JPH11211126A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH11211126A
JPH11211126A JP10018776A JP1877698A JPH11211126A JP H11211126 A JPH11211126 A JP H11211126A JP 10018776 A JP10018776 A JP 10018776A JP 1877698 A JP1877698 A JP 1877698A JP H11211126 A JPH11211126 A JP H11211126A
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Japan
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air conditioner
antibacterial agent
fungicide
agent
concentration
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Nobue Yamamoto
信枝 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 空気調和機内を抗菌・防カビすることによっ
て微生物より発生する臭気を除去し、または、カビより
発症するアレルギーや感染症を防止する。 【解決手段】 温度、湿度を制御する空気調和機におい
て、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤などを前記空気調
和機内の結露が生じる機内部品の近傍に配設してなるも
のである。また、機内部品の表面に揮発性を有する抗菌
剤、防カビ剤などの薬剤を塗布することもできる。揮発
性を有する抗菌剤、防カビ剤は天然化合物を用いること
もできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として一般家庭
で使用される空気調和機に関して、空気調和機機内で繁
殖する細菌、カビ、酵母などの微生物の増殖を抑制、ま
たは、殺菌して微生物より発生する臭気を除去する空気
調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機における抗菌・防カビ
技術はオゾンや殺菌灯の設置、抗菌剤や防カビ剤等の薬
剤の塗布や設置が主である。しかしながら、オゾン殺菌
についてはオゾン発生装置が必要であり、また、オゾン
ガスが人体に対して有害なために無害化するシステムが
必要である。また、殺菌灯については、紫外線を発生す
る装置が必要であり、そして、紫外線ランプの寿命が課
題であり、紫外線の照射部分しか効果が得ることができ
ず、そしてまた、薬剤については、空気調和機の機内部
品に塗布する方法やフィルターに担持させる方法や空気
調和機内に薬剤を収納させる方法がある。
【0003】さらに、空気調和機において、薬剤を利用
して抗菌・防カビを行う発明としては、特開昭62−2
88427号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、空
気調和機内の機内部品の表面に塗布されており、塗料中
の抗菌剤あるいは防カビ剤などが微生物に接触して細胞
に作用し、生育障害を起すことによって抗菌・防カビ効
果を得ることができる。しかしながら、塗料中の抗菌剤
の浮き出しはわずかであるために効果が少なく、また、
接触している部分の効果しか得ることしかできないため
に大きな効果は期待できないという問題点がある。ま
た、抗菌剤の寿命の問題点もある。
【0005】したがって、本発明は、このような従来の
問題点を解消することにあり、空気調和機内を抗菌・防
カビすることによって微生物より発生する臭気を除去
し、または、カビより発症するアレルギーや感染症を防
止する空気調和機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
上記記載の目的をなし得るためになされたもので、請求
項1記載の発明は、温度、湿度を制御する空気調和機に
おいて、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤などを前記空
気調和機内の結露が生じやすい部品の近傍に配設したも
のである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、温度、湿度
を制御する空気調和機において、揮発性を有する抗菌
剤、防カビ剤などを空気調和機内の機内部品に塗布した
ものである。
【0008】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
または請求項2記載の発明において、揮発性を有する抗
菌剤、防カビ剤が水分によって開環する包接化合物で包
接したものである。
【0009】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項3記載の発明において、揮発性を有する抗菌剤、防カ
ビ剤などを吸脱着を行う吸着剤で一体構成されたもので
ある。
【0010】さらに、請求項5記載の発明は、請求項4
記載の発明において空気調和機内の湿度が80〜90%
で吸脱着を行う吸着剤で構成されたものである。
【0011】さらにまた、請求項6記載の発明は、請求
項1または請求項2記載の発明において、揮発性を有す
る抗菌剤、防カビ剤を単一成分あるいは2成分以上から
なる天然化合物であるものである。
【0012】本発明の空気調和機は上記構成にて、請求
項1記載の発明は、温度、湿度を制御する空気調和機に
おいて、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤などを前記空
気調和機内に設置することにより空気調和機内に均一に
薬剤を気体として除放することが可能となり、空気調和
機内の微生物による臭気の発生を抑制し、微生物による
アレルギーや感染症を防止する。
【0013】また、請求項2記載の発明は、空気調和機
内の機内部品の表面に、揮発性を有する抗菌剤、防カビ
剤などを塗布することによって、空気調和機内空気の微
生物の増殖を抑制することができるとともに機内部品の
接触面および機内部品表面の微生物の増殖を抑制するこ
とができる。
【0014】そして、請求項3記載の発明は、揮発性の
有する抗菌剤や防カビ剤を水分によって開環する包接化
合物で包接することにより、請求項2記載の作用に加え
て均一な除放をすることが可能となり、安定した微生物
の増殖抑制効果を得ることができる。
【0015】そしてまた、請求項4記載の発明は、揮発
性を有する抗菌剤や防カビ剤などを包接した包接化合物
を吸脱着性を有する吸着剤で一体構成することにより、
請求項3記載の発明の作用に加え、揮発性を有する抗菌
剤や防カビ剤の雰囲気濃度を一定に抑制し、長期間安定
した微生物の抑制効果をえることができる。
