JPH11205283A - 相関値算出装置 - Google Patents

相関値算出装置

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JPH11205283A
JPH11205283A JP290198A JP290198A JPH11205283A JP H11205283 A JPH11205283 A JP H11205283A JP 290198 A JP290198 A JP 290198A JP 290198 A JP290198 A JP 290198A JP H11205283 A JPH11205283 A JP H11205283A
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全位相範囲についての相関値の算出に長い時
間を要した。 【解決手段】 受信信号に拡散符号を乗算することによ
り、拡散符号に対する相関度合いを与える相関値を、所
定長単位ごと所定位相幅に亘って計算する相関値算出装
置に、相関値の計算時、適応的に設定されたしきい値
と、所定長より短い区間内に計算された相関値とを比較
し、計算された相関値がしきい値を超えた場合のみ所定
長の全区間に亘る相関値の計算を実行し、所定長より短
い区間内に計算された相関値がしきい値を超えない場合
には相関値の計算を打ち切る判定手段を備えるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相関値算出装置に
関し、特に、限られた時間内における相関値の検出処理
が要求される移動通信システムの相関値算出装置に用い
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在用いられている通信技術の一つに、
送信データを、その帯域よりも十分広い帯域をもつ信号
に拡散し送信するスペクトラム拡散通信方式がある。そ
して、この種の通信方式を移動通信に応用したシステム
に、北米で標準化されているTIA/EIA/IS−9
5A CDMA移動通信システムがある。
【0003】図2に、CDMA移動通信システムの基本
構成を示す。図2のCDMA移動通信システムは、3台
の固定無線送信機(以下「基地局」という。)1〜3
と、1台の移動局4とで構成する場合の例であり、これ
ら基地局1〜3と通信可能な無線ゾーン5〜7を、図
中、円で表している。なお、無線ゾーン5〜7に対して
は、対応する基地局1〜3のそれぞれから、各局特有の
基地局識別用符号でスペクトラム拡散符号化された送信
データが送信されているものとする。
【0004】図2の場合、移動局4は、基地局1と通話
が確立した状態(すなわち、基地局1の基地局識別符号
と同期がとれている状態)にあり、基地局1から到来す
るマルチパス信号や隣接基地局2及び3から到来する信
号についての検出処理及びその信号強度の測定処理を基
に、受信信号の復調処理とハンドオフ制御を行ってい
る。
【0005】以下、かかるCDMA通信システムにおい
て実行される信号検出手順及び信号強度測定手順の概要
を説明する。なお、この処理は、次の(a)〜(f)の
順番に実行される。
【0006】(a)基地局1は、マルチパス信号が検出
できると想定される位相符号範囲(SRCH_ASET
_WIN_SIZE)を移動局4に送信する。
【0007】(b)移動局4は、(a)で与えられた情
報を基に、基地局1の拡散符号を発生し、各符号位相
で、受信信号との相関を求める。
【0008】(c)移動局4は、(b)で求めた相関値
が、復調可能なレベル以上の拡散符号位相を復調器(不
図示)に割り当て、それぞれ復調する。
【0009】(d)基地局1は、隣接基地局2及び3の
拡散符号情報(パイロットPNオフセット)と、隣接基
地局2及び3からの信号が検出できると想定される符号
位相範囲(SRCH_NSET_WIN_SIZE)
を、移動局4に送信する。
【0010】(e)移動局4は、(d)で与えられた情
報を基に、隣接基地局2及び3の拡散符号を発生し、各
符号位相で、受信信号との相関を求める。
【0011】(f)移動局4は、(e)で求めた相関値
が、基地局2より予め定められた閾値(T_ADD)を
上回った場合に、受信可能な隣接基地局信号が検出でき
たとし、基地局2にその旨を報告する。
【0012】ところで、上述のように、信号の検出処理
及び信号強度測定処理を行うには、受信機側で、受信機
内で発生される拡散符号と受信信号との相関を、基地局
から指定される全符号位相について計算する必要があ
る。
【0013】この相関計算手段として、現在一般的に用
いられているのが、スライディング相関方式である。こ
れは、受信機側の拡散符号位相をずらしながら受信信号
