JPH11203630A - シールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

シールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH11203630A
JPH11203630A JP10004292A JP429298A JPH11203630A JP H11203630 A JPH11203630 A JP H11203630A JP 10004292 A JP10004292 A JP 10004292A JP 429298 A JP429298 A JP 429298A JP H11203630 A JPH11203630 A JP H11203630A
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JP10004292A
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Shigeru Shoji
茂 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込ギャップで十分大きな書込磁界を得て、
オーバーライト特性を改善するとともに、挟トラックで
もフリンジ現象が生じないようにする。 【解決手段】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁
気ヘッドは、下シールド層11と上シールド兼下コア1
5の間にMR素子14を備えた再生ヘッドと、上シール
ド兼下コア15から上コア19までの書込ヘッドとで構
成している。書込下ポール部15aの上には、書込ギャ
ップ16を構成する絶縁膜が成膜され、この書込ギャッ
プ16の磁気記録媒体の対向面B側の上部には、上コア
19より高透磁率材料からなる書込上ポール(埋コア)
17が成膜されている。この書込上ポール17は磁気記
録媒体の対向面Bから上コア19の磁気記録媒体側の先
端部までの長さとなるように形成している。また、書込
ギャップ16の磁気記録媒体の反対側の上にはコイル1
8を絶縁層18a内に埋設して形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ディスク記
憶装置(ハードディスク)などに用いられるシールド型
磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドに係わり、特に高い書込能
力を有するとともに精度良く書込ができるようにしたシ
ールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドおよびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク記憶装置(ハードディス
ク)などに用いられるシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドは、下シールドと上シールドとの間の再生ギャッ
プ内の磁気記録媒体(メディア)との対向面に磁気抵抗
効果素子(MR素子あるいはGMR素子)を配置した再
生用ヘッドと、上シールドを下コアとして兼用してこの
下コアと上コアとの間にコイルを配置するとともに、下
コアと上コアとの間の磁気記録媒体(メディア)との対
向面に書込ギャップを形成した書込用ヘッドとを積層し
て構成されている。
【0003】この種のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドは、下コアが上シールドを兼ねるため、上コアよ
りも幅が広く形成されている。このため、記録時に上コ
アと下コアとの間の書込ギャップに誘起される書込磁界
は下コア側で広がり、トラック幅が上コアの幅だけでは
決まらなくなり、トラック密度が低くなるという問題が
あった。
【0004】そこで、図18に示すように、上コア29
の下部に上コア29が水平になる先端部だけに上コア2
9より高透磁率の材料で形成した埋コア(ポール)27
を形成する埋コアモデルが提案された。この埋コアモデ
ルにあっては、トラック密度が向上するとともに、埋コ
ア27の幅を狭くすることでトラック幅を狭くすること
が可能となる。具体的には、トラック幅が2μm以下で
もトラック幅精度を±0.1μm程度に保つことが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た埋コアモデルのシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッ
ドにあっては、図19(なお、図19(a)は図18の
縦断面側面図((b)のI−I断面図)であり、図19
(b)は記録媒体対向面より見た正面図((a)のA矢
