JPH11202163A - 光リンク装置 - Google Patents

光リンク装置

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Publication number
JPH11202163A
JPH11202163A JP10005737A JP573798A JPH11202163A JP H11202163 A JPH11202163 A JP H11202163A JP 10005737 A JP10005737 A JP 10005737A JP 573798 A JP573798 A JP 573798A JP H11202163 A JPH11202163 A JP H11202163A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
main body
resin
link device
electronic element
Prior art date
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Pending
Application number
JP10005737A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Mizue
俊雄 水江
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP10005737A priority Critical patent/JPH11202163A/ja
Priority to US09/203,767 priority patent/US6239427B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いシールド効果と機械的強度を有する光リ
ンク装置を提供する。 【解決手段】 夫々にスリーブSLが固着された受信用
サブアセンブリRxと送信用サブアセンブリTxが搭載
された本体下部50と、本体下部50に対して嵌合する
本体上部52と、本体下部50の前方に固着されると共
に、光ファイバーを受容した光コネクタを嵌合させるた
めの光レセプタクル部54で構成されている。光レセプ
タクル部54は、高い寸法精度と機械的強度が得られる
ポリフェニレンサルファイド樹脂で成型されている。本
体上部52は、導電性メッキが施された液晶ポリマー樹
脂で成型されている。本体下部50は、液晶ポリマー樹
脂またはポリフェニレンサルファイド樹脂で成型されさ
れている。本体上部52の導電性メッキにより優れたシ
ールド効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信用の光
リンク装置に関し、特に、樹脂製の筐体内に受光素子と
発光素子を内蔵し、優れたシールド効果を有する光リン
ク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集光レンズを取付けたカン形状の
コンパクトディスク用パッケージ内に発光ダイオードを
内蔵した送信用サブアセンブリと、集光レンズを取付け
たカン形状のTO(Total Outline)型標準パッケージ
内にフォトダイオードを内蔵した受信用サブアセンブリ
とを、プラスチック樹脂製の筐体内に内蔵することによ
り一体化構造にした光リンク装置があった。また、この
光リンク装置の筐体には、光ファイバーを備えた光コネ
クタを着脱自在に嵌合するためのレセプタクル部が一体
成型されていた。
【0003】しかし、コンパクトディスク用パッケージ
とTO型標準パッケージが金属製であるため、光リンク
装置の高コスト化や大型化を招き、また、所望の形状に
加工し難く設計の自由度が低いという問題があった。
【0004】そこで、これらの問題を解決するために、
発光ダイオードと電子素子をプラスチック樹脂で樹脂封
止することで送信用サブアセンブリを形成し、フォトダ
イオードと電子素子をプラスチック樹脂で樹脂封止する
ことで受信用サブアセンブリを形成し、これら送信用と
受信用のサブアセンブリを、レセプタクル部が予め一体
成型されたプラスチック樹脂製の筐体内に内蔵すること
によって、一体化構造にした光リンク装置が提案された
(特願平6−269876号、特願平6−275094
号、特願平6−275099号、特願平6−30757
4号、特願平6−310458号、特願平7−0115
53号、特願平7−016007号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂封
止した送信用と受信用のサブアセンブリを樹脂製の筐体
内に内蔵した構造の光リンク装置にあっては、外来雑音
