JPH11202146A - オプティカルファイバスプライスハウジング - Google Patents

オプティカルファイバスプライスハウジング

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JPH11202146A
JPH11202146A JP35147197A JP35147197A JPH11202146A JP H11202146 A JPH11202146 A JP H11202146A JP 35147197 A JP35147197 A JP 35147197A JP 35147197 A JP35147197 A JP 35147197A JP H11202146 A JPH11202146 A JP H11202146A
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JP
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cabinet
raceway
housing
splice
optical fiber
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JP35147197A
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D Walters Mark
ディー ウォルターズ マーク
L Morgan Kevin
エル モーガン ケヴィン
W Dennis Robert
ダブリュー デニス ロバート
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Siecor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オプティカルファイバレース路ユニットの後
部に隣接して分配フレームに接続するためのオプティカ
ルファイバスプライスハウジングを提供する。 【解決手段】オプティカルファイバレース路ユニット
は、前側と、前側に取付けられたケーブル管理ブラケッ
ト35と、後側とを有する型式のものである。スプライ
スハウジングは、キャビネット前端部と、後端部と、ス
プライストレイシェルフ74を備えている。キャビネッ
ト60の前端部は、分配フレームに連結するようになっ
ており、キャビネット高さは、レース路28高さ以下で
あり、キャビネット幅は、レース路幅以下である。スプ
ライスハウジング58は更に、スプライストレイシェル
フに取付けられた引出しを備えている。引出しは、キャ
ビネット内に摺動可能に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オプティカルファ
イバとしても知られるオプティカル導波管に関する。或
る観点では、本発明は、分配フレームのオプティカルフ
ァイバのレース路の後側に隣接して取付けるためのオプ
ティカルファイバスプライスハウジングに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】オプティカルファイバ
は、銅線と比較して、電気通信信号や他のデータを伝送
するのに、益々好まれている。一旦特定の高密度の用途
に使用されると、オプティカルファイバのネットワーク
網は、大学のキャンパスやビジネス現場のような一群の
近くの建物の間で信号伝送を行う、いわゆる“プレミス
・マーケット(premises market )”において、或いは
電話システム、コンピュータネットワーク、および他の
このようなオフィスシステムの建物内での接続において
さえ、益々利用される。分配フレームとしても知られる
オプティカルファイバ接続装置は、多数のオプティカル
ファイバの相互接続又はクロス接続が必要とされる箇
所、たとえば多数の独立したファイバを有するオプティ
カルファイバケーブルが建物のコンピュータネットワー
クに入る箇所で使用される。多くの建物では空間が制限
されるため、接続装置は、出来るだけ小さな空間で多数
の独立したファイバの相互接続を可能にすることが望ま
しく、かくして高“密度”の接続が必要とされる。技術
者が接続装置および関連したオプティカルファイバを据
え付ける作業を出来るだけ簡単にすることも望ましい。
