JPH11206040A - 省電力型リモコン操作式電気器具 - Google Patents
省電力型リモコン操作式電気器具Info
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- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、リモコン操作式の電気器具に関す
るもので、リモコン操作の利便性を損なうことなく運転
停止中に消費する無駄な待機電力の削減を図ることを課
題とする。 【解決手段】 器具本体１の操作命令を受信待機する受
信手段１４を受信タイマー手段１２により間欠的に機能
させ、リモコン装置２の送信手段２６はこの間欠時間よ
りも僅かに長い時間連続して操作命令を送信し、信号の
確実な授受を損なうことなく器具本体１の省電力を図
る。
るもので、リモコン操作の利便性を損なうことなく運転
停止中に消費する無駄な待機電力の削減を図ることを課
題とする。 【解決手段】 器具本体１の操作命令を受信待機する受
信手段１４を受信タイマー手段１２により間欠的に機能
させ、リモコン装置２の送信手段２６はこの間欠時間よ
りも僅かに長い時間連続して操作命令を送信し、信号の
確実な授受を損なうことなく器具本体１の省電力を図
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン装置（リ
モートコントロール装置）により特に無線信号を利用し
て遠隔操作を行う電気設備や電気器具に関するものであ
る。
モートコントロール装置）により特に無線信号を利用し
て遠隔操作を行う電気設備や電気器具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年の家庭や職場において使用される電
気設備や電気器具には、光線、高周波電波もしくは超音
波等の無線信号を利用したリモコン装置が多く活用され
るようになり、それらの電気器具はその機能を停止して
いる状態においても、いつでもリモコン装置から発信さ
れる運転開始のための無線操作信号を受信できるよう待
機させておく必要性から受信装置は常時通電しておくも
のであった。
気設備や電気器具には、光線、高周波電波もしくは超音
波等の無線信号を利用したリモコン装置が多く活用され
るようになり、それらの電気器具はその機能を停止して
いる状態においても、いつでもリモコン装置から発信さ
れる運転開始のための無線操作信号を受信できるよう待
機させておく必要性から受信装置は常時通電しておくも
のであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気器具のリモコン信
号受信装置に常時通電した状態での消費電力いわゆる待
機電力は、一般の電気器具では数Ｗから１０Ｗ程度では
あるが、国内におけるこれら総ての電気器具が年間に消
費する電力量は、一説には１，０００万ＭＷ時を超える
とも言われ、大型発電所１基分の電力を浪費し、百万ト
ンをはるかに上回る二酸化炭素を排出するもので、省エ
ネルギー、地球温暖化防止の観点からも改善が求められ
ている。
号受信装置に常時通電した状態での消費電力いわゆる待
機電力は、一般の電気器具では数Ｗから１０Ｗ程度では
あるが、国内におけるこれら総ての電気器具が年間に消
費する電力量は、一説には１，０００万ＭＷ時を超える
とも言われ、大型発電所１基分の電力を浪費し、百万ト
ンをはるかに上回る二酸化炭素を排出するもので、省エ
ネルギー、地球温暖化防止の観点からも改善が求められ
ている。
【０００４】待機電力を削減するために、受信装置を構
成する回路や部品素子の省電力化等の研究開発も進めら
れているが、現状では、受信装置を含めた電気器具全体
の電源スイッチを切ることが最良の方法となっている。
成する回路や部品素子の省電力化等の研究開発も進めら
れているが、現状では、受信装置を含めた電気器具全体
の電源スイッチを切ることが最良の方法となっている。
【０００５】しかしながら、受信装置の回路や部品素子
の省電力化には長い年月を要し、また電気器具全体の電
源スイッチを切った場合、リモコン装置の利便性を損な
うという問題があった。
の省電力化には長い年月を要し、また電気器具全体の電
源スイッチを切った場合、リモコン装置の利便性を損な
うという問題があった。
【０００６】本発明は上記の課題を解決するもので、電
気器具の受信装置を間欠的に機能させて無駄な消費電力
を削減し、かつリモコン装置の有効活用を図ることを目
的とする。
気器具の受信装置を間欠的に機能させて無駄な消費電力
