JPH11207223A - 散布機 - Google Patents

散布機

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JPH11207223A
JPH11207223A JP10011464A JP1146498A JPH11207223A JP H11207223 A JPH11207223 A JP H11207223A JP 10011464 A JP10011464 A JP 10011464A JP 1146498 A JP1146498 A JP 1146498A JP H11207223 A JPH11207223 A JP H11207223A
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JP
Japan
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body frame
main body
plate
discharge port
hopper
Prior art date
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Application number
JP10011464A
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English (en)
Inventor
Kenji Go
健二 郷
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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DAIICHI GIKEN KK
ICHIKAWA KOUMUTEN CO Ltd
Suzuken Kogyo KK
Original Assignee
DAIICHI GIKEN KK
ICHIKAWA KOUMUTEN CO Ltd
Suzuken Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by DAIICHI GIKEN KK, ICHIKAWA KOUMUTEN CO Ltd, Suzuken Kogyo KK filed Critical DAIICHI GIKEN KK
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Priority to KR1019990001954A priority patent/KR100343748B1/ko
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01HSTREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
    • E01H10/00Improving gripping of ice-bound or other slippery traffic surfaces, e.g. using gritting or thawing materials ; Roadside storage of gritting or solid thawing materials; Permanently installed devices for applying gritting or thawing materials; Mobile apparatus specially adapted for treating wintry roads by applying liquid, semi-liquid or granular materials
    • E01H10/007Mobile apparatus specially adapted for preparing or applying liquid or semi-liquid thawing material or spreading granular material on wintry roads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Paving Machines (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ機構等の複雑な構成によることな
く、運転車両の走行時において散布板を回転させること
或いは停止させておくことを選択することが可能な散布
機を提供すること。 【解決手段】 ホッパ16は融雪剤を収容する。散布板
25は、ホッパ16の下部に形成された散布材排出口1
6aの下方において回転可能に配設されている。車輪1
8は本体フレーム13に回転可能に保持されるととも
に、動力伝達機構19〜21を介して散布板25に連結
され、その回転により散布板25を回転駆動する。ガイ
ドレール12はトラックTに装着され、本体フレーム1
3を車輪18の接地位置と非接地位置との間で昇降可能
