JPH11202227A - データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信システム - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信システム

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JPH11202227A
JPH11202227A JP10015019A JP1501998A JPH11202227A JP H11202227 A JPH11202227 A JP H11202227A JP 10015019 A JP10015019 A JP 10015019A JP 1501998 A JP1501998 A JP 1501998A JP H11202227 A JPH11202227 A JP H11202227A
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Withdrawn
Application number
JP10015019A
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English (en)
Inventor
Noboru Saito
登 齊藤
Masataka Nishiyama
政孝 西山
Masatoshi Takano
正寿 高野
Takaaki Yoshinari
隆明 吉成
Kiyoshi Negishi
清 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信を高速化する。 【解決手段】 メモリ11は少なくともm×nビットの
容量を有する。ラッチ12はメモリ11と同様にm×n
ビットの容量を有し、各ビットはそれぞれメモリ11の
ビットに対応している。ラッチ12にDMD20を接続
する。DMD20の表面に、m×nビットのマイクロミ
ラー21をm行×n列のマトリクス状に配置する。各マ
イクロミラー21はラッチ12の各ビットに対応し、D
MD20はメモリ11に格納されたデータをそのまま受
信する。DMD20により受信されたデータ(電気信
号)を光データに変換し、m×n本の光ファイバ13を
有するファイバ装置14によってCCD15に伝送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータを
光信号として伝送するデータ通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、DMD(商品名。ディジタル・マ
イクロミラー・デバイスの略称。)が開発されている。
DMDは、一辺が約16μmのマイクロミラーを多数格
子状に2次元的に配置して構成される。各マイクロミラ
ーは2つの方向に傾斜可能であり、その傾斜方向は、各
マイクロミラーの直下に設けられたメモリ素子による静
電界作用によって変化する。すなわち静電気力を受けて
いるマイクロミラーが第1の傾斜方向に傾斜していると
すると、静電気力を受けていないマイクロミラーは第2
の傾斜方向に傾斜する。
【0003】したがって例えば、画像を構成する画素信
号を各マイクロミラーのメモリ素子に出力することによ
り、各マイクロミラーは第1または第2の傾斜方向に傾
斜し、DMDに対する入射光は例えば第1の傾斜方向に
傾斜しているマイクロミラーのみから一定の方向に反射
される。すなわち、その方向に設けられた受光面上に、
画素信号に対応した画像が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、光ファイバー等
を用いた光通信が知られているが、通常の光通信は、デ
ジタルデータを構成する各ビットを時系列で送信する、
シリアル通信であり、単位時間当たりに送信できるデー
タ量には限界がある。
【0005】本発明は、光通信を高速化することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ送信
装置は、複数のビットからなるデジタルデータを格納す
るデータ格納手段と、入射光を所定の方向に偏向させる
オン状態と偏向させないオフ状態とを選択的に設定可能
であり、2次元的に配列された複数の光偏向要素を有す
る光偏向手段と、データ格納手段に格納されたデジタル
データに従って光偏向要素のオンオフ状態を制御する制
御手段とを備え、複数の光偏向要素の少なくとも一部が
前記ビットにそれぞれ対応することを特徴としている。
【0007】このデータ送信装置は、光偏向手段によっ
て偏向された光に基いてデジタルデータを検出するデー