示図)である)に示すように、見掛け上の書込上ポール
の長さは上コア29の先端部の長さaと埋コア27の長
さbとの合計の長さcとなるため、書込上ポールの長さ
(c=a+b)が長くなる。また、埋コア27と上コア
29との接続端部(図19(a)のX地点)近傍での断
面積(a×a’)が最も小さくなる。
【0006】このため、埋コア27と上コア29との接
続端部近傍でのコア厚が薄くなり、ギャプ26での漏洩
磁束が減少してオーバーライト特性が劣化する。また、
この接続端部近傍での断面積(a×a’)が最も小さく
なるため、接続端部近傍からコア外部へ両側に広がる漏
洩磁束(図19(b)の矢印)も生じる。特に、上コア
29の幅(a’)と埋コア27の幅(b’)が僅かでも
異なると大きな漏洩磁界となる。この接続端部近傍から
コア外部へ漏れる大きな漏洩磁界は、記録媒体に書き込
まれた磁界を消すのに充分な大きさの磁界(打ち消し磁
界)である。この打ち消し磁界は一般的にフリンジ(に
じみ)と言われる。
【0007】図20はこのフリンジ(にじみ)の様子を
三次元的に表した図である。なお、図20は書込ギャッ
プ近傍(磁気記録媒体の対向面より0.05μmの左半
分の位置)での漏洩磁束による磁界強度分布(起磁力
(MMF)が0.33ATの場合)のシュミレーション
結果を示す図である。この図20より明らかなように、
ギャップ部での漏洩磁界の幅(x’)が広がっている、
即ち、トラック幅が広くなっていることが分かる。そし
て、このフリンジ現象はトラック幅が大きくなるに従っ
て大きくなる。また、接続端部近傍からコア外部へ漏れ
る漏洩磁界の磁界も大きいことを表している。
【0008】このように、書込ヘッドにフリンジを生じ
ると、図21(a)に示すように、書込動作時にこのフ
リンジが隣接トラックの一部を消去する。隣接トラック
の一部が消去されると、図21(b)に示すように、隣
接トラックの信号強度が変化する。隣接トラックの信号
強度が変化すると、再生ヘッドが隣接トラック間を再生
するとき、信号強度が平衡しないためにサーボエラーを
生じるという問題があった。
【0009】また、埋コア27を形成した後、フォトエ
ッチングにより上コア29を形成するようにするが、上
コア29に段差部があるとレジストを塗布した際に部分
的にレジスト厚さが異なる(特に、埋コア27の付け根
部のレジスト厚さが最大となる)ようになる。レジスト
厚さが異なると、レジスト厚さによって露光量を最適化
する必要が生じ、最適露光される部分はレジストの一部
のみになるという問題を生じる。また、レジスト層が厚
くなるに従って、レジスト層の上部と下部とで露光量が
異なるため、カット面が垂直にならないという問題も生
じる。
【0010】そこで、本発明はこのような問題に対処す
るためになされたものであって、書込ギャップで十分大
きな書込磁界を得て、オーバーライト特性を改善すると
ともに、挟トラックでもフリンジ現象が生じない埋コア
モデルのシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドを得ら
れるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】こ
の発明は、下シールドと上シールドとの間の再生ギャッ
プ内の磁気記録媒体との対向面に磁気抵抗効果素子を配
置した再生用ヘッドと、上シールドを下コアとして兼用
してこの下コアと上コアとの間にコイルを配置するとと
もに、同下コアと同上コアとの間の磁気記録媒体との対
向面に書込ギャップを形成した書込用ヘッドとを積層し
たシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドであって、上
記課題を解決するために、本発明のシールド型磁気抵抗
効果薄膜磁気ヘッドは、上コアの磁気記録媒体との対向
面側先端部下面より書込ギャップの先端部まで延出して
同上コアより高透磁率の材料で形成した書込上ポール部
を備えるようにしたことを特徴とする。
【0012】即ち、本発明の上コアの磁気記録媒体との
対向面側先端部は書込上ポール部の先端部より後退する
ように形成している。このため、上コアの磁気記録媒体
との対向面側先端部と書込上ポール部との接続部(以
下、単に接続部という)で漏洩する磁束量を少なくする
ことが可能となるため、ギャップ部での漏洩磁束を多く
することが可能となって記録密度が向上する。
【0013】また、上コアの磁気記録媒体との対向面側
先端部を書込上ポール部の先端部より後退するように形
成すると、接続部からコア外部に漏洩する磁束は磁気記
録媒体の表面まで届かなくなるので、磁気記録媒体の隣
接トラックを消去することが防止できるようになる。さ
らに、上コアの磁気記録媒体との対向面側先端部を書込
上ポール部の先端部より後退するように形成すると、接
