JPH11204054A - カラー陰極線管の色選別電極 - Google Patents

カラー陰極線管の色選別電極

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JPH11204054A
JPH11204054A JP208998A JP208998A JPH11204054A JP H11204054 A JPH11204054 A JP H11204054A JP 208998 A JP208998 A JP 208998A JP 208998 A JP208998 A JP 208998A JP H11204054 A JPH11204054 A JP H11204054A
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JP
Japan
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aperture grill
frame
pair
frame side
selection electrode
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Pending
Application number
JP208998A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Uchida
勝彦 内田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アパーチャグリル張架面の平面ムラによる影
響を防止し、アパーチャグリルに皺の発生することのな
いカラー陰極線管の色選別電極を得る。 【解決手段】 一対の平行な枠辺部材25と枠辺部材2
5の両端同士を連結する一対の平行な連結部材11とで
四角枠状に形成したフレーム23と、平行な複数のスリ
ットを形成したアパーチャグリル5とを具備し、アパー
チャグリル5を張力の生じた状態で一対の枠辺部材25
の間に張架したカラー陰極線管の色選別電極21におい
て、アパーチャグリル5が溶接される一対の枠辺部材2
5のそれぞれの張架面27を、対向する枠辺部材25に
向かってアパーチャグリル5から徐々に離れる方向の傾
斜面29で形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管の
色選別電極に関し、更に詳しくは、フレームに、アパー
チャグリルを張架してなる色選別電極の、フレームとア
パーチャグリルとの張架構造の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の内部の前面パネル側に
は、電子銃からの電子を選別して蛍光面に通過させる色
選別電極が取り付けられている。色選別電極1は、図2
に示すように、大別して、複数の平行なスリット3を形
成した簾状の金属マスクシート(アパーチャグリル)5
と、このアパーチャグリル5を張力の生じた状態で架け
渡して支持する(張架する)四角枠状のフレーム7とか
らなる。
【0003】フレーム7は、更に、断面形状が略L字状
の平行な一対の枠辺部材9と、この枠辺部材9の両端同
士を連結する平行な一対の連結部材11とからなる。ア
パーチャグリル5は、スリット3の長手方向両端の縁部
が一対の枠辺部材9に溶接されて張架される。また、一
対の連結部材11には防振ワイヤ13が張架され、防振
ワイヤ13はアパーチャグリル5の表面に接触してスリ
ット3間のテープ部の振動を制振する。
【0004】アパーチャグリル5をフレーム7に張架す
るには、アパーチャグリル5をフレーム7に溶接する前
に、一対の枠辺部材9を接近する方向に力Fで加圧して
連結部材11を弾性変形させ、その状態で枠辺部材9に
アパーチャグリル5を溶接する。その後、枠辺部材9へ
の加圧を解除することで、連結部材11の弾性復帰力に
より、アパーチャグリル5を張力の生じた状態で枠辺部
材9に張架する。これにより、陰極線管動作時に生じる
アパーチャグリル5の熱膨張による色ずれを抑制するこ
とができる。
【0005】従来、このアパーチャグリル5を溶接する
枠辺部材9の張架面は、枠辺部材9同士を接近する方向
に加圧移動させた状態で、アパーチャグリル5と平行と
なるように、予め想定した角度の面で形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ム7の枠辺部材9は、通常プレス成形によって製作する
ため、図3に示す張架面15の内側の角部に、切断ムラ
(例えばバリ等の凸部15a)や打ちキズなどの変形の
生じることがあった。このような変形の生じている張架
面15にアパーチャグリル5を溶接し、フレーム7への
