JPH11210993A - 低温液化ガス貯蔵設備 - Google Patents
低温液化ガス貯蔵設備Info
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- JPH11210993A JPH11210993A JP2502598A JP2502598A JPH11210993A JP H11210993 A JPH11210993 A JP H11210993A JP 2502598 A JP2502598 A JP 2502598A JP 2502598 A JP2502598 A JP 2502598A JP H11210993 A JPH11210993 A JP H11210993A
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- JP
- Japan
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- pressure
- compressor
- gas
- cold heat
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 払出液の冷熱が利用できない場合でも蒸発ガ
スの全量を処理することができ、再液化のために専用の
低圧圧縮機も必要としない低温液化ガス貯蔵設備を提供
すること。 【解決手段】 蒸発ガスを消費先には高圧に加圧して供
給し、一部を低圧に加圧して払出液の冷熱を利用して再
液化する低温液化ガス貯蔵設備１０で、複数の高圧圧縮
機15-1〜15-3の加え、もう１台を低高圧兼用圧縮機１８
で構成して再液化装置１７に低加圧の蒸発ガスを供給可
能とする。そして、払出液の冷熱を利用できる場合に
は、低圧圧縮機として運転して再液化装置１７に低圧で
供給する一方、利用できる冷熱がなく蒸発ガスを再液化
できない場合には高圧圧縮機として運転して蒸発ガスの
全量を処理できるようにしている。これにより、専用の
低圧圧縮機を設置すること無く、蒸発ガスの全量を処理
できるようになる。
スの全量を処理することができ、再液化のために専用の
低圧圧縮機も必要としない低温液化ガス貯蔵設備を提供
すること。 【解決手段】 蒸発ガスを消費先には高圧に加圧して供
給し、一部を低圧に加圧して払出液の冷熱を利用して再
液化する低温液化ガス貯蔵設備１０で、複数の高圧圧縮
機15-1〜15-3の加え、もう１台を低高圧兼用圧縮機１８
で構成して再液化装置１７に低加圧の蒸発ガスを供給可
能とする。そして、払出液の冷熱を利用できる場合に
は、低圧圧縮機として運転して再液化装置１７に低圧で
供給する一方、利用できる冷熱がなく蒸発ガスを再液化
できない場合には高圧圧縮機として運転して蒸発ガスの
全量を処理できるようにしている。これにより、専用の
低圧圧縮機を設置すること無く、蒸発ガスの全量を処理
できるようになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、低温液化ガス貯
蔵設備に関し、消費先へは蒸発ガスの再液化圧力より高
圧で供給し、低圧の蒸発ガスを払出液の冷熱を利用して
再液化する設備において、払出液の冷熱が利用できない
場合にも蒸発ガスの処理ができるようにしたものであ
る。
蔵設備に関し、消費先へは蒸発ガスの再液化圧力より高
圧で供給し、低圧の蒸発ガスを払出液の冷熱を利用して
再液化する設備において、払出液の冷熱が利用できない
場合にも蒸発ガスの処理ができるようにしたものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】火力発電プラントなどの燃料として用い
られる液化天然ガス（ＬＮＧ）は、例えば図２に示すよ
うに、二重殻構造などの低温貯槽１を備えた低温液化ガ
ス貯蔵設備で貯蔵され、発電の必要量に応じて低温液Ｌ
をポンプ２で払い出して気化器３でガスにして高圧で供
給する一方、貯蔵に伴う蒸発ガス（ＢＯＧ）も高圧圧縮
機４で加圧して消費先である発電プラントに供給して燃
料として使用される。
られる液化天然ガス（ＬＮＧ）は、例えば図２に示すよ