に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、融雪剤を
散布する際に使用される散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の散布機100 としては、図12及
び図13に示すようなものが存在する。牽引車101 は運
転車両としてのトラックTの後部に連結されている。ホ
ッパ102 は牽引車101 に載置されている。散布材排出口
102aはホッパ102 の下方に開口形成されている。散布材
としての融雪剤はホッパ102 に収容されている。
【0003】ディファレンシャルベベルギア装置103
は、牽引車101 の両車輪104 を連結する車軸104a上に介
在されている。動力取出軸103aはディファレンシャルベ
ベルギア装置103 から車軸104aと直交方向に取り出され
ている。散布板105 は、散布材排出口102aとの対向位置
において動力取出軸103aに固定されている。ホッパ102
の融雪剤は、重力の作用により散布材排出口102aを介し
て散布板105 上に落下供給される。そして、トラックT
が走行すると、牽引車101 の車輪104 の回転力が動力取
出軸103aに伝達されて散布板105 が回転する。従って、
散布板105 上に落下供給された融雪剤は、遠心力の作用
により周囲に飛散される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記散布板
105 は、ディファレンシャルベベルギア装置103 の動力
取出軸103aに直接固定さている。従って、散布板105
は、トラックTの走行中には常に回転駆動されることに
なる。このため、トラックTが、例えば、散布目的地へ
の移動時、或いは散布目的地からの帰途時において高速
で走行されると、散布板105 が高速で回転する。散布板
105 は製作上の誤差等から、回転が完全にバランスされ
ているとは言い難い。従って、散布板105 は、過大な遠
心力の偏った作用により、例えば、動力取出軸103aとの
固定部分が破損し易かった。
【0005】このような問題を解決するため、車輪104
から散布板105 までの動力伝達経路上にクラッチ機構を
介在させることも考えられる。しかし、クラッチ機構は
構造が複雑であるため、そのメンテナンスを怠ると、例
えば、融雪剤が入り込む等して動作不良を引き起こすお
それがあった。
【0006】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、クラッ
チ機構等の複雑な構成によることなく、運転車両の走行
時において散布板を回転させること或いは停止させてお
くことを選択することが可能な散布機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、散布材を収容するホッパと、ホ
ッパの下部に形成された散布材排出口の下方において、
回転可能に配設された散布板と、本体フレームに回転可
能に保持されるとともに動力伝達機構を介して散布板に
連結され、その回転により散布板を回転駆動する車輪
と、運転車両に装着され、本体フレームを車輪の接地位
置と非接地位置との間で昇降可能に保持するガイドレー
ルとを備えた散布機である。
【0008】請求項2の発明では、ホッパ、散布板、動
力伝達機構及び車輪は本体フレームに装着され、本体フ
レームはガイドレールに対して着脱可能である。請求項
3の発明では、ガイドレールから取り外された本体フレ
ームは、車輪の支持によって単独での移動が可能な構成
である。
【0009】請求項4の発明では、本体フレームにはそ
の人力移動時に手掛かりとなるバーが装着されている。
請求項5の発明では、散布板の回転数が所定値以下の場
合に散布材排出口を閉塞する排出口閉塞手段を備えてい
る。
【0010】請求項6の発明では、排出口閉塞手段は、
散布板において散布材排出口を開閉可能に設けられた蓋
体と、散布板の回転に伴い生じる遠心力は蓋体に対して
散布材排出口を開放する方向に作用されることと、散布
材排出口を閉塞する方向に蓋体を付勢する付勢手段とを
備えている。
【0011】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、散布材を散布するには、本体フレームをガイドレ
ールに沿って下降させ、車輪を接地させる。ホッパに収
容された散布材は、散布材排出口を介して散布板上に落
下供給される。この状態で運転車両が走行すると、車輪
の回転力が動力伝達機構を介して伝達されて散布板が回
転する。従って、散布板上に落下供給された散布材は、
遠心力の作用により周囲に飛散される。
【0012】ここで、例えば、散布目的地への移動時や
散布目的地からの帰途時においては、本体フレームをガ
イドレールに沿って上昇させ、車輪を非接地状態とす
る。従って、運転車両の走行によっても車輪は回転せ
ず、散布板が回転することはない。
【0013】請求項2の発明においては、本体フレーム
をガイドレールから取り外すのみの作業で、散布機の主
