JPH11207445A - 金属ストリップ鋳造方法、金属ストリップを鋳造するストリップ鋳造装置、及び双ロールストリップ鋳造装置 - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法、金属ストリップを鋳造するストリップ鋳造装置、及び双ロールストリップ鋳造装置

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JPH11207445A
JPH11207445A JP10317650A JP31765098A JPH11207445A JP H11207445 A JPH11207445 A JP H11207445A JP 10317650 A JP10317650 A JP 10317650A JP 31765098 A JP31765098 A JP 31765098A JP H11207445 A JPH11207445 A JP H11207445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造ロール端側で凝固殻が薄くなる。 【解決手段】 回転する鋳造ロール12の冷却表面に溶
融金属を当て、鋳造ロール表面12a上で溶融金属を凝
固させ、凝固した金属を鋳造ロール表面12aから離
し、鋳造ロール表面12aと溶融金属との間の界面での
熱伝達状態を鋳造ロール12に沿って変更することによ
り鋳造ロール表面端部34での熱伝達を選択的に促進す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップ鋳
造方法、金属ストリップを鋳造するストリップ鋳造装
置、及び双ロールストリップ鋳造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】単一ロール鋳造装置の場合、溢流堰等の
分配器により溶融金属を回転する冷却鋳造ロールの上部
に当て、ストリップとして鋳造ロール表面上に凝固させ
て、鋳造ロールの一側に引きおろす。双ロール鋳造装置
の場合、冷却され相互方向に回転される一対の水平な鋳
造ロール間に溶融金属を導くことによって、動いている
鋳造ロールの表面上に金属殻を凝固させ、それら金属殻
を鋳造ロール間隙で合わせて、鋳造ロール間隙出口から
凝固金属ストリップ成品として取り出す。本明細書で
は、「鋳造ロール間隙」という用語で、鋳造ロール同士
が最接近する領域一般を指すものとする。溶融金属を、
金属分配器と、金属分配器の下に位置して金属分配器か
ら金属流を受けてそれを鋳造ロール間隙へと向かわせる
金属供給ノズルとにより、鋳造ロール間隙へ導入するこ
とができる。
【0003】鋳造ロール表面に金属酸化物が堆積するの
を防ぐため、一般に清掃装置を用いて、鋳造ロール表面
が溶融金属と接触する領域から離間した場所で鋳造ロー
ル表面を清掃する。双ロール鋳造装置では、ブラシ又は
清掃ベルト等の清掃装置を鋳造ロール長手方向外側面に
当てることができるので、鋳造ロール間隙の手前で溶融
金属に接触する前に鋳造ロール表面が連続的に清掃され
る。ブラシを組込んだ清掃装置の例は新日本製鐵株式会
社と三菱重工業株式会社の特開平3−230849号、
本出願人らのアメリカ特許第5,307,861号及び
オーストラリア特許出願第24833/95号に開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】双ロール鋳造装置で鋼
ストリップの鋳造を多く経験した結果、鋳造ロール清掃
を有効に行うことが良好な品質のストリップを得るのに
絶対的に重要であること、及び、鋳造ロール上での酸化
物形成は厳格な限度内に保たねばならないことが判明し
た。鋳造ロール表面での金属凝固時に均一熱流束に確実
制御するには、酸化堆積物が薄いのが有利となり得る。
鋳造ロール表面が溶融金属鋳造溜めに入るにつれて酸化
堆積物が溶解し、鋳造表面と鋳造溜めの溶融金属との間
に薄い液体界面層を確立して良好な熱流束を促進する助
けとなる。しかしながら、あまり多くの酸化物が堆積す