【0003】典型的な分配フレームは、ファイバオプテ
ィックアダプタの列が取付けられた平らなパネルである
少なくとも1つのオプティカルファイバコネクタハウジ
ング(パッチパネルとも呼ばれる)を有する。各アダプ
タは、特別に作られたコネクタターミナル(単にコネク
タとも呼ばれる)をアダプタの両端部に繋ぐことによっ
て、2つのオプティカルファイバの相互接続を可能にす
る。次いで、個々のファイバを、パネルの頂部、底部、
および側部を通し、かくして、個々のファイバのルーチ
ングとトレーシングが技術者にとって難しすぎることな
しに、多数のコネクタを小さなパッチパネルへの嵌合を
可能にする。アダプタに通じるオプティカルファイバを
保護するため、キャビネット又はハウジングにパッチパ
ネルを取付けることができる。ハウジングは通常、支持
フレーム又はラックに取付けるようになっている。水平
なレース路は、オプティカルファイバをラック取付け設
備に又はラック取付け設備から通すための別のありふれ
たハードウェアである。レース路は典型的には、ファイ
バをコネクタパネルの頂部又は底部から通し或いは頂部
又は底部内に通すことができるように、頂部及び/又は
底部に沿って、開口を有している。後側にハウジングが
取付けられていないパッチパネルとともに使用すると、
コネクタパネルの後側に供給するファイバがレース路の
後側に沿って通されるように、レース路を両側に設ける
ことができる。しかしながら、オプティカルファイバコ
ネクタのコネクタパネルハウジングについてしばしば生
ずるように、コネクタパネルが、ハウジングの遠方端部
のところでハウジングに入るためファイバを必要とする
後側にハウジングを有する場合には、ハウジング内に又
はハウジングからファイバを通すため、レース路の後側
を使用することができず、レース路の後方の空間は、使
用不能な“デッド”スペースになる。
【0004】オプティカルファイバ分配システムの別の
観点は、ケーブルにおいてオプティカルファイバの接続
化を伴う。多くの個々のファイバを有するファイバケー
ブルをコネクタパネルによって接続しようとするときに
は、まず、コネクタパネルに適合するコネクタを、各フ
ァイバの終端に設けなければならない。現在、2つの方
法のうち1つは、このようなケーブルの終端を使用して
いる。第1の方法は、直接的な接続化である。この方法
は、ケーブルの端部に至るファイバの端部に、コネクタ
を直接取付けることを必要としている。この方法は、不
変的な光学性能を有する接続を得るため、熟練と特殊な
設備を必要としている。第2の通常使用される接続化方
法は、スプライシングとして知られている。この方法
は、ケーブルから案内されるファイバの端部への工場取
付けコネクタを有するファイバ接続用銅線のスプライシ
ングを伴う。スプライスされた接続用銅線の使用は、全
てのコネクタが不変的な光学性能を有することを保証す
る。しかしながら、スプライシング方法は、ケーブルと
接続用銅線との間にスプライス接合部を保持し保護する
ための典型的には小さな矩形のユニットであるスプライ
シングトレイの使用を伴う。このスプライシング方法が
使用されると、典型的には、分配フレームの別体のハウ
ジングを配置してスプライストレイを保持しなければな
らないか、或いはコネクタパネルハウジングに或る程度
の内部空間を配置してスプライストレイを収容しなけれ
ばならない。たとえば、米国特許第4,708,430
号および同第5,093,885号は、ハウジングの内
部にスプライストレイが配置されたオプティカルファイ
バコネクタパネルハウジングを記載している。いずれの
場合においても、スプライシングを達成するため、貴重
なフレーム空間を使用しなければならない。したがっ
て、分配フレームにおいてスプライストレイを取付け、
同時に分配フレームにおいて付加的な垂直空間を利用せ
ず、コネクタパネルハウジングの内部に空間を占有しな
い、オプティカルファイバスプライスハウジングに対す
る要請がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の或る観点によれ
ば、オプティカルファイバケーブルを相互接続するため
の少なくとも1つのコネクタハウジングを有するファイ
バ分配フレームが提供される。コネクタハウジングは、
略箱形であり、前方に向いた頂部、底部、および前側
と、後方に向いた後側とを有する。コネクタハウジング