要構造であるホッパ、散布板、動力伝達機構及び車輪を
運転車両から簡単に取り外すことができる。従って、運
転車両を散布作業以外の用途に使用する場合に、これら
散布機の主要構造の妨げがなくなり便利である。
【0014】請求項3の発明においては、ガイドレール
から取り外された本体フレームは、車輪の支持及び転動
によって単独での移動が可能である。従って、ガイドレ
ールから取り外された状態にある本体フレームを、例え
ば、人力によって簡単に移動させることができ、その取
り扱いが容易となる。
【0015】請求項4の発明においては、本体フレーム
の単独での移動時にバーを手掛かりとすれば、その人力
による移動作業がさらに簡単となる。請求項5の発明に
おいては、散布板の回転数が所定値以下の場合には、排
出口閉塞手段により散布材排出口が閉塞される。
【0016】請求項6の発明においては、運転車両の速
度が所定値を越え、散布板の回転数が所定値を越える
と、蓋体に作用される遠心力が大きくなり、蓋体は付勢
手段の付勢力に抗して散布材排出口を開放する。従っ
て、散布材の散布が可能となる。
【0017】運転車両の速度が所定値以下であると、散
布板の回転数が所定値以下となる。このため、蓋体に作
用される遠心力が小さくなり、蓋体は付勢手段の付勢力
により散布材排出口を閉塞する。従って、散布作業中に
おいて、例えば、信号待ち等により運転車両が一旦停止
したとしても、回転していない散布板上に散布材が落下
供給され続けるような不都合が生じることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を融雪剤散布機に具
体化した第1〜第3実施形態について説明する。なお、
第2及び第3実施形態においては、第1実施形形態との
相違点についてのみ説明する。
【0019】(第1実施形態)図1に示すように、運転
車両としてのトラックTの荷台Nには、リヤゲートGが
備えられている。本実施形態の融雪剤散布機11はリヤ
ゲートGに装着されている。
【0020】前記融雪剤散布機11について説明する
と、図2〜図4に示すように、ガイドレール12は横断
面「コ」字状をなし、一対がトラックTのリヤゲートG
の外面に固定されている。一対のガイドレール12は、
互いの「コ」字状による開口を向かい合わせにして所定
間隔を以って平行に配置されるとともに、鉛直方向に延
在されている。
【0021】本体フレーム13は、メインフレーム14
とメインフレーム14上に立設されたホッパフレーム1
5とにより構成されている。ガイドローラ15aは、ホ
ッパフレーム15の左右両側においてそれぞれ上下一対
が回動可能に取着されている。本体フレーム13は、ガ
イドローラ15aを以ってガイドレール12に着脱可能
に装着されている。本体フレーム13は、ガイドローラ
15aを介してガイドレール12に沿って昇降可能であ
る。
【0022】本体フレーム13をガイドレール12から
取り外す時には、例えば、人力やクレーン装置等によっ
て本体フレーム13をガイドレール12に沿って上昇さ
せ続け、やがては、全てのガイドローラ15aがガイド
レール12の上昇端部側から外れることを利用すれば良
い。また、本体フレーム13のガイドレール12に対す
る装着は、これとは逆の動作を行えば良い。
【0023】散布材としての融雪剤を収容するためのホ
ッパ16は、ホッパフレーム15に固定されている。図
5及び図6に示すように、散布材排出口16aはホッパ
16の下面に開口形成されている。ホッパ16の下端部
付近は、散布材排出口16aに向かって収束するような
テーパ形状をなしている。蓋体17はホッパ16の外面
に回動可能に装着され、そのレバー部17aを以って回
動操作することにより散布材排出口16aを開閉可能で
ある。
【0024】図5に示すように、一対の車輪18は、メ
インフレーム14の左右に車軸19を介して回転可能に
支持されている。ディファレンシャルベベルギア装置
(差動傘歯車装置:以下、デフギア装置とする)20は
周知のギア構成を有し、車軸19上に介在されている。
デフギア装置20は両車輪18間の回転差を吸収するた
めのものである。動力取出軸21は、デフギア装置20
から車軸19と直交方向に取り出されている。前記車軸
19、デフギア装置20及び動力取出軸21が動力伝達
機構を構成する。
【0025】スタンド14aはメインフレーム14の下
部に設けられている。スタンド14aは、本体フレーム
13がガイドレール12に装着された状態では、地面と
干渉することがないように構成されている。ガイドレー
ル12から取り外された状態にある本体フレーム13
は、車輪18の支持によって、例えば、人力による単独
での移動が可能であるとともに、スタンド14a側へ若
干傾くことでスタンド14aが接地してそれによる支持
を得られ、外部からの支えなしでも倒れることはない。
【0026】バー22はメインフレーム14に装着さ
れ、図3に示す不使用位置と同図において二点鎖線で示
す使用位置との間で回動可能である。使用位置に回動配
置されたバー22は、本体フレーム13の人力による単
