JPH11206862A - ヒータ付メタル触媒担体 - Google Patents

ヒータ付メタル触媒担体

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JPH11206862A
JPH11206862A JP10018465A JP1846598A JPH11206862A JP H11206862 A JPH11206862 A JP H11206862A JP 10018465 A JP10018465 A JP 10018465A JP 1846598 A JP1846598 A JP 1846598A JP H11206862 A JPH11206862 A JP H11206862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
metal catalyst
catalyst carrier
flow direction
corrugated
Prior art date
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Pending
Application number
JP10018465A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Sugimoto
保 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はヒータ付メタル触媒担体に関し、触
媒効率,触媒活性の増大を図り、併せて製造の容易なヒ
ータ付メタル触媒担体を提供することを目的とする。 【解決手段】 さや17内にハーネス19を挿着してな
るシーズドヒータ15を巻芯として、ガス流れ方向に相
前後し、流れ方向と交差する方向に互いに位置ずれさせ
た複数の波部29を成形した薄肉な帯状の波板23を多
重に巻回してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排ガス
浄化装置やトイレの脱臭装置等に使用されるヒータ付メ
タル担体触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排ガス浄化装置に使用される
電熱触媒として、従来、例えば特開平6−58141号
公報に開示されるように金属製の波板と平板とを交互に
巻回してなるメタル触媒担体に一対の電極を設けたもの
が知られており、両電極間に電流を流しメタル触媒担体
を加熱して触媒活性を高めている。
【0003】また、この電熱触媒は、トイレの空気中に
含まれるメルカプタン類やアンモニア等の悪臭源を分
解,脱臭する機能を有するため、昨今、トイレの脱臭装
置への使用が提案されている。図7中、1は円筒状の筒
体3内に装着された電熱触媒で、当該電熱触媒1は外筒
5内に収納されたメタル触媒担体7と、当該メタル触媒
担体7の中心に挿着されたシーズドヒータ9とで構成さ
れており、筒体3の上下に設けられた排出口11と導入
口13に図示しない排気通路が接続されている。
【0004】而して、上記メタル触媒担体7は、図8に
示すようにシーズドヒータ9のさや(内筒)9aを巻芯
としてFe−Cr−Al合金等の金属製の平板7aと波
板7bとを交互に巻回したもので、外筒5内にこれらを
圧入して平板7aと波板7b及び外筒5と波板7bが拡
散接合されている。そして、この拡散接合終了後、さや
9a内にハーネス9bを後付けしてシーズドヒータ9を
形成し、白金やアルミナ等の触媒を担持している。
【0005】そして、シーズドヒータ9でメタル触媒担
体7が加熱されて触媒活性が高められ、エジェクタポン
プ等の吸引ポンプで吸引したトイレ内の空気A1 を電熱
触媒1に流入させれば、空気A1 中のメルカプタン類や
アンモニア等の悪臭源が電熱触媒1で分解された後、臭
いのない空気A2 として排気通路の下流側から大気へ放
出されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平6−
58141号公報に開示されたメタル触媒担体や図7の
メタル触媒担体7にあっては、平板7aと波板7bを多
層に接合してガスが通過するセルが形成されているが、
セルがメタル触媒担体7の軸方向と平行に形成されてい
るため、ガスが層流となってセルをストレートに通り抜
けて貴金属触媒との接触が直線的で触媒効率が悪く、ま
た、ガスがセルをストレートに通り抜けていくために熱
伝導率が悪く、外筒5近傍とさや9a近傍との間に温度
差が生じて、外筒5近傍が触媒活性を得るための温度に
なり得ないという問題が指摘されている。
【0007】更にまた、さや9aを巻芯として平板7a
と波板7bを巻回した後、これらを拡散接合してさや9
a内にハーネス9bを後付けした図7のメタル触媒担体
7にあっては、拡散接合による接合作業やハーネス9b
の後付け作業が面倒でコストが嵩むと共に、ハーネス9
bを後付けする際にさや9aとハーネス9bに局所当た
りが発生してしまう等の不具合もあった。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、触媒効率,触媒活性の増大を図り、併せて製造の容
易なヒータ付メタル触媒担体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係るヒータ付メタル触媒担体は、さや内
にハーネスを挿着してなるシーズドヒータを巻芯とし
て、ガス流れ方向に相前後し、流れ方向と交差する方向
に互いに位置ずれさせた複数の波部を成形した薄肉な帯
状の波板を多重に巻回してなることを特徴とする。
【0010】(作用)請求項1に係るヒータ付メタル触
媒担体によれば、従来と同様、シーズドヒータで加熱さ
れて触媒の触媒活性が高められ、そして、例えばこれを
トイレの脱臭装置に利用すれば、吸引ポンプで吸引され
た空気中に含まれるメルカプタン類やアンモニア等のガ
スが分解されるが、従来に比しガス流路が複雑になって
ガスの乱流化が図られると共に、積層された各波板の波
部の端部が相互に噛み合って、各波板の相対移動が防止
されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1の一実施形態に
係るヒータ付メタル触媒担体の概略斜視図、図2はその
断面図を示し、図中、15はさや(内筒)17内にハー
ネス19が組み込まれた従来周知のシーズドヒータで、
本実施形態に係るヒータ付メタル触媒担体21は、さや
