JPH11203216A - 電子メールシステム及び電子メール補助装置 - Google Patents

電子メールシステム及び電子メール補助装置

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JPH11203216A
JPH11203216A JP9066098A JP9066098A JPH11203216A JP H11203216 A JPH11203216 A JP H11203216A JP 9066098 A JP9066098 A JP 9066098A JP 9066098 A JP9066098 A JP 9066098A JP H11203216 A JPH11203216 A JP H11203216A
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JP
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mail
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data
server
filter
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JP9066098A
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English (en)
Inventor
Koji Moriya
孝司 守屋
Hideyuki Chokai
秀行 鳥海
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントの機能を更新せずにメールに関
する機能を追加することができるメールシステムを提供
する。 【解決手段】 Webメールフィルタ21は、クライア
ントに選択可能な機能を示したWebページを提示す
る。クライアントは、自身は、メールに関し、特別な機
能を備えていない場合でも、このWebページ上で、必
要な指示を行うことにより、Webメールフィルタ21
にメールの処理に関する指示を出すことができる。We
bメールフィルタ21は、クライアントからの指示に従
って、疑似的なメーラとして、メールサーバ22上のメ
ールを加工し、ブラウザで読めるHTML文形式に変換
して、クライアントに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子メールシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メールシステム(以下、単に
メールシステム)では、端末(例えば、パーソナルコン
ピュータ、PDA等、以下クライアントと呼ぶ)がメー
ルサーバにメールの「受信」、「削除」等を指示し、メ
ールサーバが指示に従って、メールの送信、メールの削
除等の処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなメ
ールシステムでは、クライアントが有する機能の範囲内
でしか、メールサーバに指示を送ることができず、クラ
イアントにない機能をサーバがサポートしていも、クラ
イアントがこれを享受することができない。また、新た
な機能をクライアントに付加するには、クライアントの
機能の更新、或いは、新しいクライアントに変更しなけ
ればならならず、ユーザの負担が大きい。特に、携帯小
型情報端末の場合は、機能のバージョンアップが困難で
あり、バージョンアップ機能を有しないものについては
対応のしようがなかった。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、クライアントの機能を更新することなしに、メー
ルに関する機能を追加することができるメールシステム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる電子メールシステム
は、サーバとクライアントから構成される電子メールシ
ステムであって、前記サーバは、クライアントのための
電子メールを記憶するメールサーバと、前記メールサー
バに記憶された電子メールに関する指示を入力させるた
めの入力指示用データを前記クライアントに送信すると
共に前記クライアントから入力された指示を受信し、受
信した指示に従って前記メールサーバが記憶するメール
を処理するメールフィルタとを備え、前記クライアント
は、前記メールフィルタから送信される入力指示用デー
タを受信し、受信した入力指示用データに基づき入力画
面を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された入
力画面から入力された指示を前記メールフィルタに供給
する供給手段とを備えることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、サーバシステム
から供給される指示入力画面に従って、クライアントが
指示を入力することにより、指示によって処理されたメ
ールがサーバから供給される。従って、クライアント
は、表示機能及び指示機能を備えれば、自己の機能を改
造することなく、サーバが提供する新たな機能を享受す
ることができる。
【0007】前記入力指示用データは、表示画面を定義
するHTML(Hyper Text Markup Language)形式で形成
され、前記クライアントの表示手段は、Webページの
閲覧ソフトであるブラウザを含んでもよい。また、前記
メールフィルタは、入力指示用データとして、前記メー
ルサーバが記憶している電子メールから読み出される電
子メールを選択するための入力画面データを前記クライ
アントに送信し、前記クライアントは、電子メールの選
択データを前記メールフィルタに送信し、前記メールフ
ィルタは、前記クライアントからの選択データに基づ
き、前記メールサーバから選択された電子メール取り出
し、HTML形式のデータに変換して前記クライアント
に出力するようにしてもよい。
【0008】これらの構成によれば、クライアントは、
サブジェクトの一覧等を参照して、次に、必要なメール
のみを表示あるいは、不要なメールを削除すること等が
可能であり、メールの取扱が容易になる。
【0009】前記メールフィルタは、入力指示用データ
として、特定の電子メールを選択するための選択条件を
入力するための画面データを前記クライアントに送信
し、前記クライアントは、入力された選択条件を前記メ
ールフィルタに送信し、前記メールフィルタは、前記ク
ライアントから送信された選択条件を記憶し、記憶した
選択条件に従って前記メールサーバが記憶するメールを
処理するようにしてもよい。このような構成によれば、
クライアント自身は、単独で選択条件を設定する機能を
備えていない場合でも、メールの自動選択・抽出等の処
理を行うことができ、ジャンクメールを自動的に排除す
る等の処理が容易になる。
【0010】前記メールフィルタは、入力指示用データ
として、前記クライアントの表示画面の表示サイズを特
定するためのサイズデータを入力するための画面データ
を送信し、前記クライアントは、表示サイズデータを前
記メールフィルタに送信し、前記メールフィルタは、前
記クライアントから送信された表示サイズデータに従っ
て、前記メールサーバから読み出した電子メールをHT
ML形式のデータに変換して前記クライアントに送信す
るようにしてもよい。
【0011】前記メールフィルタは、入力指示用データ
として、ダウンロード可能な空き容量のサイズデータを
入力するための画像データを前記クライアントに送信
し、前記クライアントは、サイズデータを前記メールフ
ィルタに送信し、前記メールフィルタは、前記クライア
ントから送信されたサイズデータを記憶し、記憶したサ
イズデータに従って前記メールサーバが記憶するメール
の中から送信可能なメールを読み出してHTML形式の
データに変換して前記クライアントに送信するようにし
てもよい。
【0012】この構成によれば、条件に従って抽出され
たサブジェクトの中から所望のメールを選択できるの
で、メールの選択及び抽出が容易である。
【0013】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点にかかる電子メールシステムは、サーバと複数の
クライアントから構成され、電子メールを送受信する電
子メールシステムであって、前記サーバは、複数の電子
メールを記憶するメールサーバと、前記メールサーバに
記憶された電子メールに関する特定の処理に関して、前
記クライアントに前記特定の処理を選択するためのWe
bページを提供するWebページ提供手段と、前記クラ
イアントで前記Webページに入力された指示を受信
し、疑似的なメーラとして、前記メールサーバ上の電子
メールに対して前記特定の処理を実行するメール処理手
段とを備え前記クライアントは、前記Webページ提供
手段から供給されるWebページを表示する表示手段
と、前記表示手段に表示されたWebページに処理を特
定するデータを入力する入力手段と、前記入力手段によ