続部は充分な面積を有することが可能となるため、コイ
ルで励磁された磁束は書込上ポール部に有効に導かれ
て、ギャップ部近傍に漏洩磁束を集中させることが可能
となる。
【0014】そして、下コアの書込上ポールに対向する
面より突出して書込上ポールと同幅の書込下ポール部を
備えるようにすると、各ポール間のギャップでの起磁力
が増大するため、ギャップでの漏洩磁束が増加して急峻
な磁界を得ることができるようになって、トラック幅を
狭くすることが可能になるとともに、記録密度も向上す
る。また、書込上ポール部の周囲に絶縁物よりなる保護
膜を備えるようにすると、書込上ポール部を平坦化する
ことが可能になるので、書込上ポール部のカット面の精
度が向上し、挟トラックでも書込精度が向上する。
【0015】また、本発明は、下シールドを形成した
後、再生ギャップ内の磁気記録媒体との対向面に磁気抵
抗効果素子を形成するとともに上シールド兼下コアを形
成する再生用ヘッド形成工程と、下コアの上に書込ギャ
ップを形成した後、同下コアの上部にコイルを形成する
とともに、このコイルの上部に上コアを形成する書込用
ヘッド形成工程とを備えたシールド型磁気抵抗効果薄膜
磁気ヘッドの製造方法であって、上記課題を解決するた
めに、本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッド
の製造方法は、書込ギャップ上の磁気記録媒体との対向
面側の一部に上コアより高透磁率の材料の書込上ポール
部を形成する書込上ポール部形成工程と、この書込上ポ
ール部上の磁気記録媒体との対向面側より後退した位置
より上コアを形成する上コア形成工程とを備えるように
したことを特徴とする。
【0016】このように、書込上ポール部を形成した
後、磁気記録媒体との対向面側より後退した位置より上
コアを形成するようにすると、接続部からコア外部に漏
洩する磁束は磁気記録媒体の表面まで届かなくなるの
で、磁気記録媒体の隣接トラックを消去することが防止
できるようになる。また、磁気記録媒体との対向面側よ
り後退した位置より上コアを形成するようにすると、接
続部は充分な面積を有することが可能となるため、コイ
ルで励磁された磁束は書込上ポール部に有効に導かれ
て、ギャップ部近傍に漏洩磁束を集中させることが可能
となる。
【0017】そして、書込上ポール部形成工程により書
込上ポール部を形成した後、この書込上ポール部をマス
クとしてイオンミリングを行うイオンミリング工程を備
え、このイオンミリング工程により下コアの書込上ポー
ル部に対向する面より突出して書込上ポール部と同幅の
書込下ポール部を形成するようにすると、書込上ポール
部のパターンを下コアに正確に転写することができるよ
うになるので、書込上ポール部と同幅でメサ構造の書込
下ポール部を正確に、かつ容易に形成することが可能に
なる。このようなメサ構造の書込下ポール部を形成する
ことにより、隣接トラックを消去することがなく、ポー
ル幅の実寸がほぼ書込トラック幅となって、優れた書込
特性のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドが得られ
るようになる。
【0018】また、イオンミリング工程後に上コアを形
成する前に書込上ポール部の周囲に絶縁物を堆積させて
同書込上ポール部を埋設する埋設工程と、この絶縁物の
上面を研磨して書込上ポール部の上面を平坦化する研磨
工程とを備えるようにすると、書込上ポール部が平坦に
研磨されるようになって、書込上ポール部のカット面の
精度が向上し、挟トラックでも書込精度が向上したシー
ルド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドが得られるようにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のシールド型磁気
抵抗効果薄膜磁気ヘッドの一実施の形態を図1〜図9に
基づいて説明する。なお、図1は本発明のシールド型磁
気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの要部を模式的に示す斜視図
であり、図2は図1のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの縦断面を示す断面図であり、図3〜図9は図1
及び図2のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの製
造工程を示す図である。
【0020】本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドは、図1、図2に示すように、スライダ基板10
上に非磁性絶縁膜10aを介して下シールド層11を形
成しており、この下シールド層11の上に再生下ギャッ