との相関を求める方式である。
【0014】図3に、スライディング相関の計算原理を
示す。なお、図3は、相関長を「4」、検索位相幅を
「6」とする場合の計算原理を表すものであり、拡散符
号位相での相関計算が求まる毎に、受信機が発生する拡
散符号位相を1つずらす場合の動作内容を表している。
【0015】図4に、かかる方式で動作するスライディ
ング相関器14を有する移動局4の受信信号系の構成を
示す。図4に示すように、移動局4は、アンテナ11、
RF復調器12、フィルタ13、スライディング相関器
14、CPU15、復調器16−1〜16−N、合成器
17で受信信号系を構成する。
【0016】この移動局4は、アンテナ11において受
信した信号を、RF復調器12において無線伝搬周波数
からベースバンド信号へ変換し、さらにフィルタ13に
おいて波形整形すると、これをスライディング相関器1
4及び複数の復調器16−1〜16−Nにそれぞれ与え
ることにより、以下の検索処理(自基地局検索処理及び
隣接基地局探索処理)を実行する。
【0017】まず、自基地局検索処理時、スライディン
グ相関器14は、CPU15から指定される現通信中の
基地局(自基地局)の拡散符号とパイロット拡散符号と
を発生し、CPU15から指定のあった位相範囲及び相
関長で、符号タイミングをずらしながら入力信号との相
関を求め、求められた相関値をCPU15に与える。C
PU15は、得られた相関値を基に受信可能なマルチパ
ス信号タイミングを選択すると、復調器16−1〜16
−Nのそれぞれに符号タイミング情報を出力する。復調
器16〜18は、CPU15から指定される受信タイミ
ングで基地局拡散符号及びデータ拡散符号を発生させ、
受信データを復調する。復調された受信データは、合成
器17において最大比合成され、最終受信データとし
て、CPU15に出力される。
【0018】一方、隣接基地局探索処理時、スライディ
ング相関器14は、CPU15から指定される隣接基地
局の拡散符号とパイロット拡散符号とを発生し、CPU
15から指定のあった位相範囲及び相関長で、符号タイ
ミングをずらしながら入力信号との相関を求め、求めら
れた相関値をCPU15に与える。CPU15は、得ら
れた相関値を基にハンドオフ可能な基地局の有無及びそ
のタイミングを判定し、「有」と判定された場合にはそ
の旨を自基地局に知らせる。
【0019】このように、スライディング相関器14
は、自基地局から異なる伝送路を介して到来する信号の
検索(マルチパス検索)及び隣接基地局から到来する信
号の検索のため、常時動作する必要がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成の
スライディング相関器14は、簡単な回路構成で実現で
きるという特徴をもつ一方、位相をずらしながら相関を
計算する性質上、基地局から指定される拡散位相範囲の
全相関を計算するのに時間がかかるという問題があっ
た。しかも、このように相関計算に時間がかかる結果、
隣接基地局から到来する信号の検出が遅れるような事態
が生じると、ハンドオフに失敗し、通信断が発生する可
能性があった。
【0021】本発明は、以上の課題を考慮してなされた
もので、相関計算処理に要する時間の短縮を実現し、効
率的に信号の検出及びその強度測定を行なうことができ
る相関値算出装置を提案しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、受信信号に拡散符号を乗算する
ことにより、拡散符号に対する相関度合いを与える相関
値を、所定長単位ごと所定位相幅に亘って計算する相関
値算出装置において、以下の手段を備えるようにする。
【0023】すなわち、相関値の計算時、予め定めてお
いたしきい値と、所定長より短い区間内に計算された相
関値とを比較し、計算された相関値がしきい値を超えた
場合のみ所定長の全区間に亘る相関値の計算を実行し、
所定長より短い区間内に計算された相関値がしきい値を
超えない場合には相関値の計算を打ち切る判定手段を備
えるようにする。
【0024】これにより、相関値の小さい位相について
は、所定長の全区間に亘ってしきい値の計算を行うまで
もなく、通常より短い時間で計算を打ち切ることができ
るため、所定位相幅全体についての計算に要する時間の
短縮を実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る相関値算出装
置の一実施形態例を、図面を用いて説明する。
【0026】(A)相関計算動作の原理 まず、各実施形態において実行される相関計算動作の原
理を説明する。以下説明する各実施形態のスライディン
グ相関器は、相関計算を2段階に分けて実行することを
