JPH11205760A - 多重化装置 - Google Patents

多重化装置

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JPH11205760A
JPH11205760A JP10005631A JP563198A JPH11205760A JP H11205760 A JPH11205760 A JP H11205760A JP 10005631 A JP10005631 A JP 10005631A JP 563198 A JP563198 A JP 563198A JP H11205760 A JPH11205760 A JP H11205760A
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multiplexing
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bit streams
data
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JP10005631A
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Koji Arii
浩二 有井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VODシステムにおいても受信側で確実に選
択した番組を視聴できる安価で高速な多重化装置を提供
する。 【解決手段】 FIFOメモリ構造とランダムアクセス
メモリ構造の2つの構造を併せ持ち、複数のビットスト
リームを夫々蓄積する第1のメモリ手段と、複数のビッ
トストリームの符号化レートから複数のビットストリー
ム間の多重化スケジュールを決定する多重化制御手段
と、複数のビットストリームのヘッダ情報とヘッダ位置
を示すメモリアドレスを検出するヘッダ検出手段と、ヘ
ッダ情報を管理制御するヘッダ管理制御手段と、多重化
スケジュール順にメモリアドレスを格納する第2のメモ
リ手段と、第2のメモリ手段からのメモリアドレスに基
づいて第1のメモリ手段より複数のビットストリームを
読み出して時分割多重処理を行う多重化手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオオ
ンデマンドシステム等で用いられ、映画等のビデオ素材
を対象にして、そのビデオ素材の映像及び映像に対応し
た音声、複数の言語による吹き替え音声をMPEG2、
MPEGオーディオ標準に沿って生成したビットストリ
ームを、多重化して多重ビットストリームを生成し、ケ
ーブル、ネットワーク等の伝送手段を用いてデジタル伝
送する際に使用される多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、我が国においても、放送局と各家
庭とをケーブル回線で結んだケーブルテレビジョン(以
下、CATVと略記する)システムの発展が目ざまし
い。
【0003】CATVシステムは、もともと、地上波放
送の届かない難視聴地域への再送信を目的として開発さ
れたものではあるが、雑音の影響を受けにくい等の理由
から伝送周波数帯域を広くとることができるため、地上
波放送に比べて、同じ周波数帯域であっても多チャンネ
ル化が可能である。
【0004】この特徴を生かして、CATVシステムで
は、単なる地上波放送の再送信に停まることなく、CA
TV局の自主放送や、ホームショッピングなどの各種デ
ータサービスを含めた双方向通信を行う大規模な都市型
CATVシステムへと急速に発展してきている。
【0005】一方、伝送路として、従来からの同軸ケー
ブルに代わって光ファイバケーブルを使用し、デジタル
信号による双方向通信を行うデジタル伝送方式のCAT
V(以下、D−CATVと略記する)システムの研究
が、最近盛んに行われており、このD−CATVシステ
ムで提供される新しいサービスに対する視聴者の期待感
も次第に高まってきている。
【0006】D−CATVシステムを開発するにあたり
重要となる要素の1つとして、デジタル化された映像信
号や音声信号、その他の情報データ等を圧縮処理する技
術が挙げられる。このデータ圧縮処理技術の規格として
は、MPEG(Moving Picture Image Coding Experts
Group )、JPEG(Joint Photographic Coding Expe
rts Group )およびH.261等が主流であるが、最近
ではISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準
会議)13818[ISO/IEC JTC(Joint Technical Comm
ittee)1/SC(Subcommittee)29/WG(Working Group)11]で
提案されている方式等も検討されている。
【0007】このISO/IEC13818では、上述
したデータ圧縮方式を規定するだけでなく、放送局側
で、番組を構成するデジタル映像、音声データおよびそ
の他の情報データ毎に、それぞれ圧縮処理を施したビッ
トストリームを多重して放送し、受信機側で所望の番組
を選択的に受信するというようなデジタル放送システム
のための制御部分についても特定方式を規格として決定
している。
【0008】また、D−CATVシステムでは、使用す
る光ファイバケーブルの特性である広帯域、低損失、無
