JPH11202612A - 現像方法、これを用いた多色画像方法及び画像形成方法 - Google Patents
現像方法、これを用いた多色画像方法及び画像形成方法Info
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- JPH11202612A JPH11202612A JP428998A JP428998A JPH11202612A JP H11202612 A JPH11202612 A JP H11202612A JP 428998 A JP428998 A JP 428998A JP 428998 A JP428998 A JP 428998A JP H11202612 A JPH11202612 A JP H11202612A
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Abstract
ブピッチの濃淡が防止され、現像スリーブ及びその表面
を保護するコート材が高速機の寿命まで維持され、スリ
ーブ表面にトナーがこびりついて離れなくなるスリーブ
汚染現象の発生が防止され、スリーブゴーストが発生し
ないようにトナーの帯電量を手軽に制御することができ
る、トナーの帯電を安定にすることができ、これによっ
て画像濃度を耐久においても維持できる現像装置を提供
すること。 【解決手段】 現像剤担持体上に薄層にされ正極性一成
分現像剤を用いて静電潜像担持体上に形成された静電潜
像を可視化する現像装置において、現像剤担持体の表面
に、少なくともフェノール樹脂、四級アンモニウム塩、
TiO2及びカーボンブラックを含有する導電性樹脂被
覆層が設けられている現像方法。
Description
て静電潜像担持体に潜像を形成し、静電潜像を可視像化
する現像方法に関し、例えば、電子写真方式プリンタ
ー、複写機等の現像方法、これを用いた多色画像形成方
法及び画像形成方法にかかわる。
に、静電潜像担持体として、例えば、感光ドラム1を有
するが、感光ドラム1の表面には、OPC、α−Si等
からなる光導電層が設けられており、図5に示すよう
に、時計周りに回転するように構成されている。更に、
該感光ドラム1は、隣接して設けられている一次帯電器
3によって、その表面が一様に帯電され(例えば、+5
00Vに)、次いで、この一様に帯電された感光ドラム
1の表面に画像露光12が行われて、感光ドラム1上に
静電潜像が形成される。尚、画像露光12には、例え
ば、アナログ露光や半導体レーザー或いはLEDアレー
が用いられる。
ラム1上の静電潜像は、現像器2を有する現像装置によ
って正規現像或いは反転現像されて、トナー像として可
視化される。この際に使用される現像装置としては、例
えば、図2に示すような、現像剤を貯えておくトナーホ
ッパー9と現像器2の部分からなり、ホッパー9からマ
グロール24を介して現像器へトナーを送るタイプ等が
ある。図2において現像器2内の現像剤は、攪拌棒2B
及び2Cによって現像剤担持体である現像スリーブ2A
へと送られて、現像スリーブ2Aと感光ドラム1とが対
向している現像領域で、静電潜像担持体(感光ドラム
1)上の静電潜像を可視像化してトナー像を形成する。
その後、このトナー像を、矢印方向に進む転写材8上に
転写帯電器4により転写して、定着器7に送ってトナー
像を定着して定着画像を得る。
乾式1成分磁性トナー中に、帯電量を制御するための物
質、例えば、気相法シリカ(以下乾式シリカと称す)を
外添することが知られている。例えば、正極性トナーに
おいては、スチレンアクリル樹脂にマグネタイトを80
重量部有する正極性トナーに対して、強いポジ特性を示
す乾式ポジシリカを外添する方法がある。例えば、帯電
制御剤としてニグロシンを有するポジトナーについて、
アミノ変性シリコーンオイル処理されたシリカをスチレ
ンアクリル樹脂の重量100重量部に対して0.8重量
%程度、外添した上で現像剤として使用すること等が知
られている。
た従来例においては以下のような問題点があった。従
来、特に高速機においては、感光ドラムとして高耐久の
α−Siドラムが用いられている。これは、高湿環境で
の画像流れを防止するために、感光ドラムの内部又は近
傍にヒーターが必要となるためである。一方、この場合
には、現像スリーブの形成材料として、熱伝導性が悪い
金属を使用することができなくなる。即ち、上記のドラ
ムヒーターの熱により現像スリーブにはドラム対向面側
のみに熱が加わることになるが、現像スリーブ材料にS
USのような熱伝導性が悪い金属を用いた場合には、反
対側との温度差が生じ易く、現像スリーブに熱偏析が起
こるが、該熱偏析は、スリーブピッチで画像の濃淡がで
きてしまう現象を起こし易いからである。従って、この
ような現象を防止する対策として、現像スリーブの形成
材料には、Al等の熱伝導性の良い金属が用いられる。
しかし、この場合は、Al等はSUS等に比べて強度に
劣るため、Al製等の現像スリーブにおいては、表面を
保護し、強度を向上させることができ、且つ帯電付与能
にも優れた材料を使用して、現像スリーブ表面に被覆層
を設けることが必要となる。
合については、スリーブゴースト対策として、特公平7
−117787号公報、特公平7−66217号公報に
