JPH11210703A - 加工機における油圧回路制御方法およびその装置 - Google Patents
加工機における油圧回路制御方法およびその装置Info
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- JPH11210703A JPH11210703A JP899998A JP899998A JPH11210703A JP H11210703 A JPH11210703 A JP H11210703A JP 899998 A JP899998 A JP 899998A JP 899998 A JP899998 A JP 899998A JP H11210703 A JPH11210703 A JP H11210703A
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Abstract
転を可能にすると共に作動油の温度上昇を防止して加工
精度の向上を図ることのできる加工機における油圧回路
制御方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 タンク9から作動油を汲み上げてアクチ
ュエータ13に供給する油圧ポンプ7をポンプモータ5
により駆動する際に、省エネ装置19を介してポンプモ
ータ5に電力を供給することにより、省エネを図る。こ
の省エネ装置19は、加工のためにアクチュエータ13
で要求される作動油の量からポンプモータ5の回転数を
決めて、この回転数を得るための周波数を供給する様に
制御すると共に、周波数と電圧が比例するように制御し
て、ポンプモータ5の回転数が減少すると電圧が低下す
ることにより省エネを図る。
Description
した加工機におけるの油圧ポンプ駆動用ポンプモータの
省エネ化を図る加工機における油圧回路制御方法および
その装置に関するものである。
式のベンダー等の加工機においては、CNC制御装置1
01の制御により、商用三相交流103を用いてポンプ
モータ105を回転させて油圧ポンプ107を作動させ
作動油をタンク109から汲み上げてアクチュエータ1
11に圧入および回収することによりテーブル制御を行
なっている。
タ105は最大加工速度時の性能が出るように常に回転
されており、アクチュエータ111に作動油を供給する
必要がないアイドル時でも一定の回転数で作動してい
る。
な従来の技術にあっては、アイドル時においてもポンプ
モータ105が同じ回転数で作動しているため作動油は
無駄に流れており、不要になった作動油はタンク109
に戻される。このため、ポンプモータ105に費やされ
る電力は無駄でありエネルギーの浪費になるという問題
がある。
上昇し、フレームの熱変形等により加工精度が低下した
り、作動油の無駄な循環により振動や騒音が発生すると
いう問題がある。
術に着目してなされたものであり、無駄なエネルギーを
費やすことなく省エネ運転を可能にし、作動油の温度上
昇を防止して加工精度の向上を図ると共に、振動や騒音
の防止を図ることのできる加工機における油圧回路制御
方法およびその装置を提供することにある。
めに、請求項1による発明の加工機における油圧回路制
御方法は、ポンプモータにより油圧ポンプを駆動してタ
ンクから作動油を汲み上げアクチュエータを作動させる
加工機における油圧回路制御方法において、前記ポンプ
モータに供給される電圧を周波数に比例するように制御
し、この周波数を前記アクチュエータを作動させるのに
必要な油量に対応するポンプモータの回転数から決定し
て、ポンプモータの回転数を低下させるときには電圧も
低下させることにより消費電力を低下させること、を特
徴とするものである。
クチュエータに供給する油圧ポンプをポンプモータによ
り駆動する際に、省エネ装置を介してポンプモータに電
力を供給することにより、加工を行なうためにアクチュ
エータにおいて必要とされる作動油の量からポンプモー
タの回転数を決めて、この回転数を得るための周波数を
供給する。省エネ装置では、周波数と電圧が比例するよ
うに制御するので、アクチュエータに必要な油量が減少
するとポンプモータの回転数を減少させるために周波数
を減少させ、これに比例して電圧を低下させる。
回路制御装置は、ポンプモータにより油圧ポンプを駆動
してタンクから作動油を汲み上げアクチュエータを作動
させる加工機における油圧回路制御装置であって、前記
ポンプモータを駆動させるための電源と前記ポンプモー
タとの間に省エネ装置を設けてなること、を特徴とする
ものである。
クチュエータに供給する油圧ポンプをポンプモータによ
り駆動する際に、省エネ装置を介してポンプモータに電
力を供給することにより、省エネを図る。
回路制御装置は、請求項2記載の加工機における油圧回
路制御装置において、前記省エネ装置が、前記電源から
前記ポンプモータに供給される周波数と電圧を比例すべ
く制御する周波数・電圧調整部と、前記アクチュエータ
を作動させるのに必要な油量を求めると共にこの油量に
対応する前記ポンプモータの回転数から前記周波数を決
定して前記周波数・電圧調整部に指令する省エネ制御部
と、を備えてなることを特徴とするものである。
チュエータで必要とされる作動油の量からポンプモータ
の回転数を決めて、この回転数を得るための周波数を供
給する様に制御すると共に、周波数と電圧が比例するよ
