JPH112066A - 自動閉鎖引き戸用エアダンパ - Google Patents

自動閉鎖引き戸用エアダンパ

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JPH112066A
JPH112066A JP35092197A JP35092197A JPH112066A JP H112066 A JPH112066 A JP H112066A JP 35092197 A JP35092197 A JP 35092197A JP 35092197 A JP35092197 A JP 35092197A JP H112066 A JPH112066 A JP H112066A
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JP
Japan
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sliding door
piston rod
air damper
attached
self
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Application number
JP35092197A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Hanada
辰也 花田
Takayuki Atsumi
隆行 渥美
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Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、ピストンロッドのストローク
を長くした場合においてもエアシリンダとピストンロッ
ドとを常時同軸状に保持することができる自動閉鎖引き
戸用エアダンパを提供すること。 【解決手段】 ピストンロッド13に取着されピストン
ロッド13とともに進退可能な走行体34、および、走
行体34の走行経路を所定位置に保持可能な引き戸本体
27と戸枠18とのいずれか一方に取付けた走行位置規
制体48からなる同軸性保持手段49を有することを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開く力を解除する
と引き戸本体が自動的に閉鎖する自動閉鎖引き戸に付設
されている自動閉鎖引き戸用エアダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動閉鎖引き戸は、種々の方法
により常に閉鎖方向の力が付与された引き戸本体、およ
び、この引き戸本体が取着される戸枠を備えており、引
き戸本体を開く力を解除すると自動的に閉鎖するように
形成されている。
【0003】ところが、この自動閉鎖引き戸の閉鎖速度
は前記閉鎖方向の力により次第に加速されるものである
ために、そのままにしておくと全閉時に引き戸本体が戸
枠に強く衝突し、両者間に強く挟まれたり、大きな衝撃
音が発生する恐れがある。
【0004】そこで、従来から自動閉鎖引き戸の少なく
とも全閉となる直前の閉鎖速度を減速させて、引き戸本
体と戸枠との間に強く挟まれる危険を防止したり、引き
戸本体と戸枠との衝撃音を緩和させるための各種の自動
閉鎖引き戸用エアダンパが提案されている。
【0005】図17はこの種の従来の自動閉鎖引き戸用
エアダンパの一例を示すものであり、従来の自動閉鎖引
き戸用エアダンパ1は、引き戸本体Aの上面に固着され
ているエアシリンダ2とピストンロッド3とによって主
として形成されている。そして、全閉時には、図17に
破線にて示すように、ピストンロッド3はその先端部に
取付られている鉄製の吸着片4を戸枠Bに固着されてい
る磁石5に当接されてエアシリンダ2内に差込まれてい
る。この状態から引き戸本体Aを図17左方に開いて行
くと、吸着片4と磁石5との吸磁力により、ピストンロ
ッド3は戸枠B側に吸着されて不動のままエアシリンダ
2のみが移動して行き、ピストンロッド3が最大に引出
されると吸着片4が磁石5から強制的に離されて、図1
7に実線にて示すように、エアシリンダ2とピストンロ
ッド3とが一緒に移動させられる。また、引き戸本体A
から手を離して開く力を解除すると、前記閉鎖方向の力
により引き戸本体Aが図17右方へ閉じられて行き、吸
着片4が磁石5に当接した後はピストンロッド3がエア
シリンダ2内に挿入されて行き、エアシリンダ2内のエ
アを圧縮するとともに、エアを少量ずつ外部に排出し
て、閉鎖方向に走行する引き戸本体Aの閉鎖速度が減速
されるようになっている。
【0006】このような従来からある自動閉鎖引き戸用
エアダンパ1においては、引き戸本体Aを開くことによ
り、吸着片4が磁石5から強制的に離された場合に、ピ
ストンロッド3の自重によりピストンロッド3の先端部
に取着された吸着片4部分が鉛直方向下方に下がると言
う、いわゆる「たおれ」が生じて、エアシリンダ2に対
するピストンロッド3の同軸性が失われてしまい、人為
的に行う以外ピストンロッド3は同軸状に復帰せず、そ
の結果、自動閉鎖引き戸Aを閉じた場合の吸着片4と磁
石5との当接位置が離れてしまい、吸着片4と磁石5と
の吸着力が所定以下となり、その後のエアダンパ作用が
円滑に行われなくなるという問題点があった。