誘導等の特徴を生かすと共に、MPEG2等映像信号や
音声信号の圧縮技術を使用することで、従来のアナログ
方式のCATVシステムに比べ、はるかに多くのチャン
ネル数をとることが可能となっている。
【0009】例えば、従来のアナログ放送での1チャン
ネル分に相当する帯域幅6M〜8MHzを使うものとす
れば、30〜40MbPS(bit Per Second)のデジタ
ル伝送が可能であるが、MPEG2を使うことによって
現行テレビ放送並の品質を備えた動画像を6MbPS程
度にまで圧縮することができる。更に、64値QAM等
のデジタル変調技術による伝送フレーム組立や誤り訂正
などの情報を含めたとしても、結果的には、帯域幅6M
〜8MHzにて4〜6チャンネルの多重化が可能とな
る。
【0010】具体的には、450MHz双方向CATV
システムでは、同軸CATV網を使用することで約50
チャンネルのアナログ信号伝送が可能であるが、その全
チャンネルをデジタル化した場合には、200〜300
チャンネルの多重伝送が可能となり、更に、光伝送技術
を使用すれば伝送帯域が広がるために一層の多チャンネ
ル化が実現可能となる。
【0011】このようなデジタル変調技術を用いて多チ
ャンネル化を実現するために複数の番組を構成するビッ
トストリームを多重する多重化装置が必要になる。その
技術的内容は、例えば特開平9−162821号公報に
多重化装置の一例が開示されている。その内容を以下簡
単に説明する。
【0012】図7は、ISO/IEC13818−1に
規定された放送および通信用ビットストリームの信号フ
ォーマットの一例を示す図である。
【0013】同図において、映像データおよび音声デー
タはそれぞれフレーム構成をなす。映像データおよび音
声データの1フレームは、PES(Packetized Element
aryStream)と呼ばれるパケットデータにヘッダを付加
したものとなっている。PESは可変長である。
【0014】一方、情報データはセクション形式をな
す。情報データの1セクションは、予め定められた長さ
に分割された情報データにヘッダを付加したものとなっ
ている。そして、上記映像データおよび音声データの各
1フレームと情報データの1セクションは、それぞれ1
84バイトごとに区切られたのち4バイトのヘッダが付
加されることにより、TS(Transport Stream)と呼ば
れる188バイトのパケットとなり、これらのパケット
が所定の順序で時分割多重されて1系統のビットストリ
ームが生成される。
【0015】なお、図7では映像データ、音声データお
よび情報データをそれぞれ1系統ずつ多重する場合を示
したが、実際には例えばマルチアングル放送のように複
数系統の映像データを時分割多重する場合や、マルチリ
ンガル放送のように複数系統の音声データを時分割多重
する場合、さらには複数系統の情報データを時分割多重
する場合など、多種類のバリエーションが考えられる。
【0016】図8は、多重放送システムで使用する放送
送信装置のデータ多重化回路の構成を示す回路ブロック
図である。なお、この回路では、映像データ2系統、音
声データ2系統および情報データ1系統を多重して1つ
の編成チャンネル(または1つのプログラム)を構成す
るものとして説明する。
【0017】入力端子201,202にはそれぞれ映像
データが入力され、また入力端子203,204にはそ
れぞれ音声データが入力され、さらに入力端子205に
は付加データとしての情報データが入力される。
【0018】端子201,202に入力された映像デー
タは、それぞれ映像エンコーダ211,212によって
圧縮エンコード処理が行なわれ、その可変レート出力は
FIFOメモリ221,222でバッファリングされ
る。FIFOメモリ201,202から固定レートで出
力された映像データは、それぞれパケット化回路23
1,232でパケット化されてメモリ241,242に
入力される。
【0019】入力端子203,204に入力された音声
データに関しても同様に、音声エンコーダ213,21
4、FIFOメモリ223,224およびパケット化回
路233,234で系統処理され、これにより音声パケ
ットとなってメモリ243,244に格納される。ま
た、入力端子205に入力された情報データは、パケッ
ト化回路235でパケット化されたのちメモリ245に
格納される。
【0020】パケット多重コントローラ25は、上記各
メモリ241〜245に格納されているデータ量を監視
しながら、各メモリがオーバフローまたはアンダフロー
を起こさないようにデータの読出しタイミング等を制御
し、これにより各メモリ241〜245のデータを時分
割多重して図示しないプログラム多重化回路へ出力す
る。
【0021】PMT出力部26は、番組に対応したプロ
グラムマップテーブルを保持している。PMTには、映
像データ、音声データおよび情報データを識別するため
のPID(Packet Identify)、番組に関する記述等が
載せられる。リンク情報出力部27は、各番組に対応し
たリンク情報テーブルを保持している。そして、これら
のPMT出力部26およびリンク情報出力部27に保持
されたプログラムマップテーブルのデータおよびリンク
情報テーブルのデータは、上記パケット多重コントロー
ラ25の読出し制御によりほぼ一定の間隔で読み出され
て、上記各映像データおよび音声データに時分割多重さ