記載されているように、SUSまたはAl等の現像スリ
ーブにコーティングを行うことが記載されている。しか
し、現像剤としてポジトナーを使用する場合について
は、正極性に安定してトナーを帯電することのできるコ
ート材料、或いは表面構造体は知られていないのが現状
である。トナー自体に、帯電制御剤(CA剤)やSiO
2を添加することによってトナーをポジに帯電させるこ
とはできるが、現像スリーブの表面に、ネガトナー用と
して知られている上記に記載されているようなコート材
料を使用した場合は、これらの材料は、もともと帯電系
列によりネガ帯電付与性があるため、ポジトナーでは逆
に帯電が落ちてしまうことが生じる。特に、この現象は
耐久により加速され、画像濃度が経時的にダウンするこ
とになる。即ち、後述する表1に示されているように、
本発明者の検討によれば、ポジトナーでは、ネガトナー
とは反対に、ピグメント(P)に対するバインダー
(B)の比率を、1:1から1:3へと上げていくと、
ポジ性が低下していくことがわかった。一方、Pに対す
るBの比率を1:1と下げていくと、トリボは比較的高
いが、耐久性が低下し、2万枚程度しか現像スリーブの
寿命がないことがわかった。
をしていくと、スリーブ表面にトナーがこびりついて離
れなくなるスリーブ汚染という現象が生じる。これはス
リーブ表面のトナーが、その上のトナーの帯電を抑制し
てしまうためトリボが下がり、これが画像濃度低下とい
う現象を引き起こすためである。この現象は、コートさ
れた現像スリーブを使用する場合のみならず、SUSス
リーブでも生じることがわかった。又、前述のネガトナ
ーをコートされた現像スリーブに用いるネガ系の場合の
ように、コート材の構成をスリーブゴーストのでないよ
うなP/B比にする等のコート処方を調整する手段は知
られておらず、スリーブゴーストの発生を有効に防止す
ることができなかった。これらの現象は、特に、キヤリ
アのような帯電補助部材を用いない一成分磁性トナーを
使用した場合に生じ易かった。
像剤担持体(以下、現像スリーブとも呼ぶ)上に薄層に
された正極性に帯電される一成分現像剤を用いて、静電
潜像担持体上に形成された静電潜像を可視化する現像装
置において、現像スリーブの熱偏析によって生じるスリ
ーブピッチの濃淡を防止すると共に、トナーを正極性に
安定して帯電することができ、これによって画像濃度
を、耐久においても安定に維持できる現像方法を提供す
ることである。
薄層にされた正極性に帯電される一成分現像剤を用い
て、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を可視化す
る現像方法において、現像剤担持体及びその表面を保護
するコート材が、高速機の寿命まで維持され、且つトナ
ーを正極性に安定して帯電することができ、これによっ
て画像濃度を安定に維持することができる高耐久性を有
する現像方法を提供することである。
薄層にされた正極性に帯電される一成分現像剤を用い
て、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を可視化す
る現像方法において、スリーブ表面にトナーがこびりつ
いて離れなくなるスリーブ汚染という現象の発生が防止
されると共に、トナーの帯電を安定にすることができ、
これによって画像濃度を耐久においても維持できる現像
方法を提供することである。
薄層にされた正極性に帯電される一成分現像剤を用い
て、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を可視化す
る現像方法において、スリーブゴーストが発生しないよ
うにトナーの帯電量を手軽に制御することができる現像
方法を提供することである。
によって達成される。即ち、本発明は、現像剤担持体上
に正帯電性一成分現像剤の層を形成し、該正帯電性一成
分現像剤の層によって静電潜像担持体上に形成された静
電潜像を現像して可視化する現像方法において、上記現
像剤担持体の表面に、少なくともフェノール樹脂、四級
アンモニウム塩、TiO2及びカーボンブラックを含有
する導電性樹脂被覆層が設けられていることを特徴とす
る現像方法、これを用いた多色画像形成方法及び画像形
成方法である。
解決すべく、正帯電性トナーを用いた場合における現像
装置の現像スリーブの表面材料について鋭意研究の結
果、少なくともフェノール樹脂、四級アンモニウム塩、
TiO2及びカーボンブラックを含有する導電性樹脂被
覆層を現像剤担持体(現像スリーブ)表面に設ければ、
現像スリーブの熱偏析によって生じるスリーブピッチの
濃淡を防止することができると共に、トナーを正極性に
安定した状態で帯電でき、画像濃度を耐久においても維
持できることを知見して本発明に至った。
TiO2の平均粒径が0.1μm〜0.5μmであり、
且つTiO2の粉体抵抗が2〜20Ω・cm(100k
g/cm2圧粉体)である場合、カーボンブラックが導
電性カーボンブラックであって、且つ該導電性カーボン
ブラックのTiO2に対する重量比が20%以下であ
り、TiO2及び導電性カーボンブラック(P)と被覆
層の主成分であるフェノール樹脂(B)との重量比が
1:0.5〜1:3.0である場合、更には、導電性樹