【0007】そこで、このような問題点に対処するため
に、エアシリンダ2に対するピストンロッド3の同軸性
を確保して吸着片4と磁石5との吸着を円滑に行なわせ
るための各種の提案が行われている。
【0008】このような提案としては、例えば、実公平
4−3108号公報があり、この公報には、図18に示
すように、エアシリンダ2の端部を引き戸本体Aに固着
するブラケット6の円筒状の導出孔6aをピストンロッ
ド3が貫通しており、前記導出孔6aの内径より相当小
径なピストンロッド3の内方端部に円筒状外周面を有す
るブッシュ7を固着し、このブッシュ7に装着された軟
質ゴム製のリング8がブラケット6の弁座6bに当接し
たピストンロッド3の最大引出し時に、前記ブッシュ7
をブラケット6の導出孔6aの円筒状内周面によって片
持ち支持して、エアシリンダ2に対するピストンロッド
3の同軸性を確保する構成が開示されている。また、こ
のブッシュ7の円筒状外周面にはエア抜き用の複数のス
リット9が形成されている。
【0009】また、他のものとして、エアシリンダ2の
一端側の外方端部を保持するとともに貫通しているピス
トンロッド3の外周面を支持する図示しないロッド受け
を配設し、このロッド受けにピストンロッド3の先端部
が鉛直方向下方に下がるの防止する方向に付勢するばね
機構や、テーパー合わせなどからなる同軸性保持機構を
設けたものが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、人や車椅子の通過を可能とするなどという理由に
より、自動閉鎖引き戸の開閉ストロークが長くなるとと
もに引き戸本体を開く力を解除した早い時期において閉
鎖速度を減速することが求められており、自動閉鎖引き
戸用エアダンパ1においてもピストンロッド3のストロ
ークを従来の2〜2.5倍程度の400〜600mm程
度とした長ストロークのものが求められている。
【0011】しかしながら、前述した従来の自動閉鎖引
き戸用エアダンパ1においては、エアシリンダ2に対す
るピストンロッド3の同軸性を確保するように構成され
たものであっても、ピストンロッド3を片持ち支持する
構成とされているので、ピストンロッドの3のストロー
クを長くした場合においては、ピストンロッド3がエア
シリンダ2から最大に引出された場合に、ピストンロッ
ド3の自重によりピストンロッド3の先端部に取着され
た吸着片4部分が鉛直方向下方に下がるのを防止するこ
とができず、エアシリンダ2に対するピストンロッド3
の同軸性を保持することができないという問題点があっ
た。
【0012】また、従来の自動閉鎖引き戸用エアダンパ
1におけるエアシリンダ2に対するピストンロッド3の
同軸性を確保する構成により、ピストンロッド3の長ス
トローク化を図ろうとした場合には、少なくともピスト
ンロッド3をエアシリンダ2から最大に引出した場合の
ピストンロッド3を片持ち支持する図示しないロッド受
部の剛性を強化するとともにロッド受部の内径寸法およ
びピストンロッド3の外径寸法の加工精度を上げる必要
があり、この剛性を強化したり加工精度を上げるために
はロッド受部を金属製の素材により形成するとともに、
ピストンロッド3を支持するロッド受部の接触部の面積
を大きくしなければならず、その結果、自動閉鎖引き戸
用エアダンパ1が必要以上に大型化するとともに重くな
り、引き戸本体Aを円滑に開閉動作させることができな
いという問題点があった。
【0013】さらにまた、ピストンロッド3をエアシリ
ンダ2から最大に引出した場合のピストンロッド3の
「たおれ」を図示しないばね機構、テーパー合わせなど
の同軸性保持機によって防止する構成のものにおいて
は、付勢力を強化させるなどの必要があり、その結果、
同軸性保持機の構造が複雑となり、大型化するとともに
生産性が低下してしまい、結果として自動閉鎖引き戸用
エアダンパ1が必要以上に重くなり、引き戸本体Aを円
滑に開閉動作させることができないという問題点があっ
た。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構造で、ピストンロッドのストロークを
長くした場合においてもエアシリンダとピストンロッド
とを常時同軸状に保持することができる自動閉鎖引き戸
用エアダンパを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の自動閉
鎖引き戸用エアダンパの特徴は、常に閉鎖方向の力を付
与されている引き戸本体および戸枠を具備する自動閉鎖
引き戸に付設され、この自動閉鎖引き戸の引き戸本体と
戸枠とのいずれか一方に取付けたエアシリンダと、この
エアシリンダのピストンロッドの先端に取付けた吸着片
または磁石と、この吸着片または磁石と対応させて前記
引き戸本体と戸枠とのいずれか一方に取付けた磁石また
は吸着片とを有する自動閉鎖引き戸用エアダンパにおい
て、前記ピストンロッドに取着され前記ピストンロッド
とともに進退可能な走行体、および、前記走行体の走行
経路を所定位置に保持可能な引き戸本体と戸枠とのいず
れか一方に取付けた走行位置規制体からなる同軸性保持
手段を有する点にある。そして、このような構成を採用
したことにより、同軸性保持手段の一部を構成する走行
体は、長ストロークのピストンロッドをエアシリンダか
ら引出した場合に、ピストンロッドの先端部側の支点と
して機能し、長ストロークのピストンロッドをエアシリ