タ検出手段を備えることが好ましい。このデータ検出手
段は、複数の光偏向要素のオンオフ状態を一括して検出
することが好ましい。
【0008】データ送信装置は、光偏向手段に光を入射
する光源を備えることが好ましい。光偏向要素は例え
ば、静電気力によって傾斜角を変化させることによりオ
ン状態またはオフ状態に定められるミラー要素である。
また、光偏向要素は例えば、光の回折作用によってオン
状態またはオフ状態に定められる回折形光変調素子であ
る。
【0009】好ましくは、光偏向要素はビットに対応す
る。データ格納手段は、デジタルデータを格納するメモ
リを有することが好ましい。
【0010】複数の光偏向要素のうちの一部の光偏向要
素が、パリティビットを形成するために用いられること
が好ましい。複数の光偏向要素が、m行×n列のマトリ
クス状に配置されてもよく、この場合、マトリクスの各
行と列に、それぞれパリティビットを形成する光偏向要
素が設けられることが好ましい。
【0011】複数の光偏向要素のうちの一部の光偏向要
素が、データ検出手段によってデジタルデータを検出す
るときのタイミングをとるためのストローブビットとし
て用いられてもよい。
【0012】本発明に係るデータ受信装置は、入射光を
所定の方向に偏向させるオン状態と偏向させないオフ状
態とを選択的に設定可能な複数の光偏向要素をそれぞれ
オンオフさせることによって送信された光データを受信
するデータ受信装置であって、複数の光偏向要素にそれ
ぞれ対応し、2次元的に配列された受光要素を有する撮
像素子を備えたことを特徴としている。
【0013】本発明に係るデータ通信システムは、複数
のビットからなるデジタルデータを格納するデータ格納
手段と、入射光を所定の方向に偏向させるオン状態と偏
向させないオフ状態とを選択的に設定可能な複数の光偏
向要素を有する光偏向手段と、データ格納手段に格納さ
れたデジタルデータに従って光偏向要素のオンオフ状態
を制御する制御手段と、光偏向手段を介して出力された
光データを受信し、複数の光偏向要素にそれぞれ対応し
た2次元的に配列された受光要素を有する撮像素子とを
備え、複数の光偏向要素の少なくとも一部がビットにそ
れぞれ対応することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
であるデータ通信装置の概略構成を示す図である。
【0015】データ通信装置は、少なくともm×nビッ
トの容量を有するメモリ(SRAM)11を備えてい
る。図示しないデータ生成装置から出力されるm×nの
2次元配列のデジタルデータは、nビットから成るデー
タ毎にメモリ11に転送されて格納される。すなわちm
回の転送動作によって、m×nビットのデータの格納動
作が完了する。この格納動作の完了の後、m×nビット
のデータはラッチ回路12に転送される。ラッチ回路1
2はメモリ11と同様にm×nビットの容量を有し、各
ビットはそれぞれメモリ11のビットに対応している。
【0016】ラッチ回路12にはDMD20が接続され
ている。DMD20の表面には、m×nビットのマイク
ロミラー(光偏向要素)21が設けられ、これらのマイ
クロミラー21はm行×n列のマトリクス状、すなわち
2次元的に配列されている。各マイクロミラー21はラ
ッチ回路12の各ビットに対応し、DMD20は、メモ
リ11に格納されたデータをラッチ回路12を介してそ
のまま受信し、各データビットの状態(0または1)に
対応して各ミラー素子が駆動される。
【0017】DMD20の斜め前方には光源16が設け
られている。光源16は、例えば半導体レーザーダイオ
ードとコリメータレンズを有し、平行光束を出射するよ
うに構成されている。この平行光束は、所定の角度でD
MD20に入射する。したがってDMD20により受信
されたデータ(電気信号)は、光データに変換され、m
×n本の光ファイバ13を有するファイバ装置14によ
ってCCD(固体撮像素子)15に伝送される。CCD
15はm×nビットのフォトダイオード(図示せず)を
有している。すなわち、各フォトダイオードはそれぞれ
各マイクロミラー21に対応し、各フォトダイオードと
各マイクロミラー21は1本の光ファイバ13によって
光学的に接続されている。
【0018】CCD15は図示しないCCD駆動装置に
よって駆動され、これにより、CCD15によって受光
された光データはm×nビットの電気的なデータDに変
換される。
【0019】図2は、図1のデータ通信装置によって送
信されるデジタルデータの構成を示す図である。このデ
ジタルデータはm行×n列の2次元配列を有し、各ビッ
トは「1」または「0」の値をとる。水平方向に延びる
各行はnビットから成る1つのデータを示し、各行の右