ると、酸化物の溶解により非常に高い初期熱流束が生み
出されるが、酸化物は再凝固して熱流束が急速に減少す
る。高い初期熱流束と急速な減少とが組合わさった結
果、凝固する溶融金属に応力が生じてストリップに局部
歪みが発生し、ストリップは「鰐皮」(crocodile ski
n)として公知の表面欠陥を呈する。
【0005】連続ストリップ鋳造に関して基本的に起き
る現象は、鋳造ロール上に凝固する金属殻が、鋳造ロー
ル中央部よりも鋳造ロール端の方が薄くなりがちなこと
である。これにより、ストリップ端での液体持ち越し及
び鋳造ロール間隙後の膨れが起き得る。双ロール鋳造装
置の場合、これに対しては、鋳造ロールの冷間プロフィ
ールを変更して鋳造ロール間隙を鋳造ロール端に向かう
につれて狭くなるようにすることによりある程度は対処
できる。しかしながら、鋳造ロール形状は鋳造時に大幅
に変化する。冷間鋳造ロールプロフィールと、熱的及び
機械的負荷により制御される鋳造時の動態鋳造ロールプ
ロフィールとは非常に異なっており、従って、特定の鋳
造ロールプロフィールを選択することによるだけで鋳造
ロール間隙に沿って変化する鋳造状態を正確に制御する
ことは非常に困難である。更に又、双ロール鋳造装置で
の鋼ストリップ鋳造に関する我々の多数の経験から出て
きているデータでは、縮む凝固殻と膨脹する鋳型又は鋳
造ロールの大きさの変化により鋳造ロールと鋳造時の凝
固殻との間に起きる相対動のためにストリップ端で凝固
殻薄化が起き得ることが示されている。これにより界面
熱抵抗が増加して、熱流束及び殻厚の著しい減少とな
り、この作用は鋳造ロールプロフィールの変更では容易
に回避できない。本発明は、鋳造ロール表面と凝固殻と
の界面での熱伝達状態を制御することにより、より直接
的な制御ができるようにしている。このようにすれば、
鋳造ロール端側での高い熱流束を保持して凝固殻が薄く
なる傾向に対抗することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転す
る鋳造ロールの冷却表面に溶融金属を当て、鋳造ロール
表面上で溶融金属を凝固させ、凝固した金属を鋳造ロー
ル表面から離し、鋳造ロール表面と溶融金属との間の界
面での熱伝達状態を鋳造ロールに沿って変更することに
より鋳造ロール表面端部での熱伝達を選択的に促進する
金属ストリップ鋳造方法が提供される。
【0007】好ましくは、鋳造ロール表面端部での熱伝
達の促進が、鋳造ロール表面端部での平均熱流束を鋳造
ロール表面中央部での平均熱流束の90%以上にするの
に充分なものである。「平均熱流束」という語は、金属
凝固全体に亘って鋳造ロールに沿った特定位置での熱流
束値の平均のことを指す。
【0008】鋳造ロール表面と溶融金属との間の界面で
の熱伝達状態は、鋳造ロールに沿った酸化物状態を制御
することにより変えることができる。
【0009】その替わりに、又はそれに加えて、そのよ
うな状態は鋳造表面に可変テクスチャーを提供すること
により変えることができる。
【0010】鋳造ロール表面端部にガス等の物質を当て
ることにより、相応する熱伝達状態を変えることもでき
る。
【0011】鋳造ロール表面での熱伝達状態を鋳造ロー
ルに沿った酸化物状態を制御することにより変える場合
には、本発明の方法は、鋳造ロール表面が溶融金属に接
触している領域から離れた位置で鋳造ロール表面を清掃
して金属酸化物を除去し、鋳造ロールに沿った清掃を変
化させることにより鋳造ロール表面端部に鋳造ロール表
面中央部よりも多くの酸化物が残るようにすることを含
むことができる。
【0012】溶融金属が鋼で、金属酸化物が酸化鉄粒子
であってよい。その鋼が珪素、マンガン及びアルミニウ
ムを含み、混入物もこれら金属の酸化物であってよい。
【0013】鋳造ロール表面の清掃はブラッシングによ
り行うことができる。そのようなブラッシングは、鋳造
ロールに沿って延び、鋳造ロール表面端部よりも鋳造ロ
ール表面中央部の方をより有効にブラッシングできる1
つ又は複数の細長ブラシにより行うことができる。鋳造
