JPH112116A - 触媒の劣化検知装置 - Google Patents

触媒の劣化検知装置

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JPH112116A
JPH112116A JP9155511A JP15551197A JPH112116A JP H112116 A JPH112116 A JP H112116A JP 9155511 A JP9155511 A JP 9155511A JP 15551197 A JP15551197 A JP 15551197A JP H112116 A JPH112116 A JP H112116A
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Hiroaki Kaneko
子 浩 昭 金
Naoki Kachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料が希薄なリーンバーンの状態が続くエン
ジンシステムにおいても、触媒コンバータにおける触媒
の劣化を検知できる装置を提供する。 【解決手段】 エンジンから排出される排気ガスを浄化
する触媒コンバータ10内の触媒12の劣化を検知する
触媒の劣化検知装置において、触媒12の領域を通過し
た排気ガスの温度を検出する温度センサ15と、エンジ
ンの運転状態を検出する運転状態検出手段18と、運転
状態検出手段18の出力信号に基づいて触媒の劣化度合
を判定する判定値を設定する判定値設定手段と温度セン
サの出力信号及び判定値設定手段の出力信号に基づいて
触媒の劣化を判別する劣化判別手段とを備えた判別回路
17とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンから排出
される排気ガスを浄化する触媒コンバータにおける触媒
の劣化を検知する触媒の劣化検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、公害規制の見地から、内燃エンジ
ンを搭載した自動車に対する有害な排出ガス低減への要
求レベルも高くなってきている。従って、触媒コンバー
タにおいても、触媒の劣化による浄化機能の低下を検知
する技術の向上が望まれている。
【0003】従来において、触媒の劣化検知装置として
は、例えば、特開昭63−97852号公報等に記載さ
れたものがある。これらの装置は、酸素センサの出力信
号を用いるもので、その出力信号値が所定の値以上にな
ると、スイッチングモジュールにより警報信号を発生し
て警報灯を点滅させ、運転者に触媒の異常を知らせると
いうものであり、その後、運転者は、異常に対する処置
をとることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな酸素センサの出力値を用いた触媒の劣化検知装置に
おいては、酸素センサのフィードバック信号の変化によ
り触媒の劣化を検知するため、エンジンが理論空燃比近
傍で燃焼していなくてはならない。
【0005】近年、排気ガス中のCOを削減するた
め、又、燃費を向上させるため、燃料が少ない状態、す
なわちリーン状態でエンジンを燃焼させるリーンバーン
エンジンの開発が進められており、このようにリーンの
状態が長く続くエンジンシステムにおいては、酸素セン
サのフィードバック信号の変化を利用した触媒の劣化検
知は困難になる。従って、リーン走行が長時間続くエン
ジンシステムにおいても触媒の劣化を検出できる装置の
開発が望まれる。
【0006】本発明は、上述の如き課題に鑑みて達成さ
れたものであり、その目的とするところは、燃料が希薄
なリーンバーンの状態が続くエンジンシステムにおいて
も、触媒コンバータにおける触媒の劣化を確実に検知す
ることのできる触媒の劣化検知装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、劣化した
触媒の領域を通過した排気ガス中には未燃のHC,C
O,NOx,Oが含まれていることに着目し、未燃成
分の量を比較することにより、触媒の劣化を検知できる
ことを見い出だした。
【0008】すなわち、本発明の請求項1に係る触媒の
劣化検知装置は、エンジンから排出される排気ガスを浄