特徴としている。すなわち、まず、相関長より短い区間
(以下「早期相関長」という。)について相関値の計算
処理を実行し、相関値が早期相関長に対応するしきい値
(以下「早期相関しきい値」という。)を下回る場合に
は、信号が存在しないとして相関計算を打ち切り、相関
値が早期相関しきい値を上回った場合には、信号が存在
する可能性があるとして全相関長での相関値の計算を行
うことを特徴とする。
【0027】これは、基地局から指定される拡散符号の
位相幅のうち大半の位相には信号成分が含まれていない
ことに着目する動作であり、ほとんどの位相では相関計
算を早期に打ち切ることにより、計算の高速化を図る動
作である。
【0028】なお、相関計算の早期打ち切りを効率良く
行うためには、早期相関長に対応する早期相関しきい値
を最適化することが望ましい。そこで、以下の各実施形
態においては、より効率的な相関計算を実行できるよう
にするため、早期相関しきい値を状況により変動させる
複数の方法を説明する。
【0029】(B)第1の実施形態 図5に、第1の実施形態に係る移動局4Aの構成を示
す。図5は、図4との対応同一部分に、対応同一符号を
付して示すものであり、スライディング相関器14Aと
CPU15Aを除いて、図4の移動局4と同一の構成を
有している。
【0030】ここで、スライディング相関器14Aは、
上述の動作原理に従って動作する相関計算手段であり、
CPU15Aは、早期相関長に対応する早期相関しきい
値の発生機能を備える手段である。
【0031】まず、CPU15Aによる、早期相関長に
対応する早期相関しきい値の発生動作について説明す
る。CPU15Aは、基地局側から指定される隣接基地
局の拡散符号位相と検索すべき位相幅に応じて、適切な
早期相関しきい値を発生する。
【0032】これは、通信サービスが提供される区域に
ある基地局の位置関係に応じて隣接基地局数及び位相幅
が変動を受けるからであり、これに応じて必要とされる
検索周期及び計算量も変動するからである。例えば、隣
接基地局数が多ければ、移動局4Aが、各隣接基地局を
検索するのに要する周期も長くなり、また、検索位相幅
が広ければ、1つの隣接基地局あたりの相関計算量も増
えるからである。
【0033】また、移動局がある無線ゾーンから他の隣
接無線ゾーンに高速移動する場合には、移動局4Aが現
在の無線ゾーン内に位置している間に、移動先となる隣
接無線ゾーンの信号を検出することが要求されるため、
適切なしきい値の設定が重要となる。
【0034】そこで、第1の実施形態に係るCPU15
Aでは、各隣接基地局が検索される周期を短縮するた
め、図6に示すようなシーケンスに基づいて、早期相関
しきい値を設定する。なお、前述の説明からも分かるよ
うに、この第1の実施形態は、専ら隣接基地局検索処理
時の動作を想定している。
【0035】まず、CPU15Aは、基地局から基地局
パラメータ(隣接基地局パラメータメッセージ及びシス
テムパラメータメッセージ)を受信すると、隣接基地局
パラメータメッセージから移動局が検索すべく隣接基地
局数を抽出すると共に、システムパラメータメッセージ
から位相幅を抽出し、信号検索する全位相数EVAL=
(基地局数*位相幅)を計算する(ステップSP1)。
【0036】CPU15Aは、このようにステップSP
1において全位相数EVALを計算すると、計算された
値と複数の位相数判定しきい値(図6の場合はN個+
1)との比較結果から、移動局4Aの周辺に位置する基
地局の配置状況をN+1段階で判定する(ステップSP
2−0〜SP2−N)。ただし、位相数判定しきい値に
は、TH_MAX>TH_1>TH_2>…>TH_N
の関係が成り立っているものとする。
【0037】そして、CPU15Aは、その判定結果に
応じて対応するしきい値設定処理段に移行し、スライデ
ィング相関器14Aに与える早期相関しきい値を、対応
するステップで設定する(ステップSP3−0〜SP3
−N)。
【0038】例えば、計算された全位相数が、位相数判
定しきい値の最大値TH_MAXより小さいが次に大き
な位相数判定しきい値TH_1よりは大きい場合、CP
U15Aは、ステップSP2−1で肯定結果を得て対応
するステップSP3−1に移り、早期相関しきい値をE
D_TH_1に設定する。
【0039】なお、各早期相関しきい値には、ED_T
H_MAX>ED_TH_1>…>ED_TH_N>E
D_TH_N+1の関係が成り立っている。これは、検
索する位相数が位相数が多いほど、早期に打ち切られる
率を高めるためである。
【0040】この処理の終了後、設定された早期相関し
きい値ED THは、CPU15Aからスライディング
相関器14Aに与えられる。一方、スライディング相関
器14Aは、早期相関しきい値ED THを入力する