は、前側と後側との間に構成された深さを有する。水平
なレース路が、少なくとも1つのコネクタハウジングの
頂部又は底部に沿って取付けられている。レース路は、
レース路に沿って通されるケーブルを管理するため、前
方に向いた頂部、底部、および前側と、頂部、底部、お
よび前側と対向した後側とを有する。少なくとも1つの
レース路は、前側と後側との間に構成された深さを有
し、レース路の深さは、少なくとも1つのコネクタハウ
ジングの深さ以下である。レース路の後側は、コネクタ
ハウジングの後側の前方に配置されている。レース路
は、頂部と底部との間に構成された高さを有する。スプ
ライス又は他の接続体を、水平なレース路の後方にこれ
と略同一平面に取付けられたコネクタハウジングの後側
から出て行くケーブルに収容するためのスプライスハウ
ジングを備えている。スプライスハウジングは、レース
路の高さと実質的に同じ高さを有し、全体としてレース
路の後側からコネクタハウジングの後側までの距離延び
るような深さを有する。それ故、本発明は、空間を犠牲
にすることなしに、レース路とスプライスハウジングの
使用を兼ね備えている。
【0006】本発明の或る観点によれば、レース路部材
を有する型式のオプティカルファイバレース路ユニット
に隣接して取付けるためのオプティカルファイバスプラ
イスハウジングが提供され、前記レース路部材が、レー
ス路高さおよびレース路幅を構成する前側と、前側に取
付けられた複数のケーブル管理ブラケットと、後側とを
有する。スプライスハウジングは、キャビネット高さお
よびキャビネット幅を構成する前端部と、後部に向いた
開口を構成する後端部とをもつキャビネットを備えてい
る。キャビネットの前端部は、レース路ユニットの後側
に連結されるようになっている。キャビネット高さは、
レース路高さ以下であり、キャビネット幅は、レース路
幅以下である。少なくとも1つのオプティカルファイバ
スプライストレイをキャビネット内に解放可能に取付け
るためのスプライストレイシェルフが設けられている。
かくして、スプライスハウジングは、フレームおいて付
加的な垂直空間を使用することなしに、レース路の後側
に隣接して分配フレームに取付けられる。スプライスハ
ウジングに取付けられたスプライストレイへの接近は、
キャビネットの後部に面した開口を介して行われる。こ
の観点の好ましい実施の形態では、スプライストレイシ
ェルフが、複数のファイバオプティックスプライストレ
イを取付けるようになっている。
【0007】本発明の別の観点では、スプライスハウジ
ングは更に、スプライストレイシェルフに隣接してキャ
ビネットに取付けられたゆるみ保管スプールを更に備え
ている。本発明の別の観点では、スプライスハウジング
は更に、キャビネットの後端部に回動可能に取付けら
れ、キャビネットの後部に向いた開口を囲むためのドア
と、キャビネットに形成され、オプティカルファイバを
通すための少なくとも1つの開口とを更に備えている。
本発明の別の観点では、スプライスハウジングは更に、
スプライストレイシェルフに取付けられた引出しを備え
ている。引出しは、引出しをキャビネットの後部に面し
た開口から水平方向に引っ張り出すことができるよう
に、キャビネット内に摺動可能に取付けられている。ス
プライストレイシェルフへの接近は、キャビネットから
引出しを引っ張り出したとき、高められる。この観点の
より好ましい実施の形態では、スプライスハウジングは
更に、キャビネットの後部に向いた開口から引出しが引
っ張り出されたとき、引出しの後方運動を阻止するため
の止め部材を備えている。この観点の更に別の好ましい
実施の形態では、スプライスハウジングは更に、引出し
がキャビネットから引き出されないとき、キャビネット
の後部に面した開口を囲むため、引出しの後縁部に回動
可能に取付けられたドアと、オプティカルファイバを通
すように、キャビネットに形成された少なくとも1つの
開口とを備えている。
【0008】本発明の更に別の観点によれば、オプティ
カルファイバスプライスハウジングおよびレース路のユ
ニットが提供される。このユニットは、分配フレームに
取付けるようになったレース路部材と、スプライスハウ
ジング部材とを備え、スプライスハウジング部材は、キ
ャビネットと、キャビネットに少なくとも1つのオプテ
ィカルファイバスプライストレイを解放可能に取付ける
