JPH11206723A - 血圧測定装置 - Google Patents
血圧測定装置Info
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- JPH11206723A JPH11206723A JP10014584A JP1458498A JPH11206723A JP H11206723 A JPH11206723 A JP H11206723A JP 10014584 A JP10014584 A JP 10014584A JP 1458498 A JP1458498 A JP 1458498A JP H11206723 A JPH11206723 A JP H11206723A
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- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動による影響を受けることなく高精度で血
圧測定を行うことができる血圧測定装置を得ること。 【解決手段】 本発明は、上腕装着用のカフ１と、制御
部１７から供給される加圧信号に応じてカフ１にチュー
ブ２を介して空気を段階的に供給する加圧器１０と、カ
フ１内のカフ圧を検出する圧力センサ１２と、上記圧力
センサ１２の出力信号から脈波信号を抽出するバンドパ
スフィルタ１３と、脈波信号に基づいて血圧測定を行う
制御部１７と、ビニール袋等が台形形状に形成されてな
り、その上面にカフ１が装着された上腕を測定時に支持
する支持体４０と、支持体４０内部の圧力を検出する圧
力センサ４１とを有しており、制御部１７は、血圧測定
中に圧力センサ４１の出力信号が変化した場合、測定結
果が不正確であると判断して、血圧測定をやり直す。
圧測定を行うことができる血圧測定装置を得ること。 【解決手段】 本発明は、上腕装着用のカフ１と、制御
部１７から供給される加圧信号に応じてカフ１にチュー
ブ２を介して空気を段階的に供給する加圧器１０と、カ
フ１内のカフ圧を検出する圧力センサ１２と、上記圧力
センサ１２の出力信号から脈波信号を抽出するバンドパ
スフィルタ１３と、脈波信号に基づいて血圧測定を行う
制御部１７と、ビニール袋等が台形形状に形成されてな
り、その上面にカフ１が装着された上腕を測定時に支持
する支持体４０と、支持体４０内部の圧力を検出する圧
力センサ４１とを有しており、制御部１７は、血圧測定
中に圧力センサ４１の出力信号が変化した場合、測定結
果が不正確であると判断して、血圧測定をやり直す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧測定に用いら
れる血圧測定装置に関する。
れる血圧測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より各医療機関にのみ備えられてい
た血圧測定装置は、最近では電子化により一般家庭にも
普及してきている。この種の血圧測定装置は、主に上腕
や指などの血圧測定部位に装着されるカフと、このカフ
の圧力（以下、カフ圧という）制御を行う制御部と、該
カフ圧に基づいて血圧値を求める装置本体とから構成さ
れている。
た血圧測定装置は、最近では電子化により一般家庭にも
普及してきている。この種の血圧測定装置は、主に上腕
や指などの血圧測定部位に装着されるカフと、このカフ
の圧力（以下、カフ圧という）制御を行う制御部と、該
カフ圧に基づいて血圧値を求める装置本体とから構成さ
れている。
【０００３】図３は、上述した従来の血圧測定装置の外
観構成を示す斜視図である。この図において、１は上腕
装着用のカフであり、チューブ２を介して装置本体３に
接続されている。この場合、チューブ２は加圧用と排気
用とが兼用されてなる１本のチューブで構成されてい
る。上記カフ１は、図４に示す帯状の内層膜１ａと、該
内層膜１ａの外側に配置された帯状の外層膜１ｂとが袋
状に形成されてなる。この内層膜１ａと外層膜１ｂとの
間の空間は、空気室１ｃとされており、この空気室１ｃ
にチューブ２を介して空気が流入することにより、カフ
１が膨張して、カフ１内の圧力（以下、カフ圧と称す
る）が昇圧される。
観構成を示す斜視図である。この図において、１は上腕
装着用のカフであり、チューブ２を介して装置本体３に
接続されている。この場合、チューブ２は加圧用と排気