に対してシールド効果が得られない樹脂を使用している
ため、シールド対策が重要な課題となっている。特に、
取り扱う光信号の強度が益々小さくなり、それに伴って
電気信号の信号のレベルが小さくなるほど、外来雑音の
影響が無視できない。
【0006】このシールド対策として、樹脂封止した送
信用と受信用のサブアセンブリを金属製のフィルムや薄
板等で覆うことによりシールド効果を得るという手法が
考えられるが、この構造では、部品点数の増加や製造工
程の増加を招くという問題がある。また、金属製のカン
パッケージを用いる場合と同様に高コスト化を招くこと
から、採用することができない。
【0007】また、所謂エンジニアリングプラスチック
技術を採用して、樹脂成型された筐体の表面に金属メッ
キを施すことにより、シールド効果を得るという手法が
考えられる。しかし、このエンジニアリングプラスチッ
ク技術では、金属メッキがし易い反面、機械的強度の低
い液晶ポリマー樹脂が用いられるため、機械的強度の高
い筐体を形成することが困難である。特に、光コネクタ
を嵌合させるためのレセプタクル部をも含めて、液晶ポ
リマー樹脂で筐体を一体成型した場合には、強度不足や
寸法ばらつきの増大、経時変化特性の悪化に起因して、
光コネクタ中の光ファイバーと筐体中の各サブアセンブ
リとの間で光軸ズレ等が発生する。このため、信頼性の
高い光リンク装置を実現することが困難である。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を克服す
るためになされたものであり、樹脂成型された筐体を採
用し、外来雑音に対する十分なシールド効果が得られ、
且つ機械的強度の高い光リンク装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、光ファイバーからの光信号を受光する受光
素子と前記受光素子の出力信号を処理する電子素子とを
樹脂封止して成る受信用サブアセンブリと、光ファイバ
ーへ光信号を送出する発光素子と前記発光素子へ電気信
号を供給する電子素子とを樹脂封止して成る送信用サブ
アセンブリの少なくとも一方を搭載する樹脂製の本体下
部と前記本体下部と係合する樹脂製の本体上部と前記本
体下部の前方に固着され前記光ファイバーを受容した光
コネクタが嵌合する光レセプタクル部とを有する光リン
ク装置であって、前記光レセプタクル部は、ポリフェニ
レンサルファイド樹脂で成型され、前記本体上部は、導
電性メッキが施された液晶ポリマー樹脂で成型され、前
記本体下部は、液晶ポリマー樹脂またはポリフェニレン
サルファイド樹脂で成型され且つ前記本体上部と嵌合す
る部分に導電性メッキが施されていることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本体下部に搭載された受信用サブアセンブリ又
は送信用サブアセンブリを、導電性メッキが施された液
晶ポリマー樹脂で成型された本体上部で覆うことによ
り、シールド効果が得られ、耐外来雑音特性を向上させ
ることができる。また、寸法精度が要求され、機械的応
力が掛かる光レセプタクル部をポリフェニレンサルファ
イド樹脂で成型することにより、十分な寸法精度と機械
的強度に優れた光リンク装置を実現することができる。
即ち、高い寸法精度と機械的強度及び、優れたシールド
効果を有する光リンク装置を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の光リンク装置の実施の形
態を図1〜図12を参照して説明する。尚、図1〜図7
は、受信用サブアセンブリと送信用サブアセンブリの構
造を示す説明図、図8〜図12は、これらの受信用と送
信用サブアセンブリを有する光リンク装置の構造を示す
説明図である。
【0012】まず、図1〜図4に基づいて、受信用サブ
アセンブリRxの構造を製造工程と共に説明する。
【0013】この受信用サブアセンブリRxには、図1
に示す構造の金属製リードフレーム2が用いられる。リ
ードフレーム2には、光素子を搭載するための光素子搭
載部4と、電子素子を搭載するための電子素子搭載部6
と、これらの搭載部4,6間を電気的且つ機械的に連結
する4本の内部リードピン8と、電子素子搭載部6の両
側に位置する14本の外部リードピン10が形成されて
いる。
【0014】光素子搭載部4上に、サブマウント部材1
2を介して半導体チップ(ベアチップ)の形態の光素子
14を固着し、電子素子搭載部6上に、光素子14から
出力される電気信号を処理するための電子素子を実装す
る。尚、サブマウント部材12として、平行型のコンデ
ンサ(ダイキャップ)等が用いられ、光素子14とし
て、1.3μm波長帯の光信号に対して感度を有するI
nGaAs PIN型フォトダイオード等の受光素子が