独での移動時において、作業者の手掛かりとなる。
【0027】図7に示すように、ジャッキ座Gaはリヤ
ゲートGに設けられている。ジャッキ23は、ホッパフ
レーム15においてジャッキ座Gaと対向する位置に取
着されている。収縮状態にあるジャッキ23はジャッキ
座Gaと当接しておらず、従って、本体フレーム13
は、自重によってガイドレール12に沿って車輪19が
接地する位置、つまり、図1〜図5に示す接地位置まで
下降されている。この状態でジャッキ23を伸長させる
ことにより、やがてはジャッキ23の先端がトラックT
側であるジャッキ座Gaに突き当たり、ジャッキ座Ga
を基点として本体フレーム13を押し上げることとな
る。従って、図8及び図9に示すように、本体フレーム
13がガイドレール12に沿って上昇され、車輪18が
非接地状態となる(非接地位置)。
【0028】ロックピン24は、チェン等によってガイ
ドレール12に取り付けられている。ロック用孔12a
はガイドレール12に穿設されている。図8に示すよう
に、本体フレーム13が非接地位置に上昇配置される
と、上側のガイドローラ15aはガイドレール12内に
おいてロック用孔12aよりも上方に位置することとな
る。この状態でロックピン24をロック用孔12aに挿
入することで、本体フレーム13が非接地位置にてロッ
クされる。つまり、何らかの理由によりジャッキ23の
支持が解除されたとしても、ガイドローラ15aがロッ
クピン24に当接することで本体フレーム13の下降が
規制され、車輪18が接地することはないのである。
【0029】図5及び図6に示すように、散布板25
は、メインフレーム14の上面においてホッパ16の散
布材排出口16aと対向する位置に配置されている。散
布板25は、水平円盤状をなすプレート25aと、プレ
ート25aの上面においてその中心付近から放射状に配
置された複数のフィン25bとからなる。散布板25
は、プレート25aがデフギア装置20の動力取出軸2
1に同軸位置で固定されている。従って、車輪18が回
転すると、その回転力が車軸19、デフギア装置20及
び動力取出軸21を介して散布板25に伝達される。遮
蔽板26は、メインフレーム14の上面において散布板
25とトラックTとの間に立設されている。
【0030】次に、上記構成の融雪剤散布機11を用い
た融雪剤の散布作業について、その一例を説明する。前
記トラックTは融雪剤の散布作業以外の用途にも使用さ
れるため、例えば、積雪のない日において散布機11
は、本体フレーム13がガイドレール12から取り外さ
れ、倉庫等に格納されている。この時、車輪18及びス
タンド14aの支持を利用すれば、倉庫の壁面に立てか
けることや横に倒す等しなくとも、本体フレーム13を
立てて格納しておくことが可能である。
【0031】さて、融雪剤の散布作業を行うには、本体
フレーム13を出庫させてトラックTに装着しなくては
ならない。ここで、本体フレーム13は車輪18の支持
及び転動によって単独で移動可能である。このため、本
体フレーム13を、例えば人力により牽引して出庫させ
るとともに、トラックT近傍に移動させることを簡単に
行い得る。本体フレーム13の人力による牽引移動時、
バー22を使用位置に回動配置させて手掛かりとすれ
ば、さらに簡単に本体フレーム13の移動を行い得る。
【0032】トラックT近傍に移動された本体フレーム
13は、上述したようにガイドローラ15aを以ってガ
イドレール12に装着される。ジャッキ23を伸長させ
ることで、本体フレーム13をガイドレール12に沿っ
て上昇させ、非接地位置に配置する。この状態で、ロッ
クピン24をロック用孔12aに挿入して本体フレーム
13を非接地位置でロックする。散布材排出口16aを
蓋体17により閉塞した状態で、ホッパ16に融雪剤を
投入する。追加分の融雪剤はトラックTの荷台Nに積載
しておけば良い。
【0033】以上のような状態で、トラックTは自走に
よって散布目的地まで移動される。この移動時、トラッ
クTが高速で走行することもあるが、非接地位置にある
本体フレーム13の車輪18が回転することはなく、従
って、散布板25が回転することはない。
【0034】目的地に到着したら、ロックピン24を外
して本体フレーム13のロックを解除する。ジャッキ2
3を収縮させて本体フレーム13を自重により下降さ
せ、接地位置に配置する。蓋体17を回動操作して散布
材排出口16aを開放する。従って、ホッパ16の融雪
剤は、重力の作用によって散布板25上に落下供給され
る。
【0035】この状態でトラックTを走行させると、接
地位置にある本体フレーム13の車輪18が回転され、
この回転力が車軸19、デフギア装置20及び動力取出
軸21を介して散布板25に伝達される。従って、散布
板25が回転され、散布板25上に落下供給された融雪
剤は、遠心力の作用によって周囲に飛散される。トラッ
クTの方向に飛散された融雪剤は、遮蔽板26に当接し
て跳ね返される。従って、融雪剤は、トラックTの後方
側に向かう扇形状に飛散されることとなる。
【0036】散布作業を終了したならば、蓋体17を回