用とが兼用されてなる１本のチューブで構成されてい
る。上記カフ１は、図４に示す帯状の内層膜１ａと、該
内層膜１ａの外側に配置された帯状の外層膜１ｂとが袋
状に形成されてなる。この内層膜１ａと外層膜１ｂとの
間の空間は、空気室１ｃとされており、この空気室１ｃ
にチューブ２を介して空気が流入することにより、カフ
１が膨張して、カフ１内の圧力（以下、カフ圧と称す
る）が昇圧される。
【０００４】図３に示す４はデジタル表示部であり、最
高血圧、最低血圧、平均血圧および脈拍数の表示を行
う。５は複数の発光ダイオードが縦横に配設されてなる
ドットマトリクス表示器である。このドットマトリクス
表示器５には、血圧測定時に脈波が図示のようにレベル
表示され、非測定時には装置の機能が表示される。な
お、装置の機能表示としては警報時の警報内容、表示測
定値の経過時間及びエラー時のエラー内容等である。６
は電源スイッチ、測定開始スイッチ、モード選択用ロー
タリスイッチ、測定時間設定器および測定間隔設定器等
の各種スイッチ類である。７はプリンタであり、最高血
圧、最低血圧、平均血圧及び脈拍数等の印刷を行う。
高血圧、最低血圧、平均血圧および脈拍数の表示を行
う。５は複数の発光ダイオードが縦横に配設されてなる
ドットマトリクス表示器である。このドットマトリクス
表示器５には、血圧測定時に脈波が図示のようにレベル
表示され、非測定時には装置の機能が表示される。な
お、装置の機能表示としては警報時の警報内容、表示測
定値の経過時間及びエラー時のエラー内容等である。６
は電源スイッチ、測定開始スイッチ、モード選択用ロー
タリスイッチ、測定時間設定器および測定間隔設定器等
の各種スイッチ類である。７はプリンタであり、最高血
圧、最低血圧、平均血圧及び脈拍数等の印刷を行う。
【０００５】上記構成において、カフ１を上腕に装着さ
れた被測定者は、図４に示す支持台３０の支持部３０ａ
に、ゴム袋、スポンジ等からなる緩衝体３１を介して、
カフ１が装着された腕を載せる。この状態において、測
定開始スイッチが押されると、カフ１には、段階的にチ
ューブ２を介して空気が供給される。これにより、カフ
１のカフ圧が段階的に昇圧される。そして、カフ圧の各
昇圧段階において脈波が各々検出され、この脈波に基づ
いて最低血圧、平均血圧、最高血圧等が測定される。
れた被測定者は、図４に示す支持台３０の支持部３０ａ
に、ゴム袋、スポンジ等からなる緩衝体３１を介して、
カフ１が装着された腕を載せる。この状態において、測
定開始スイッチが押されると、カフ１には、段階的にチ
ューブ２を介して空気が供給される。これにより、カフ
１のカフ圧が段階的に昇圧される。そして、カフ圧の各
昇圧段階において脈波が各々検出され、この脈波に基づ
いて最低血圧、平均血圧、最高血圧等が測定される。
【０００６】ここで、血圧測定中において、図４に示す
カフ１が装着された上腕が動かされると、この動きによ
る振動は、緩衝体３１によりある程度吸収される。しか
しながら、緩衝体３１により吸収されなかった振動は、
ノイズ成分とし脈波成分およびカフ圧の変化として現れ
る。そこで、従来の血圧測定装置においては、フィルタ
リング処理により上記ノイズ成分を除去している。
カフ１が装着された上腕が動かされると、この動きによ
る振動は、緩衝体３１によりある程度吸収される。しか
しながら、緩衝体３１により吸収されなかった振動は、
ノイズ成分とし脈波成分およびカフ圧の変化として現れ
る。そこで、従来の血圧測定装置においては、フィルタ
リング処理により上記ノイズ成分を除去している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の血圧
測定装置においては、振動によるノイズ成分をフィルタ
リング処理により除去しているが、完全にノイズ成分を
除去することが難しい。従って、従来の血圧測定装置に
おいては、完全にノイズ成分が除去されなかった場合で
あっても、測定結果に誤差があるにもかかわらず、正確
な測定結果とされてしまう。本発明はこのような背景の
下になされたもので、振動による影響を受けることなく
高精度で血圧測定を行うことができる血圧測定装置を提
供することを目的とする。
測定装置においては、振動によるノイズ成分をフィルタ
リング処理により除去しているが、完全にノイズ成分を
除去することが難しい。従って、従来の血圧測定装置に