用いられている。また、光素子14の先端には、半導体
製造工程において受光面を被う絶縁膜をエッチング加工
することにより、微小な集光レンズLNが形成されてい
る。
【0015】そして、ボンディングワイヤーで必要個所
を配線した後、所定形状の樹脂成型用金型中に収容し、
光信号に対して透明な樹脂で光素子搭載部4と電子素子
搭載部6を個々にトランスファモールドして、リードフ
レーム32の不要な部分を裁断除去することにより、図
2に示すような、光素子搭載部4とサブマウント部材1
2及び光素子14を一体封止する第1の封止部16と、
電子素子搭載部6と電子素子を一体封止する第2の封止
部18とを備えた中間部品を形成する。
【0016】前記のトランスファモールドされた第1の
封止部16は、矩形状の基部16aと、円錐台形状の台
部16bと、台部16bの頂上部分に成型された非球面
レンズ16cが一体化された構造を有している。非球面
レンズ16cと光素子14の受光面と集光レンズLNの
光軸が一致している。台部16bは、非球面レンズ16
cと光素子14の受光面と集光レンズLNに対して同心
円状で、頂上部分に行くにしたがって次第に細くなるよ
うに、所定の傾斜角を持った側壁と所定の高さを有する
円錐台となっている。
【0017】次に、内部リードピン8を鈎形状に曲げる
ことにより、集光用の非球面レンズ16cを第2の封止
部18に対して反対側に向け、更に、外部リードピン1
0を曲げることにより、図3に示すような、DIP(デ
ュアルインパッケージ)型の受信用サブアセンブリRx
を形成する。
【0018】次に、光ファイバーフェルールを受容する
ための円筒状スリーブSLを第1の封止部16の台部1
6bに固着することにより、スリーブSLが一体化され
た受信用サブアセンブリRxを完成する。
【0019】ここで、次に述べる固着工程により、前記
の円筒状スリーブSLと台部16bとを固着させてい
る。
【0020】図4において、円筒状スリーブSLは不透
明樹脂で成型されており、先端側からフェルールを嵌挿
させるための挿入孔20と、後端部から台部16bを嵌
合させるための嵌合穴22と、これらの挿入孔20と嵌
合穴22間を連通する連通孔24を有している。嵌合穴
22は、台部16bの側壁形状に合わせられた円錐台形
状の内周壁26を有し、その内周壁26の深部側に、環
状の凸条部28と環状の凹部30が形成されている。
【0021】そして、台部16bの側壁に紫外線硬化樹
脂RSを塗布して嵌合穴22中に挿入し、調芯処理した
後、紫外線を照射して紫外線硬化樹脂RSを硬化させる
ことにより仮止めする。更に、熱硬化型のエポキシ系一
液型接着剤を台部16bと嵌合穴22の接触部分に充填
することにより、第1の封止部16と円筒状スリーブS
Lとをより強固に固着する。
【0022】次に、図5〜図7に基づいて、送信用サブ
アセンブリTxの構造を製造工程と共に説明する。
【0023】この送信用サブアセンブリTxには、図5
に示す構造の金属製リードフレーム32が用いられる。
リードフレーム32には、光素子を搭載するための光素
子搭載部34と、電子素子を搭載するための電子素子搭
載部36と、これらの搭載部34,36間を電気的且つ
機械的に連結する2本の内部リードピン38と、電子素
子搭載部36の両側に配置された14本の外部リードピ
ン40が形成されている。
【0024】光素子搭載部34上に、サブマウント部材
42を介して半導体チップ(ベアチップ)の形態の光素
子44を固着し、電子素子搭載部36上には、光素子4
4に電気信号を供給するための電子素子を実装する。
【0025】尚、サブマウント部材42は、放熱用の部
材であり、ダイヤモンドや窒化アルミニウム材で形成さ
れている。また、光素子44は、1.3μm帯の光信号
を出射する面発光型のInGaAsP発光ダイオード
や、面発光形のInGaAsレーザーダイオードが用い
られ、半導体製造過程において発光面上の絶縁層にエッ
チング加工等を施すことで、予め微小な集光レンズL
N’が形成されている。
【0026】そして、ボンディングワイヤーで必要個所
を配線した後、所定形状の樹脂成型用金型中に収容し、
光信号に対して透明な樹脂で光素子搭載部34と電子素
子搭載部36を個々にトランスファモールドして、リー
ドフレーム32の不要な部分を裁断除去することで、図
6に示すような、光素子搭載部34とサブマウント部材
42及び光素子44を一体封止する第1の封止部46
と、電子素子搭載部36と電子素子を一体封止する第2
の封止部48とを備えた中間部品を形成する。
【0027】前記のトランスファモールドされた第1の
封止部46は、矩形状の基部46aと、円錐台形状の台
部46bと、台部46bの頂上部分に成型された非球面