動操作して散布剤排出口16aを閉塞する。ジャッキ2
3を伸長させて本体フレーム13を非接地位置に上昇配
置する。ロックピン24をロック用孔12aに挿入し、
本体フレーム13を非接地位置にてロックする。従っ
て、散布目的地からの帰途時において、トラックTが高
速で走行されたとしても、非接地位置にある本体フレー
ム13の車輪18が回転することはなく、従って、散布
板25が回転することはない。
【0037】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)上述したように、トラックTの走行時において、
散布板25を回転させたい場合には本体フレーム13を
接地位置に下降配置しておき、散布板25を回転させた
くない場合には本体フレーム13を非接地位置に上昇配
置しておくだけで良い。このように、クラッチ機構等の
複雑な構成によることなく、トラックTの走行時におい
て、散布板25を回転させること或いは停止させておく
ことを任意に選択することが可能である。従って、クラ
ッチ機構のように頻繁にメンテナンスを行わなくとも動
作不良が生じ難く、信頼性が向上される。
【0038】(2)融雪剤散布機11の主要構成である
ホッパ16、散布板25、動力伝達機構19〜21及び
車輪18は本体フレーム13に装着されている。本体フ
レーム13はガイドレール12に対して着脱可能であ
る。従って、本体フレーム13をガイドレール12から
取り外すのみの作業で、散布機11の主要構成16,1
8〜21,25をトラックTから簡単に取り外すことが
できる。その結果、上述したように、トラックTを散布
作業以外の用途に使用する場合に、これら散布機11の
主要構成の妨げがなくなり便利である。
【0039】(3)遮蔽板26が散布板25とトラック
Tとの間に配置されている。従って、トラックT側に融
雪剤が飛散されることを防止でき、無駄を無くして散布
作業を効率良く行い得る。
【0040】(第2実施形態)図10(a)及び図10
(b)においては第2実施形態を示す。上記第1実施形
態においては、蓋体17の手動操作により散布材排出口
16aを開閉する構成であったが、本実施形態において
は、散布板25の回転に応じて蓋体32を動作させ、散
布材排出口16aを開閉する構成である点が異なる。
【0041】すなわち、ガイドフレーム31は、散布板
25においてプレート25aの上面に立設されている。
蓋体32は、一対がガイドフレーム31にスライド移動
可能に配置されている。散布板25の回転に伴い生じる
遠心力は、各蓋体32に対して散布材排出口16aを開
放する方向に作用される。付勢手段としてのバネ33は
各蓋体32とガイドフレーム31との間にそれぞれ介在
され、散布材排出口16aを閉塞する方向に各蓋体32
を付勢する。前記ガイドフレーム31、蓋体32及びバ
ネ33が排出口閉塞手段を構成する。
【0042】従って、本体フレーム13の接地位置にて
トラックTが走行すると、散布板25の回転により、各
蓋体32には散布材排出口16aを開放する方向に遠心
力が作用される。トラックTの走行速度が、例えば、3
〜5km/hを越えると、散布板25の回転数が所定値
を超える。その結果、図10(b)に示すように、蓋体
32がバネ33の付勢力に抗して散布材排出口16aを
開放し、融雪材の散布板25上への落下供給がなされ
る。
【0043】走行状態にあるトラックTが、例えば、赤
信号により停止しようとし、その過程において走行速度
が3〜5km/h以下となると、散布板25の回転数が
所定値以下となる。従って、図10(a)に示すよう
に、蓋体32がバネ33の付勢力によって散布材排出口
16aを閉塞し、融雪剤の散布板25上への落下供給が
停止される。その結果、信号待ち等において、回転して
いない散布板25上に融雪剤が落下供給され続けるよう
な不都合が生じることはない。
【0044】(第3実施形態)図11においては第3実
施形態を示す。本実施形態においては、排出口閉塞手段
として、ホッパ16内の散布材排出口16a付近に螺旋
ポンプ構造が構築されている。
【0045】すなわち、螺旋状をなすスクリュー35
は、ホッパ16内において散布材排出口16aを閉塞す
るようにして配置されている。スクリュー35は散布板
25においてプレート25に同軸位置で固定されてい
る。従って、散布板25が回転するとスクリュー35が
回転され、ホッパ16内の融雪剤が散布材排出口16a
に向けて順次移送されて、やがては散布板25に落下供
給される。
【0046】散布板25の回転が停止するとスクリュー
35の回転も停止される。従って、ホッパ16内の融雪
剤はスクリュー35の螺旋形状の複雑さから、散布材排
出口16aに向かって移動し難く、散布板25上に対し
て融雪剤は殆ど供給されなくなる。つまり、散布材排出
口16aは、スクリュー35の回転が停止すると、実質
的に閉塞されることとなる。
【0047】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 (1)ホッパ16を本体フレーム13と別体とし、トラ