を削減し、かつリモコン装置の有効活用を図ることを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、一定時間Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する
断続信号を出力する受信タイマー手段と、前記受信タイ
マー手段からの断続信号により電源回路の断続を繰り返
す受信スイッチ手段と、前記受信スイッチ手段を介して
電源の供給を受けている間のみリモコン装置からの無線
操作信号の着信を待機する本体受信手段と、前記本体受
信手段がリモコン装置から無線操作信号を受信した場合
に無線操作信号の意味する命令に基づいて器具本体の運
転操作を実行する制御手段を有している器具本体と、前
記器具本体への操作命令を入力する命令入力手段と、前
記命令入力手段が操作されると操作入力に基づいた命令
信号を出力する命令信号発生手段と、前記の命令信号に
より始動して一定時間の時限信号Ｔ３を計時出力する送
信タイマー手段と、前記命令入力手段の操作後は時限信
号Ｔ３の継続中のみ電源回路を通電する送信スイッチ手
段と、前記送信スイッチ手段を介して電源の供給を受け
ている間は継続して命令信号を無線操作信号として出力
するリモコン送信手段を有しているリモコン装置とによ
り構成されており、本体受信手段はＴ１時間の休止を挟
んだＴ２時間のみ電源を供給されて待機動作するので、
常時通電動作する場合に比較してＴ２／（Ｔ１＋Ｔ２）
の率で省電力化を図ることができる一方、リモコン装置
のリモコン送信手段はＴ１より僅かに長いＴ３時間無線
操作信号を送信するので、本体受信手段との間の無線操
作信号の授受を確実に果たすことができる。
決するために、一定時間Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する
断続信号を出力する受信タイマー手段と、前記受信タイ
マー手段からの断続信号により電源回路の断続を繰り返
す受信スイッチ手段と、前記受信スイッチ手段を介して
電源の供給を受けている間のみリモコン装置からの無線
操作信号の着信を待機する本体受信手段と、前記本体受
信手段がリモコン装置から無線操作信号を受信した場合
に無線操作信号の意味する命令に基づいて器具本体の運
転操作を実行する制御手段を有している器具本体と、前
記器具本体への操作命令を入力する命令入力手段と、前
記命令入力手段が操作されると操作入力に基づいた命令
信号を出力する命令信号発生手段と、前記の命令信号に
より始動して一定時間の時限信号Ｔ３を計時出力する送
信タイマー手段と、前記命令入力手段の操作後は時限信
号Ｔ３の継続中のみ電源回路を通電する送信スイッチ手
段と、前記送信スイッチ手段を介して電源の供給を受け
ている間は継続して命令信号を無線操作信号として出力
するリモコン送信手段を有しているリモコン装置とによ
り構成されており、本体受信手段はＴ１時間の休止を挟
んだＴ２時間のみ電源を供給されて待機動作するので、
常時通電動作する場合に比較してＴ２／（Ｔ１＋Ｔ２）
の率で省電力化を図ることができる一方、リモコン装置
のリモコン送信手段はＴ１より僅かに長いＴ３時間無線
操作信号を送信するので、本体受信手段との間の無線操
作信号の授受を確実に果たすことができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、無線信号を利用してリ
モコン装置２により遠隔操作を行う電気設備や電気器具
において、器具本体１は通常は電灯線回路等の電源１１
に接続されて使用されるもので、その内部には一定時間
Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する断続信号を出力する受信
タイマー手段１２と、前記受信タイマー手段からの断続
信号により電源回路の断続を繰り返す受信スイッチ手段
１３と、前記受信スイッチ手段を介して電源の供給を受
けている間のみ動作してリモコン装置２からの無線操作
信号の着信を待機する本体受信手段１４と、前記本体受
信手段がリモコン装置２から無線操作信号を受信した場
合に無線操作信号の意味する命令に基づいて器具本体装
置１６の運転操作を実行する制御手段１５を有してお
り、リモコン装置２は一般的にその函体内に内蔵する電
池電源２１等により機能され、器具本体に送るための操
作命令を入力する命令入力手段２２と、前記命令入力手
段が操作されると操作入力に基づいた命令信号を出力す
る命令信号発生手段２３と、前記の命令信号により始動
して一定時間の時限信号Ｔ３を計時出力する送信タイマ
ー手段２４と、前記命令入力手段の操作後は時限信号Ｔ