り入力されたデータを前記メール処理手段に送信する手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】この構成によっても、サーバが機能や処理
を選択するための画面をクライアントに提示してくれる
ので、クライアントは自身の機能や能力をバージョンア
ップしなくても、サーバの新たな機能を享受することが
できる。
【0015】上記目的を達成するため、この発明の第3
の観点にかかる電子メール補助装置は、メールサーバの
保持している電子メールをクライアントが読み出すため
の補助を行なう電子メール補助装置であって、前記メー
ルサーバに記憶された電子メールに関する指示を入力す
るための指示入力画面を定義する画面定義データを前記
クライアントに送信する送信手段と、前記クライアント
で前記指示入力画面を用いて入力された指示を受信する
受信手段と、前記受信手段が受信した指示に従って、前
記メールサーバが記憶する電子メールを処理する処理手
段と、を備えることを特徴とする。
【0016】このようなシステムでは、クライアントが
Webメールを表示することができ、表示された指示入
力画面に従って、指示を入力することができる。従っ
て、クライアントは、自己の機能を改造することなし
に、新たな機能を享受することができる。
【0017】前記画面定義データは、HTML形式で形
成され、前記送信手段は、前記クライアントに送信する
メールを、ブラウザで閲覧可能なHTML文形式に変換
してから送信するようにしてもよい。
【0018】前記送信手段は、画面定義データとして、
前記メールサーバが記憶している電子メールから読み出
される電子メールを選択するためのデータを前記クライ
アントに送信し、前記処理手段は、前記クライアントか
らの選択データに基づき、前記メールサーバから電子メ
ール取り出し、HTML形式のデータに変換して前記ク
ライアントに出力するようにしてもよい。
【0019】前記送信手段は、画面定義データとして、
特定の電子メールを選択するための選択条件を入力する
ためのデータを前記クライアントに送信し、前記処理手
段は、前記クライアントから送信された選択条件を記憶
し、記憶した選択条件に従って前記メールサーバが記憶
する電子メールを処理するようにしてもよい。この構成
によれば、条件に従って抽出された電子メールを選択で
きるので、メールの選択が容易である。
【0020】前記送信手段は、画面定義データとして、
前記クライアントの表示画面の表示サイズを特定するた
めのサイズデータを入力するためのデータを送信し、前
記処理手段は、前記クライアントから送信された表示サ
イズデータに従って、前記メールサーバから読み出した
電子メールをHTML形式のデータに変換して前記クラ
イアントに送信するようにしてもよい。
【0021】前記送信手段は、画面定義データとして、
前記クライアントの空き容量サイズを特定するためのサ
イズデータを入力するためのデータを送信し、前記処理
手段は、前記クライアントから送信されたサイズデータ
を記憶し、記憶したサイズデータに従って前記メールサ
ーバが記憶するメールの中から送信可能なメールを読み
出してHTML形式のデータに変換して前記クライアン
トに送信するようにしてもよい。
【0022】この構成によれば、クライアントは、自身
では、メールの表示フォーマットを制御する機能を有し
ていない場合でも、サーバが提供するこの機能により、
適切に表示フォーマットが変換されたメールを受信・表
示することができる。
【0023】なお、コンピュータを、前記電子メール補
助装置として動作させるため、プログラムデータ等を媒
体に格納し、配布してもよい。
【0024】このような記録媒体に格納されたプログラ
ムをコンピュータにインストールすることにより、上述
のメール補助装置が実現される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる電子メールシステムについて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)第1の実施の形態の
電子メールシステムの構成を図1に示す。図示するよう
に、この電子メールシステムは、複数のクライアント1
−1〜1−nと、ネットワークサービスプロバイダ(以
下、サーバシステム)2と、ネットワーク3とから構成
され、ネットワーク3を介して、クライアント1−1〜
1−nとサーバシステム2とが接続されている。
【0027】クライアント1−1〜1−nは、パーソナ
ルコンピュータ、携帯型コンピュータ、PDA(Person
al Digital Assistants)、データPHS(Personal Ha
ndyphone System)等の電子端末から構成される。
【0028】クライアントとなる電子端末としてPDA
を例にとり、図2にPDAの内部構成を、図3にPDA
の外観構成を示す。図2に示すように、PDAは、バス
17を介して相互に接続された、CPU11と、RAM
12と、記憶部13と、表示/入力部14と、ボタン入
力部15と、通信部16と、から構成されている。
【0029】CPU11は、PDAの各部を制御すると
共に、記憶部13に記憶されているプログラムを読み出
して実行する。RAM12は、半導体メモリ等から構成
され、CPU11の主記憶エリアとして使用される。記
憶部13は、磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等か
ら構成され、ブラウザ(閲覧ソフト)を含むアプリケー
ションプログラム、送受信プログラム等を記憶する。
【0030】表示/入力部14は、画像表示部14aと
タッチパネル部14bとが積層されて構成されている。
画像表示部14aは、液晶表示装置等から構成され、ソ
フトウエアキーボード、サーバシステム2から受信した
ホームページ、或いはHTML(HyperText Markup Lan
guage)形式のメール等を表示する。タッチパネル部1
4bは、画像表示部14aの画面上に配置され、ペン先
等でタッチされた位置の座標データを入力する。
【0031】ボタン入力部15は、図3に示すように
「ON」ボタン、「キー」ボタン等を備え、このPDA
のオン・オフ、ソフトウエアキーボードの表示のオン・
オフ等を指示する。通信部16は、PDAのカードスロ
ット等に装着されたPCMCIAモデムカード等から構
成され、サーバシステム2との間で、データを送受信す
る。
【0032】図4は、サーバシステム2の内部構成を示
すブロック図である。図4に示すように、サーバシステ
ム2は、バス23を介して互いに接続されたWebメー
ルフィルタ21とメールサーバ22とから構成されてい
る。
【0033】Webメールフィルタ21は、メールサー
バ22とクライアント1−1〜1−nとの間にあって、
クライアント1−1〜1−nに選択可能な機能を提示す
ると共にクライアント1−1〜1−nの指示に基づい
て、メールサーバ22上のメールを加工して、クライア
ント1−1〜1−nに提供する。例えば、Webメール
フィルタ21が新しい機能をサポートした場合、このW
ebメールフィルタ21が、指示入力用のボタンや枠を
備えるWeb頁をクライアント1−1〜1−nのブラウ
ザに表示し、ブラウザ上で各種指示を入力すると、この
Webメールフィルタ21がその指示に対応してメール
を本文を閲覧できるデータ形式に加工して、クライアン
ト1−1〜1−nに供給する。従って、クライアント1
−1〜1−nは、自己の機能を改造することなく、この
新たな機能を享受できる。
【0034】特に、この実施の形態では、Webメール
フィルタ21は、メールのSubject(主題:タイ
トル、日付、送信元)を閲覧データ、例えばHTML文
形式でクライアント1−1〜1−nに提示し、クライア
ント1−1〜1−nが選択したメールの本文のみをHT
ML形式でブラウザに表示するものであり、認証装置2
1aと、UI装置21bと、メール読出装置21cと、
コマンド処理装置21dと、通信装置21eと、から構
成される。各装置は、それぞれ独立したコンピュータか
ら構成されてもよく、あるいは、複数のコンピュータが
協働して各装置を構成してもよい。1つのコンピュータ
が複数の装置を構成してもよい。
【0035】認証装置21aは、正規ユーザとして登録
されているクライアント1−1〜1−nのIDコード
と、IDコードに対応付けられているパスワード等を記
憶し、クライアント1−1〜1−nから送信されてきた
IDコードとパスワードが正当なものか否かを判別す
る。
【0036】UI(ユーザ・インターフェース)装置2
1bは、クライアント1−1〜1−nとサーバシステム
2とが送受信するデータを、インターネットで定められ
た共通のコンピュータ言語であるHTMLと呼ばれるタ
グ言語に変換する、所謂CGI(Common Gat
eway Interface)ファイルを備えてい
る。また、後述する各種のWebページを記憶する。ま
た、記憶するWebページは、新たに機能を追加・更新
することが可能である。
【0037】メール読出装置21cは、コマンド処理装
置21dからの指示に従って、電子メールをメールサー
