JPH11212936A - トランザクション異常通知システム - Google Patents

トランザクション異常通知システム

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JPH11212936A
JPH11212936A JP2654198A JP2654198A JPH11212936A JP H11212936 A JPH11212936 A JP H11212936A JP 2654198 A JP2654198 A JP 2654198A JP 2654198 A JP2654198 A JP 2654198A JP H11212936 A JPH11212936 A JP H11212936A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分散トランザクション処理システムにおいて、
通信障害や転送先のシステムダウンによって両システム
間のパスが切断された場合に利用者にトランザクション
に関する情報を提供可能とする障害通知システムの提
供。 【解決手段】一の処理システムから他の処理システムに
トランザクションの実行を依頼する際にトランザクショ
ン識別情報及び依頼先の他の処理システムの情報を転送
情報として記憶しておき、障害発生時に、前記一の処理
システムは該障害によりパスが切断された処理システム
の情報を受け、他の処理システムに処理を依頼中のトラ
ンザクションの有無を検索し、該当するトランザクショ
ンが存在する場合には該トランザクションの情報を通知
するトランザクションを生成して実行し、利用者にトラ
ンザクション情報を伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランザクション制
御方式に関し、特に複数のトランザクション処理システ
ムが通信網を介して相互接続された分散トランザクショ
ン処理システムにおけるトランザクション異常通知シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散トランザクション処理システ
ムにおいて、投入されたトランザクションが自処理シス
テム内で解決できない場合、負荷の少ない実行可能なト
ランザクション処理システムに処理を依頼することがで
きる。
【0003】同様に、端末もしくはアプリケーション
(AP)から投入されたトランザクションが自処理シス
テム内で新規にトランザクションを生成し、該生成され
たトランザクションが自処理システム内で処理できない
場合には、実行可能な他の処理システムに依頼すること
ができる。その場合も、転送先の処理システムでは、実
行環境が整い次第速やかに、依頼されたトランザクショ
ンを実行し、処理結果を、転送元の処理システムに返
す。
【0004】しかし、その間に、通信障害や転送先のシ
ステムダウンによって、両システム間のパスが切断され
てしまうと、その処理結果を転送元に返すことができ
ず、利用者には、パスが切断されたことのみが伝えられ
るだけで、転送先に依頼されたトランザクションに関す
る情報は通知されない。
【0005】なお、分散処理システムに関する障害対策
として、例えば特開平8−314875号公報には、分
散ノードに故障が検出された場合に健全な分散ノード間
で異常ノードの機能代替を果たすシステムの構成が提案
されている。また特開平7−141309号公報には、
データ伝送先ホストに障害がある場合にはデータ伝送履
歴を参照して変更されたデータの伝送先を切り替え、ダ
ウンしたホストに影響されず、実行可能なホストにデー
タ処理の実行先変更を伝えることを可能とした情報処理
装置が提案されている。しかしながら、これらの従来技
術には、障害発生時の詳細情報を利用者、システム管理
者に提供するための具体的手段は開示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の分散トランザクション処理システムにおいては、障害
発生による処理システム間の通信パス切断時に、利用者
には、単にパスが切断されたことのみが伝えられるだけ
であり、十分な保守管理情報を提供することができず、
保守性、運用容易性、信頼性の点で問題を残している。
【0007】その理由は、通信障害や転送先のシステム
ダウンによって、両システム間のパスが切断されてしま
うと、転送先システムで実行したトランザクションの処
理結果を転送元に返すことができず、利用者には、パス
が切断されたことのみが伝えられるだけであり、転送先
に依頼されたトランザクションに関する情報は通知され
ないためである。
【0008】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、複数のトランザ
クション処理システムが通信網を介して接続されている
分散トランザクション処理システムにおいて、通信障害
や転送先のシステムダウンによって両システム間のパス
が切断された場合に、利用者にトランザクションに関す
る情報を提供可能とする障害通知システムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数のトランザクション処理システムが