ロール表面端部は、ブラッシングを受けない外縁を含む
ことができる。
【0014】好ましくは、ブラッシングの有効性を鋳造
ロール中央部から鋳造ロール表面端部へと鋳造ロールに
沿って漸次変化させて、鋳造ロール表面端部に向かって
の酸化物形成に勾配を付ける。
【0015】鋳造表面上の凝固殻の熱流束は鋳造表面の
テクスチャーにより著しく影響され得る。特に、比較的
粗いテクスチャーよりも滑らかなテクスチャーの鋳造表
面の方が高い熱流束を得ることができる。本出願人らの
オーストラリア特許出願第45703/96号及び対応
のアメリカ特許第5,720,336号で開示のよう
に、凝固開始時にはほとんど液体である酸化物層により
鋳造ロール表面が被われている場合には特にそうであ
る。従って、鋳造ロール表面端部での高い熱流束値の維
持は、鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロール表面端部
の方が滑らかなような可変テクスチャーを有する鋳造表
面を提供することにより達成できる。従って、本発明に
よれば、鋳造ロール表面端部が中央部よりも滑らかなテ
クスチャーを有するのが好ましい。そのような可変テク
スチャーは、鋳造ロール表面の各部に深さの異なる周溝
を機械仕上げすることにより達成できる。
【0016】それに替えて、又はそれに加えて、テクス
チャーを有する鋳造ロール端部での熱伝達状態を当該部
分にヘリウムガス噴流を当てることにより変化させ、前
記ガスがテクスチャーに載って熱流束を高めるようにす
ることができる。
【0017】前記鋳造ロールは、鋳造ロール間隙上方に
支持された高温金属の溜めから冷却鋳造ロール表面へと
溶融金属が流下される双ロール鋳造装置の一対の平行円
筒形鋳造ロールの一方とすることができる。その場合、
鋳造ロール表面両方での熱伝達状態は本発明により変え
ることができる。
【0018】本発明は、又、鋳造ロールと、鋳造ロール
の鋳造表面上に溶融金属を供給する金属供給手段と、鋳
造ロール表面と溶融金属との間の界面での熱伝達状態を
鋳造ロールに沿って変化させて鋳造ロール表面端部での
熱伝達を選択的に促進する手段とで構成した、金属スト
リップを鋳造するストリップ鋳造装置も提供する。
【0019】前記熱伝達状態の変化を引き起こす手段
は、鋳造ロール表面が溶融金属と接触する領域から離れ
た位置で酸化物を除去することにより鋳造ロール表面を
清掃する鋳造ロール清掃装置で構成し、鋳造ロール清掃
装置が鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロール表面端部
に多くの酸化物が残るように鋳造ロール表面を清掃でき
る。
【0020】又は、熱伝達状態の変化を引き起こす手段
を、鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロール表面端部の
方が滑らかであるようにしたテクスチャーとすることが
できる。
【0021】本発明は、更に又、間に鋳造ロール間隙を
形成する一対の鋳造ロールと、溶融金属を鋳造ロール間
隙に供給して鋳造ロール間隙に溶融金属の鋳造溜めを形
成する金属供給ノズルと、鋳造ロール間隙から鋳造ロー
ル周方向に離間した位置で酸化物を除去することにより
鋳造ロールを清掃する一対の鋳造ロール清掃装置とで構
成され、各鋳造ロール清掃装置が、鋳造ロール表面中央
部よりも鋳造ロール表面端部により多くの酸化物がのこ
るように各鋳造ロール表面を清掃できる、双ロールスト
リップ鋳造装置にも及ぶ。
【0022】鋳造ロール清掃装置は、鋳造ロールに沿っ
て延びて前記位置で鋳造ロールに係合する細長ブラシで
構成することができる。
【0023】各鋳造ロール清掃装置は、鋳造ロール表面
中央部が両ブラシによってブラッシングされ、鋳造ロー
ル表面各端部がブラシのいずれか一方のみによりブラッ
シングされるように重なって配置された一対のブラシで
構成することができる。
【0024】鋳造ロール表面の各端部は、いずれのブラ
シとも係合しない外縁域を含むことができる。