脂被覆層に更にSnO2が含有されている場合に、スリ
ーブ汚染現象の発生や、スリーブゴーストの発生が有効
に防止され、画像濃度の高品位画像が得られる耐久性に
優れた現像装置となることがわかった。
態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。本発明の現像
装置において使用する現像剤担持体は、その表面に、少
なくともフェノール樹脂、四級アンモニウム塩、TiO
2及びカーボンブラックを含有する導電性樹脂被覆層を
有することを特徴とする。即ち、本発明において使用す
る現像スリーブは、基体と、その上に形成された導電性
樹脂被覆層とからなる。該基体には、熱伝導性に優れる
AlやCu、Ag等の材料を用いればよく、且つ表面が
ブラスト処理された円筒管等を用いることが好ましい。
て説明する。先ず、本発明においては、導電性樹脂被覆
層の膜形成材料として、上記した本発明の構成に至った
経緯について説明する。
スリーブの被覆材料として用いられている、フェノール
樹脂中に、グラファイトとカーボンブラックとを分散さ
せた系について、ポジトナーを用いて検討を行なった。
表1に、重量比率で、フェノール樹脂:グラファイト:
カーボンブラック=100:90:10(P/B比1:
1.0)の場合、100:45:5(P/B比1:2.
0)の場合、100:33:3.3(P/B比1:3.
0)の場合について画像評価をした結果を示す。尚、括
弧内のPはグラファイトとカーボンブラックとを併せた
重量であり、Bはバインダー樹脂の重量である。この結
果、表1からも明らかなように、いずれの場合にもトリ
ボ(Q/M)が比較的低く、それに対応して画像濃度も
低いことがわかった。これはこれらの樹脂被覆層の処方
自体がネガトナー用であるため、ポジトナーを使用した
場合には、逆にトリボを下げてしまうことによる。又、
耐久していくと、現像スリーブ表面にトナーがこびりつ
いて離れなくなるスリーブ汚染が起きてきた。これが起
きるとスリーブ上にこびりついたトナーの上のトナーは
帯電されにくくなり、更にトリボが下がる結果、濃度薄
が生じる。
とカーボンブラックとを分散させた系
現像スリーブの表面形状に起因しており、従来、用いら
れているグラファイトを使用した場合には、グラファイ
トはヘキ開面をもち、偏平で又、粒径も7μmと大きい
ため、樹脂中に分散させて用いると凹凸ができ、結果と
して、現像スリーブの表面に被覆された樹脂被覆層は、
その下地よりも粗れることになる。図9に、現像スリー
ブ表面の凹凸の平均傾斜Δaを示した。Δaは、山の傾
きを表し、同じRa、Rzでも図中のAはBよりも傾き
が高く、Δaは大きい値を示す。スリーブ汚染の発生に
対しては、このΔaが効くことがいくつかの実験より明
らかになり、上記したようなグラファイトを用いた系で
は、スリーブ汚染に対しては悪影響を与える。又、耐久
寿命に関しては、600,000〜800,000枚
(P/B=1:2.0)程度であった。
カーボンブラックを分散させた系についても同様な検討
を行い、その結果を表2に示す。エポキシ樹脂は帯電系
列からも、また実際の実験からも明らかなように、上記
したフェノール樹脂よりもネガ帯電性(自分はポジ帯
電)が強いので、ポジトナーの帯電部材としてはフェノ
ール樹脂よりも不利であった。又、スリーブ汚染に関し
ても、上記したフェノール樹脂の場合と同等程度に、グ
ラファイトを分散させると不利になることがわかった。
カーボンブラックとを分散させた系 他に、考えられる樹脂被覆層用のバインダー樹脂とし
て、スチレンアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、P
MMA、アクリルメラミン樹脂等を用いて検討したがい
ずれも良い結果は得られなかった。又、樹脂への添加剤
として、ZnO、アスパラギン酸、PMMA、アルミナ
等の微粒子について検討したが、いずれも良い結果は得
られなかった。
に、四級アンモニウム塩とTiO2とを含有させた被膜
を用いる系について同様の検討を行なった結果を示した
が、表3に示したように、トリボ(Q/M)が上がり、
且つ画像濃度が1.4程度と高くなった。これは四級ア
ンモニウム塩のSO3-がSOとなって樹脂に取り込まれ
るので、樹脂層全体がネガ性になるためと考えられる。
P/B比は1.0〜3.0迄、どれも良い結果が得られ
た。しかし、被膜中における分散の安定性と画像特性
(ゴースト、濃度、かぶり)とを勘案すると、P/B比
を0.5〜3.0の範囲にすることがより好ましいこと
がわかった。更に、表3に示したように、スリーブ汚染
に関しても良くなっていた。本発明者の検討によれば、
これはTiO2を用いているためと考えられる。以下、
その理由について説明する。
ウム塩とTiO2とを含有させた系
粒径と、先に説明したスリーブ表面の凹凸の平均傾斜Δ
aと、スリーブ汚染の関係を、表4に示した。表4か
ら、膜の表面の粗さの勾配は、膜中にTiO2を分散さ
せることで小さくできることがわかった。これに対し
て、従来のフェノール樹脂に対してグラファイトを用い
た系では、Δaが0.21程度であり、膜の表面の粗さ
の勾配が大きかった。更に、表4に示した結果から、被
膜中に分散させるTiO2の粒径は、0.1μm〜0.