れて1系統のビットストリームが生成される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、D−CAT
Vの多チャンネルの伝送路を用いて視聴者の要求に従っ
て映画等の番組を個別に配信するビデオオンデマンドシ
ステム(以下、VODシステムと略記する)に対する期
待が高まっている。
【0023】VODシステムでは、まず番組を構成する
映像ソース、音声ソース毎に、それぞれ圧縮処理を施
し、さらに映像データおよび音声データの各1フレーム
は、それぞれ184バイトごとに区切られたのち4バイ
トのヘッダが付加されることにより、TS(Transport
Stream)と呼ばれる188バイトのパケットとなり、こ
れらのパケットが所定の順序で時分割多重されて1系統
のビットストリームが生成され、一旦サーバの蓄積装置
に蓄積される。これを送信側では視聴者の再生要求に従
って読み出して多重化装置で多重化して出力する。受信
側では視聴者が要求した番組を選択的に受信し映像や音
声を再生する。また、受信側では視聴者の要求に従って
一時停止、早送り再生、巻き戻し再生等の特殊再生を行
うことが可能である。
【0024】しかしながら、前述した多重化装置ではV
ODシステムにおいて複数の視聴者が同一の番組を要求
して視聴する場合、多重されたビットストリーム中には
同一の番組のストリームが複数存在することになる。番
組データにはあらかじめ他の番組と区別するために番組
ごとにPIDが付与されているが、同一の番組を要求し
た場合は同一の番組データが同一のPIDのまま多重さ
れ、受信側ではどのPIDを指定すれば要求した番組が
再生できるのか判断できない。
【0025】また、配信される番組が多カ国語に対応し
た、具体的には、1つのビデオデータに対して、たとえ
ば日本語、英語、フランス語、スペイン語など複数のオ
ーディオデータを多重したストリームである場合、再生
に必要とされる音声は1カ国語であるにもかかわらず、
すべてのオーディオデータを多重して伝送しなければな
らず、1視聴者に割り当てる伝送帯域が増大してしま
う。
【0026】一方、伝送帯域を増大させないように日本
語、英語、フランス語、スペイン語などを別の番組にす
ると、同一のタイトルで数倍の量のビットストリームを
サーバに持たなければならず、サーバの蓄積メディアを
圧迫してしまう。
【0027】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、VODシステムにおいても受信側で
確実に選択した番組を視聴できるように安価で高速に多
重可能な多重化装置を提供することを目的としている。
【0028】更に、本発明は、多カ国語の番組を配信す
る際も伝送帯域を増大させず、効果的に伝送しうる多重
化装置を安価で提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の多重化装置は、
圧縮符号化されたビデオデータ、オーディオデータを少
なくとも含む複数のビットストリームを夫々多重化して
多重化ビットストリームを生成する多重化装置であり、
FIFO(First In First Out)メモリ構造とランダム
アクセスメモリ構造の2つの構造を併せ持ち、複数のビ
ットストリームを夫々蓄積する第1のメモリ手段と、複
数のビットストリームの符号化レートから複数のビット
ストリーム間の多重化スケジュールを決定する多重化制
御手段と、第1のメモリ手段上の複数のビットストリー
ムのヘッダ情報とヘッダ位置を示すメモリアドレスを検
出するヘッダ検出手段と、ヘッダ情報及びメモリアドレ
スを管理制御するヘッダ管理制御手段と、多重化スケジ
ュール順にメモリアドレスを格納する第2のメモリ手段
と、第2のメモリ手段からのメモリアドレスに基づいて
第1のメモリ手段より複数のビットストリームを順に読
み出して時分割多重処理を行う多重化手段とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0030】またヘッダ管理制御手段は複数のビットス
トリームに付与するPIDを多重化装置内で重複しない
ように管理するPID管理手段と、第1のメモリ手段上
の複数のビットストリームのヘッダ情報内のPIDを、
PID管理手段が付与したPIDに書き換えるPID変
換手段を備えていることを特徴とするものである。
【0031】従って本発明によれば、VODシステムに
おいても番組に固有のPIDをシステム固有のPIDに
書き換えることが出来るため、複数の視聴者が同一の番
組を選択して視聴しても、受信側で選択した番組を視聴
することが可能となる多重化装置を提供するものであ
る。
【0032】またヘッダ管理制御手段は複数のオーディ
オデータから1つを選択して多重化対象とするオーディ
オ選択手段を備えていることを特徴とするものである。
【0033】従って本発明によれば、多カ国語の番組を
配信する際に、複数のオーディオデータのうち1つを選
択して多重するため、伝送帯域を増大させず、効果的に
伝送することが可能となる多重化装置を提供するもので
ある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
に関し、添付の図面を参照しながら説明する。なお、同
一要素に付いては同一符号を付与して、説明の重複を省
略する。
【0035】(実施の形態1)図2は、VODシステム
における実施の形態1の多重化装置の配置を示す図であ
る。
【0036】図2において、11は映画等のビットスト