と、上述の動作原理に基づく相関計算を開始する。この
動作内容を、図1に示す。
【0041】まず、スライディング相関器14Aは、相
関値ACCを0に初期化する(ステップSP11)。次
に、スライディング相関器14Aは、初期化後入力のあ
った受信信号と移動局4Aが発生した拡散符号とを乗算
し、その相関値を求める(ステップSP12)。この処
理は、相関値の算出に用いた受信信号の相関長が早期相
関長より長くなったと判定されるまで、繰り返し行われ
る(ステップSP13)。なお、早期相関長は、予め設
定されており(例えば、通信時に無線で設定されてお
り)、図3のように相関長(最終相関長)を「4」とす
る場合、例えば、「2」に設定される。
【0042】やがて、早期相関長を越えたことが確認さ
れると(すなわち、ステップSP13において肯定結果
が得られると)、スライディング相関器14Aは、ステ
ップSP12の処理によって求めた相関値Accと、C
PU15Aで設定された早期相関しきい値ED_THと
を比較する。
【0043】ここでの判定結果は、多くの場合、否定的
となるので、スライディング相関器14Aは、早期に相
関計算を打ち切るべく、ステップSP15の処理に移行
し、当該検索位相における相関値ACCを0に設定す
る。
【0044】この後、スライディング相関器14Aは、
ステップSP19に移行し、全ての検索位相幅について
処理が終了したか否かを判定し、全ての検索位相幅につ
いての検索が終了していないと判定される間、ステップ
SP20 の処理に移行して拡散符号の位相を1ずら
してステップSP11の処理に戻ることに-より、次の
検索位相についての相関値計算処理に移行する。なお、
図3の場合には、第1及び第2検索位相における相関値
の計算処理がかかる早期打ち切り動作に該当する。
【0045】これに対し、ステップSP14において、
計算された相関値が早期相関しきい値ED_THを越え
ると判定された場合、スライディング相関器14Aは、
ステップSP14からステップSP16に移り、早期相
関長を越える相関長に入力される受信信号をも含めて相
関値の計算を継続する。この計算処理は、ステップSP
17において計算に用いられた相関長が最終相関長を越
えたと判断されるまで繰り返される。
【0046】やがて、相関長が最終相関長を越えたと判
断されると、スライディング相関器14Aは、ステップ
SP18に進んで、当該検索位相について最終的に得ら
れた計算結果を相関値ACCとして設定する。これは、
図3の場合、第3検索位相における相関値の計算処理に
対応する。
【0047】この後、スライディング相関器14Aは、
さらに相関値の計算を継続すべきか否か判断するため、
ステップSP19に移り、前述したように、全ての検索
位相幅について処理が終了したか否かを判定する。そし
て、全ての検索位相幅についての検索が終了していない
と判定された場合には、やはりステップSP20の処理
に移行して拡散符号の位相を1ずらし、ステップSP1
1の処理に戻る。
【0048】このような動作を繰り返すことにより、全
ての検索位相幅についての処理が終了すると、スライデ
ィング相関器14Aは、図1のループ処理を抜け、求め
られた相関値をCPU15Aに通知する。
【0049】この後、CPU15Aは、求められた相関
値の結果からハンドオフ可能な基地局の有無及びタイミ
ングを判定し、ハンドオフ可能な基地局が見つかった場
合には、その旨を現在通信中にある基地局に送信系を介
して通知する。以上が、本実施形態に特有の動作内容で
ある。
【0050】このように、第1の実施形態によれば、検
索する位相数が多いほど早期相関しきい値の値を高く設
定し、相関計算の打ち切られる確率を向上させる構成と
したことにより、すなわち、雑音に対する早期打ち切り
率を高く設定できる構成としたことにより、隣接基地局
の検索に要する総時間の短縮(1基地局当たりの検索周
期の短縮)を実現することができる。これにより、移動
局が隣接する無線ゾーンに高速移動する場合でも、必要
な検出動作を完了させることができ、通話断が発生する
可能性を解消することができる。
【0051】(C)第2の実施形態 続いて、第2の実施形態に係る移動局の処理動作を説明
する。なお、この第2の実施形態に係る移動局の構成
は、第1の実施形態に係る移動局4Aの構成と同様であ
り、相違点は、CPU15Aが実行する早期相関しきい
値の設定動作のみである。
【0052】すなわち、この第2の実施形態に係るCP
U15Aは、ハンドオフしきい値(隣接基地局から受信
される信号がハンドオフに十分な強度を有するか判断す
るのに用いられるしきい値)T_ADDを用いて早期相
関しきい値ED_THを設定する点で異なっている。