端には、そのデータを構成する各ビットに誤りが含まれ
ているか否かを示すために用いられるパリティビット
(丸印)が設けられている。m行のうち最下行に示され
るnビットのデータは、(n−1)個のパリティビット
(×印)と1個のストローブビット(△印)とから成
る。すなわち図において右端の1ビットは、データ送信
のタイミングをとるためのストローブビットである。そ
の他の(n−1)ビットはパリティビットであり、(m
−1)個のデータの各ビットに誤りが存在するか否かを
判定するために用いられる。
【0020】すなわちDMD20において、マトリクス
の各行と列に、それぞれパリティビットを形成するため
のマイクロミラー21が設けられ、またマトリクスの角
部に、ストローブビットとして用いられるマイクロミラ
ー21が設けられている。
【0021】図3はマイクロミラー21を駆動するため
の構成を概念的に示す図である。マイクロミラー21は
略矩形の平板状の部材であり、その表面(すなわちミラ
ー面)にはアルミニウムの薄膜が形成されている。マイ
クロミラー21の一辺は例えば約16μmである。マイ
クロミラー21の対角線上の2つの角部21a、21b
は、シリコン基板22に設けられた一対の支持柱23に
トーションヒンジ24を介して連結されている。すなわ
ちマイクロミラー21はトーションヒンジ24の周りに
回転可能であり、角部21a、21bとは異なる2つの
角部21c、21dの一方がシリコン基板22に当接し
た位置において安定的に静止する。
【0022】シリコン基板22のマイクロミラー21側
の面には、複数の電極25(メモリ素子)が形成されて
いる。これらの電極25の所定のものに電圧を印加する
ことにより、マイクロミラー21には静電気力が作用
し、マイクロミラー21は、角部21cがシリコン基板
22に当接して第1の傾斜方向に傾斜する(オン状
態)。これに対し、静電気力が作用していないとき、マ
イクロミラー21は角部21dがシリコン基板22に当
接して第2の傾斜方向に傾斜する(オフ状態)。
【0023】図4はマイクロミラー21に入射した光の
反射状態を示す図である。この図においてマイクロミラ
ー21は、オン状態のとき、実線L1で示すように+1
0°だけ時計方向に回転変位し、オフ状態のとき、破線
L2で示すように−10°だけ反時計方向に回転変位す
る。オン状態のとき、光源16(図1参照)から出射さ
れた光はマイクロミラー21において反射し、光ファイ
バ13の入射面13aに入射する(符号B1)。これに
対してオフ状態のとき、光源16から出射され、マイク
ロミラー21において反射した光は、光ファイバ13に
は入射しない(符号B2)。すなわちマイクロミラー2
1は、入射光を光ファイバ13側に反射させるオン状態
と、光ファイバ13側に反射させないオフ状態との間に
おいて、選択的に設定可能である。
【0024】マイクロミラー21において反射した光
も、入射光と同様に平行光であり、各マイクロミラー2
1による反射光同士が交差したり干渉することはない。
また、各マイクロミラー21による反射光すなわち平行
光束は、それぞれ独立して、光ファイバ13を介して送
出部(すなわちCCD15に対向する端部)まで伝送さ
れ、隣接するデータ同士が干渉することはない。
【0025】図5は、電気信号であるデジタルデータを
DMD20に伝送する制御装置を示すブロック図であ
る。m×nビットのデジタルデータはコンピュータ(C
PU)16から成るデータ生成装置によって生成され、
nビット毎に、データバスを介してメモリ11に転送さ
れて格納される。メモリ11とラッチ回路12の間、お
よびラッチ回路12とDMD20の間もそれぞれデータ
バスによって接続されており、これらの間のデータ転送
もnビット毎に行われる。メモリ11、ラッチ回路12
およびコンピュータ17には制御回路18が接続されて
いる。制御回路18はコンピュータ17から出力される
指令信号に従って動作し、これによりメモリ11とラッ
チ回路12の動作が制御される。
【0026】図6は、CCD15によって検出された電
気信号を読み出すデータ検出装置を示すブロック図であ
る。CCD15から読み出された電気信号であるアナロ
グデータはA/D変換器31においてデジタルデータに
変換される。このデジタルデータはメモリ32に一時的
に格納され、メモリ32から読み出されてコンピュータ
(CPU)33に入力される。CCD15、A/D変換
器31、メモリ32、コンピュータ33には制御回路3
4が接続されている。制御回路34はコンピュータ33
から出力される指令信号に従って動作し、これによりC
CD15、A/D変換器31、メモリ32の動作が制御
される。
【0027】図7は、図5に示す制御装置によって実行