バ22から抽出し、UI装置21bに供給する。
【0038】コマンド処理装置21dは、クライアント
1−1〜1−nからサーバに供給されたコマンドを処理
する。通信装置21eは、モデム等の回線終端装置を備
え、クライアント1−1〜1−nとの間でデータを送受
信する。
【0039】メールサーバ22は、クライアント1−1
〜1−nから送信されたメールを、IDとパスワードに
よって設定されたメールボックスに記憶する。
【0040】次に、この実施の形態の電子メールシステ
ムの動作について説明する。ここでは、クライアント1
−1がサーバシステム2からメールを受信するまでの処
理を、クライアント1−1の処理を図5(a)を参照し
て、サーバシステム2の処理を図5(b)を参照して、
全体の動作を図6を参照してそれぞれ説明する。
【0041】まず、ユーザは、通常のネットワークサー
ビスプロバイダに接続する手順で、クライアント1−1
をサーバーシステム2のWebメールフィルタ21に接
続し、更にブラウザを起動する。サーバシステム2のW
ebメールフィルタ21は、クライアント1−1がネッ
トワーク3を介して接続したことに応答して、Webメ
ールフィルタ21が提供するメール読み出し用のホーム
ページ(以下、Webページ)をクライアント1−1に
供給する(ステップS11)。このWebページは、例
えば、図7(a)に示すように、このユーザのID(メ
ールアドレス)とパスワードを入力するボックス及びこ
れらを送信するボタンを備える。
【0042】クライアント1−1は、Webメールフィ
ルタ21から供給されたWebページを受信し、画像表
示部14aにWebページを表示する(図5(a)、ス
テップS1)。ユーザは、ボタン入力部15の「キー」
ボタンを操作して、ソフトウェアキーボードを表示し、
これを使用してIDとパスワードを入力し、送信を指示
する。CPU11は、入力されたIDとパスワードをサ
ーバシステム2に送信する(ステップS2)。
【0043】サーバシステム2のコマンド処理装置21
dは、クライアント1−1から送信されてきたIDとパ
スワードを通信装置21eを介して受信する(ステップ
S12)。コマンド処理装置21dは、受信したIDと
パスワードから正当権限を有する者(登録ユーザ)のア
クセスであるか否かを認証装置21aに判断させる(ス
テップS13)。ステップS13で正当権限を有する者
であると判断された場合、メール読出装置21cは、メ
ールサーバ22内のそのIDで特定されるメールボック
スとのリンクを確立し、擬似的なメーラとしてメールサ
ーバ22と接続する(ステップS14)。
【0044】また、コマンド処理装置21dは、例え
ば、図7(b)に示すような、メールのSubject
を要求するためのボタンを備えるHTML文を通信装置
21eを介してクライアント1−1に送信する(ステッ
プS15)。
【0045】クライアント1−1は、このHTML文を
受信して表示する(ステップS3)。ユーザは、電子メ
ールを取得・表示するために、「Subject要求」
ボタンを押し、CPU21は、この押操作に応答して、
サーバシステム2に「Subject要求信号」を送信
する(ステップS4)。
【0046】Webメールフィルタ21は、クライアン
ト1−1から「Subject要求信号」を通信装置2
1eを介して受信する(ステップS16)。受信した
「Subject要求信号」に応答して、メール読出装
置21cは、ステップS13でIDとパスワードによっ
て特定されたメールボックスから、未読メールのSub
ject(日付、題名、送信者等のメールアドレス等の
情報)のみを抽出する(ステップS17)。
【0047】UI装置23bは、抽出したSubjec
tをHTMLと呼ばれるタグ言語に変換する。この際、
ユーザがメール本文を要求するか否かを選択するための
「チェックボタン」をSubject毎に追加し、さら
に、メール本文の送信を要求する「読む」ボタンを追加
し、完成したHTML文をクライアント1−1に送信す
る(ステップS18)。このHTML文(Subjec
tとチェックボタンを含むもの)のイメージを図6に符
号61で示す。
【0048】クライアント1−1の通信部16は、We
bメールフィルタ21からのHTML文を受信し、ブラ
ウザにより表示する(ステップS5)。ユーザは、画像
表示部14aに表示された「Subject」から本文
を読む必要があると判断した場合は図6に示すように
「チェックボタン」をチェックし、「読む」ボタンを押
す。ブラウザは、この操作により、読むことが選択され
たメールの本文を要求する信号をサーバシステム2に送
信する(ステップS6)。
【0049】サーバシステム2のコマンド処理装置21
dは、「本文要求信号」を通信装置21eを介して受信
する(ステップS19)。コマンド処理装置21dは、
「本文要求信号」の受信に応じて、メール読出装置21
cにIDとパスワードによって特定されたメールボック
スに格納されているメールの中から本文要求信号で要求
されたメールの本文を抽出する(ステップS20)。コ
マンド処理装置21dは、メールサーバ22から取得し
た本文をUI装置21bでHTML形式に変換させて、
クライアント1−1に送信する(ステップS21)。
【0050】クライアント1−1の通信部16は、サー
バシステム2から本文データを受信し、ブラウザがこれ
を画像表示部14aに表示する(ステップS7)。従っ
て、ユーザは、HTML文の形式で、自己宛のメールを
読むことができる。
【0051】なお、ステップS13で、クライアント1
−1から供給されたIDとパスワードがメールサーバに
登録されていないと判断した場合、認証装置21aは、
クライアント1−1は正規ユーザでないと判断し、「正
規ユーザではありません」等のメッセージをクライアン
ト1−1に送信する等のエラー処理を行う(ステップS
22)。
【0052】このような構成によれば、サーバシステム
2で新たな機能を追加した場合には、その機能を指示す
るための画面(ページ)をWebメールフィルタ21か
らクライアント1−1〜1−nに送信し、その画面上で
種々の機能を指定できる。従って、ユーザはブラウザさ
え有していれば、クライアント1−1〜1−nの機能を
更新しなくても、新たな機能を享受することができる。
【0053】例えば、Webメールフィルタ21にメー
ルを削除する機能を追加したとする。この場合、図8に
示すように、SubjectのリストのHTML文を送
信する際に、各Subujectを削除するか否かを選
択するための削除ボタンを追加し、ボタンのチェックに
応じてWebメールフィルタ21がメールを削除するよ
うにすればよい。このように、Webメールシステム2
1の機能を向上し、クライアントに選択肢を提供するよ
うにすれば、クライアント1−1〜1−nの機能には変
更を加えることなく、メールに関して追加された機能を
利用できる。
【0054】また、Subjectの内容から判別し
て、必要と思われるメール本文のみを読んだり、不要と
判断されるメールを削除でき、メールの管理等が非常に
容易である。
【0055】また、上述の例では、別個のページ上でI
D・パスワードの送信とSubjectの要求を行った
が同一のページとしてもよい。また、IDとパスワード
の送信を、Subjectの要求と捉えて、Subje
ctのリストを送信するようにしてもよい。例えば、ク
ライアント1−1〜1−nとして、表示部と入力部が一
体化された表示/入力部14を使用する例を示したが、
液晶表示装置等からなる表示部とキーボード等からなる
入力部とが別個に配置されたものでもよい。
【0056】また、第1の実施の形態では、表示された
Subjectの中から選択したメールの本文をクライ
アントで表示したが、Subject一覧の中から選択
する行為なしに、全てのメールをHTML文に変換して
表示してもよい。この場合でも、クライアント1−1〜
1−nがブラウザを備えていれば、メールを読むことが
できる。
【0057】上記説明では、クライアント1−1から供
給されたIDとパスワードと、認証装置21aが記憶す
るIDとパスワードとが一致しない場合、エラー処理を
行って処理を終了したが、ユーザの入力ミス等を考慮し
て、例えば3回を限度に、再度入力を可能としてもよ
い。
【0058】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、Webメールフィルタ21は、メールボックス内の
全ての未読メールのSubjectをクライアント1−
1に送信したが、重要なメール等のみを受信したい場合
もある。そこで、以下受信メールの中から予め設定する
キーワードに基づいて、抽出したメールのみを受信する
実施の形態を説明する。
【0059】この実施の形態の電子メールシステムの構
成は、図1に示す電子メールシステムと実質的に同一で
あり、クライアント1−1〜1−nと、サーバシステム
2と、ネットワーク3とから構成されている。クライア
ント1−1〜1−nの構成は、PDAを例にとり図2を
参照して説明した構成と実質的に同一である。
【0060】サーバシステム2の基本構成は、図4に示
すよう第1の実施の形態の構成と実質的の同一である。