プ12aを形成している。再生下ギャップ12aの上に
は左右のリード13a,13bが台形状の溝13(図3
(4)参照)を挟んで対向して配設している。左右のリ
ード13a,13bは長手方向バイアス用磁石膜の上に
電気導電膜を積層した積層体として構成されている。
【0021】台形状溝13内には、左右のリード13
a,13bの傾斜面およびそれらの間の溝底面部分に露
出している再生下ギャップ12aの上面にかけて、磁気
記録媒体(メディア)の対向面Bに露出するMR素子1
4(図5(7)参照)が成膜されている。このMR素子
14は、例えばMR膜、スペーサ膜、SAL膜の積層体
として構成されている。
【0022】MR素子14、左右のリード13a,13
bおよびその周囲に露出している再生下ギャップ12a
の上には再生上ギャップ12bが成膜されている。この
再生上ギャップ12bと再生下ギャップ12aとで再生
ギャップ12を構成する。再生ギャップ12の上には上
シールド兼下コア15が積層されている。この上シール
ド兼下コア15の後述する上書込ポール17に対応する
位置には、その先端部が上書込ポール17と同幅に突出
する書込下ポール部15bが形成されている。ここで、
上シールド兼下コア15から下シールド層11までで再
生ヘッドを構成している。
【0023】書込下ポール部15bの上には、書込ギャ
ップ16を構成する絶縁膜が成膜され、この書込ギャッ
プ16の磁気記録媒体の対向面B側の上部には、高透磁
率材料、例えばニッケル成分を40〜55重量%含有し
たニッケル−鉄合金(パーマロイ)からなる書込上ポー
ル(埋コア)17が成膜されている。この書込上ポール
17は磁気記録媒体の対向面Bから後述する上コア19
の磁気記録媒体側の先端部までの長さとなるように形成
している。また、書込ギャップ16の磁気記録媒体の反
対側の上にはコイル18を絶縁層18a内に埋設して形
成している。この絶縁層18aの上に上コア19を形成
しており、その全体に保護層20が被覆されている。こ
こで、上シールド兼下コア15から上コア19までが書
込ヘッドを構成している。
【0024】このように、上コア19の磁気記録媒体と
の対向面側先端部を書込上ポール部17の先端部より後
退するように形成すると、上コア19の磁気記録媒体と
の対向面側先端部と書込上ポール部17との接続部で漏
洩する磁束量を少なくすることが可能となるため、書込
ギャップ16での漏洩磁束を多くすることが可能となっ
て記録密度が向上する。
【0025】ついで、上述したような構造のシールド型
磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの製造工程の一例を図3〜
図9に基づいて以下に説明する。なお、本発明のシール
ド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドは以下の(1)〜(1
7)までの工程を経て作製される。即ち、 (1)まず、図3(1)に示すように、基板(アルチッ
ク(Al23−TiC)などのセラミック材料で構成さ
れたウェファーで、後にカットされてスライダを構成す
る)10の上にアルミナ(Al23)などからなる絶縁
膜10aを成膜し、この絶縁膜10aの上に下シールド
11を形成する。下シールド11は、透磁率が高い81
パーマロイ等の軟磁性膜をスパッタ、蒸着あるいは電気
メッキにより絶縁膜10aの上に堆積して形成する。こ
の後、下シールド11上の全面にアルミナ(Al23
などからなる絶縁膜をスパッタ等で堆積させた後、この
全面を研磨し、下シールド11を所定の厚さに形成し、
この全面にアルミナ(Al23)などからなる絶縁膜を
スパッタ等で堆積させて再生下ギャップ12aを形成す
る。
【0026】(2)ついで、図3(2)に示すように、
再生下ギャップ12aの上にCoCrPt等の長手方向
バイアス用磁石膜13cと、W,Ta,Nb等の電気導
電膜13dをスパッタ、蒸着あるいは電気メッキにより
積層する。 (3)この後、図3(3)に示すように、これらの膜1
3c,13dの上のリード13a,13bとなる部分に
レジスト膜13eを塗布する。 (4)ついで、図4(4)に示すように、これらの膜を
一括してエッチングして逆台形状にカットして台形状の
溝部13を形成する。これにより長手方向バイアス用磁
石膜13cの上に左右のリード13a,13bが形成さ
れる。
【0027】(5)ついで、図4(5)に示すように、
基板全面にMR素子材料として、MR膜(NiFe
等)、スペーサ(Ti等)、SALバイアス膜(CoZ
rM(Nb,Mo))を順次積層してMR素子層14a
を形成する。 (6)このMR素子層14aの積層の後、図4(6)に
示すように、形成すべきMR素子14のパターン形状に
レジスト14bを塗布する。 (7)この後、図5(7)に示すように、イオンミリン
