JPH11204702A - 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法 - Google Patents

高熱伝導性放熱基板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11204702A
JPH11204702A JP292698A JP292698A JPH11204702A JP H11204702 A JPH11204702 A JP H11204702A JP 292698 A JP292698 A JP 292698A JP 292698 A JP292698 A JP 292698A JP H11204702 A JPH11204702 A JP H11204702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
groove
heat conductive
conductive heat
high heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP292698A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yoshida
泰 吉田
Tadashi Arikawa
正 有川
Akira Ichida
晃 市田
Hiroshi Totsuka
浩 戸塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tungsten Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tungsten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Tungsten Co Ltd filed Critical Tokyo Tungsten Co Ltd
Priority to JP292698A priority Critical patent/JPH11204702A/ja
Publication of JPH11204702A publication Critical patent/JPH11204702A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属基板に搭載する部品が充分密着するため
の平担性と,搭載する部品の基板における所望の位置を
容易に且つ正確に確認できるための役割を兼ね備えた少
なくとも1本の溝を有する高熱伝導性放熱基板とその製
造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体パッケージの金属基板において,
高熱伝導性放熱基板1に搭載する部品が充分密着するた
めの平担性と,搭載する部品の基板における所望の位置
を容易に且つ正確に確認できるための役割を兼ね備えた
少なくとも1本の溝3を有する。この高熱伝導性放熱基
板1は,Cuと残部をMoからなり,Cu粉末とMo粉
末を充分混合,焼結,圧延加工により作られ,Cuが3
7.7〜97質量%で,熱膨張係数が9〜17×10-6
/K,熱伝導率が200W/m・K以上有し,前記溝3
加工以外に外周プレス加工を同時に施してある。この高
熱伝導性放熱基板1において,前記溝3は,V形状断面
を備えていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体パッケージ
に用いられる放熱基板とその製造方法に関し,詳しく
は,金属基板からなり,高熱伝導性を備えた放熱基板と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体分野において,ICチップの高性
能化,高密度化,高速化が進んでおり,エレクトロニク
スへの応用技術の進歩はめざましい。半導体素子は,家
電製品やパーソナルユースヘ拡大すると共にマルチメデ
ィアへの展開が進み,21世紀には花盛りになると予想
される。
【0003】半導体素子の基板材料としては,CuやC
u系複合材等が多く用いられている。しかしながら,C
uを用いた場合,素子あるいはその周辺材料との熱膨張
率の差が大きいため,基板あるいは素子そのものの亀裂
や破壊の原因となる。
【0004】一方,Cu−W系は難加工材であり,比重
も大きく,軽量化という観点で見劣りする。しかし,C
u−Mo系の一つのCu−Mo−Cuの順で積層した三
層積層型複合材料(以下,CMCと呼ぶ)の場合,表層
がCuから成っているため初期の熱逃げや横への熱放散
性は優れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし,CMCは,表
層のCuを削ったり,絞ったり等すると部分的に組織が