ックTの荷台N上に直接載置するように構成すること。
【0048】(2)蓋体17に操作ケーブルを接続し、
例えば、トラックTの運転室から蓋体17を開閉操作可
能なように構成すること。 (3)蓋体17にアクチュエータを接続し、例えば、ト
ラックTの運転室からの遠隔操作によりアクチュエータ
を動作させることで、蓋体17が開閉されるように構成
すること。
【0049】(4)ジャッキ23を電動モータや油圧に
より伸縮される構成に変更すること。このようにすれ
ば、本体フレーム13の昇降作業が簡単となる。 (5)融雪剤以外の散布材としては、例えば、種子、農
薬、肥料等が挙げられる。
【0050】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載すると、散布板25と運転車両Tとの間には
遮蔽板26が配置されている請求項1〜6のいすれかに
記載の散布機。
【0051】このようにすれば、トラックT側に融雪剤
が飛散されることを防止でき、無駄を無くして散布作業
を効率良く行い得る。
【0052】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、運転車両の
走行時において、散布板を回転させたい場合には本体フ
レームを接地位置に下降配置しておき、散布板を回転さ
せたくない場合には本体フレームを非接地位置に上昇配
置しておくだけで良い。このように、クラッチ機構等の
複雑な構成によることなく、運転車両の走行時におい
て、散布板を回転させること或いは停止させておくこと
を任意に選択することが可能である。従って、クラッチ
機構のように頻繁にメンテナンスを行わなくとも動作不
良が生じ難く、信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 融雪剤散布機が装着されたトラックを示す側
面図。
【図2】 融雪剤散布機の正面図。
【図3】 融雪剤散布機の側面図。
【図4】 融雪剤散布機の背面図。
【図5】 散布構造を説明する部分破断図。
【図6】 図5のA−A線断面図。
【図7】 図3の要部拡大図。
【図8】 図9の要部拡大図。
【図9】 本体フレームが非接地位置に上昇配置された
状態を示す図。
【図10】 第2実施形態を示す散布板の平面図であ
り、(a)は蓋体により散布材排出口が閉塞された状態
を示し、(b)は散布材排出口が開放された状態を示
す。
【図11】 第3実施形態を示す要部拡大図。
【図12】 従来の融雪材散布機を示す要部拡大破断
図。
【図13】 トラックに牽引された融雪剤散布機を示す
側面図。
【符号の説明】
11…融雪剤散布機、12…ガイドレール、13…本体
フレーム、16…ホッパ、16a…散布材排出口、18
…車輪、19…動力伝達機構を構成する車軸、20…同
じくデフギア装置、21…同じく動力取出軸、25…散
布板、T…運転車両としてのトラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂 岐阜市鹿島町6丁目27番地 株式会社市川 工務店内 (72)発明者 鈴木 啓之 岐阜市大洞緑山2丁目1番7号 株式会社 鈴建工業内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散布材を収容するホッパと、 ホッパの下部に形成された散布材排出口の下方におい
    て、回転可能に配設された散布板と、 本体フレームに回転可能に保持されるとともに動力伝達
    機構を介して散布板に連結され、その回転により散布板
    を回転駆動する車輪と、 運転車両に装着され、本体フレームを車輪の接地位置と
    非接地位置との間で昇降可能に保持するガイドレールと
    を備えた散布機。
  2. 【請求項2】 前記ホッパ、散布板、動力伝達機構及び
    車輪は本体フレームに装着され、本体フレームはガイド
    レールに対して着脱可能である請求項1に記載の散布
    機。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールから取り外された本体
    フレームは、車輪の支持によって単独での移動が可能な
    構成である請求項2に記載の散布機。
  4. 【請求項4】 前記本体フレームにはその人力移動時に
    手掛かりとなるバーが装着されている請求項3に記載の
    散布機。
  5. 【請求項5】 前記散布板の回転数が所定値以下の場合
    に散布材排出口を閉塞する排出口閉塞手段を備えた請求
    項1〜4のいずれかに記載の散布機。
  6. 【請求項6】 前記排出口閉塞手段は、散布板において
    散布材排出口を開閉可能に設けられた蓋体と、散布板の
    回転に伴い生じる遠心力は蓋体に対して散布材排出口を
    開放する方向に作用されることと、散布材排出口を閉塞
    する方向に蓋体を付勢する付勢手段とを備えた請求項5
    に記載の散布機。
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