ンダから最大に引出した場合のピストンロッドを、その
両端部においてエアシリンダと走行体とで2点支持する
ことができるので、ピストンロッドのストロークを長く
した場合においてもエアシリンダとピストンロッドとを
常時同軸状に確実に保持することができる。また、同軸
性保持手段の一部を構成する走行位置規制体は、走行体
を円滑に移動させることができる。
【0016】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明の自動閉鎖引き戸用エアダンパの特徴は、請求項
1において、前記走行体の少なくとも前記走行位置規制
体との当接部分を摺動特性に優れた素材により形成した
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、同軸性保持手段の一部を構成する走行体をピストン
ロッドとともにより容易に移動させることができ、その
結果、ピストンロッドを移動させた際のピストンロッド
の移動を阻害することなく、ピストンロッドとエアシリ
ンダとを容易に常に同軸状に保持することができる。さ
らに、前記走行体の少なくとも前記走行位置規制体との
当接部分を摺動特性に優れた素材により形成することに
より、走行体を簡単な構成とすることができ、その結
果、部品点数の削減と、コストの低廉化を確実かつ容易
に図ることができる。
【0017】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明の自動閉鎖引き戸用エアダンパの特徴は、請求項
1において、前記走行体は、前記ピストンロッドに取着
されるロッド取着部材と、このロッド取着部材に回転自
在に支持された回転体とを有する点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、同軸性保持手段の
一部を構成する走行体をピストンロッドとともに容易に
移動させることができ、その結果、ピストンロッドを移
動させた際のピストンロッドの移動を阻害することな
く、ピストンロッドとエアシリンダとを容易に常に同軸
状に保持することができる。
【0018】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明の自動閉鎖引き戸用エアダンパの特徴は、請求項
1乃至請求項3の何れか1項において、前記走行体は、
前記ピストンロッドに対してワンタッチで着脱可能に形
成されている点にある。ここでいう走行体をピストンロ
ッドに対してワンタッチで着脱可能に形成するとは、人
手などの外力を付与することにより、走行体とピストン
ロッドとを容易に着脱可能とすることであり、具体的に
は、走行体の一部に、自由端側が拡縮するように弾性変
形可能なほぼ二股状のロッド装着壁を設けることにより
達成することができる。そして、このような構成を採用
したことにより、ピストンロッドに走行体を容易に取着
することができる。また、走行体を既存の自動閉鎖引き
戸用エアダンパに容易に装着することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0020】図1から図10は本発明に係る自動閉鎖引
き戸用エアダンパの第1の実施の形態を示すものであ
り、図1は本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパを
適用した自動閉鎖引き戸の全体構成の要部を示す一部省
略正面図、図2は図1の一部省略拡大左側面図、図3は
図1のエアシリンダの取着状態を示す一部省略拡大左側
面図、図4は図1のピストンロッドの先端部近傍の拡大
正面図、図5は図1のピストンロッドの先端側に形成さ
れた被装着部を示す図4のA−A線に沿った断面図であ
り、図6は図1のガイド体をピストンロッド側から見て
示す正面図、図7は図6のB−B線に沿った断面図、図
8は図6の背面図、図9は図6の平面図、図10は図1
の回転体とガイドレールとの配置関係を示す説明図であ
る。
【0021】本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ11は、図1および図3に示すように、ほぼ円筒状の
エアシリンダ12とピストンロッド13とを有してい
る。そして、本実施の形態のエアシリンダ12とピスト
ンロッド13とは、ピストンロッド13のストロークを
従来の2〜2.5倍程度の400〜600mm程度とし
た長ストロークのものとされている。このエアシリンダ
12は、図1左右に示す両端を、従来公知の左端にダン
パ調整弁14aが取付けられているロッドヘッド14
(図1左側)と、ピストンロッド13を支持するロッド
受15(図1右側)とによりそれぞれ保持されてスライ
ドレール16に取着されている。
【0022】前記スライドレール16は、図2および図
3に示すように、レール取着部材17を介して戸枠(一
部のみ図示)18の正面の上部にその長手方向を図1左
右方向に示す水平にして取着される基体部19を有して
おり、この基体部19の上部には、図1に示すように、
前記エアシリンダ12がピストンロッド13の先端部を
右方に向けるとともにその長手方向をほぼ水平にして取
着されるダンパ取着部20が基体部19の長手方向に沿
って形成されている。このダンパ取着部20は、正面が
開口とされた断面ほぼコ字状に形成されている。また、