但し、Webメールフィルタ21は、図9に示すよう
に、認証装置41aと、UI装置41bと、メール読出
装置41cと、コマンド処理装置41dと、通信装置4
1eと、設定保存装置41fと、設定別加工装置41g
と、から構成されている。
【0061】認証装置41aと、UI装置41bと、メ
ール読出装置41cと、コマンド処理装置41dと、通
信装置41eとは、図4を参照して説明した認証装置2
1aと、UI装置21bと、メール読出装置21cと、
コマンド処理装置21dと、通信装置21eと実質的に
同一の構成及び機能を有する。
【0062】設定保存装置41fは、ユーザによって設
定されたフィルタリング条件(メールを選択するための
条件)を記憶する。設定別加工装置41gは、メールサ
ーバ22から読み出されたメールのうちから、設定保存
装置41fに保存されているフィルタリング条件に合致
するメールのみを抽出する装置である。
【0063】次に、この実施の形態の電子メールシステ
ムの動作について説明する。ここでは、クライアント1
−1がサーバシステム2から一定条件に合致するメール
のみ受信する場合を例に説明する。
【0064】ユーザは、任意のタイミング、例えば、外
出時等に、メールのフィルタリング(受信)条件を設定
する。この受信条件設定処理を図10と図12を参照し
て説明する。まず、ユーザは、図5のステップS11と
同様の方法でクライアント1−1を、Webメールフィ
ルタ21に接続すると共に、ブラウザを起動する。We
bメールフィルタ21は、図13に示すようにメールの
フィルタリング条件を設定するためのチェックボックス
を有するWebページをクライアント1−1に供給する
(ステップS41)。
【0065】クライアント1−1は、Webページを受
信し、画像表示部14aに表示/入力部14から表示す
る(ステップS31)。ユーザは、IDとパスワードを
入力する。また、フィルタリング条件設定用のボックス
をチェックする。CPU11は、入力されたIDとパス
ワードと、ボックスのチェック内容とをサーバシステム
2に送信する(ステップS32)。
【0066】サーバシステム2のコマンド処理装置41
dは、IDとパスワードとチェック内容を受信する(ス
テップS32)。コマンド処理装置41dは、図5
(b)のステップS13と同様の方法で、正当権限を有
する者のアクセスであるか否かを認証装置41aに判断
させ(ステップS33)、正当な者であると判断された
場合、フィルタリング条件を設定するためのチェックボ
ックスがチェックされているか否かを判別する(ステッ
プS44)。
【0067】ステップS44でチェックボックスがチェ
ックされていると判断された場合、コマンド処理装置4
1dは、例えば、図12の符号91で示すような、フィ
ルタリング設定を要求するためのボタンを備えるHTM
L文を通信装置41eを介してクライアント1−1に送
信する(ステップS45)。なお、チェックがない場合
は、メールの受信処理であり、後述する図11(b)の
ステップS65にジャンプする。
【0068】クライアント1−1は、このHTML文を
受信して表示する(ステップS33)。ユーザは、HT
ML文91に、「フィルタリング条件」を入力すると共
に「設定」ボタンを押してこれらを送信する(ステップ
S34)。
【0069】コマンド処理装置41dは、クライアント
1−1から「フィルタリング条件」を通信装置41eを
介して受信し(ステップS46)、受信した「フィルタ
リング条件」を設定保存装置41fにID及びパスワー
ドと対応付けて登録し、フィルタリング条件の設定を終
了する(ステップS47)。図12に符号91でフィル
タリング条件設定画面及びフィルタリング条件の例を示
す。
【0070】なお、ステップS43で、クライアント1
−1から供給されたIDとパスワードがメールサーバに
登録されていないと判断した場合、認証装置41aは、
クライアント1−1は正規ユーザでないと判断し、エラ
ー処理を行う(ステップS48)。
【0071】次に、このようにして設定したフィルタリ
ング条件を使用したメールの受信処理について図11を
参照して説明する。
【0072】まず、ユーザは、前述の方法と同様に、ク
ライアント1−1を、サーバシステム2に接続して、ブ
ラウザを起動する。サーバシステム2は、クライアント
1−1がネットワーク3を介して接続したことに応答し
て、Webページをクライアント1−1に供給する(ス
テップS61)。クライアント1−1は、Webページ
91を表示する(ステップS51)。ユーザは、IDと
パスワードを入力する。ただしメールを受信するためチ
ェックボックスはチェックしない(ステップS52)。
【0073】コマンド処理装置41dは、IDとパスワ
ードとチェックボックスの内容を受信し(ステップS6
2)、正当権限を有する者からのアクセスであるか否か
を認証装置41aに判断させる(ステップS63)。以
上の動作は、図10(a)と同一である。
【0074】ステップS63で正当権限を有する者のア
クセスであると判断された場合、チェックボックスがチ
ェックされているか否かを判別する(ステップS6
4)。チェックボックスがチェックされていれば、フィ
ルタリング条件の設定処理なので、図10(b)のステ
ップS45にジャンプする。この例の場合、メールの受
信処理であり、チェックボックスがチェックされていな
いので、メール読出装置41cは、メールサーバ22と
接続する(ステップS65)。
【0075】また、コマンド処理装置41dは、例え
ば、図7(b)に示すような、メールのSubject
を要求するためのボタンを備えるHTML文(Webペ
ージ)を通信装置41eを介してクライアント1−1に
送信する(ステップS65)。
【0076】クライアント1−1は、このHTML文を
受信して表示する(ステップS53)。ユーザは、電子
メールを取得するために、「Subject要求」ボタ
ンを押し、CPU11は、サーバシステム2に「Sub
ject要求信号」を送信する(ステップS54)。
【0077】Webメールフィルタ21は、クライアン
ト1−1から「Subject要求信号」を受信する
(ステップS67)。受信した「Subject要求信
号」に応答して、メール読出装置41cは、メールボッ
クスから未読のメールのSubjectのみを抽出する
(ステップS68)。次に、コマンド処理装置41d
は、設定別加工装置41gに指示して、メール読出装置
41cが抽出したSubjectのうちから、設定保存
装置41fが記憶するフィルタリング条件に合致するも
のを選択させる(ステップS69)。
【0078】例えば図12の符号91に示すように条件
が設定されている場合は、Subjectが「会議or
緊急」となっているため、ステップS68で抽出したメ
ールのSubjectの中から、「会議」、又は「緊
急」の言葉を含むメールを抽出する。また、Fromと
して「高山or山田」が設定されているため、ステップ
S68で抽出したメールの中から送信者が「高山」又は
「山田」であるSubjectを抽出する。コマンド処
理装置41dは、このようにしてフィルタリングしたS
ubjectをUI装置43bでHTML形式に変換さ
せる。この際、「チェックボタン」をSubject毎
に追加し、更に「読む」ボタンを追加し、完成したHT
ML文をクライアント1−1に送信する(ステップS7
0)。このHTML文(Subjectとチェックボタ
ンを含むもの)のイメージを図12に符号92で示す。
このイメージは、図6の符号61と同一であり、以後の
動作は、第1の実施の形態と同一である。
【0079】即ち、クライアント1−1は、Webメー
ルフィルタ21からのHTML文を受信し、ブラウザに
より表示する(ステップS55)。ユーザは、表示され
た「Subject」から本文を読む必要があると判断
した場合は「チェックボタン」をチェックし、「読む」
ボタンを押す。ブラウザは、この操作により、選択され
たメールの本文を要求する信号をWebメールフィルタ
21に送信する(ステップS56)。
【0080】サーバシステム2のコマンド処理装置41
dは、「本文要求信号」を受信し(ステップS59)、
メール読出装置41cは、メールボックスに格納されて
いるメールの中から本文要求信号で要求されたメール本
文を抽出し(ステップS72)、コマンド処理装置21
dは、抽出したメール本文をUI装置41bでHTML
形式に変換し、クライアント1−1に送信する(ステッ
プS73)。
【0081】クライアント1−1は、本文データを受信
し、ブラウザがこれを画像表示部14aに表示する(ス
テップS57)。従って、ユーザは、HTML文の形式
で、自己宛のメールを読むことができる。
【0082】なお、ステップS53で、クライアント1
−1から供給されたIDとパスワードがメールサーバに
登録されていないと判断した場合は、認証装置41a
は、クライアント1−1は正規ユーザでないと判断し、
エラー処理を行う(ステップS74)。
【0083】以上説明したように、この実施の形態のメ
ールシステムでは、ユーザが設定した条件に合致するS
ubjectのみがクライアントに通知される。従っ