うに、二重殻構造などの低温貯槽１を備えた低温液化ガ
ス貯蔵設備で貯蔵され、発電の必要量に応じて低温液Ｌ
をポンプ２で払い出して気化器３でガスにして高圧で供
給する一方、貯蔵に伴う蒸発ガス（ＢＯＧ）も高圧圧縮
機４で加圧して消費先である発電プラントに供給して燃
料として使用される。
【０００３】また、発電プラント側で使用する天然ガス
の圧力が高いこともあり、低温貯槽１で発生する蒸発ガ
ス（ＢＯＧ）の一部は、払い出される低温液Ｌの冷熱を
利用して再液化することが行われ、専用の低圧圧縮機５
で蒸発ガス（ＢＯＧ）を加圧し、再液化装置６で液化し
て低温貯槽１に戻すようにしたり、気化器３に送るよう
にしてガスのまま高圧に圧縮して消費先に供給するのに
比べ、動力の削減を図るようにしている。
の圧力が高いこともあり、低温貯槽１で発生する蒸発ガ
ス（ＢＯＧ）の一部は、払い出される低温液Ｌの冷熱を
利用して再液化することが行われ、専用の低圧圧縮機５
で蒸発ガス（ＢＯＧ）を加圧し、再液化装置６で液化し
て低温貯槽１に戻すようにしたり、気化器３に送るよう
にしてガスのまま高圧に圧縮して消費先に供給するのに
比べ、動力の削減を図るようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
低温液化ガス貯蔵設備で、発電の必要量が少なくなって
低温液Ｌの払出しが少なくなると、蒸発ガス（ＢＯＧ）
の再液化ができなくなり、蒸発ガス（ＢＯＧ）の処理能
力が低下してしまう。
低温液化ガス貯蔵設備で、発電の必要量が少なくなって
低温液Ｌの払出しが少なくなると、蒸発ガス（ＢＯＧ）
の再液化ができなくなり、蒸発ガス（ＢＯＧ）の処理能
力が低下してしまう。
【０００５】このため低温液Ｌの冷熱が利用できない場
合には、高圧にして消費先に直接供給できるようにして
おく必要があり、通常の高圧圧縮機４とは別に高圧圧縮
機７を設置しておかなければならず、従来の低温液化ガ
ス貯蔵設備では、払出液Ｌの冷熱を利用した再液化装置
６に蒸発ガス（ＢＯＧ）を供給する専用の低圧圧縮機５
と、再液化できない場合に蒸発ガス（ＢＯＧ）の全量を
高圧にして消費先に供給するための通常の３段圧縮機で
構成された３台の高圧圧縮機４とは別に３段圧縮機で構
成した１台の高圧圧縮機７を必要とするという問題があ
る。
合には、高圧にして消費先に直接供給できるようにして
おく必要があり、通常の高圧圧縮機４とは別に高圧圧縮
機７を設置しておかなければならず、従来の低温液化ガ
ス貯蔵設備では、払出液Ｌの冷熱を利用した再液化装置
６に蒸発ガス（ＢＯＧ）を供給する専用の低圧圧縮機５
と、再液化できない場合に蒸発ガス（ＢＯＧ）の全量を
高圧にして消費先に供給するための通常の３段圧縮機で
構成された３台の高圧圧縮機４とは別に３段圧縮機で構
成した１台の高圧圧縮機７を必要とするという問題があ
る。
【０００６】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、払出液の冷熱が利用できない場合で
も蒸発ガスの全量を処理することができ、再液化のため
に専用の低圧圧縮機も必要としない低温液化ガス貯蔵設
備を提供しようとするものである。
てなされたもので、払出液の冷熱が利用できない場合で
も蒸発ガスの全量を処理することができ、再液化のため
に専用の低圧圧縮機も必要としない低温液化ガス貯蔵設
備を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の請求項１記載の低温液化
ガス貯蔵設備は、貯蔵液からの蒸発ガスを高加圧して消
費先に供給する高圧ガス供給設備を備えるとともに、蒸
発ガスを低加圧して払い出される貯蔵液の冷熱で再液化
する再液化装置を備えた低温液化ガス貯蔵設備におい
て、前記高圧ガス供給設備を構成する複数の高圧圧縮機
のうちの１台を低高圧兼用圧縮機で構成して前記再液化
装置に低加圧の蒸発ガスを供給可能にしたことを特徴と
するものである。
題を解決するため、この発明の請求項１記載の低温液化
ガス貯蔵設備は、貯蔵液からの蒸発ガスを高加圧して消
費先に供給する高圧ガス供給設備を備えるとともに、蒸