おいては、完全にノイズ成分が除去されなかった場合で
あっても、測定結果に誤差があるにもかかわらず、正確
な測定結果とされてしまう。本発明はこのような背景の
下になされたもので、振動による影響を受けることなく
高精度で血圧測定を行うことができる血圧測定装置を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、血圧測定部位の脈波を検出することにより血圧測定
を行う血圧測定装置において、血圧測定部位に装着され
るカフと、前記カフ内のカフ圧を所定期間毎に加圧する
加圧手段と、前記カフ圧に基づいて、脈波を検出する脈
波検出手段と、前記カフが装着された前記血圧部位が動
かされたことにより発生する振動を検出する振動検出手
段と、前記脈波検出手段の検出結果から血圧を検出する
血圧検出手段と、前記振動検出手段により前記振動が検
出された場合、血圧測定をやり直す制御手段とを具備す
ることを特徴とする。また、請求項２に記載の発明は、
請求項１に記載の血圧測定装置において、前記振動検出
手段は、前記カフが装着された前記血圧部位を支持する
略袋状の支持体と、前記支持体内部の圧力を検出する圧
力検出部と、前記圧力検出部の検出結果に変動があった
場合、前記振動を検出する検出部とから構成されている
ことを特徴とする。また、請求項３に記載の発明は、請
求項１または２に記載の血圧測定装置において、前記振
動検出手段により前記振動が検出された場合、その旨を
報知する報知手段を具備することを特徴とする。
は、血圧測定部位の脈波を検出することにより血圧測定
を行う血圧測定装置において、血圧測定部位に装着され
るカフと、前記カフ内のカフ圧を所定期間毎に加圧する
加圧手段と、前記カフ圧に基づいて、脈波を検出する脈
波検出手段と、前記カフが装着された前記血圧部位が動
かされたことにより発生する振動を検出する振動検出手
段と、前記脈波検出手段の検出結果から血圧を検出する
血圧検出手段と、前記振動検出手段により前記振動が検
出された場合、血圧測定をやり直す制御手段とを具備す
ることを特徴とする。また、請求項２に記載の発明は、
請求項１に記載の血圧測定装置において、前記振動検出
手段は、前記カフが装着された前記血圧部位を支持する
略袋状の支持体と、前記支持体内部の圧力を検出する圧
力検出部と、前記圧力検出部の検出結果に変動があった
場合、前記振動を検出する検出部とから構成されている
ことを特徴とする。また、請求項３に記載の発明は、請
求項１または２に記載の血圧測定装置において、前記振
動検出手段により前記振動が検出された場合、その旨を
報知する報知手段を具備することを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図１は本発明の一実施形態に
よる血圧測定装置の構成を示すブロック図である。な
お、以下に説明する一実施形態による血圧測定装置の外
観構成は、図３に示す血圧測定装置と同様であり、さら
に図１においては、図２の各部に対応する部分には同一
の符号を付ける。
施形態について説明する。図１は本発明の一実施形態に
よる血圧測定装置の構成を示すブロック図である。な
お、以下に説明する一実施形態による血圧測定装置の外
観構成は、図３に示す血圧測定装置と同様であり、さら
に図１においては、図２の各部に対応する部分には同一
の符号を付ける。
【００１０】図１において、１０は加圧器であり、供給
される加圧信号に応じてカフ１に空気を供給する。この
場合、カフ１への加圧は段階的に行われるようになって
いる。このカフ１への加圧の詳細については、後述す
る。１１は排気弁であり、供給される排気信号に基づい
てカフ１内の空気を排出する。また、排気弁１１は、上
記排気信号に基づいてカフ１内の空気を加圧の各段階に
おいて排出する。１２は圧力センサであり、カフ１内の
圧力を検出し、その結果を出力する。１３はバンドパス
フィルタであり、圧力センサ１２より出力される信号の
低域成分を抽出し、脈波信号として取出す。この場合、
血管壁の振動により得られる波形を脈波と称し、この脈
波がバンドパスフィルタ１３により脈波信号として得ら
れる。
される加圧信号に応じてカフ１に空気を供給する。この
場合、カフ１への加圧は段階的に行われるようになって
いる。このカフ１への加圧の詳細については、後述す
る。１１は排気弁であり、供給される排気信号に基づい