スライドレール16の基体部19の正面、すなわち、ダ
ンパ取着部20の前方下方には、正面が開口とされた断
面ほぼコ字状の凹溝状とされた移動レール取着部21が
ダンパ取着部20に対して平行に形成されている。この
移動レール取着部21の内部には、図3に詳示するよう
に、正面が開口とされた断面ほぼコ字状のレール支持体
24a,24bが取着されている。そして、レール支持
体24bの内部の図1左右方向両端部側近傍には、複数
のボール体22を介して基体部19の長さより短く形成
された1対のインナーレール23がほぼ水平に移動可能
に保持されている。さらにまた、基体部19の移動レー
ル取着部21の上面には、図1および図3に示すよう
に、ガイドレール25が上方に向かって突設されてい
る。
【0023】前記1対のインナーレール23には、ほぼ
ヒンジ様に形成された1対の引き戸取着部材26を介し
て引き戸本体27(一部のみ図示)が取着されている。
この引き戸取着部材26は、インナーレール23に取着
され下端部に上向きの断面半円形状に形成された1対の
上フック26a(図3)を図1左右に示す長手方向の両
端部下方に備えた上部材26Aと、この上部材26Aに
対応するようにして引き戸本体27の上面に取着され上
端部に下向きの断面半円形状に形成された下フック26
b(図3)を図1左右に示す長手方向の中央部上方に備
えた下部材26Bと、円柱状に形成された連結軸28と
により構成されている。そして、連結軸28の両端部を
1対の上フック26aにより下方から支持するととも
に、この連結軸28の中央部に下フック26bを上方か
ら下方に向けて掛けることにより、自動閉鎖引き戸30
の引き戸本体27がインナーレール23に吊下して取着
されるようになっている。さらに、図1右方に示す引き
戸取着部材26の上部材26Aの左側面の上部には、磁
石29が取着されている。すなわち、磁石29は、引き
戸取着部材26を介して自動閉鎖引き戸30の引き戸本
体27に取着されている。
【0024】前記スライドレール16の基体部19の正
面の左側には、図1および図2に示すように、引き戸本
体27に対して常に閉鎖方向の力を付与するためのリコ
イルスプリングなどにより形成された駆動装置31が取
着されている。この駆動装置31としては、従来公知の
各種のものから選択して用いればよい。
【0025】前記ピストンロッド13の先端側は、小径
とされた被装着部32が形成されている。この被装着部
32は、図5に示すように、少なくともエアシリンダ1
2の外部に露出する部位が水平方向に位置する水平リブ
様部13aと上下方向に凹部13cを介して所望の間隔
を隔てて位置する垂直リブ様部13b,13bとを交叉
させた上下対称の全体として断面ほぼ井桁状に形成され
ており、これらの外面を結ぶと円をなすようにされてい
る。また、ピストンロッド13の先端部には、被装着部
32の水平リブ様部13aおよび垂直リブ様部13b,
13bの外面を結ぶ円と同一外径とされた円盤状の抜止
部33が形成されている。
【0026】前記ピストンロッド13の先端部には、図
1および図4に示されている走行体34が取着されてい
る。この走行体34は、ポリアセタール樹脂(POM)
などを射出成型して形成されるロッド取着部材35と、
このロッド取着部材35の内部に配設されその下部をロ
ッド取着部材35の下方に露出するようにして回転自在
に支持されたほぼ円盤状の回転体36とにより形成され
ている。さらに説明すると、前記ロッド取着部材35
は、図6から図9に示すように、前記ピストンロッド1
3の被装着部32に係合される下部が開口しているほぼ
馬蹄形をなすロッド装着壁37と、このロッド装着壁3
7に対して適宜な間隔を隔てて平行に延在する吸着片取
付壁38とをほぼ平板状をなす1対の側壁39によって
連結した平面ほぼ四角枠状に一体形成されている。
【0027】そして、ロッド装着壁37の厚さ寸法は、
ピストンロッド13の被装着部32の軸方向長さより若
干小さい厚さとされており、ロッド装着壁37の内周面
には、ピストンロッド13の被装着部32に係合される
ロッド係合部40が突設されている。このロッド係合部
40は、ピストンロッド13に取着される際に、ピスト
ンロッド13の被装着部32に位置する水平方向の水平
リブ様部13aの左右両端により押し広げられロッド装
着壁37の各自由端側を拡開し、ピストンロッド13に
ロッド取着部材35を取着した取着状態において初期状
態に復帰するように弾性変形可能に形成されている。更
に、このロッド係合部40は、ピストンロッド13にロ
ッド取着部材35を取着した取着状態においては、図6
に想像線にて示すピストンロッド13の被装着部32の
水平リブ様部13aの外周面の下部隅部を下方から支持
する相互に対向する2つの支持片40a,40bと、ピ
ストンロッド13の被装着部32の上下方向の垂直リブ
様部13b,13bの間に形成された凹部13cに嵌合
する支持片40cとから形成されている。さらにまた、
ピストンロッド13にロッド取着部材35を取着した取
着状態においては、ロッド取着部材35のロッド装着壁
37の少なくとも支持片40a,40bの両面が、図4
に示すように、ピストンロッド13の被装着部32に隣
位する大径の端面と前記ピストンロッド13の最も先端
に形成された抜止部33とにより挟み込むことができる
ようにされている。その結果、ピストンロッド13にロ