圧縮を解除すると、例えば変形が凸変形である場合には
図4に示すように凸部15aがアパーチャグリル5を押
し上げ、アパーチャグリル5への張力にバラツキが生
じ、図5に示すようにスリット3間のテープ部17が捩
じれて、アパーチャグリル5に皺のできる問題があっ
た。
【0007】また、連結部材11と接合される枠辺部材
9の両端は、他の部分より剛性が高くなるため、枠辺部
材9を加圧した際においても、他の部分より変形が少な
く、張架面15が外側に傾斜したままの状態(図4の破
線部参照)となる場合がある。このような状態で、張架
面15にアパーチャグリル5を溶接すると、加圧を解除
した段階で、張架面15が更に外側に傾斜し、アパーチ
ャグリル5と張架面15とが、溶接位置より内側で接触
する部分が出現する。このような場合においても、上述
の場合と同様、アパーチャグリル5を押し上げ、張力に
バラツキが生じて、アパーチャグリル5に皺が発生し
た。
【0008】そして、この皺の生じた色選別電極では、
防振ワイヤを用いた通常の制振機構を適用しても、防振
ワイヤに接触しない部分が発生するため、外部からの衝
撃を受けると、アパーチャグリルの振動が止まらない虞
れがあった。また、このような皺ができれば、当然のこ
とながらスリット幅が不均一となり、色選別能力を低下
さて、色ずれを発生させる虞れがあった。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、アパーチャグリル張架面の平面ムラによる影響を防
止し、アパーチャグリルに皺の発生することのないカラ
ー陰極線管の色選別電極を提供し、防振ワイヤを用いた
制振機構の振動抑制効率向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る色選別電極の構成は、一対の平行な枠辺
部材と該枠辺部材の両端同士を連結する一対の平行な連
結部材とで四角枠状に形成したフレームと、平行な複数
のスリットを形成したアパーチャグリルとを具備し、前
記一対の枠辺部材が接近する方向に前記フレームを加圧
し、その状態で前記一対の枠辺部材の張架面に該アパー
チャグリルの両端を溶接し、その後、前記加圧を解除す
ることで、前記アパーチャグリルを張力の生じた状態で
前記一対の枠辺部材の間に張架したカラー陰極線管の色
選別電極において、前記アパーチャグリルが溶接される
前記一対の枠辺部材のそれぞれの張架面を、対向する枠
辺部材に向かって前記アパーチャグリルから徐々に離れ
る方向の傾斜面で形成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】この色選別電極では、張架面が傾斜面で形
成されることから、アパーチャグリルと張架面との間に
は、フレーム枠の内側に向かって、徐々に広がる間隙が
形成され、これにより、張架面は、溶接部より内側でア
パーチャグリルに接触しなくなる。このため、張架面に
凹凸変形が生じている場合であっても、この凹凸変形が
アパーチャグリルに接触し、アパーチャグリルの張力に
バラツキを生じさせることがなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る色選別電極の
好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明に係る色選別電極の要部拡大側面図である。
なお、従来技術の説明で示した図2の部材と同一の部材
には同一の符号を付して説明する。本実施形態の色選別
電極21は、アパーチャグリル5と、このアパーチャグ
リル5を張力の生じた状態で架け渡して支持する(張架
する)四角枠状のフレーム23とをその主要な部材とし
て有している。
【0013】フレーム23は、更に、断面形状が略L字
状の平行な一対の枠辺部材25と、この枠辺部材25の
両端同士を連結する平行な一対の連結部材11とからな
る。アパーチャグリル5は、スリット3(図2参照)の
長手方向両端の縁部が一対の枠辺部材25に溶接されて
張架される。また、一対の連結部材11には防振ワイヤ
13(図2参照)が張架され、防振ワイヤ13はアパー
チャグリル5の表面に接触してスリット3間のテープ部
17(図5参照)の振動を制振する。
【0014】アパーチャグリル5をフレーム23に張架
するには、従来と同様に、アパーチャグリル5を枠辺部
材25に溶接する前に、一対の枠辺部材25を接近する
方向に力Fで加圧して連結部材11を弾性変形させ、そ
の状態で枠辺部材25にアパーチャグリル5を溶接す
る。その後、枠辺部材25への加圧を解除することで、
連結部材11の弾性復帰力により、アパーチャグリル5
を張力の生じた状態で枠辺部材25に張架する。
【0015】アパーチャグリル5が溶接される一対の枠
辺部材25のそれぞれの張架面27は、対向する枠辺部
