JPH11206891A - 電子治療器の導子外れ検知構造 - Google Patents

電子治療器の導子外れ検知構造

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JPH11206891A
JPH11206891A JP1076498A JP1076498A JPH11206891A JP H11206891 A JPH11206891 A JP H11206891A JP 1076498 A JP1076498 A JP 1076498A JP 1076498 A JP1076498 A JP 1076498A JP H11206891 A JPH11206891 A JP H11206891A
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JP
Japan
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conductor
voltage
detecting
microcomputer
director
Prior art date
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Pending
Application number
JP1076498A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanizawa
勉 谷澤
Toshihiro Tsuzuki
俊宏 都築
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Marutaka Co Ltd
Original Assignee
Marutaka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子治療器の導子外れ検知を低周波または干
渉波のどちらの電流に対しても対応することを可能にす
る。 【解決手段】 マイコン1から出力する1次側回路2の
低周波または干渉波電流を、絶縁トランス4にて所要の
電圧に昇圧し、2次側回路3から導子5を介して患部に
電圧を印加する電子治療器において、患部に接触させる
導子5の接触状態を電圧の変動により判定する検知手段
としてオシロスコープ12を1次側回路2に接続して電
圧変動を信号波形にて観察する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患部に電圧を印加
して治療する電子治療器に関し、特に患部に接触させる
導子の接触状態を判定する検知構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている電子治療器に
は、例えば図4に示すように、マイコン1を電源とした
1次側回路2の低周波電圧を絶縁トランス4にて昇圧
し、その電圧を2次側回路3に接続した導子5から人体
13に対して印加するものが知られている。この導子5
は、導子ベース材6の面に導電ゴム等から成る電極7及
び導電性ゲルから成る粘着パッド8を貼着したもので、
粘着パッド8を介して人体13に貼りつけることができ
るように構成している。
【0003】しかし、導子5を人体13に貼りつけた場
合に、該貼りつけが不完全になると電気的に接触不良と
なり、治療に必要な電圧を印加することができなくな
る。これにより、従来は、図5に示すように、2次回路
3側に導子5の外れ検知回路9を設け、導子5の人体1
3に対する接触状態を治療前に検知し、接触不完全状態
を検知した場合は、接触状態や電圧等を事前に調整した
うえで治療を施すことが行われている。
【0004】また、その他の導子はずれ検知手段とし
て、例えば特開平2−299671号公報、特開平4−
132566号公報、あるいは特開平4−193281
号公報に開示された発明が知られている。
【0005】特開平2−299671号公報記載の発明
は、治療時に印加パルスより幅の狭いパルスを印加した
ときの導子間の信号をフィードバックし、このフィード
バック信号の波形と所定の波形との相違から、導子の人
体への装着状態を判定し、装着が不完全な場合は治療用
パルスの印加を停止するものである。
【0006】特開平4−132566号公報記載の発明
は、導子の人体に対する接触状態が不完全な場合は、導
子間に流れる電流が小さくなるので、この電流値を電流
検知回路にて検知し、電流値が所定値以下になった場合
に、報知回路から報知音や表示等の報知信号を出力する
ことにより、導子の接触状態が不完全であることを知る
ことができるものである。
【0007】特開平4−193281号公報記載の発明
は、1対の導子から人体に通電する放電電流が、検知回
路の表示素子に流れるようにしたもので、人体に通電が
あるると表示素子が光り、通電がないと光らないことに
より導子の接触状態が不完全であるかどうかを検知する
ことができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の図4に示す低周波値電子治療器の例においては、導
子5の外れ検知回路9を2次側回路3側あるいは1次回
路2側のどちら側に設けても検知には特に問題がない
が、検知回路9を設けるために別に電源10を設けなけ
ればならない。これにより、導子5の対が増えると電源
10の数も増えることになり、しかも回路が複雑になる
ことにより、コストが嵩むという問題がある。
【0009】その他の例についても、それぞれが優れた
検知性能を発揮しうるものではあるが、全て低周波電子
治療器に関するものであり、干渉波を出力する電子治療
器に適用することが困難であるという問題がある。
【0010】よって、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、低周波及び干渉波のどちらの電流に
も対応しうる電子治療器の導子外れ検知構造の提供を目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達するため
に、請求項1に記載の発明は、マイコンを電源とした1
次側回路の低周波または干渉波電圧を絶縁トランスによ
り所要の電圧に昇圧し、2次側回路に接続した導子を介
して患部に電圧を印加する電子治療器において、患部に
接触させる導子の接触状態を電圧の変動により判定する
検知手段を1次側回路に設けて成ることを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、患部に接
触させる導子の接触状態を電圧の変動により判定する検
知手段を、1次側回路に設けることにより、低周波また