5μm程度とすることがより好ましいことがわかった。
均傾斜Δaとスリーブ汚染の関係
O2の粉体抵抗と、スリーブゴーストの発生状態との関
係、及び画像濃度との関係を表5に示した。これよりT
iO2の粉体抵抗が2〜20Ω・cm(100kg/c
m2圧粉体)とすることが好ましいことがわかった。こ
れは抵抗が低すぎるとネガゴーストが出て、高すぎると
トナーのチャージアップによるポジゴーストが発生する
ためである。又、画像濃度の点からも、特に低湿ではト
ナーがチャージアップし易いため、上記の範囲とするこ
とが好ましいことがわかった。
ーストの発生及び画像濃度との関係
させた場合の夫々の含有量について検討した結果を表6
に示した。この結果、表6に示されているように、カー
ボンブラックの含有量をTiO2に対して20%以下と
した場合に、特にフェノール樹脂に対する分散性より好
ましいことがわかった。
の含有量との関係 表中に示したTiO2の分散状態は、ガラス板に塗料を
射出し、TiO2粒子の均一性を下記の基準で評価した
ものである。 ○:80%以上の粒子が均一に分布 △:50〜80%の粒子が均一に分布 ×:50%以下の粒子が均一に分布
ニウム塩、グラファイト、カーボンブラック、TiO2
から選択された3種類の組み合わせのコート材を用い
て、現像スリーブ表面の樹脂被覆層を形成し、これを用
いて画出し試験をし、各々の画像性を評価して比較した
結果を示した。これより、フェノール樹脂中に、四級ア
ンモニウム塩とTiO2とカーボンブラックとを含有さ
せた系では、トナーのプラス帯電性を維持すると共にそ
の耐久性が急激に向上していることがわかった。
性の比較
ラックとからなるコート材を使用して形成した樹脂被膜
層と、本発明で使用するフェノール樹脂中に、四級アン
モニウム塩とTiO2とカーボンブラックとを含有させ
た構成のコート材を使用して形成した樹脂被膜層の拡大
断面図を夫々示した。この結果、本発明で使用する構成
のコート材を使用した場合には、図3(b)に示したよ
うに、TiO2が、樹脂層中の全体に亘ってまばらに良
好な状態で分散されていた。これは、TiO2を核とし
て、四級アンモニウム塩が添加されたフェノール樹脂と
の結合力が急激にアップしているためと考えられる。
するフェノール樹脂中に、四級アンモニウム塩とTiO
2とカーボンブラックとを含有させた構成のコート材を
用いることにより、現像スリーブの熱偏析によって引き
起こされるスリーブピッチの濃淡の発生を防止できると
共に、トナーを正極性に安定して帯電することができ、
高速機の寿命までも維持でき、且つ、その間、画像濃度
も維持できる高耐久性を有し、更にスリーブ汚染という
現象を防止することができる現像装置が得られることが
わかった。
評価方法及び評価基準は、以下に挙げる通りである。 (評価方法及び基準)1.画像濃度 画像濃度は、Macbeth社の反射濃度計RD914
を用いて5点測定し、その平均値を濃度の代表値とし
た。
スリーブ表面濃度の差分を測定し、下記の基準で評価し
た。 ○ :0.1以下(優) △ :0.1〜0.15(可) △×:0.15〜0.20(やや問題あり) × :0.2以上(問題あり)
で測定した。粗さの測定には、接触式粗さ計(サーフコ
ーダーSE−3300(株)小坂研究所)を用いた。こ
の測定器は、一回の測定でΔa、Ra、Rzを同時に計
算することができる。測定条件は、カットオフ値が0.