材25に向かって、アパーチャグリル5から徐々に離れ
る方向の傾斜面29で形成してある。なお、この実施形
態では、傾斜面29を平坦面で形成してある。この傾斜
面29は、張架面27を例えば切削加工(又は研磨加
工)して形成することができる。
【0016】枠辺部材25に溶接したアパーチャグリル
5は、張力がかけられることにより、図1において水平
方向となる。従って、アパーチャグリル5と張架面27
との間には、フレーム23枠の内側に向かって、徐々に
広がる間隙31が形成されることになる。これにより、
張架面27は、溶接部33より内側でアパーチャグリル
5に接触しなくなる。この結果、張架面27に凹凸変形
が生じている場合であっても、この凹凸変形がアパーチ
ャグリル5に接触し、アパーチャグリル5の張力にバラ
ツキを生じさせることがなくなる。
【0017】この傾斜面29は、陰極線管動作時に、ア
パーチャグリル5が熱膨張し、張架面27がフレーム2
3枠の外方向に傾いて移動した際においてもアパーチャ
グリル5との間に間隙31が確保される傾斜角度とす
る。これにより、陰極線管の駆動時においても、張架面
27とアパーチャグリル5とは接触することがない。
【0018】このように、上述の実施形態に係る色選別
電極21によれば、枠辺部材25の張架面27を傾斜面
29で形成したので、溶接部33より内側で張架面27
がアパーチャグリル5に接触しなくなる。従って、張架
面27の凹凸変形が、アパーチャグリル5に接触して、
アパーチャグリル5の張力にバラツキを生じさせること
がなく、アパーチャグリル5の皺を防止することができ
る。この結果、アパーチャグリル5の表面に配置した防
振ワイヤ13(図2参照)が全てのテープ部17(図5
参照)に接触することとなり、防振ワイヤ13の制振機
能を最大限に引き出すことができるようになる。
【0019】また、アパーチャグリル5に皺が生じなく
なるので、スリット幅にバラツキが生じなくなり、色選
別機能を向上させることができる。
【0020】なお、上述の実施形態では、張架面27が
平坦な傾斜面29である場合を図1に例示して説明した
が、本発明に係る色選別電極は、張架面27を曲面(図
1の破線参照)で形成するものであってもよく、この場
合においても、上述同様の効果を奏するものである。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る色選別電極によれば、アパーチャグリルが溶接される
枠辺部材の張架面を、対向する枠辺部材に向かってアパ
ーチャグリルから徐々に離れる方向の傾斜面で形成した
ので、溶接部より内側で張架面がアパーチャグリルに接
触しなくなり、張架面の変形(平面ムラ)がアパーチャ
グリルに接触して生じるアパーチャグリルの皺を防止す
ることができる。この結果、防振ワイヤの制振機能を最
大限に引き出すことができ、制振機構の振動抑制効率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色選別電極の要部拡大側面図であ
る。
【図2】従来の色選別電極の斜視図である。
【図3】従来の張架面の凹凸変形例を示す枠辺部材の拡
大側面図である。
【図4】図3の張架面に張架されたアパーチャグリルを
示すフレームの部分拡大側面図である。
【図5】アパーチャグリルに皺の生じた色選別電極の正
面図である。
【符号の説明】 3…スリット、5…アパーチャグリル、11…連結部
材、21…色選別電極、23…フレーム、25…枠辺部
材、27…張架面、29…傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の平行な枠辺部材と該枠辺部材の両
    端同士を連結する一対の平行な連結部材とで四角枠状に
    形成したフレームと、平行な複数のスリットを形成した
    アパーチャグリルとを具備し、前記一対の枠辺部材が接
    近する方向に前記フレームを加圧し、その状態で前記一
    対の枠辺部材の張架面に該アパーチャグリルの両端を溶
    接し、その後、前記加圧を解除することで、前記アパー
    チャグリルを張力の生じた状態で前記一対の枠辺部材の
    間に張架したカラー陰極線管の色選別電極において、 前記アパーチャグリルが溶接される前記一対の枠辺部材
    のそれぞれの張架面を、対向する枠辺部材に向かって前
    記アパーチャグリルから徐々に離れる方向の傾斜面で形
    成したことを特徴とするカラー陰極線管の色選別電極。
JP208998A 1998-01-08 1998-01-08 カラー陰極線管の色選別電極 Pending JPH11204054A (ja)

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