されるデータ転送ルーチンのフローチャートである。
【0028】ステップ101では、nビットのデータが
コンピュータ17から出力されてメモリ11に格納され
る。ステップ102では、m行分のデータがメモリ11
に格納されたか否かが判定される。ステップ101、1
02は、m行分のデータがメモリ11に格納されるまで
繰り返し実行される。m行分のデータの格納が完了する
と、すなわちm×nビットのデータがメモリ11に格納
されると、ステップ103〜105が実行される。
【0029】ステップ103では、制御回路18からラ
ッチパルスが出力される。これにより、メモリ11に格
納されているm×nビットのデータがラッチ回路12に
転送される。すなわちラッチ回路12には、メモリ11
に格納されたm×nビットのデータと同じデータが同じ
配列で格納される。これにより、DMD20の各マイク
ロミラー21における所定の電極25にデータに対応し
た電圧が印加され、各マイクロミラー21は第1または
第2の傾斜方向に傾斜する。換言すれば、各マイクロミ
ラー21はデータの内容に対応した傾斜状態に定められ
る。なお、ステップ101〜103において転送処理さ
れるm×nビットのデータには、ストローブビットは含
まれていない。
【0030】ステップ104では、DMD20のストロ
ーブビットに対応したマイクロミラー21がオン状態
(第1の傾斜方向に傾斜した状態)に定められる。この
ストローブビットは図2を参照して上述したように、m
×nビットのデータのうちの1ビットである。ストロー
ブビットがオン状態に定められることにより、図8を参
照して後述するように、DMD20からCCD15への
データ転送が行われる。ストローブビットはステップ1
05においてオフ状態に切り換えられ、これによりデー
タ転送ルーチンは終了する。
【0031】データ転送ルーチンが終了したとき、DM
D20の全てのマイクロミラー21はm×nビットのデ
ータに対応した傾斜状態に定められている。換言すれば
マイクロミラー21のオンオフ状態はメモリ11に格納
されたデータに従って制御される。ここで光源16を点
灯すると、光ファイバ13を介して光信号がCCD15
に伝送される。すなわち、DMD20によって反射され
た光に基いて、m×nビットのデータつまり各マイクロ
ミラー21のオンオフ状態がCCD15により一括して
検出される。
【0032】図8は、図6に示すデータ検出装置によっ
て実行されるデータ検出ルーチンのフローチャートであ
る。このルーチンの実行開始に先立ち、光源16が点灯
されている。したがってDMD20により、m×nビッ
トのデータに対応した光信号がCCD15に対して照射
されている。
【0033】ステップ201では、CCD15からスト
ローブビットに対応したデータが読み出され、ストロー
ブビットがオン状態であるか否かが判定される。ストロ
ーブビットがオン状態であることが確認されると、ステ
ップ202へ進み、CCD15からm×nビットのデー
タに対応した電気信号が読み出される。このデータ読出
は、nビットから成る行毎に行なわれる。すなわちCC
D15によってシリアルパラレル変換が行なわれる。C
CD15から読み出された電気信号は、A/D変換器3
1によってA/D変換され、メモリ32に格納される。
【0034】次いで、ステップ203においてm×nビ
ットのデータの読み出しが完了したことが確認される
と、このデータ検出ルーチンは終了する。データ読み出
しの完了は、例えばCCD15の画素数をカウントする
ことによって判定される。
【0035】以上のように本実施形態は、デジタルデー
タを構成する各ビットがDMD20の各マイクロミラー
21の傾斜状態に変換され、これらのマイクロミラー2
1に平行光を照射したときの反射光をCCD15によっ
て読み取るように構成されている。すなわち本実施形態
は、DMD20を用いてパラレル通信を達成するように
構成されている。一方マイクロミラー21のオンオフ状
態は約10μ秒の間に切り換えられる。したがって本実
施形態によれば、従来の光通信装置と比較して、単位時
間当たりに送信できるデータ量を大幅に高速化すること
ができる。
【0036】また本実施形態によれば、m×nビットの
マトリクス状に配置されたマイクロミラー21におい
て、各列と各行にそれぞれパリティビットを形成するた
めのマイクロミラー21を設けたので、送信されるデー
タのビット落ちを検出することができ、送信されるデー
タの信頼性を向上させることができる。
【0037】図9は、データ通信装置によって送信され
るデジタルデータの構成の他の例を示す図である。この
デジタルデータはnビットの1次元配列を有し、図の右
端に示される最下位ビット(△印)は、データ送信のタ