発ガスを低加圧して払い出される貯蔵液の冷熱で再液化
する再液化装置を備えた低温液化ガス貯蔵設備におい
て、前記高圧ガス供給設備を構成する複数の高圧圧縮機
のうちの１台を低高圧兼用圧縮機で構成して前記再液化
装置に低加圧の蒸発ガスを供給可能にしたことを特徴と
するものである。
【０００８】この低温液化ガス貯蔵設備によれば、蒸発
ガスを消費先には高圧に加圧して供給し、一部を低圧に
加圧して払出液の冷熱を利用して再液化する低温液化ガ
ス貯蔵設備において、複数の高圧圧縮機のうちの１台を
低高圧兼用圧縮機で構成して再液化装置に低加圧の蒸発
ガスを供給できるようにしており、払出液の冷熱を利用
できる場合には、低圧圧縮機として運転して再液化装置
に低圧で供給する一方、利用できる冷熱がなく蒸発ガス
を再液化できない場合には高圧圧縮機として運転して全
量を処理できるようにしている。
ガスを消費先には高圧に加圧して供給し、一部を低圧に
加圧して払出液の冷熱を利用して再液化する低温液化ガ
ス貯蔵設備において、複数の高圧圧縮機のうちの１台を
低高圧兼用圧縮機で構成して再液化装置に低加圧の蒸発
ガスを供給できるようにしており、払出液の冷熱を利用
できる場合には、低圧圧縮機として運転して再液化装置
に低圧で供給する一方、利用できる冷熱がなく蒸発ガス
を再液化できない場合には高圧圧縮機として運転して全
量を処理できるようにしている。
【０００９】これにより、専用の低圧圧縮機を設置する
こと無く、蒸発ガスの全量を処理できるようになる。
こと無く、蒸発ガスの全量を処理できるようになる。
【００１０】また、この発明の請求項２記載の低温液化
ガス貯蔵設備は、請求項１記載の構成に加え、前記低高
圧兼用圧縮機を、多段圧縮機で構成するとともに、その
中間段に前記再液化装置に低加圧ガスを供給する抽気管
路を設けて構成したことを特徴とするものである。
ガス貯蔵設備は、請求項１記載の構成に加え、前記低高
圧兼用圧縮機を、多段圧縮機で構成するとともに、その
中間段に前記再液化装置に低加圧ガスを供給する抽気管
路を設けて構成したことを特徴とするものである。
【００１１】この低温液化ガス貯蔵設備によれば、高低
圧兼用圧縮機を多段圧縮機で構成して中間段に抽気管路
を設けて低加圧ガスを抽気するようにしており、高圧段
の圧縮機内を通過させること無く低加圧ガスを抽気する
ようにして高圧段の圧縮機を低温材で作る必要を無く
し、低高圧兼用圧縮機の製作コストの低減を図るように
している。
圧兼用圧縮機を多段圧縮機で構成して中間段に抽気管路
を設けて低加圧ガスを抽気するようにしており、高圧段
の圧縮機内を通過させること無く低加圧ガスを抽気する
ようにして高圧段の圧縮機を低温材で作る必要を無く
し、低高圧兼用圧縮機の製作コストの低減を図るように
している。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の低温液化ガス貯
蔵設備の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明
する。
蔵設備の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明
する。
【００１３】図１はこの発明の低温液化ガス貯蔵設備の
高圧圧縮機が３段圧縮の場合の一実施の形態にかかる概
略構成図である。
高圧圧縮機が３段圧縮の場合の一実施の形態にかかる概
略構成図である。
【００１４】この低温液化ガス貯蔵設備１０では、二重
殻構造などの低温貯槽１１を備え、貯蔵された低温液Ｌ
が発電など消費先の必要量に応じてポンプ１２で払い出
され、海水などの熱を利用する気化器１３でガス化して
高圧で消費先に供給する高圧ガス供給設備１４を備える
一方、低温貯槽１１への入熱に伴う低温液Ｌの蒸発ガス
（ＢＯＧ）を３段圧縮機で構成した４台の高圧圧縮機１
５-1〜１５-4で加圧して消費先である発電プラントなど
に燃料として供給する蒸発ガスの高圧処理設備１６を備
えている。
殻構造などの低温貯槽１１を備え、貯蔵された低温液Ｌ
が発電など消費先の必要量に応じてポンプ１２で払い出
され、海水などの熱を利用する気化器１３でガス化して