て、ユーザは、サーバシステム2からメールを効率よく
取得することが可能となる。
【0084】上記説明では、メールを取得する前に予め
フィルタリング条件を設定するようにしたが、フィルタ
リング条件を設定するタイミングは上記に限らずに、例
えばメールを取得する直前等任意のタイミングで変更可
能としてもよい。
【0085】また、ユーザが取得したいメールのフィル
タリング条件を設定したが、フィルタリング条件は取得
したいメールに限らずに、例えば、予めわかっている送
信者からの定期的に送信されるメールを削除するための
フィルタリング条件を設定する等設定方法、設定項目等
は任意である。
【0086】また、第2の実施の形態では、フィルタリ
ング条件に合致するSubjectの一覧から表示対象
のメールを選択したが、Subject一覧の中から選
択する行為なしに、フィルタリング条件に合致する全て
のメールを表示してもよい。
【0087】(第3の実施の形態)クライアントの中に
は、横方向の画面サイズが小さく、1行当たりの表示文
字数が少ないものが存在する。このような表示画面にメ
ールを表示すると、メールを読むために横方向のスクロ
ールが必要となったり、メールの1行が複数行に表示さ
れ、行の途中で改行されたりする。そこで、クライアン
トの画面サイズに応じて、適切な表示ができるようにメ
ールを加工する電子メールシステムを第3の実施の形態
として説明する。
【0088】この実施の形態の電子メールシステムの構
成は、図1に示すコンピュータネットワークシステムと
実質的に同一であり、クライアント1−1〜1−nと、
サーバシステム2と、ネットワーク3とから構成されて
いる。
【0089】クライアント1−1〜1−nの基本構成
は、図2に示す構成と実質的に同一である。サーバシス
テム2の基本構成は、図4に示す第1の実施の形態の構
成と実質的に同一である。ただし、Webメールフィル
タ21は、図11に示すように、認証装置51aと、U
I装置51bと、メール読出装置51cと、コマンド処
理装置51dと、通信装置51eと、機種コード判別装
置51fと、機種別加工装置51gと、から構成されて
いる。
【0090】認証装置51aと、UI装置51bと、メ
ール読出装置51cと、コマンド処理装置51dと、通
信装置51eとは、図4を参照して説明した認証装置2
1aと、UI装置21bと、メール読出装置21cと、
コマンド処理装置21dと、通信装置21eと、実質的
に同一の構成及び機能を有する。
【0091】機種コード判別装置51fは、図15に示
すような複数の機種コードと、各機種コードに対応付け
られた表示サイズ(1行当たりの表示可能な文字数)を
記憶する機種テーブルを有し、クライアント1−1が指
定した機種コードに対応する表示サイズを機種別加工装
置51gに供給する。
【0092】機種別加工装置51gは、機種コード判別
装置51fから供給される表示サイズに従って、メール
がクライアントで読みやすく表示されるように、メール
サーバ22から抽出したメールの折り返し位置を調整す
る。
【0093】即ち、サーバシステム2から受信したメー
ルをそのまま画像表示部14aに表示すると、機種によ
って表示サイズが異なるため、図18の符号152のよ
うに、メールの各行の末尾に配置された改行をそのまま
使用することになり、メールの1行が画面上で2行や3
行に表示され、読みにくい。また、メールの1行を一度
に表示できない場合もある。このため、機種別加工装置
51gは、図18の符号151のように、クライアント
の表示サイズに合うように1行当たりの文字数を変換し
て、読みやすいメールを表示するように加工する。
【0094】変換は、例えば、次のように行う。1)メ
ールの行末の改行を削除する。ただし、行の中間に位置
する改行はそのまま残す。2)通常のワードプロセッシ
ング処理と同様に、各行の文字数をクライアントの表示
サイズに適合した文字数に設定する。3)必要に応じ
て、調整後の各行の末尾位置に改行を追加する。
【0095】次に、このような電子メールシステムにお
ける処理について、図17(a),(b)、図18を参
照して説明する。
【0096】まず、ユーザは、図5のステップS11と
同様に、クライアント1−1を、サーバーシステム2に
接続して、ブラウザを起動する。サーバシステム2は、
Webページをクライアント1−1に供給する(ステッ
プS91)。
【0097】クライアント1−1は、Webメールフィ
ルタ21から供給されたWebページを受信し、画像表
示部14aに表示する(ステップS81)。ユーザは、
図5のステップS2と同様に、IDとパスワードを入力
し、送信する(ステップS82)。
【0098】Webメールフィルタ21はIDとパスワ
ードを受信し(ステップS92)、正当権限を有する者
のアクセスであるか否かを判断する(ステップS9
3)。ステップS93で正当な権限を有する者のアクセ
スであると判断された場合、メール読出装置51cは、
擬似的なメーラとしてメールサーバ22と接続する(ス
テップS94)。また、コマンド処理装置51dは、メ
ールのSubjectを要求するためのボタンと、機種
コード判別装置51fの各機種コードテーブルに登録さ
れている機種の何れかを選択するための機種選択ボタン
と、を備えるWebページをクライアント1−1に送信
する(ステップS95)。
【0099】クライアント1−1は、このページを受信
して表示する(ステップS83)。このページのイメー
ジを図16に示す。ユーザは、電子メールを取得・表示
するために、「Subject要求」ボタンと、クライ
アント1−1に該当する「機種」ボタンとを押し、CP
U11は、この押操作に応答して、サーバシステム2に
「Subject要求信号」と「機種コード信号」を送
信する(ステップS84)。
【0100】Webメールフィルタ21のコマンド処理
装置51dは、クライアント1−1から「Subjec
t要求信号」と「機種コード信号」を通信装置51eを
介して受信する(ステップS96)。受信した「Sub
ject要求信号」に応じて、メール読出装置51c
は、ステップS93でIDとパスワードによって特定さ
れたメールボックスから、未読メールのSubject
のみを抽出する(ステップS97)。
【0101】また、コマンド処理装置51dは、受信し
た「機種コード信号」を機種コード判別装置51fに供
給して、機種コード判別装置51fが記憶するテーブル
の中から、供給された機種コードに対応する表示サイズ
を機種別加工装置51gに供給させる。コマンド処理装
置51dは、機種別加工装置51gにステップS97で
抽出したSubjectの折り返し(改行位置)調整を
する(ステップS98)。この際、「チェックボタン」
をSubject毎に追加する。このため、Subuj
ectと追加ボタンを合わせた長さが、1行に収まるよ
うに、Subject部分の折り返し位置を調整する。
さらに、メール本文の送信を要求する「読む」ボタンを
追加して、HTML文に変換する。完成したHTML文
をクライアント1−1に送信する(ステップS99)。
HTML文の一例を図18に符号61に示す。
【0102】クライアント1−1は、このHTML文を
受信し、ブラウザにより表示する(ステップS85)。
この際、折り返し位置が調整されているので、Subj
ectが長い場合でも、ボタンの位置がずれたりするこ
とが無く、読みやすい状態で表示される。ユーザは、画
像表示部14aに表示された「Subject」から、
本文を読む必要があると判断した場合は「チェックボタ
ン」をチェックし、「読む」ボタンを押す。ブラウザ
は、この操作により、選択されたメールの本文を要求す
る信号をWebメールフィルタ21に送信する(ステッ
プS86)。
【0103】Webメールフィルタ21のコマンド処理
装置51dは、「本文要求信号」を通信装置51eを介
して受信する(ステップS100)。コマンド処理装置
51dは、「本文要求信号」の受信に応じて、メール読
出装置51cにIDとパスワードによって特定されたメ
ールボックスに格納されているメールの中から本文要求
信号で要求されたメール本文を抽出させる(ステップS
101)。次に、抽出したメール本文を、機種別加工装
置51gで、クライアント1−1の表示サイズに従っ
て、折り返し位置を調整する(ステップS102)。コ
マンド処理装置51dは、折り返し位置が調整されたメ
ール本文をUI装置51bでHTML形式に変換させ
て、クライアント1−1に送信する(ステップS10
3)。
【0104】クライアント1−1の通信部16は、サー
バシステム2から本文データを受信し、ブラウザがこれ
を画像表示部14aに表示する(ステップS87)。表
示されたメールは、折り返し位置が表示サイズに合わせ
て調整されているので、図18に示すように、符号15
1と152とで比較して示すように、読みやすい状態で
表示される。このようにして、ユーザは、Subjec
tの内容から選択したメールのみをHTML形式で読む
ことができる。
【0105】なお、ステップS93で、クライアント1
−1から供給されたIDとパスワードがメールサーバに
登録されていないと判断した場合は、認証装置51a