リームを蓄積し要求に従って出力するサーバ、12は本
実施の形態の多重化装置、13は多重化装置12の出力
を64QAM変調する64QAM変調器、14は複数の
64QAM変調器12の出力を混合する混合器である。
【0037】図1に、図2における多重化装置、すなわ
ち、実施の形態1の多重化装置の全体の構成を示す。
【0038】図1において、1は第1のメモリ手段、2
は多重化制御手段、3はヘッダ検出手段、4はヘッダ管
理制御手段、5は第2のメモリ手段、6は多重化手段、
7はFIFOメモリ(First In First Out)である。ヘ
ッダ管理制御手段4はPID管理手段8とPID変換手
段9及び記憶手段10からなる。
【0039】図3は第1のメモリ手段1の構成を示す図
である。第1のメモリ手段1はFIFO構造とランダム
アクセスメモリ構造の2つの構造を併せ持っている。
【0040】図3において、21はメモリ、22はFI
FO動作時にメモリの書き込みアドレスを発生するライ
トカウンタ、23はライトカウンタの値をロードあるい
はストアするライトポインタレジスタ、24はFIFO
動作時にメモリの読み出しアドレスを発生するリードカ
ウンタ、15はリードカウンタの値をロードあるいはス
トアするリードポインタレジスタ、16はアクセス調停
装置、17は各アドレスを切り替えるアドレスセレクタ
である。
【0041】図4は実施の形態1の多重化装置が多重化
処理の対象とするビットストリームのデータ構造を説明
する図である。
【0042】図4において31はビットストリーム、3
2はパケット、33はヘッダ、34は同期バイト、35
はPIDである。
【0043】図1、図2及び図3を用いて説明する。V
ODシステムにおいて、視聴者は端末(図示せず)からサ
ーバ11に対して所望の番組の再生を要求する。サーバ
11は要求に従って対応するビットストリームの符号化
レートとPMTの内容を多重化装置12に通知し多重化
開始を要求する。その後、サーバ11は対応するビット
ストリームを読み出して、多重化装置12のチャンネル
0の第1のメモリ手段1に書き込む。
【0044】PMTには、ビデオデータ、オーディオデ
ータおよび情報データを識別するためのPID、番組に
関する記述等が載せられている。
【0045】図3に示すように、第1のメモリ手段1は
書き込み用のデータバスと書き込み要求信号A及びポー
トのビジー信号であるBUSYAからなる書き込み専用
のポートAと,読み書き可能のデータバスと出力要求信
号B,書き込み要求信号Bとポートのビジー信号である
BUSYBからなるポートBの2つのポートを持ってお
り、ポートAはサーバ11(図2)、ポートBはヘッダ
検出手段4(図1)、多重化手段6(図1)等に接続さ
れている。
【0046】図3で、サーバ11(図2)からの書き込
み要求信号Aがイネーブルになると、第1のメモリ手段
1内のアクセス調停装置16はメモリ21の動作モード
をFIFO書き込みモードにして、メモリ21の使用権
をサーバ11に与える。具体的にはメモリに与えるアド
レスをライトカウンタ22の出力になるようにアドレス
セレクタ17を切り替え、メモリに与えるデータをサー
バの出力データであるデータAに切り替え、ポートB側
のメモリビジー信号をビジーにする。
【0047】第1のメモリ手段1はサーバ11の書き込
み動作に従ってライトカウンタ22を順にカウントアッ
プさせながらビットストリームをメモリ21に書き込
む。ライトカウンタ22の値はライトポインタレジスタ
23に格納される。
【0048】書き込みが終了したら、第1のメモリ手段
1はヘッダ検出手段3に対して書き込み終了を通知す
る。
【0049】サーバ11(図2)は複数の端末(図示せ
ず)からの要求に従って複数のチャンネルに対して、上
記動作を夫々行う。
【0050】ヘッダ検出手段3はライトポインタレジス
タ23、リードポインタレジスタ15からリードアドレ
スとライトアドレスを読み出して、メモリ21内のビッ
トストリームを参照することが出来る。ヘッダ検出手段
3またはヘッダ検出制御手段4からの出力要求信号Bあ
るいは書き込み要求信号Bがイネーブルになると、アク
セス調停装置16は、メモリ21の動作モードをランダ
ムアクセスモードにして、メモリ21の使用権をヘッダ
検出手段3またはヘッダ検出制御手段4に与える。具体
的にはメモリに与えるアドレスをポートB側のアドレス
であるアドレスBの入力になるようにアドレスセレクタ
17を切り替え、メモリに与えるデータをポートB側の
入出力データであるデータBに切り替え、ポートA側の
メモリビジー信号をビジーにする。
【0051】ヘッダ検出手段3はメモリ21のアドレス
を発生してメモリ21のランダムアクセスを行うことが
出来る。
【0052】ヘッダ検出手段3はリードアドレスの先頭
から順にメモリ21内を検索して同期バイトを検出す
る。同期バイトが検出されるとそのメモリアドレスを各
パケットの先頭アドレスとして順にヘッダ管理制御手段
4に転送する。パケット長は188バイトであるのでヘ
ッダ検出手段3は188バイト毎に同期バイト34が存
在することを確認する。この動作をライトアドレスに達
するまで行う。ヘッダ管理制御手段4では記憶手段10
に各パケットの先頭アドレスを順に記憶しておく。
【0053】夫々のビットストリームは図4のような構
成をしており188バイトでパケット32を構成する。
各パケット32にはヘッダ情報33が付加されており、
同期バイト34やストリーム識別情報であるPID35