高圧で消費先に供給する高圧ガス供給設備１４を備える
一方、低温貯槽１１への入熱に伴う低温液Ｌの蒸発ガス
（ＢＯＧ）を３段圧縮機で構成した４台の高圧圧縮機１
５-1〜１５-4で加圧して消費先である発電プラントなど
に燃料として供給する蒸発ガスの高圧処理設備１６を備
えている。
【００１５】また、消費先である発電プラント側で使用
する燃料ガスの圧力が高いことから、低温貯槽１１で発
生する蒸発ガス（ＢＯＧ）の一部は、低温貯槽１１から
払い出される低温液Ｌの冷熱を利用して再液化するよう
になっており、低温液Ｌが再液化装置１７を介して気化
器１３に送られるようになっている。
する燃料ガスの圧力が高いことから、低温貯槽１１で発
生する蒸発ガス（ＢＯＧ）の一部は、低温貯槽１１から
払い出される低温液Ｌの冷熱を利用して再液化するよう
になっており、低温液Ｌが再液化装置１７を介して気化
器１３に送られるようになっている。
【００１６】そして、この再液化装置１７には、蒸発ガ
ス（ＢＯＧ）を消費先に高圧に加圧して供給するための
４台の高圧圧縮機１５-1〜１５-4の内の１台の高圧圧縮
機１５-4が低高圧兼用圧縮機１８とされ、その中間段で
ある第２段圧縮機１８ｂの出側に抽気管路１９が接続さ
れ、バルブ２０を介して低圧の蒸発ガス（ＢＯＧ）を再
液化装置１７に供給するようにしてある。また、この低
高圧兼用の３段高圧圧縮機１８の第３段圧縮機１８ｃの
出側にもバルブ２１が設けられ、バルブ２０を開き、バ
ルブ２１を閉じることで、低高圧兼用圧縮機１８を低圧
圧縮機として運転する場合に蒸発ガス（ＢＯＧ）を第１
段圧縮機１８ａおよび第２段圧縮機１８ｂを通過させ、
第３段圧縮機１８ｃを通過させないようにする。
ス（ＢＯＧ）を消費先に高圧に加圧して供給するための
４台の高圧圧縮機１５-1〜１５-4の内の１台の高圧圧縮
機１５-4が低高圧兼用圧縮機１８とされ、その中間段で
ある第２段圧縮機１８ｂの出側に抽気管路１９が接続さ
れ、バルブ２０を介して低圧の蒸発ガス（ＢＯＧ）を再
液化装置１７に供給するようにしてある。また、この低
高圧兼用の３段高圧圧縮機１８の第３段圧縮機１８ｃの
出側にもバルブ２１が設けられ、バルブ２０を開き、バ
ルブ２１を閉じることで、低高圧兼用圧縮機１８を低圧
圧縮機として運転する場合に蒸発ガス（ＢＯＧ）を第１
段圧縮機１８ａおよび第２段圧縮機１８ｂを通過させ、
第３段圧縮機１８ｃを通過させないようにする。
【００１７】このように構成した低温液化ガス貯蔵設備
１０では、低温貯槽１１から低温液Ｌの払い出しが行わ
れ、再液化装置１７で冷熱を利用できる場合には、低高
圧兼用圧縮機１８が低圧圧縮機として運転され、抽気管
路１９のバルブ２０が開かれる一方、第３段圧縮機１８
ｃの出側のバルブ２１が閉じられ、蒸発ガス（ＢＯＧ）
の一部は、第２段圧縮機１８ｂの出側から抽気管路１９
を介して低加圧された蒸発ガスが再液化装置１７に送ら
れ、低温液Ｌの冷熱で再液化された後、払い出し系に戻
される。そして、残りの蒸発ガス（ＢＯＧ）は３台の高
圧圧縮機１５-1〜１５-3で高圧まで加圧されて消費先に
供給することで、再液化される蒸発ガスと合わせて全て
の蒸発ガスが処理される。
１０では、低温貯槽１１から低温液Ｌの払い出しが行わ
れ、再液化装置１７で冷熱を利用できる場合には、低高
圧兼用圧縮機１８が低圧圧縮機として運転され、抽気管
路１９のバルブ２０が開かれる一方、第３段圧縮機１８
ｃの出側のバルブ２１が閉じられ、蒸発ガス（ＢＯＧ）
の一部は、第２段圧縮機１８ｂの出側から抽気管路１９
を介して低加圧された蒸発ガスが再液化装置１７に送ら
れ、低温液Ｌの冷熱で再液化された後、払い出し系に戻
される。そして、残りの蒸発ガス（ＢＯＧ）は３台の高
圧圧縮機１５-1〜１５-3で高圧まで加圧されて消費先に
供給することで、再液化される蒸発ガスと合わせて全て
の蒸発ガスが処理される。
【００１８】一方、低温貯槽１１から低温液Ｌの払い出
しが行われず、再液化装置１７で冷熱が利用できない場
合には、低高圧兼用圧縮機１８が高圧圧縮機として運転
され、抽気管路１９のバルブ２０が閉じられる一方、第
３段圧縮機１８ｃの出側のバルブ２１が開かれ、通常の