通信網を介して互いに接続された分散トランザクション
処理システムにおいて、一の処理システムから他の処理
システムにトランザクションの実行を依頼する際にトラ
ンザクション識別情報及び依頼先の他の処理システムの
情報を転送情報として記憶しておき、障害発生時に、前
記一の処理システムは、該障害によりパスが切断された
処理システムの情報を認識した際、前記処理システムに
処理を依頼中のトランザクションの有無を検索し、該当
するトランザクションが存在する場合には該トランザク
ションの情報を通知するための通知トランザクションを
生成して実行し、利用者にトランザクション情報を伝え
るように構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、複数のトランザクション処理システム
が通信網を介して接続されている分散トランザクション
処理システムにおいて、トランザクションが投入された
トランザクション処理システム内で解決できないトラン
ザクションを、実行可能なトランザクション処理システ
ムへと転送し、その先でトランザクションを実行する場
合、転送後に障害が発生し、トランザクションを依頼し
た側の処理システムがその障害を認識し、利用者に通知
するトランザクションを生成するものである。
【0011】より詳細には、本発明の実施の形態におい
ては、複数のトランザクション処理システムが通信網
(図1の5)を介して互いに接続された分散トランザク
ション処理システムにおいて、前記各トランザクション
処理システム(図1の100a、100b)が、システ
ム間の通信を制御する通信部(図1の10a、10b)
と、トランザクション制御部(図1の40a、40b)
と、情報記憶部(図1の50a、50b)とを備え、ト
ランザクション制御部は、トランザクション処理部(図
1の20a、20b)と、トランザクション障害処理部
(図1の30a、30b)を備える。
【0012】そして、トランザクション処理部(図1の
20a、20b)は、トランザクションが自処理システ
ムで処理可能かどうかを判断してトランザクションを自
処理システムまたは他の処理システムに振り分ける手段
(図1の21a、21b)と、実行可能な処理システム
へトランザクションを転送し、他の処理システムへの転
送に際してトランザクション情報及び前記他の処理シス
テムの識別情報を転送情報として情報記憶部(図1の5
0a、50b)に記憶する手段(図1の22a、22
b)と、トランザクションの実行を制御する手段(図1
の23a、23b)と、を含み、トランザクション障害
処理部(図1の30a、30b)は、各処理システム間
で障害が発生し、前記通信部からパスが切断された処理
システムの識別情報を受けた際に、前記処理システムに
依頼中のトランザクションがあるか否かを前記情報記憶
部に記憶されている転送情報を参照して検索する検索手
段(図1の31a、31b)と、該当トランザクション
が存在する場合には、利用者にそのトランザクションの
情報を通知するための通知トランザクションを生成する
手段(図1の32a、32b)と、を含む。
【0013】本発明の実施の形態の動作について図1を
参照して説明する。入力装置(1a)から通信網(5)
を介してトランザクション処理システム(100a)に
トランザクションが投入されると、通信部(10a)か
らトランザクション処理部(20a)に送信され、トラ
ンザクション実行手段(23a)で実行する。しかし、
例えばこの入力トランザクションが新規にトランザクシ
ョンを生成し、その新規トランザクションがトランザク
ション振分手段(21a)で他処理システム(100
b)で実行可能と判断した場合、トランザクション転送
手段(22a)によって転送する前の情報を自処理シス
テム(100a)内の転送情報記憶領域(51a)に保
存し、通信部(10a、10b)を介して転送する処理
システム(100b)に引き渡す。転送先の処理システ
ム(100b)では、同様にトランザクション処理部
(20b)にトランザクションが送られ、トランザクシ
ョン実行手段(23b)によって実行される。
【0014】トランザクションの実行が終了すると、速
やかに、依頼してきた処理システム(100a)に応答
を返すが、この間に、通信障害や転送先の処理システム
がダウンし、処理システム間の通信パスが切断された場
合には、依頼側の処理システム(100a)がこの通知
障害を認知し、トランザクション障害処理部(30a)
に通知する。
【0015】トランザクション障害処理部(30a)で
は、障害が発生したトランザクション処理システムの識
別情報(システム番号)をキーとして、依頼中のトラン
ザクションが存在するかを検索する。そして、該当する
トランザクションが存在する場合には、その情報を、転
送情報記憶領域(51a)から取り出し、利用者にその
情報を知らせるためのトランザクションを通知トランザ
クション生成手段(32a)で生成し、トランザクショ
ン実行手段(23a)で実行する。
【0016】
【実施例】本発明の実施の形態についてさらに詳細に説
明すべく、本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。
【0017】図1は、本発明の障害通知システムを適用