は、クライアント1−1は正規ユーザでないと判断し、
エラー処理を行う(ステップS104)。
【0106】以上説明したように、この実施の形態の電
子メールシステムでは、クライアントの表示サイズに合
わせて折り返し調整された文章が表示されるため、見や
すいメールを表示することができる。
【0107】上記説明では、ユーザ自身が使用機種を選
択して、サーバシステム2に通知したが、予め記憶部1
3等に機種コードを登録しておき、ステップS82でI
Dコードとパスワードを送信する際に、或いは、Sub
ject要求信号を送信する際に、記憶されている機種
コードを読み出して、自動的に送信するようにしてもよ
い。機種コードとしては、前述の機種のタイプを示すも
のに限定されず、機種そのもの、例えば、製造会社と機
種名等を指定するようにしてもよい。この場合、サーバ
システム2の機種テーブルには、機種とその表示サイズ
を登録する。また、クライアントからサーバに機種コー
ドを送信する代わりに、1行当たりの表示文字数をサー
バシステム2に通知するようにしてもよい。
【0108】上記説明では、メールの1行当たりの表示
文字数を使用機種の表示形態に応じて変換したが、使用
機種に応じて加工する対象は任意である。電子メールに
添付されている添付ファイルのデータ形式がクライアン
ト1−1が処理できない形式の場合、添付ファイルを、
削除してもよい。この場合、機種テーブルには、使用機
種毎に、処理できるファイル形式の一覧を登録してお
き、この一覧に登録されていない形式のデータからなる
添付ファイルは削除する。
【0109】また、第3の実施の形態でも、Subje
ct一覧から表示対象のメールを選択したが、Subj
ect一覧の中から選択する行為なしに、未読の全ての
メールの表示形式を変換してクライアント1−1に送信
してもよい。また、サーバからクライアント1−1にS
ubjectやメール本文を送信する際、HTML文に
変換する必要は必ずしもない。
【0110】(第4の実施の形態)クライアントのメモ
リが小さく、大きいサイズのメールをダウンロードする
ことができないときもある。そこで、クライアントがダ
ウンロード可能なサイズのSubjectのみをサーバ
システムからクライアントに通知する電子メールシステ
ムを第4の実施の形態として説明する。
【0111】この実施の形態の電子メールシステムの構
成は、図1に示すコンピュータネットワークシステムと
実質的に同一であり、クライアント1−1〜1−nと、
サーバシステム2と、ネットワーク3とから構成されて
いる。
【0112】クライアント1−1〜1−nは、図19に
示すように、バス17を介して、CPU11と、RAM
12と、記憶部13と、表示/入力部14と、ボタン入
力部15と、通信部16と、RAM空き容量管理メモリ
18と、から構成される。CPU11と、RAM12
と、記憶部13と、表示/入力部14と、ボタン入力部
15と、通信部16とは、図2を参照して説明したもの
と実質的に同一の構成及び機能を有する。RAM空き容
量管理メモリ18は、RAM12の空き容量を記憶す
る。
【0113】サーバシステム2の構成は、図14を参照
して説明したものと実質的に同一の構成及び機能を有す
る。機種コード判別装置51fは、図20に示すような
複数の機種コードと、各機種コードに対応付けて表示可
能な添付ファイルのデータ形式を記憶する
【0114】次に、このような電子メールシステムにお
ける処理について、図21(a),(b)、図22を参
照して説明する。
【0115】まず、ユーザは、クライアント1−1をサ
ーバシステム2に接続して、ブラウザを起動する。サー
バシステム2は、Webメールフィルタ21からWeb
ページをクライアント1−1に供給する(ステップS1
31)。
【0116】クライアント1−1は、Webページを受
信し画像表示部14aに表示する(ステップS11
1)。ユーザは、IDとパスワードを入力し、送信する
(ステップS112)。
【0117】Webメールフィルタ21はIDとパスワ
ードを受信し(ステップS132)、正当権限を有する
者のアクセスであるか否かを判断する(ステップS13
3)。ステップS133で正当な権限を有する者のアク
セスであると判断された場合、メール読出装置51c
は、擬似的なメーラとしてメールサーバ22と接続する
(ステップS134)。また、コマンド処理装置51d
は、メールのSubjectを要求するためのボタン
と、機種コード判別装置51fの各機種コードテーブル
に登録されている機種の何れかを選択するための機種選
択ボタンと、を備えるWebページをクライアント1−
1に送信する(ステップS135)。
【0118】クライアント1−1は、このWebページ
を受信し(ステップS113)、図16に示すような表
示を画像表示部14aに表示させる。ユーザは、電子メ
ールを取得・表示するために、「Subject要求」
ボタンと、クライアント1−1に該当する「機種」ボタ
ンを押し、CPU11は、この押操作に応答して、「S
ubject要求信号」と「機種コード信号」をサーバ
システム2に送信すると共に、RAM空き容量管理メモ
リ18から空き容量を読み取って「空き容量データ」を
送信する(ステップS114)。
【0119】Webメールフィルタ21のコマンド処理
装置51dは、クライアント1−1から「Subjec
t要求信号」と「機種コード信号」と「空き容量デー
タ」を通信装置51eを介して受信する(ステップS1
36)。この受信に応じてメール読出装置51cは、ス
テップS133でIDとパスワードによって特定された
メールボックスから、未読メールのサイズを読み取る。
ここで、未読メールのサイズとは、メール全体のサイズ
であり、添付ファイルが存在する時は添付ファイルを含
むものとする。メールボックスから読み取ったサイズ
と、受信した空き容量データとを比較して、空き容量デ
ータの方がサイズが大きいか、即ちクライアントがダウ
ンロード可能なデータのサイズであるか否かを判別し、
ダウンロード可能であると判別されたメールを抽出する
(ステップS137)。さらに、ダウンロード可能であ
ると判別されたメールの中から、メール本文及び添付フ
ァイルがクライアント1−1の画像表示部14aに表示
可能な形式であるか否かを判別する。この判別の結果、
表示可能であると判別されたメールのSubjectを
読み出す(ステップS138)。また、読み出したSu
bjectにメール本文の送信を要求する「読む」ボタ
ンを追加して、HTML文に変換する。完成したHTM
L文をクライアント1−1に送信する(ステップS13
9)。このHTML文のイメージを図22に符号191
で示す。
【0120】クライアント1−1は、このHTML文を
受信し、ブラウザにより表示する(ステップS11
5)。ユーザは、画像表示部14aに表示された「Su
bject」から、本文を読む必要があると判断した場
合は「チェックボタン」をチェックし、「読む」ボタン
を押す。ブラウザは、この操作により、選択されたメー
ルの本文を要求する信号をWebメールフィルタ21に
送信する(ステップS116)。
【0121】Webメールフィルタ21のコマンド処理
装置51dは、「本文要求信号」を通信装置51eを介
して受信する(ステップS140)。コマンド処理装置
51dは、「本文要求信号」の受信に応じて、メール読
出装置51cにIDとパスワードによって特定されたメ
ールボックスに格納されているメールの中から本文要求
信号で要求されたメール本文を抽出させる(ステップS
141)。コマンド処理装置51dは、抽出したメール
本文をUI装置51bでHTML形式に変換させて、ク
ライアント1−1に送信する(ステップS142)。H
TML文の一例を図22に符号192で示す。
【0122】クライアント1−1は、このHTML文を
受信し、ブラウザにより表示する(ステップS11
7)。ユーザは、画像表示部14aに表示されたメール
本文から、添付ファイルを読む必要があると判断した場
合は、添付ファイルをチェックする。ブラウザは、この
操作により、選択された添付ファイルを要求する信号を
Webメールフィルタ21に送信する(ステップS11
8)。
【0123】Webメールフィルタ21のコマンド処理
装置51dは、「添付ファイル要求信号」を通信装置5
1eを介して受信する(ステップS143)。コマンド
処理装置51dは、「添付ファイル要求信号」の受信に
応じて、メール読出装置51cに該当するメールボック
スから添付ファイルを抽出させる(ステップS14
4)。コマンド処理装置51dは、抽出した添付ファイ
ルをUI装置51bでHTML形式に変換させて、クラ
イアント1−1に送信する(ステップS145)。
【0124】クライアント1−1の通信部16は、サー
バシステム2から添付ファイルデータを受信し、ブラウ
ザがこれを画像表示部14aに表示する(ステップS1
19)。
【0125】なお、ステップS133で、クライアント
1−1から供給されたIDとパスワードがメールサーバ
に登録されていないと判断した場合は、認証装置51a
は、クライアント1−1は正規ユーザでないと判断し、