レンズ46cが一体化された構造を有している。非球面
レンズ46cと光素子44の受光面と集光レンズLN’
との光軸が一致しており、台部46bは、非球面レンズ
46cと光素子44の受光面と集光レンズLN’に対し
て同心円状で、頂上部分に行くにしたがって次第に細く
なるように、所定の傾斜角を持った側壁と所定の高さを
有する円錐台となっている。
【0028】第2の封止部48には、電子素子搭載部3
6の所定領域を露出させる凹部48a,48bが設けら
れている。凹部48aには、実装された電子素子に接続
されて、発光素子42への電気信号の電流値を微調整す
るための小型可変抵抗器等を収容する。凹部48bは、
この微調整の際に、プローブピンでリードフレームの所
定パターンの電位を測定するために設けられている。
【0029】次に、内部リードピン38を鈎形状に曲げ
ることにより、非球面レンズ46cを第2の封止部48
に対して反対側に向け、更に、外部リードピン40を曲
げることにより、図7に示すような、DIP(デュアル
インパッケージ)型の送信用サブアセンブリTxを形成
する。
【0030】次に、図4に示したのと同様の固着工程に
より、光ファイバーフェルールを受容するための円筒状
スリーブSLを第1の封止部46の台部46bに固着す
ることにより、スリーブSLが一体化された送信用サブ
アセンブリTxを完成する。
【0031】次に、図8〜図12に基づいて、光リンク
装置の構造を製造工程と共に説明する。
【0032】図8の分解斜視図に示すように、光リンク
装置の筐体は、受信用サブアセンブリRxと送信用サブ
アセンブリTRxを搭載する本体下部50と、本体下部
50に対して蓋の役目を担う本体上部52と、光コネク
タを着脱自在に嵌合させる光レセプタクル部54で構成
され、これらを組み合わせることにより、一体化構造の
光リンク装置が形成される。
【0033】図9に示すように、本体下部50は液晶ポ
リマー樹脂で一体成型されており、受信用サブアセンブ
リRxを搭載するための第1の搭載部56と、送信用サ
ブアセンブリTxを搭載するための第2の搭載部58
と、第1,第2の搭載部56,58間に立設された一対
の係合爪60,62を備えた構造を有している。
【0034】第1の搭載部56には、受信用サブアセン
ブリRxの外部リードピン10を一本一本個別に係合さ
せる複数の細長い案内溝62a,62bと、円筒状スリ
ーブSLを嵌合させるU字状の案内突起64と、第2の
封止部18を予め決められた高さに保持するための矩形
状の載置台66が形成されている。
【0035】尚、複数の外部リードピン10のうち、グ
ランド電位に設定される外部リードピンを係合させるた
めの案内溝、即ち、図9に示す案内溝62aのうち案内
突起64側から5個の案内溝が外側に露出している。
【0036】更に、本体下部50の底壁には、各案内溝
62a,62bに連通する複数の貫通孔(図示せず)が
穿設されており、受信用サブアセンブリRxを搭載する
と、各外部リードピン10が案内溝62a,62bに係
合し、更に、外部リードピン10の各先端部分が前記の
各貫通孔を貫通して本体下部50の裏面側へ突出するよ
うになっている。
【0037】第2の搭載部58には、送信用サブアセン
ブリTxの外部リードピン40を一本一本個別に係合さ
せる複数の細長い案内溝68a,68bと、円筒状スリ
ーブSLを嵌合させるU字状の案内突起70と、第2の
封止部48を予め決められた高さに保持するための矩形
状の載置台72が形成されている。
【0038】尚、複数の外部リードピン40のうち、グ
ランド電位に設定される外部リードピンを係合させるた
めの案内溝、即ち、図9に示す案内溝68aのうち案内
突起70側から5個の案内溝が外側に露出している。
【0039】更に、本体下部50の底壁には、各案内溝
68a,68bに連通する複数の貫通孔(図示せず)が
穿設されており、送信用サブアセンブリTxを搭載する
と、各外部リードピン40が案内溝68a,68bに係
合し、更に、外部リードピン40の各先端部分が前記の
各貫通孔を貫通して本体下部50の裏面側へ突出するよ
うになっている。
【0040】更にまた、本体下部50には、後述する本
体上部52の内壁が嵌合する部分、グランド電位設定さ
れる外部リードピンを係合させる案内溝62a,68a
および載置台66,72に、140(図9)に代表され
る平面部に金(Au)などの導電性メッキが施されてい
る。例えば、案内突起64と案内溝62a間の側壁74
と、案内突起70と案内溝68a間の側壁76に導電性
メッキが施されている。
【0041】そして、図8に示すように、本体下部50
の第1の搭載部56に受信用サブアセンブリRxを搭載
し、第2の搭載部58に送信用サブアセンブリTxを搭
載することにより一体化した中間部品を形成する。