ためのスプライストレイシェルフとを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、全体を通じて同じ参照符号
が同じ又は対応する部分を表している図面を参照する
と、本発明の1つの実施の形態をなすオプティカルファ
イバスプライスハウジングが示されている。まず図1を
参照すると、本発明のオプティカルファイバスプライス
ハウジングを備えたファイバオプティック分配センタ2
0の正面図が示されている。典型的な分配センタ20
は、「ベイ」とも呼ばれる、1以上の垂直設備スタック
22を備えており、垂直設備スタック22は各々、垂直
フレーム部材24によって支持されている幾つかの構成
要素を有している。フレーム部材24を壁に取付けても
よく、フロアに自立させてもよい。図1に示される分配
設備は、2つの設備ベイ22を備えているが、使用され
るベイの数が、分配設備に必要とされる接続部の数で決
まることは容易に分かるであろう。図1に示されるよう
に、多数の隣接するベイが使用されるとき、ケーブルの
管理を更に助けるため、ベイ22間にインターベイ保管
ユニット25を配置してもよい。
【0010】依然として図1を参照すると、各設備ベイ
22は典型的には、パッチパネルとしても知られる少な
くとも1つのオプティカルファイバコネクタハウジング
26と、各コネクタハウジング26の上方に隣接して位
置決めされた少なくとも1つの水平なレース路28とを
有している。図1に示される分配設備では、各設備ベイ
22は、2つのコネクタハウジング26と、2つの水平
なレース路28とを有している。コネクタパネル26a
(図示の目的のため、ドアが取り外されている)に最も
良く示されるように、各コネクタハウジング26は、コ
ネクタパネル30を有しており、コネクタパネル30
は、コネクタパネル30の前側のところの個々のオプテ
ィカルファイバ32を、コネクタパネル30の後側のと
ころの他のオプティカルファイバ(図示せず)に接続す
る。コネクタハウジング26は更に、オプティカルファ
イバ32のコネクタハウジング26の方へのルーチング
を容易にするため、コネクタパネルの下方に位置決めさ
れたケーブル管理ブラケット34を有している。水平な
レース路28a(図示の目的のため、前カバーが取り外
されている)に最も良く示されるように、水平なレース
路28aは各々、コネクタハウジング26の頂部を通り
レース路28に沿ったコネクタパネル30からのオプテ
ィカルファイバ32のルーチングを容易にするため、ケ
ーブル管理ブラケット36を有している。各コネクタハ
ウジング26からのオプティカルファイバ32を、水平
なレース路28とインターベイ保管ユニット25を介し
て、分配設備の他のコネクタハウジング26、又は使用
者の設備の他の部分と相互接続するためオプティカルケ
ーブルに接続することができる。オプティカルファイバ
の据え付け又は維持の後、過剰な曲げ、過剰な引張りに
よる損傷、或いは外部環境からの物理的損傷から保護す
るため、ドア36(ハウジング26bに最も良く示され
ている)が、各コネクタハウジング26の前方ケーブル
領域の上で閉められる。同様に、接続されたオプティカ
ルファイバを更に保護するため、保護カバー38が、水
平なレース路28(水平なレース路28bに最も良く示
されている)に付けられる。
【0011】図1に示される分配フレーム22では、コ
ネクタハウジング26とレース路ユニット28は、図示
されるように、全体垂直高さHc と全体水平幅Wc を有
している。ファイバ接続化に関するスプライシング方法
を使用するとき、スプライストレイユニットのために保
管空間を設けることが必要である。スプライストレイユ
ニットのためにこのような空間を設けるため、分配フレ
ームに別個のスプライストレイハウジングを設けること
が知られているが、これは、分配フレームのH c とWc
を増加させる。また、スプライストレイユニットのため
に保管空間を設けるため、コネクタパネルハウジング内
に空間を配置することも知られているが、これは、ファ
イバのルーチングに通常とって置かれる空間を占有し、
かくしてパッチパネルに利用されるファイバ密度を減少
させる。多くの建物での据え付けでは空間が限定されて
いるので、Hc とWc を最小にするのが望ましく、ま
た、大きなファイバ接続密度を可能とするように、目立