エラー処理を行う(ステップS146)。
【0126】以上説明したように、この実施の形態の電
子メールシステムでは、サーバシステムがクライアント
にダウンロード可能であると判別したメールのSubj
ectをクライアントに通知する。従って、ユーザは、
サーバシステムから通知されたSubjectを、メー
ルのサイズを気にすることなく全てダウンロードするこ
とが可能となる。
【0127】上記説明では、サーバシステムは、クライ
アントにダウンロード可能であるか否かを、添付ファイ
ルを含むメールのサイズで判別したが、メール本文のサ
イズで判別しても良い。この場合、サーバシステム2の
メール読出装置51cは、未読メールのサイズを読み取
り、受信した空き容量データと比較して、ダウンロード
可能なサイズであるか否かを判別する。この判別で、ダ
ウンロード可能と判別されたメールは、Subject
を読み出す。一方、ダウンロード不可能であると判別さ
れたメールは、更に、添付ファイルが存在するか否かを
判別する。添付ファイルが存在すると判別されたとき
は、メール本文のサイズを読み取り、受信した空き容量
データと比較して、メール本文がダウンロード可能なサ
イズであるか否かを判別する。この判別で、ダウンロー
ド可能なサイズであると判別されたメール本文について
は、このメールのSubjectを読み出す。読み出し
たこれらのSubjectと、「読む」ボタンと、をク
ライアント1−1に送信する。ここで、サーバシステム
2は、メール本文のみダウンロード可能と判別されたメ
ールの添付ファイル要求信号をサーバシステムが受信し
たとき、サイズが大きくダウンロード不可能であること
を通知する信号をクライアント1−1に送信する。
【0128】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、第1
〜第4の実施の形態の各機能を組み合わせてもよい。例
えば、クライアント1−1がWebメールフィルタ21
に接続した状態で、Webメールフィルタ21は、例え
ば、図23(a)に示すようなWebページを送信す
る。このWebページは、IDとパスワードを入力し、
メールの処理に関する各種の指示を入力して、送信する
ためのものである。このようにすることで、各種処理の
選択・組み合わせが可能となり、例えば、フィルタリン
グ処理を行い、且つ、折り返し調整を行ったSubje
ctを要求することができる。また、予め図23(a)
に示すIDとパスワードを入力して送信後、図23
(b)に示すようなWebページが表示されるようにし
てもよい。この場合、例えば、「メールフィルタリング
条件設定」を選択すると、条件を設定する画面、即ち、
図12の符号91に示すような画面が表示される。この
ような処理方法とすることで、クライアント1−1とW
ebメールフィルタ21との交信回数を減らし、且つ、
Webメールフィルタ21が備える各種機能を任意に選
択して利用することができる。
【0129】なお、第1〜第4の実施の形態では、サー
バシステム2からクライアント1−1に送信する情報を
HTML形式の文書で統一したが、クライアント1−1
が選択あるいは指示可能な形式ならば、任意の形式でデ
ータをサーバシステムからクライアント1−1に送信す
ることができる。
【0130】なお、この発明は、専用のクライアント1
−1及びサーバシステム2によらず、通信機能を有する
任意のコンピュータをクライアント1−1又はサーバシ
ステム2として使用可能である。例えば、上述の図5
(a)、10(a)、11(a)、17(a)に示す処
理のうちコンピュータが担当する処理を実行するための
プログラムをフロッピーディスク、CD−ROM、MO
等の記録媒体に格納して頒布し、このプログラムを図示
せぬCD−ROMドライブ等から記憶部13にインスト
ールし(インストールした時点で、記憶部13が新たな
記録媒体となる)、このプログラムをOS(オペレーテ
ィングシステム)上で実行することにより、コンピュー
タをクライアント1−1として使用することができる。
【0131】同様に、上述の図5(b)、10(b)、
11(b)、17(b)に示す処理のうちコンピュータ
(又はコンピュータ群)が担当する部分を実行するため
のプログラムを記録媒体に格納して頒布し、このプログ
ラムの各対応部分をWebメールフィルタ21を構成す
るコンピュータに転送してインストールし、OS上で実
行することにより、コンピュータ(群)をサーバシステ
ムとして使用することができる。
【0132】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分を除い
たプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明
では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機
能又はステップを実行するためのプログラムが格納され
ているものとする。
【0133】また、ネットワーク3と通信部16,通信
装置21e、41e、51eを介してプログラムをコン
ピュータに頒布してもよい。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サーバシステムに新たな機能が追加した場合、We
bメールフィルタから、新たな機能を選択・指示するた
めの画面をクライアントに送信し、クライアントで機能
を指定する。従って、クライアントは、機能を更新しな
くてもメールに関する機能を追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメールシステムの構成を示す図であ
る。
【図2】PDAの構成を示す図である。
【図3】表示入力部の構成を示す図である。
【図4】サーバシステムの構成を示す図である。
【図5】本発明のメールシステムのメール送受信の動作
の説明を示すフローチャートである。
【図6】本発明のメールシステムのメール送受信の動作
の説明を示す図である。
【図7】(a)は、ID、パスワードを入力する場合に
表示するWebページの1例であり、(b)は、Sub
jectを要求するか否かを選択する場合に表示するW
ebページの1例である。
【図8】クライアントが要求したSubjectからメ
ールを削除する場合に表示するWebページの1例であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態のメールシステムの
Webメールフィルタの構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のメールシステム
のフィルタリング設定の動作の説明を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の第2の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のメールシステム
の、IDとパスワードの入力とフィルタリング設定をす
るか否かを選択する場合に表示するWebページの1例
である。
【図14】本発明の第3の実施の形態のメールシステム
のWebメールフィルタの構成を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態のメールシステム
の、機種コードの1例を示す図である。
【図16】第3の実施の形態のメールシステムのWeb
ページの例を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明の第3の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示す図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態のクライアントの
構成を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態のメールシステム
の、添付ファイルのデータ形式の1例を示す図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態のメールシステム
のメール送受信の動作の説明を示す図である。
【図23】本発明の応用例のWebページの例を示す図
である。
【符号の説明】
1−1〜1−n・・・クライアント、2・・・サーバシステ
ム、3・・・ネットワーク、11・・・CPU、12・・・RA
M、13・・・記憶部、14・・・表示/入力部、15・・・ボ
タン入力部、16・・・通信部、17、23・・・バス、18
・・・RAM空き容量管理メモリ、21・・・Webメールフ
ィルタ、21a、41a、51a・・・認証装置、21
b、41b、51b・・・UI装置、21c、41c、5
1c・・・メール読出装置、21d、41d、51d・・・コ
マンド処理装置、21e、41e、51e・・・通信装
置、22・・・メールサーバ、41f・・・設定保存装置、4
1g・・・設定別加工装置、51f・・・機種コード判別装
置、51g・・・機種別加工装置、61、91、92、1