【0025】代替的な構成では、各鋳造ロール清掃装置
は、鋳造ロール表面中央部に亘って延びる主ブラシと、
鋳造ロール表面端部に係合して主ブラシよりも軽いブラ
ッシングを提供する一対の側部ブラシとで構成すること
ができる。
【0026】前記又は各鋳造ロール清掃装置は、ストリ
ッププロフィール計測に応じて鋳造時に制御して、鋳造
ロール端部での熱流束を変えてストリップ厚の変化に対
処することができる。
【0027】本発明の金属ストリップ鋳造方法、金属ス
トリップを鋳造するストリップ鋳造装置、及び双ロール
ストリップ鋳造装置では、鋳造ロール表面と溶融金属と
の間の界面での熱伝達状態を鋳造ロールに沿って変更
し、鋳造ロール端側での熱伝達を促進するため、鋳造ロ
ール端側で凝固殻が薄くなることを防止し、結果として
良好な品質のストリップを得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明をより詳細に説明するた
め、添付図面を参照して特定の実施の形態を記述する。
【0029】図1は、一対の鋳造ロール12を支持する
主機械フレームで構成された双ロール鋳造装置を概略的
に示している。鋳造作業時に溶融金属が取鍋13から、
耐火取鍋出口シュラウド14を介し分配器15へ、そし
て金属供給ノズル16を介して鋳造ロール12の鋳造ロ
ール間隙17へと供給される。このようにして鋳造ロー
ル間隙17に供給された溶融金属は鋳造ロール間隙17
上方に溜め30を形成し、この溜め30を鋳造ロール端
で区画するのが、一対の流体圧シリンダユニット(図示
せず)の作動により鋳造ロール12の段付き端へと保持
される一対の側部閉止板18である。溜め30の上面
(一般にメニスカスレベルと呼ばれる)が金属供給ノズ
ル16の下端より上方にあってもよく、その場合には金
属供給ノズル16下端が溜め30内に浸漬する。
【0030】鋳造ロール12は水冷されるので、動いて
いる鋳造ロール表面12a上に殻が凝固して鋳造ロール
間隙17にて合わされて、鋳造ロール出口で凝固ストリ
ップ品19を生み出す。この品は標準コイラ(図示せ
ず)へ供給することができる。
【0031】ここまで記述してきた双ロール鋳造装置
は、本出願人らのオーストラリア特許第631728号
及び本出願人らのアメリカ特許第5,184,668号
に幾分詳細に説明・記述されている種類のものである。
本発明の一部を構成しない適宜の構造的詳細については
これらの文献を参照することができる。
【0032】鋳造装置には一対の鋳造ロール清掃装置2
1を備える。鋳造ロール清掃装置21は、鋳造ロール間
隙17両側の鋳造ロール外端で鋳造ロール表面12aを
清掃するよう作動できるように対の鋳造ロール12,1
2の各側に1つずつ配する。
【0033】各鋳造ロール清掃装置21は、本発明によ
る各鋳造ロール表面12aの可変清掃を提供するように
操作可能に構成することができる。図2乃至4はこのよ
うな清掃装置を提供する3つの可能な構成を概略的に示
している。
【0034】図2に示した鋳造ロール清掃装置は、清掃
すべき鋳造ロール12の長手方向に延び、周方向に離間
した一対の円筒胴のブラシ31,32で構成されて、ブ
ラシ31,32が重なるので、鋳造ロール12の中央部
33がブラシ31,32の両方で清掃されるのに対し、
鋳造ロール12の端部34が各々ブラシ31,32の一
方のみで清掃される。ブラシ31,32は各軸35,3
6に取付けて適宜の回転手段(図示せず)で回転させる
ことができる。
【0035】図2に示したブラシ構成では、鋳造ロール
12の二重にブラッシングされる中央部33と、単一の
ブラッシングのみ受ける端部34との間に比較的激しい
変遷があり、従って、鋳造ロール表面12aの中央部3
3と端部34との境界では酸化物層の厚みに段がつく。
酸化物層の変遷の勾配を比較的緩やかにし、ブラッシン
グの有効性を高めるために、ブラシ構成を図3に示すよ
うに修正することができる。この構成では、ブラシ3
7,38が図2の場合よりも重なりが多く、鋳造ロール
端よりも内側にセットされている。この構成では、鋳造