たないファイバルーチング空間を備えたコネクタパネル
ハウジングを提供するのが望ましい。本発明は、分配フ
レームにおいて付加的な垂直又は水平空間を利用するこ
となしに、かつ、コネクタパネルハウジングの内部に空
間を占有することなしに、分配フレームにスプライスト
レイの保管を可能にする装置を提供する。
【0012】次に図2を参照すると、従来のオプティカ
ルファイバのレース路ユニット28が示されている。レ
ース路ユニット28は、分配フレーム(図示せず)に取
付けるようになったレース路部材40を有している。図
2に示されるレース路ユニット28は、レース路ユニッ
トを分配フレームに取付けるための取付けフランジ44
に形成された複数の取付け孔42を有しているが、他の
取付け手段も公知である。レース路部材40は更に、レ
ース路高さHR とレース路幅WR を構成する前側46を
有している。複数のケーブル管理ブラケット35が、レ
ース路部材40の前側46に取付けられている。各ブラ
ケット35は、各ブラケットによって構成されたケーブ
ルルーチング領域48内へのオプティカルファイバ(破
線で示されている)の位置決めを容易にするため、スロ
ット47を有している。レース路部材40は更に、ケー
ブル管理ブラケット35から遠去かる方に面する後側5
0を備え、一般に分配フレームの後側からのみ接近でき
る。レース路ユニット28の後側50がブラケット又は
他のケーブル管理装置を有しないとき、デッドスペース
52(破線で示されている)が、レース路ユニットの後
方に存在する。上述のように、ケーブル管理ブラケット
35を通るファイバ32を更に保護するために、レース
路ユニット28にカバー38を設けてもよい。図2に示
される実施の形態では、カバー38は、1以上のケーブ
ル管理ブラケット35に形成されたコネクタ孔56と相
互接続するコネクタピン54によって、ケーブル管理ブ
ラケット35に解放可能に取付けられている。カバー3
8の使用は好ましいが、任意的なものである。
【0013】次に図3を参照すると、上述のように、水
平なレース路ユニット28の後方に位置決めされた、本
発明の1つの観点によるオプティカルファイバスプライ
スハウジング58の背面斜視図が示されている。スプラ
イスハウジング58は、キャビネット60を備え、キャ
ビネット60は、キャビネット高さHS およびキャビネ
ット幅WS を構成する前端部62と、後部に向いた開口
66を構成する後端部64とを有している。キャビネッ
ト60の前端部62は、レース路ユニット28の後側5
0に隣接して分配フレーム(図示せず)に接続するよう
になっている。図示されている実施の形態では、スプラ
イスハウジング58は、キャビネット60の前端部62
に連結された取付けフランジ70に形成された取付け孔
68を有している。かくして、2つの方法のうち一方
で、ハウジング58をレース路ユニット28に隣接して
分配フレームに連結することができる。第1に、取付け
フランジ44の取付け孔42に通したファスナ(図示せ
ず)を使用して、レース路ユニット28を分配フレーム
部材の前側に取付け、取付けフランジ70の取付け孔6
8に通した付加的なファスナ(図示せず)を使用して、
スプライスハウジング58を分配フレーム部材の後側に
取付けることができる。或いは、各ユニットの取付け孔
68、42を整列させ、ユニット58、28を一緒に分
配フレーム部材に保持するように1組のファスナ(図示
せず)を使用することによって、スプライスハウジング
58とレース路ユニット28の両方を、分配フレーム部
材の前側に取付けてもよい。キャビネット60のキャビ
ネット高さHS は、レース路部材28のレース路高さH
R 以下であり、キャビネット60のキャビネット幅WS
は、レース路部材28のレース路幅WR 以下である。し
たがって、スプライスハウジング58は、分配フレーム
の後側の余分の空間であるデッドゾーン52(図2に最
も良く示されている)に嵌まり込む。依然として図3を
参照すると、スプライスハウジング58は更に、少なく
とも1つのオプティカルファイバスプライストレイ74
をキャビネット60に解放可能に取付けるためのスプラ
イストレイシェルフ72を備えている。本発明によるス
プライスハウジング58は、フレームに付加的な垂直空
間を使用することなしに、レース路ユニット28の後側