【0042】光レセプタクル部54は、硬質のPPS
(ポリフェニレンサルファイド)樹脂により射出成型さ
れている。図8に示すように、光レセプタクル部54の
後方には、円筒状スリーブSL,SLを嵌合させる円筒
状の嵌合穴80,82が長手方向に沿って形成され、前
方には、光ファイバーフェルールを受容した光コネクタ
を挿入するための開口部84と、開口部84と嵌合穴8
0,82間を連通する矩形の嵌合穴86が形成されてい
る。
【0043】光レセプタクル部54の両側には、例えば
プリント基板への取付け位置を決定し、固定ネジで固着
するためのネジ止め突部88が形成され、特に機械的強
度を得るために他の部分に較べて肉厚に形成されてい
る。
【0044】更に、嵌合穴80,82が形成された矩形
状の後端部90,92には、本体上部52の凸部133
〜136(図11)を嵌合させるための縦溝98,9
9,100,101が形成され、後端部90,92の間
には、係合突起60を嵌めるための矩形凹部102が形
成されている。
【0045】そして、図10に示すように、受信用サブ
アセンブリRxと送信用サブアセンブリTxに設けられ
たスリーブSL,SLを嵌合穴80,82中に嵌合さ
せ、本体上部52の凹部130a,130b,132
a,132bと後端部90,92および案内突起64,
70とを嵌合させることにより、一体化させる。
【0046】本体上部52は、液晶ポリマ樹脂で一体成
型されており、その上端部には、受信用サブアセンブリ
Rxの第1,第2の封止部16,18に対応する複数の
長穴104a,104bと、送信用サブアセンブリTx
の第1,第2の封止部46,48に対応する複数の長穴
106a,106bと、係合爪60,62を係合させる
一対の係合穴108,110が形成されている。
【0047】更に、図11に示すように、本体上部52
の内側には、各サブアセンブリRx,Txの第1の封止
部16,46を収容するための収容室112,114
と、第2の封止部18,48を収容するための収容室1
16,118と、受信用サブアセンブリRxの両側に設
けられた外部リードピン10を横方向から本体下部50
の案内溝62a側へ押しつけて固定する付勢部120
と、送信用サブアセンブリTxの両側に設けられた外部
リードピン40を、横方向から本体下部50の案内溝6
8a側へ押しつけて固定する付勢部124が形成されて
いる。
【0048】収容室112,114の前方には、係合穴
108が設けられた凸部128が形成されている。凸部
128の両側とそれに対向する端面には、案内突起6
4,70を嵌合させるための凹部130a,130bと
132a,132bが形成されている。収容部116,
118の天部は肉厚に形成されており、これらの天部と
本体下部50に設けられている載置台66,72の間
に、各サブアセンブリRx,Txの第2の封止部18,
48を挟持するようになっている。
【0049】そして、本体上部52の内壁には、全面に
わたり金(Au)等の導電性メッキが施されている。
尚、この導電性メッキは、直接半田付けが可能な程度の
厚みを有し、且つ下地である液晶ポリマー樹脂から容易
に剥離しないようにメッキ処理が施されている。
【0050】そして、図12に示すように、この本体上
部52を本体下部50に被せ、係合爪60,62を係合
穴係合108,110中に挿入することで、係合爪6
0,62が反力で自動的に係合穴108,110に噛み
合い、一体化構造の光リンク装置が完成する。尚、係合
爪60,62と係合穴108,110の噛み合いを外す
と、容易に本体上部52を本体下部50から取り外すこ
とができる。
【0051】次に、かかる構造を有する光リンク装置の
効果を説明する。
【0052】図10において、本体上部52を本体下部
50に組み付けると、本体上部52の内壁が本体下部5
0の側壁74,76に接触する。また、付勢部120,
124と案内溝62a,68bとの間にグランド電位の
外部リードピンを挟み込み接触する。外部リードピン1
0,40のうちの接地用外部リードピンをグランド電位
にすると、本体上部52全体がグランド電位となり、受
信用サブアセンブリRxと送信用サブアセンブリTxを
外来雑音からシールドすることができる。
【0053】更に、光コネクタを着脱したりプリント基
板に固定する等、機械的応力を受ける光レセプタクル部
54を高強度のPPS(ポリフェニレンサルファイド)
樹脂で成型し、機械的応力の掛からない本体下部50と
本体上部52を液晶ポリマー樹脂で成形したので、機械
的に強い構造の光リンク装置を実現することができる。
更に、本体下部50と本体上部52を導電性メッキがし
易い液晶ポリマー樹脂で成型したので優れたシールド効
果が得られる。したがって、優れた機械的強度と外来雑