ロール12の広範な中央部33が二重ブラッシングを受
け、この領域の他に、単一のブラッシングを受ける一対
の域40と、ブラッシングを全く受けない2つの外端域
41がある。従って、この構成では、よくブラッシング
される中央域から、全くブラッシングを受けない外端へ
と酸化物形成の変化が段階的となる。
【0036】図4は、更なる構成の代替例を示し、単一
胴ブラシ42が鋳造ロール12のほぼ全幅に亘って延
び、及んでいない2つの鋳造ロール端43は一対の端胴
ブラシ44によりブラッシングされる。端胴ブラシ44
のブラシ作用は、矢印45に示すようにブラシを当てる
角度を調節することにより、及び/又は当てる圧力を変
えることにより、変更して、2つの鋳造ロール端43で
の酸化物層厚を制御できる。そのような調節は、例えば
X線スキャンによるストリッププロフィール測定結果に
応じて鋳造時に連続的に行うことができ、所望ストリッ
ププロフィールを維持するよう端胴ブラシ44のフィー
ドバック制御を提供できる。
【0037】図5は、双ロール鋳造装置で鋼ストリップ
を鋳造する場合に経験する典型的な鋳造ロール表面温度
プロフィールを示す。この図は、鋳造ロール間隙から2
70°の位置で測定した鋳造ロール一端から種々の距離
で測定した鋳造ロール表面温度を示す。これは、縮む殻
と膨脹する鋳造ロールの寸法的変化により鋳造ロールか
ら凝固殻が分離することを少なくとも原因の一つとして
生じる鋳造ロール端に向かっての非常に著しい温度降下
をはっきりと示している。
【0038】図6は、ブラッシングをした場合としない
場合で、尚且つ、異なるテクスチャーの鋳造表面で測定
したK因子の値を示している。上の方の線は、ピッチ1
80ミクロン、深さ20ミクロンの周溝のテクスチャー
を用いて得られた値であり、下の方の線は、ピッチは同
じく180ミクロンであるが、深さがはるかに大きい6
0ミクロンの溝で形成したテクスチャーの鋳造ロール表
面で得られた値を示す。滑らかなテクスチャーの方がは
るかに高いK因子を達成できることがわかる。図7、8
及び9は、これらの結果を鋳造ロール端域でのK因子、
熱流束及び殻厚に関してプロフィールの変更に移す仕方
を示している。これらの図で、実線は、ピッチ180ミ
クロン、深さ60ミクロンの一定溝テクスチャーを持
ち、鋳造ロール幅全体に一定のブラッシングを行った標
準鋳造ロールで経験する各プロフィールを示す。二点鎖
線は鋳造ロール端域に滑らかなテクスチャー(ピッチが
180ミクロン、深さが20ミクロン)を用いて得られ
る改良されたプロフィールを示し、破線は、鋳造ロール
端域をブラッシングしないで得られる改良されたプロフ
ィールを示し、一点鎖線は上記したテクスチャー変更と
ブラッシング変更両方を用いて得ることができる劇的に
改良されたプロフィールを示す。
【0039】図8からわかるように、一定テクスチャー
で均一ブラッシングの標準鋳造ロールでは鋳造ロール端
での平均熱流束は鋳造ロール中央部での値の約80%に
降下し(実線参照)、鋳造ロール端にピッチ180ミク
ロン、深さ20ミクロンの溝テクスチャーを提供するこ
とにより鋳造ロール端での熱流束値は鋳造ロール中央部
の値の約90%となり(二点鎖線参照)、鋳造ロール端
をブラッシングしないことにより鋳造ロール端での熱流
束値は鋳造ロール中央部での値の約93%になり(破線
参照)、テクスチャーの変更と鋳造ロール端をブラッシ
ングしないことの両方を行うと、鋳造ロール中央部での
値の97%以上となることができる(一点鎖線参照)。
【0040】図10は、2つの異なるテクスチャーの鋳
造ロール表面をヘリウムガスで遮蔽した効果を示すもの
で、対照としてアルゴンを遮蔽ガスとして用いたテスト
と比較している。これらの結果は、ヘリウムガスでの遮
蔽がK因子を鋳造ロール全体に亘って平均で4mm/分
1/2まで増加させることを示している。この効果は鋳造
ロールをブラッシングしないことにより得られるのより
も大きい。従って、鋳造ロール端部にヘリウムガス噴流
を当てることにより鋳造ロール端での温度及びK因子減
少の顕著な抑制が達成できる。