【0053】このように、第2の実施形態が、早期相関
しきい値ED_THの設定にハンドオフしきい値(T_
ADD)を用いるのは、本質的にハンドオフしきい値T
_ADDを越える可能性のない信号については特に相関
値を検出する必要がないことによる。
【0054】すなわち、ハンドオフしきい値T_ADD
として高い値が要求される場合には、その分ハンドオフ
も生じ難いということであり、このような場合に、早期
相関しきい値を比較的大きな値を設定しておけば、ハン
ドオフしきい値T_ADDを越える可能性のない検索位
相については、早期に相関値の計算処理を打ち切ること
ができるからである。
【0055】図7に、第2の実施形態に係るCPU15
Aが実行する早期相関しきい値の設定動作を説明する。
【0056】まず、CPU15は、基地局から基地局パ
ラメータ(隣接基地局パラメータメッセージ及びシステ
ムパラメータメッセージ)を受信すると、隣接基地局パ
ラメータメッセージからハンドオフしきい値T_ADD
を抽出する(ステップSP21)。
【0057】CPU15Aは、このようにステップSP
21においてハンドオフしきい値T_ADDを抽出する
と、抽出された値と複数のレベル判定しきい値(図7の
場合はN個+1)との比較結果から、基地局から通知の
あったしきい値レベルをN+1段階で判定する(ステッ
プSP22−0〜SP22−N)。ただし、レベル判定
しきい値には、TH_MAX>TH_1>TH_2>…
>TH_Nの関係が成り立っているものとする。
【0058】そして、このCPU15Aの場合も、その
判定結果に応じて対応するしきい値設定処理段に移行
し、スライディング相関器14Aに与える早期相関しき
い値を、対応するステップで設定する(ステップSP2
3−0〜SP23−N)。
【0059】例えば、抽出されたハンドオフしきい値T
_ADDが、レベル判定しきい値の最大値TH_MAX
より小さいが次に大きな位相数判定しきい値TH_1よ
りは大きい場合、CPU15Aは、ステップSP22−
1で肯定結果を得て対応するステップSP23−1に移
り、早期相関しきい値をED_TH_1に設定する。
【0060】なお、ここでの早期相関しきい値には、予
めシミュレーションによって求められる雑音の相関値分
布と各ハンドオフしきい値T_ADDの相関分布の関係
から、各ハンドオフしきい値T_ADDに対する信号検
出率を例えば98%にする値を設定する。
【0061】この設定例を図8に示す。図8は、雑音及
び各受信レベルの早期相関長での相関値分布を示すもの
で、上段(図8(A))は、ハンドオフしきい値T_A
DDが−18dBの場合における早期相関しきい値ED
_THの設定例を、下段(図8(B))は、ハンドオフ
しきい値T_ADDが−14dBの場合における早期相
関しきい値ED_THの設定例をそれぞれ表している。
【0062】図8の場合、雑音信号に対する早期相関打
ち切り率は、ハンドオフしきい値T_ADD=14dB
の時ほぼ100%(図8(A))、ハンドオフしきい値
T_ADD=18dBの時約40%程度(図8(B))
となっている。そして、いずれの場合も、信号検出率
は、ほぼ100%となっている。
【0063】このように、CPU15Aで求められる早
期相関しきい値は、ハンドオフしきい値T_ADDが大
きいほど高く設定されるが(すなわち、ED_TH_M
AX>ED_TH_1>…>ED_TH_N>ED_T
H_N+1)、図8のような信号分布に基づいて算出さ
れた値であるため、所望レベルの信号検出率については
何らの影響を与えない。
【0064】このため、スライディング相関器14Aに
おける相関検出においては、信号検出率に影響を及ぼす
ことなく、雑音および必要としない低受信レベル信号の
相関計算が打ち切られる率が大きくなり、1位相当たり
に必要な相関計算時間が削除されることになる。
【0065】このように、第2の実施形態によれば、基
地局から与えられるハンドオフしきい値T_ADDのレ
ベルに応じて、早期相関しきい値ED_THの値を適応
的に変更する構成としたことにより、ハンドオフの生じ
得る信号以外は相関値の計算を早期に打ち切ることがで
き、かかるハンドオフ検出のために行う隣接基地局の検
索に要する総時間の短縮(1基地局当たりの検索周期の
短縮)を実現することができる。
【0066】またこのように、検索処理自体が短時間で
終了することにより、移動局が隣接する無線ゾーンに高
速移動する場合でも、通話断が発生する可能性なく確実
にハンドオフを行なうことができる。
【0067】(D)第3の実施形態 続いて、第3の実施形態に係る移動局の処理動作を説明
する。この第3の実施形態の場合も、その基地局の構成
は第1及び第2の実施形態の場合と同様であり、相違点
は、CPU15Aが実行する早期相関しきい値の設定動