てカフ１内の空気を排出する。また、排気弁１１は、上
記排気信号に基づいてカフ１内の空気を加圧の各段階に
おいて排出する。１２は圧力センサであり、カフ１内の
圧力を検出し、その結果を出力する。１３はバンドパス
フィルタであり、圧力センサ１２より出力される信号の
低域成分を抽出し、脈波信号として取出す。この場合、
血管壁の振動により得られる波形を脈波と称し、この脈
波がバンドパスフィルタ１３により脈波信号として得ら
れる。
【００１１】１４は交流増幅器であり、バンドパスフィ
ルタ１３により抽出された脈波信号を所定のレベルまで
増幅する。この増幅された脈波信号はゲイン切替器１５
に入力され、出力レベルの調整が行われる。レベル調整
された脈波信号はアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変換
器１６に入力され、ディジタル信号に変換される。この
場合、Ａ／Ｄ変換器１６は二つの入力ポートを有し、一
方にゲイン切替器１５より出力される脈波信号が供給さ
れ、他方に上記圧力センサ１２より出力される圧力信号
が供給される。このＡ／Ｄ変換器１６の出力信号は制御
部１７に供給される。
ルタ１３により抽出された脈波信号を所定のレベルまで
増幅する。この増幅された脈波信号はゲイン切替器１５
に入力され、出力レベルの調整が行われる。レベル調整
された脈波信号はアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変換
器１６に入力され、ディジタル信号に変換される。この
場合、Ａ／Ｄ変換器１６は二つの入力ポートを有し、一
方にゲイン切替器１５より出力される脈波信号が供給さ
れ、他方に上記圧力センサ１２より出力される圧力信号
が供給される。このＡ／Ｄ変換器１６の出力信号は制御
部１７に供給される。
【００１２】制御部１７は装置各部を制御するものであ
り、図示せぬＣＰＵ（中央処理装置）、ＲＯＭ（リード
オンリメモリ）、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）及
びタイマ回路等を有して構成されている。ＲＯＭにはＣ
ＰＵを制御するためのプログラムが書込まれており、こ
のプログラムにしたがって制御部１７はカフ１への加圧
を行い、その圧力と脈波の検出を行う。
り、図示せぬＣＰＵ（中央処理装置）、ＲＯＭ（リード
オンリメモリ）、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）及
びタイマ回路等を有して構成されている。ＲＯＭにはＣ
ＰＵを制御するためのプログラムが書込まれており、こ
のプログラムにしたがって制御部１７はカフ１への加圧
を行い、その圧力と脈波の検出を行う。
【００１３】この検出結果により最高血圧、最低血圧、
平均血圧および脈拍数等を算出し、これらをデジタル表
示部４およびドットマトリクス表示器５にて表示する。
なお、加圧のタイミングは脈波に同期しており、また加
圧期間は一心拍おいた前後の心拍間に入るように設定さ
れている。
平均血圧および脈拍数等を算出し、これらをデジタル表
示部４およびドットマトリクス表示器５にて表示する。
なお、加圧のタイミングは脈波に同期しており、また加
圧期間は一心拍おいた前後の心拍間に入るように設定さ
れている。
【００１４】１８は警報器である。１９は入出力（Ｉ／
Ｏ）部であり、制御部１７と装置各部との間のデータの
授受を行う。２０は上記ドットマトリクス表示器５を駆
動するドットマトリクスドライバである。４０は、図２
に示すように内部に空気を有するゴム袋、ビニール袋等
が台形状に形成されてなる支持体であり、その上面に
は、カフ１が装着された上腕を測定時に支持する支持部
４０ａが形成されている。４１は、支持体４０内部の圧
力を検出する圧力センサであり、検出結果を圧力検出信
号として制御部１７へ出力する。
Ｏ）部であり、制御部１７と装置各部との間のデータの
授受を行う。２０は上記ドットマトリクス表示器５を駆
動するドットマトリクスドライバである。４０は、図２
に示すように内部に空気を有するゴム袋、ビニール袋等
が台形状に形成されてなる支持体であり、その上面に
は、カフ１が装着された上腕を測定時に支持する支持部
４０ａが形成されている。４１は、支持体４０内部の圧
力を検出する圧力センサであり、検出結果を圧力検出信
号として制御部１７へ出力する。
