1の側面には円弧状の縦桟6が放射状に配置さ
れ、その両端が前記受台2と上枠4の切り込みに嵌め込
まれて固定されている。火袋1の内側には、図示はしな
いが、受台2と上枠4との間に2本の柱が立てられてい
る。これらの各部材は、全て檜材で製作されている。
【0010】前記縦桟6には和紙7が貼り付けられ、前
記笠5には房8が吊り下げられている。また、前記火袋
1、脚3および笠5はだぼの嵌め合いで一体に組み立て
られており、これらの各部は、持ち運び等の際に、容易
に分解できるようになっている。
【0011】前記各縦桟6は、偏平な檜の棒材を、偏平
な方向に湾曲させて成形したものである。図2(a)は
この成形に使用した木型9であり、木型9の表面に縦桟
6の湾曲形状に合致した複数の溝10が彫り込まれてい
る。この溝10の深さは、図2(b)に示すように、縦
桟6の幅よりもすこし浅く形成され、溝10に嵌め込ま
れた棒材11の端が木型9の表面に突き出すようになっ
ている。
【0012】前記各棒材11は、80℃以上の湯に浸し
て可撓性を持たせられ、前記各溝10に嵌め込まれたも
のであり、この溝10に嵌め込まれた状態で、前記湯と
ほぼ同じ温度の熱風で乾燥され、乾燥後に前記木型9の
表面に突き出した端部を掴んで木型9から取り出され
る。
【0013】以上のように成形された各棒材11は、離
型後も弾性回復を生じないため、これらの棒材11を前
記縦桟6の素材として用いることにより、図1に示した
ような、丸形で歪みのない火袋1を形成することができ
る。
【0014】上述した実施形態は置燈籠に関するもので
あるが、この発明は吊燈籠にも適用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明の木燈籠は、丸
形火袋の縦桟を、偏平で、この偏平な方向へ円弧状に湾
曲させた木製素材で形成したので、儀式に使用するに相
応しい風格のある純木製の木燈籠を提供することができ
る。また、木燈籠の製造方法として、偏平な棒材を80
℃以上の湯に浸して加熱、加湿し、型に嵌め込んだ状態
で温度が低下しないように熱風で乾燥して成形した木製
素材を縦桟として、丸形の火袋を形成したので、木燈籠
の火袋を丸形で歪みのないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】木燈籠の実施形態の正面図
【図2】aは縦桟素材を成形する木型の平面図、bはa
のb−b線に沿った断面図
【符号の説明】
1 火袋 2 受台 3 脚 4 上枠 5 笠 6 縦桟 7 和紙 8 房 9 木型 10 溝 11 棒材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸形の火袋を有し、この火袋の縦桟が、
    偏平で、この偏平な方向へ円弧状に湾曲した木製素材で
    形成された木燈籠。
  2. 【請求項2】 偏平で直線状の棒材を80℃以上の湯に
    浸して加熱、加湿し、この加熱、加湿された棒材を円弧
    状に湾曲させて型に嵌め込み、この型に嵌め込んだ状態
    で、80℃以上、前記湯温以下の熱風で乾燥し、乾燥後
    に離型した木製素材を縦桟として丸形の火袋を形成した
    木燈籠の製造方法。
JP1672598A 1998-01-29 1998-01-29 木燈籠とその製造方法 Pending JPH11213721A (ja)

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