作のみである。
【0068】すなわち、この第3の実施形態に係るCP
U15Aは、現に交信状態にある基地局から受信されて
いる受信信号の受信状態に基づいて、自基地局検索処理
で使用する早期相関しきい値と、隣接基地局探索処理に
使用する早期相関しきい値とでしきい値の設定を変更
し、各処理に配分する時間の最適化を図る点で異なって
いる。
【0069】このように、第3の実施形態が、早期相関
しきい値ED_THの設定に受信状態を考慮するのは、
例えば、明らかにハンドオフの必要性がないのに多くの
時間を割り当てるのは、処理効率の面からも好ましくな
いからである。
【0070】図9に、第3の実施形態に係るCPU15
Aが実行する早期相関しきい値の設定動作を説明する。
【0071】まず、CPU15Aは、現に受信中の各復
調器(フィンガー)16−iから与えられる受信信号強
度(RSSI)と、合成器17で復調した後の受信デー
タとを入力すると、入力された各受信信号強度(RSS
I)から現在の受信レベル(レイク合成後のレベル)と
現受信に使われている復調器の数を求めると共に、受信
データから受信データのフレームエラーレートを算出す
る(ステップSP31)。なお、フレームエラーレート
の計算には、受信データ内に含まれる誤り検出符号(C
RC)を用いるのが望ましい。
【0072】CPU15Aは、このようにステップSP
31において、これら3つの値が求められると、これら
3つの値を用いて以下に示す判断を行い、受信状態に応
じた適切な早期相関しきい値を選択する(ステップSP
32)。
【0073】例えば、現在の受信レベルが受信レベル判
定用しきい値(RSSI TH)より高く、かつ、フレ
ームエラーレートがエラーレート判定用しきい値(FE
R_TH)より低く、かつ、使用されていない復調器1
6−iが1つも存在しない(すなわち、全ての復調器1
6−1〜16−Nが使用されている)場合、CPU15
Aは、ハンドオフの必要性もマルチパス信号検出の必要
性も共に存在しないと判断し、現在受信中の復調器のう
ち最も受信信号強度(RSSI)が低かった復調器の受
信信号強度以上の受信信号強度が今後現れた場合のみ、
スライディング相関器14Aが動作するように、比較的
大きな早期相関しきい値ED_THを選択する。
【0074】また、例えば、現在の受信レベルが受信レ
ベル判定用しきい値(RSSI_TH)より高く、か
つ、フレームエラーレートがエラーレート判定用しきい
値(FER_TH)より低く、かつ、使用されていない
復調器16−iがある場合、CPU15Aは、ハンドオ
フの必要性はないが、マルチパス検索の必要性があると
判断し(すなわち、自基地局検索処理が必要であると判
断し)、当該処理時における早期相関しきい値ED_T
Hの値を低く設定する一方、隣接基地局検索処理時にお
ける早期相関しきい値ED_THの値を高く設定する。
これにより、隣接基地局検索処理時には早期打ち切りと
なる確率が高くなり、処理の短縮化が図られる。
【0075】また、例えば、現在の受信レベルが受信レ
ベル判定用しきい値(RSSI_TH)より低く、か
つ、フレームエラーレートがエラーレート判定用しきい
値(FER_TH)より高い場合には、ハンドオフの必
要性もマルチパス検索の必要性も共にあると判断し、C
PU15Aは、自基地局検索処理時及び隣接基地局検索
処理時共にその早期相関しきい値ED_THを低い値に
設定する。これにより、移動局4Aは、受信感度の向上
を図りつつも、ハンドオーバに備えることができる。
【0076】このように、第3の実施形態によれば、現
在交信中にある基地局からの受信信号の受信状態に応じ
て、必要性の少ない検索処理については早期相関しきい
値ED_THを高く設定し、その反対に、必要性の高い
検索処理については早期相関しきい値ED_THを低く
設定できるようにしたことにより、各復号器16−iの
出力を合成すれば(レイク合成すれば)、より通信品質
の向上を実現できるものについてのみ選択的に検出させ
るといったこともできる。すなわち、現基地局からの信
号が非常に強い場合には、早期相関しきい値ED_TH
を高く設定することにより、自基地局検索処理に要する
時間を短縮し、その分速く、隣接基地局を検索できるよ
うにすることもできる。
【0077】(E)第4の実施形態 続いて、第4の実施形態に係る移動局の処理動作を説明
する。なお、この第4の実施形態に係る移動局の構成
も、上述の各実施形態、すなわち第1〜第3の実施形態
に係る移動局4Aの構成と同様であり、相違点は、CP
U15Aが実行する早期相関しきい値の設定動作のみで
ある。
【0078】すなわち、この第4の実施形態に係るCP
U15Aは、現在受信中の信号の状態に応じて相関検出