化する触媒コンバータ内の触媒の劣化を検知する触媒の
劣化検知装置であって、前記触媒の領域を通過した排気
ガスの温度を検出する温度検出手段と、エンジンの運転
状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出
手段の出力信号に基づいて触媒の劣化度合を判定する判
定値を設定する判定値設定手段と、前記温度検出手段の
出力信号及び前記判定値設定手段の出力信号に基づいて
触媒の劣化を判別する劣化判別手段とを有する構成とな
っている。
【0009】本発明の請求項2に係る触媒の劣化検知装
置は、前記温度検出手段として、電極間に生じる温度差
により熱起電力を発生する熱電素子を用いる構成となっ
ている。
【0010】本発明の請求項3に係る触媒の劣化検知装
置は、前記熱電素子の一方の電極上に触媒の活性成分を
設ける構成となっている。
【0011】本発明の請求項4に係る触媒の劣化検知装
置は、前記触媒の活性成分が、Pt,Pd,Rhのうち
の少なくとも1成分を含む構成となっている。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る触媒の劣化検知
装置によれば、温度検出手段により触媒領域を通過した
排気ガスの未燃成分が温度として検出され、一方、劣化
した触媒の領域を通過した排気ガス中には未燃成分の量
が多いという事実から、エンジンの運転状態に基づいて
判定値設定手段により触媒の劣化度合を判定する判定値
(判定温度)が設定され、劣化判別手段によりこの判定
値と検出された排気ガスの温度とが比較されて触媒の劣
化が判断される。
【0013】このように、エンジンの燃焼状態がリーン
バーンか否かに関係なく、触媒の劣化を確実に検知する
ことができる。
【0014】本発明の請求項2に係る触媒の劣化検知装
置によれば、温度検出手段として熱電素子を用いること
で、設置の自由度が増し、かつ、コンパクトに設置でき
るため装置全体としての小型化を達成することができ
る。
【0015】本発明の請求項3に係る触媒の劣化検知装
置によれば、熱電素子の一方の電極上に触媒の活性成分
を設けることで、排気ガス中の未燃成分とこの触媒の活
性成分とが反応し、この反応熱により両電極間に大きな
温度差が生じる。一方、未燃成分の量と排気ガスの温度
とには一定の対応関係があることから、確実に未燃成分
の量を検知でき、これより、結果的に触媒の劣化を検知
することができる。
【0016】本発明の請求項4に係る触媒の劣化検知装
置によれば、熱電素子の一方の電極上に設ける触媒の活
性成分としてPt,Pd,Rhのうち少なくとも1成分
を用いることで、より確実に未燃成分の量を検知でき、
これにより、結果的に触媒の劣化を検知することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明に係る劣化検知装置の概略
構成を示すブロック図である。この装置は、図1に示す
ように、触媒の領域を通過した排気ガスの未燃成分を温
度として検出する温度検出手段と、エンジンの運転状
態、すなわち、吸入空気量,エンジン回転数,冷却水温
度,空燃比等を検出する運転状態検出手段と、運転状態
検出手段の出力信号に基づいて触媒の劣化度合を判定す
る判定値を設定する判定値設定手段と、温度検出手段の
出力信号及び判定値設定手段の出力信号に基づいて触媒
の劣化を判別する劣化判別手段とにより構成されてい
る。
【0019】図2は、本発明に係る触媒の劣化検知装置
の具体的構成を示す図であり、図示するように、触媒コ
ンバータ10はエンジンの排気管9の途中に設置されて
おり、この触媒コンバータ10を形成するケーシング1
1の内部には触媒12が配置され、排気管9内を導かれ
た排気ガスは、上流部13から触媒12の領域を通過し
て下流部14に流れ、再び排気管9に導かれるようにな
っている。
【0020】ここで、触媒12としては、三元触媒をは
じめとして、リーン雰囲気下でNOxを浄化できるリー
ンNOx触媒、リーン雰囲気下で一時的にNOxを吸着
し、ストイキ雰囲気下で脱離浄化させるNOx吸収(吸
蔵)型三元触媒等が適用可能である。
【0021】また、触媒コンバータ10の下流部14に
は、排気ガスの温度を検出する温度検出手段としての温
度センサ15が設けられている。この温度センサ15と