【００１５】次に、上述した一実施形態による血圧測定
装置の動作について説明する。まず、カフ１を上腕に装
着された被測定者は、図２に示す支持体４０の支持部４
０ａに、カフ１が装着された上腕を載せる。この状態に
おいて、図示せぬ測定開始スイッチが押されると、制御
部１７は、加圧器１０へ加圧信号を段階的に供給する。
これにより、加圧器１０からは、チューブ２を介して空
気がカフ１へ供給され、カフ１のカフ圧が段階的に昇圧
される。
装置の動作について説明する。まず、カフ１を上腕に装
着された被測定者は、図２に示す支持体４０の支持部４
０ａに、カフ１が装着された上腕を載せる。この状態に
おいて、図示せぬ測定開始スイッチが押されると、制御
部１７は、加圧器１０へ加圧信号を段階的に供給する。
これにより、加圧器１０からは、チューブ２を介して空
気がカフ１へ供給され、カフ１のカフ圧が段階的に昇圧
される。
【００１６】また、カフ１への昇圧時においては、圧力
センサ１２からカフ１のカフ圧に対応する信号が出力さ
れ、該信号の低域成分は、バンドパスフィルタ１３によ
り抽出され、脈波信号として交流増幅器１４により増幅
された後、ゲイン切替器１５を介してＡ／Ｄ変換器１６
に入力される。そして、上記脈波信号および圧力センサ
４１の出力信号（圧力検出信号）は、Ａ／Ｄ変換器１６
によりディジタル信号に変換された後、制御部１７に入
力される。
センサ１２からカフ１のカフ圧に対応する信号が出力さ
れ、該信号の低域成分は、バンドパスフィルタ１３によ
り抽出され、脈波信号として交流増幅器１４により増幅
された後、ゲイン切替器１５を介してＡ／Ｄ変換器１６
に入力される。そして、上記脈波信号および圧力センサ
４１の出力信号（圧力検出信号）は、Ａ／Ｄ変換器１６
によりディジタル信号に変換された後、制御部１７に入
力される。
【００１７】一方、カフ１への昇圧時においては、圧力
センサ４１からは、支持体４０内部の圧力に対応する圧
力検出信号がＡ／Ｄ変換器１６に入力される。これによ
り、上記圧力検出信号は、Ａ／Ｄ変換器１６によりディ
ジタル信号に変換された後、制御部１７に入力される。
センサ４１からは、支持体４０内部の圧力に対応する圧
力検出信号がＡ／Ｄ変換器１６に入力される。これによ
り、上記圧力検出信号は、Ａ／Ｄ変換器１６によりディ
ジタル信号に変換された後、制御部１７に入力される。
【００１８】そして、制御部１７は、圧力センサ４１か
ら出力されている圧力検出信号に変化がない場合、上腕
が動いていないものと判断する。すなわち、上腕が動い
ていない場合には、振動によるノイズ成分がカフ圧（脈
波信号）に重畳されていないのである。従って、制御部
１７は、圧力センサ４１から出力されている圧力検出信
号に変化がない場合、脈波信号から最低血圧、平均血
圧、最高血圧等を検出して、これらの検出結果を正確な
測定結果としてデジタル表示部４に表示させる。
ら出力されている圧力検出信号に変化がない場合、上腕
が動いていないものと判断する。すなわち、上腕が動い
ていない場合には、振動によるノイズ成分がカフ圧（脈
波信号）に重畳されていないのである。従って、制御部
１７は、圧力センサ４１から出力されている圧力検出信
号に変化がない場合、脈波信号から最低血圧、平均血
圧、最高血圧等を検出して、これらの検出結果を正確な
測定結果としてデジタル表示部４に表示させる。
【００１９】一方、血圧測定中において、上腕が動かさ
れると、図２に示すカフ１が振動するため、カフ１のカ
フ圧が変化するとともに、支持体４０内の圧力が変化す
る。すなわち、この状態においては、カフ圧（脈波信
号）に上記振動によるノイズ成分が重畳されているた
め、測定結果が不正確である。
れると、図２に示すカフ１が振動するため、カフ１のカ
フ圧が変化するとともに、支持体４０内の圧力が変化す
る。すなわち、この状態においては、カフ圧（脈波信
号）に上記振動によるノイズ成分が重畳されているた
め、測定結果が不正確である。
【００２０】そして、上記支持体４０内の圧力の変化
は、圧力センサ４１から出力されている圧力検出信号の
変化として現れるため、制御部１７により認識される。
これにより、制御部１７は、今、測定された測定結果が
不正確である旨をデジタル表示部４に表示させるととも
に、警報器１８を制御して警報を鳴らす。さらに、制御
部１７は、血圧測定を一旦中止させるべく、排気弁１１
を制御してカフ１内の空気を排気させた後、再度前述し