不均一となるため,熱膨張率や熱伝導率などの熱的特性
をはじめ機械的特性も部分的に異なってくる。また,全
体的な反りも発生し易くなる。
【0006】また,粉末を混合,焼結そして圧延加工に
より作られるCu−Mo複合材料(以下,RCMと呼
ぶ)では,焼結助剤等の添加の力を借りずに高熱伝導性
を有することが,発明者の一部によりすでに開発されて
いる。このRCMでは,凹凸等複雑形状にしても部位に
よる特性は変わらず,用途に応じて特に熱的特性等フレ
キシブルに変えることができる。そのため基板や素子の
破壊要素は少ない。
【0007】一方,基板に半導体素子を搭載しロー材等
で接合する際,半導体素子の位置がずれたり,余分なロ
ー材が流れ出す場合がある。例えば,素子の位置決めを
基板の先端を固定しXYを制御しながら行う揚合,基板
の寸法精度やバリ等の影響により所定の場所に設置てき
ない場合がある。
【0008】特に,35μm位の位置ずれも素子のサイ
ズ,例えば,5×5mmの素子を±10μm精度で出し
たい場合,20〜30μmのはみ出した余分なローは時
とし致命傷になりかねない。
【0009】そこで,本発明の一技術的課題は,金属基
板に搭載する部品が充分密着するための平担性と,搭載
する部品の基板における所望の位置を容易に且つ正確に
確認できるための役割を兼ね備えた少なくとも1本の溝
を有する高熱伝導性放熱基板を提供することにある。
【0010】また,本発明の他の技術的課題は,前記利
点を備えた高熱伝導性放熱基板の製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,半導体
パッケージの金属基板において,前記金属基板に搭載す
る部品が充分密着するための平担性と,搭載する部品の
基板における所望の位置を容易に且つ正確に確認できる
ための役割を兼ね備えた少なくとも1本の溝を有するこ
とを特徴とする高熱伝導性放熱基板が得られる。
【0012】また,本発明によれば,前記高熱伝導性放
熱基板において,前記金属基板がCuと残部をMoから
なり,Cu粉末とMo粉末を充分混合,焼結,圧延加工
により作られ,Cuが37.7〜97質量%で,熱膨張
係数が9〜17×10-6/K,熱伝導率が200W/m
・K以上有し,前記溝加工以外に外周プレス加工を同時
に施してあることを特徴とする高熱伝導性放熱基板が得
られる。
【0013】また,本発明によれば,前記いずれかの高
熱伝導性放熱基板において,前記溝は,V形状断面を備
えていることを特徴とする高熱伝導性放熱基板が得られ
る。
【0014】また,本発明によれば,前記高熱伝導性放
熱基板において,前記金属基板のV形状の溝の角度が4
5〜90゜で,かつ幅が最大で0.2mmあるいは深さ
が基板の厚みの10%以下であることを特徴とする高熱
伝導性放熱基板が得られる。
【0015】また,本発明によれば,前記いずれかの高
熱伝導性放熱基板において,前記溝は,断面半円形また
は台形の形状を備えていることを特徴とする高熱伝導性
放熱基板が得られる。
【0016】さらに,本発明によれば,前記高熱伝導性
放熱基板を製造する方法であって,前記金属基板のV形
状の溝の角度が45〜90゜で,かつ幅が最大で0.2
mmあるいは深さが基板の厚みの10%以下に形成する
ことを特徴とする高熱伝導性放熱基板の製造方法が得ら
れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態による高熱伝
導性放熱基板を示す断面図である。図1に示すように,
高熱伝導性放熱基板1は,Cu−Moの焼結・圧延材か
らなる基材2に搭載する部品の基板における所望の位置
を容易に且つ正確に確認できるための役割を兼ね備えた
断面V形状の溝(以下,V溝と呼ぶ)3を有する。
【0019】高熱伝導性放熱基板1の基材2は,TT−
RCM(登録商標,以下,RCMと呼ぶ)からなる。こ
のRCMは,Cu粉末およびMo粉末を充分に均一混合
したものを成形,焼結,圧延加工を施し,均一性が良く
十分緻密化したものである。従つて,組成比を制御する
ことにより,熱伝導率,熱膨張率あるいは電気伝導率を
容易に制御できることが特長として挙げられる。
【0020】基材2を構成するCuとMoの組成として
は,Cuが質量比で,37.7%の時,得られた高熱伝
導性複合基板の熱伝導率200w/m・K,熱膨張係数
で9×10-6/Kとなる。一方,Cuが質量比で,97
%で熱膨張係数で,17×10-6/K(純度100%の
Cuの熱膨張係数を17.3×10-6/Kとした場合)
を示す。
【0021】ここで,半導体パッケージに組み込まれる
放熱基板は,熱伝導率が大きい方が好ましく,最近の小
型化,高密度化の流れの中で,従来言われて来た空冷効
果の得られるとされる140〜150W/m・Kでは,
所望の設定条件は,充足されず,少なくとも,200W