ッド取着部材35を取着した取着状態における抜け止め
が施されるようになっている。さらに、ピストンロッド
13にロッド取着部材35を取着した取着状態におい
て、支持片40a,40bによりピストンロッド13の
水平リブ様部13aの外周面の下部隅部を下方から支持
するとともに、支持片40cによりピストンロッド13
の被装着部32の上下方向の垂直リブ様部13bの間に
形成された凹部13cの両側面を上方から支持すること
により、ピストンロッド13に対してロッド取着部材3
5が回転しないようにされている。
【0028】すなわち、本実施の形態においては、支持
片40a,40bの間隔を人手などの外力を付与するこ
とにより、先端が二股状とされたロッド装着壁37の自
由端側が拡縮可能とされており、その結果、ピストンロ
ッド13にロッド取着部材35をワンタッチで容易に着
脱することができるようにされている。
【0029】また、被装着部32は上下対称に形成され
ているので、ピストンロッド13、すなわち、自動閉鎖
引き戸用エアダンパ11を上下方向を逆さにして取り付
けた場合においても、被装着部32に対するロッド取着
部材35の取り付けを容易に行うことができるようにな
っている。
【0030】前記吸着片取付壁38には、図7に詳示す
るように、ピストンロッド13にロッド取着部材35を
取着した際に、ピストンロッド13の軸心のほぼ延長上
に軸心が位置するようにして雌ねじ41が形成されてお
り、この雌ねじ41に図示しない固定ねじを螺入させる
ことにより、図4に示すように、クッション材42を介
して吸着片43が取着されている。
【0031】前記側壁39の図7左右に示す長手方向の
ほぼ中央部下方には、板厚方向に貫通する貫通孔44が
それぞれ形成されており、この各貫通孔44の下部に
は、側壁39の下端面に連なる図7上下に示す垂直方向
に延在する装着溝45がそれぞれ形成されている。この
各装着溝45の図7左右に示す幅寸法は、貫通孔44の
径よりも小さく形成されている。また、各貫通孔44に
は、図4に示す回転体保持軸46の両端がそれぞれ支持
されており、回転体保持軸46の中央部には、回転体3
6が回転自在に取着されている。この回転体36の外周
面には、図10に示すように、前記ガイドレール25に
嵌合する凹溝47が形成されている。すなわち、回転体
36は、ピストンロッド13の移動にともなって、ガイ
ドレール25上を走行するように構成されている。ま
た、回転体保持軸46は、装着溝45を介して容易に着
脱されるように形成されている。すなわち、回転体36
は、回転体保持軸46の両端を側壁39の装着溝45を
介して各貫通孔44内に容易に取着可能に形成されてい
る。なお、各装着溝45の幅寸法は、人手などの外力を
付与することにより回転体保持軸46が容易に通過可能
であるとともに、貫通孔44内に回転体保持軸46を位
置させた状態において、回転体保持軸46が貫通孔44
内から自然脱落しない程度であればよい。
【0032】前記ピストンロッド13に取着されるロッ
ド取着部材35と、このロッド取着部材35に回転体保
持軸46を介して回転自在に支持された回転体36とに
より、本実施の形態の走行体34が形成されている。
【0033】また、前記ガイドレール25により、走行
体34の走行経路を所定位置に保持可能な本実施の形態
の走行位置規制体48が形成されている。
【0034】さらに、前記走行体34およびガイドレー
ル25により、本実施の形態の同軸性保持手段49が形
成されている。
【0035】なお、ピストンロッド13の断面形状は、
井桁状、円柱状、円筒状などの各種の形状から設計コン
セプト、強度、重量、価格などを勘案して選択すればよ
く、特に、本実施の形態の断面形状に限定されるもので
はない。そして、長ストロークのピストンロッド13と
しては、短尺の図示しない既存のピストンロッドを軸方
向に継ぎ足した構成のものであってもよい。さらに、ピ
ストンロッド13の素材としては、樹脂、金属などの各
種の素材から設計コンセプト、強度、重量、価格などを
勘案して選択すればよい。
【0036】また、本実施の形態においては、回転体3
6の外周面に凹溝47を形成しこの凹溝47をガイドレ
ール25に嵌合させる構成としたが、図11に示すよう
に、上部が開口の凹溝47aを備えたガイドレール25
aに対して円盤状の回転体36aの外周を嵌合させる構
成としてもよい。
【0037】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0038】本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ11によれば、全閉時には、従来と同様に、ピストン
ロッド13はその先端部に走行体34を介して取着され
ている鉄製の吸着片43を戸枠18、詳しくは引き戸本
体27をインナーレール23に取着する引き戸取着部材
26に固着されている磁石29に当接されてエアシリン
ダ12内に差込まれている。この状態から引き戸本体2
7を図1右方に開いて行くと、戸枠18側に固定されて
いるエアシリンダ12は不動のまま、吸着片43と磁石
29との吸磁力により、ピストンロッド13および走行
体34が図1の右方へ移動して行き、その後、ピストン
ロッド13が最大に引出されると吸着片43が磁石29
から強制的に離されて、引き戸本体27のみが移動させ