等が記録されている。サーバ11から転送されたビット
ストリームのヘッダ情報33にはサーバ11内で番組ご
とに管理されているPID35が付与されている。
【0054】サーバ11から転送されたビットストリー
ムをそのまま多重すると他のチャンネルに同一の番組が
存在した場合、端末(図示せず)側で判別できないという
問題が発生する。
【0055】そのため図1、図2及び図4において、ヘ
ッダ管理制御手段4では多重化装置内で多重する複数の
ビットストリームのPID35(図4)を多重化装置内
で重複しないように一元的に管理する。PID管理手段
8ではサーバ11(図2)からの多重化開始要求ごとに
各チャンネルのビデオ、オーディオのPID35(図
4)を割り当てる。PID変換手段9では記憶手段10
に記憶した各パケットの先頭アドレスから各パケットの
PID35(図4)の位置を算出し、PID管理手段8
に割り当てられたPIDの値を対応するメモリアドレス
の位置に書き込む。
【0056】ヘッダ管理制御手段4はサーバ11(図
2)より通知されたPMTのビデオ、オーディオのPI
DをPID管理手段8に割り当てられたPIDの値に書
き換え、第1のメモリ手段1に書き込む。
【0057】多重化制御手段2は各チャンネルのビット
ストリームの符号化レートに従って第1のメモリ手段1
の読み出し順序を決定する。本実施の形態では説明の簡
略化のためすべてのチャンネルのビットストリームが同
一の符号化レートで符号化されたものとする。
【0058】多重化制御手段2は各チャンネルの符号化
レートからパケットの読み出し順を決定する。本実施の
形態の場合はすべてのチャンネルのビットストリームが
同一の符号化レートなので各チャンネルごと順にパケッ
トを読み出すような多重化スケジュールになる。多重す
べきビットストリームがサーバ11から転送されていな
い場合は、ヌルパケットをFIFOメモリ7に書き込む
ように多重化スケジュールを行う。また一定間隔でPM
Tを送出するように多重化スケジュールを行う。
【0059】多重化制御手段2はヘッダ管理制御手段4
で記憶した各パケットの先頭アドレスを多重化スケジュ
ール順に第2のメモリ手段5に書き込む。第2のメモリ
手段5はFIFO構造をしている。
【0060】多重化手段6は第2のメモリ手段5よりパ
ケット32の先頭アドレスを読み出し、その先頭アドレ
スから188バイトを第1のメモリ手段1から読み出
す。
【0061】多重化手段6からの出力要求信号Bがイネ
ーブルになると、アクセス調停装置16は、メモリ21
の動作モードをFIFO読み出しモードにして、メモリ
21の使用権を多重化手段6に与える。具体的にはメモ
リに与えるアドレスをリードカウンタ24の出力になる
ようにアドレスセレクタ17を切り替え、メモリから出
力するデータを多重化手段6の入力データであるデータ
Bに切り替え、ポートA側のメモリビジー信号をビジー
にする。
【0062】第1のメモリ手段1は多重化手段6の読み
出し動作に従ってリードカウンタ24を順にカウントア
ップさせながらビットストリームをメモリ21から読み
出す。リードカウンタ24の値はリードポインタレジス
タ15に格納される。
【0063】第1のメモリ手段1から読み出したビット
ストリームはFIFOメモリ7に書き込まれる。多重化
手段6は第2のメモリ手段5に蓄積されているメモリア
ドレスがなくなるまで、あるいはFIFOメモリ7がフ
ルになるまで上記動作を続ける。
【0064】FIFOメモリ7は64QAM変調器13
からのクロックに同期して読み出される。このクロック
及び多重化装置の出力インタフェースは社団法人日本C
ATV技術協会の標準規格で定められている。64QA
M変調器13からのクロックは3.9555MHzであり、8ビ
ット幅で読み出される。
【0065】このようにして複数のビットストリームを
多重化して多重ビットストリームとして出力する。
【0066】以上のように実施の形態1では、第1のメ
モリ手段をFIFO構造とランダムアクセスメモリ構造
の2つの構造を併せ持ったものにすることによって、ビ
ットストリームを操作する際はランダムアクセスでき、
高速にデータを多重化する際はFIFO動作をすること
が可能になり、ビットストリームを操作しても、高速に
データを転送することの出来る多重化装置を提供するも
のである。
【0067】さらに、PID管理手段とPID変換手段
を多重化装置内に設けることによって、VODシステム
においてもサーバに負担を掛けることなく、柔軟にPI
Dを設定することが可能である。
【0068】(実施の形態2)図2は、VODシステム
における実施の形態2の多重化装置の配置を示す図であ
る。図2については、実施の形態1で説明したので、こ
こでは説明を省略する。
【0069】図5は、本実施の形態の多重化装置の全体
の構成を示す図である。図5において、41はオーディ
オ選択手段であり、その他の符号に関しては、図1と同
様である。
【0070】また、図5の第1のメモリ手段1は実施の
形態1に示す第一のメモリ手段と同様に図3に示す構成
を持つものである。
【0071】図6は本実施の形態の多重化装置が多重化
処理の対象とするビットストリームのデータ構造を説明
する図である。
【0072】図6において51はビデオパケット、52
は英語音声のオーディオパケット、53は日本語音声の
オーディオパケット、54はフランス語音声のオーディ
オパケット、55はスペイン語音声のオーディオパケッ
トである。