【0041】図11及び12は、テクスチャー変更及び
端でのブラッシングなしにより達成される鋳造ロール端
での熱伝達増加効果を予想するために行った計算結果を
示す棒グラフである。図11は鋳造ロール表面温度減少
に対する効果を、図12は鋳造ロール端でのK因子、熱
流束及び殻厚の減少を予想している。
【0042】図13及び14は、温度及びK因子減少を
制御するために鋳造ロール端でのテクスチャー変更を行
うことの有効性を証明するために行った試験の結果を示
す。対照テストは全幅に亘って標準表面テクスチャーを
有する鋳造ロールで行った。鋳造ロールに亘る粗度はR
a5であった。鋳造ロール端での鋳造ロール表面温度減
少は20%〜25%であった。計算したK因子、熱流束
及び殻厚減少は25%〜30%であった。鋳造ロール端
から60mm以内の域での鋳造ロール表面テクスチャー
を変更してRa1以下のRaを持つようにした。鋳造試
験により、これが鋳造ロール端での測定鋳造ロール表面
温度減少を10%に減らすことが証明された(図1
3)。鋳造ロール端での計算されたK因子、熱流束及び
殻厚減少は12%に減らされた(図14)。
【0043】説明した装置及び結果は単に例示として示
したものであり、これらに限定されるものではない。そ
の他いろいろの鋳造ロール清掃装置が考えられるのは勿
論である。例えば、図2及び3に示したブラシを前後に
往復動可能にして、鋳造ロール中央部と端部との酸化物
形成での更に段階的な移行を提供することができる。
又、単一の振動ブラシにより鋳造ロール全体に亘って必
要なブラッシングの段階的変化を提供することもでき
る。鋳造ロール全体に亘るブラッシングの有効性を変化
させるために非円筒形プロフィールに剛毛を形成した胴
ブラシを提供することも可能である。更に又、研磨材で
のブラスト清掃等、他の清掃技術を用いることも可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の金属スト
リップ鋳造方法、金属ストリップを鋳造するストリップ
鋳造装置、及び双ロールストリップ鋳造装置によれば、
鋳造ロール表面と溶融金属との間の界面で飲む熱伝達状
態を鋳造ロールに沿って変更し、鋳造ロール端側での熱
伝達を促進するため鋳造ロール端側で凝固殻が薄くなる
ことを防止し、結果として良好な品質のストリップを得
ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により操作可能なブラシ構成を備えた双
ロール鋳造装置の概略図である。
【図2】本発明により操作可能な第1のブラシ構成の概
略図である。
【図3】本発明により操作可能な、改変したブラシ構成
を示す。
【図4】本発明により操作可能な、別の種類のブラシ構
成を示す。
【図5】双ロール鋳造装置の、温度減少値に対応する典
型的な鋳造ロール表面温度プロフィールを示す。
【図6】凝固率を示すパラメータである観測K因子値に
ついてブラシ清掃及びテクスチャーの効果を示す図であ
る。
【図7】図6に示した観測効果から生じるK因子の予想
変動を示す図である。
【図8】図6に示した観測効果から生じる熱流束の予想
変動を示す図である。
【図9】図6に示した観測効果から生じる殻厚の予想変
動を示す図である。
【図10】異なる鋳造ロール表面テクスチャーについ
て、観測K因子値でのヘリウムガス及びアルゴンガスの
遮蔽効果を示す図である。
【図11】種々条件での鋳造ロール表面温度減少を計算
して示した棒グラフである。
【図12】同様の種々条件でのK因子変化を計算して示
した棒グラフである。
【図13】双ロール鋳造装置での実際の鋳造時に測定さ
れた鋳造ロール表面温度減少を示す棒グラフである。
【図14】図13に示した測定値から計算されるK因子
減少を示す棒グラフである。
【符号の説明】
12 鋳造ロール 12a 鋳造ロール表面 21 鋳造ロール清掃装置 31 ブラシ 32 ブラシ 33 中央部 34 端部 37 ブラシ 38 ブラシ 41 外端域