３の継続中のみ電源回路を通電する送信スイッチ手段２
５と、前記送信スイッチ手段を介して電源の供給を受け
ている間は継続して命令信号に基づく無線操作信号を出
力するリモコン送信手段２６を有している。
モコン装置２により遠隔操作を行う電気設備や電気器具
において、器具本体１は通常は電灯線回路等の電源１１
に接続されて使用されるもので、その内部には一定時間
Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する断続信号を出力する受信
タイマー手段１２と、前記受信タイマー手段からの断続
信号により電源回路の断続を繰り返す受信スイッチ手段
１３と、前記受信スイッチ手段を介して電源の供給を受
けている間のみ動作してリモコン装置２からの無線操作
信号の着信を待機する本体受信手段１４と、前記本体受
信手段がリモコン装置２から無線操作信号を受信した場
合に無線操作信号の意味する命令に基づいて器具本体装
置１６の運転操作を実行する制御手段１５を有してお
り、リモコン装置２は一般的にその函体内に内蔵する電
池電源２１等により機能され、器具本体に送るための操
作命令を入力する命令入力手段２２と、前記命令入力手
段が操作されると操作入力に基づいた命令信号を出力す
る命令信号発生手段２３と、前記の命令信号により始動
して一定時間の時限信号Ｔ３を計時出力する送信タイマ
ー手段２４と、前記命令入力手段の操作後は時限信号Ｔ
３の継続中のみ電源回路を通電する送信スイッチ手段２
５と、前記送信スイッチ手段を介して電源の供給を受け
ている間は継続して命令信号に基づく無線操作信号を出
力するリモコン送信手段２６を有している。
【０００９】器具本体１の機能が停止している状態で
は、唯一受信タイマー手段１２が機能して一定時間Ｔ１
毎に別な一定時間Ｔ２の断続信号を受信スイッチ手段１
３に送っており、受信スイッチ手段１３はＴ１時間のＯ
ＦＦ、Ｔ２時間のＯＮの繰り返しにより本体受信手段１
４の電源を断続しているので、本体受信手段１４はＴ２
時間中のみ受信待機する動作を断続的に繰り返してい
る。
は、唯一受信タイマー手段１２が機能して一定時間Ｔ１
毎に別な一定時間Ｔ２の断続信号を受信スイッチ手段１
３に送っており、受信スイッチ手段１３はＴ１時間のＯ
ＦＦ、Ｔ２時間のＯＮの繰り返しにより本体受信手段１
４の電源を断続しているので、本体受信手段１４はＴ２
時間中のみ受信待機する動作を断続的に繰り返してい
る。
【００１０】一方、リモコン装置２の命令入力手段２２
に器具本体１への運転開始命令が入力されると、命令信
号発生手段２３から出力される命令信号に基づき送信タ
イマー手段２４は一定時間Ｔ３を計時し、送信スイッチ
手段２５を介してリモコン送信手段２６にＴ３時間の継
続中のみ電源を供給するので、運転開始命令の無線操作
信号はＴ３の時間幅で器具本体１に向け送信される。
に器具本体１への運転開始命令が入力されると、命令信
号発生手段２３から出力される命令信号に基づき送信タ
イマー手段２４は一定時間Ｔ３を計時し、送信スイッチ
手段２５を介してリモコン送信手段２６にＴ３時間の継
続中のみ電源を供給するので、運転開始命令の無線操作
信号はＴ３の時間幅で器具本体１に向け送信される。
【００１１】これにより、器具本体１の停止中における
消費電力は、受信タイマー手段１２用の微小な電力と、
Ｔ２／（Ｔ１＋Ｔ２）の比率に縮減されて本体受信手段
１４が消費する電力のみとなり省電力化を図ることがで
きる。そしてリモコン装置２のリモコン送信手段２６は
Ｔ１より僅かに長いＴ３時間の間は無線操作信号を連続
して送信するので、本体受信手段との間の無線操作信号
の授受の確実性を期すことができる。
消費電力は、受信タイマー手段１２用の微小な電力と、
Ｔ２／（Ｔ１＋Ｔ２）の比率に縮減されて本体受信手段
１４が消費する電力のみとなり省電力化を図ることがで
きる。そしてリモコン装置２のリモコン送信手段２６は
Ｔ１より僅かに長いＴ３時間の間は無線操作信号を連続
して送信するので、本体受信手段との間の無線操作信号
の授受の確実性を期すことができる。
【００１２】また、器具本体１に本体送信手段１７を設
け、本体受信手段１４がリモコン装置２からの無線操作
信号を受信すると同時に、前記本体送信手段１７に無線
応答信号を送信させるべく送信指示信号を出力し、リモ
コン装置２にはリモコン受信手段２７を設け、前記リモ
コン受信手段２７は前記無線応答信号を受信した場合に
送信スイッチ手段２５に対してリモコン送信手段２６へ
の電源供給を直ちに停止させるべく送信停止信号を出力
することにより、リモコン送信手段２６はＴ３時間の経
過を待つことなく送信を終了するので、電池電源２１の