50に隣接して分配フレームに連結することができる。
スプライストレイシェルフ72に取付けられたスプライ
ストレイ74への接近は、キャビネット60の後部に向
いた開口66を介して行われる。本発明の空間節約性
は、プレミス・マーケットに使用される分配フレームに
特に有用なものである。何故ならば、分配フレームに付
加的な垂直空間を必要とせず、同時にスプライストレイ
の保管に供するためコネクタパネルハウジング内に空間
を必要としないからである。
【0014】次に図4および図5を参照すると、本発明
の別の観点によれば、オプティカルファイバスプライス
ハウジングおよびレース路ユニット80が、示されてい
る。スプライスハウジングおよびレース路ユニット80
は、レース路部材82と、スプライスハウジング部材8
4とを備え、分配フレームに取付けるようになってい
る。レース路部材82を有する大多数の要素が、上述の
スタンドアローン式のレース路ユニット28の同じ参照
符号の要素と同様であり、スプライスハウジング部材8
4の大多数の要素が、上述のスタンドアローン式のスプ
ライスハウジングユニット58の同じ参照符号の要素と
同一であることが容易に明らかである。かくして、本発
明の付加的な実施の形態に関する以下の説明は一般に、
特記なき限り、スタンドアローン式のスプライスハウジ
ングユニットの観点と、スプライスハウジングとレース
路の結合ユニットの観点の両方に適用できる。
【0015】次に図3〜図5を参照すると、本発明の好
ましい実施の形態では、スプライストレイシェルフ72
は、複数のオプティックスプライスを取付けるようにな
っている。(図5に最も良く示される)この実施の形態
では、スプライストレイシェルフ72は、複数の支持要
素86を備え、支持要素86は、間にスプライストレイ
74を保持するためのトレイ隙間88を形成するよう
に、互いに略平行に間隔を隔てられている。この実施の
形態では、5つの支持要素86が設けられ4つの隙間8
8を形成しており、隙間88のうち3つは、空の状態で
図示されており、隙間88のうち1つは、図5において
スプライストレイ74を保持するものとして示されてい
る。さらに、スプライストレイに至るファイバの固有の
機械的なバネ性状がスプライストレイ74をスプライス
トレイシェルフ72から外すことがあるので、スプライ
ストレイの意図しない運動を阻止するため、保持装置9
0を設けることができる。図示されている実施の形態で
は、保持装置90は、(商品名ベルクロとして販売され
ているような)フック・ループ材料のストラップ92を
備えており、ストラップ92を、適合可能なフック・ル
ープ材料のラッチ94に付け、これによりスプライスト
レイ74への接近が必要とされるとき、ストラップ92
をラッチ94から外し、管理維持活動が完了すると、再
係合させてスプライストレイを固定することができる。
【0016】依然として図3〜図5を参照すると、スプ
ライストレイに通されるファイバのルーチングとゆるみ
の保管を助けるため、スプライストレイシェルフ72に
隣接してキャビネット60にゆるみ保管装置96を設け
ることができる。図3に示される実施の形態では、ゆる
み保管装置96は、スプライストレイシェルフ72に隣
接して上方に配置されている保管プラットフォーム10
0に取付けられた一対の保管スプール98を備えてい
る。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなし
に、他の形体の公知のゆるみ保管装置96を使用しても
よい。次に図4を参照すると、ファイバとスプライスト
レイの安全性と保護を増大させるため、キャビネット6
0は更に、後部に向いた開口66およびオプティカルフ
ァイバ32を通すためキャビネットに形成された少なく
とも1つの開口104を囲むように、後端部64に回動
可能に取付けられたドア102を備えている。図示され
ている実施の形態では、ドア102は、ヒンジ103に
よってキャビネット60に連結されており、閉鎖位置に
おいてドアを固定するためのラッチ機構108を更に備
えている。ラッチ機構108は好ましいが、任意的なも
のである。オプティカルファイバ32を通すため、多数
の形体を有する開口をキャビネット60に形成すること
ができる。図3に最も良く示されるように、これらは、
キャビネット60の側部に形成された開口104を有