8mm、測定長さが2.5mm、送りスピードが0.1
mm/sec.、倍率5,000倍である。
像により以下の基準で評価を行なった。 ○:ゴースト画像がまったく見えない(優) △:ゴースト画像が1個うっすら見えるが、2個目はま
ったく見えない(可) ×:ゴースト画像が1個以上はっきり見える(問題あ
り)
判断とから総合的に判断し、下記の基準で評価した。 ○:変位量が1μc/g以下(優) △:変位量が1〜2μc/g(可) ×:変位量が2μc/g以上(問題あり)
膜の耐久による削れ量で判断した。膜が削れずに、初期
の膜の状態が維持される耐久枚数によって、下記の基準
で評価した。 ◎:3,000k枚以上 ○:1,000k〜3,000k枚の間 △:500k〜1,000kの間 ×:500k以下
Sを用いて、ベタ白コピー濃度と非コピー用紙の濃度を
測定し、これらの差をカブリとした。
下の方法により測定した。図6に示したファラデー・ゲ
ージ(Faraday−Cage)を用いて測定した。
ファラデー・ゲージとは、同軸で2重筒のことで内筒と
外筒は絶縁されている。この内筒の中に電荷量Qなる帯
電体を入れたとすると、静電誘導によりあたかも電気量
Qの金属円筒が存在するのと同様になる。この誘起され
た電荷量をKEITHLEY 616 DIGITAL
ELECTROMETERで測定し、内筒中のトナー
重量Mで、電荷量Qを割ったものをQ/M(トリボ)と
する。トナーは、現像剤担持体より直接、air吸引に
よりフィルター中に取り入れた。
/S(mg/cm2)] トリボ測定の際に吸引されてなくなった現像剤担持体の
面積を測定し、その値で、フィルター中のトナーの重量
を割ったものをM/S(mg/cm2)として、これを
コート量とした。
料について説明する。先ず、バインダー樹脂としては、
熱硬化性のフェノール樹脂を用いる。フェノール樹脂
は、ポジトナーの帯電部材として有利であるし、フェノ
ール樹脂により形成される被膜は、耐熱性及び機械的強
度に優れるからである。
中に、正帯電制御剤として四級アンモニウム塩を含有さ
せるが、この際に使用する四級アンモニウム塩として
は、例えば、下記の(1)〜(3)に挙げる構造のもの
を好適に使用することができる。
して、表面に、フェノール樹脂中にTiO2及びカーボ
ンブラックが良好な状態で分散された樹脂被覆層を形成
されたものを使用するが、その際に使用するTiO2と
しては、平均粒径が0.1μm〜0.5μmであり、且
つTiO2の粉体抵抗が2〜20Ω・cm(100kg
/cm2圧粉体)のものを使用することが好ましい。
又、カーボンブラックとしては、導電性カーボンブラッ
クを用いることが好ましい。更に、これらの含有量とし
ては、導電性カーボンブラックのTiO2に対する重量
比が20%以下であり、且つ、TiO2及び導電性カー
ボンブラック(P)と、被覆層の主成分のフェノール樹
脂(B)との重量比が、1:0.5〜1:3.0である
ことが好ましい。更に、本発明においては、導電性樹脂
被覆層に、更にSnO2を微量添加すると、スリーブゴ
ーストの発生レベルの微調整が可能となる。
て、感光体としてα−Siドラムを用いた毎分60枚の
デジタル複写機により画像形成を行なった。以下に、画
像形成の条件と画像形成過程について説明する。先ず、
一次帯電器3によって、感光ドラム1の表面を+500
Vに一様に帯電する。次いで、半導体レーザーによる露
光12を行って、感光ドラム1上に静電潜像を形成す
る。この時、ベタ黒画像の明部電位を50Vにした。次
に、形成された静電潜像を、現像器2によって反転現像
し、トナー像として可視化した。この際に、現像剤とし
て6μmの磁性一成分ポジトナーを用い、ジャンピング
現像を行なった。又、現像バイアスは、2200Hz、
1400Vpp、Duty50%の矩形波の交流電圧に、
+200Vの直流電圧を重畳したバイアス電圧を印加し
た。トナーの層厚規制は、磁性ブレードによる磁気カッ
トで、現像スリーブと磁性ブレードとの間隔であるS−
Bgapは250μm、現像スリーブと感光ドラムとの
間隔であるS−Dgapは240μmとした。その後、
ポスト帯電器10で、総電流+200μAを流してトナ
ー像を帯電させた後、矢印方向に進む転写材8上に転写
帯電器4により転写し、更に、定着器7に送ってトナー
像を定着して、定着画像を形成した。
は、図2に示した現像装置のホッパー9より供給される
が、トナーを継続的に送るマグローラ24の通常の回転
速度は2回転/分である。マグローラ24の回転の信号
は、現像器2内のピエゾ方式を用いたセンサー22にト
ナーの自重がかからなくなって振動すると、これがマグ
ローラ24に伝わり、トナー供給信号が発せられること
によって作動する。この際のトナー供給信号のモニター
は23により毎秒行われ、ここでトナーなしの信号を受
けると、マグローラ24の回転の信号により、1秒間、
ローラを上記速度で回転させることができるように制御
されている。本実施例で用いたトナーは、スチレンアク