フロントページの続き (72)発明者 ハロルド ローランド コール オーストラリア 2519 ニュー サウス ウェールズ マウント アウスレイ ゴワ ン ブレイ アヴェニュー 11 (72)発明者 ラーマ バラフ マハパトラ オーストラリア 2233 ニュー サウス ウェールズ キーマー ジェイコブソン アヴェニュー 23 (72)発明者 マシュー ローレンス マローン オーストラリア 2500 ニュー サウス ウェールズ ウロンゴング ローランド アヴェニュー 3/42 (72)発明者 ニコルコ エス. ニコラフスキー オーストラリア 2525 ニュー サウス ウェールズ フィグトリー エドマンド アヴェニュー 2

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する鋳造ロールの冷却表面に溶融金
    属を当て、鋳造ロール表面上で溶融金属を凝固させ、凝
    固した金属を鋳造ロール表面から離し、鋳造ロール表面
    と溶融金属との間の界面での熱伝達状態を鋳造ロールに
    沿って変更することにより鋳造ロール表面端部での熱伝
    達を選択的に促進することを特徴とする金属ストリップ
    鋳造方法。
  2. 【請求項2】 鋳造ロール表面端部での熱伝達の促進
    が、鋳造ロール表面端部での平均熱流束を鋳造ロール表
    面中央部での(ここで定義した如き)平均熱流束の90
    %以上にするのに充分なものである、請求項1に記載の
    金属ストリップ鋳造方法。
  3. 【請求項3】 鋳造ロール表面と溶融金属との間の界面
    での熱伝達状態が、鋳造ロールに沿った酸化物状態を制
    御することにより変えられる、請求項1又は2に記載の
    金属ストリップ鋳造方法。
  4. 【請求項4】 鋳造ロール表面が溶融金属に接触してい
    る領域から離れた位置で鋳造ロール表面を清掃して金属
    酸化物を除去し、鋳造ロールに沿った清掃を変化させる
    ことにより鋳造ロール表面端部に鋳造ロール表面中央部
    よりも多くの酸化物が残るようにすることを含む、請求
    項3に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  5. 【請求項5】 溶融金属が鋼であり、金属酸化物が酸化
    鉄粒子である、請求項4に記載の金属ストリップ鋳造方
    法。
  6. 【請求項6】 鋼が珪素、マンガン及びアルミニウムを
    含み、金属酸化物がこれら金属の酸化物で構成される、
    請求項5に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  7. 【請求項7】 鋳造ロール表面の清掃をブラッシングに
    より行う、請求項4乃至6のいずれかに記載の金属スト
    リップ鋳造方法。
  8. 【請求項8】 鋳造ロールに沿って延び、鋳造ロール表
    面端部よりも鋳造ロール表面中央部の方をより有効にブ
    ラッシングできる1つ又は複数の細長ブラシにより行
    う、請求項7に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  9. 【請求項9】 鋳造ロール表面端部が、ブラッシングを
    受けない外縁を含む、請求項8に記載の金属ストリップ
    鋳造方法。
  10. 【請求項10】 ブラッシングの有効性を鋳造ロール中
    央部から鋳造ロール表面端部へと鋳造ロールに沿って漸
    次変化させて、鋳造ロール表面端部に向かっての酸化物
    形成に勾配を付けた、請求項7乃至9のいずれかに記載
    の金属ストリップ鋳造方法。
  11. 【請求項11】 鋳造表面に可変テクスチャーを設け
    て、鋳造表面と溶融金属との間の界面での熱伝達状態の
    変動を引き起こす又は高める、請求項1乃至10のいず
    れかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  12. 【請求項12】 鋳造ロール表面端部が中央部よりも滑