した分散トランザクション処理システムの一実施例の全
体構成を示すブロック図である。
【0018】図1を参照すると、本実施例の分散トラン
ザクション処理システムは、通信網5と、複数の端末な
どの入力装置1a、1bと、複数のトランザクション処
理システム100a、100bとから構成され、トラン
ザクション処理システム100a、100bは通信網5
を介して互いに構成されている。また、通信網5には複
数の端末1a、1bが接続されている。
【0019】トランザクション処理システム100a、
100bは、それぞれ、通信部10a、10bと、トラ
ンザクション制御部40a、40bと、情報記憶部50
a、50bとを備えている。
【0020】トランザクション制御部40a、40b
は、それぞれ、トランザクション処理部20a、20b
と、トランザクション障害処理部30a、30bとを備
えており、トランザクション処理部20a、20bは、
それぞれ、トランザクション振分手段21a、21b
と、トランザクション転送手段22a、22bと、トラ
ンザクション実行手段23a、23bとを含み、トラン
ザクション障害処理部30a、30bは、それぞれ、ト
ランザクション検索手段31a、31bと、通知トラン
ザクション生成手段32a、32bとを含む。
【0021】情報記憶部50a、50bは、それぞれ、
転送情報記憶領域51a、51bと、トランザクション
情報記憶領域52a、52bと、実行指示情報記憶領域
53a、53bとを備えている。
【0022】トランザクション振分手段21a、21b
は、それぞれ、入力装置1a、1b等から投入されたト
ランザクションが自処理システム内で実行可能か、もし
くは他処理システムに転送し処理を依頼すべきかを判断
する。他処理システムに依頼することになったトランザ
クションは、トランザクション転送手段22a、22b
によって、図4に示すような転送情報として、論理端末
情報と、トランザクション情報を作成し、トランザクシ
ョン情報部を転送情報記憶領域51a、51bに登録し
てから、通信部10a、10bへ引き渡す。
【0023】また、自処理システムで処理することにな
ったトランザクションや通知トランザクション生成手段
32a、32bによって生成されたトランザクションに
ついてはトランザクション実行手段23a、23bで実
行する。
【0024】トランザクション障害通知処理部30a、
30bのトランザクション検索手段31a、31bで
は、トランザクションを他処理システムに転送後に転送
先との通信障害による切断やシステムダウンにおけるパ
ス切断等の障害が発生した場合、障害発生システムに依
頼中のトランザクションがあるか否かを転送情報記憶領
域51a、51bから検索し、該当トランザクションの
有無を確認する。
【0025】検索の結果、該当トランザクションが存在
する場合には、通知トランザクション生成手段32a、
32bによって、そのトランザクションの情報を設定
し、利用者に情報を提供するための通知トランザクショ
ンを生成する。
【0026】情報記憶部50a、50bの転送情報記憶
領域51a、51bには、他処理システム100bに転
送する際に必要な情報を記憶されている。転送情報に
は、図4に示したように、論理端末情報とトランザクシ
ョン情報がある。
【0027】より詳細には、図4を参照すると、論理端
末情報は、論理端末名、転送するトランザクション番
号、転送元の処理システム番号を含み、トランザクショ
ン情報としては、トランザクション識別子、そのトラン
ザクションを実行するのに必要なトランザクション引
数、転送先のシステム番号を含み、このトランザクショ
ン情報は、転送元のシステム100aの転送情報記憶領
域51aに保存しておく。他システムに転送する際に
は、これらの情報を送り、受け取った転送先のシステム
100bでは、図5に示すような形式で、転送情報記憶
領域51bに書き込み保存しておく。
【0028】トランザクション情報記憶領域52a、5
2bは、実行中のトランザクションの情報を保存してお
くもので、図6に示すように、スタート/エンド時のト
ランザクション番号およびスタート/エンド時のフェー
ズ番号、論理端末制御情報とトランザクションスタック
情報、及び共通領域を含む。
【0029】また、実行指示情報記憶領域53a、53
bには、実行時に必要な情報や利用者の設定した情報が
含まれている。
【0030】図2及び図3は、本発明の一実施例の動作
を説明するための図である。図1乃至図3を参照して、
本実施例の動作の詳細について説明する。
【0031】端末などの入力装置1aから投入されたト
ランザクションは通信網5を介して通信部10aに入
り、トランザクション処理部20aに送られる。
【0032】まず、自トランザクション処理部内で実行
可能か否かトランザクション振分手段21aで判定し
(図2のステップA10)、自処理システム100a内
で処理されることが決まると(図2のステップA10の
Yes分岐)、トランザクション実行手段23aによっ
てトランザクションを実行する(図2のステップA1
1)。そのトランザクションを実行中に新たなトランザ
クションが生成された場合も同様で、そのトランザクシ
ョンを自処理システム内で処理するか否かがトランザク