リル共重合体を主成分とし、磁性付与剤としてマグネタ
イトを90重量部、帯電制御剤としてニグロシンを2重
量部含有させて混合・溶融した後、溶融物を粉砕・分級
して得られた体積平均粒径6μmのものである。
ついて説明する。本実施例では、スリーブに32φのA
l(A6063)製の基体を用い、その表面にFGB#
300の表面処理をしてRz3.5μm、Ra0.6μ
mの粗さにしたものの上に、導電性樹脂被覆層を設けた
ものを使用した(図1(a)(b)参照)。この結果、
従来のSUS製の現像スリーブよりも熱導電性がなりよ
くなるため、α−Siドラムのドラムヒーターによって
引き起こされる現像スリーブの熱偏析によるスリーブピ
ッチむらは発生しなくなる。
は、内部に、マグネットローラが固定されたものを使用
した。マグネットローラは、表8に示すような6極より
なる。先ず、N1はトナー層厚を規制するカット極であ
り、N2は現像極であり、又、S3はトナー取り込み極
であり、その他はトナー搬送極である。極の角度は、カ
ット極であるN1を基準とした。
のマグローラ
構成について説明する。膜厚は10μmであり、下記に
述べるような割合で配合されたフェノール樹脂、四級ア
ンモニウム塩、TiO2及びカーボンブラックより構成
された膜である。導電性樹脂層を、現像スリーブ2Aの
外表面に形成する方法としては、下記の成分組成を混合
して導電ペーストを得、これをAl製の現像スリーブの
外表面に塗布法によって塗布し、被覆することによって
現像スリーブ表面に上記導電性樹脂層を形成した。尚、
塗布方法としては、吹き付け法、ディピング法、或いは
電着法のいずれも使用することができる。
末は、カーボン分子の構造が発達した導電率の高い種類
のものを選んで使用した。 上記のようにして得られる本実施例で使用した現像スリ
ーブの導電性樹脂層の体積抵抗率は、4端針法で測定し
たところ、0.8×100Ω・cmであり、その表面抵
抗率は、1.2×103Ω/□であった。
を用い、画像形成したところ、表7に示したように、現
像スリーブの熱偏析によって生じるスリーブピッチの濃
淡を防止することができると共に、トナーを正極性に安
定して帯電し、高速機の寿命までも維持でき、且つ画像
濃度も維持できる、高耐久性を有し、更にスリーブ汚染
という現象をも防止することができた。
枚の画像形成を行なうデジタル機である。本実施例で
は、静電潜像担持体が1回転する間に、静電潜像担持体
上に複数色分の静電潜像を順次形成していき、その潜像
を対応する色の複数の現像器により順次に現像して、静
電潜像担持体上に、複数色のトナー像が重ね合わされた
複数色のトナー像を形成し、該トナー像を転写材上に一
括転写する多色画像形成装置に本実施例の現像装置を適
用した。上記したような構成の画像形成装置は、複写ス
ピードも早く、コスト的にも安価であるという利点があ
る。多色画像形成装置として、図4に示す2色画像形成
装置を例にとって、その画像形成過程を説明する。図8
に画像形成の各工程における感光体ドラムの表面電位を
示す。図4の2色画像形成装置は、静電潜像担持体とし
て感光ドラム1を有する。この感光ドラム1は、表面に
α−Si等の光導電層を備え、矢印A方向に回転するよ
うに構成されている。
一次帯電器3により、+600Vに一様帯電する。次い
で、第1の画像信号情報による第1画像露光34を行っ
て、感光ドラム1上の露光部の表面電位を、+200V
に減衰し、感光ドラム1上に第1の画像の画像信号に応
じた第1潜像を形成する。画像露光34は、半導体レー
ザーを用いて行なった。次に、上記のようにして形成さ
れた第1潜像を、赤色の非磁性1成分現像器である第1
現像器31により現像して、赤色のトナー像として可視
化する。第1現像器31には、正に帯電した赤の非磁性
1成分現像剤を用いた。現像時、現像剤担持体には、現
像バイアスとして+500V程度の直流バイアスを印加
して第1潜像を反転現像した。得られた第1トナー像の
表面での電位(第1トナー像電位)は、トナー電荷によ
り、第1画像部の感光ドラム電位(+200V)に対し
+100V程度上がり、+300V前後となる。
器(再帯電器)33によって再度一様に帯電して、第1
トナー像電位を上昇させる。この時、非画像部電位も若
干上昇する。再帯電後の非画像部電位は、+650Vと
なり、第1画像部の電位は、+570V程度となる。こ
の感光ドラム1に対して第2の画像露光35を行って、
第2の画像信号情報に応じた第2潜像を形成する。この
後、第2現像器32によって、正に帯電した磁性1成分
黒トナーを用い、ジャンピング現像法を用いて、上記し
たと同様の現像方法で第2潜像を反転現像する。これに
より、感光ドラム1上に黒トナー像及び赤トナー像の2
色画像が形成される。2色トナー像の帯電量を転写し易
いように揃えた後、感光ドラム1に供給された転写材8
上に転写帯電器4により転写する。その後、定着器7に
送ってトナー像を定着し、赤及び黒画像が得られる。一
