JPH11206892A - 磁石を使用する治療器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁石を使い電磁誘導の法則に従い人体に微弱な
電流を発生させ、この電流を低周波治療器のように使
い、肩こり、腰痛等を解消、軽減させる。 【解決手段】磁石を人体に貼り付けても、人体と磁石が
相対的に動くことを可能とするために磁石を中空の容器
に入れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は磁石を使って肩、
腰、首等のこりを解消、軽減する治療器具の分野に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の磁石による健康器具は、粘着テー
プ等により磁石を身体の一部に貼り付けたり、ベルトに
磁石を埋め込んでそれを身体に巻く方法のように身体に
対して密着固定したものと、ネックレス、ブレスレット
のように固定されていないものとがある。また、低周波
治療器のように低周波発生器を使用して外部から直接電
気エネルギーを人体に加えるものがあり、原理的には本
発明はこちらに近い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】電磁誘導の法則に従え
ば起電力が発生するのは、電気伝導体を貫く磁束が変化
する時である。従来の固定式の場合、電気伝導体である
人体を磁石によって発生する磁束が貫くわけであるが、
変化するのは付ける時と、はがす時だけである。使用し
ている最中は人体と磁石の相対的位置関係は殆ど変化な
く、従って人体を貫く磁束も変化しない、よって起電力
も発生せず、電流も発生しない。このことから低周波治
療器のように電流によって肩こり等を解消、軽減する効
果は殆どない。ネックレスのような固定されていないも
のは、人の動きによって磁石が揺れ動くため人体に微弱
電流が発生するが、ツボにたいして電気的刺激が的確に
は与えられない。また低周波治療器では器具が大がかり
になる。などの問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は中空の容器に、
その中で自在に動ける大きさの磁石を入れる事によっ
て、これを身体に固定しても人体（電気伝導体）と磁石
の相対的位置関係が変化する事を可能にした。

【０００５】

【発明の実施の形態】容器の材質としては磁石がくっつ
いて動かなくなるような強磁性体は使用できないが、他
の材質は使用可能である。また完全な密閉容器である必
要はなく、かご型であっても良いし、磁石が外に出ない
程度の穴ならばあっても構わない。磁石は希土類磁石の
ような強力なものが好ましいが、他のものも使用可能で
ある。本発明品を人体のツボに貼り付ければ人の動きに
よって中の磁石が揺れ動き、人体に微弱な電流が断続的
に発生し続け、ツボを刺激する。本発明は、磁石を直接
身体に固定する従来の方法と形態的には似ているが、原
理的には従来の方法は磁石の磁力を利用しようとするも
のであり、本発明は電磁誘導の法則に従って発生する電
流を主として利用しようとするものであって発想が全く
異なるものである。

【０００６】

【実施例】直径５ｍｍ高さ２ｍｍの円盤状磁石を一回り
大きい直径（内径）１０ｍｍ高さ（内側）４ｍｍ肉厚１
ｍｍの円盤状プラスチック容器に入れる。図１、図２こ
れを医療用テープで肩、腰、足等のコリのある部分のツ
ボに貼り付ける。またこのものをベルトに貼り付け腰に
巻く。

【０００７】

【発明の効果】これをつけて運動したり、歩いたり、家
事、仕事等、通常の生活をすれば、人体の中の電気抵抗
の低い部分に沿って電流が流れたり、人体表面に渦電流
が発生しして、ツボ、神経、筋肉、を刺激して肩、腰等
のコリが解消、軽減される。また運動による筋肉痛の発
生も軽減することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 正面断面図

【図２】 平面断面図

【符号の説明】

１・・・磁石 ２・・・中空容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】中空の容器に、その中で自在に動ける大き
   さの磁石を入れた治療器具及び、健康維持管理器具