た動作と同様にして血圧測定を再開する。
は、圧力センサ４１から出力されている圧力検出信号の
変化として現れるため、制御部１７により認識される。
これにより、制御部１７は、今、測定された測定結果が
不正確である旨をデジタル表示部４に表示させるととも
に、警報器１８を制御して警報を鳴らす。さらに、制御
部１７は、血圧測定を一旦中止させるべく、排気弁１１
を制御してカフ１内の空気を排気させた後、再度前述し
た動作と同様にして血圧測定を再開する。
【００２１】以上説明したように、上述した一実施形態
による血圧測定装置によれば、血圧測定中に上腕が動か
されることにより発生する振動が発生した場合、血圧測
定を一旦中止した後、再開するようにしたので、振動の
影響を受けることなく高精度で血圧測定を行うことがで
きる。
による血圧測定装置によれば、血圧測定中に上腕が動か
されることにより発生する振動が発生した場合、血圧測
定を一旦中止した後、再開するようにしたので、振動の
影響を受けることなく高精度で血圧測定を行うことがで
きる。
【００２２】以上、本発明の一実施形態による血圧測定
装置について詳述してきたが、具体的な構成例は、この
一実施形態に限定されるものではなく本発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。例えば、上述した一実施形態による血圧測定装置に
おいては、図２に示す支持体４０内部の圧力変動から、
上腕が動かされることにより発生する振動を検出する例
について説明したが、これに限定されることなく、ひず
みゲージをカフ１に取り付け、該ひずみゲージの出力信
号の変化から上記振動を検出するようにしてもよい。ま
た上述した一実施形態による血圧測定装置においては、
上記ひずみゲージの他、近接センサ、加速度センサ等を
用いて振動を検出するようにしてもよい。
装置について詳述してきたが、具体的な構成例は、この
一実施形態に限定されるものではなく本発明の要旨を逸
脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。例えば、上述した一実施形態による血圧測定装置に
おいては、図２に示す支持体４０内部の圧力変動から、
上腕が動かされることにより発生する振動を検出する例
について説明したが、これに限定されることなく、ひず
みゲージをカフ１に取り付け、該ひずみゲージの出力信
号の変化から上記振動を検出するようにしてもよい。ま
た上述した一実施形態による血圧測定装置においては、
上記ひずみゲージの他、近接センサ、加速度センサ等を
用いて振動を検出するようにしてもよい。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動検出手段により前記振動が検出された場合、制御手
段により血圧測定がやり直されるので、振動による影響
を受けることなく高精度で血圧測定を行うことができる
という効果が得られる。
振動検出手段により前記振動が検出された場合、制御手
段により血圧測定がやり直されるので、振動による影響
を受けることなく高精度で血圧測定を行うことができる
という効果が得られる。
【図１】 本発明の一実施形態による血圧測定装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図２】 同一実施形態による血圧測定装置に用いられ
るカフ１および支持体４０の概略構成を示す側面図であ
る。
るカフ１および支持体４０の概略構成を示す側面図であ
る。
【図３】 従来の血圧測定装置の外観構成を示す斜視図
である。
である。
【図４】 従来の血圧測定装置に用いられるカフ１およ
び支持台３０の概略構成を示す側面図である。
び支持台３０の概略構成を示す側面図である。
１ カフ ４ デジタル表示部 １０ 加圧器 １２ 圧力センサ １３ バンドパスフィルタ １７ 制御部 １８ 警報器 ４０ 支持体 ４１ 圧力センサ
Claims (3)
- 【請求項１】 血圧測定部位の脈波を検出することによ
り血圧測定を行う血圧測定装置において、 血圧測定部位に装着されるカフと、 前記カフ内のカフ圧を所定期間毎に加圧する加圧手段
と、 前記カフ圧に基づいて、脈波を検出する脈波検出手段
と、 前記カフが装着された前記血圧部位が動かされたことに
より発生する振動を検出する振動検出手段と、 前記脈波検出手段の検出結果から血圧を検出する血圧検