うに制御するので、アクチュエータに必要な油量が減少
するとポンプモータの回転数を減少させるために周波数
を減少させ、これに比例して電圧を低下させる。
面に基づいて詳細に説明する。
ーキ等のベンダーにおいて図示省略のテーブルを昇降さ
せる油圧回路制御装置1が示されている。ここで、ベン
ダーについてはすでに良く知られているので詳細な説明
は省略するが、商用三相交流電源3により電力を供給さ
れるポンプモータ5が油圧ポンプ7を作動させ、タンク
9から作動油を汲み上げて配管11を介してアクチュエ
ータ13に供給することにより、図示省略のテーブルを
昇降させてベンディング加工を行なうものである。
電磁開閉器17を介して省エネ装置19に接続されてお
り、この電磁開閉器17はNC装置21からの制御信号
23により制御されている。
器25とインバータである周波数・電圧調整部27に選
択的に入力され、電磁接触器25、29により周波数・
電圧調整部27の出力と、商用三相交流の使い分けを行
なってポンプモータ5に電力を供給する。
1、周波数・電圧調整部27、電磁接触器25、29に
より構成されている。
れており、NC装置21から指令信号33を受ける。ま
た、省エネ制御部31は周波数・電圧調整部27に接続
されており、周波数・電圧調整部27に制御信号35を
発する。さらに、省エネ制御部31は電磁接触器25、
29に接続されており、これらのオン、オフを制御す
る。また、省エネ制御部31には圧力センサ37が接続
されており、圧力センサ37がアクチュエータ13に供
給される油圧の圧力を測定して圧力信号39を省エネ制
御部31に送る。
電源3に接続されると共に、電磁接触器25を介してポ
ンプモータ5に接続されている。
回路制御装置1の動作を説明する。
ていつでもベンディング加工を開始することができる状
態とする。このときは、NC装置21の制御により電磁
開閉器17をオンとし、電磁接触器25をオンとすると
同時に電磁接触器29をオフとして商用三相交流電源3
から直接ポンプモータ5に電力を供給するので、ポンプ
モータ5の回転数は最大限まで上昇し(図2(B)参
照)、これに伴って油圧圧力および油圧流量は急激に上
昇する(図2(H)、(I)参照)。このときは、省エ
ネルギー運転ではないので省エネ装置19は作動してい
ない(図2(A)、(C)、(D)参照)。
めにNC装置21は省エネ制御部31に指令信号33を
発する。省エネ制御部31では、いつでも加工を開始で
きる加工準備の状態とするため、電磁接触器25をオフ
とすると同時に電磁接触器29をオンとして、商用三相
交流を周波数・電圧調整部27に流す。
から送られてくる指令信号33と、圧力センサ37から
送られてくる圧力信号39に基づいて、周波数・電圧調
整部27に制御信号35を発する。これにより、周波数
・電圧調整部27の出力周波数および出力電圧を所定の
値まで上げてこれを維持し、すぐに加工を開始すること
のできる最低の供給電力周波数とする。
から加工速度(仕事量)の情報が指令信号33として省
エネ制御部31に入力されるので、省エネ制御部31で
はこの情報をもとにポンプモータ5の回転数と油圧を決
定する。
5の回転数に比例することより、加工のためにアクチュ
エータ13で必要とされる油量からポンプモータ5の回
転数が決定され、このポンプモータ5の回転数からポン
プモータ5に供給される周波数が決定される。また、圧
力センサ37からの圧力信号39により、油圧が設定圧
力となるようにポンプモータ5に供給する電力の周波数
を調整する。この制御信号は周波数・電圧調整部27に
送られる。
御部31からの制御信号35によりポンプモータ5に供
給する周波数と電圧を比例関係で調整するようにして、
周波数を下げると電圧が低くなるように制御する。これ
により、周波数を低くしてポンプモータ5の回転数を減
少させると、電圧が下がるので消費電力が減少するので
省エネルギー運転を行なうことができる。
プモータ5の回転を抑えることにより消費電力を抑える
ので省エネルギー運転を行なうことができる。また、起
動時の電流が低下するため、過大な受電設備が不要にな
り、設備のコンパクト化を図ることができる。
により、油圧回路を循環する油量が減少して油温上昇を
抑えることができるので、発熱を抑えて加工精度の向上
を図ることができる。また、振動や騒音を抑えると共に
油圧部品や油の寿命向上を図ることができる。
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実施
の形態においては、加工機としてのベンダーに適用した
場合について説明したが、その他の油圧回路を用いた加
工機、例えば油圧パンチプレスのラムシリンダ等につい
てもまったく同様に適用することができる。
力率が約90%となり、無効電力を低減して省エネルギ
ー運転を行なうことができる。
よる加工機における油圧回路制御方法では、タンクから
作動油を汲み上げてアクチュエータに供給する油圧ポン
プをポンプモータにより駆動する際に、省エネ装置を介
してポンプモータに電力を供給することにより、アクチ
ュエータに必要な作動油の量からポンプモータの回転数
を決めて、この回転数を得るための周波数を供給する。
省エネ装置では、周波数と電圧が比例するように制御す
るので、必要な油量が少ない場合にはポンプモータの回
転を少なくして周波数を少なくすることができ、これに