方、感光ドラム1上に転写残りのトナーは、クリーニン
グ装置6により除去し、次の画像形成に備える。
機感光体に比べて比誘電率が大きいため、トナー層との
電圧分割の割合が小さくなることや、帯電電位が比較的
低く第2の潜像電位が十分に取れないが、高耐久で寿命
が500万枚以上あり、高速機に向いているという特徴
がある。又、上記で行なった第1の画像露光34は、第
1の半導体レーザーを光源として、第1の画像信号によ
り変調された第1のレーザービームであり、該第1のレ
ーザービームは、モーターにより一定の回転数で回転す
る多面鏡により偏光された後、結像レンズを経て、折り
返しミラーで反射された後、感光体1上をラスタ走査さ
れ、その露光部の表面電位を200Vに減衰させて像状
の第1の潜像が形成される。その後、第一の現像を行
い、更に再帯電器33でドラムの電位を上げて、第二露
光35を同様に半導体レーザーで行う。波長は第一、第
二とも680nmである。その後、第二現像を行う。
クリルを母体とした赤色の非磁性1成分現像剤を用いて
現像を行った。トナー粒径が8μmのものを使用した。
第二現像は、非接触で、7μmの黒色の磁性1成分現像
剤を用いたジャンピング現像によって行なった。又、本
実施例では、第一現像器のスリーブとして、実施例1で
使用したと同様のAl製のスリーブの上に、フェノール
樹脂、四級アンモニウム塩、TiO2及びカーボンブラ
ックを100:15:80:3の重量比で用い、吹き付
け法により10μmの膜を作製したものを用いた。四級
アンモニウム塩としては、下記の構造のものを用いた。
は、ナイロンゴムとSUS板よりなる弾性ブレードを用
い、現像スリーブの回転方向に対してカウンター方向に
当てて用いた。このようにして導電性樹脂被覆層が設け
られた現像スリーブを用い、非磁性1成分トナーによっ
て現像することにより、従来問題とされていた耐久によ
るトナーの帯電量低下(スリーブ汚染等による)がなく
なり、従来、耐久における問題とされてきたトナー飛散
や画像のトナー混色の問題を低減することができた。表
9にその結果を示した。又、ドラムヒーターによるスリ
ーブの熱偏析によって起こるスリーブピッチむらがな
く、スリーブ汚染による濃度低下のない、信頼性が高
く、又、多色画像形成装置に適した高耐久性の現像装置
であることがわかった。
像スリーブの耐久性の比較
像形成システムを用い、感光体としてα−Siドラムが
配置されている毎分60枚のデジタル複写機を用いて画
像形成を行なった。本実施例では、トナー層厚規制部材
として、0.37mmの厚さのシリコンゴムと0.06
mmのSUS板を組み合わせたブレードを用いた。ブレ
ードの当接圧は15g/cmである。当接部のニップと
ブレードの自由端距離は3.5mmであり、該ブレード
は、スリーブとカウンター方向にあてる。又、現像スリ
ーブ内のマグネットは4極である。本実施例で採用する
方式では、非接触の磁気ブレード方式と異なりトナーを
擦り上げるので、高湿環境下におけるトナーの帯電不足
から生じる濃度低下の問題を起こし易いが、その防止に
対して有効である。しかし一方、低湿では、チャージア
ップをしてスリーブゴースト等を生じ易い。
施例1と同様のAl製のスリーブ基体を用い、該基体の
上に、電着法により導電性樹脂被覆層は形成したものを
用いた。該被覆層の主たる形成材料の組成は、フェノー
ル樹脂100部、四級アンモニウム25部、TiO25
0部及びカーボンブラック2部であるが、本実施例にお
いては、更にこれに、SnO2を微量加えた。四級アン
モニウムとしては、実施例1で使用したものと同様のも
のを用いた。SnO2の樹脂被覆層への添加は、ゴース
トレベルの微調整する手段として有効である。即ち、こ
れを加えることで、ポジのスリーブゴーストを、常温常
湿、常温低湿、高温高湿のいかなる環境下においてもな
くすことができた。更に、これにより、コート材の選択
で画像特性を調整することが可能となるため、どの種類
のトナーを用いてもよくなり、全体を通じてコストダウ
ンにもなる。本実施例の結果、SnO2の添加は、コー
ト材の設計ラチチュードが広がり、画像安定性、耐久性
が達成されることに加えて、トナーとの相性により発生
したり、しなかったりしていたスリーブゴースト(ポジ
ゴースト、ネガゴースト)現象を調整する手段として有
効であることがわかった。
現像剤担持体(現像スリーブ)の熱偏析によってひきお
こされるスリーブピッチの濃淡を防止すると共に、トナ
ーを正極性に安定して帯電することができ、画像濃度を
耐久においても維持できる現像方法が提供される。又、
本発明によれば、現像剤担持体及びそれを保護する導電
性樹脂被覆層が高速機の寿命まで維持でき、且つスリー
ブ表面にトナーがこびりついて離れなくなるスリーブ汚
染という現象が防止されると共に、トナーを正極性に安
定に帯電して、画像濃度も維持できる高耐久性を有する
現像方法が提供される。更に、本発明によれば、スリー
ブゴーストのでないようにトナーの帯電量を手軽に制御