/m・K以上を有することが大切である。
【0022】一方,銅そのものでは,前述したように,
少なくともセラミック壁(ウォール)等との接合,即
ち,セラミックを構成材料に有するパッケージでは,反
り剥離等パッケージのトラブルが避けられず好ましく無
いことが多い。
【0023】従って,最大でも50mm×50mm×T
(板厚)以下の小型のパッケージに用いられる放熱基板
では,搭載する部品の位置決めは,プロセスコスト及び
素子性能を有効に発揮するための搭載精度を確保するの
に実用上極めて重要である。
【0024】また,本発明の実施の形態において基材2
として用いられるRCMは,全体に均一な組織をしてお
り,例えば,溝加工等,片面が一部加工されても,前述
したCMCのように部分的な特性は変わることがないた
め,特に熱特性のバランスが崩れることはなく,反りな
どの変形は起こらない。機械的強度も削られたり,絞っ
たり等した部分についての応力集中をのみ考慮すれば概
ね充分である。
【0025】この特長を生かし,本発明の実施の形態に
おいては,基材2の片面(素子搭載側)に,素子の位置
決め用にV溝3を形成する加工を行なうことによって,
これをセンサー等で感知し素子を正確に所定の位置に設
置することができる。
【0026】また,このV溝3は素子と基板1とをロー
付けで接合する際に,余分なロー材を溜める役割も果た
し,隣接する素子等にその位置精度および基板1からの
「浮き」等悪影響を及ぼさなくする効果もある。
【0027】本発明の実施の形態においては,V溝3の
形状については,溝角度αを45〜90゜で,かつV上
部の幅W1を最大で0.2mmあるいは深さD1を基板
1の厚みの10%以下とした。また,プレスにより加工
することにより素子の位置決めの精度を良くし,余分な
ロー材が溜められるV溝3付き基板1である。ここで,
溝角度αが45゜未満あるいは90゜より大きい場合,
基板に亀裂やクラックが入り易く,いわゆる基板1の破
損等を招き易い。また,溝角度αが小さくなるほど金型
の摩耗が激しくなり経済的にも良くない。
【0028】また,本発明の実施の形態において,溝幅
W1が0.2mmより大きく,あるいは深さD1が基板
の厚みの10%を超える場合も同様に基板が損傷し易く
なり,また,金型の摩耗が早く寿命を縮めてしまう。
【0029】図2(a)は図1の基板に溝形成するため
のプレス装置の構成を示す図である。また,図2(b)
は,図2(a)のA部分の拡大図である。図2(a)に
示すように,プレス装置10は,上部と,下部13とを
備えている。上部は,上金型11と,上金型11を支持
する上支持部材12とを備えている。上支持部材12
は,上金型11を駆動する駆動部12bとプレスの際の
ストッパーの役割をするリング部材12aとを備えてい
る。下部13は,プレスされる基材(ここでは,符号1
3aで示す)を載せる下金型13bと,ストッパの役割
をするリング部材13cとを備えている。溝形成の際に
は,上金型11とリング部材12aとが同時に下降し,
基材13aをプレスする。ここで,下降する距離は,リ
ング部材12aが,リング部材13cに当接することで
決定される。
【0030】図2(b)に示す上金型11の刃型部11
aのV尖端部は,100μm以下の幅Wあるいは50μ
mR以下が加工性が良く,それよりも大きくなると押し
込み力がなくなったり,あるいは基板に亀裂やクラック
が入り易くなる。その幅Wはパッケージングの設計事情
から決めれば良い。
【0031】図3は図2の金型の拡大図である。図3に
示すように,プレスによりV溝を付ける時,その肉を逃
がすため,刃型部11aの横に0.1mm以下の空洞
(肉逃げ場)15を設ける。これにより溝の横表面に2
0μm以下の盛り上がりができるが,これは素子搭載の
際の影響はない。もし,その逃げ場を設けない場合,プ
レスしたV溝の肉が背面に出,外観上見栄えが良くない
他,基板の外周囲材料との接合の安定性に欠けてしま
う。
【0032】一方,コスト的にもこのV溝3の加工は,
プレス加工により基板の外周抜きと同時に行うため,一
般の打ち抜き加工費と同等にできる。
【0033】図4(a)及び(b)は本発明の他の実施
の形態による高熱伝導性放熱基板の形状を示す図であ
る。図4(a)に示すように,溝幅W2が0.2で深さ
がD20.2mm程度の略半円形状の半円溝6であって
も,図4(b)に示すように,溝幅W2が0.2〜0.
3mm,深さD3が0.2mm程度の溝底部8aと溝側
壁8bとを備えた台形状の台形溝8であっても,図1と
同様の効果を奏することができる。
【0034】次に,本発明の実施の形態による高熱伝導
性放熱基板の製造の具体例について説明する。
【0035】(例1)60mass%のCu粉末と40
mass%のMo粉末を湿式法により均一に混合し,成
形,焼結,熱間圧延し,冷間圧延により厚み(T)1.