音に対する優れたシールド効果との両者を備えた光リン
ク装置を実現することができる。
【0054】図8において、各サブアセンブリRx,T
xの内部リードピン8,38が夫々異なった方向に鉤状
に曲げられているため、相互間での電磁誘導雑音の影響
を受け難い構造となっている。このため、各サブアセン
ブリRx,Tx間での所謂クロストーク等の発生を抑制
することができる。
【0055】また、別体の受信用と送信用サブアセンブ
リRx,Txを組み込む構造にしたため、実際に作動さ
せている際に故障などが生じた場合でも、部品交換をす
るだけで、容易に対応することができる。
【0056】本体上部52に長穴104a,104b,
106a,106bを設けたので、製造工程において容
易に水洗処理を実施することができる。更に、動作時に
は、各サブアセンブリRx、Txから発生する熱を長穴
104a,104b,106a,106bを通じて効率
的に外部へ放出することができる。
【0057】本体上部52の内壁と本体下部50の載置
台66,72に間に各サブアッセンブリRx,Txの第
2の封止部18,48を挟持することで、縦方向の位置
ズレを抑制している。更に、本体下部50の係合爪6
0,62と本体上部52の係合穴108,110を係合
させることにより、本体下部50と本体上部52との上
下方向の位置ズレを抑制している。更に、本体下部50
の案内突起64,70を本体上部52の凹部130a,
130bと132a,132bに嵌合させるので、本体
下部50と本体上部52との横方向と前後方向への位置
ズレを抑制している。
【0058】また、各サブアセンブリRx,Txのスリ
ーブSL,SLを、本体下部50の案内突起64,70
に嵌合させスリーブ軸方向の動きを拘束する構造となっ
ており、更に、これらのスリーブSL,SLを光レセプ
タクル54の嵌合穴80,82に精密に嵌合させ、且つ
光レセプタクル54の後端部90,92を本体下部50
の案内突起64,70と共に、本体上部52の凹部13
0a,130b,132a,132bの溝部に嵌合させ
るので、本体下部50と光レセプタクル部54および本
体上部52が強固に一体化され、更に、光コネクタを装
着した時に、光ファイバーフェルールをスリーブSL,
SL内にスムーズに装着することができると共に、光フ
ァイバーフェルール中に受容された光ファイバーと、各
サブアセンブリRx,Tx内の受光素子と発光素子とを
高い精度で光結合させることができる。
【0059】寸法精度が要求され、機械的応力が掛かる
光レセプタクル部をポリフェニレンサルファイド樹脂で
成型するので、十分な寸法精度と機械的強度が得られ
る。
【0060】尚、本実施の形態では、本体下部50を液
晶ポリマー樹脂で成型する場合を説明したが、ポリフェ
ニレンサルファイド樹脂で成型してもよい。即ち、寸法
精度と機械的強度が要求される光レセプタクル部54を
ポリフェニレンサルファイド樹脂で成型し、本体上部5
2は、広い面積で導電性メッキを施す必要から、液晶ポ
リマー樹脂で成型し、本体下部50は、少なくとも本体
上部52に電気的に接触する部分に導電性メッキを施せ
ばよいので、液晶ポリマー樹脂またはポリフェニレンサ
ルファイド樹脂で成型するようにしてもよい。
【0061】また、個の実施の形態では、受信用サブア
センブリRxと送信用サブアセンブリTxを備えた光リ
ンク装置を説明したが、本発明は、受信用サブアセンブ
リRxと送信用サブアセンブリTxとの何れか一方を備
えた光リンク装置にも適用することができるものであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光リンク装
置によれば、本体下部に搭載された受信用サブアセンブ
リ又は送信用サブアセンブリを導電性メッキが施された
液晶ポリマー樹脂で成型された本体上部で覆うので、外
来雑音に対して優れたシールド効果が得られる。また、
寸法精度が要求され、機械的応力が掛かる光レセプタク
ル部をポリフェニレンサルファイド樹脂で成型するの
で、十分な寸法精度と機械的強度が得られる。したがっ
て、高い寸法精度と機械的強度及び、優れたシールド効
果を有する光リンク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】受信用サブアセンブリを形成するためのリード
フレームの構造を示す斜視図である。
【図2】受信用サブアセンブリを形成するための中間部
品の構造を示す斜視図である。
【図3】受信用サブアセンブリの構造を示す斜視図であ
る。
【図4】受信用サブアセンブリにスリーブを固着させた
構造及びその固着工程を説明するための説明図である。
【図5】送信用サブアセンブリを形成するためのリード
フレームの構造を示す斜視図である。