し、これにより入って来るファイバ32cをゆるみ保管
装置96に有利に通すことができる。図5に最も良く示
されるように、キャビネット60は更に、底部に形成さ
れた開口106を有し、これにより出て行くファイバを
コネクタパネルハウジングに隣接して下方に通すことが
できる。図3および図4に最も良く示されるように、キ
ャビネット60は更に、必要な場合にファイバの都合の
良いルーチングを行うための付加的な開口を形成するオ
プションを使用者に与えるため、頂部に突出パネル11
0を形成してもよい。
【0017】再び図3および図5を参照すると、スプラ
イスハウジングの観点とスプライスハウジングおよびレ
ース路ユニットの観点の両方に適用できる本発明の別の
実施の形態では、スプライスハウジングキャビネット6
0は更に、引出し112を備えており、引出し112に
は、スプライストレイシェルフ72が取付けられてい
る。引出し112は、後部に向いた開口6から水平方向
に引っ張り出し、スプライストレイシェルフ72および
これに取付けられたスプライストレイ74への接近を高
めることができるように、キャビネット60内に摺動可
能に取付けられている。引出し112は、(図3に最も
良く示されるように)レール部材114又は公知の他の
機構によって、キャビネット60に摺動可能に取付けら
れている。キャビネット60の後部に面する開口から引
出しを引っ張り出すとき、引出し112の後方運動を阻
止するため、キャビネット60に止め部材(図示せず)
を設けてもよい。より好ましい実施の形態では、ドア1
02が、引出し112がキャビネット60から引っ張り
出されないとき、後部に向いた開口66を囲むように、
引出し112の後縁部116に回動可能に取付けられて
おり、オプティカルファイバ32が通るように、少なく
とも1つの開口がキャビネットに形成されている。
【0018】図3に示される実施の形態では、(図5に
最も良く示されるように)側部開口104と底部開口1
06に加えて、引出し112が使用されるとき、引出し
をキャビネットから引き出すか否かにかかわらずオプテ
ィカルファイバ32を通すため、付加的な開口107を
引出し112に形成することができる。図3では、出て
行くファイバ32dは、スプライスハウジング58の下
方に位置決めされた設備への有利なルーチングのため、
引出し112の開口107を通された状態で示されてい
る。添付図面を参照して本発明の幾つかの実施の形態を
説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態には限定
されず、本発明の範囲と精神から逸脱することなしに、
多くの再構成、変形、及び部品や要素の交換をすること
ができるが、理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態によるオプティカル
ファイバスプライスハウジングを有するオプティカルフ
ァイバ分配設備の概略正面図である。
【図2】従来技術のオプティカルファイバレース路ユニ
ットの部分分解正面斜視図である。
【図3】本発明の1の観点によるオプティカルファイバ
スプライスハウジングとレース路ユニットの背面斜視図
である。
【図4】本発明の別の実施の形態によるオプティカルフ
ァイバスプライスハウジングとレース路ユニットの背面
斜視図である。
【図5】図4の線5−5に沿った、図4のオプティカル
ファイバスプライスハウジングとレース路ユニットの断
面図である。
【符号の説明】
20 分配センタ 26 オプティカルファイバコネクタハウジング 28 レース路 30 コネクタパネル 35 ケーブル管理ブラケット 36 ドア 40 レース路部材 58 オプティカルファイバスプライスハウジング 60 キャビネット 74 スプライストレイ
フロントページの続き (72)発明者 ロバート ダブリュー デニス アメリカ合衆国 テキサス州 76117 ホ ールトム ジェーン アン 5821

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オプティカルファイバスプライスハウジ
    ングおよびレース路ユニットであって、(a)分配フレ
    ームに取付けるようになったレース路部材を備え、該レ
    ース路部材が、レース路高さおよびレース路幅を構成す