グにより、MR素子層14aの不要部分を除去して、M
R素子(MR element)14を矩形の平面形状
にカットする。これにより、MR素子14はその左右両
端部が傾斜面の途中でカットされた状態に形成されてリ
ード13a,13bに接続される。
【0028】(8)ついで、図5(8)に示すように、
全面に上シールド兼下コア15とMR素子14との絶縁
のため、および上シールド兼下コア15とリード13
a,13bとのシールドギャップのためにアルミナ(A
23)などからなる絶縁膜をスパッタ等で堆積させて
再生上ギャップ12bを形成する。なお、再生下ギャッ
プ12aと再生上ギャップ12bとで再生ギャップ12
が形成される。これにより、再生ギャップ12内にMR
素子14が形成されることとなる。
【0029】(9)この後、図5(9)に示すように、
下シールド11と同様の81パーマロイ等の軟磁性膜を
電気メッキで所定の厚さに堆積させて、下地メッキ層1
5aを形成する。 (10)ついで、図6(10)に示すように、この下地
メッキ層15aの上に下シールド11と同様の81パー
マロイ等の軟磁性膜を電気メッキ等で所定の厚さに堆積
させて上シールド兼下コア15を成膜する。 (11)ついで、図6(11)に示すように、堆積され
た上シールド兼下コア15の上面を研磨して、上シール
ド兼下コア15の上面を平坦化する。
【0030】(12)ついで、図6(12)に示すよう
に、上シールド兼下コア15の上にアルミナ(Al
23)などからなる絶縁膜をスパッタ等で堆積させて、
書込ギャップ16を形成する。 (13)ついで、図7(13)に示すように、この書込
ギャップ16の上の先端部にニッケル成分を40〜55
重量%含有したニッケル−鉄合金(パーマロイ)等の高
透磁率材料からなる先端ポール部(埋ポール)17を形
成する。
【0031】ここで、この先端ポール部(埋ポール)1
7を形成するに際しては、まず、図10(a)に示すよ
うに、書込ギャップ16の上に先端ポール部(埋ポー
ル)17と同材質の下地メッキ層17a(なお、図7
(13)においては下地メッキ層17aは図示していな
い)を形成した後、先端ポール部(埋ポール)17を形
成しない部分にレジスト17bを塗布する。この後、図
10(b)に示すように、下地メッキ層17aの上のレ
ジスト17bを塗布しない部分にニッケル成分を40〜
55重量%含有したニッケル−鉄合金(パーマロイ)等
の高透磁率材料をメッキして、先端ポール部(埋ポー
ル)17を形成する。
【0032】(14)ついで、レジスト17bを除去し
た後、図7(14)に示すように、イオンミリングを行
い、上シールド兼下コア15の先端ポール部(埋ポー
ル)17に対向した部分を突出させて下ポール部15b
を形成する。ここで、図11はイオンミリングの前後の
状態を示す断面図および正面図(なお、図11(a)
(b)はイオンミリング前の状態を示す図であり、図1
1(c)(d)はイオンミリング後の状態を示す図であ
る)である。
【0033】このイオンミリング工程により、先端ポー
ル部(埋ポール)17がイオンミリングのマスクとな
り、上シールド兼下コア15の先端ポール部(埋ポー
ル)17に対応しない上シールド兼下コア15の上面の
堀込み(図11(c)(d)の点線が堀込み量bとな
り、例えばb=0.4μm)を行う。この結果、先端ポ
ール部(埋ポール)17に対向する部分は、基底部より
突出したメサ構造(丘)になるようにミリングされ、メ
サ高さb(b=0.4μm)の下ポール部15bが形成
される。
【0034】このように、先端ポール部(埋ポール)1
7をマスクとして上シールド兼下コア15の表面をイオ
ンミリングするようにすると、先端ポール部(書込上ポ
ール部)17のパターンがそのまま上シールド兼下コア
15に正確に転写されることとなるので、先端ポール部
(埋ポール)17と同幅でメサ構造の下ポール部15b
を正確に、かつ容易に形成することが可能になる。この
ようなメサ構造の下ポール部15bを形成することによ
り、ポール幅の実寸がほぼ書込トラック幅となり、かつ
隣接トラックを消去することがない優れた書込特性のシ
ールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドが得られるように
なる。
【0035】(15)ついで、図8(15)および図1
2(なお、図12は図8(15)の中央断面を示す)に
示すように、全面にアルミナ(Al23)などからなる
絶縁膜17cをスパッタ等で堆積させて、先端ポール部
(埋ポール)17を埋設する。 (16)この後、図8(16)および図13(なお、図
13は図8(16)の中央断面を示す)に示すように、
堆積された絶縁膜17cを先端ポール部(埋ポール)1
7の上面まで研磨して、絶縁膜17cを平坦化する。こ