消耗を通信に必要な最小限に止めることができる。
け、本体受信手段１４がリモコン装置２からの無線操作
信号を受信すると同時に、前記本体送信手段１７に無線
応答信号を送信させるべく送信指示信号を出力し、リモ
コン装置２にはリモコン受信手段２７を設け、前記リモ
コン受信手段２７は前記無線応答信号を受信した場合に
送信スイッチ手段２５に対してリモコン送信手段２６へ
の電源供給を直ちに停止させるべく送信停止信号を出力
することにより、リモコン送信手段２６はＴ３時間の経
過を待つことなく送信を終了するので、電池電源２１の
消耗を通信に必要な最小限に止めることができる。
【００１３】この場合、リモコン送信手段２６が本体受
信手段１４に送信する無線操作信号と、本体送信手段１
７がリモコン受信手段２７に送信する無線応答信号とは
異なる波長の信号で通信することにより、自らの発信信
号の反射波を自らが受信することによる誤動作を防止で
きる。
信手段１４に送信する無線操作信号と、本体送信手段１
７がリモコン受信手段２７に送信する無線応答信号とは
異なる波長の信号で通信することにより、自らの発信信
号の反射波を自らが受信することによる誤動作を防止で
きる。
【００１４】更に、本体受信手段１４は器具本体１の運
転を開始する無線操作信号を受信して後は受信スイッチ
手段１３を常時通電状態に切り換えて受信待機状態を維
持継続し、器具本体の運転を停止する無線操作信号を受
信すると同時に受信スイッチ手段１３の断続通電機能を
復帰させると共に、リモコン送信手段２６は器具本体の
運転を開始させる無線操作信号の送信完了後は送信タイ
マー手段２４の機能を停止させ、以後の操作命令は命令
入力手段２２が操作を受た時のみ無線操作信号を出力
し、器具本体の運転を停止させる無線操作信号を送信す
ると同時に送信タイマー手段２４を復帰させることによ
って、器具本体の運転中に使用者が各種の機能変更の命
令操作を繰り返す場合に、リモコン送信手段２６がその
都度無線操作信号の発信をＴ３時間継続する必要がなく
なり、電池電源２１の消耗を押さえることができる。
転を開始する無線操作信号を受信して後は受信スイッチ
手段１３を常時通電状態に切り換えて受信待機状態を維
持継続し、器具本体の運転を停止する無線操作信号を受
信すると同時に受信スイッチ手段１３の断続通電機能を
復帰させると共に、リモコン送信手段２６は器具本体の
運転を開始させる無線操作信号の送信完了後は送信タイ
マー手段２４の機能を停止させ、以後の操作命令は命令
入力手段２２が操作を受た時のみ無線操作信号を出力
し、器具本体の運転を停止させる無線操作信号を送信す
ると同時に送信タイマー手段２４を復帰させることによ
って、器具本体の運転中に使用者が各種の機能変更の命
令操作を繰り返す場合に、リモコン送信手段２６がその
都度無線操作信号の発信をＴ３時間継続する必要がなく
なり、電池電源２１の消耗を押さえることができる。
【００１５】以下本発明の実施の形態について図１から
図３を用いて説明する。図１は本発明の１実施例として
テレビ受像機をリモコン操作する事例における外観略図
である。また、図２は本発明の基本構成の概念を示すブ
ロック図である。
図３を用いて説明する。図１は本発明の１実施例として
テレビ受像機をリモコン操作する事例における外観略図
である。また、図２は本発明の基本構成の概念を示すブ
ロック図である。
【００１６】図１において、１はリモコン装置２により
操作されるテレビ受像機で、電灯線回路電源１１に接続
されており、その前面の開口部に臨んで無線操作信号を
受信する本体受信手段１４および請求項２に記載の無線
応答信号を送信する本体送信手段１７を備えている。ま
たリモコン装置２の表面には使用者が直接操作命令を入
力する命令入力手段２２を、前面には開口部に臨んで無
線操作信号を送信するリモコン送信手段２６と請求項２
に記載の無線応答信号を受信するリモコン受信手段２７
を備えている。
操作されるテレビ受像機で、電灯線回路電源１１に接続
されており、その前面の開口部に臨んで無線操作信号を
受信する本体受信手段１４および請求項２に記載の無線
応答信号を送信する本体送信手段１７を備えている。ま
たリモコン装置２の表面には使用者が直接操作命令を入
力する命令入力手段２２を、前面には開口部に臨んで無
線操作信号を送信するリモコン送信手段２６と請求項２
に記載の無線応答信号を受信するリモコン受信手段２７
を備えている。
【００１７】図２においては、１２は受信タイマー手
段、１３は受信スイッチ手段、１４は本体受信手段、１
５は制御手段、１６は器具本体装置である。リモコン装