３台の高圧圧縮機１５-1〜１５-3と合わせて４台の高圧
圧縮機１５-1〜１５-3，１８（１５-4）で蒸発ガスを高
圧まで加圧して消費先に供給することで、全ての蒸発ガ
スを処理することができる。
しが行われず、再液化装置１７で冷熱が利用できない場
合には、低高圧兼用圧縮機１８が高圧圧縮機として運転
され、抽気管路１９のバルブ２０が閉じられる一方、第
３段圧縮機１８ｃの出側のバルブ２１が開かれ、通常の
３台の高圧圧縮機１５-1〜１５-3と合わせて４台の高圧
圧縮機１５-1〜１５-3，１８（１５-4）で蒸発ガスを高
圧まで加圧して消費先に供給することで、全ての蒸発ガ
スを処理することができる。
【００１９】なお、この低高圧兼用圧縮機１８としてレ
シプロ型の圧縮機を用いることで、中間段から圧縮ガス
を抽気管路１９を介して抜き取る場合、低温ＢＯＧ圧縮
機の高圧段の設計温度を常温以上にできるため、圧縮機
の製作費を高圧専用機とする場合とほぼ同等製作費にす
ることができ、低圧専用機が不要の分だけコスト低減を
図ることができる。
シプロ型の圧縮機を用いることで、中間段から圧縮ガス
を抽気管路１９を介して抜き取る場合、低温ＢＯＧ圧縮
機の高圧段の設計温度を常温以上にできるため、圧縮機
の製作費を高圧専用機とする場合とほぼ同等製作費にす
ることができ、低圧専用機が不要の分だけコスト低減を
図ることができる。
【００２０】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の低温液化ガス貯蔵設備によれ
ば、蒸発ガスを消費先には高圧に加圧して供給し、一部
を低圧に加圧して払出液の冷熱を利用して再液化する低
温液化ガス貯蔵設備において、複数の高圧圧縮機のうち
の１台を低高圧兼用圧縮機で構成して再液化装置に低加
圧の蒸発ガスを供給できるようにしたので、払出液の冷
熱を利用できる場合には、低圧圧縮機として運転して再
液化装置に低圧で供給することができる一方、利用でき
る冷熱がなく蒸発ガスを再液化できない場合には高圧圧
縮機として運転して全量を処理することができる。
明したようにこの発明の低温液化ガス貯蔵設備によれ
ば、蒸発ガスを消費先には高圧に加圧して供給し、一部
を低圧に加圧して払出液の冷熱を利用して再液化する低
温液化ガス貯蔵設備において、複数の高圧圧縮機のうち
の１台を低高圧兼用圧縮機で構成して再液化装置に低加
圧の蒸発ガスを供給できるようにしたので、払出液の冷
熱を利用できる場合には、低圧圧縮機として運転して再
液化装置に低圧で供給することができる一方、利用でき
る冷熱がなく蒸発ガスを再液化できない場合には高圧圧
縮機として運転して全量を処理することができる。
【００２１】これにより、専用の低圧圧縮機を設置する
こと無く、蒸発ガスの全量を処理することができる。
こと無く、蒸発ガスの全量を処理することができる。
【００２２】また、この発明の請求項２記載の低温液化
ガス貯蔵設備によれば、高低圧兼用圧縮機を多段圧縮機
で構成して中間段に抽気管路を設けて低加圧ガスを抽気
するようにしたので、高圧段の圧縮機内を通過させるこ
と無く低加圧ガスを抽気するようにして高圧段の圧縮機
を低温材で作る必要を無くし、低高圧兼用圧縮機の製作
コストの低減を図ることができる。
ガス貯蔵設備によれば、高低圧兼用圧縮機を多段圧縮機
で構成して中間段に抽気管路を設けて低加圧ガスを抽気
するようにしたので、高圧段の圧縮機内を通過させるこ
と無く低加圧ガスを抽気するようにして高圧段の圧縮機
を低温材で作る必要を無くし、低高圧兼用圧縮機の製作
コストの低減を図ることができる。
【図１】この発明の低温液化ガス貯蔵設備の一実施の形
態にかかる概略構成図である。
態にかかる概略構成図である。
【図２】従来の低温液化ガス貯蔵設備にかかる概略構成
図である。
図である。
１０ 低温液化ガス貯蔵設備 １１ 低温貯槽 １２ ポンプ １３ 気化器 １４ 高圧ガス供給設備 １５-1〜１５-4 高圧圧縮機 １６ 高圧処理設備 １７ 再液化装置 １８ 低高圧兼用圧縮機 １９ 抽気管路 ２０ バルブ ２１ バルブ
Claims (2)
- 【請求項１】貯蔵液からの蒸発ガスを高加圧して消費先