ション振分手段21aで判断される。
【0033】このトランザクションが他処理システムで
処理されることになると、トランザクション転送手段2
2aによって、図4に示すような論理端末情報とトラン
ザクション情報を生成し(図2のステップA12)、ト
ランザクション情報を転送情報記憶領域51aに登録す
る(図2のステップA13)。
【0034】その後、通信部10aから通信網5を介し
て転送先処理システム100bに渡される。
【0035】転送先処理システム100bでは、転送さ
れてきたトランザクションを受け取ると、トランザクシ
ョン振分手段21bで、転送されてきたトランザクショ
ン端末から投入されたトランザクションであるかを判断
し(図2のステップA14)、転送されてきたトランザ
クションの場合には、転送されてきた情報を、図5に示
すような形式で転送情報記憶領域51bに登録する(図
2のステップA15)。
【0036】トランザクションを他システムに転送した
後、両システム間で通信障害や転送先のシステムダウン
などによるパス切断が発生した場合、転送したトランザ
クションの実行は保証されない。
【0037】そこで、図3に示すように、このような障
害発生時には、通信部10aは転送先処理システム10
0bとのパスの切断を認知したら、トランザクション障
害処理部30aに障害を起こしたシステムのシステム番
号を通知する。
【0038】トランザクション障害処理部30aではこ
の通知を受け、トランザクション検索手段31aにてま
ず転送情報記憶領域51aから他システムに依頼中のト
ランザクションを読み込み(図3のステップB10)、
障害が起きたシステム番号と依頼中のシステム番号とが
一致するものを検索する(図3のステップB11)。
【0039】検索した結果、該当するトランザクション
がある場合には該当データを受け、通知トランザクショ
ンにデータを設定する(図3のステップB12)。設定
されるデータとは、障害が発生したシステム番号、実行
不明のトランザクション識別子等がある。
【0040】その後、転送情報記憶領域51aの該当情
報をクリアし(図3のステップB13)、トランザクシ
ョン処理部のトランザクション実行手段23aで通知ト
ランザクションを実行する(図3のステップB14)
【0041】次に、本発明の他の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。図7は、本発明の第二の実施
例の分散処理システムの全体構成を示す図である。図8
及び図9は、本発明の第二の実施例の動作を説明するた
めの図である。
【0042】図7を参照すると、本発明の第二の実施例
は、図1に示した前記実施例のトランザクション処理シ
ステム100a、100bが、それぞれ、トランザクシ
ョン障害部30a、30bに、さらにトランザクション
実行時期判断手段33a、33bを備えたものである。
【0043】トランザクション実行時期判断手段33
a、33bには、障害発生時通知トランザクションを起
動するタイミングを利用者が予め設定しておき、このタ
イミング情報に応じて、通知トランザクションの実行を
行う。
【0044】本発明の第二の実施例の動作について、図
8、及び図9を参照して詳細に説明する。
【0045】図8、図9のステップB10〜B14で示
される処理動作は、図3のステップB10〜B14と同
一であるため、その説明は省略する。
【0046】図1に示した前記実施例では通信障害が発
生すると、ただちに通知トランザクションを起動するよ
うにしていた。しかし、通信障害が起きる毎に通知トラ
ンザクションを起動しなくても良い場合もある。
【0047】転送情報は転送先の転送情報記憶領域にも
保存されているため、システムダウンした後でリスター
ト立ち上げされれば、依頼したトランザクションは実行
される。しかし、システムダウン後、初期化されて立ち
上げられた場合には、これらの領域もクリアされてしま
うので、依頼したトランザクションの実行は保証されな
い。
【0048】そこで、本実施例では、通信パス切断後、
ただちに通知トランザクションを起動するか、もしくは
転送先の処理システムが、再度パスが接続された時に初
期化されてシステムが立ち上げられている場合に通知ト
ランザクションを起動するかを利用者の判断に委ねるよ
うし、その情報は、実行指示情報記憶領域53aに格納
しておく。
【0049】また、他処理システムに転送する前の情報
の登録として、図10に示すように、トランザクション
情報として、転送先システムの初期化された時間も保存
しておく。これはパスの再接続時、システムが初期化さ
れたかを判断するために必要である。
【0050】まず、図8を参照して、パス切断が発生し
た場合を説明する。パス切断通知により障害が発生した
システムのシステム番号が通知されると、トランザクシ
ョン実行時期判断手段33a、33bでは、実行指示情
報記憶領域53aから利用者の設定したデータを読み込
み(ステップC10)、すぐに実行すべきかを判断する
(図8のステップC11)。
【0051】すぐに実行すべきならば、転送情報を読み
込み(図8のステップB10)、通知トランザクション
を実行する。
【0052】また、障害システムが再立ち上げ時、初期