しては、例えば、図3に示すような熱電素子30を用い
ることができる。
【0022】この熱電素子30は、P型及びN型の熱電
半導体素子31を一対の電極32,32で挾持するよう
に接続したものを基本構成とし、両電極間に温度差が生
じるとゼーベック効果により起電力を発生するものであ
る。本実施例では、両電極32,32の外側に絶縁層3
3,33を設け、さらに一方の絶縁層33上、すなわち
一方の電極32上に触媒成分を含む触媒層34を設けた
構成となっている。
【0023】このような触媒層34を設けることで、排
気ガス中に未燃成分が含まれている場合は、この触媒層
34上で未燃成分が反応し、この反応熱により両電極間
により大きな温度差が発生することになる。
【0024】触媒層34としては、γ−アルミナを主体
とする微粒の耐火性セラミック粒子に、少なくともP
t,Pd,Rhのうちいずれかの活性成分(触媒の活性
金属)の微粒子を付着させたものを用いる。ここで、P
t,Pd,Rh等の触媒活性金属は、γ−アルミナ担体
に対して1重量%以上存在することが望ましい。
【0025】上述の温度センサ15は、図2に示すよう
に、増幅器16を介して、判別回路17に接続されてお
り、又、この判別回路17には、エンジンの運転状態を
検出する運転状態検出手段18が接続されている。
【0026】この運転状態検出手段18は、エンジンの
運転状態として、吸入空気量、エンジン回転数、冷却水
温度、空燃比等を検出し、この検出信号を判別回路に出
力する。
【0027】判別回路17は、上述の運転状態検出手段
18の出力信号に基づいて触媒の劣化度合を判定する判
定値を設定する判定値設定手段及び前述の温度センサ1
5の出力信号と判定値設定手段との出力信号に基づいて
触媒の劣化を判別する劣化判別手段としての機能を有
し、例えば、マイクロコンピュータにより構成される。
【0028】さらに、この判別回路17には、警報灯1
9が接続されており、内部メモリに格納されているプロ
グラムに従って、触媒の劣化判別に必要な演算処理を行
い、触媒12が劣化していると判断したときは、警報信
号を出力して警報灯19を点灯させ、運転者に触媒12
の劣化を警告する。
【0029】次に、本装置の動作について説明する。
【0030】エンジンから排出された排気ガスは、排気
管9を通して触媒コンバータ10に導かれ、触媒12に
よる酸化、還元反応により有害ガスが低減され、その
後、再び排気管9を通して大気中に排出される。ここ
で、排気ガス中の未燃ガスの量は、排気ガスの温度とし
て温度センサ15により検出され、温度センサ15の出
力信号と運転状態検出手段18の出力信号は判別回路1
7に入力されて、この判別回路17において触媒の劣化
判定値が設定されて、触媒の劣化が判別されることにな
るが、これは図4に示すプログラムにより実行される。
図4は触媒の劣化判断を行うプログラムのフローチャー
トであり、本プログラムは所定時間毎に一度の割合で実
行される。
【0031】図4に示すように、ステップSからステ
ップSまではエンジンの運転状態を判別し、劣化判別
に適切な状態であるか否かを判別する。まず、ステップ
では、エンジンの始動後所定時間以上が経過したか
否かを判別する。この判別は、例えばエンジンのイグニ
ッションキースイッチがONとなってからの時間を判別
回路17におけるマイクロコンピュータのカウンターで
計測することにより行う。始動後所定時間以上が経過し
ているときにはステップSに進み、経過していないと
きは今回のルーチンを終了する。
【0032】ステップSでは、冷却水の温度Twが所
定の温度範囲にあるか否かを判別する。この温度範囲
は、例えば80℃<Tw<100℃であり、冷却水の温
度がこの温度範囲内であればエンジンは冷却時でなく、
かつ、オーバーヒート状態でもないことになる。冷却水
の温度Twが上記温度範囲内にあるときはステップS
に進み、上記温度範囲内にないときは今回のルーチンを
終了する。
【0033】ステップSでは、定常運転であるか否か
を判別する。この判別は、エンジンの回転数及び負荷等
の運転状態が所定範囲内にあるか否かで行う。定常運転
であればステップSに進み、定常運転になければ今回
のルーチンを終了する。
【0034】ステップSでは、定常運転が所定時間以