られる。また、引き戸本体27から手を離して開く力を
解除すると、駆動装置31による閉鎖方向の力により引
き戸本体27が図1左方へ閉じられて行き、吸着片43
が磁石29に当接した後はピストンロッド13がエアシ
リンダ12内に挿入されて行き、エアシリンダ12内の
エアを圧縮するとともに、ダンパ調整弁14aによって
エアを制御しながら少量ずつ外部に排出して、閉鎖方向
に走行する引き戸本体27の閉鎖速度が減速されるよう
になっている。
【0039】そして、ピストンロッド13がエアシリン
ダ12から引き出されたり差し込まれたりして進退する
場合、ピストンロッド13とともに走行体34が移動す
るが、この時、走行体34の一部を構成する回転体36
が、走行位置規制体48たるガイドレール25上を移動
するように構成されているので、ピストンロッド13の
先端部および走行体34の走行経路を常に所定位置に容
易に保持することができるとともに、ピストンロッド1
3の先端部の上下方向に対する位置を常に所定位置に容
易に保持することができる。
【0040】すなわち、本実施の形態の自動閉鎖引き戸
用エアダンパ11によれば、ピストンロッド13が進退
する際に、走行体34はピストンロッド13の先端部側
の支点として機能するのでピストンロッド13の両端を
2点支持して移動させることができ、その結果、ピスト
ンロッド13のストロークを長くした場合においてもエ
アシリンダ12とピストンロッド13とを常時同軸状に
保持することができる。
【0041】また、本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エ
アダンパ11によれば、同軸性保持手段49の一部を構
成する走行位置規制体48たるガイドレール25は、エ
アシリンダ12とピストンロッド13との同軸性を保持
した状態で走行体34を円滑に移動させることができる
ので、引き戸本体27を円滑に開閉動作させることがで
きる。
【0042】さらにまた、本実施の形態の自動閉鎖引き
戸用エアダンパ11によれば、前述したように、ピスト
ンロッド13の先端部にワンタッチで着脱可能な走行体
34を取着し、走行体34の走行経路を常に所定位置に
容易に保持するガイドレール25を戸枠18の上部に取
着したスライドレール16に取着した簡単な構成とされ
ており、自動閉鎖引き戸用エアダンパ11が必要以上に
大きくなったり重くなったりするのを確実に防止するこ
とができ、その結果、引き戸本体27を円滑に開閉動作
させることができる。
【0043】さらに、本実施の形態の自動閉鎖引き戸用
エアダンパ11の走行体34は、前述したように、ピス
トンロッド13の先端部にワンタッチで着脱可能とされ
ているので、走行体34を同軸性を必要とする既存の自
動閉鎖引き戸用エアダンパ11に容易に装着することも
できる。なお、この場合、ガイドレール25は、個別に
形成したものを配設すればよい。
【0044】また、本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エ
アダンパ11によれば、吸着片43が磁石29に当接す
る際の衝撃をクッション材42によって緩衝することが
容易にできるので、衝撃による騒音の発生を防止するこ
とができるとともに、ダンパ調整弁14aにエアの負荷
が急激に加わるのを防止してエアを容易に制御しながら
少量ずつ外部に排出して、閉鎖方向に走行する引き戸本
体27の閉鎖速度を円滑に減速することができる。
【0045】図12は本発明に係る自動閉鎖引き戸用エ
アダンパの第2の実施の形態の要部を示す説明図であ
る。
【0046】本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ11Aは、ピストンロッド13の先端部にクッション
材42を介して吸着片43を配設するとともに、ピスト
ンロッド13の先端部近傍にワンタッチで着脱可能な走
行体34Aを配設したものである。この走行体34A
は、正面ほぼL字状に形成されたロッド取着部材35A
を有しており、このロッド取着部材35Aは、図12上
下に示す鉛直部35Aaとこの鉛直部35Aaの下端部
から吸着片43の下方を越えて図12右方に向かって水
平に延出された水平部35Abとを備えている。そし
て、ロッド取着部材35Aの鉛直部35Aaの上部近傍
がピストンロッド13の先端部近傍にワンタッチで着脱
可能とされており、ロッド取着部材35Aの水平部35
Abの吸着片43の下方に位置するようにして走行位置
規制体48としてのガイドレール25上を走行する回転
体36が配設されている。すなわち、ロッド取着部材3
5Aと回転体36とにより本実施の形態の走行体34A
が構成されており、この走行体34Aとガイドレール2
5とにより本実施の形態の同軸性保持手段49Aが構成
されている。その他の構成は前述した第1の実施の形態
と同様とされている。
【0047】このような構成からなる本実施の形態の自
動閉鎖引き戸用エアダンパ11Aは、前述した第1の実
施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11と同様の作
用効果を奏する。
【0048】図13および図14は本発明に係る自動閉
鎖引き戸用エアダンパの第3の実施の形態の要部を示す