の必要性を判定する点と、必要性が判定された場合に、
基地局から通知された基地局パラメータに基づいて、早
期相関しきい値の設定を行う点で異なる。
【0079】このように、第4の実施形態が、相関検出
の必要性が判定された場合のみ早期相関しきい値の設定
を行うことにしたのは、必要性がない場合にまで相関検
出の処理を行うのは、処理時間が長くなるだけでなく、
無駄に消費される電力を削減するためである。
【0080】図10に、第4の実施形態に係るCPU1
5Aが実行する早期相関しきい値の設定動作を説明す
る。
【0081】まず、CPU15Aは、現に受信中の各復
調器(フィンガー)16−iから与えられる受信信号強
度(RSSI)と、合成器17で復調した後の受信デー
タとを入力すると、入力された各受信信号強度(RSS
I)から現在の受信レベル(レイク合成後のレベル)と
現受信に使われている復調器の数を求めると共に、受信
データから受信データのフレームエラーレートを算出す
る(ステップSP41)。なお、フレームエラーレート
の計算には、受信データ内に含まれる誤り検出符号(C
RC)を用いるのが望ましい。ここまでの処理は、前述
の第3の実施形態と同じである。
【0082】さて、前述の第3の実施形態では、このよ
うに求められた受信レベル、復調器の数、フレームエラ
ーレートに基づいて即座に早期相関しきい値の設定処理
に移行したが、この第4の実施形態におけるCPU15
Aは、これら求められた情報から隣接基地局検索の必要
性の有無を判定し、その判断結果に応じて、スライディ
ング相関器14Aをオン/オフ制御する(ステップSP
42)。
【0083】ここで、必要がないと判断された場合に
は、CPU15Aは、スライディング相関器14Aに停
止コマンドを送出する。ただし、現基地局のマルチパス
信号検索は、シャドーイング等の急激な伝走路変化に対
応するため、常に行うことが望ましい。
【0084】またここでの判定手法には、幾つかの方法
が考えられるが、例えば、第3の実施形態に基づく基準
により仮に得られる早期相関しきい値が、ある値より大
きい場合には相関検出の必要性がないと判断し、その反
対にある値より小さい場合には相関検出の必要性がある
と判断する等の手法を用いる。
【0085】これに対し、相関検出の必要性があると判
断された場合には、CPU15Aは、基地局から受信し
た基地局パラメータから、隣接基地局数、位相幅、ハン
ドオフしきい値T_ADDを抽出し、これらに基づく早
期相関しきい値ED_THの算出処理を行う(ステップ
SP43)。
【0086】ここでの算出処理は、例えば、第1及び第
2の実施形態を組み合わせた以下の要領により行う。ま
ず、各実施形態におけるそれぞれの判断手法に基づいて
早期相関しきい値を2つ算出する。そして、2つの早期
相関しきい値を比較し、小さい方の早期相関しきい値を
最終的な値として選択する。
【0087】このように、最終的な早期相関しきい値が
設定されると、CPU15Aは、スライディング相関器
14Aに対して当該早期相関しきい値を与えると共に、
相関計算の開始コマンドを送出する。
【0088】このように、第4の実施形態によれば、現
在交信中にある基地局からの受信信号の受信状態と、基
地局から通知される基地局パラメータとを組み合わせ、
必要のない相関検索動作についての完全停止と必要のあ
る相関検索動作についての相関検索の早期打ち切り率の
向上を図ったことにより、より一層の低消費電力化と計
算資源の有効利用を実現できる。
【0089】(E)他の実施形態 なお、上述の各実施形態においては、早期相関長を固定
とし、これに対応する早期相関しきい値を適応的に設定
することにより、相関検出動作の最適化を実現する場合
について述べたが、これとは逆に、早期相関しきい値の
方を固定とし、これに対応する早期相関長を適応的に設
定する構成としても良い。すなわち、各実施形態におけ
る判断結果に基づいて設定する値を、早期相関しきい値
とするのではなく、早期相関長としても良い。
【0090】また、上述の第1の実施形態においては、
当該処理内容を、専ら隣接基地局検索処理時に用いる場
合について説明したが、自基地局検索処理(すなわち、
自基地局から到来するマルチパス信号の検索処理)に適
用しても良い。
【0091】また、上述の第3の実施形態においては、
全ての受信状態について何らかの早期相関しきい値を設
定する場合について述べたが、第4の実施形態の場合の
ように、何らかの基準を設け、その基準よりも算出され
た早期相関しきい値が大きい場合には、スライディング
相関器14Aに停止コマンドを与えてオフ制御させるよ
うにしても良い。
【0092】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、相関値