上続いたか否かを判別する。この判別は、例えば定常運
転状態に入ってからの時間を判別回路17におけるマイ
クロコンピュータのカウンターで計測することにより行
う。定常運転が所定時間以上継続している時はステップ
に進み、所定時間以上継続していなければ今回のル
ーチンを終了する。
【0035】ステップSでは、劣化判断を行う運転領
域にあるか否かを判別する。この運転領域は、判別回路
17におけるメモリに、例えば図5に示すようなテーブ
ルマップの形で記憶されており、この判別は、エンジン
の回転数及び負荷が図4に示す判別領域にあるか否かで
行う。判別領域にあれば、ステップSにおいて図4の
テーブルマップからその時の触媒の劣化判定値Tmpn
gをルップアップし、判別領域内になければ今回のルー
チンを終了する。
【0036】ここで、触媒の劣化と温度センサ15によ
り検出される排気ガス温度の関係を図6に基づいて説明
する。図6は、触媒の劣化度合と、排気ガス中の未燃成
分量と、温度センサ15の出力との関係を示す図であ
る。
【0037】触媒が劣化していない場合は、未燃成分は
触媒上で酸化還元反応により浄化されるので、触媒の下
流部14では未燃成分がほとんどなく、温度センサ15
の両電極32,32間に熱起電力は発生しない。一方、
触媒が劣化するにつれて触媒の下流部14での未燃成分
が増加し、温度センサ15の両電極32,32間に熱起
電力が発生するようになる。したがって、温度センサ1
5により触媒の下流部14における排気ガス中の未燃成
分の量を温度として測定することにより、触媒の劣化を
判別することができる。
【0038】そこで、本実施例では、運転条件に応じて
触媒の下流部14に設けられた温度センサ15に発生す
る熱起電力を予め実験により求め、これを劣化判定値T
mpngとして例えば図5に示すテーブルマップの形で
判別回路17におけるメモリに格納し、温度センサ15
により検出される触媒の下流部14における実際の排気
ガス温度Tcatを劣化判定値Tmpngと比較するこ
とで、触媒の劣化を容易に判別可能としている。
【0039】すなわち、ステップSにおいて、触媒の
下流部14における実際の排気ガス温度Tcatを劣化
判定値Tmpngと比較し、Tcat≦Tmpngのと
きは触媒12が劣化していないと判断してルーチンを終
了する。一方、Tcat>Tmpngのときは劣化して
いると判断して、ステップSにおいて警報灯19を点
灯して運転者に警告する。
【0040】これにより、運転者は触媒12の劣化を直
接的に知ることができ、その後に適切な処置、例えば、
整備工場で触媒コンバータ10の交換を直ちに行う等の
対策を採ることができる。その結果、触媒12の異常に
伴う悪影響を最小限とすることができ、運転性の向上、
公害防止に大きく寄与する。
【0041】次に、本発明に係る触媒の劣化検知装置の
他の実施例について説明する。図7は、本実施例に係る
装置の具体的構成を示す図であり、図示するように、前
述実施例と同様にしてエンジンの排気管9の途中に設置
された触媒コンバータ10を形成するケーシング11の
内部には触媒12が配置され、排気管9を通過してきた
排気ガスは、触媒コンバータ10の上流部13から触媒
12の領域を通過して下流部14に流れ、再び排気管9
を通って大気に排出されるようになっている。
【0042】ここで、触媒12としては、前述実施例と
同様に、三元触媒、リーンNOx触媒、NOx吸収(吸
蔵)型三元触媒等が適用できる。
【0043】また、触媒コンバータ10の上流部13と
下流部14には、それぞれ排気ガスの温度を検出する温
度センサ25,15が設けられている。これら温度セン
サ25,15としては、前述実施例同様の熱電素子30
を用いることができる。
【0044】上述の温度センサ25,15は、それぞれ
増幅器26,16に接続されており、さらに、これらの
増幅器26,16は判別回路17に接続されている。ま
た、この判別回路17には、前述実施例同様、エンジン
の運転状態、すなわち吸入空気量、エンジン回転数、冷
却水温度、空燃比等を検出する運転状態検出手段18が
接続されている。
【0045】さらに、この判別回路17には、警報灯1
9が接続されており、内部メモリに格納されているプロ
グラムに従って、触媒の劣化判別に必要な演算処理を行
い、触媒12が劣化していると判断したときには、警報