に供給する高圧ガス供給設備を備えるとともに、蒸発ガ
スを低加圧して払い出される貯蔵液の冷熱で再液化する
再液化装置を備えた低温液化ガス貯蔵設備において、前
記高圧ガス供給設備を構成する複数の高圧圧縮機のうち
の１台を低高圧兼用圧縮機で構成して前記再液化装置に
低加圧の蒸発ガスを供給可能にしたことを特徴とする低
温液化ガス貯蔵設備。 - 【請求項２】前記低高圧兼用圧縮機を、多段圧縮機で構
成するとともに、その中間段に前記再液化装置に低加圧
ガスを供給する抽気管路を設けて構成したことを特徴と
する請求項１記載の低温液化ガス貯蔵設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2502598A JPH11210993A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 低温液化ガス貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2502598A JPH11210993A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 低温液化ガス貯蔵設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210993A true JPH11210993A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=12154384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2502598A Pending JPH11210993A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 低温液化ガス貯蔵設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210993A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002095285A1 (fr) * | 1999-11-05 | 2002-11-28 | Osaka Gas Co., Ltd. | Dispositif et procede permettant de regler la pression dans les citernes de charge d'un transporteur de gaz naturel liquefie |
| JP2008286211A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Ihi Corp | Ｂｏｇ圧縮設備及びその運転方法 |
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| JP2015158263A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 三井造船株式会社 | ボイルオフガス回収システム |
| US10364013B2 (en) | 2015-06-02 | 2019-07-30 | Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co., Ltd. | Ship |
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| US10858077B2 (en) | 2015-11-12 | 2020-12-08 | Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co., Ltd. | Vessel |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP2502598A patent/JPH11210993A/ja active Pending
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