の計算時、予め定めておいたしきい値と、所定長より短
い区間内に計算された相関値とを比較し、計算された相
関値がしきい値を超えた場合のみ所定長の全区間に亘る
相関値の計算を実行し、所定長より短い区間内に計算さ
れた相関値がしきい値を超えない場合には相関値の計算
を打ち切るようにしたことにより、相関値の高い位相に
ついてのみ相関値の計算を実行することができ、処理全
体に要する時間の短縮を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態に共通するスライディング相関器の
処理シーケンスを示すフローチャートである。
【図2】CDMA移動通信システムの基本構成を示す図
である。
【図3】スライディング相関検出の動作原理を示す図で
ある。
【図4】移動局受信系の従来構成を示すブロック図であ
る。
【図5】移動局受信系の実施形態例を示すブロック図で
ある。
【図6】早期相関しきい値の設定シーケンスを示すフロ
ーチャートである(その1)。
【図7】早期相関しきい値の設定シーケンスを示すフロ
ーチャートである(その2)。
【図8】検出対象とする相関値の分布とこれに対して設
定される早期相関しきい値の関係を表した図である。
【図9】早期相関しきい値の設定シーケンスを示すフロ
ーチャートである(その3)。
【図10】早期相関しきい値の設定シーケンスを示すフ
ローチャートである(その4)。
【符号の説明】
1〜3…基地局、4、4A…移動局、5〜7…無線ゾー
ン、11…アンテナ、12…RF復調器、13…フィル
タ、14…スライディング相関器、15、15A…CP
U、16−1〜16−N…復調器、17…合成器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に拡散符号を乗算することによ
    り、拡散符号に対する相関度合いを与える相関値を、所
    定長単位ごと所定位相幅に亘って計算する相関値算出装
    置において、 相関値の計算時、予め定めておいたしきい値と、上記所
    定長より短い区間内に計算された相関値とを比較し、計
    算された相関値が上記しきい値を超えた場合のみ所定長
    の全区間に亘る相関値の計算を実行し、上記所定長より
    短い区間内に計算された相関値が上記しきい値を超えな
    い場合には相関値の計算を打ち切る判定手段を備えるこ
    とを特徴とする相関値算出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間内に計算される相関値に対して
    定められるしきい値を、受信側で適応的に設定すること
    を特徴とする相関値算出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間内に計算される相関値に対して
    定められるしきい値を固定とし、相関値の計算に用いる
    区間長を受信側で適応的に設定することを特徴とする相
    関値算出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間内に計算される相関値に対する
    しきい値を、検索対象とする位相数に応じて適応的に設
    定することを特徴とする相関値算出装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間内に計算される相関値に対する
    しきい値を、送信側より指定されるハンドオフしきい値
    に応じて適応的に設定することを特徴とする相関値算出
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間内に計算される相関値に対する
    しきい値を、受信信号の受信状態に応じて適応的に設定
    することを特徴とする相関値算出装置。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間を、検索対象とする位相数に応
    じて適応的に設定することを特徴とする相関値算出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間を、送信側より指定されるハン
    ドオフしきい値に応じて適応的に設定することを特徴と
    する相関値算出装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の相関値算出装置におい
    て、 上記所定長より短い区間を、受信信号の受信状態に応じ
    て適応的に設定することを特徴とする相関値算出装置。
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