51、152・・・Webページ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/58

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバとクライアントから構成される電子
    メールシステムであって、 前記サーバは、クライアントのための電子メールを記憶
    するメールサーバと、前記メールサーバに記憶された電
    子メールに関する指示を入力させるための入力指示用デ
    ータを前記クライアントに送信すると共に前記クライア
    ントから入力された指示を受信し、受信した指示に従っ
    て前記メールサーバが記憶するメールを処理するメール
    フィルタとを備え、 前記クライアントは、前記メールフィルタから送信され
    る入力指示用データを受信し、受信した入力指示用デー
    タに基づき入力画面を表示する表示手段と、前記表示手
    段に表示された入力画面から入力された指示を前記メー
    ルフィルタに供給する供給手段とを備えることを特徴と
    する電子メールシステム。
  2. 【請求項2】前記入力指示用データは、表示画面を定義
    するHTML(Hyper Text Markup Language)形式で形成
    され、 前記クライアントの表示手段は、Webページの閲覧ソ
    フトであるブラウザを含む、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子メールシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記メールフィルタは、入力指示用データ
    として、前記メールサーバが記憶している電子メールか
    ら読み出される電子メールを選択するための入力画面デ
    ータを前記クライアントに送信し、 前記クライアントは、電子メールの選択データを前記メ
    ールフィルタに送信し、 前記メールフィルタは、前記クライアントからの選択デ
    ータに基づき、前記メールサーバから選択された電子メ
    ール取り出し、HTML形式のデータに変換して前記ク
    ライアントに出力する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記メールフィルタは、入力指示用データ
    として、特定の電子メールを選択するための選択条件を
    入力するための画面データを前記クライアントに送信
    し、 前記クライアントは、入力された選択条件を前記メール
    フィルタに送信し、 前記メールフィルタは、前記クライアントから送信され
    た選択条件を記憶し、記憶した選択条件に従って前記メ
    ールサーバが記憶するメールを選択して処理する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステ
    ム。
  5. 【請求項5】前記メールフィルタは、入力指示用データ
    として、前記クライアントの表示画面の表示サイズを特
    定するためのサイズデータを入力するための画面データ
    を送信し、 前記クライアントは、表示サイズデータを前記メールフ
    ィルタに送信し、 前記メールフィルタは、前記クライアントから送信され
    た表示サイズデータに従って、前記メールサーバから読
    み出した電子メールをHTML形式のデータに変換して
    前記クライアントに送信する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステ
    ム。
  6. 【請求項6】前記メールフィルタは、入力指示用データ
    として、ダウンロード可能な空き容量のサイズデータを
    入力するための画像データを前記クライアントに送信
    し、 前記クライアントは、サイズデータを前記メールフィル
    タに送信し、 前記メールフィルタは、前記クライアントから送信され
    たサイズデータを記憶し、記憶したサイズデータに従っ
    て前記メールサーバが記憶するメールの中から送信可能
    なメールを読み出してHTML形式のデータに変換して
    前記クライアントに送信する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電子メールシステ
    ム。
  7. 【請求項7】サーバと複数のクライアントから構成さ
    れ、電子メールを送受信する電子メールシステムであっ
    て、 前記サーバは、複数の電子メールを記憶するメールサー
    バと、前記メールサーバに記憶された電子メールに関す
    る特定の処理に関して、前記クライアントに前記特定の
    処理を選択するためのWebページを提供するWebペ
    ージ提供手段と、前記クライアントで前記Webページ
    に入力された指示を受信し、疑似的なメーラとして、前
    記メールサーバ上の電子メールに対して前記特定の処理
    を実行するメール処理手段とを備え前記クライアント
    は、前記Webページ提供手段から供給されるWebペ
    ージを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された
    Webページに処理を特定するデータを入力する入力手
    段と、前記入力手段により入力されたデータを前記メー
    ル処理手段に送信する手段とを備えることを特徴とする
    電子メールシステム。
  8. 【請求項8】メールサーバの保持している電子メールを
    クライアントが読み出すための補助を行なう電子メール
    補助装置であって、 前記メールサーバに記憶された電子メールに関する指示
    を入力するための指示入力画面を定義する画面定義デー
    タを前記クライアントに送信する送信手段と、 前記クライアントで前記指示入力画面を用いて入力され
    た指示を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した指示に従って、前記メールサー
    バが記憶する電子メールを処理する処理手段と、 を備えたことを特徴とする電子メール補助装置。
  9. 【請求項9】前記画面定義データは、HTML(Hyper T
    ext Markup Language)形式で形成され、 前記送信手段は、前記クライアントに送信するメール
    を、ブラウザで閲覧可能なHTML文形式に変換してか
    ら送信する、 ことを特徴とする請求項8に記載の電子メール補助装
    置。
  10. 【請求項10】前記送信手段は、画面定義データとし
    て、前記メールサーバが記憶している電子メールから読
    み出される電子メールを選択するためのデータを前記ク
    ライアントに送信し、 前記処理手段は、前記クライアントからの選択データに
    基づき、前記メールサーバから電子メール取り出し、H
    TML形式のデータに変換して前記クライアントに出力
    する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電子メール補助装
    置。
  11. 【請求項11】前記送信手段は、画面定義データとし
    て、特定の電子メールを選択するための選択条件を入力
    するためのデータを前記クライアントに送信し、 前記処理手段は、前記クライアントから送信された選択
    条件を記憶し、記憶した選択条件に従って前記メールサ
    ーバが記憶する電子メールを処理する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電子メール補助装
    置。
  12. 【請求項12】前記送信手段は、画面定義データとし
    て、前記クライアントの表示画面の表示サイズを特定す
    るためのサイズデータを入力するためのデータを送信
    し、 前記処理手段は、前記クライアントから送信された表示
    サイズデータに従って、前記メールサーバから読み出し
    た電子メールをHTML形式のデータに変換して前記ク
    ライアントに送信する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電子メール補助装
    置。
  13. 【請求項13】前記送信手段は、画面定義データとし
    て、前記クライアントの空き容量サイズを特定するため
    のサイズデータを入力するためのデータを送信し、 前記処理手段は、前記クライアントから送信されたサイ
    ズデータを記憶し、記憶したサイズデータに従って前記
    メールサーバが記憶するメールの中から送信可能なメー
    ルを読み出してHTML形式のデータに変換して前記ク
    ライアントに送信する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電子メール補助装
    置。
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