出手段と、 前記振動検出手段により前記振動が検出された場合、血
圧測定をやり直す制御手段とを具備することを特徴とす
る血圧測定装置。 - 【請求項２】 前記振動検出手段は、 前記カフが装着された前記血圧部位を支持する略袋状の
支持体と、 前記支持体内部の圧力を検出する圧力検出部と、 前記圧力検出部の検出結果に変動があった場合、前記振
動を検出する検出部とから構成されていることを特徴と
する請求項１に記載の血圧測定装置。 - 【請求項３】 前記振動検出手段により前記振動が検出
された場合、その旨を報知する報知手段を具備すること
を特徴とする請求項１または２に記載の血圧測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014584A JPH11206723A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 血圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10014584A JPH11206723A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 血圧測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206723A true JPH11206723A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11865224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10014584A Pending JPH11206723A (ja) | 1998-01-27 | 1998-01-27 | 血圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206723A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003007817A1 (en) * | 2001-07-18 | 2003-01-30 | C-One Tech., Ltd. | Apparatus for measuring accelerated plethysmogram |
| US11564570B2 (en) | 2017-03-15 | 2023-01-31 | Omron Corporation | Biological information measuring apparatus, method and program |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05200004A (ja) * | 1992-01-28 | 1993-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 血圧計 |
| JPH0795964A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 血圧計 |
-
1998
- 1998-01-27 JP JP10014584A patent/JPH11206723A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05200004A (ja) * | 1992-01-28 | 1993-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 血圧計 |
| JPH0795964A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 血圧計 |
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| US11564570B2 (en) | 2017-03-15 | 2023-01-31 | Omron Corporation | Biological information measuring apparatus, method and program |
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