    る前側と、前側に取付けられたケーブル管理ブラケット
    と、後側とを有し、(b)スプライスハウジング部材を
    備え、該スプライスハウジング部材が、 (i)キャビネット高さおよびキャビネット幅を構成す
    る前端部と、後部に向いた開口を構成する後端部とをも
    つキャビネットを有し、キャビネットの前端部が、レー
    ス路ユニットの後側に連結され、キャビネット高さが、
    レース路高さ以下であり、キャビネット幅が、レース路
    幅以下であり、 (ii)少なくとも1つのオプティカルファイバスプライ
    ストレイをキャビネット内に解放可能に取付けるための
    スプライストレイシェルフを有し、これにより、オプテ
    ィカルファイバスプライスハウジングおよびレース路ユ
    ニットが、分配フレームに取付けられ、スプライストレ
    イシェルフに取付けられたスプライストレイへの接近
    が、キャビネットの後部に面した開口を介して行われる
    ことを特徴とするオプティカルファイバスプライスハウ
    ジングおよびレース路ユニット。
  2. 【請求項2】 スプライストレイシェルフに隣接してキ
    ャビネットに取付けられたゆるみ保管スプールを更に備
    えていることを特徴とする請求項1に記載のオプティカ
    ルファイバスプライスハウジングおよびレース路ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 キャビネットの後端部に回動可能に取付
    けられ、キャビネットの後部に向いた開口を囲むための
    ドアと、キャビネットに形成され、オプティカルファイ
    バを通すための少なくとも1つの開口とを更に備えてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のオプティカルファ
    イバスプライスハウジングおよびレース路ユニット。
  4. 【請求項4】 スプライストレイシェルフに取付けられ
    た引出しを更に備え、該引出しが、引出しをキャビネッ
    トの後部に面した開口から水平方向に引っ張り出し、こ
    れによりスプライストレイシェルフへの接近を高めるこ
    とができるように、キャビネット内に摺動可能に取付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のオプティ
    カルファイバスプライスハウジングおよびレース路ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 ファイバ分配フレームであって、(a)
    オプティカルファイバケーブルを相互接続するための少
    なくとも1つの略箱形のコネクタハウジングを備え、該
    コネクタハウジングが、前方に向いた頂部、底部、およ
    び前側と、後方に向いた後側とを有し、少なくとも1つ
    のコネクタハウジングが、前側と後側との間に構成され
    た深さを有し、(b)少なくとも1つのコネクタハウジ
    ングのうち少なくとも1つの頂部又は底部に沿って取付
    けられた水平なレース路を備え、該レース路が、レース
    路に沿って通されるケーブルを管理するため、前方に向
    いた頂部、底部、および前側と、頂部、底部、および前
    側と対向した後側とを有し、少なくとも1つのレース路
    が、前側と後側との間に構成された深さを有し、レース
    路の深さが、少なくとも1つのコネクタハウジングの深
    さ以下であり、レース路の後側が、コネクタハウジング
    の後側の前方に配置されており、レース路が、頂部と底
    部との間に構成された高さを有し、(c)スプライス又
    は他の接続体を、水平なレース路の後方にこれと略同一
    平面に取付けられたコネクタハウジングの後側から出て
    行くケーブルに収容するためのスプライスハウジングを
    備え、該スプライスハウジングが、レース路の高さと実
    質的に同じ高さを有し、全体としてレース路の後側から
    コネクタハウジングの後側までの距離延びるような深さ
    を有していることを特徴とするファイバ分配フレーム。
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