置２の函体内においては、２１は電池電源、２２は命令
入力手段、２３は命令信号発生手段、２４は送信タイマ
ー手段、２５は送信スイッチ手段、２６はリモコン送信
手段である。図２の各ブロックの動作と作用は以下の通
りである。すなわち、テレビ受像機１の受信タイマー手
段１２は電灯線回路１１からの電源を常時受けており、
一定時間Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する断続信号を受信
スイッチ手段１３に出力し、受信スイッチ手段１３はこ
の断続信号により本体受信手段１４への電源回路の断続
を繰り返すので、本体受信手段１４はＴ１時間のＯＦＦ
とＴ２時間のＯＮの繰り返しによる断続受信動作をしな
がら無線操作信号の着信を待ち受けている。そして使用
者がリモコン装置２の命令入力手段２２により器具本体
１の運転開始の命令操作をすると、命令信号発生手段２
３が作動して送信タイマー手段２４を起動して送信スイ
ッチ手段２５への電源回路を閉路すると同時に操作信号
をリモコン送信手段２６へ出力し、リモコン送信手段２
６から無線操作信号を発信する。送信タイマー手段２４
は時限信号Ｔ３の継続中送信スイッチ手段２５を閉路し
ているので、運転開始の無線操作信号はＴ３時間の継続
中繰り返し発信される。この時限信号による発信継続時
間Ｔ３はＴ１よりも僅かに長く設定しているので、リモ
コン装置２と器具本体１間の無線操作信号の授受は確実
になされる。そして本体受信手段１４が受信した無線操
作信号は、制御手段１５を介して器具本体装置１６の運
転を開始する。
段、１３は受信スイッチ手段、１４は本体受信手段、１
５は制御手段、１６は器具本体装置である。リモコン装
置２の函体内においては、２１は電池電源、２２は命令
入力手段、２３は命令信号発生手段、２４は送信タイマ
ー手段、２５は送信スイッチ手段、２６はリモコン送信
手段である。図２の各ブロックの動作と作用は以下の通
りである。すなわち、テレビ受像機１の受信タイマー手
段１２は電灯線回路１１からの電源を常時受けており、
一定時間Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する断続信号を受信
スイッチ手段１３に出力し、受信スイッチ手段１３はこ
の断続信号により本体受信手段１４への電源回路の断続
を繰り返すので、本体受信手段１４はＴ１時間のＯＦＦ
とＴ２時間のＯＮの繰り返しによる断続受信動作をしな
がら無線操作信号の着信を待ち受けている。そして使用
者がリモコン装置２の命令入力手段２２により器具本体
１の運転開始の命令操作をすると、命令信号発生手段２
３が作動して送信タイマー手段２４を起動して送信スイ
ッチ手段２５への電源回路を閉路すると同時に操作信号
をリモコン送信手段２６へ出力し、リモコン送信手段２
６から無線操作信号を発信する。送信タイマー手段２４
は時限信号Ｔ３の継続中送信スイッチ手段２５を閉路し
ているので、運転開始の無線操作信号はＴ３時間の継続
中繰り返し発信される。この時限信号による発信継続時
間Ｔ３はＴ１よりも僅かに長く設定しているので、リモ
コン装置２と器具本体１間の無線操作信号の授受は確実
になされる。そして本体受信手段１４が受信した無線操
作信号は、制御手段１５を介して器具本体装置１６の運
転を開始する。
【００１８】次に図３は本発明の別の概念を示すブロッ
ク図であるが、これは図２のブロック図に本体送信手段
１７とリモコン受信手段２７を加えたものである。ここ
で本体送信手段１７の機能は本体受信手段１４がリモコ
ン装置２からの無線操作信号を受信すると直ちに無線応
答信号を送信するもので、リモコン受信手段２７がこの
無線応答信号を受信した場合、リモコン送信手段２６に
対してＴ３時間の経過を待つことなく直ちに無線操作信
号の発信を停止させる。
ク図であるが、これは図２のブロック図に本体送信手段
１７とリモコン受信手段２７を加えたものである。ここ
で本体送信手段１７の機能は本体受信手段１４がリモコ
ン装置２からの無線操作信号を受信すると直ちに無線応
答信号を送信するもので、リモコン受信手段２７がこの
無線応答信号を受信した場合、リモコン送信手段２６に
対してＴ３時間の経過を待つことなく直ちに無線操作信
号の発信を停止させる。
【００１９】この場合に、リモコン送信手段２６が本体
受信手段１４に送信する無線操作信号と、本体送信手段
１７がリモコン受信手段２７に送信する無線応答信号と
を波長の異なる信号で通信すれば、器具本体１およびリ
モコン装置２が自らの発信信号の反射波を自らが受信し
て誤動作するといった事態は防止される。
受信手段１４に送信する無線操作信号と、本体送信手段