することができる現像方法が提供される。更に、本発明
によれば、上記した優れた特性を有するのみならず、ト
ナー飛散及び画像混色のない多色画像形成方法が提供さ
れる。更に、本発明によれば、上記した優れた特性を有
するのみならず、感光ドラムに残留したトナーを回収し
て再度現像に使用しても、画像先端影の現象を生じるこ
とがなく良好な画像形成状態で廃トナーの再利用がで
き、且つ、面倒なメンテナンスが不要でランニングコス
トを安価に抑えることができる環境問題にも対応した画
像形成方法が提供される。
面図であり、(b)は斜視図である。
る。
スリーブの表面の樹脂被覆層の拡大図であり、(b)は
本発明の現像方法で使用する現像スリーブの表面の樹脂
被覆層の拡大図である。
る。
形成装置の概略図である。
ージを表す図である。
トを示す図である。
す断面図である。
めの図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 現像剤担持体上に正帯電性一成分現像剤
の層を形成し、該正帯電性一成分現像剤の層によって静
電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視化
する現像方法において、上記現像剤担持体の表面に、少
なくともフェノール樹脂、四級アンモニウム塩、TiO
2及びカーボンブラックを含有する導電性樹脂被覆層が
設けられていることを特徴とする現像方法。 - 【請求項2】 TiO2の平均粒径が0.1μm〜0.
5μmであり、且つTiO2の粉体抵抗が2〜20Ω・
cm(100kg/cm2圧粉体)である請求項1に記
載の現像方法。 - 【請求項3】 カーボンブラックが導電性カーボンブラ
ックであって、且つ該導電性カーボンブラックのTiO
2に対する重量比が20%以下であり、TiO2及び導電
性カーボンブラック(P)と、被覆層の主成分であるフ
ェノール樹脂(B)との重量比が1:0.5〜1:3.
0である請求項1又は請求項2のいずれかに記載の現像
方法。 - 【請求項4】 導電性樹脂被覆層に更にSnO2が含有
されている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像
方法。 - 【請求項5】 円筒状の静電潜像担持体が1回転する間
に、静電潜像担持体に静電潜像の形成及び該静電潜像の
色現像剤による現像を色毎に複数回行なって静電潜像担
持体に複数色の現像剤像を重ね合わせて形成し、形成さ
れた複数色の現像剤像を転写材上に一括転写する多色画
像形成装置において、少なくとも第一番目の現像が、請
求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像方法を用いて
行なわれることを特徴をする多色画像形成方法。 - 【請求項6】 静電潜像担持体を一次帯電し、帯電され
た静電潜像担持体に静電潜像を形成し、該静電潜像を現
像手段により一成分現像剤を用いて現像して可視化する
ことにより現像剤像を形成し、該現像剤像を転写材に転
写した後、静電潜像担持体上に残存する一成分現像剤を
クリーニング装置により回収し、回収した一成分現像剤
を再び現像手段に戻して再利用する画像形成方法におい
て、上記現像が、請求項1〜請求項4のいずれかに記載
の現像方法を用いて行なわれることを特徴をする画像形
成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00428998A JP3372852B2 (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 現像方法、これを用いた多色画像方法及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202612A true JPH11202612A (ja) | 1999-07-30 |
JP3372852B2 JP3372852B2 (ja) | 2003-02-04 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102243469A (zh) * | 2010-05-14 | 2011-11-16 | 珠海赛纳打印科技股份有限公司 | 处理盒中易耗件的回收方法 |
JP2015229575A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | ニスカ株式会社 | 画像形成装置並びに画像形成システム |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP00428998A patent/JP3372852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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