れにより先端ポール部(埋ポール)17の周囲は残され
た絶縁膜17cで包囲される。
【0036】このように、先端ポール部(埋ポール)1
7の周囲に絶縁膜17cを堆積させて先端ポール部(埋
ポール)17を埋設した後、この絶縁膜17cの上面を
研磨して先端ポール部(埋ポール)17の上面を平坦化
するようにすると、先端ポール部(埋ポール)17が精
度良く、かつ容易に平坦化されるようになるので、先端
ポール部(埋ポール)17のカット面の精度が向上し、
挟トラックでも書込精度が向上したシールド型磁気抵抗
効果薄膜磁気ヘッドが得られるようになる。
【0037】(17)ついで、図9および図14(な
お、図14は図9の中央断面を示す)に示すように、絶
縁膜17cの上に絶縁層18aおよびコイル18を形成
した後、絶縁層18aおよびコイル18を跨ぐようにし
て上コア19を形成し、最後に保護膜20を被せて、シ
ールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドを作製する。
【0038】このようにして作製された本発明のシール
ド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドは、図1に示すよう
に、先端ポール部(埋ポール)17の厚みは2.7μm
(a=2.7μm)となり、メサ高さは0.4μm(b
=0.4μm)となり、下コア(上シールド)の厚みは
2.5μm(c=2.5μm)となり、スロートハイト
は1.0μm(d=1.0μm)となり、上コア19の
後退長さは1.0μm(e=1.0μm)となり、ポー
ル幅は2.0μm(f=2.0μm)となった。
【0039】図15は、上述したように構成した本発明
のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの書込ギャッ
プ近傍(磁気記録媒体の対向面Bより0.05μmの左
半分の位置)での漏洩磁束による磁界強度分布(起磁力
(MMF)が0.33ATの場合)のシュミレーション
結果を示す図である。この図15より明らかなように、
ギャップ部での漏洩磁界の幅(x)が狭くなっているこ
とが分かる。このように、本発明のシールド型磁気抵抗
効果薄膜磁気ヘッドの書込ギャップは、図20の従来例
の埋コアモデルの書込ギャップに比較して、ギャップで
の広がり(x<x’)を生じることなく、シャープで磁
界強度が大きい書込ギャップが得られる。
【0040】そして、従来例の埋コアモデルの書込ギャ
ップにおいては、書込ポールのスロートハイトを短くす
るに伴って上コアと埋コアとの境界での漏洩磁束が増大
する。特に、トラック端での漏洩磁束が急峻(図20参
照)になる。このような漏洩磁束は、磁気記録媒体上で
フリンジとなって隣接トラックを消去するとともに、本
来の書込ギャップ部での磁束も低下させることとなる。
一方、本発明の書込ヘッドはスロートハイトを短くして
も漏洩磁束の殆どがギャップ近傍でのみ増加している。
また、この漏洩磁束は起磁力の増加に伴い増大する。
【0041】図16は、トラック幅内(書込ギャップ
内)とトラック幅外(書込ギャップ外)の位置に対する
磁束密度(T)の関係を示す図であり、図16の●印は
本発明の書込ギャップ16の特性を示し、○印は従来例
の埋コアモデルの書込ギャップ26の特性を示す。この
図16より明らかなように、本発明の書込ギャップ16
の書込ギャップ内での磁束密度(T)は約0.6テスラ
(T)となり、従来例の埋コアモデルの書込ギャップ2
6の書込ギャップ内での磁束密度は約0.428テスラ
(T)となって、磁束密が約1.4倍向上することが分
かる。
【0042】図17は、保持力Hcが19200AT
(2400Oe)の磁気記録媒体上で所定の起磁力MM
F(AT)で信号を書き込んだときの書込ヘッドの起磁
力MMF(AT)に対するオーバーライト(OW)(d
B)特性を示す図であり、図17の●印は本発明の書込
ギャップ16のオーバーライト特性を示し、○印は従来
例の埋コアモデルの書込ギャップ26のオーバーライト
特性を示す。この図17より明らかなように、例えば起
磁力MMFが0.33(AT)の場合、本発明の書込ギ
ャップ16のオーバーライト特性は45(dB)とな
り、従来例の埋コアモデルの書込ギャップ26のオーバ
ーライト特性は38(dB)となり、明らかに7(d
B)向上することが分かる。また、この漏洩磁束は起磁
力の増加に伴い増大する。
【0043】上述のように構成した本発明のシールド型
磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドにあっては、書込ギャップ
16を挟む書込下ポール部15bと書込上ポール(埋コ
ア)17とは磁気記録媒体の対向面Bに露出している。
しかしながら、上コア19の磁気記録媒体側の先端部は