    らかなテクスチャーを持つ、請求項11に記載の金属ス
    トリップ鋳造方法。
  13. 【請求項13】 可変テクスチャーが、鋳造ロール表面
    の各部に深さの異なる周溝を機械仕上げすることにより
    達成される、請求項12に記載の金属ストリップ鋳造方
    法。
  14. 【請求項14】 鋳造ロール表面にテクスチャーを付
    け、鋳造ロール端部での熱伝達状態を当該部分にヘリウ
    ムガス噴流を当てることにより変化させ、前記ガスがテ
    クスチャーに載って熱流束を高めるようにした、請求項
    1乃至13のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方
    法。
  15. 【請求項15】 鋳造ロールと、鋳造ロールの鋳造表面
    上に溶融金属を供給する金属供給手段と、鋳造ロール表
    面と溶融金属との間の界面での熱伝達状態を鋳造ロール
    に沿って変化させて鋳造ロール表面端部での熱伝達を選
    択的に促進する手段とで構成したことを特徴とする金属
    ストリップを鋳造するストリップ鋳造装置。
  16. 【請求項16】 熱伝達状態の変化を引き起こす手段
    が、鋳造ロール表面が溶融金属と接触する領域から離れ
    た位置で酸化物を除去することにより鋳造ロール表面を
    清掃する鋳造ロール清掃装置で構成され、鋳造ロール清
    掃装置が鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロール表面端
    部に多くの酸化物が残るように鋳造ロール表面を清掃で
    きる、請求項15に記載の金属ストリップを鋳造するス
    トリップ鋳造装置。
  17. 【請求項17】 熱伝達状態の変化を引き起こす手段
    が、鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロール表面端部の
    方が滑らかであるようにしたテクスチャーである、請求
    項15又は16に記載の金属ストリップを鋳造するスト
    リップ鋳造装置。
  18. 【請求項18】 間に鋳造ロール間隙を形成する一対の
    鋳造ロールと、溶融金属を鋳造ロール間隙に供給して鋳
    造ロール間隙に溶融金属の鋳造溜めを形成する金属供給
    ノズルと、鋳造ロール間隙から鋳造ロール周方向に離間
    した位置で酸化物を除去することにより鋳造ロールを清
    掃する一対の鋳造ロール清掃装置とで構成され、各鋳造
    ロール清掃装置が、鋳造ロール表面中央部よりも鋳造ロ
    ール表面端部により多くの酸化物がのこるように各鋳造
    ロール表面を清掃できることを特徴とする双ロールスト
    リップ鋳造装置。
  19. 【請求項19】 鋳造ロール清掃装置が、鋳造ロールに
    沿って延びて前記位置で鋳造ロールに係合する細長ブラ
    シで構成される、請求項18に記載の双ロールストリッ
    プ鋳造装置。
  20. 【請求項20】 各鋳造ロール清掃装置が、鋳造ロール
    表面の中央部が両ブラシによってブラッシングされ、鋳
    造ロール表面各端部がブラシのいずれか一方のみにより
    ブラッシングされるように重なって配置された一対のブ
    ラシで構成される、請求項19に記載の双ロールストリ
    ップ鋳造装置。
  21. 【請求項21】 鋳造ロール表面の各端部が、いずれの
    ブラシとも係合しない外端域を含む、請求項20に記載
    の双ロールストリップ鋳造装置。
  22. 【請求項22】 各鋳造ロール清掃装置が、鋳造ロール
    表面の中央部に亘って延びる主ブラシと、鋳造ロール表
    面端部に係合して主ブラシよりも軽いブラッシングを提
    供する一対の側部ブラシとで構成される、請求項19に
    記載の双ロールストリップ鋳造装置。
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