ものであり、本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ11Bは、ピストンロッド13の先端部にクッション
材42を介して吸着片43を配設するとともに、ピスト
ンロッド13の先端部近傍に走行体34Bを配設したも
のである。この走行体34Bは、ほぼ平板状に形成され
た基体部34Baを有しており、この基体部34Baの
下端面が、同軸性保持手段49の一部を構成する走行位
置規制体48たるガイドレール25aに当接する当接部
分34Bbとされている。そして、基体部34Baに形
成された取付孔34Bc(図14)をピストンロッド1
3の先端部に挿通させることにより、走行体34B全体
が、ピストンロッド13の先端部近傍に回転自在に支持
されている。また、当接部分34Bbは、図14に示す
ように、ピストンロッド13の移動方向に対して直交す
る方向が直線状に形成されており、走行体34Bがピス
トンロッド13との装着部位を中心として回転するのを
防止することができるようになされている。また、本実
施の形態の走行体34Bは、摺動特性に優れた素材によ
り一体形成されている。この摺動特性に優れた素材とし
ては、ポリアセタール系の樹脂、ふっ素樹脂を含有する
ポリアセタール系の樹脂、ふっ素樹脂、ナイロン系樹脂
などの樹脂や、青銅、真鍮などの金属から、設計コンセ
プトなどの必要に応じて選択するとよい。前記走行体3
4Bおよびガイドレール25aにより、本実施の形態の
同軸性保持手段49Bが形成されている。なお、必ずし
も走行体34B全体を摺動特性に優れた素材により形成
する必要はなく、走行体34Bの少なくとも走行位置規
制体48たるガイドレール25aに当接する当接部分3
4Bbが摺動特性に優れた素材により形成されていれば
よい。この場合、基体部34Baと当接部分34Bbと
を異なる素材により形成する構成としてもよい。その他
の構成は前述した第1の実施の形態と同様とされてい
る。
【0049】このような構成からなる本実施の形態の自
動閉鎖引き戸用エアダンパ11Bによれば、前述した第
1の実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11と同
様の効果を奏するとともに、走行体34Bを簡単な構成
とすることができるので、走行体34Bの部品点数の削
減と、コストの低廉化を確実かつ容易に図ることができ
る。
【0050】また、本実施の形態の走行体34Bの当接
部分34Bbは、十分な耐摩耗性を有していることが2
0万回の動作実験により判明した。
【0051】さらに、本実施の形態の走行体34Bは、
図14に鎖線にて示す取付溝34Bdをロッド取付孔3
4Bcと走行体34Bの端面との間に設けて走行体34
Bを弾性変形可能とさせて、当該取付溝34Bdを通し
てピストンロッド13に対してワンタッチで着脱可能と
することができる。
【0052】図15は本発明に係る自動閉鎖引き戸用エ
アダンパの第4の実施の形態の要部を示すものであり、
本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11Cは、
走行体の下部を上下方向に対して弾性変形可能としたも
のである。すなわち、本実施の形態の走行体34Cは、
図15に示すように、下部が下方に凸のほぼ円弧状に形
成された基体部34Caを有しており、この基体部34
Caの下部の下方に凸の部位の下面が同軸性保持手段4
9の一部を構成する走行位置規制体48たるガイドレー
ル25aに当接する当接部分34Cbとされている。前
記走行体34Cおよびガイドレール25aにより、本実
施の形態の同軸性保持手段49Cが形成されている。そ
の他の構成は前述した第3の実施の形態と同様とされて
いる。
【0053】このような構成からなる本実施の形態の自
動閉鎖引き戸用エアダンパ11Cは、前述した第3の実
施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11と同様の効
果を奏するとともに、基体部34Caの下部が上下方向
に弾性変形するので、ピストンロッド13を移動させた
際の当接部分34Cbの摩耗を少なくすることができ
る。
【0054】図16は本発明に係る自動閉鎖引き戸用エ
アダンパの第5の実施の形態の要部を示すものであり、
本実施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11Dは、
ピストンロッド13の先端部に走行体34Dを介して吸
着片43を配設するとともに、走行体34Dをピストン
ロッド13の走行方向に対してほぼ平行な方向に弾性変
形可能としたものである。すなわち、本実施の形態の走
行体34Dは、図16に示すように、全体としてほぼ横
向きのS字形状に形成された基体部34Daを有してお
り、この基体部32Daのうちの図16左方に示す下方
に凸の部位の下面が同軸性保持手段49の一部を構成す
る走行位置規制体48たるガイドレール25aに当接す
る当接部分34Dbとされている。前記走行体34Dお
よびガイドレール25aにより、本実施の形態の同軸性
保持手段49が形成されている。その他の構成は前述し
た第3の実施の形態と同様とされている。
【0055】このような構成からなる本実施の形態の自
動閉鎖引き戸用エアダンパ11Dは、前述した第3の実
施の形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ11と同様の効