9aのみを巻芯として平板7aと波板7bとを多重に巻
回して拡散接合した後、さや9a内にハーネス9bを後
付けしてシーズドヒータ9を形成した図7の電熱触媒1
と異なり、予めさや17内にハーネス19を組み込んだ
シーズドヒータ15全体を巻芯として、図3に示すよう
に1枚の薄肉な帯状の金属(例えば、Fe−Cr−Al
合金)製の波板23を多重に巻回して構成されている。
【0012】何故ならば、シーズドヒータは拡散接合温
度(約1200℃)には耐えられないが、触媒付温度
(約600℃)には十分耐えられるからである。而し
て、波板23は、図4及び図5に示すように巻回方向
(図中、矢印A方向)に沿って複数の列25に区画され
ると共に、各列25は互いに分離せず、図中、27で示
す連結部で連結した構造となっている。
【0013】そして、各列25には、ガス流れ方向(図
2中、矢印B方向)に相前後し、流れ方向と交差する方
向に互いに位置ずれさせた複数の波部29が同一形状,
同一ピッチで連続して形成されている。そして、上述し
たようにヒータ付メタル触媒担体21は、シーズドヒー
タ15全体を巻芯として上記形状からなる波板23を多
重に巻回して製造されており、斯かる構造によればガス
流路が複雑になって乱流化が図られると共に、図6に示
すように積層された各波板23の波部29の端部が相互
に噛み合って、各波板23の相対移動が防止されるよう
になっている。
【0014】尚、本実施形態に於ても、巻回した波板2
3がばらけるのを防止するため、波板23が多重に巻回
されて所定径になった処で最外周の波板23をスポット
溶接した後、波板23を切断することは従来と同様であ
る。そして、この後、白金やアルミナ等の触媒が担持さ
れて、図示しない外筒内に圧入される。また、図示しな
いが上記波板23は、回転する一対のコルゲート加工ギ
ヤに金属薄鋼板からなる板材を連続的に供給して成形さ
れ、そして、各コルゲート加工ギヤは、複数枚のギヤが
積層して対となるギヤが互いに噛合した構造となってい
る。
【0015】その他、図1中、31はさや17の開口部
を閉塞するプラグ、33はシーズドヒータ15の端子で
ある。本実施形態に係るヒータ付メタル触媒担体21は
このように構成されているから、これを例えば図7の如
きトイレの脱臭装置に利用すれば、シーズドヒータ15
で加熱されて貴金属触媒の触媒活性が高められ、そし
て、エジェクタポンプ等で吸引された空気中に含まれる
メルカプタン類やアンモニア等のガスが分解されて、臭
いのない空気として排気通路の下流側から大気へ放出さ
れるが、ヒータ付メタル触媒担体21は図7の電熱触媒
1に比しガス流路が複雑であるため、ガスは各波部29
の端部で分岐し広く拡散して貴金属触媒と接触し乍ら流
下していくこととなる。
【0016】従って、本実施形態によれば、図7の従来
例に比し貴金属触媒との接触時間が多くなって浄化効率
の向上が図れると共に、ガスが乱流化されることで熱伝
導率が向上し、この結果、従来に比しシーズドヒータ1
5による加熱の温度分布が均一化されて触媒活性が著し
く増大することとなった。更にまた、本実施形態によれ
ば、図6に示すように隣接する各波板23の波部29の
端部が相互に噛み合って積層された波板23の相対移動
が防止されるので、製造工程に於て、従来の如き拡散接
合が不要となってコストの低廉化が可能となると共に、
予め製造されたシーズドヒータ15を巻芯として利用す
ることができるので、従来の如くハーネス19を後付け
する煩わしさがなくなり、製造がきわめて容易となっ
た。
【0017】加えて、本実施形態に係るヒータ付メタル
触媒担体21は従来の如き平板が不要となるため、従来
に比し軽量化が可能となり、その結果、ヒータ付メタル
触媒担体21が低熱容量となって昇温時間が短縮できる
効果を有する。尚、上記実施形態では、波板23の各列
25に於ける波部29を同一形状,同一ピッチとした
が、相互の波部の形状やピッチを代えてよいことは勿論
である。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るヒー
タ付メタル触媒担体によれば、ガスが乱流化されること
で従来に比し浄化効率の向上が図れると共に、熱伝導率
が向上し、この結果、シーズドヒータによる加熱の温度
分布が均一化されて触媒活性が著しく増大することとな
った。
【0019】更にまた、本発明によれば、隣接する各波
板の波部の端部が相互に噛み合って積層された波板の相
対移動が防止されるので、製造工程に於て、従来の如き
拡散接合が不要となってコストの低廉化が可能となると
共に、予め製造されたシーズドヒータを巻芯として利用
することができるので、従来の如くハーネスを後付けす
る煩わしさがなくなり製造がきわめて容易となった。加
えて、本発明に係るヒータ付メタル触媒担体は従来の如
き平板が不要となるため、従来に比し軽量化が可能とな
り、その結果、ヒータ付メタル触媒担体が低熱容量とな
って昇温時間が短縮できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の一実施形態に係るヒータ付メタル触
媒担体の概略斜視図である。
【図2】図1に示すヒータ付メタル触媒担体の断面図で
ある。
【図3】図1に示すヒータ付メタル触媒担体の製造方法
の説明図である。
【図4】波板の部分斜視図である。
【図5】波板の部分正面図である。
【図6】積層した波板の要部正面図である。
【図7】トイレの脱臭装置に適用した従来の電熱触媒の
断面図である。
【図8】図7に示す電熱触媒の平面図である。
【符号の説明】
15 シーズドヒータ 17 さや 19 ハーネス 21 ヒータ付メタル触媒担体 23 波板 29 波部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さや(17)内にハーネス(19)を挿
    着してなるシーズドヒータ(15)を巻芯として、ガス
    流れ方向に相前後し、流れ方向と交差する方向に互いに
    位置ずれさせた複数の波部(29)を成形した薄肉な帯
    状の波板(23)を多重に巻回してなることを特徴とす
    るヒータ付メタル触媒担体。
JP10018465A 1998-01-30 1998-01-30 ヒータ付メタル触媒担体 Pending JPH11206862A (ja)

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