5mmの圧延板を加工した後,加工歪を除去するために
焼鈍したRCM60を作製した。
【0036】この板を用い,V角度60°,V尖端幅1
0μmで,基板の片面の中心部に,深さ0.12mm
(幅0.14mm),長さ12mmの溝を0.8mmの
間隔で2本平行に15×25mmの矩形の外周抜きと同
時に一発プレス加工した。
【0037】これに電解Niめっき,電解Auめっきを
施した後,この基板に素子をセンサーで所定の位置を感
知し,慣用的に用いられているAgローで接合したが,
素子の位置は所望通りに配し得て,汐止めの効果を発揮
し余分なロー材が溢れ出すということはなく,また基板
に反りも発主しなかった。
【0038】なお,V尖端R5μmで同形状の溝加工し
たが,基板を破壊することなく加工できた。
【0039】比較として,T1.5mmの同素材を用い
た基板の片面の中心部にV角度を30°,V尖端幅10
μmで,深さ0.12mm(幅0.06mm),長さ1
2mmの溝を0.8mmの間隔で2本平行に,15×2
5mmの矩形の外周抜きと同時に一発プレス加工した。
その結果,V先端部に亀裂が発生してしまった。
【0040】また,V角度を120°,V尖端幅10μ
mで,深さ0.12mm(幅0.42mm)の同溝を一
発プレス加工したところ,V先端部に亀裂が発生してし
まった。
【0041】(例2)40mass%のCu粉末と60
mass%のMo粉末を湿式法により充分均一に混合し
た後,成形,焼結,熱間圧延し,冷間圧延により厚み
(T)1.5mmの圧延板を加工し,加工歪を除去する
ために焼鈍したRCM40を作製した。
【0042】この板を用い,V角度を60゜で,基板の
片面の中心部に,深さ0.12mm(幅0.14mm)
の例1と同様の溝を一発プレス加工した。これに電解N
iめっき,電解Auめっきを施した後,この基板に素子
をセンサーで所定の位置を感知し,慣用的に用いられて
いるAgローで接合したが,素子の位置は所望通りに配
し得て,ロー材が汐止めの効果を発揮し余分なロー材が
溢れ出すということはなく,また基板に反りは発生しな
かった。
【0043】なお,V尖端R5μmで同形状の溝を加工
したが,基板を破壊することなく加工できた。
【0044】比較として,T1.5mmの同素材を用い
た基板の片面の中心部に,例1と同様V尖端幅10μm
で,V角度を30゜,深さ0.12mm(幅0.06m
m),およびV角度120゜,深さ0.12mm(幅
0.42mm)の溝を一発プレス加工した。その結果,
いすれもV先端部に亀裂が発生してしまった。
【0045】(例3)前記例1と同様の板を用い,V角
度を45°,V尖端幅50μmで深さ0.15mm(幅
0.12mm)の例1と同様の溝を外周抜きと同時に一
発プレス加工した。
【0046】これに電解Niめっき,電解Auめっきを
施した後,この基板に素子をセンサーで所定の位置を感
知し,慣用的に用いられているAgローで接合したが,
素子の位置は所望通り配し得て,ロー材が汐止めの効果
を発揮し余分なロー材が溢れ出すということはなく,ま
た基板に反りは発生しなかった。
【0047】なお,V尖端R25μmで同形状の溝を加
工したが,基板を破壊することなく加工できた。
【0048】(例4)例1と同様の板を用い,V角度を
90°,V尖端幅50μmで,深さ0.1mm(幅0.
20mm)の例1と同様の溝を外周抜きと同時に一発プ
レス加工した。
【0049】これに電解Niめっき,電解Auめっきを
施した後,この基板に素子をセンサーで所定の位置を感
知し,慣用的に用いられているAgローで接合したが,
素子の位置は所望通りに配し得て,ロー材が汐止めの効
果を発揮し余分なロー材が溢れ出すということはなく,
また基板に反りは発生しなかった。
【0050】なお,V尖端R25μmで同形状の溝を加
工したが,基板を破壊することなく加工できた。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
金属基板に搭載する部品が充分密着するための平担性
と,搭載する部品の基板における所望の位置を容易に且
つ正確に確認できるための役割を兼ね備えた少なくとも
1本の溝を有する高熱伝導性放熱基板を提供することが
できる。
【0052】また,本発明によれば,少なくとも1本の
溝を有することによって,素子を接合する場合に,ロー
材による汐止めの効果を発揮できる高熱伝導性放熱基板
を提供することができる。
【0053】また,本発明によれば,前記利点を備えた
高熱伝導性放熱基板の製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による高熱伝導性放熱基
板の表面部分を示す断面図である。
【図2】(a)は図1の高熱伝導性放熱基板のV溝を形
成するためのプレス装置の構成を示す図である。(b)
は(a)の上金型の刃型部の先端部の拡大断面図であ
る。
【図3】図2の上金型の拡大図である。
【図4】(a)及び(b)は,本発明の他の実施の形態
による高熱伝導性放熱基板の表面部分を夫々示す断面図
である。
【符号の説明】
1,5 高熱伝導性放熱基板 2,13a 基材 3 V溝 6 半円溝 8a 溝底部 8b 溝側壁 10 プレス装置 11 上金型 11a 刃型部 12 上支持部材 13 下部 12b 駆動部 12a リング部材 13b 下金型 13c リング部材 15 空洞(肉逃げ場)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 1/04 C22C 27/04 102 9/00 B22F 5/00 Z 27/04 102 H01L 23/14 M (72)発明者 市田 晃 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タン グステン株式会社富山製作所内 (72)発明者 戸塚 浩 東京都大田区下丸子一丁目18番11号 株式 会社トキオテック内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体パッケージの金属基板において,
    前記金属基板に搭載する部品が充分密着するための平担
    性と,搭載する部品の基板における所望の位置を容易に
    且つ正確に確認できるための役割を兼ね備えた少なくと
    も1本の溝を有することを特徴とする高熱伝導性放熱基
    板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高熱伝導性放熱基板にお
    いて,前記金属基板がCuと残部をMoからなり,Cu
    粉末とMo粉末を充分混合,焼結,圧延加工により作ら