【0073】本実施の形態では映画等の原音声および吹
き替え音声の複数種類の音声と映像を1つの番組として
多重されたビットストリームの多重について説明する。
【0074】本実施の形態で用いるビットストリームは
図6に示す構成をしている。このビットストリームは1
映像に対して4カ国語の音声で構成されている。これら
の音声はあらかじめ1カ国語のみが選択され、他の3カ
国語のデータは廃棄されて再生されることを前提として
生成されている。つまり、4カ国語のどれを選択して再
生しても映像と同期して再生できるよう、同一の時間情
報を持つように生成されている。
【0075】本実施の形態ではビデオパケット51のP
IDはa、英語音声のオーディオパケット52のPID
はb1、日本語音声のオーディオパケット53のPID
はb2、フランス語音声のオーディオパケット54のP
IDはb3、スペイン語音声のオーディオパケット55
のPIDはb4とする。
【0076】図2のVODシステムにおいて、視聴者は
端末(図示せず)からサーバ11に対して所望の番組の再
生を要求する。視聴者は番組を指定する際にその番組が
多カ国語対応の番組であれば、再生する言語を指定す
る。サーバ11は要求に従って対応するビットストリー
ムの符号化レートとPMTの内容及び再生する言語のP
IDを多重化装置に通知し多重化開始を要求する。その
後、サーバ11は対応するビットストリームを読み出し
て、多重化装置のチャンネル0の第1のメモリ手段1に
書き込む。
【0077】PMTには、ビデオデータ、オーディオデ
ータおよび情報データを識別するためのPID、番組に
関する記述等が載せられている。
【0078】図3において、第1のメモリ手段1はA,
Bの2つのポートを持っており、ポートAはサーバ1
1、ポートBはヘッダ検出手段4、多重化手段6等に接
続されている。図3に第1のメモリ手段1の構成を示
す。
【0079】図3において、サーバ11(図2)からの
書き込み要求信号Aがイネーブルになると、第1のメモ
リ手段1内のアクセス調停装置16(図3)はメモリ2
1の動作モードをFIFO書き込みモードにして、メモ
リ21の使用権をサーバ11に与える。具体的にはメモ
リに与えるアドレスをライトカウンタ22の出力になる
ようにアドレスセレクタ17を切り替え、メモリに与え
るデータをサーバの出力データであるデータAに切り替
え、ポートB側のメモリビジー信号をビジーにする。
【0080】第1のメモリ手段1はサーバ11の書き込
み動作に従ってライトカウンタ22を順にカウントアッ
プさせながらビットストリームをメモリ21に書き込
む。ライトカウンタ22の値はライトポインタレジスタ
23に格納される。
【0081】書き込みが終了したら、第1のメモリ手段
1はヘッダ検出手段3に対して書き込み終了を通知す
る。
【0082】サーバ11(図2)は複数の端末(図示せ
ず)からの要求に従って複数のチャンネルに対して、上
記動作を夫々行う。
【0083】図5のヘッダ検出手段3は、図3のライト
ポインタレジスタ23、リードポインタレジスタ15か
らリードアドレスとライトアドレスを読み出して、メモ
リ21内のビットストリームを参照することが出来る。
【0084】図5のヘッダ検出手段3またはヘッダ検出
制御手段4からの出力要求信号Bあるいは書き込み要求
信号Bがイネーブルになると、図3のアクセス調停装置
16は、メモリ21の動作モードをランダムアクセスモ
ードにして、メモリ21の使用権をヘッダ検出手段3ま
たはヘッダ検出制御手段4に与える。
【0085】具体的にはメモリに与えるアドレスをポー
トB側のアドレスであるアドレスBの入力になるように
アドレスセレクタ17を切り替え、メモリに与えるデー
タをポートB側の入出力データであるデータBに切り替
え、ポートA側のメモリビジー信号をビジーにする。
【0086】図5のヘッダ検出手段3は、図3のメモリ
21のアドレスを発生してメモリ21のランダムアクセ
スを行うことが出来る。
【0087】図5のヘッダ検出手段3はリードアドレス
の先頭から順に図3のメモリ21内を検索して同期バイ
トを検出する。同期バイトが検出されるとそのメモリア
ドレスとそのパケットのPID35をヘッダ管理制御手
段4に転送する。パケット長は188バイトであるので
ヘッダ検出手段3は188バイト毎に同期バイト34が
存在することを確認する。この動作をライトアドレスに
達するまで行う。
【0088】図5のヘッダ管理制御手段4では記憶手段
10に各パケットの先頭アドレスとPID35を順に記
憶しておく。
【0089】夫々のビットストリームは図4のような構
成をしており188バイトでパケット32を構成する。
各パケット32にはヘッダ情報33が付加されており、
同期バイト34やストリーム識別情報であるPID35
等が記録されている。サーバ11から転送されたビット
ストリームのヘッダ情報33にはサーバ11内で番組ご
とに管理されているPID35が付与されている。
【0090】また、本実施の形態ではビットストリーム
が1つの映像に対して4つの音声で構成されているた
め、そのまま多重すると、必要のない音声データまで伝
送することになり、不必要に伝送帯域を増大させてしま
うことになる。
【0091】そのためヘッダ管理制御手段4では各ビッ
トストリーム内の複数種類の音声のうち多重化装置内で
多重する音声を選択している。
【0092】図5において、オーディオ選択手段41で
は記憶手段10に記憶していた各パケットの先頭アドレ