１７がリモコン受信手段２７に送信する無線応答信号と
を波長の異なる信号で通信すれば、器具本体１およびリ
モコン装置２が自らの発信信号の反射波を自らが受信し
て誤動作するといった事態は防止される。
【００２０】更に、本体受信手段１４は運転開始命令の
無線操作信号の受信後は運転停止の無線操作信号を受信
するまで受信スイッチ手段１３を常時通電状態に切り換
えて受信待機状態を維持継続し、リモコン送信手段２６
は運転開始の無線操作信号の送信完了後は運転停止の無
線操作信号を送信するまでの間送信タイマー手段２４の
機能を停止させることにより、器具本体の運転中に使用
者が各種の機能変更の命令操作を繰り返す場合に、リモ
コン送信手段２６はその都度無線操作信号をＴ３時間の
継続中連続して発信する必要がなくなる。
無線操作信号の受信後は運転停止の無線操作信号を受信
するまで受信スイッチ手段１３を常時通電状態に切り換
えて受信待機状態を維持継続し、リモコン送信手段２６
は運転開始の無線操作信号の送信完了後は運転停止の無
線操作信号を送信するまでの間送信タイマー手段２４の
機能を停止させることにより、器具本体の運転中に使用
者が各種の機能変更の命令操作を繰り返す場合に、リモ
コン送信手段２６はその都度無線操作信号をＴ３時間の
継続中連続して発信する必要がなくなる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気設備
や電気器具が器具本来の運転を停止中にリモコンからの
運転開始命令信号を常時受信できるように通電待機させ
ておく場合において、受信手段が消費する無駄な待機中
消費電力を大幅に削減することができる。
や電気器具が器具本来の運転を停止中にリモコンからの
運転開始命令信号を常時受信できるように通電待機させ
ておく場合において、受信手段が消費する無駄な待機中
消費電力を大幅に削減することができる。
【図１】本発明の実施例の省電力型リモコン操作式電気
器具の外観略図。
器具の外観略図。
【図２】本発明の実施例の省電力型リモコン操作式電気
器具の基本構成の概念を示すブロック図。
器具の基本構成の概念を示すブロック図。
【図３】本発明の別な実施例の省電力型リモコン操作式
電気器具の基本構成の概念を示すブロック図。
電気器具の基本構成の概念を示すブロック図。
１．器具本体 ２．リモコン装置 １２．受信タイマー手段 １３．受信スイッチ手段 １４．本体受信手段 １５．制御手段 １６．器具本体装置 １７．本体送信手段 ２２． 命令入力手段 ２３． 命令信号発生手段 ２４． 送信タイマー手段 ２５． 送信スイッチ手段 ２６． リモコン発信手段 ２７． リモコン受信手段
Claims (4)
- 【請求項１】一定時間Ｔ１毎に一定時間Ｔ２継続する断
続信号を出力する受信タイマー手段と、前記受信タイマ
ー手段からの断続信号により電源回路の断続を繰り返す
受信スイッチ手段と、前記受信スイッチ手段を介して電
源の供給を受けている間のみリモコン装置からの無線操
作信号の着信待機状態を維持する本体受信手段と、前記
本体受信手段がリモコン装置から無線操作信号を受信し
た場合に無線操作信号の意味する命令に基づいて器具本
体の運転操作を実行する制御手段を有している器具本体
と、前記器具本体への操作命令を入力する命令入力手段
と、前記命令入力手段が操作されると操作入力に基づい
た命令信号を出力する命令信号発生手段と、前記の命令
信号により始動して一定時間の時限信号Ｔ３を計時出力
する送信タイマー手段と、前記命令入力手段の操作後は
時限信号Ｔ３の継続中のみ電源回路を通電する送信スイ
ッチ手段と、前記送信スイッチ手段を介して電源の供給
を受けている間は継続して命令信号を無線操作信号とし
て出力するリモコン送信手段を有しているリモコン装置
とにより構成された省電力型リモコン操作式電気器具。 - 【請求項２】器具本体は本体送信手段を有し、本体受信
手段がリモコン装置からの無線操作信号を受信した場合
に制御手段に器具本体の運転操作を実行させると共に、
前記本体送信手段にリモコン装置に対する無線応答信号
を送信すべく送信指示信号を出力し、リモコン装置はリ
モコン受信手段を有し、前記リモコン受信手段は器具本
体からの無線応答信号を受信した場合に送信スイッチ手
段に対してリモコン送信手段への電源供給を直ちに停止
させるべく送信停止信号を出力するようになした請求項
１記載の省電力型リモコン操作式電気器具。 - 【請求項３】リモコン送信手段が本体受信手段に送信す
る無線操作信号を本体送信手段がリモコン受信手段に送
信する無線応答信号とは異なる波長とした請求項２記載