【図6】送信用サブアセンブリを形成するための中間部
品の構造を示す斜視図である。
【図7】送信用サブアセンブリの構造を示す斜視図であ
る。
【図8】光リンク装置の構造を示す分解斜視図である。
【図9】本体下部の構造を示す分解斜視図である。
【図10】本体下部と光レセプタクル部を連結した状態
を示す斜視図である。
【図11】本体上部の内側構造を示す斜視図である。
【図12】光リンク装置の外観構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
Rx…受信用サブアセンブリ、Tx…送信用サブアセン
ブリ、SL…スリーブ、50…本体下部、52…本体上
部、54…光レセプタクル部、8,38…内部リードピ
ン、10,40…外部リードピン、16,36…第1の
封止部、18,48…第2の封止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーからの光信号を受光する受
    光素子と前記受光素子の出力信号を処理する電子素子と
    を樹脂封止して成る受信用サブアセンブリと、光ファイ
    バーへ光信号を送出する発光素子と前記発光素子へ電気
    信号を供給する電子素子とを樹脂封止して成る送信用サ
    ブアセンブリの少なくとも一方を搭載する樹脂製の本体
    下部と、 前記本体下部と係合する樹脂製の本体上部と、 前記本体下部の前方に固着され、前記光ファイバーを受
    容した光コネクタが嵌合する光レセプタクル部とを有す
    る光リンク装置であって、 前記光レセプタクル部は、ポリフェニレンサルファイド
    樹脂で成型され、 前記本体上部は、導電性メッキが施された液晶ポリマー
    樹脂で成型され、 前記本体下部は、液晶ポリマー樹脂またはポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂で成型され且つ前記本体上部と嵌合
    する部分に導電性メッキが施されていることを特徴とす
    る光リンク装置。
  2. 【請求項2】 前記受信用サブアセンブリは、前記受光
    素子を搭載する光素子搭載部、前記電子素子を搭載する
    電子素子搭載部、これら光素子搭載部と電子素子搭載部
    を機械的且つ電気的に接続する内部リードピンを備える
    リードフレームを有し、前記受光素子と前記電子素子毎
    に個々独立に樹脂封止して成る一体化構造であることを
    特徴とする請求項1に記載の光リンク装置。
  3. 【請求項3】 前記送信用サブアセンブリは、前記発光
    素子を搭載する光素子搭載部、前記電子素子を搭載する
    電子素子搭載部、これら光素子搭載部と電子素子搭載部
    を機械的且つ電気的に接続する内部リードピンを備える
    リードフレームを有し、前記発光素子と前記電子素子毎
    に個々独立に樹脂封止して成る一体化構造であることを
    特徴とする請求項1に記載の光リンク装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子を樹脂封止して成る封止部
    には、前記受光素子と光軸合わせされ且つ前記光レセプ
    タクル部に接続され、前記光レセプタクル部に嵌合する
    前記光コネクタに受容された光ファイバーフェルールが
    挿入されるスリーブが固着されていることを特徴とする
    請求項2に記載の光リンク装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子を樹脂封止して成る封止部
    には、前記発光素子と光軸合わせされ且つ前記光レセプ
    タクル部に接続され、前記光レセプタクル部に嵌合する
    前記光コネクタに受容された光ファイバーフェルールが
    挿入されるスリーブが固着されていることを特徴とする
    請求項3に記載の光リンク装置。
  6. 【請求項6】 前記本体上部には、前記本体上部の前記
    本体下部と係合する部分に加えて、内壁全体に導電性メ
    ッキが施されていることを特徴とする請求項1に記載の
    光リンク装置。
  7. 【請求項7】 前記受信用サブアセンブリと送信用サブ
    アセンブリには、前記本体上部が接触する外部リードピ
    ンが形成され、前記本体上部の内壁全体に導電性メッキ
    が施され、前記外部リードピンと前記導電性メッキが施
    された前記本体上部の内壁とが電気的に接触する構造を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の光リンク装
    置。
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