【0016】さらに、請求項5記載の発明は、請求項4
記載の発明の作用に加えて、空気調和機運転停止後に結
露を生じ、微生物の増殖を促進する湿度、80〜90%
で抗菌剤や防カビ剤を揮発させることができ、効果的に
微生物の抑制効果をえることができる。
【0017】さらにまた、請求項6記載の発明は、請求
項1または、請求項2記載の発明の作用に加えて、天然
物より抽出した単一化合物または、複合化合物であるの
で安全性に優れている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空気調和機の実施
の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の空気調和機の実施の形鰻
を示す室内機の要部断面図である。
【0020】図1において、1は室内機の本体であり、
内部にファン3、熱交換器4が配設されている。2は室
内空気吐出口、5は室内空気吸気口である。また、抗菌
塗膜6は、熱交換機4に抗菌剤を塗布したものである。
【0021】図2は、前記空気調和機の抗菌塗布膜6の
断面図であり、図3は、抗菌塗膜6の概念図である。
【0022】以上のように構成された空気調和機におい
て、空気調和機運転停止後、熱交換器4等の機内部品に
結露が生じ、機内湿度が上昇する。湿度が80〜90%
に達すると吸着剤8が水分を吸着し、包接化合物10が
開環し、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤9が蒸発す
る。機内の揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤濃度が高い
時は吸着剤に吸収され、低い時は吸着された抗菌剤が脱
着されるので雰囲気濃度を一定にすることができ、長期
間安定した濃度が保持される。
【0023】吸着剤としては、リン酸カルシウム、シリ
カゲル、アルミナ、包接化合物としては、サイクロデキ
ストリンが適しており、また、揮発性を有する抗菌剤や
防カビ剤としてはイソチオシアン酸アリル、イソチモー
ルなどの天然化合物が適している。イソチオシアン酸ア
リルを抗菌剤として使用すれば、0.03mg/1以上
空気調和機内濃度を保持できれば抗菌、防カビ効果が得
ることができ、人体に対して安全である。
【0024】上記の場合、抗菌剤は細菌に対し、防カビ
剤は真菌に対するものであるが、大部分は相方に対して
効果を発揮する。また、イソチオシアン酸アリルはわさ
びやからしから抽出され、イソチモール(別名カルバク
ロール)はしそ科の精油から抽出される天然化合物であ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明の空気調和機のは上記のような構
成であるから、請求項1記載の発明は揮発性を有する抗
菌剤、防カビ剤などを配設することによって均一に薬剤
を気体として効果的に除放することができ、空気調和機
内の微生物による臭気の発生を抑制し、微生物によるア
レルギーや感染症を防止することができる。
【0026】また、請求項2記載の発明は、空気調和機
内の機内部品の表面に、揮発性を有する抗菌剤、防カビ
剤などを塗布することによって、空気調和機内空気の微
生物の増殖を抑制することができるとともに機内部品の
接触面および機内部品表面の微生物の増殖を抑制するこ
とができる。
【0027】そして、請求項3記載の発明は、揮発性の
有する抗菌剤や防カビ剤を水分によって開環する包接化
合物で包接することにより、請求項1または請求項2記
載の作用に加えて均一な除放をすることが可能となり、
安定した微生物の増殖抑制効果を得ることができる。
【0028】そしてまた、請求項4記載の発明は、揮発
性を有する抗菌剤や防カビ剤などを包接した包接化合物
を吸脱着性を有する吸着剤で一体構成することにより、
請求項3記載の発明の作用に加え、揮発性を有する折菌
剤や防カビ剤の雰囲気濃度を一定に抑制し、長期間安定
した微生物の抑制効果をえることができる。
【0029】さらに、請求項5記載の発明は、請求項4
記載の発明の作用に加えて、空気調和機運転停止後に結
露を生じ、微生物の増殖を促進する湿度、80〜90%
で抗菌剤や防カビ剤を揮発させることができ、効果的に
微生物の抑制効果をえることができる。
【0030】さらにまた、請求項6記載の発明は、請求
項1または、請求項2記載の発明の作用に加えて、天然
物より抽出した単一化合物または、複合化合物であるの
で安全性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の実施の形態を示す室内機
の要部断面図である。
【図2】本発明の空気調和機の実施の形態を示す抗菌塗
膜の断面図である。
【図3】図2の抗菌塗膜の概念図である。 符号の説明 1 室内機 2 室内空気吐出口 3 ファン 4 熱交換器 5 室内空気吸気口 6 抗菌塗膜 8 吸着剤 9 抗菌剤 10 包接化合物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度、湿度を制御する空気調和機におい
    て、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤などを前記空気調
    和機内の結露が生じる機内部品の近傍に配設したことを
    特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 温度、湿度を制御する空気調和機におい
    て、機内部品の表面に揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤
    などの薬剤を塗布したことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2記載の空気
    調和機おいて、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤が水分
    によって開環する包接化合物で包接したことを特徴とす
    る空気調和機。
  4. 【請求項4】 上記請求項3記載の空気調和機におい
    て、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤を包接する化合物
    を吸脱着性を有する吸着剤で一体構成されたことを特徴
    とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 上記請求項4記載の空気調和機におい
    て、空気調和機内の湿度が80%〜90%で吸脱着を行
    う吸着剤で構成されたことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2記載の空気調和
    機において、揮発性を有する抗菌剤、防カビ剤を天然化
    合物としたことを特徴とする空気調和機。
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