    れ,Cuが37.7〜97質量%で,熱膨張係数が9〜
    17×10-6/K,熱伝導率が200W/m・K以上有
    し,前記溝加工以外に外周プレス加工を同時に施してあ
    ることを特徴とする高熱伝導性放熱基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の高熱伝導性放熱基
    板において,前記溝は,V形状断面を備えていることを
    特徴とする高熱伝導性放熱基板。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高熱伝導性放熱基板にお
    いて,前記金属基板のV形状の溝の角度が45〜90゜
    で,かつ幅が最大で0.2mmあるいは深さが基板の厚
    みの10%以下であることを特徴とする高熱伝導性放熱
    基板。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の高熱伝導性放熱基
    板において,前記溝は,断面半円形または台形の形状を
    備えていることを特徴とする高熱伝導性放熱基板。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の高熱伝導性放熱基板を製
    造する方法であって,前記金属基板のV形状の溝の角度
    が45〜90゜で,かつ幅が最大で0.2mmあるいは
    深さが基板の厚みの10%以下に形成することを特徴と
    する高熱伝導性放熱基板の製造方法。
JP292698A 1998-01-09 1998-01-09 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法 Withdrawn JPH11204702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP292698A JPH11204702A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP292698A JPH11204702A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11204702A true JPH11204702A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11542956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP292698A Withdrawn JPH11204702A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11204702A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020059870A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・エンジニアリングシステムズ 銅合金造形物の製造方法および銅合金造形物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020059870A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・エンジニアリングシステムズ 銅合金造形物の製造方法および銅合金造形物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9269644B2 (en) Method for producing semiconductor device
US10872841B2 (en) Ceramic metal circuit board and semiconductor device using the same
CN104718615B (zh) 半导体电路板及其制造方法和使用其的半导体装置
JP4692708B2 (ja) セラミックス回路基板およびパワーモジュール
KR20060004996A (ko) 통합된 열 분산기 리드
JP4893096B2 (ja) 回路基板およびこれを用いた半導体モジュール
EP0935286A4 (en) COPPER CIRCUIT JUNCTION SUBSTRATE AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
JP4893095B2 (ja) 回路基板およびこれを用いた半導体モジュール
WO2008013279A1 (fr) Boîtier de stockage de composant électronique et dispositif électronique
JP2008227336A (ja) 半導体モジュール、これに用いられる回路基板
JP2003068949A (ja) 放熱板およびパワー半導体モジュール、icパッケージ
CN101687718A (zh) 具有金属化表面的陶瓷体的结构部件
EP1705966A2 (en) Circuit board and manufacturing method thereof
US5659199A (en) Resin sealed semiconductor device
JP5370460B2 (ja) 半導体モジュール
JP5218621B2 (ja) 回路基板およびこれを用いた半導体モジュール
US20220037226A1 (en) Power module substrate and power module
US7468554B2 (en) Heat sink board and manufacturing method thereof
JP4104429B2 (ja) モジュール構造体とそれを用いたモジュール
JP2011052240A (ja) 溶射絶縁膜が備えられる構造体の製造方法
JP4124040B2 (ja) 半導体装置
EP0392109A2 (en) Heat-conductive composite material
JP5772088B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール用基板
JPH11204702A (ja) 高熱伝導性放熱基板及びその製造方法
EP1729342A1 (en) Heat sink board and manufacturing method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405