信号を出力して警報灯19を点灯させ、運転者に触媒1
2の劣化を警告する構成となっている。
【0046】本実施例では、上述の如く2つの温度セン
サ25,15を設けて、排気ガスの温度を2ケ所で測定
するようになっている。排気ガス中の未燃成分は、エン
ジン特性のばらつき等により差異を生じるため、触媒の
下流部14のみの測定では、劣化の判別にばらつきが生
じる可能性もある。そこで、本実施例の如く、触媒の上
流部13における未燃成分のばらつきの影響を排除する
観点から、上流部13と下流部14とにおける排気ガス
の温度を検出し、その検出値の差に応じて、触媒12の
劣化を判別することとする。
【0047】これによれば、触媒の劣化を検知する精度
が向上するというメリットがある。
【0048】以上述べた両実施例においては、少なくと
も触媒の下流部14における未燃成分の量を排気ガスの
温度として検出し、その検出温度とエンジンの運転状態
に基づいて設定される触媒の劣化判定値とにより、触媒
の劣化を判別するようになっているため、触媒の劣化を
直接的に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る触媒の劣化検知装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る触媒の劣化検知装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図3】 本発明に係る触媒の劣化検知装置の一部をな
す温度検出手段の一実施例を示す構成断面図である。
【図4】 本発明に係る触媒の劣化検知装置の動作を説
明するためのフローチャートを示す図である。
【図5】 触媒の劣化判断を行う際のエンジンの運転領
域をテーブルマップとして示した図である。
【図6】 触媒の劣化度合と、排気ガス中の未燃成分量
と、温度センサ出力との関係を示す図である。
【図7】 本発明に係る触媒の劣化検知装置の他の実施
例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
9 排気管 10 触媒コンバータ 11 ケーシング 12 触媒 13 上流部 14 下流部 15 温度センサ 16 増幅器 17 判別回路 18 運転状態検出手段 19 警報灯 25 温度センサ 26 増幅器 30 熱電素子 31 熱電半導体素子 32 電極 33 絶縁層 34 触媒層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから排出される排気ガスを浄化
    する触媒コンバータ内の触媒の劣化を検知する触媒の劣
    化検知装置であって、 前記触媒の領域を通過した排気ガスの温度を検出する温
    度検出手段と、エンジンの運転状態を検出する運転状態
    検出手段と、前記運転状態検出手段の出力信号に基づい
    て触媒の劣化度合を判定する判定値を設定する判定値設
    定手段と、前記温度検出手段の出力信号及び前記判定値
    設定手段の出力信号に基づいて触媒の劣化を判別する劣
    化判別手段とを有することを特徴とする触媒の劣化検知
    装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段として、電極間に生じ
    る温度差により熱起電力を発生する熱電素子を用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の触媒の劣化検知装置。
  3. 【請求項3】 前記熱電素子の一方の電極上に触媒の活
    性成分を設けることを特徴とする請求項2記載の触媒の
    劣化検知装置。
  4. 【請求項4】 前記触媒の活性成分は、Pt,Pd,R
    hのうちの少なくとも1成分を含むことを特徴とする請
    求項3記載の触媒の劣化検知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077857A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の運転モード制御装置

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