スとPIDのテーブルからサーバ11(図2)から設定
されたオーディオのPID35を検索し、それ以外のオ
ーディオパケットの先頭アドレスを記憶手段10内のテ
ーブルから削除する。例えば英語音声を選択した場合、
PIDがb1であるパケットの先頭アドレスをテーブル
に残し、PIDがb2、b3、b4のパケットの先頭ア
ドレスをテーブルから削除する。
【0093】ヘッダ管理制御手段4では多重化装置内で
多重する複数のビットストリームのPID35を多重化
装置内で重複しないように一元的に管理する。PID管
理手段8ではサーバ11(図2)からの多重化開始要求
ごとに各チャンネルのビデオ、オーディオのPID35
を割り当てる。
【0094】PID変換手段9では記憶した各パケット
の先頭アドレスから各パケットのPID35の位置を算
出し、PID管理手段8に割り当てられたPID35を
対応するメモリアドレスの位置に書き込む。
【0095】ヘッダ管理制御手段4はサーバ11(図
2)より通知されたPMTのビデオ、オーディオのPI
DをPID管理手段8に割り当てられたPIDの値に書
き換え、第1のメモリ手段1に書き込む。
【0096】多重化制御手段2は各チャンネルのビット
ストリームの符号化レートに従って第1のメモリ手段1
の読み出し順序を決定する。本実施の形態では説明の簡
略化のためすべてのチャンネルのビットストリームが同
一の符号化レートで符号化されたものとする。
【0097】多重化制御手段2は各チャンネルの符号化
レートからパケットの読み出し順を決定する。本実施の
形態の場合はすべてのチャンネルのビットストリームが
同一の符号化レートなので各チャンネルごと順にパケッ
トを読み出すような多重化スケジュールになる。多重す
べきビットストリームがサーバ11から転送されていな
い場合は、ヌルパケットをFIFOメモリ7に書き込む
ように多重化スケジュールを行う。また一定間隔でPM
Tを送出するように多重化スケジュールを行う。
【0098】多重化制御手段2はヘッダ管理制御手段4
で記憶した各パケットの先頭アドレスを多重化スケジュ
ール順に第2のメモリ手段5に書き込む。第2のメモリ
手段5はFIFO構造をしている。
【0099】多重化手段6は第2のメモリ手段5よりパ
ケット32の先頭アドレスを読み出し、その先頭アドレ
スから188バイトを第1のメモリ手段1から読み出
す。
【0100】多重化手段6からの出力要求信号Bがイネ
ーブルになると、アクセス調停装置16は、メモリ21
の動作モードをFIFO読み出しモードにして、メモリ
21の使用権を多重化手段6に与える。具体的にはメモ
リに与えるアドレスをリードカウンタ24の出力になる
ようにアドレスセレクタ17を切り替え、メモリから出
力するデータを多重化手段6の入力データであるデータ
Bに切り替え、ポートA側のメモリビジー信号をビジー
にする。
【0101】図3の第1のメモリ手段1は、多重化手段
6(図5)の読み出し動作に従ってリードカウンタ24
を順にカウントアップさせながらビットストリームをメ
モリ21から読み出す。リードカウンタ24の値はリー
ドポインタレジスタ15に格納される。
【0102】図5において、第1のメモリ手段1から読
み出したビットストリームはFIFOメモリ7に書き込
まれる。多重化手段6は第2のメモリ手段5に蓄積され
ているメモリアドレスがなくなるまで、あるいはFIF
Oメモリ7がフルになるまで上記動作を続ける。
【0103】FIFOメモリ7は64QAM変調器13
(図2)からのクロックに同期して次段に(図示せず)
読み出される。このクロック及び多重化装置の出力イン
タフェースは社団法人日本CATV技術協会の標準規格
で定められている。64QAM変調器13からのクロッ
クは3.9555MHzであり、8ビット幅で読み出される。こ
のようにして複数のビットストリームを多重化して多重
ビットストリームとして出力する。
【0104】以上のように実施の形態2ではオーディオ
選択手段を多重化装置内に設けることによって、多カ国
語の番組においてもサーバ及び伝送帯域に負担を掛ける
ことなく、音声の選択が安価で高速に行える多重化装置
を提供するものである。
【0105】以上により、本発明にかかる多重化装置に
関して説明したが、本発明に使用されるデジタル動画像
符号化標準はMPEG2に限定されるものでない。将来
規定される新しいフェーズに対しても、本発明が同様に
適用し得る限り、それらは本発明の技術的範囲に属す
る。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、第1のメモリ手段をF
IFO構造とランダムアクセスメモリ構造の2つの構造
を併せ持ったものにすることによって、ビットストリー
ムを操作する際はランダムアクセスでき、高速にデータ
を多重化する際はFIFO動作をすることが可能にな
り、ビットストリームを操作しても、高速にデータを転
送することの出来る多重化装置を提供することが出来
る。
【0107】さらに、PID管理手段とPID変換手段
を多重化装置内に設けることによって、VODシステム
においてもサーバに負担を掛けることなく、柔軟にPI
Dを設定することが可能な多重化装置を提供することが
出来る。
【0108】更に、本発明によれば、オーディオ選択手
段を多重化装置内に設けることによって、多カ国語の番
組においてもサーバ及び伝送帯域に負担を掛けることな
く、音声の選択が安価で高速に行える多重化装置を提供