磁気記録媒体の対向面Bより奥まった位置にある。そし
て、上コア19の磁気記録媒体側の先端部が磁気記録媒
体の対向面Bより奥まった位置にあるため、上コア19
の磁気記録媒体側の先端部の幅を大きくすることが可能
となるので、書込上ポール(埋コア)17と上コア19
との接続部は、従来の埋コアモデルよりも広い幅で接続
させることが可能になる。また、上コア19の磁気記録
媒体側の先端部が磁気記録媒体の対向面Bより奥まった
位置にあるため、従来の埋コアモデルよりも書込上ポー
ル(埋コア)17の幅を厚くすることも可能になる。
【0044】この結果、本発明のシールド型磁気抵抗効
果薄膜磁気ヘッドは、書込下ポール部15bと書込上ポ
ール(埋コア)17との間のギャップ部16で十分大き
な書込漏洩磁界が得られるようになるので、オーバーラ
イト特性が向上するとともに、トラック幅も狭くするこ
とが可能になるため、挟トラックでフリンジ現象が生じ
ないシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドが得られる
ようになる。また、書込上ポール(埋コア)17と上コ
ア19との接続部から上コア19の外部へ向けて漏洩す
る磁束を最小限にすることが可能になるため、この漏洩
する磁束が磁気記録媒体に悪影響を及ぼすことが防止で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの要部を模式的に示す斜視図である。
【図2】 図1のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッ
ドの縦断面を示す断面図である。
【図3】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第1工程〜第3工程を模式的に示す斜
視図である。
【図4】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第4工程〜第6工程を模式的に示す斜
視図である。
【図5】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第7工程〜第9工程を模式的に示す斜
視図である。
【図6】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第10工程〜第12工程を模式的に示
す斜視図である。
【図7】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第13工程〜第14工程を模式的に示
す斜視図である。
【図8】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第15工程〜第16工程を模式的に示
す斜視図である。
【図9】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘ
ッドの製造工程の第17工程を模式的に示す斜視図であ
る。
【図10】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの製造工程の第13工程を示す図7(13)の中
央部断面図である。
【図11】 イオンミリングの前後の状態を示す断面図
および正面図である。
【図12】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの製造工程の第15工程を示す図8(15)の中
央部断面図である。
【図13】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの製造工程の第16工程を示す図8(16)の中
央部断面図である。
【図14】 本発明のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの製造工程の第17工程を示す図8(17)の中
央部断面図である。
【図15】 本発明の書込ギャップ近傍での漏洩磁束に
よる磁界強度分布のシュミレーション結果を示す図であ
る。
【図16】 トラック幅内(書込ギャップ内)とトラッ
ク幅外(書込ギャップ外)の位置に対する磁束密度
(T)の関係を示す図である。
【図17】 書込ヘッドの起磁力MMF(AT)に対す
るオーバーライト(OW)(dB)特性を示す図であ
る。
【図18】 従来の埋コアモデルのシールド型磁気抵抗
効果薄膜磁気ヘッドの要部を模式的に示す斜視図であ
る。
【図19】 図18のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気
ヘッドの縦断面および正面を示す図である。
【図20】 図18の書込ギャップ近傍での漏洩磁束に
よる磁界強度分布のシュミレーション結果を示す図であ
る。
【図21】 図18の書込ギャップにより生じたフリン