化された場合に起動するのであれば、この場合は処理を
抜ける(図8のステップC12)。
【0053】パスの再接続については、図9に示すよう
に、まず通信パス接続通知により、パスの再接続がおこ
なわれたシステムの番号とシステムの初期化時間が通知
される。
【0054】まず、実行指示情報記憶領域53aより、
システム初期化時に通知するかを判断し(図9のステッ
プC11)、転送情報記憶領域51aからデータを読み
込み、初期化されたシステムに依頼中のトランザクショ
ンがあるか否かを検索し(図9のステップB11)、存
在する場合には、そのシステムの初期化時間をうけと
り、このシステム初期化時間と転送情報記憶領域51a
の転送先システムの初期化時間とを比較し、一致してな
ければ、初期化されて立ち上げられたものと判断する
(図9のステップC12)。この場合は、転送情報記憶
領域51aから転送情報を受けとり、通知トランザクシ
ョンを生成し実行する。
【0055】次に、本発明の第三の実施例について説明
する。図11は、本発明の第三の実施例の構成を示す図
である。
【0056】図11を参照すると、本発明の第三の実施
例は、トランザクション処理プログラムを記録した記録
媒体60a、60bを備える。これは、各トランザクシ
ョン処理システム100a,100bのトランザクショ
ン処理プログラムを記録した記憶媒体であり、これらの
記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリ、その他の記録
媒体であってもよい。
【0057】トランザクション処理プログラムは記録媒
体60a、60bから処理システム100a,100b
にそれぞれ読み込まれ、通信部、トランザクション処理
部とトランザクション異常通知処理部を含むトランザク
ション制御部の動作を制御することで、図1に示した各
処理システム100a、100bの処理を実現するもの
である。
【0058】なお、上記実施例では、トランザクション
処理システムが2台接続された分散トランザクション処
理システムを例に説明したが、本発明は、2台のトラン
ザクション処理システムの構成に限定されるものではな
く、任意の数のトランザクション処理システムが接続さ
れて構成される分散トランザクション処理システムに適
用可能であることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のトランザクション処理システムから構成されてい
る分散トランザクション処理システムにおいて、従来の
システムに比べ、トランザクション処理の保証を特段に
向上し、利用者に対して障害により影響をうけたトラン
ザクションの情報を提示することができるため、その後
の処理をスムーズに行うことができ、ユーザインターフ
ェイスを向上し、システムの保守性、信頼性、耐障害
性、安全性を向上するという効果を奏する。
【0060】その理由は、本発明においては、入力され
たトランザクションが新たにトランザションを生成し、
その処理を他システムに依頼した後、様々な障害により
パスが切断された場合、処理を依頼中のトランザクショ
ンの情報を新規トランザクションに引き渡し起動させる
ことにより、利用者に対して、単にパス切断だけでな
く、より多くのトランザクション情報を提供することが
できるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の一実施例における転送情報の一例を示
す図である。
【図5】本発明の一実施例における転送先システムでの
転送情報記憶領域の内容の一例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例におけるトランザクション情
報記憶領域の内容の一例を示す図である。
【図7】本発明の第二の実施例の構成を示す図である。
【図8】本発明の第二の実施例の動作を説明するための
図である。
【図9】本発明の第二の実施例の動作を説明するための
図である。
【図10】本発明の第二の実施例における転送情報の一
例を示す図である。
【図11】本発明の第三の実施例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】 1a、1b 入力装置 5 通信網 100a、100b トランザクション処理システム 10a、10b 通信部 20a、20b トランザクション処理部 21a、21b トランザクション振分手段 22a、22b トランザクション転送手段 23a、23b トランザクション実行手段 30a、30b トランザクション障害処理部 31a、31b トランザクション検索手段 32a、32b 通知トランザクション生成手段 33a、33b トランザクション実行時期判断手段 40a、40b トランザクション制御部 50a、50b 情報記憶部 51a、51b 転送情報記憶領域 52a、52b トランザクション情報記憶領域 53a、53b 実行指示情報記憶領域 60a、60b 記憶媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトランザクション処理システムが通
    信網を介して互いに接続された分散トランザクション処