伴って電圧を低下させることができる。これにより、消
費電力を少なくして省エネを図ることができると共に、
循環する油量を減少させて発熱を防止することができ
る。
回路制御装置では、タンクから作動油を汲み上げてアク
チュエータに供給する油圧ポンプをポンプモータにより
駆動する際に、省エネ装置を介してポンプモータに電力
を供給することにより、消費電力を減少させて省エネを
図ることができると共に、循環する油量を減少させて発
熱を防止することができる。
回路制御装置では、省エネ装置が、アクチュエータに必
要な作動油の量からポンプモータの回転数を決めて、こ
の回転数を得るための周波数を供給する様に制御すると
共に、周波数と電圧が比例するように制御して省エネを
図るので、アクチュエータにおいて必要とされる油量が
少ない場合には、ポンプモータに供給される周波数を減
少させて電圧を低下させることができる。これにより、
消費電力を減少させて省エネを図ることができる。
置を示すブロック構成図である。
タイムチャートである。
ブロック構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポンプモータにより油圧ポンプを駆動し
てタンクから作動油を汲み上げアクチュエータを作動さ
せる加工機における油圧回路制御方法において、前記ポ
ンプモータに供給される電圧を周波数に比例するように
制御し、この周波数を前記アクチュエータを作動させる
のに必要な油量に対応するポンプモータの回転数から決
定して、ポンプモータの回転数を低下させるときには電
圧も低下させることにより消費電力を低下させること、
を特徴とする加工機における油圧回路制御方法。 - 【請求項2】 ポンプモータにより油圧ポンプを駆動し
てタンクから作動油を汲み上げアクチュエータを作動さ
せる加工機における油圧回路制御装置であって、前記ポ
ンプモータを駆動させるための電源と前記ポンプモータ
との間に省エネ装置を設けてなること、を特徴とする加
工機における油圧回路制御装置。 - 【請求項3】 前記省エネ装置が、前記電源から前記ポ
ンプモータに供給される周波数と電圧を比例すべく制御
する周波数・電圧調整部と、前記アクチュエータを作動
させるのに必要な油量を求めると共にこの油量に対応す
る前記ポンプモータの回転数から前記周波数を決定して
前記周波数・電圧調整部に指令する省エネ制御部と、を
備えてなることを特徴とする請求項2記載の加工機にお
ける油圧回路制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP899998A JPH11210703A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 加工機における油圧回路制御方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP899998A JPH11210703A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 加工機における油圧回路制御方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210703A true JPH11210703A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11708391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP899998A Pending JPH11210703A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 加工機における油圧回路制御方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210703A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101188409B1 (ko) * | 2012-02-17 | 2012-10-08 | (주) 경성하이테크 | 유압설비의 실시간 전원절감장치 |
CN102736643A (zh) * | 2012-06-13 | 2012-10-17 | 陕西天浩石油材料有限公司 | 基于温度检测的抽油机节电控制方法及系统 |
-
1998
- 1998-01-20 JP JP899998A patent/JPH11210703A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101188409B1 (ko) * | 2012-02-17 | 2012-10-08 | (주) 경성하이테크 | 유압설비의 실시간 전원절감장치 |
WO2013122331A1 (ko) * | 2012-02-17 | 2013-08-22 | (주)경성하이테크 | 유압설비의 실시간 전원절감장치 |
CN102736643A (zh) * | 2012-06-13 | 2012-10-17 | 陕西天浩石油材料有限公司 | 基于温度检测的抽油机节电控制方法及系统 |
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