イミングをとるためのストローブビットである。
【0038】図10〜図13は、第2の実施形態におい
て設けられる回折形光変調素子40を示す。この実施形
態において、光通信のために用いられる光は単色光であ
り、例えば赤外光である。回折形光変調素子40は、D
MD20(図1参照)に代えて設けられ、その他の構成
は図1、5、6と同様である。またデータ転送ルーチン
とデータ検出ルーチンは、それぞれ図7および図8に示
すフローチャートと同じである。
【0039】回折形光変調素子40は多数の梁部材41
を有する。梁部材41は例えば窒化珪素から成り、幅が
1.0〜1.5μm、長さが15μm〜120μmの薄
い平板状の部材である。梁部材41の表面には、例えば
アルミニウムの薄膜42がコーティングされ、ミラー面
になっている。各梁部材41の両端は基板43の上に固
定されたスペーサ44によって支持されている。スペー
サ44は例えば二酸化珪素から成る。各梁部材41は相
互に平行に配設され、隣接する梁部材41間の間隔は、
梁部材41の幅に略等しい。
【0040】梁部材41の表面(すなわち薄膜42の裏
面)と基板43の表面との間の距離は、この回折形光変
調素子40に照射される光の波長(λ)の1/2であ
る。また梁部材41の板厚は、その波長の1/4であ
る。
【0041】梁部材41と基板43の間に電圧が印加さ
れていないとき、図10および図11に示されるよう
に、梁部材41は基板43に平行であり、梁部材41の
表面と基板43の間はλ/2だけ離れている。この状態
では、基板43に対して照射された波長λの単色光は、
回折作用によって反射される(オン状態)。これに対
し、梁部材41と基板43の間に電圧が印加されている
とき、図12および図13に示されるように、梁部材4
1はその裏面が基板43に密着するように撓み、梁部材
41の表面と基板43の距離はλ/4になる。この状態
では、基板43に対する入射光と反射光が打消しあい、
反射光は存在しない(オフ状態)。
【0042】このように第2の実施形態では、光の回折
作用によってオン状態またはオフ状態に定められる回折
形光変調素子40を用いているため、光通信のために用
いられる光は単色光でなければならない点を除いて、第
1の実施形態と作用は同じであり、同等な効果が得られ
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光通信を
高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるデータ通信装置
の概略構成を示す図である。
【図2】図1のデータ通信装置によって送信されるデジ
タルデータの構成を示す図である。
【図3】マイクロミラーを駆動するための構成を概念的
に示す図である。
【図4】マイクロミラーに入射した光の反射状態を示す
図である。
【図5】デジタルデータをDMDに伝送する制御装置を
示すブロック図である。
【図6】CCDによって検出された電気信号を読み出す
データ検出装置を示すブロック図である。
【図7】図5に示す制御装置によって実行されるデータ
転送ルーチンのフローチャートである。
【図8】図6に示すデータ検出装置によって実行される
データ検出ルーチンのフローチャートである。
【図9】データ通信装置によって送信されるデジタルデ
ータの構成の他の例を示す図である。
【図10】第2の実施形態において設けられ、オン状態
にある回折形光変調素子を、梁部材に垂直な面で切断し
て示す断面図である。
【図11】図10に示される回折形光変調素子の側面図
である。
【図12】オフ状態にある回折形光変調素子を梁部材に
垂直な面で切断して示す断面図である。
【図13】図12に示される回折形光変調素子の側面図
である。
【符号の説明】
11 メモリ 12 ラッチ 13 光ファイバ 14 ファイバ装置 15 CCD 20 DMD(光偏向手段) 21 マイクロミラー(光偏向要素) D データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/04 10/06 (72)発明者 吉成 隆明 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 根岸 清 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のビットからなるデジタルデータを
    格納するデータ格納手段と、 入射光を所定の方向に偏向させるオン状態と偏向させな
    いオフ状態とを選択的に設定可能であり、2次元的に配
    列された複数の光偏向要素を有する光偏向手段と、 前記データ格納手段に格納されたデジタルデータに従っ