    理システムにおいて、 一の処理システムから他の処理システムにトランザクシ
    ョンの実行を依頼する際にトランザクション識別情報及
    び依頼先の他の処理システムの情報を転送情報として記
    憶しておき、障害発生時に、前記一の処理システムは、
    該障害によりパスが切断された処理システムの情報を認
    識した際、前記処理システムに処理を依頼中のトランザ
    クションの有無を検索し、該当するトランザクションが
    存在する場合には該トランザクションの情報を通知する
    ための通知トランザクションを生成して実行し、利用者
    にトランザクション情報を伝える手段を備えた、ことを
    特徴とするトランザクション異常通知システム。
  2. 【請求項2】複数のトランザクション処理システムが通
    信網を介して互いに接続された分散トランザクション処
    理システムにおいて、 前記各トランザクション処理システムが、 システム間の通信を制御する通信制御部と、 トランザクション制御部と、 情報記憶部と、を備え、 前記トランザクション制御部が、投入されたトランザク
    ションが自処理システムで処理可能かどうかを判断して
    該トランザクションを自処理システムまたは他の処理シ
    ステムに振り分ける手段と、 実行可能な処理システムへトランザクションを転送し、
    他の処理システムへの転送に際してトランザクション情
    報及び前記他の処理システムの識別情報を転送情報とし
    て前記情報記憶部に記憶する手段と、 トランザクションの実行を制御する手段と、 を含むトランザクション処理部と、 各処理システム間で障害が発生し、前記通信制御部から
    パスが切断された処理システムの識別情報を受けた際
    に、前記処理システムに依頼中のトランザクションがあ
    るか否かを前記情報記憶部の転送情報を参照して検索す
    る検索手段と、 該当トランザクションが存在する場合には、利用者にそ
    のトランザクションの情報を通知する通知トランザクシ
    ョンを生成する手段と、 を含むトランザクション障害処理部と、 を備えたことを特徴とするトランザクション異常通知シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記トランザクション障害処理部が、前記
    情報記憶部の実行指示情報記憶領域に予め設定された、
    障害発生を通知するトランザクションを実行するタイミ
    ング情報を読み込み、この情報に基づき、障害通知トラ
    ンザクションの実行を制御する手段を備えたことを特徴
    とする請求項2記載のトランザクション異常通知システ
    ム。
  4. 【請求項4】他の処理システムにトランザクションを転
    送する前に、前記情報記憶部の転送情報記憶領域に、転
    送先システム情報及びトランザクション情報、及び転送
    先の前記他の処理システムの初期化時間を格納してお
    き、 前記実行指示情報記憶領域に格納されたデータに基づ
    き、すぐに通知トランザクションを実行すべき場合に
    は、前記通知トランザクションを生成して実行し、 一方、システム初期化時に障害通知を行う場合には、パ
    ス再接続時、パスが接続された処理システムの識別情報
    と初期化時間を受け取り、この初期化時間を前記転送情
    報記憶領域に保持されている初期化時間と比較し、一致
    していなければ、前記他の処理システムが初期化されて
    立ち上げられたものと判断して前記通知トランザクショ
    ンを生成して実行する、ことを特徴とする請求項2記載
    のトランザクション異常通知システム。
  5. 【請求項5】複数のトランザクション処理システムが通
    信網を介して互いに接続された分散トランザクション処
    理システムにおいて、 前記各トランザクション処理システムが、 (a)システム間の通信を制御する通信制御手段、 (b)トランザクションが自処理システムで処理可能か
    どうかを判断してトランザクションを自処理システムま
    たは他の処理システムに振り分ける手段、 (c)実行可能な処理システムへトランザクションを転
    送し、他の処理システムへの転送に際してトランザクシ
    ョン情報及び前記他の処理システムの識別情報を転送情
    報として記憶する手段、 (c)トランザクションの実行を制御する手段と、 (d)各処理システム間で障害が発生し、前記通信制御
    手段からパスが切断された処理システムの識別情報を受
    けて、該処理システムに依頼中のトランザクションがあ
    るか否かを検索する検索手段、 (e)該当トランザクションが存在する場合には、利用
    者にそのトランザクションの情報を通知するトランザク
    ションを生成する手段、 の上記(a)〜(e)の各手段を前記処理システムを構
    成するコンピュータで機能させるためのプログラムを記
    録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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