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の多重化装置の全体の構成を示す
【図2】VODシステムにおける多重化装置の基本的な
配置を示す図
【図3】第1のメモリ手段の構成を示す図
【図4】実施の形態1の多重化装置が多重化処理の対象
とするビットストリームのデータ構造を説明する図
【図5】実施の形態1の多重化装置の全体の構成を示す
【図6】実施の形態2の多重化装置が多重化処理の対象
とするビットストリームのデータ構造を説明する図
【図7】ISO/IEC13818−1に規定された放
送および通信用ビットストリームの信号フォーマットの
一例を示す図
【図8】多重放送システムで使用する放送送信装置のデ
ータ多重化回路の構成を示す回路ブロック図
【符号の説明】
1 第1のメモリ手段 2 多重化制御手段 3 ヘッダ検出手段 4 ヘッダ管理制御手段 5 第2のメモリ手段 6 多重化手段 7 FIFOメモリ 8 PID管理手段 9 PID変換手段 10 記憶手段 21 メモリ 22 ライトカウンタ 23 ライトポインタレジスタ 24 リードカウンタ 15 リードポインタレジスタ 16 アクセス調停装置 17 アドレスセレクタ 41 オーディオ選択手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮符号化されたビデオデータ及びオー
    ディオデータを少なくとも含む複数のビットストリーム
    を夫々多重化して多重化ビットストリームを生成する多
    重化装置において、 FIFOメモリ構造とランダムアクセスメモリ構造の2
    つの構造を併せ持ち、前記複数のビットストリームを夫
    々蓄積する第1のメモリ手段と、 前記複数のビットストリームの符号化レートから前記複
    数のビットストリーム間の多重化スケジュールを決定す
    る多重化制御手段と、 前記第1のメモリ手段上の前記複数のビットストリーム
    のヘッダ情報とヘッダ位置を示すメモリアドレスを検出
    するヘッダ検出手段と、 前記ヘッダ情報及び前記メモリアドレスを管理制御する
    ヘッダ管理制御手段と、 前記多重化スケジュール順に前記メモリアドレスを格納
    する第2のメモリ手段と、 前記第2のメモリ手段からの前記メモリアドレスに基づ
    いて前記第1のメモリ手段より前記複数のビットストリ
    ームを順に読み出して時分割多重処理を行う多重化手段
    とを備えていることを特徴とする多重化装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダ管理制御手段は前記複数のビ
    ットストリームに割り当てるPIDを前記多重化装置内
    で重複しないように管理するPID管理手段と、 前記第1のメモリ手段上の前記複数のビットストリーム
    の前記ヘッダ情報内のPIDを、前記PID管理手段が
    割り当てたPIDに書き換えるPID変換手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の多重化装置。
  3. 【請求項3】 前記ビットストリームを構成するオーデ
    ィオデータは、少なくとも複数種類のオーディオデータ
    を含み、再生時には、前記複数のオーディオデータのう
    ちあらかじめ1種類のみが選択され、他のデータは廃棄
    されることを前提とした同一の時間情報を有するビット
    ストリームであることを特徴とする請求項1記載の多重
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッダ管理制御手段は複数のオーデ
    ィオデータから1つを選択して多重化対象とするオーデ
    ィオ選択手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の多重化装置。
JP10005631A 1998-01-14 1998-01-14 多重化装置 Pending JPH11205760A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001030077A1 (fr) * 1999-10-20 2001-04-26 Aichidenshi Kabushiki Kaisha Procede de transmission multiplex de signaux de television et systeme de transmission associe

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001030077A1 (fr) * 1999-10-20 2001-04-26 Aichidenshi Kabushiki Kaisha Procede de transmission multiplex de signaux de television et systeme de transmission associe
JP2001119361A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Aichi Electronic Co Ltd テレビジョン信号多重化伝送方式及びその伝送システム

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Effective date: 20040706