    て前記光偏向要素のオンオフ状態を制御する制御手段と
    を備え、 前記複数の光偏向要素の少なくとも一部が前記ビットに
    それぞれ対応することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 前記光偏向手段によって偏向された光に
    基いて前記デジタルデータを検出するデータ検出手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記データ検出手段が前記複数の光偏向
    要素のオンオフ状態を一括して検出することを特徴とす
    る請求項2に記載のデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 前記光偏向手段に光を入射する光源を備
    えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光偏向要素が静電気力によって傾斜
    角を変化させることによりオン状態またはオフ状態に定
    められるミラー要素であることを特徴とする請求項1に
    記載のデータ送信装置。
  6. 【請求項6】 前記光偏向要素が光の回折作用によって
    オン状態またはオフ状態に定められる回折形光変調素子
    であることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記光偏向要素がビットに対応すること
    を特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  8. 【請求項8】 前記データ格納手段が前記デジタルデー
    タを格納するメモリを有することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ送信装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の光偏向要素のうちの一部の光
    偏向要素が、パリティビットを形成するために用いられ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の光偏向要素が、m行×n列
    のマトリクス状に配置されることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ送信装置。
  11. 【請求項11】 前記マトリクスの各行と列に、それぞ
    れパリティビットを形成する光偏向要素が設けられるこ
    とを特徴とする請求項10に記載のデータ送信装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の光偏向要素のうちの一部の
    光偏向要素が、前記データ検出手段によってデジタルデ
    ータを検出するときのタイミングをとるためのストロー
    ブビットとして用いられることを特徴とする請求項1に
    記載のデータ送信装置。
  13. 【請求項13】 入射光を所定の方向に偏向させるオン
    状態と偏向させないオフ状態とを選択的に設定可能な複
    数の光偏向要素をそれぞれオンオフさせることによって
    送信された光データを受信するデータ受信装置であっ
    て、前記複数の光偏向要素にそれぞれ対応し、2次元的
    に配列された受光要素を有する撮像素子を備えたことを
    特徴とするデータ受信装置。
  14. 【請求項14】 複数のビットからなるデジタルデータ
    を格納するデータ格納手段と、 入射光を所定の方向に偏向させるオン状態と偏向させな
    いオフ状態とを選択的に設定可能な複数の光偏向要素を
    有する光偏向手段と、 前記データ格納手段に格納されたデジタルデータに従っ
    て前記光偏向要素のオンオフ状態を制御する制御手段
    と、 前記光偏向手段を介して出力された光データを受信し、
    前記複数の光偏向要素にそれぞれ対応した2次元的に配
    列された受光要素を有する撮像素子とを備え、前記複数
    の光偏向要素の少なくとも一部が前記ビットにそれぞれ
    対応することを特徴とするデータ通信システム。
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JP2001298420A (ja) * 2000-02-10 2001-10-26 Toshihiro Tsumura 多チャンネル光通信システムならびにそのための光送信装置および光受信装置

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