ジにより隣接トラックの一部が消去された状態を示す図
である。
【符号の説明】
10…基板、11…下シールド、12a…再生下ギャッ
プ、12b…再生上ギャップ、12…再生ギャップ、1
3a,13b…リード、14…MR素子、15…上シー
ルド兼上コア、15b…書込下ポール部、16…書込ギ
ャップ、17…書込上ポール(埋コア)、18…コイ
ル、18a…絶縁層、19…上コア、20…保護層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下シールドと上シールドとの間の再生ギ
    ャップ内の磁気記録媒体との対向面に磁気抵抗効果素子
    を配置した再生用ヘッドと、前記上シールドを下コアと
    して兼用してこの下コアと上コアとの間にコイルを配置
    するとともに、同下コアと同上コアとの間の前記磁気記
    録媒体との対向面に書込ギャップを形成した書込用ヘッ
    ドとを積層したシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッド
    であって、 前記上コアの前記磁気記録媒体との対向面側先端部下面
    より前記書込ギャップの先端部まで延出して同上コアよ
    り高透磁率の材料で形成した書込上ポール部を備えるよ
    うにしたことを特徴とするシールド型磁気抵抗効果薄膜
    磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記下コアの前記書込上ポール部に対向
    する面より突出して前記書込上ポール部と同幅の書込下
    ポール部を備えるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記書込上ポール部の周囲に絶縁物より
    なる保護膜を備えるようにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のシールド型磁気抵抗効果薄膜
    磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 下シールドを形成した後、再生ギャップ
    内の磁気記録媒体との対向面に磁気抵抗効果素子を形成
    するとともに上シールド兼下コアを形成する再生用ヘッ
    ド形成工程と、前記下コアの上に書込ギャップを形成し
    た後、同下コアの上部にコイルを形成するとともに、こ
    のコイルの上部に上コアを形成する書込用ヘッド形成工
    程とを備えたシールド型磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの
    製造方法であって、 前記書込ギャップ上の前記磁気記録媒体との対向面側の
    一部に前記上コアより高透磁率の材料の書込上ポール部
    を形成する書込上ポール部形成工程と、 前記書込上ポール部上の前記磁気記録媒体との対向面側
    より後退した位置より前記上コアを形成する上コア形成
    工程とを備えるようにしたことを特徴とするシールド型
    磁気抵抗効果薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記書込上ポール部形成工程により書込
    上ポール部を形成した後、この書込上ポール部をマスク
    としてイオンミリングを行うイオンミリング工程を備
    え、このイオンミリング工程により前記下コアの前記書
    込上ポール部に対向する面より突出して前記書込上ポー
    ル部と同幅の書込下ポール部を形成するようにしたこと
    を特徴とする請求項4に記載のシールド型磁気抵抗効果
    薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記イオンミリング工程後に前記上コア
    を形成する前に前記書込上ポール部の周囲に絶縁物を堆
    積させて同書込上ポール部を埋設する埋設工程と、 この絶縁物の上面を研磨して前記書込上ポール部の上面
    を平坦化する研磨工程とを備えるようにしたことを特徴
    とする請求項5に記載のシールド型磁気抵抗効果薄膜磁
    気ヘッドの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001003129A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-11 Fujitsu Limited Procede de fabrication d'une tete magnetique a couches minces
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