果を奏するとともに、クッション材42を用いずに済む
ので、部品点数の削減と、コストの低廉化をより図るこ
とができる。
【0056】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動閉鎖
引き戸用エアダンパによれば、ピストンロッドのストロ
ークを長くした場合においてもエアシリンダとピストン
ロッドとを常時同軸状に確実に保持することができると
ともに、エアシリンダとピストンロッドとの同軸性を保
持した状態で走行体を円滑に移動させることができるの
で、引き戸本体を円滑に開閉動作させることができると
いう極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパの
第1の実施の形態を適用した自動閉鎖引き戸の全体構成
の要部を示す一部省略正面図
【図2】 図1の一部省略拡大左側面図
【図3】 図1のエアシリンダの取着状態を示す一部省
略拡大左側面図
【図4】 図1のピストンロッドの先端部近傍の拡大正
面図
【図5】 図1のピストンロッドの先端側に形成された
被装着部を示す図4のA−A線に沿った断面図
【図6】 図1のガイド体をピストンロッド側から見て
示す正面図
【図7】 図6のB−B線に沿った断面図
【図8】 図6の背面図
【図9】 図6の平面図
【図10】 図1の回転体とガイドレールとの配置関係
を示す説明図
【図11】 回転体とガイドレールとの変形例を示す図
10と同様の図
【図12】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパ
の第2の実施の形態の要部を示す説明図
【図13】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパ
の第3の実施の形態の要部を示す図12と同様の図
【図14】 図13の走行体とガイドレールとの配置関
係を示す図10と同様の図
【図15】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパ
の第4の実施の形態の要部を示す図12と同様の図
【図16】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパ
の第5の実施の形態の要部を示す図12と同様の図
【図17】 自動閉鎖引き戸用エアダンパの従来例の要
部を示す概略図
【図18】 自動閉鎖引き戸用エアダンパの他の従来例
の要部を示す概略図
【符号の説明】
11、11A、11B、11C、11D 自動閉鎖引き
戸用エアダンパ 12 エアシリンダ 13 ピストンロッド 16 スライドレール 18 戸枠 23 インナーレール 25、25a ガイドレール 26 引き戸取着部材 27 引き戸本体 29 磁石 30 自動閉鎖引き戸 31 駆動装置 32 被装着部 34、34A、34B、34C、34D 走行体 34Ba、34Ca、34Da (走行体の)基体部 34Bb、34Cb、34Db (走行体の)当接部分 35、35A ロッド取着部材 36、36a 回転体 42 クッション材 43 吸着片 47、47a 凹溝 48 走行位置規制体 49、49A、49B、49C、49D 同軸性保持手

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常に閉鎖方向の力を付与されている引き
    戸本体および戸枠を具備する自動閉鎖引き戸に付設さ
    れ、この自動閉鎖引き戸の引き戸本体と戸枠とのいずれ
    か一方に取付けたエアシリンダと、このエアシリンダの
    ピストンロッドの先端に取付けた吸着片または磁石と、
    この吸着片または磁石と対応させて前記引き戸本体と戸
    枠とのいずれか一方に取付けた磁石または吸着片とを有
    する自動閉鎖引き戸用エアダンパにおいて、 前記ピストンロッドに取着され前記ピストンロッドとと
    もに進退可能な走行体、および、前記走行体の走行経路
    を所定位置に保持可能な引き戸本体と戸枠とのいずれか
    一方に取付けた走行位置規制体からなる同軸性保持手段
    を有することを特徴とする自動閉鎖引き戸用エアダン
    パ。
  2. 【請求項2】 前記走行体の少なくとも前記走行位置規
    制体との当接部分を摺動特性に優れた素材により形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の自動閉鎖引き戸用
    エアダンパ。
  3. 【請求項3】 前記走行体は、前記ピストンロッドに取
    着されるロッド取着部材と、このロッド取着部材に回転
    自在に支持された回転体とを有することを特徴とする請
    求項1に記載の自動閉鎖引き戸用エアダンパ。
  4. 【請求項4】 前記走行体は、前記ピストンロッドに対
    してワンタッチで着脱可能に形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動
    閉鎖引き戸用エアダンパ。
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Cited By (4)

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