は干渉波電流に対応して接触状態を検知をすることが可
能となる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記検知手段
を、マイコンの電源又はアナログ・デジタル入力を取り
込めるマイコンと共用して成ることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、前記検出
手段を1次側に設けることにより、マイコンの電源又は
アナログ・デジタル入力を取り込めるマイコンと共用す
ることが可能となり、検出手段のために別の電源を設け
る必要がなくなる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記検知手段と
して、電圧変動を信号波形にて観察しうるオシロスコー
プを1次側回路に接続して成ることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、オシロス
コープに映し出される電圧変動の信号波形により、人体
に対する導子の接触状態の程度を検知することが可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態を示す電子治
療器の回路図、図2及び図3は、オシロスコープに表示
される信号波形の例を示す線図である。
【0019】本発明を適用する電子治療器は、図1に示
すように、主に人体13の患部の表層を治療する低周波
または、患部の深部を治療する干渉波のどちらの電圧で
も選択して用いることができるものである。なお、人体
13に接触させる導子5は、図4に示すように、導子ベ
ース材6の面に導電ゴム等から成る電極7及び導電性ゲ
ルから成る粘着パッド8を貼着したものである。
【0020】この電子治療器は、図1において、マイコ
ン1を電源とした1次側回路2の低周波または、干渉波
電流を絶縁トランス4にて所要の電圧に昇圧し、その電
圧を2次側回路3から、導子5を介して人体13に印加
するものである。
【0021】本発明は、この構成において、導子5の接
触状態を検知する手段11として、電圧変化を信号波形
に変換して観察することが可能なオシロスコープ12を
1次側回路2のそれぞれに接続したものである。また、
この検知手段11の電源は、マイコン1の電源又はアナ
ログ・デジタル入力を取り込めるマイコン1を共用して
いる。
【0022】本発明の電子治療器を用いた場合の作用と
しては、導子5を人体13に貼りつけて電圧を印加した
際に、人体13に対する導子5の接触状態が良好な状
態、即ち、治療可能な通電が有る場合は、図2に示すよ
うに、オシロスコープ12の信号波形が基準線の上下方
向に矢印Aにて示す範囲内にて振れる。また図3に示す
ように矢印Bが前記矢印Aの範囲を超えて上下方向に大
きく振れた場合は、波形の振れが大きくなるに従って接
触状態が益々不完全になっていることを示し、このよう
な状態では効果的な治療をすることができない。極端に
導子5が剥がれた状態では、実測値として矢印Aの2倍
以上の振れとなり、治療効果をうることができなくな
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1記載の効果
は、患部に接触させる導子の接触状態を電圧の変動によ
り判定する検知手段を1次側回路に設けることにより、
低周波または干渉波電流のどちらにも対応して接触状態
を検知することが可能になるとともに、接触状態による
治療効果を適切に判断して良好な治療効果を得るべく事
前に接触状態を調整することが可能となる。
【0024】請求項2記載の効果は、検知手段を、マイ
コンの電源又はアナログ・デジタル入力を取り込めるマ
イコンと共用することが可能となるので、電源を必要最
小限にしてコストを低減することが可能となる。
【0025】請求項3記載の効果は、オシロスコープに
映し出される電圧変動の信号波形形状により導子の接触
状態の程度を検知するこが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電子治療器の回路
図。
【図2】オシロスコープに表示される信号波形の例を示
す線図。
【図3】オシロスコープに表示される信号波形の例を示
す線図。
【図4】従来の電子治療器の説明図。
【図5】従来の電子治療器の説明図。
【符号の説明】
1 マイコン 2 1次回路 3 2次回路 4 絶縁トランス 5 導子 6 導子ベース材料 7 電極 8 粘着パッド 9 検知回路 10 電源 11 検知手段 12 オシロスコープ 13 人体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイコンを電源とした1次側回路の低周
    波または干渉波電圧を絶縁トランスにより所要の電圧に
    昇圧し、2次側回路に接続した導子を介して患部に電圧
    を印加する電子治療器において、 患部に接触させる導子の接触状態を電圧の変動により判
    定する検知手段を1次側回路に設けて成ることを特徴と
    する電子治療器の導子外れ検知構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子治療器の導子外れ検
    知構造であって、 前記検知手段を、マイコンの電源又はアナログ・デジタ
    ル入力を取り込めるマイコンと共用して成ることを特徴
    とする電子治療器の導子外れ検知構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電子治療器の導子
    外れ検知構造であって、 前記検知手段として、電圧変動を信号波形にて観察しう
    るオシロスコープを1次側回路に接続して成ることを特
    徴とする電子治療器の導子外れ検知構造。
JP1076498A 1998-01-22 1998-01-22 電子治療器の導子外れ検知構造 Pending JPH11206891A (ja)

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JP (1) JPH11206891A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014042181A1 (ja) * 2012-09-13 2014-03-20 オージー技研株式会社 電気刺激装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014042181A1 (ja) * 2012-09-13 2014-03-20 オージー技研株式会社 電気刺激装置

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