の省電力型リモコン操作式電気器具。 - 【請求項４】器具本体の本体受信手段は器具本体の運転
開始を命令する無線操作信号を受信して後は受信スイッ
チ手段を常時通電状態に切り換え、器具本体の運転停止
を命令する無線操作信号を受信すると同時に受信スイッ
チ手段を断続モードに復帰させると共に、リモコン装置
のリモコン送信手段は器具本体の運転開始を命令する無
線操作信号の送信完了後は送信タイマー手段の機能を停
止させ、以後の操作命令は命令入力手段が操作を受た時
のみ無線操作信号を出力し、器具本体の運転停止を命令
する無線操作信号を送信すると同時に送信タイマー手段
を復帰させるようになした請求項１乃至請求項３のいず
れか１項記載の省電力型リモコン操作式電気器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10057409A JPH11206040A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 省電力型リモコン操作式電気器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10057409A JPH11206040A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 省電力型リモコン操作式電気器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11206040A true JPH11206040A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=13054858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10057409A Pending JPH11206040A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 省電力型リモコン操作式電気器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11206040A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010088360A (ko) * | 2000-03-09 | 2001-09-26 | 구자홍 | 전기기기의 대기전력을 저감하는 장치 |
| KR20050021670A (ko) * | 2003-08-25 | 2005-03-07 | 신성네오텍 주식회사 | 전기기기의 정보재생방법 |
| EP1635618A1 (de) * | 2004-09-14 | 2006-03-15 | Krinner Innovation GmbH | Beleuchtungssystem |
| JP2008263309A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Sony Corp | 電子機器、リモートコントローラおよび遠隔操作システム |
| JP2013135488A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Denso Corp | 電池監視装置 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10057409A patent/JPH11206040A/ja active Pending
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| US8106743B2 (en) | 2007-04-10 | 2012-01-31 | Sony Corporation | Electronic apparatus, remote controller and remote control system |
| US8477008B2 (en) | 2007-04-10 | 2013-07-02 | Sony Corporation | Electronic apparatus, remote controller and remote control system |
| JP2013135488A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Denso Corp | 電池監視装置 |
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